2006年03月27日

焼豚の夢

私はついに、勝った。
国家権力よ、速やかに私を絞首せよ!
もし、あなたがたが……
私のような大逆犯人の
出ることを欲せず
現在社会の維持と繁栄を望むなら
誤まてる権力の行使を改め
万民平等の実現に努力するがよい
さもなければ、
私は七度生まれかわって
大逆をくりかえすであろう。
(裁判記録から削除されたと
推定される、大助最後の陳述)


のっけからスゴイですけど、これは虎の門事件の「テロリスト」難波大助君ですね。1923年12月27日に当時「摂政宮殿下」というから後の昭和天皇だけど、こいつを路上で射殺しようとして果たせず、そのまま捕まって翌年の11月13日死刑判決を受けて、こういうことを言ったらしいのですけど、「削除されたと推定される」ということは結局どんなもんだったのか、まあ「革命万歳」くらいは言ったらしいのですが、やっぱり削除されちゃうんですね。

もっと昔は切支丹なんかよく死刑にしたもんですけど、あの人たちは人間が出来ているというかなんというか、嬉々として死んでいく、磔にすればキリストと同じだといって喜ぶ、火あぶりにすれば時間をかけるもんだから、その間にあるいは祈祷を唱え、あるいは群集に説教をなす、その様に見物が感動して入信してしまうという状態だったらしいのです。

とかく裁判だの公開処刑だのというものはかようにして最後に自ら所信を表明したりなんかして、それがまた伝説のように語り継がれたりするもんですから、犯罪者の性質によっては大いに問題ありですね。その点、麻原こと松本氏は、まあヤケになった豚のようなもので、その思想においても行動においても切支丹諸君や難波大助君とは比べるべくもありませんが、仮に焼豚にせよ近頃日本では珍しく一応は「テロ」のようなことをして、疑似国家の玩具みたいな体制を作ってみたり、なんだかヤバいことの首謀者だったという、大変危険な人間なわけなものが、裁判ではボンヤリ、半睡半醒の夢見心地のうちに推移していたといいます。これなら法廷で説教したり万歳したりする心配もありません。まあ、仮に説法などをしたところでどうも僕なんかが心酔するというわけにはいかなような難儀なことを言い出すに違いないのですが。

どんなことを言い出すことになるにしても、言えないのか言わないのか知る由もありませんが、かなり強引に、しかも明日は控訴趣意書が出るという矢先にあわてて控訴棄却したようで、これで一審死刑判決確定ということになるとしても、松本氏の場合はおそらく、みんなが忘れた頃に他の人なんかとまぜて執行してしまうんでしょうな。その時まであんな具合にだらだらして、夢見心地のまま殺されてしまうのでしょう。

オウム松本被告の控訴棄却、訴訟能力を認定
 地下鉄サリン、松本サリン、坂本堤弁護士一家殺害など13事件で、殺人罪などに問われ、1審で死刑判決を受けたオウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫被告(51)の控訴審で、東京高裁(須田賢裁判長)は27日、松本被告に訴訟能力があると認め、弁護側が期限までに控訴趣意書を提出しなかったことを理由に、公判手続きを打ち切る異例の控訴棄却の決定をした。
 弁護側は今後、同高裁に異議を申し立てる方針。認められない場合、最高裁に特別抗告することができるが、今回の高裁判断は覆らないとの見方が法曹界では強く、公判審理を経ずに、松本被告の死刑が確定する公算が大きくなった。
 刑事訴訟法は、提出期限までに控訴趣意書が提出されなかった場合、「やむを得ない事情」がある時を除き、決定で控訴棄却しなければならないと定めている。
 決定は、弁護人が昨年8月末の提出期限日に趣意書を持参したにもかかわらず提出を拒否したことについて、「弁護人は、趣意書が完成し、提出できる状態なのに、あえて提出しない道を選んだ」と指摘。「被告から公判審理を受ける機会を奪う恐れをもたらし、被告の権利を擁護する弁護士の職責から見て、極めて問題がある」と非難した。
 そのうえで今後の控訴趣意書提出について、「これまでの経過から、直ちに提出したとしても、やむを得ない事情がないのは明らか」と述べ、期限経過後の提出は認められないと判断した。
 弁護側は「松本被告に訴訟能力はない」として公判手続きの停止を求めていたため、決定はさらに松本被告の訴訟能力について検討。1996年10月の公判で、元教団幹部に対する証人尋問を、松本被告の意思に反して弁護人が行ったことをきっかけに、弁護人に不信感を持つようになったと見て、沈黙を続ける松本被告について、「話す能力があるのに、弁護人と意思疎通をしない態度を貫いた」と認定した。
 そのうえで、松本被告が2004年2月の東京地裁での死刑判決直後、東京拘置所で「ちくしょう」などと叫んでいることから、「重大判決を受けたことを認識しており、拘禁による精神病を発病したとは認められない」として、現在も、訴訟能力は失われていないと結論付けた。
 松本被告の訴訟能力を巡っては、2月20日に同高裁の鑑定依頼を受けた西山詮(あきら)医師が「訴訟能力はある」とする鑑定書を提出。控訴趣意書の提出を拒んでいた弁護人は今月21日になって方針転換し、28日に趣意書を提出する考えを伝えていた。
 松本被告の弁護人の話「控訴趣意書を提出すると伝えた矢先の決定で文字通りの暴挙。公判を停止して被告を治療すべきであるにもかかわらず、裁判所はすべてを闇の中に葬り去ろうとしている」
 東京高検の笠間治雄次席検事の話「弁護人が正当な理由もないのに、所定の期日までに控訴趣意書を出さなかったのだから、裁判所が控訴を棄却したのは極めて妥当である」
(読売新聞) - 3月27日21時43分更新
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2006年03月24日

学校は死んだ、日本全土に原爆を!

教員むしばむ『君が代神経症』
 公立学校の教員で病気休職、とりわけ極度のストレス障害など精神疾患が増えている。背景として卒業・入学式の「日の丸・君が代」強制が見過ごせない。東京都をはじめ、君が代斉唱を強制する教育行政が、教員らの精神をむしばんでいる側面もある。精神科医の野田正彰・関西学院大学教授が、教員らから聞き取り調査した分析結果から見える実態とは−。 (松井 学)
 
 意見書をまとめて、野田氏は「(精神疾患の多さは)企業なら大問題であり、人事の役員は各職場のマネジメントの総点検を行うに違いない。倒れる社員が続出する企業から、優れた製品もサービスも生まれないからだ。ところが教育行政は教育改革と叫んでいれば、教育意欲の破壊は無視される。不健康のデータは何が起きているか物語って余りある」と指摘する。
3月23日東京新聞


0.4%やそこらの精神疾患など企業では別に問題にしてませんが。休職扱いにしないで辞めさせちゃうから目立たないけどね。「倒れる社員が続出」しない企業の方が珍しいのではないかな。それはともかく記事が長いんですから「実態とは」に興味のある人は東京新聞とかをみていただくこととして、東京都教育委員会では、都立校の卒業・入学式では国歌斉唱の時に起立しなかった教師が職務命令違反として300人以上に処分を下してきましたが、今度は各校校長宛に「適正に児童・生徒を指導することを、教職員に徹底する」ように命令する通達を出してきたということです。生徒も服従させろ、出来なければ校長さんも処分だというわけで、ますます難儀であります。

こういう通達や職務命令に対しては、都立校教員等約400人が原告となって、東京都教育委員会と東京都に対して通達や命令に服従する義務の不在と、服従しなかった場合の処分の無効を事前に確認する予防訴訟を起こしていますが、せっかく掴んだ校長の椅子、無難に勤め上げれば将来の安泰は約束されたようなものでして、あえてそれを棒に振ってまで反抗的な態度を示す校長さんはいないでしょうな。そんなことの出来る奴ならそもそも校長にはなれないのかも知れませんが。今後はなお一層、学校には処分の嵐が吹きまくるでしょう。先生方も神経症になったりして大変です。

しかしそもそも教師という職業は警察官などとの境界が曖昧なものでして、スポーツとしてではなく他人に暴力を振るって許されている数少ない職業の一つです。試合でも何でもないんですからフェアプレーもへったくれもなく、権力体力を背景に遠慮なくポカスカやって良いことになっています。いや、本当はイケナイのかも知れませんが、なに、誰も気にしてません。最初からそのつもりで雇っているんですから君が代でもチリ紙でも暴力でもって強制するのが本来のお仕事です。自民党ではぶん殴りやすいように教育基本法を変えたい意向を示していますから、腕におぼえのある向きは体が鈍るのを防止する意味でもうってつけの職業でしょう。たまに脳味噌があって真面目に物事を考えたりすると病気になっちまいますから、そういう人には向いていません。頭の中には筋肉か腐ったサポーターでも詰めておけば沢山です。シリコンは入れなくても大丈夫です。

学校はそんな連中の巣窟なので、ぶん殴るわけにはいかないような相手にもとんでもない要求をすることがあります。

「政治的発言、被爆者は自粛を」平和推進協の要請に波紋
2006年03月22日12時52分
 長崎市の外郭団体・長崎平和推進協会(推進協)が証言活動をする被爆者に「政治的発言」の自粛を求め、波紋が広がっている。関係者は「言論の自由の侵害だ」と方針撤回を求めるが、推進協は拒んだままだ。
 1枚の文書が発端だった。タイトルは「より良い『被爆体験講話』を行うために」。推進協が1月20日、継承部会に所属する被爆者29人を集めた総会で手渡した。
 「意見が分かれる政治的問題についての発言は慎んでいただきたい」と記し、具体例として(1)天皇の戦争責任(2)憲法(9条等)の改正(3)イラクへの自衛隊派遣(4)有事法制(5)原子力発電(6)歴史教育・靖国神社(7)環境・人権など他領域の問題(8)一般に不確定な内容の発言(劣化ウラン弾問題など)の順で示している。
 危機感を抱いた被爆者らがつくった「被爆体験の継承を考える市民の会」は今月13日、推進協に方針の撤回を求めた。
 代表の舟越耿一(ふなこえ・こういち)長崎大教授(60)は「原爆は戦争という時代の中で落とされた。いま日本は戦争への準備を始め、核戦争の脅威も迫る。『政治』を抜きに語れない」。8項目を選んだ理由も不透明だと指摘する。
 推進協によると、以前から被爆者の証言について「話が聞きにくい」「主張が偏っている」という声が、学校などから寄せられていた。丸田徹事務局長(60)は「このままでは話を聞いてもらえなくなるし、中立性を保つことが必要だと考えた。文書は撤回しない」と話す。
 推進協は83年、原水爆禁止運動の分裂をきっかけに官民一体の幅広い組織を目指して生まれた。政治的に意見が違っても、核兵器の廃絶と平和の実現という「最大公約数」で団結しよう。今回の要請はその方針の再確認が狙いだったという。
 だが、推進協の設立に深くかかわった前長崎市長の本島等さん(84)は「一つの価値観への忠誠を強いて戦争へと突き進んだかつての道が現れた」と危機感を示す。
 88年12月に市議会で「(昭和)天皇の戦争責任はあると思う」と発言。90年1月、右翼団体のメンバーに市庁舎前で銃撃されて胸に重傷を負った。「民主主義は少数の意見も尊重し、議論を交わせること。社会全体が言論の自由を軽視するようになるのは心細く、寂しい」
asahi.com


被爆者は伊達や酔狂で被爆しているわけではなくて、被爆するに至った経緯というものがあり、そのへんを説明するとなるとどうしても「天皇の戦争責任」や「靖国神社」や「政治的」の話になってきますが、それを言うなというのです。そういう社会的背景を抜きにすると、被爆体験も火山の噴火や地震に被災するのと変わらなくなってしまいますが、そうしろと。どうもそれが「学校など」の要求らしいのですから、学校もたいしたものです。「意見が分かれる政治的問題」について殴ってでも意見を統一しようというのが学校なら、なるほどそういうことに言及してもらいたくないのも当然ですが、そんなことを言うのなら被爆者などわざわざ呼んでくるには及びません。お気に召す語り手をどっかから調達してくれば良いのです。長崎平和推進協会もそんな意見を気にしてると客に媚びるだけの三流芸人に成り下がるだけですから。

それでもなお被爆者が必要だと言うのならば、学校は自前で被爆者を用意するんですな。とはいうもののありがたいことに被爆者はそう簡単にそこら辺に転がっていません。ましてや学校も教育改革だか経費節減だかで頭の痛い折柄ですから、ここはひとつ兼任ということで、忠良なる校長さんを被爆させればまことに都合の良い「被爆者」が一丁上がりです。生徒は毎週朝礼で被爆者の体験を直接伺うことが出来ます。呼ぶ手間もかかりませんし天皇の戦争責任を追求したりもしません。これは大変便利なので、全国の教育委員会では早速通達を出して校長宅の爆撃にとりかかるはずです。しかし校長の身にもしものことがあるといけませんから、教頭も爆撃しておきましょう。職務命令ですからイヤとは言わせねえ。いやがる奴は殴ってしまえば良いのです。しかしそうなると教頭だってもとは教員、生徒の頭蓋骨を叩き割った腕っぷしはまだ衰えちゃいなかったりするのでどうにも上手くいきません。
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2006年03月23日

栄光の日本野球(拳)の歴史

最初の方は別として、猫などはほんの言い訳程度にしか出て来ない、あるいは一人称の話者として地の文にまぎれてしまっているのが夏目漱石の「我輩は猫である」ですが、これはなにも漱石が自分は猫だと言っているわけです。おはなしは漱石自身を戯画化したとおぼしき胃弱で神経症な珍野苦沙弥先生を中心に展開して漱石は猫となってそれを観察しています。この小説の教訓は猫を飼育するに際して名前をつける必要がないということで、犬ではこうはいきません。保健所に届けないといけないので、その時に名前をきかれて、書類に「ナントカ号」と書かれます。そのときに自分の好きなものの名前、「バーボン」とか「スコッチ」とか言ったりすると、妻が「太陽に吠えろじゃねえだろ!」とすかさずツッコミを入れるわけですが、イヌなんだから「太陽に吠えろ」で構わないではないか。

この「我輩は猫である」の中で苦沙弥先生は自宅近所の某学校の野球部と大戦闘を演じます。野球部は打球でもって先生の領内を空爆し、竹垣を超えて侵攻、ボールあるいは大量破壊兵器を探すとの口実をもって邸内を蹂躙するのです。あまりに五月蝿いので逆上した先生、ひとりの生徒を捕虜にとって捕虜の首を切り落とさんばかりの勢いで学校側と交渉、ボールを探す際には表門から挨拶をした上で来るということで一旦は和平を結んだかにみえましたが、そうなると今度は実に頻繁に、ほとんど一打席ごとに「ボールを取らして下さい」と言いに来る有り様です。これでは煩わしいことには何ら変更がありません。なんでそんなにボールが飛び込むのか、ピッチャーは何をしているのかと思いきや、この野球部は金田なる資本家に操られていたのでした。苦沙弥先生に心理的なダメージを与えるためにわざとボールを先生の家に飛び込ませていたのです。

いい年をした資本家やら学者やらが一体全体なにをやっているのか、なんとも長閑な戦争ですが、「我輩は猫である」は「ドラえもん」の後日談なのかも知れません。ノビ太長じて苦沙弥先生となり、ジャイアンは八百屋を成功させて金満家の金田として登場し、金田には鈴木という手下がいるのですが、これはスネ夫ですな。ドラえもんはポケットが故障したものか、単なる記述する機械に成り下がっていますが。

このように日本野球は資本と結びついた戦争として始まったわけですが、高校野球を敵に回して雄々しく戦った漱石と親交のあった正岡子規はベースボールを「野球」と訳したわけではないことで知られております。しかし彼は野球ファンとして、野球を題材に短歌を詠んだりして文学を通じた野球の普及に貢献したかどで野球殿堂に収容されてしまいました。

子規を出した松山は「坊ちゃん」の舞台でもありますが、そこは野球の盛んな土地であったらしく、「野球拳」は1924年、この地に発祥します。元来は負けた方が服を脱ぐというものではなかったとされていますが、ガス室や南京大虐殺もなかったことにされている昨今のこと、所詮田舎のお座敷芸として始まった野球拳に罰ゲームとして脱衣が加味されたのは間もなくのことであったと想像されても何ら不自然ではありません。あたかも羽子板に墨塗が伴うごとくであります。ともかく松山以外では野球拳というのはジャンケンで負けた方が服を脱ぐのが一般的で、よほどくだけた席でない限り行われていないようですが、以来80年に渡って日本のお座敷をにぎわせてきたのは御承知の通りであります。

しかしなんといっても野球拳の中興の祖はコント55号に他なりません。野球拳発祥から45年の歳月を経て、1969年に日本テレビで放送された「裏番組をぶっとばせ!」において、野球拳はついに公共の財産となったのです。なにしろ当時のアイドルや女優が服を脱ぐのですからたまったものではありません。ちなみにここで「裏番組」と言っているのは戦国時代を題材にしたNHKの大河ドラマなのですが、両番組は激しく視聴率合戦を演じ、その様は川中島の合戦を凌ぐほどであったといいます。

戦国時代とハダカ、どちらも中年男子の大好物でありますが、当事子供だった僕が女性タレントが脱いだ洋服を長い柄のついた籠に入れて販売していたことを記憶しているところをみると、うちのオヤジ殿は裸体美女の方に軍配を挙げた模様です。呆れてものも言えませんが、僕だって同様の判断を下したと断言しうるものがありますし、野球拳の実物などは滅多にお目にかかれるものではありません。今でも僕が野球拳について言及しているのも全くオヤジ殿のおかげであります。現代の若い人の中には野球拳を知らない者もいるということを耳にします。日本の良き伝統は永く伝えたいものです。

しかし心配はいりません。伝統の灯は絶えることがないようです。それが人間の欲望に間違いなく結びついている場合にはですが。

研修先で野球拳、市議全員が報酬減額 長崎・雲仙市
2006年03月11日20時08分
 長崎県雲仙市議会が2月に行った研修旅行で、懇親会の席にコンパニオンの女性を呼び、じゃんけんをして負けたら服を脱ぐ「野球拳」をしていたことが分かった。女性が全裸で酌をするなどの行為があり、市民から批判が集中。市議会は「議会の品位を汚した」として、議員30人全員の報酬カットと、政治倫理条例の早期制定を決めた。
 議会事務局や議員によると、研修旅行は2月9日から1泊2日で、議員30人全員と議会事務局員2人が参加し、熊本県山鹿市議会などを視察。9日夜に山鹿市内の旅館で懇親会を開いた。会の後半に市議数人が舞台でコンパニオンと野球拳を始め、女性の1人が全裸で座席を回って酌をしたという。
 中には服を着るように注意したり、席を立ったりした議員もいたらしい。懇親会は、議員の私費でまかなったと説明している。
 市議会では6日、酒井八洲仁議長が「不適切な行為があった」と報告。だが、野球拳参加者は特定せず、全員で責任を取ることにした。報酬カットは議長、副議長が20%、議員が5%を1カ月。


雲仙市議会の愛国烈士は日本野球拳の伝統を保守すべく熊本まで勇躍わざわざ出掛けていって彼の地の愛国婦人コンパニオンとともに野球拳の儀を古式ゆかしく執り行われたとのことです。愛国婦人の1人はその真情の溢れるままに全裸で酌をして回ったとのことであります。ついでに尺をしたかどうかは定かならずとはいえ、このような危急の際にも「心を1つに」することができなかったらしく、「中には服を着るように注意したり、席を立ったりした議員もいたらしい」とは残念なことではあリますが、酒井議長の英断によってこの愛国的行為は広く国民一般の知悉するところとなったのは大いに賀とすべきでありましょう。国民各位にはこれを機会に大いに野球拳を復興せしめようという気運が盛り上がることと思います。とくに現今行われつつある選抜高校野球出場校のチアリーダー諸君が果たす役割の極めて大なることは申すまでもありません。チラチラしてないで早く脱ぎなさい。
posted by 珍風 at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

日本の野球は世界一ィ!ですか

多くの人に興奮と感動=WBCの日本優勝で−小泉首相
 小泉純一郎首相は22日昼、野球の国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝したことについて「久しぶりに興奮しながらテレビを見ていたが、(プロ野球の)日本シリーズの緊張感と高校野球のひたむきさが重なり合って、多くの人に興奮と感動を与えたのではないか。いい試合だった」とたたえた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 安倍晋三官房長官も同日午前の記者会見で、「久々に国民の心が1つになったのではないか。われわれも王ジャパンのガッツを見習わなければいけない」と述べた。 
(時事通信) - 3月22日14時0分更新


なんか日本が野球で勝ったそうで、おめでたいことであります。しかし僕は野球のことはよく知らないのです。試合の結果については会社で耳にしましたが、どういう性質の試合なのかは知りません。僕以外の国民の心は1つになったそうですが、さらりまんだというのに情けない話です。会社勤めは野球と演歌だ、とオヤジが言っとりました。オヤジは学生時代野球部だったからそっちの方は良いとして、普段はやれマーラーだブルックナーだとやたらと長い曲を聴いていたものが、カラオケの出現以降はツキアイのためにテレビの歌番組を観て歌詞の書き取りにいそしんでいたものでした。もっとも僕はオヤジがカラオケで歌うのを聴いたことありません。他の親戚はよく歌ってましたが。オヤジはカラオケは仕事上の付き合いのためと考えていたようです。しかし「久々に」というのは、オリンピックをやったばかりなんだから、オリンピックの選手に気の毒な言い方です。メダルが少ないと直ぐこれだ。

いったい、コイヌミやあべしは野球が好きなのかどうか知りませんが、コイヌミなどは韓国に勝った時にも何かいい加減なことを言ったようです。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国戦のように二度負けても三度目に勝てばいいと小泉純一郎首相。格差は是か非か−を前半国会から検証した。
 「一度、二度負け組になっても、あきらめちゃいけないね。こういうことがあるんだね」
 WBCで日本の奇跡的な準決勝進出が失点率で決まった十七日夜、首相は感慨深げに語った。予選二次リーグで一勝二敗、あるいは宿敵・韓国に二連敗したことを「二度の負け組」にたとえたのだろう。「あきらめちゃいけない」と力を込めた首相の言葉通り、日本は準決勝で韓国に完勝、決勝にコマを進めた。
(産経新聞) - 3月21日3時27分


野球の方で「負け組」という言葉があるのかどうか、寡聞にして存じませんが、試合の仕組みによっては一度負けたらそれでオシマイ、という場合もあるでしょう。いずれにしてもコイヌミのこのセリフを経済的格差にからめて解釈するのは、野球と戦国時代で何でもかんでも語ってしまう酒場のアホな中年のようで、どうも単純でいけません。だから「格差は是か非か」などといい大人が恥ずかし気もなく書いてしますのです。是だったらほとんどの人間に餓死を迫る極端な富の遍在を肯定しなければならんのか、非だったら全く平等な配分をしなければいかんのか、そもそもこの問題は「是か非か」という設定が出来るものなのか、野球に詳しくない僕の知る由もなかったのです。

そこで例えばYAHOOなどではこんなゲームをしています。

Yahoo!投票
「所得格差が広がっている」と思う人が約8割に。あなたはどちらを選ぶ?
2006年03月20日より 計54633票
つらい思いを耐え忍んで働く高所得 47% 25240 票
好きで楽なことをして働く低所得 54% 29393 票


なのだそうであります。最新の結果は以下で。
http://quizzes.yahoo.co.jp/quizresults.php?poll_id=2459&wv=1

まあケッコー拮抗しているなと思うんでありますが、どちらを選んでも一長一短、低所得ですむ人は楽な方が良いに決まっていますが、家族がいるとかローンがどうとかってお金が必要な人はつらくても高所得でないと困ります。しかし現実には「つらい思いを耐え忍んで働く低所得」がたいていの人の生き方なんですから、なるべくお金が必要になるような事態を避けておいたほうが無難です。病気の家族は適宜処分し、家は売って餓鬼は曲馬団に売り飛ばすのが適当です。

それでアメリカのまわし者とかは、「結果の平等」と「機会の平等」を対立させてさも分かったような口を叩くのが常ですが、僕にはどうもわかんないんですね。そもそも「機会の平等」ということ自体が、イチローと僕に同じバッターボックスに立てと言っているように聞こえるのですが、それはともかく、仮にスタート地点では各人が全く同一の条件で競争を開始するとして、しかしその「スタート地点」なんて実際には存在しないではないか、ということは今日のところは見逃してあげるとしても、そのように開始された競争の結果、次の世代にはもはや格差付けられた環境が条件として与えられてしまうわけで、そうすると仮定的な「スタート地点」以外のどこにも「機会の平等」は存在しえないのではないか。あくまで「機会の平等」を守ろうとするならば、競争者の前の世代において「結果の平等」が実現されていなくてはおかしいことになる。例えば僕は前述のような環境で育ったせいでカラオケが全然歌えないんですが、そのことが僕の所得に影響しているかもしれません。いや、しないかな。

そこで餓鬼を曲馬団に売却して酢を飲ませる、あるいは寒い日は醤油を飲ませるという噂もありますが、それもなかなか良い案かも知れません。「機会の平等」を確保するためには、餓鬼は生まれ次第家族から切り離して、サーカスでなくても良いですがどっかの施設に収容、親子の縁を切らせてあらゆる意味で親の影響から遮断する必要があります。そうでもしなければ「格差」が社会を完全に分断するのに1世代もあれば十分でしょう。平等な競争のために全ての餓鬼を家庭から隔離しましょう。

ともあれ、所得の高低はともかく、競争に勝利した人間の子孫が必ずしも優れた資質を有していないこと、昨今の政治屋連中を見ればおのずと明らかであります。しかし連中も一回旅から旅の地方巡業に連れ回し、テント小屋の片隅に起居させられて酢を飲まされたり象に踏まれたりすれば少しはマトモになるのかもしれませんよ。いや、今だって道化の才能の片鱗を見せない日はないくらいですから、以外とイケルかも。ダメだったら虎に食わせてしまえばいいでしょ。
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2006年03月19日

成人の常識の保護育成と性格の矯正

そういえば少し昔は電車の中でお化粧をしている女性を批難することが流行していたようですが、近頃ではみなさんも慣れてきたのか誰も何も言わなくなりましたね。「教育が悪い」なんて、オジサンたちは言ったものですけど。しかし電車が揺れても目を突いたり口紅がずれたりしないのはたいしたものです。旅芸人みたいでかっこいいです。最近では何でもかんでも「教育が悪い」にしてしまうのがマイブームな人がいましたけど、世の中には確かに教育が行き届かない連中は多いようです。

「少年は重い刑に」が25% 最高裁司法研調査
 殺人事件の被告が少年だった場合、市民の4人に1人が「成人よりも刑を重くするべきだ」と考えている−。最高裁の司法研修所は15日、市民と裁判官を対象に実施した量刑意識に関するアンケート結果を発表、判断のポイントによっては両者に大きな隔たりがあることが明らかになった。
 調査は2009年春までに導入される裁判員制度に向け、量刑の「市民感覚」を探るため実施。全国8都市の市民1000人と刑事裁判官766人が対象となった。 殺人事件を素材とし、39の量刑ポイントについて意見を聞いたところ、多くは傾向が一致したが、はっきり分かれたのは少年事件。裁判官は「成人より刑を軽くする」が90%を超え「重く」はゼロだったが、市民は約半数が「どちらでもない」を、25・4%もの人が「重く」を選択した。将来の更生のため刑を軽くするなどの配慮がある少年法を前提とした「裁判官の常識」が通用しないことが浮き彫りになった。
(共同通信) - 3月15日22時36分更新


一見、少年法の改定を狙ったようないかにもな報道のようにも見受けられますが、しかしそれにしても少年法における「将来の更生のため刑を軽くするなどの配慮」てえもんは「裁判官の常識」なんですかね?なんか「裁判官の常識」なんていうと連中の内輪の決まりごとに過ぎないみたいな言い方じゃないですか。少なくともこれは少年法の理念というべきところでしょう。記者の常識が疑われるところであります。

それにしても少年だからといって成人より重くするというのはどういうことなのか、馬鹿な僕には理解しがたいところであります。一部には成人並みに厳罰化しようという意見はあるかと思いますが、そういう意見ともちょっと違うようです。もっとも刑を重くすればそれだけ刑を回避する動機付けが強くなるのかも知れませんから、犯罪が露見しないように色々と知恵を働かせるようになる、という教育的効果が期待出来る、という考え方もあり得ないものではありません。これこそ生きた教育というものです。しかし考えてみれば刑の軽重によってそれを回避しようとする動機付けの強弱が影響を受けるのかどうか定かではありません。軽い刑だったら受けても良いな、とは誰も思わないのではないでしょうか。

いずれにしても裁判員制度においてはこういう連中に「裁判官の常識」ではなくて「法の常識」をよく叩き込まないといけないんですから大変です。徹底的に教育しなければ、法律も判例も知らないおバカな「市民」の人たちが気分次第でトンデモない判定を下すことになるのは必至であります。もっとも裁判官の中にも「常識」のない御仁はいらっしゃるようですから、大変なのはお互い様ですけど。

 一定の地位にある者が、その地位にあることで得た情報の漏えいが刑罰法令で禁止されているということは、その情報の開示がわが国の法秩序の中で刑事罰を課すほどの違法性の強い行為であることを意味する。取材源秘匿の実質的な根拠を、自由な情報流通に対する公衆の権利に求めたとしても、開示が禁止された情報の流通に公衆が適法な権利を有しているとは解釈できない。
 記者が取材源の開示を命じられると、それ以後は同様の取材源からの協力を得ることが困難になると予想されるが、当面の場合にそのような結果が生じても、刑罰法令違反行為が行われなくなったことを意味し、法秩序の観点からはむしろ歓迎すべき事柄だろう。
 刑罰法令違反行為を犯したことが強く疑われる取材源についての証言拒絶を適法と認めることは、間接的に犯罪行為の隠ぺいに加担し奨励するのに等しい行為。民訴法規定の証言拒絶権を認めることは到底許されない


これがアメリカの健康食品会社に関わる事件で読売新聞記者が取材源の証言を拒否したことについて東京地裁の藤下健裁判官が下した名判決文の一部であります。藤下氏はこのような判断が、政府などの「犯罪行為の隠ぺいに加担し奨励するのに等しい行為」であることに思い至らなかったようです。まあ、さすがに関連事件の他の判決では藤下氏と同主旨のものはなく、この判決は珍判事の珍判決として珍奇なるものを愛でる人々の記憶にのみ止められることになるでしょう。もっとも早く出世しようとして藤下氏なりに目立とうとしただけかも知れませんが。さすがは藤下氏、「噂の真相」を潰しただけのことはあります。

安倍幹事長に謝罪 「噂の真相」最終号
 「記事で名誉を傷つけられた」として、自民党の安倍晋三幹事長が「噂の真相」(東京都新宿区)に1000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟は17日、東京地裁(藤下健裁判長)で和解が成立した。同誌が記事の一部に不正確な記述があったことを認め、最終号となる4月号に「おわび」と題した謝罪広告を掲載する内容。
 問題になったのは同誌03年2月号。「(幹事長の)地元事務所は韓国系パチンコ業者が貸与」「最終目的は武力による北朝鮮殲滅(せんめつ)」などの見出しで「(幹事長は)拉致問題解決を目指しているわけではない」「最終目標は正常化交渉を阻止して北を爆発させ、武力攻撃への道を開くことではないか」などと記載した。
 噂の真相は創刊25周年となる4月号で休刊する。
 安倍幹事長側の小林英明弁護士の話 「おわび」の掲載と雑誌の休刊によって訴訟の目的を達成したと判断した。事実上の勝訴と受け止めている。


まあちょっと昔の事件ですが、この判決が「噂の真相」を休刊に追い込んだというのはもしかすると僕のデマかせかもしれません。もっと前から休刊が決まっていたのではないかと思いました。だから「噂の真相」の休刊は必ずしも藤下氏の手柄とは言えません。それにしても安倍氏側は雑誌を潰して勝ったと大喜びです。さすがに天下のNHKをも意のままに操る大政治家、気に入らぬ雑誌などはぶっ潰してくれると言わんばかりの豪快な勝利宣言には、政治家の常識などは微塵も感じられません。このような人には「性格の矯正」を図るために少年法を適用するのが適当でしょう。
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2006年03月14日

格差を克服する裁判について

御覧の通り僕は背が低いのに猫背、しかも低姿勢ということで三重苦のチビなので、これでかみさんがいて餓鬼までいるんですから奇蹟の人だといってもいいくらいなんですが、今日は本当に寒いです。もう3月だというのに。しかしあったかいのも善し悪しで、例えば温暖な気候で知られるフロリダの方ではその昔、こんな脳天気な研究があったそうです。

>米フロリダ大学などの研究グループは16日、身長が高い人の方が、低い人よりも収入が多い傾向にある ことが判明したとの報告書を応用心理学の研究誌 「Journal of Applied Psychology」に発表した。身長1インチ(2.54センチ)ごとに、年収789ドル(約8万6000円)の差が付いているとも指摘している。
身長が高ければ、上司などの評価が良く、また売上高も伸びる傾向が見られたことから、身長と収入の関係は、販売や経営業務に携わる人々に特に顕著と指 摘。エンジニアや会計士、コンピューターのプログラマーなど社交性の低い職種にも同様の結果がみられたとしている。
身長の高低で出る年収の差異を30年間の期間で計算した場合、数十万ドル単位の違いが出るとも述べて いる。


身長が高いと上司の評価が良いって、良くわかんないですが、まあフロリダですから。アメリカみたいな文明から見放された地域の習慣は我々には奇異に映ることもあります。もっとも日本でも「三高」などという言葉が流行していましたので、野蛮人を笑うことは出来ません。それに今や日本でも、かの国の蛮風を真似る愚か者が幅をきかせていますから、そのうち日本でも身長の格差が経済格差、なんてことにもなりかねませんが、そいつは困ったね。僕が上司ならそんな奴ただではおきませんが、いずれにしてもそういういい加減な「評価」が成果主義的に賃金を決定するのですから笑い事です。

格差社会に言及「主婦欺くな」=詐欺有罪の教材業者に裁判長−札幌地裁
 旅行業務の国家資格取得のための教材を「ほぼ全員が合格している」と偽って販売したとして、詐欺と特定商取引法違反の罪に問われた札幌市の教材販売会社「ネクサス」(清算中)元社長林賢一被告(35)らの判決公判が10日、札幌地裁であった。遠藤和正裁判長は林被告に対し懲役3年、執行猶予5年、罰金300万円(求刑懲役3年6月、罰金300万円)とするなど3人に有罪、法人としての同社に求刑通り罰金300万円を言い渡した。
 遠藤裁判長は判決理由で「犯行は自己中心で巧妙こうかつ」と指摘。最後に「貧富の格差が問題となる中、家計を助けようと必死な主婦に対し、こういう商売を行うのは厳しい非難を免れない。自分のやったことに責任を取って」と語り掛けた。 
(時事通信) - 3月10日13時1分更新


裁判で「格差社会に言及」とは珍しいようですが、この遠藤和正という裁判官、実はちょっとした人気者です。札幌市役所に「爆弾を仕掛けたぞ。10時になったら破裂しちゃうぞ」という愉快な電話を掛けた爺さんに「あまりに年甲斐がない」なんて説教してましたな。年甲斐がないのはイタズラ電話を掛けたことか、本当に爆弾を仕掛けなかったことか、電話で言ったセリフのことか、おそらくこれらの全てでしょう。大人だったら爆弾の一つぐらい都合をつけるものです。

この他にも地元では話題になった、自転車泥棒が脚立にぶつかって倒し、脚立に上っていた人が死んだ事件を担当していたり、おかずを巡る口論から婆さんを殺した81歳の爺さんに懲役7年、妻の浮気相手を刺し殺した奴には懲役8年の実刑判決を下す一方では強姦未遂の警部補には執行猶予をつけるなど、何かと話題性の高い事件を何故か担当しているのが遠藤氏であります。

今回は「格差社会」に言及したということでまた記事のネタになったわけですが、遠藤氏は以前より「格差」問題への意識が強く、ことに「身長」や「体格」の「格差」については、とある有名な裁判で彼の考え方を示しています。

北海道の恵庭市で24歳のOLが焼死体で発見された事件で、遠藤氏はこのOLの32歳の同僚を犯人と認定、懲役16年の実刑判決を下しました。しかしこの事件では、事件と32歳同僚を結び付ける物証はなく、すべてはこの被告が犯人である「可能性を疑わざるを得ない」、「可能性はある」、「可能性は極めて濃厚である」、「ことはできる」、「可能性は高い」、「十分にあり得る」、「であっても矛盾はない」、「なかったとはいえない」、「合理的に説明可能である」、「合理的に推認できる」という遠藤氏の「判断」によって有罪判決に至ったもんです。ちなみに遠藤氏は1審、去年の9月29日に被告側の控訴棄却。

ちなみに探偵小説では、局限された状況の中で、犯人である可能性の高い者が、どんなに不自然にみえてもやはり犯人だったりしますが、それは動機のある者同士とか、アリバイのない者同士とかを比較するという状況においてのことであることが多いのではないと思います。しかしこの事件では、若いOLをどうかして殺そうなんて奴は、チビの中年男を殺そうという人に比べても多いだろうし、とても「局限された状況」とは言えません。探偵ごっこのゲームをやるには不適当な事件です。

ここで不自然に見えるのが、被害者と被告人の体格差なんですが、遠藤氏は「被害者は、被告人より身長で約14センチ、体重で約3キロ上回り、腕力的にも強かったと考えられる」としながらも、「殺害方法や被害者の抵抗次第では、非力な犯人が体力差を克服して無傷で殺害することは十分に可能である」といいます。僕なんかが興味があるのは「非力な犯人が体力差を克服して無傷で殺害する」ための条件、それを可能にする「殺害方法や被害者の抵抗」がいかなるものであったかという点なんですけどね。

その点については遠藤氏は「何らかの方法で首を絞め」としか言ってくれません。僕はその「何らかの方法」が知りたいのですが、教えてくれないのです。おそらく遠藤氏にも、その辺の細かいところは分かっていなかったのでしょう。この、一見不可能に見える犯罪が、いかにして行われたかを明らかにする謎ときこそ、探偵のクライマックスなのですが。

多分遠藤氏は探偵としては素人の域を出ないのでしょう。彼の関心は論理的なものから、心情的なものに移ってしまいます。遠藤氏は、単なる可能性を積み上げることによって、被告人が体格の「格差」にも関わらず犯行を全うしたことにしてしまい、そのことについて「克服」という言葉を使うのです。遠藤氏は被告人に有罪判決を下すことによってチビ女が大女を絞め殺す「可能性」を称讃し、低身長者ヘの応援歌を奏でます。

しかしいかにしてそれが可能か、そのことについて遠藤氏は答えてはくれません。実際のところ、チビでも大男を殺す方法があるのであれば教えてほしいところです。遠藤氏の身長がどのくらいか知りませんが、現実は厳しく、14センチの差は圧倒的です。この「格差」がいかにして逆転されたのか。これを明らかにしてもらいたいというのは僕だけではないでしょう。しかしどうせ遠藤氏にも分からないのだとは思いますし、裁判は上級審に移っていますので彼の手は離れましたが、遠藤氏は責任上、この方法を説明するか、自分よりはるかに体格の優れた相手と戦って勝利をおさめなければなりません。それは「家計を助けようと必死な主婦」やチビ中年を大いに励ますものとなるでしょう。頑張って頂きたいものです。良い子はマネしないように。
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2006年03月13日

単純明解国語辞典

変態の人に「単純明解」と評された安倍氏の「思想」ですが、いやいやそんな単純なもんじゃありません。おっそろしくムズカシイんですから。

安倍氏、教育基本法改正に意欲…損得超す価値教えたい
 安倍官房長官は12日、石川県能美市などで街頭演説し、教育基本法改正について「この国会に(改正案を)提出し、成立させたい」と強い意欲を示した。
 安倍長官は、改正の意義について「損得を超える価値、つまり家族を大切にする、地域のために頑張る、国に貢献することの尊さを教えるための教育改革を行いたい」と強調した。
 現在の教育の問題点としては、「子供が親を殺したり、親が平気で子供を捨てたり、金もうけがすべてという風潮がある。戦後60年間、損得ばかりを価値の基準に置いてきた結果だ」と指摘した。
(読売新聞) - 3月12日21時29分更新


そもそも自民党といえば堀江氏のお父様お兄様のいらっしゃる御実家です。彼らは一握りのエリートですから、ビンボー人には何を叩き込めば良いのか良くご存知です。曰く「損得を超える価値」、しかし得をする場合には言わなくてもそれを大切に思い、大事にするに決まってますから、ここはつまり損害を被っても文句を言わない美しい心がけです。何がビンボー人に損害を与えるかというと、それは家族、地域、そして国家であるとされています。

ところが安倍氏はビンボー人の糞餓鬼が親を殺すと金儲けになると思っているようです。お金持ちのおぼっちゃまならではの勘違いです。そういう御家庭とは違って、ビンボー人の親爺やお袋を殺しても一銭にもなりません。まあ最近起きた事件を折り込んでウケを狙ったものでしょうけど、かえってワケが分からなくなってしまいました。やはり街頭演説というものも、話者の頭の中身によりけりです。この間なんかもあまり理解出来ていないらしい時事ネタをマクラにしてましたが。

安倍官房長官:ライブドア事件は「教育が悪いからだ」
 安倍晋三官房長官は16日夜、東京都内のホテルで、小泉純一郎首相と自民党総務会メンバーらとの会食に同席した。安倍氏はこの中で「ライブドア事件(の原因)は規制緩和と言われるが、教育が悪いからだ。教育は大事で、教育基本法改正案も出したい」と述べ、同方改正案の今国会成立に意欲を示した。
毎日新聞 2006年2月16日 23時13分


ライブドアを自民党が応援したのは学校教育のせいなんだそうです。堀江氏の教育がなってないのは「父親」の責任でしょう。自民党の教育がなってないのは無能な二世三世のせいかも知れませんが、どっちにしろ教育基本法とは無関係かと思います。しかしそこで「教育つながり」で話が脇道にそれるかと思いきやそっちの方が本題なのですからわかりません。難しいですね。そういえば「損得を超える価値」という言い方も難解です。元来「損得」というものは「価値」と極めて近しい意味を持っていて、このような言い方は一見して矛盾しているようにみえます。

「単純明解国語辞典」がないので「大辞林」によれば「価値」とは
(1)物がもっている、何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性。
「―ある品物」「―を損なう」「言及する―もない」
〔幕末までは「価直(かちよく)」が用いられた〕
(2)〔哲〕 善きもの・望ましいものとして認め、その実現を期待するもの。内在的なもの・手段的なものなどにわかれるが、特に、真・善・美など、普遍妥当性をもった理想的・絶対的価値をいう。
(3)〔経〕 商品の価格の背後にあって、それを規定しているもの。その本質・源泉のとらえ方によって客観価値説(労働価値説)と主観価値説(効用価値説)とが対立する。

そして「損得」とは「損失と利益」だそうですから「損失」とは
(1)そこない失うこと。特に、財産や利益を失うこと。
⇔利益
「―をこうむる」「頭脳流出は国家的―である」「帳簿上の―」
(2)装置やシステム内で、有効な仕事を行わずに消費されるエネルギー。損。ロス。
「熱―」

また「利益」とは
(1)もうけ。得(とく)。収入から費用を引いた残り。利潤。
⇔損失
「―をあげる」「―金」
(2)役に立つこと。ためになること。
「公共の―」「知っておけばなんらかの―になる」「国家を―する為めの経済策/社会百面相(魯庵)」

なんだそうでありますから、「損得」というものは、「善きもの、望ましいもの」が「そこない失」われたり、「役に立」ち「ためにな」ったりすることを意味することが出来ます。しかし安倍氏は「損得」というものをもっぱら金銭的な利害得失のことでしかないと考えています。彼にとっての「善きもの・望ましいもの」とはお金のことだからです。このように、ちょっとみると難しく、意味不明な妄言も相手の立場に立てば意外とよく理解出来るようになります。理解なんかしたくもありませんが。

もっとも、安倍氏がどうして昨日、人様に損害を甘受することを説きたかったのかということは明らかです。その辺は分かりやすいことは確かに分かりやすいのですけど、後がいけませんでした。

岩国住民投票 米軍移駐「反対」9割 政府、日米合意を優先
 米空母艦載機の厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への移駐案受け入れの賛否を問う岩国市の住民投票が十二日行われ、即日開票の結果、反対票が賛成票を大きく上回った。井原勝介市長は十六日に上京し、投票結果を踏まえて政府に移駐案の撤回を要請する。反対票が圧倒的多数を占めたのは騒音被害などに対する市民の懸念が強かったためとみられ、在日米軍再編で地元の理解を求める政府は厳しい対応を迫られる。
 開票の結果、反対票が四万三千四百三十三票と投票有資格者数(当日有権者数、八万四千六百五十九人)の過半数を上回った。賛成票は五千三百六十九票。無効票など八百八十票。投票率は58・68%。市条例の定める50%を超えたため、有効となり開票された。
 住民投票の結果に法的拘束力はないが、市条例では「市民、市議会、市長は結果を尊重する」との規定がある。岩国市は二十日に周辺七町村と合併するため、今回の住民投票条例は失効する。
 政府は投票結果にかかわらず、在日米軍再編の最終報告を今春にまとめる方針だが、米軍再編をめぐる初の住民投票で反対派が多数となったことで、他の関係自治体との調整にも影響が出そう。
 市条例は住民投票の投票率が50%に達しない場合は不成立と規定していたため、投票率の行方が焦点の一つだった。発議した井原市長や移転案に反対する市民団体などは投票を呼びかける一方、井原市長に批判的なグループや移転受け入れを視野に地域振興策などの交渉を求める市議らは投票の棄権を訴えていた。
 合併に伴って誕生する新岩国市の市長選は四月下旬に行われ、米軍再編問題が再び争点となりそう。同市長選には井原市長と、自民党県連推薦で元青年会議所理事長の新人が出馬表明、一騎打ちが予想される。
     ◇
 【岩国市の住民投票(確定)】
 反対   43,433 89% 
 賛成    5,369 11%
 無効など    880 
 総数   49,682
(産経新聞) - 3月13日3時10分更新


残念でしたねえ。しかし石川県なんてあっちのほうでぶつくさ言っていないで、何か言いたいことがあれば現地で言えば良かったのですから、後になってこんなことを言うのはみっともないことです。

小泉首相 岩国移転計画の変更考えない 住民投票結果
 小泉純一郎首相は13日昼、山口県岩国市の住民投票で空母艦載機部隊の岩国基地受け入れに反対多数の結果が出たことについて「どこでも住民投票をすれば反対でしょうね、基地は」と述べた上で、今月中に日米間で米軍再編の最終報告を取りまとめる方針については「変わりありません」と語り、岩国移転計画を変更する考えはないとの認識を示した。
 安倍晋三官房長官も記者会見で同様の認識を示し、「住民投票に否定だった方々は投票していない。新しい岩国市が(20日に)誕生するが、(合併相手の)周辺町村はこの住民投票に疑問を持っている方々が多いと聞いている」と住民投票そのものに疑問を呈した。
(毎日新聞) - 3月13日17時15分更新


住民投票の結果は「住民投票に否定だった方々」を含めた投票有資格者数の半分以上が「反対」だったのですから、誰かそのことを安倍氏に教えてあげた方が良かったかと思いますが、後の祭りです。またやってしまいました。しかも悔し紛れに「周辺町村はこの住民投票に疑問を持っている方々が多い」と「聞いている」ときたものです。あまりいい加減なことを言うと永田氏の二の舞いですが、普段からいい加減なことを言っていないわけではないので今さらどうしようもありません。そういえばマエバリもこの件について余計な口をきいているのでオマケにつけといてあげましょう。

住民投票は「政府のミス」=自治体説得怠ったと批判−民主・前原氏
 民主党の前原誠司代表は13日の内外情勢調査会での講演で、山口県岩国市の住民投票で米空母艦載機の移転反対が約9割を占めたことについて「岩国市を住民投票にまで追い込んだのが最大の政府のミスだ」と批判した。その上で「負担を受ける自治体に対して粘り強く、真摯(しんし)に説得することが大事だったが、それができてなく、こういう状況になったのは残念」と述べた。
 前原氏はまた、米軍再編をめぐり日米両政府が月内の最終合意を目指す方針を変えていないことについて「このままいくと仮に合意しても何年もたなざらしになり、日米関係にとって極めて不幸な状況が続く」と指摘した。 
(時事通信) - 3月13日19時0分更新


じゃあお前が説得しろよ、手下のくせに生意気だ。とコイヌミに怒られそうです。他人事に口を出している場合ではないんじゃない?
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2006年03月12日

何がなんでも 払えというのだ この野郎!(NHK)

普段テレビとかあんまり見ないのでオリンピックなんかもいつの間にか始まって知らないうちに終わっていたのも、人づてに聞いただけ、というだらしのない生活を送っておりますが、このニュースはNHKでも放送されたんですか?

番組不満でも不払い許さず NHK受信料で地裁判決
 NHKの放送内容が不適切だとして、横浜市の元裁判官が受信料を支払う義務がないことの確認を求め提訴、横浜地裁が昨年11月の判決で「どのような内容の放送を行ったかによって、支払い義務の存否や額が左右されるものではない」と請求を棄却し確定していたことが11日分かった。
 NHKによると、同様の訴訟は1990年から99年にかけて3件あり、いずれもNHK側勝訴で確定したが、不祥事を機に受信料不払いが急増した一昨年以降は初めて。
 NHKは4月以降、不払いや未契約に対し、簡易裁判所を通じた支払い督促などの法的措置を取る方針。一部の視聴者は裁判で争う姿勢を示している。NHKはこうした視聴者の説得に利用できるよう、判決の存在を集金スタッフに伝えているという。
(共同通信) - 3月11日19時40分更新


「不適切」だというのが何に関してどのようにそう判断したのか、詳細が分からないのですが、ともかくそのような「判断」に基づいて受信料を払わないという場合に、それを単に「不満」と見出しをつけてしまうところが心憎いですが、この判決が出たのは去年の11月なんだそうでありまして、もう4ヶ月も前じゃないですか。それを今になって報道するところをみると、いよいよNHKこの春あたりから支払督促を始めるということですかね。

放送法では受信料について以下のように定めています。

(受信契約及び受信料)
第32条 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。
2 協会は、あらかじめ総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料を免除してはならない。
3 協会は、第1項の契約の条項については、あらかじめ総務大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも同様とする。


受信契約ってしたっけか。契約書見たことないぞ。奥さんがテキトーにハンコ押してどっかへやっちゃったか?ともかく何の根拠もなくお金を払う事はあり得ないですからね、よく調べてみると、総務大臣の許可を得た「契約の条項」とは「日本放送協会受信規約」のことのようです。
http://www.nhk.or.jp/eigyo/kiyaku/kiyaku_01.html

とはいえこれは「日本放送協会(以下「NHK」という。)の行なう放送の受信についての契約」について定めた文書であって、主に受信料の支払とその方法、それから放送受信契約書に記載されていなければならない内容なんかが説明されているもんです。これは契約書そのものではあり得ません。やはりどっかに押印した契約書があるはずですから、その辺の事についてはこれから妻を木馬に載せたりしながら問いつめることにしましょう。

しかし皆さんご存知の通りNHKには放送法に定められた義務を果たしていないじゃないかという疑いが掛けられているわけで、そのことをもって契約当事者の債務不履行の故に他方の当事者も受信料支払義務の履行を停止するんだという主張もあるんですが、上記の裁判はこの辺の議論に抵触するものではないんでしょうか。もしそうだとすると「どのような内容の放送を行ったかによって、支払い義務の存否や額が左右されるものではない」というこの判決はどういう意味を持ってくるんですかね。放送の内容については放送法が、放送事業者に対して以下のような義務を負わせているんですけども。

(国内放送の放送番組の編集等)
第3条の2 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
2.政治的に公平であること。
3.報道は事実をまげないですること。
4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
2 放送事業者は、テレビジョン放送による国内放送の放送番組の編集に当たつては、特別な事業計画によるものを除くほか、教養番組又は教育番組並びに報道番組及び娯楽番組を設け、放送番組の相互の間の調和を保つようにしなければならない。
3 放送事業者は、国内放送の教育番組の編集及び放送に当たつては、その放送の対象とする者が明確で、内容がその者に有益適切であり、組織的かつ継続的であるようにするとともに、その放送の計画及び内容をあらかじめ公衆が知ることができるようにしなければならない。この場合において、当該番組が学校向けのものであるときは、その内容が学校教育に関する法令の定める教育課程の基準に準拠するようにしなければならない。
4 放送事業者は、テレビジョン放送による国内放送の放送番組の編集に当たつては、静止し、又は移動する事物の瞬間的影像を視覚障害者に対して説明するための音声その他の音響を聴くことができる放送番組及び音声その他の音響を聴覚障害者に対して説明するための文字又は図形を見ることができる放送番組をできる限り多く設けるようにしなければならない。


実は「放送受信契約書」というものは受信者の住所氏名にハンコ、受信契約の種類に丸をつけるというくらいの内容しかないもので、みなさんがよく目にする契約書のように甲だの乙だの、甲は何々をしなければならない乙は何々の義務を負うとか、最後のところに甲乙の住所氏名押印があって、なんてものではありません。誰がいつ契約したという事しか書いてないわけです。契約の内容はないよう。契約書の上の方に「放送法、放送受信規約により放送受信契約を締結します」と書いてあるだけですから、それらが契約の内容だというわけですが、「放送受信規約」には受信者側の義務について定めてあるだけですから、NHKがこの契約において受信者に対して負う義務については放送法に定めてある義務の遵守ということになるんでしょう。ですから仮にNHKがその放送内容について放送法上の義務に違反した場合は、放送受信契約上の義務の履行も怠っていることになりそうです。

しかしながら「放送受信契約書」には、一方が債務不履行の場合にどうするかということは何も書いてないのですから、この場合は民放じゃなかった民法の定めるところにより、

(履行遅滞等による解除権)
第541条 当事者の一方がその債務を履行しない場合において、相手方が相当の期間を定めてその履行の催告をし、その期間内に履行がないときは、相手方は、契約の解除をすることができる。


ことになっています。というわけでNHKの債務不履行が「支払い義務の存否や額が左右されるものではない」という判決は、まあ間違っていないんじゃないかと思います。左右されるのは「放送受信契約」自体の方なのです。もちろん「相当の期間を定めてその履行の催告をし」なければなりません。個々の受信者は契約の当事者なのですから、NHKが放送法に定めるところの義務を果たすように、いついつまでにやんなさいよと言う事が出来ます。もっともここで「相当の期間」というのが次回の受信料支払日まででいいのか、1年も待たなければならないのか、それは個々に協議をして双方納得した上で事を進めて頂きたいと思います。なにしろNHKの債務不履行が継続される間も受信料の支払義務は左右されないという判決ですから、この期間は出来る限り短くするのが「信義に従い誠実」なやりかたというもんでしょう。

それにしても契約書はどこに行ったのか、だいたいテレビを買う時に電気屋で受信契約書を取るようにしたら面倒がなくて良いんじゃないか。もちろん契約したくない人もいるでしょうから、そういう人にはNHKの放送を受信出来ないテレビを売ればいいんですよ。そっちの方ばっかり沢山売れるせいでNHK受信可能型のテレビがやたら高価になったりするのも仕方のないことですが、そのかわりそういうテレビを買った人には受信料を免除してあげることにしたらどうか。そうすると受信料収入が全くなくなって困るかも知れませんが、しかしそれは幸いにして僕の問題ではありません。いつものように安倍っち相談すれば?
posted by 珍風 at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月11日

大樽の女

他人様を馬鹿呼ばわりすると碌なことがないようです。さっそく「世の中そんな甘いもんじゃない!」という警告が飛び込んできました。

尻を漬物たるに押し込み計量…調理員2人をセクハラで停職
女性は漬け物石ではありません!! 大阪府柏原市の市立病院で、調理員2人が40代の女性職員を尻から漬物のたるに押し込み、業務用計量器で“計量”しようとしたとして10日までに、セクハラで停職5カ月の懲戒処分を受けた。1カ月も体重をめぐってからかい続けた末の蛮行。別の女性も“計量”しようとしていた。「冗談半分だった」と2人。周囲の男性職員6人も見て見ぬふりだったという。
女性の体重をからかうのは歴然たるセクハラ行為。しかも漬物のたるに尻から無理やり押し込むなんて…。
キツイお灸をすえられたのは柏原市立柏原病院栄養係の43歳と36歳の男性調理員2人。市の正職員だ。
「やめてくださいッ!!」。先月15日午後5時ごろ、病院の調理室内で女性の叫び声が響いた。被害女性は、委託会社が派遣している40代職員。栄養係の事務を担当し、当日の入院患者数を報告しに調理室に入ったところ、調理員2人に羽交い締めにされたのだ。
「体重量ろう」。調理員は直径37センチ、高さ32センチほどの漬物の入っていたプラスチックのたるを持ち出すと、女性を尻から二つ折り状態で押し込み、たるごと業務用計量器に乗せようとした。
2人の女性に対する“体重セクハラ”は1月中旬から始まっていた。名前で呼ばず「オイ〇キロ」と体重で呼んだり、「何キロある?量ろうか」としつこく問いかけたり。
女性は上司らに訴え出ることもなく耐えたようだが、“たるごと計量事件”でガマンの限界を超え、翌16日に委託会社を通じて同市に届けた。
市が調査したところ、別の女性へのセクハラもわかった。別の委託会社から派遣された50代職員で、同様に1月中旬から体重をしつこく話題にし、たるには押し込まなかったものの、無理に計量器に乗せようとするなどした。
2人は「冗談半分でやった。セクハラの認識はなかった」と弁明。市や病院側も、恨みや悪意ではなく、軽い気持ちでやったとみているが、「冗談半分では済まない。なぜセクハラだとわからないのか…セクハラ関連の研修もしているのに、なんでやねん、という感じです」と病院医事総務課の関係者は嘆く。
被害女性2人の体形は「ふつうよりやや太め」という。調理員2人は勤務歴20年前後のベテラン正職員で、被害者2人は勤務1年ほどの派遣職員。体形の問題とは別に「下に見る意識があったのかも」と関係者。
たるに押し込まれた40代女性は、腰を打って軽いけがを負ったほか、精神的なショックで体調を崩し、委託契約を解除する事態に。
被害者の立場からすれば、「冗談半分」では済まない深刻な事態だ。
★みんな見て見ぬフリ
“たるごと計量事件”では、上司らの無責任ぶりも目立った。栄養係長(59)は別室で被害女性の叫び声を聞いたにもかかわらず、制止するなど一切しなかった。50代女性はセクハラを病院側に訴えたが、担当者は調査や市への報告はせず。み〜んな見て見ぬフリだったのだ。係長は2カ月の減給5%、病院事務局長ら5人が戒告や厳重注意処分となった。柏原市では昨年7月、健康福祉部長が部下の30代女性に宴席で抱きつくなどしたセクハラで停職2カ月の懲戒処分を受け、依願退職している。
★同僚の体触り警部補を処分…青森県警
青森県警は10日、同じ所轄署の女性職員にわいせつ行為をしたとして警部補(42)を停職6カ月の懲戒処分とし、警部補は依願退職した。監察課調べだと昨年12月29日午前零時前、飲酒後に外で偶然会った女性職員を「一緒に飲もう」と強引に誘い、自宅で体を触った。かなり酔っていたという。女性が上司に相談して発覚。女性は「事件にしたくない」と被害届を出さなかったが、県警は事態を重くみて処分を決めた。
★セクハラで防大助教授懲戒免職
防衛大学校(神奈川県横須賀市)は10日、女子学生にセクハラを繰り返したとして助教授を懲戒免職処分にした。調べでは昨年6−11月、専門教育課程で担当した女子学生の体を触るなどした。女子学生が生活指導担当教官に相談して発覚。助教授はセクハラを認め「指導が行き過ぎた」などと話しているという。
サンケイスポーツ2006.03.11 更新


これはかなり強力な馬鹿です。安倍も武部もここまでこなければ本物ではありません。本物になったところで別に偉いというわけじゃないんですが。事件をおこした人が公務員だということで、女性の身体に触ったりした別の公務員と同列に置いているようですが、それとこれとは全然違うのではないかという気もします。体のどこを触ったにせよ、それらはセクハラとはいえ強制猥褻に近いものですが、男二人がかりで女性を漬物樽に尻から突っ込みハカリに載せるなどという行為はマトモな大人のすることとはとても思えません。被害女性にしてみれば相当に屈辱的なことですし、おっかない思いもしたと考えられますが、それにしてもこれはやはり小学校児童にこそ相応しい行為であるといえるでしょう。多分サンスポではあらゆる機会を捕らえて公務員を攻撃するようにいわれているのかも知れませんが、これでは警部補や助教授の方がまだまだ普通の人間のように思われてしまうので逆効果ですな。

それにしてもこれはやはり一種の性欲の表現には違いないんでしょう。おそらく43歳の方の人の性的嗜好が大きな役割を果たしているものと思われます。調理師の世界は上下関係が厳しいと聞きますので、若い方は下らないことにつきあわされたのかも知れません。別の女性の体重にも興味を持っていたようですから、43歳調理師は「ふつうよりやや太め」が好みなのではないでしょうか。しかもちょっと年がいっている方がいいらしい。成熟した魅力ですな。良く言えば。40を過ぎてそういう好みに変わっていくのは悪いことではありません。むしろ結婚している場合は、配偶者の変化に合わせて好みを変えていくのは極めて重要なことです。僕はまだまだ努力の途上におりますが、そのうち何とかしようと思います。相手の変化のスピードがこちらの変化の速度を大幅に上回るので大変ですけど。

しかし直径37センチの樽に尻が納まるんですから実際のところそういった魅力溢れるというわけでもなかったと思うんですが、結局のところ好みの女性がいたらからかったりしないで素直にホテルにでも誘うのが一番です。とはいってもイキナリ最初からホテルに誘ったりすると上手く行かないことも多いのですし、それはそれで普通の「セクハラ」として問題になる可能性はあるでしょうけど、曖昧な性的衝動のままに珍妙なことをしでかして報道されるよりはなんぼかマシです。

これらの調理師が他人の体重に言及する際に問題にしていたのが審美的な価値なのか予防医学的な保険衛生の見地なのかは不明ですが、体重の事を言うのが「いやがらせ」になりうるのはおもにこの二つの立場に立つ時です。しかし相手を性的な対象として見る場合には、体重の多いことが逆に好ましい価値となる場合もないわけではありませんから、物事は様々な角度から眺めてみるのも必要なことかも知れません。しかしそんなことばっかり言ってると「このエロおやじ」と蔑まれます。ええどうせそうですとも。
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2006年03月10日

夫にインリンを大量投与!

いやー元気になるでしょうな。考えただけでこう、力が湧いてくるような気がします。しかし奥さんはかえって疲れてしまうのではないでしょうか。過ぎたるは及ばざるがごとしと申します。もちろん及ばないよりは過ぎた方がよっぽど良いという場合もありますので一概には言えないものですが。

中国出身の妻ら再逮捕=夫に薬物投与、殺人未遂−両親宅殺人放火も視野・千葉県警
 千葉県光町の農業鈴木茂さん(54)が糖尿病治療用のインスリンを大量に投与された事件で、千葉県警捜査1課と匝瑳署は10日、中国出身の妻で風俗店経営、詩織容疑者(33)=東京都台東区西浅草=と無職田口久美子容疑者(41)=千葉県成田市本城=を殺人未遂容疑で逮捕した。詩織容疑者は「分からない」と容疑を否認。田口容疑者は「間違いありません」と認めている。同課などは動機を調べている。
 詩織容疑者は2003年10月、自宅で鈴木さんの背中などに熱湯を掛け、やけどで重傷を負わせたとして先月、逮捕、起訴された。同事件も「事故だ」と否認しているという。田口容疑者も先月、詐欺事件で逮捕、起訴されている。
 調べによると、詩織容疑者は04年4月1日から2日にかけ、田口容疑者から入手したインスリンを鈴木さんに大量に注射し、殺害しようとした疑い。鈴木さんは低血糖で脳障害を負い、現在も意識がないという。病院から「血糖値がかなり低い患者がいる。インスリンを打たれたようだ」と通報があり、同課などが捜査していた。
 両容疑者は03年10月ごろ、それぞれの夫が入院していた病院で知り合い、田口容疑者が夫の糖尿病治療のため使っていたインスリンの注射方法を教えたという。
 鈴木さん方では1995年12月28日早朝、敷地内にあった両親の家が全焼し、父利夫さん=当時(78)=と母愛子さん=同(73)=の遺体が見つかった。利夫さんは首を絞められ、愛子さんは頭を鈍器で殴られており、同課は殺人放火事件として捜査本部を設置。同課などはこの事件も視野に入れて捜査するとしており、詩織容疑者から事情を聴く方針(続)。 
(時事通信) - 3月10日19時0分更新


なんだ違った。インシュリンだ。中国出身とかいうからあたしゃてっきり。それにしても心配なのは自分の分を「大量に」横流しされた田口さんの夫の方です。田口さんはインシュリンの横流しを誤魔化すために夫に何を注射していたのでしょうか。ちょっと気になります。

しかし最近では「インスリン」と表記するもののようでありまして、これではまるで「スミスリン」みたいです。ケジラミをうつされた時に使う殺虫剤の。あれはシャンプーのようになってまして、「局部」にすり込んだ後5分くらいそのまま放置しておかなくてはなりません。ところがこれは入浴中のことですから、風呂場で何もすることがないわけです。結局のところ自分自身を5分間放置しなければならないことになるのですが、人間こうなってみるといろいろと無用の思索を馬鹿みたいに深めたりすることもあるわけで、いくらかはためになる体験であるといえないこともないでしょう。ゆっくりものを考える時間がないという人は是非ともケジラミに感染なさることをお薦め致します。ちょっと複雑なことなんかも考える時間が出来るのですから、機会があれば大いに感染したいものです。特に「思想的に単純」な人にはこちらから出掛けて行って感染させてあげたくなるほどです。

安倍長官は「思想的に単純」=山崎氏がけん制、靖国問題で
 自民党の山崎拓前副総裁は10日午後、TBSの番組収録で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を肯定している安倍晋三官房長官について「思想的には単純明快だ」と述べた。
 さらに、国民的人気が高い安倍氏が、仮に自民党総裁に選ばれ、その後、靖国神社を参拝しない考えに変えた場合は「地位(総裁)に就くために節を曲げたとなる。党内の右寄りの方からかなり落胆、失望の声が出る」とけん制した。その一方、首相の靖国参拝に否定的な福田康夫元官房長官を「(福田氏の)アジア政策に異存はない」と評価した。 
(時事通信) - 3月10日19時1分更新


「思想的に単純」と「思想的には単純明解」とではかなり意味が異なると思うのですが、この見出しですと安倍氏がたいそう馬鹿にみえます。もちろん実際のところ彼が馬鹿である可能性を否定するものではありませんが、なにしろコイヌミの後継を狙う人間ですから、馬鹿のふりをすることも考えられないことではありません。コイヌミが先の選挙で自民党の議席を増やしたことを考えると、世の中馬鹿の方が得なのではないかと思ってしまうのもやむを得ないところであります。もっとも今ではコイヌミもちょっと落ち目で、マエバリに助けてもらってなんとかやっているのが現状ですから、馬鹿人気もいつまで続くのかわかりませんけど。しかし問題は安倍氏が「思想的には単純明解」であることよりも、彼を支持する人たちが「思想的に単純」であることのほうです。安倍氏がそういった連中におもねって今のところは比較的無責任な立場でイサマシイことを吠えていると後で引っ込みがつかなくなることを山崎氏は心配してあげています。しかし引っ込みがつかなくなったら引っ込んでしまえばいいんです。そして一番賢明な行動は、この際大事をとって今から引っ込んでおくことでしょう。

やはり今の自民党幹部にはちょっと劣った人間が多いようです。たとえばブタマン武部などは、堀江からお金を受け取っていないそうです。お金も貰っているのならともかく、何も貰ってないのにあれほど支持を明らかにするのですから、武部はああゆうのが良いと心底思ったのでしょう。これはかなりの見識の低さとしか言い様がありません。利益供与を受けた上で堀江を応援するのは倫理的に大いに問題がありますが、利益を度外視して彼を応援したとなると政治的判断力に大きな疑問符がつくことになります。例のメールがガセだということで彼は大喜びですが、かえってその方が彼にとって重大な問題になることに気がつくだけの知能はやはりないようです。

安倍氏にしても、もし彼が自民党総裁になるとしても、現在のように民主党からの陰に陽にの応援は期待出来ませんし、今のように靖国参拝とか改憲とかぬかしていると公明党との関係も不明です。そんな中で既に「痛み」というかはっきり言って「悪影響」ばかり目立ってきた「改革」の継続をするとなると、自民党にとっては苦難の日々になりそうなんですが、もちろん僕は自民党がどうなろうと知ったことではありません。しかし安倍氏に総裁をやらせて自民党を壊滅させようとするのは、もしかして単純な人々ばかりではなく、某朝鮮民主主義人民共和国工作員の陰謀なのかもしれませんよ。
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2006年03月09日

首縊りの社会力学

沖縄の「自殺」が報道関係者のトラウマになったものか、このところ自殺に関する報道が多いので並べてみました。「世の中には自殺というものがあるのだ」ということをことさら強調しているようです。

パワハラ自殺で営業所長の妻が会社を提訴…松山地裁
 上司から成績不振について執ようにしっ責を受けたことなどが原因で自殺、労災認定を受けた大手道路建設会社「前田道路」(本社・東京)の営業所長(当時43歳)の妻で松山市の会社員岩崎洋子さん(44)ら遺族が9日、自殺は会社側が安全配慮を怠ったためなどとして、同社を相手取り、慰謝料など1億4500万円の損害賠償を求める訴えを松山地裁に起こした。弁護団によると、パワーハラスメント(職権による人権侵害)が自殺の原因などとして労災認定されたケースで遺族が会社側に損害賠償を請求する訴訟は異例という。
 訴状などによると、男性は2003年4月、愛媛県内の同社営業所に赴任。業績不振が続くなか、過剰なノルマを課されたうえ、04年7月ごろから、四国支店(高松市)の上司に呼び出され、「所長としての能力がない」などとしっ責され続けた。男性は同年9月に自殺。新居浜労働基準監督署は05年10月、しっ責され続けて心理的な圧迫を受けたことなどが自殺の原因などとして労災と認定した。
(2006年03月09日 読売新聞)


1年半で3人が自殺/イラク派遣の陸自隊員
2006/03/09 07:52
 イラク復興支援特別措置法に基づく人道復興支援のため、同国南部のサマワに派遣され帰国した陸上自衛隊員に、2004年初めから05年夏までの約1年半に3人の自殺者が出ていたことが9日、防衛庁関係者の話で分かった。
 陸上幕僚監部広報室は「3人の自殺がイラク派遣によるものかは分からない。プライバシーの問題があり、詳細は明らかにできない」としている。
 関係者などによると、3人が自殺した約1年半の間に派遣を終え帰国した隊員は約2800人。
四国新聞


取り立て苦に自殺、ヤミ金6人逮捕
date:3/8 10:02
大阪で3年前、ヤミ金業者からわずか1万5000円を借りたばかりに、厳しい取り立てを受けて家族ら3人が自殺しました。7日、大阪府警は時効を目前に、取り立てをしていた実行犯6人を逮捕するとともに、背後の巨大ヤミ金組織を摘発しました。3年前、大阪府八尾市の踏切で、60歳代の夫婦と妻の兄の3人が電車に飛び込み自殺しました。理由はヤミ金業者の脅迫的な取り立てでした。連日の嫌がらせの電話、被害者の名前で消防車を呼ばれたこともあったと言います。生活費の足しにと妻が借りたのはわずか1万5000円。しかし、16万円を払っても取り立てがやむことはなく、ついに3人は自らの命を絶ちました。あれから2年9ヶ月。大阪府警は、法定金利の140倍から270倍の利息を取った出資法違反の疑いで長野和人容疑者(33)ら6人を逮捕しました。
テレビユー福島


とはいうものの、昔から日本の自殺率は世界的に見て別段低い方でもなかったのですが、1998年以来好調に3万人台を維持し続けており、今や世界に冠たる自殺大国となっていることは御承知の通りです。経済の方はあまり思わしくないし、オリンピックでも金メダルをあんまりとれなかったようだし、政治はあんなだし、日本人としてはもう自殺ぐらいしか威張れることがありません。

ところで自殺といえばうつ病です。いや、本当かどうか知りませんが、世間ではそういうことになっているらしいのです。政府も自殺対策の中にうつ病対策も盛り込んでいるようですし、うつ病者が自殺することは多いらしいのです。しかし話を逆にして自殺者にはうつ病が多いと言えるものなのでしょうか。死後に解剖して診断出来るものでもないと思うのですが。霊媒を使ってカウンセリングをした結果うつ病と診断されたとか、なんらかの根拠があるのなら示してもらいたいものです。

そこで厚生労働省の資料によって自殺死亡数をみると
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/suicide04/2.html

昭和25年 総数16311(19.6) 男 9820(24.1) 女6491(15.3) 
昭和50年 総数19975(18.0) 男11744(21.5) 女8231(14.6)
昭和55年 総数20542(17.7) 男12769(22.3) 女7773(13.1)
昭和60年 総数23383(19.4) 男15356(26.0) 女8027(13.1)
平成 2年 総数20088(16.4) 男12316(20.4) 女7772(12.4)
平成 7年 総数21420(17.2) 男14231(23.4) 女7189(11.3)
平成12年 総数31251(24.1) 男21656(35.2) 女8595(13.4)
平成15年 総数32109(25.5) 男23396(38.0) 女8713(13.5)

括弧内は自殺率(人口10万人あたり自殺死亡数)ですが、どうも女性の頑張りが足りません。じつは自殺死亡総数に比較して女性の自殺死亡者の占める割合は年々減少しておりまして、昭和25年には約40%だったものが平成15年には30%以下にまで落ち込んでいます。平成15年の自殺者総数は昭和25年の2倍になっておりますが、男性に限れば2.4倍、女性は1.3倍という具合です。どうも女性はあんまり自殺しないもののようです。いや男性が脆いのか。

ところがうつ病では逆に、女性の罹患率は男性の2倍であるとされています。うつ病患者も年々増加しているとのことなので、うっかりすると自殺の増加と相関していると思ってしまうかも知れませんが、もしそうであれば女性の自殺がもっと増えてもいいような気がします。というか毎年女性の自殺者数が男性のそれの2倍近くは欲しいところです。

ところで女性の自殺率は比較的安定していますので、まあそんなことはないと思いますが仮に女性の自殺の全てをうつ病によるものと仮定すると、男性のうつ病による自殺は毎年の女性の自殺数の半数程度であると推定出来ます。すると昭和25年には9736人がうつ病で自殺し、それ以外の原因で自殺した人は6575人ということになります。同じように平成15年では13069人のうつ病自殺者に対してそれ以外が19040人。うつ病以外の自殺者はおよそ3倍に増加したことになってしまいます。

どうも自殺の増加とうつ病にはとりたてて関係がないような気がしてきます。政府としても自殺を減少させる対策を講じるふりをすることになっているようですが、うつ病の治療法の開発への助成などは、こと自殺対策に限ってはあまり効果を発揮しないものと思われます。もちろん効果を発揮するような対策などは最初からするつもりもないのでしょうけど。
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2006年03月08日

赤レンガは女子はんの血を吸うて赤いんやで

旧い建築物といえば僕は神保町にあった東洋キネマなんかが好きで、若い頃はたまに眺めに行ったものです。残念ながらもうだいぶ前に取り壊されてしまいましたが。宮崎学なんかが関係していたような。跡地は今では駐車場になっているそうです。上野の京成ビルも危う気な風情が好ましかったのですが残念ながら補修はせず、解体作業に入りました。二笑亭はとっくになくなっているので跡地でカーテンや何かを売っているのを見てきましたが。

そんな中でも明治5年に造られてから、なんと約20年前まで現役で稼動していた建造物が富岡製糸場。赤煉瓦の美しい工場ですが、これを世界遺産に登録しようという動きがありますね。群馬県が下記の部署を中心に運動しています。

富岡製糸場を 世界遺産に
〜 群馬県から 世界遺産を みんなの力で 〜 
〒371-8570
前橋市大手町1-1-1
群馬県庁新政策課
世界遺産推進室
027-226-2325〜6
shinseisaku@pref.gunma.jp
 群馬県では、旧官営富岡製糸場(富岡市内)を中心とした養蚕、製糸、織物等に関わる文化財をユネスコの世界遺産に登録することを目指し、各種活動を行っています。
 世界遺産に登録されることにより、世界の「宝」として、日本が世界有数の先進国になれた「日本の奇跡」の「原点」が広く認識され、偉大な先人の勇気と知恵が恒久的に継承されることを期待します。
http://www.pref.gunma.jp/seisaku/tomioka/indexf.htm


建物はともかく、製糸場というと「ああ野麦峠」とか「女工哀史」などを連想してしまいます。前借金で売られるようにして駆り集められた女工たち、過酷な長時間労働に劣悪な宿舎、粗末な食事に低賃金、加えて様々な口実で「罰金」を取られ、逃亡を防ぐために閉じ込められた日々。大正期に発表された「女工哀史」は彼女たちの悲惨な境遇を世に知らしめ、大きな反響を得ました。著者である細井和喜蔵は若くして亡くなりましたが、その作品は労働者の権利を前進させる上で大きな力となったのでした。

かと思ったら全然そうではなったのです。

livedoor
現代の女工哀史生む研修制度
「外国人研修生権利白書2006」
現代の女工哀史生む研修制度
【ライブドア・ニュース 03月06日】− 外国人研修制度がはらむ問題を提起する個人などの集まり「外国人研修生問題ネットワーク」(東京都台東区)は6日、東京都千代田区の衆議院第一議員会館で記者会見を開き、同団体が発行した、国内の企業が受け入れている外国人研修生の現状などを報告する『外国人研修生権利白書2006』の内容について説明した。
 外国人研修制度は、外国人労働者に日本の技術・知識などを習得させることを目的としており、入管法上の在留資格は「研修」で、期間は1年以内が原則。大手企業などは海外進出に伴って研修生を受け入れ、技術習得の後、現地法人などで研修内容を生かしている。
 一方で、研修制度を“安い労働力”として利用しようとする動きもある。白書によると、高い人件費で成り立ちにくくなったアパレル・縫製など労働集約型の産業が、研修生の主な受け入れ先で、制度が悪用されていることが多い。極めて安い賃金で長時間労働させたり、社会保険や労働保険に加入させないことや、パスポートや外国人登録証を取り上げたり、劣悪な環境に住まわせる例もあるという。
 会見に出席した社民党の保坂展人衆議院議員は「建前上は高度な技能を持つ外国人のみを受け入れることを政策としながら、外国人研修生を単純労働分野に容易に導入できる抜け道があるのが実態。国の認めた仕組みで入ってきている人たちが、『女工哀史』のような状態になっている」と話した。
 『外国人研修生権利白書2006』は、現在、同団体が出版の準備を進めている。発売日は未定。今後も問題の流れを何年かに1度報告する計画のため、タイトルに“2006”をつけた。【了】
ライブドア・ニュース 佐谷恭 blog
この記事に関するお問い合わせ先:newscenter@livedoor.net
2006年03月06日19時00分


繊維業界では未だに「女工哀史」をやっているようですが、「労働集約型の産業」は服飾関係の製造業には限りません。サービス業などは労働集約型産業の代表的なものでありますが、実はホテルや結婚式場などにもこのような「研修生」が存在します。中国あたりから来て、パーティで料理運びなんかをやっている場合が多いようです。

「研修生」は海外に作られた会社の従業員であり、その会社から海外現地なみの給料を貰っています。日本で「研修生」を受け入れる会社は、その海外の会社に研修費を払う、という形で間接的に「研修生」の賃金を負担するのですが、正規の労働者を雇用するよりも遥かに安く済むことは言うまでもありません。受け入れ企業側としては宿舎の確保などもしなければなりませんし、食事も提供するのですが、それでもお釣が来るほどです。しかしそもそも人件費の削減が目当てですから、宿舎や食事の程度は推して知るべしと言ってもいいでしょう。

ところで、富岡製糸場については、「女工哀史」のようなことは些かもなく、官営模範工場として日本人にヨーロッパの高度な技術を伝授し、その労働条件は当時のレベルではきわめて良好なものであったといいます。たしかに後に簇生した民営の製糸工場では「女工哀史」のような事実があったものの、富岡製糸場の女工たちはいわば産業エリートであり、それに相応しい待遇を受けていたとされています。

昔の都合の悪いことはとりあえずなかったことにしてしまうにこしたことはないようで、南京大虐殺でも従軍慰安婦でもホロコーストでもなかったことにしてしまうのが流行のようです。今から数十年経てば「研修生」もサービス残業も給料の手取りを2万にする成果主義もみんななかったことになってしまうのでしょう。富岡製糸場もダーティなイメージの払拭に懸命でありますが、地元ではこれを観光資源にして一儲けを企んでいますので、シビアな話はふさわしくないんでしょう。

もっともその民間の製糸工場に技術指導を行ったのが官営模範工場としての富岡製糸場であり、それ自身は経営難のため民間に払い下げられたものの、製糸業全体としては女工たちの犠牲と引き換えに「日本が世界有数の先進国になれた「日本の奇跡」」をもたらしたのですから、富岡製糸場はまた「女工哀史」の「原点」でもあることが「広く認識され」てもいいでしょう。

富岡製糸場の創業当時は、女工が集まらなくて困ったそうであります。当時の人々は「お雇い外人」に血を啜られると思って怖がったのだとか。ヨーロッパ人がワインを飲むのを見て勘違いしたんだとされていますが、結構鋭いカンをしていたんじゃないか。
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2006年03月07日

宮内義彦アンコール(誰もしてないけど)

駆け込みTOEIC受験 5月からテスト形式変更
 英語能力の検定試験「TOEIC」(主催・国際ビジネスコミュニケーション協会)のテスト形式が五月から変更になるのを前に、従来式の最後となる三月二十六日の公開テストで“駆け込み受験”が起きている。就職時にTOEICのスコア提出を義務付ける企業も増えているだけに「慣れた試験でいいスコアを出しておきたい」(大学生)といった思いがあるようだ。
 二十六日に全国で実施される公開テストの申込者は十四万三千人で、前年同月の十二万人から約二割も増えた。「十七年三月には前年同月に比べて四千人増だったから今年の伸び方は駆け込み受験といえる」(国際ビジネスコミュニケーション協会広報渉外担当)としている。
 TOEICの聞き取り問題は、従来はアメリカ人による吹き込みだったが、新形式ではイギリス、オーストラリアなど、多様な発音を聞き取る必要がある。また、読み取り問題は、より長文となるなどの新しい形式に変わる。
 テスト結果が十−九百九十点であることや、試験が二時間(聞き取り四十五分、読み取り七十五分)ということに変更はないが、「従来よりも実践の英語力を問うテストになる」(同)という。
 TOEICは、世界六十カ国で年約四百五十万人が利用する世界標準テスト。平成十六年度に日本では、約百四十三万人が申し込んだ。
 企業が新卒採用時にスコアを活用することが増えたほか、大学入試の判定などにも約二百校が活用している。
 これだけ普及したテストだけに、受験者にしてみれば慣れたテストで少しでもいい点数を出したいという思いが強い。
 ただ、企業や学校がTOEICを団体実施する場合については、テスト形式変更は十九年四月からとなる。
(産経新聞) - 3月7日16時22分更新


昨日オリックスの宮内氏の「英語」を御紹介した影響でしょうか、英語テストを受けることが流行しているようです。しかしにわか勉強では、宮内氏のように日本語を喋っていても英語にしか聞こえないところまではなかなか到達出来るものではありません。そこで本日は「生きた英語」というやつをおめにかけましょう。

例えば、医療や健康産業には、巨大な消費需要があるはずなんです。需要があるということは、そこで事業が成り立つということ。雇用が生まれるということです。日本はたった30兆円しか医療に金を使わない。
 それをもっともっと大きなパイにできる、と僕は思っている。国民もそれを望んでいると思う。何十兆円という市場が生まれますよ。


先述のとおり、製薬や給食と一緒になってこの「何十兆円という市場」に御執心の宮内氏のスピーチです。この「市場」にはもちろん病に苦しむ人間が沢山いるわけですが、病人が金にしか見えないあたり、商人としては申し分ありません。そこらの悪徳医師も思わず安楽死です。彼は自分達が病人の生き血を啜るのが瀉血療法になると考えており、「国民もそれを望んでいると思」っているそうです。誰に聞いたのか知りませんが。蛭になったつもりのようですが、肩凝りには効くそうですよ。

より豊かになりたいか、今のままで縮小していくか、選択肢は二つ。みんな型にはめられて、麗しい貧乏な生活になろうというのであれば、おっしゃる通りです。しかし、そうじゃないでしょう。もっと豊かになりたい、もっと自分の足で立ちたいという社会になってきたと思いますよ。
 歴史を振り返ると、第二次世界大戦前の日本の社会というのは、もっと荒々しい資本主義だったと思うんです。それが、どうしてこうなったか。国家の失敗の最たるものが敗戦ですが、1945年に、その失敗をやっちゃった。
 最大の失敗をやった後で、「国として国民に対して与えるものはみんなイコールだ、皆さん仲よく麗しくやりましょう」というとんでもないテーゼを持ち出した。本来は日本人が望んでいなかった社会を作っちゃった。


このように宮内氏は選択肢を提示しています。「麗しい貧乏な生活」か「荒々しい資本主義」か。豊かになりたいならば「荒々しい資本主義」を選択するしかないと言っているようです。そう言う社会になってきたと「思っている」らしい。思い込みの多い人ですが、しかし別のところでは、「豊かになりたい」といっても、実際に豊かになれるのが「一握りのエリート」でしかないこと、そして「そうでない人は、世界の一番安いところへ引きずられてしまう」ことが彼自身によって明らかにされています。「一握り」がどの程度の割合であるかは、手の大きさによって異なりますが、言葉の慣用的表現からしてこれは極めて少数であると考えられます。

このような場合には、仮に出発点が平等であったと仮定すれば、「豊かになれる」可能性は各人にとって限り無くゼロに近いでしょう。もし仮に「豊かになれた」とすれば、それはアクシデントと考えられます。このような場合には「豊かになれない」可能性を100%として考えるのが合理的行動です。自分が「一握りのエリート」になれる可能性に賭けることは、収入の全てを宝くじに投資することに似ています。何億円とかが当たる可能性は極めて低いものではありますが、ゼロではありません。しかし当たらない確率の方が遥かに高いのですから、そのような収入を当てにして、たとえば宝くじを担保にして大邸宅を購入したりすることは出来ません。もちろん借金の返済に当たって抽選前の宝くじを差し出すならば、金融業者の性質によっては直ちに地下のガレージで足元をコンクリートで固められた上で楽しい海水浴に連れていってもらえます。そんな具合ですから仮に高額賞金に当選したとしても、それは臨時収入として、大抵は下らないことに使ってしまいます。そういえば収入のほとんどをパチンコに注ぎ込む人々が皆さんの周辺にもいると思いますが、そんな人は宮内氏の良いお友達です。少年の一番の友はお母さんかも知れませんが、商人の一番の良いお友達とは「カモ」にほかなりません。

ところが出発点の平等と言うのは理想的な仮定であって、生得的な資質や生育環境によって、各人が「豊かになれる」可能性は一様ではありません。出発点において既に不平等であり、様々に異なる資質や環境を負った個人に「機会の平等」を与えても、もとから存在するこのような不平等を補正することは出来ません。各人は自分が「一握りのエリート」の集合の要素になるような属性を持っているかどうか再検討することが出来ますが、不本意な結果が出たといって怒ったりするのは大人のすることではありません。大多数の、ほとんど全ての個人がそこには入れないということが、その集団の「豊かさ」の条件になっているのですから、ここで騒ぎ立てても仕方ありません。もっとも大人しくしていたところで良いことは何もありませんが。

このような場合においては、リスク評価は問題になりません。もし言うならばリスクは無限大です。ところがさすがに宮内氏くらいになると、リスクを他に転嫁することによって自己のリスクを減少させることが出来ます。「コアの社員には長くいてもらって、非正規社員で(調整できるような)配置をする」わけです。「調整」というのはリスクの調整のことで、ビンボー人にリスクを転嫁するのが正しい経営だそうです。もちろんこのようにしても尚リスクは存在します。そのためにもコイヌミと組んで「お主もワルよのう」「いえいえお殿さまの方こそ」なんてことをやる必要があるわけです。このようにして自己のリスクを国民全体に転嫁することができるかも知れません。

リスクを取らないと。だって、人生ってリスクばかりです。自分の明日の命も分からないんです。


ところが宮内氏によって既に死者であることを宣告されたビンボー人には有り難いことに生命のリスクがありません。あるとしたら宮内氏の方でしょう。御愁傷様です。お金に余裕のある今のうちに葬式をあげておいた方が良いと思います。存命中に葬儀を行うことによって、通夜の席での自分の悪口を防ぐことが出来ます。

そういうわけで、宮内氏がビンボー人に対して示すことの出来る選択肢は、実際のところはむしろ「麗しい貧乏な生活」か「世界の一番安いところ」かというものでしかありえません。この二者の質的、量的な差異がいかなるものであるかは詳らかにしませんが、それは間違いなく「世界の一番安いところ」の方が世界一望ましくないのは誰にでもワカル事です。もう片方は「麗しい」そうですから、少なくとも良いところはありそうです。宮内は「麗しい」ものが苦手のようですが、顔に自信がないのかも知れません。その点では僕もお友達になれそうですが、カモられるのは真っ平御免であります。

引用は全てhttp://pb.nikkeibp.co.jp/miy_int.htmlのインタビューによるものです。麗しい写真が3点あります。
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2006年03月06日

労働は自由への道、絶滅収容所列島へようこそ

民主「4点セット」攻めず 参院予算委、弱腰質疑開始
2006年03月06日12時09分
 参院予算委員会で6日午前、小泉首相と全閣僚が出席して基本的質疑が始まった。「送金メール」問題で混乱した民主党が、06年度政府予算案の参院審議で態勢を立て直すことができるか。注目を浴びて輿石東参院幹事長が質問に立ったが、耐震強度偽装問題や官製談合事件などの「4点セット」は取り上げず、論戦は盛り上がらなかった。空洞化の懸念が現実となりそうな予感を抱かせる幕開けとなった。
 輿石氏は冒頭、政府・与党が後半国会の柱と位置付ける行政改革を取り上げ、「行革国会に臨む総理の決意をうかがいたい」と問いかけた。これに対し小泉首相は「政府の役割を民間、地方に任せて簡素で効率的な政府を作ろうということだ」と淡々と答弁した。
 「小泉改革のひずみ、4点セット、光と影といった問題を議論する」(前原代表)というのが後半国会に臨む民主党執行部の方針。しかし、ライブドア問題を含め4点セット問題は取り上げなかった。
 輿石氏は、産業再生機構が04年12月にミサワホームの支援を決めるにあたり、竹中総務相がミサワホームと、同社と業務提携したトヨタとの間を仲介した事実があるか尋ねた。竹中氏が「そういう事実は全くない」と否定すると、輿石氏は深くは掘り下げなかった。
asahi.com


要するにそういうことだったらしいのです。四国攻めで昇天しそうになったコイヌミを上手く救うことが出来たようです。これで「混合診療」の解禁によってビンボー人の撲滅は大幅に進捗するものと思われますが、しかしそれだけでは足りません。ビンボー人が病気にならないことには折角の混合診療もあってなきがごとしです。たとえ診察料以外の全ての治療、手術、投薬、装具などを自己負担にしたところで、健康な者には何の効果も現わしません。

そこで例の規制改革・民間開放推進会議が以前から提言しているのがホワイトカラー・エグゼンプションの導入です。「新しい労働者像に応じた制度改革」ということで、

2004年8月に改正規則が施行された米国のホワイトカラーエグゼンプション制度を参考にしつつ、現行裁量労働制の適用対象業務を含め、ホワイトカラーの従事する業務のうち裁量性の高いものについては、改正後の労働基準法の裁量労働制の施行状況を踏まえ、専門業務型裁量労働制の導入が新たに認められた大学教員を含め、労働者の健康に配慮する措置等を講ずる中で、労働時間規制の適用を除外することを検討する。また、その際、管理監督者等を対象とした現行の適用除外制度についても、新たに深夜業に関する規制の適用除外の当否も含め、併せて検討を行う。


まずはホワイトカラーから労働時間規制の撤廃を行い、無制限の長時間労働によって労働者の健康を損ない生活を破壊することがうたわれています。その次にはブルーカラーエグゼンプションがやって来るんでしょう。それにつけてもメタルカラーとは下手な造語です。金属製の襟はさぞかし首が痛いことでしょう。下手すると首が切れちゃいます。それはともかく宮内によると「サービス残業が悪いというなら、年俸制にするとか、残業という概念そのものをなくすとか」すれば良いのだそうです。実は年報制だからといって直ちに時間外手当てが発生しないということはなく、「都合の悪いことは無視する」という経営者としては致命的な欠陥を露呈しているところですが、これは「経済的格差が悪いというならビンボー人そのものの存在を抹殺する」のと同様の考え方ですから、一貫性があるというべきでしょう。さすがは洋行帰り、日本語では全く理解不可能な考え方ですから、きっと英語で考えてるのでしょう。「駅前留学」では思想までテコヘンになることはありませんので、十分とはいえないようです。

ところで「新しい労働者像」について、宮内は英語でこう述べています。

一握りのエリートは無限の価値を持っているわけだから、そういう人が知識集約型社会をつくる。それ以外は大部分のそういう人になりえないアザーズという人たち。クリエイティブでイノベイティブな人は世界のどこへ行っても豊かになれる。そうでない人は、世界の一番安いところへ引きずられてしまう。世界はこうして貧富の格差の大きい社会へなるでしょう。
コア社員の数を鉛筆の芯のように細くする一方、その周りを取り囲む木の部分は成功報酬型の社員、さらにその周りにパートタイマーやアウトソーシングを置く。…コアの社員には長くいてもらって、非正規社員で(調整できるような)配置をする。


以上英語によるスピーチでした。少なくとも日本語ではありません。オリックスの人事体系で最下層のところが「世界の一番安いところ」であるのは容易に想像がつきますが、理想的な鉛筆削りでは芯の先端の面積は0ですから、オリックスに「コア社員」は1人もいないことになります。しかし外人の考えではそんな場所にも天使が何人か乗れるそうですから、米粒に般若心経を書くのが得意な日本人も真っ青です。やはり洋行帰りのエリートの言う事は違うもんだなあと感心してしまいますが、「新しい労働者」のことを英語で「アザーズ」というそうです。アサーズ、他人です。必ず試験に出ます。試験対策としてはここでニコール・キッドマンを思い出さなければなりません。「新しい労働者は」既に死んでいるのです。ビンボー人はとっくに絶滅させられてしまいました。最初から存在しなかったかのように。諸君は気がついていないから毎日ご飯をおいしくいただいているのかも知れませんが、死んでます。

歩き回る死者はビンボー人の方なのです。ランド・オブ・ザ・デッドでございます。コイヌミはビンボー人を迷わず成仏させ、忘却の彼方に葬り去ろうとしています。すなわちこれ以上そのような死者が生まれて来ないように、ビンボー人の経済的負担を重くし、過重労働によって体力を奪うこと、そして同時に、現在うろついている死者たちが完全に消耗するまで奴隷のように使役して健康を損ない、そのうえ医療の門を閉ざすことによってなるべく速やかに死の自覚を得るようにするのがいわゆる「改革」です。

そうするとビンボー人としては早いところ死を自覚して亡霊としてのアイデンティティに目覚めたほうが良いのかも知れません。しかしなにもあわてて成仏するには及ばないでしょう。ゾンビも頑張っていることですし。ところで死者の世界は鏡の世界、全てが逆転しています。実際のところ本当に死んでいるのがどっちなのかわかったものではありません。メディアは死者の世界からのメッセージを運ぶメディウムであり得ます。テレビはイタコである可能性があります。しかし連中の言うところではビンボー人は彼らにとって「アザーズ」であり、連中とは別の世界の住人、見知らぬ者なのらしいのですから、ここはひとつオバケとしての特有の能力を磨いた方が得策です。何にも出来ないQ太郎でさえ消えちゃうんだよ。空も飛んでいたようです。もっともイヌは嫌いなのですが。上達すれば色々なモノに化けることも出来ます。そのようにしてオバケは専ら生者の世界に寄食し、その一方でカミナリさんに化けたりして生者の営みを妨害するのが務めです。何も悪いことをせずにラーメンを食べているだけの人に迷惑をかけることもありますが、そのようなことは知ったことではないのです。なにしろ弟は自爆テロリストであり、ガールフレンドは格闘家なのです。もっともドロンパとかいうイヤな奴がいましたが、道理で奴はアメリカオバケだったのでした。
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2006年03月05日

格差問題の最終的解決

プロ野球に興味がないのですが、プロ野球ファンはオリックスのオーナーが嫌いなのかも知れません。国会でも追求されています。

収入で命に格差
医療改悪法案 保険外負担を拡大
参院決算委で小池議員追及 日米財界の要求
 「アメリカと日本の財界の要求で日本の公的医療制度を崩壊させていいのか」――三日の参院決算委員会で、日本共産党の小池晃政策委員長は、政府の医療改悪法案について、「収入の差が命の格差になっていくものだ」と批判しました。
 医療改悪法案は、保険の自己負担を引き上げるだけでなく、保険内診療と保険外診療を併用する「混合診療」で保険外負担を拡大し、民間保険の市場を拡大するものです。
 小泉純一郎首相は、「混合診療を認めなければ、一部の(保険外の)医薬品を扱うと全額保険外(自己負担)になる。それを改善した」と答弁しました。
 小池氏は「いままでの日本の医療は、高度な医療、新技術を保険で認める方向で進んできた」と強調しました。患者、国民の運動で保険外から保険適用になった医療には、人工透析、腎臓移植、白内障眼内レンズなどがあります。
 小池氏は、「“高度な技術は保険がきかない”と切り捨てれば、どんどん自費(負担)部分が広がっていくことにならざるをえない」と批判。そのうえで、医療改悪案の狙いを象徴するものとして、米国系民間保険会社「アリコ」が掲載した、新聞二ページ全面を使ったカラー刷り広告を示しました。
 そこでは、今回の法案による患者負担増を「のしかかる自己負担」とし、公的保険の対象外である「差額ベッド代」「高度先進医療の技術料」を「影の治療費」としたうえで、「公的保険適用外の治療費への備えも必要です」と保険加入を勧めています。
 小池氏は、「混合診療」を熱心に推進しているのは、傘下に保険会社をもっているオリックスの宮内義彦会長だと指摘し、「なぜ日米の保険会社のもうけのため、国民が負担を押しつけられなければならないのか」と批判しました。
国民の負担増「雪だるま式」
 小池議員は、小泉内閣の税制「改正」による増税に連動して国保料、介護保険料などが上がり、「雪だるま式」の負担増となる事実を告発しました。
 小池氏が示したのは、横浜市在住の単身者(年金額が年間百八十万円)のケースです。二〇〇四年には支払う義務のなかった所得税、住民税が、年金への課税強化で〇八年に二万一千円に上がります。国保料は一万三千円から五万四千円。介護保険料も二万五千円から五万五千円。四年間であわせて九万一千円の負担増です。
 川崎二郎厚労相は「激変緩和措置をとっている」と釈明しましたが、小池氏は「激変緩和を織り込んだ数字だ」と切り返しました。
 谷垣禎一財務相が「個々の方には影響を及ぼす場合もある」とごまかしました。小池氏は新たに課税対象になるのは百万人を超えるという事実を指摘し、負担増で追い打ちをかけ、高齢者を窮地に追い込む医療改悪法案の撤回を求めました。
2006年3月4日(土)「しんぶん赤旗」


内閣府に「規制改革・民間開放推進会議」てえもんがありまして、これは共産党のいうとおりオリックスの宮内義彦会長を中心に、公共サービスの分野から何か儲け話しの種がないかと嗅ぎ回っている「会議」なわけです。

議  長 宮内 義彦 オリックス株式会社取締役兼代表執行役会長・グループCEO
議長代理 鈴木 良男 株式会社旭リサーチセンター取締役会長
総括主査 草刈 隆郎 日本郵船株式会社代表取締役会長
     八代 尚宏 国際基督教大学教養学部教授
委員    神田 秀樹 東京大学大学院法学政治学研究科教授
黒川 和美 法政大学経済学部教授
志太 勤 シダックス株式会社代表取締役会長
白石 真澄 東洋大学経済学部社会経済システム学科助教授
南場 智子 株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役
原 早苗 埼玉大学経済学部、青森大学経営学部非常勤講師
本田 桂子 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンプリンシパル
矢崎 裕彦 矢崎総業株式会社代表取締役会長
安居 祥策 帝人株式会社相談役

オリックスは野球の他、リースや金融、そして保険を扱っている会社ですね。旭リサーチセンターは小林旭の研究をするところではなくて旭化成のシンクタンク。旭化成グループははキュプラやヘーベルハウスの他にもマンション事業もやってますし、医薬品も製造しています。日本郵船はもちろん国内最大手の海運会社で、イメージキャラクターはサザエさんの母親のフネです。シダックスも野球とカラオケ、そして企業の社員食堂や病院の給食、病院内売店の運営など、これも医療分野に多いに野心を持つ会社です。株式会社ディー・エヌ・エーは電子商取引というか、インターネットオークションか何かの会社。マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンはその名前の通り、日本企業をアメリカの思惑通りに動かしています。日本政府も末期ンゼーのコンサルティングを受けるように言われたのでしょうか。矢崎総業は計器等のメーカーですが、「ヘルスフル」という血圧やなんかを測る機械をネットワークして、計測情報に基づいた健康管理サービスを販売しています。帝人も繊維とか、もちろん医薬品など。

こうしてみるとこの人たちがいわゆる「混合診療」を解禁したがるのも道理です。小池氏は何故かオリックスを槍玉にあげていますが、プロ野球ファンかも知れません。野球好きの人の考えは推し量れませんが、オリックスだけでなくほとんどのメンバーが医療分野に進出しており、そこで儲けようとしています。この会議全体が病人からしぼれるだけ搾り取ってやろうという企業経営者から成り立っているのであり、自分達の金儲けのために政治を動かそうとしています。ところがこれは内閣府でやっていることなのですから、正確に言うと政府が彼らの事業を積極的に支援しようとしているわけです。

もちろん事業を支援して悪いことはないのですが、たとえば八代尚宏は雇用流動化をたたえ公共サービスの「市場化」を主張する人ですし、神田秀樹はライブドアでも話題になった株式交換制度を含む商法改正に深く関係している人物です。黒川和美も公共経済解体を専攻し、公営住宅をなくそうとしています。白石真澄は「バリアフリー」や「少子高齢化」が御専門ですが政府の縮小論者です。原早苗は熟女AV女優ではなくて消費科学センターにいた人で、このオバサンをのぞくと消費者や労働者、一般の国民の視点を持った人がほとんどいません。国民の生活を企業の利益のために奉仕させることを考えている連中ばかりです。これはもうほとんど政治とも呼べないような有り様です。ブルジョア独裁の本質が露呈したという言い方も出来ますが。この学者連中がほとん米国経験をお持ちなのも末期ン税ですが。

そもそもこういう連中はビンボー人の実態を知りませんし、知ろうとも思っていません。なにしろ宮内義彦にしてからが
「国民がもっとさまざまな医療を受けたければ「健康保険はここまでですよ」、後は「自分でお払いください」というかたちです。金持ち優遇だと批判されますが、金持ちでなくとも、高度医療を受けたければ、家を売ってでも受けるという選択をする人もいるでしょう」(「週刊東洋経済」2002年1月26日号)
という世間知らずの甘チャンです。日本には家を売るどころか、自分の家がなくて借りた部屋に住んでいる人が何人かいたと思いますが、ご存知ないらしい。持ち家があるというのは、実は結構金持ちですが、多くの持ち家というのが家のふりをした借金に過ぎないことを別にしても、1軒しかない家を売ればどっかに住まなければならないわけで、家賃負担が発生するわけです。世の中は愛人宅別荘その他数件を所有している人ばかりではありません。「金持ち優遇」ではなくて世間にはビンボー人もいるとうことを知らないようです。馬鹿かも知れません。

家のあるものには家を、腎臓のあるものには腎臓を売らせ、何もない人は死ね、というワケですが、コイヌミは少子化を促進すると共に、こういう馬鹿をあえて採用して多くの国民をバタバタと病死させるべく努力しています。もちろんくたばるのは多くビンボー人ですから、そのうち日本から貧困が撲滅されることでしょう。一方生き残るのがこのような馬鹿者なのですからわが日本国の前途洋々たるものがあるではありませんか。
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2006年03月04日

天皇を公募するか酵母を天皇にするか、弘法は筆に謝る

民主自滅で「応募者急増」=補選公募に200人超−自民・武部氏
 自民党の武部勤幹事長は4日、宇都宮市でのパーティーであいさつ、「送金メール」で民主党が自滅した影響で衆院千葉7区補選(4月23日投開票)の候補者公募に応募が殺到していることを明らかにした。
 「応募者がこの2、3日で急に増えた」と切り出した武部氏は、3日夕の段階で211人に達したことを紹介、「なぜ増えたかは言及しないが、お分かりのことだと思う」などと語った。 
(時事通信) - 3月4日17時1分更新


分かりますとも。失業は相変わらず深刻のようです。家族を養うためにはなり振りを構っていられませんよね。たとえ自民党であろうとも口のあるところには当たってみるものです。父ちゃんが家でブラブラしていると母ちゃんが餓鬼に当たる、というのもよく見かける光景です。可哀想なはこの子でござい。

児童養護施設パンク寸前に
虐待急増で緊急避難
 虐待を受けた児童などの保護が急増し、東京都が児童養護施設に定員を超える受け入れを要請する事態となっていることが二日、分かった。全国の施設の入所率は定員の九割以上に達し、パンク寸前の状態。このため保護した児童の行き場がなく、頭を抱える自治体も多い。専門家は「子供を救うためには緊急避難もやむを得ないが、抜本的な対策を講じる必要がある」と指摘する。 
 児童相談所に付属し受け入れ先が決まる前に子供を一時的に預かる一時保護所の入所率は、都内で昨年六月から六カ月連続で定員(計百二十八人)を超過した。未集計だが、今年に入っても定員いっぱいの状態が続いているとみられる。
 受け入れ先の児童養護施設が今年一月に97・4%となるなど事実上満員で、空き待ちの状態が続いているためだ。
 このため都は同月、都外の一部施設を除く都立と民間計五十二の児童養護施設長あてに文書を送り、定員を超える受け入れを要請した。
 同様の要請は、二〇〇四年十二月に続いて二回目。このときは、都から新年度までの暫定受け入れの適否について打診を受けた厚生労働省が「好ましくないが施設の職員などの配置基準を下回らず、一時的な措置ならやむを得ない」と判断。都内の民間十施設は昨年三月、定員を超過した。
 児童養護施設は児童一人当たりの居室面積や、小学生以上六人に職員一人の配置などの最低基準が省令で定められており、定員超過で基準を下回ると改善勧告の対象となる。
 今回の要請について都育成支援課は「虐待を受けた子を放置できない。あくまでも暫定的な措置で、最低基準も下回らない」と説明している。
 一方で、都は慢性的な保護児童の多さに対応するため新年度から一時保護所の受け入れ定員を十六人増員し、〇八年度までに児童養護施設のグループホームを計百カ所整備する計画。里親への委託児童も〇一年度から百人以上増やすなど施設外の受け皿も拡大しているが、入所児童の増加に追い付かない状態だ。
<メモ>児童養護施設の入所状況
 厚生労働省の2004年の社会福祉施設等調査によると、児童養護施設の入所児童は計30597人(同年10月1日時点)で、定員の91・4%。1994年に増加に転じて以降、入所率は初めて9割台に達した。
 都道府県(政令指定都市、中核市分を除く)では東京の96・8%をはじめ、大阪や愛知など都市部はほぼ満員の状態。関東地方の1都6県では、埼玉の97・6%を最高に、5都県で定員の9割を超えている。
 虐待を受けた児童の入所が増えており、厚労省の調査では27・4%(03年2月時点)と、5年前より約8ポイント増加した。
東京新聞


たまに発生すると喜んで大騒ぎするのが餓鬼殺しですが、日常的に頻繁に発生しているのが家庭内の虐待です。こちらの方は残念ながら死に至らないことも多く、地味で暗いのでいちいち報道されませんが、自分の町が餓鬼にとって安全かどうかを考える前に、自分の家がどうなのか考えてみた方がよさそうです。自警団もここまでは助けに来てくれませんから、お子様方も御自分で御自身の御家庭の御状況を御検証あそばされるがよろしかろうと存じます。

それでも虐待が高じて餓鬼がくたばったりすればニュース種にはなりますが、どうもこの児童虐待というものはビンボー人特有の犯罪であるらしく、テレビでこの種の事件の報道がされると、狭苦しいアパートなんかのドアのところに子供らしい玩具類が置いてあったりします。「事件現場」ということで映されるんでしょうけど、そういうのは身につまされて僕はイヤなんですが、こういう場合に大邸宅はおろか瀟洒な小住宅すら映りません。土台の腐った平行四辺形の借家がいいところであります。

考えてみればある程度生活に余裕があれば自分の餓鬼をいじめてやろうなどとはなかなか思いつかないものです。世の中には少なくともそれよりは面白そうなことがいっぱいありますから。やはり狭い家にとじこめられた気晴らしのない生活があってこその児童虐待です。

ここで不図、天皇さん家のお嫁さんが娘を虐めてないだろうかと思ってみましたが、あそこは餓鬼の面倒を見る人が沢山いるから大丈夫でしょう。こちとら庶民の家もばーさんがビル清掃に出なくても済むのであればだいぶ助かるのですが。ばーさんに餓鬼の面倒を見させると餓鬼がばーちゃん子になって困るかも知れませんが、虐待を受けて性格が歪むよりも多少わがままで傲慢な方が良いということはコイヌミを見てもわかります。コイヌミの年収が僕より低いというなら話は別ですが。

そういうわけで次の次の天皇というか、天皇の奥さんというか、何だか分かりませんが、まあどうでもいいような地位に就かれる方の虐待死の心配がなくなったところで、しかし、天皇もこの際公募したらどうかと思わないこともないのですが、公募するぐらいならダッチワイフを置いておいてこれが天皇だと言ってもあまり変わらないとか言われそうですな。でもダッチワイフはお口をポカンと開けていて少し馬鹿に思われそうですから、コップか何かを持って来て「象徴」ということでみんな納得しませんかね。しないだろうな。

そういうわけなので、児童虐待が増加して施設が不足するのもコイヌミの偉大な業績のひとつとして歴史に書き込まれる必要があるみたいです。どうも彼は自分のことを歴史的存在だとでも思っているらしいのですから、児童虐待の増加は、後世に「コイヌミ時代」として「新しい歴史教科書」にも記述されるのに違いありません。とんだ恥さらしで可哀想なのは孝太郎君であります。武部ん家の餓鬼よりも世間に顔が売れているだけに、今では外も歩けないでしょう。歴史的犯罪者の息子は肩身が狭いよな。芸能活動も思うようにいっていないようですし、天皇公募制に期待してみてはいかがでしょうか。ライバルは僕ですが。
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2006年03月03日

できちゃったゾンビ

ついつい中で出しちゃう人たちがいます。いくら外で出してもそのままニ連チャンをしていては中で出すのと変わりません。僕は今、「そういう時代もあったなあ」と感慨にふけっているわけですが、他人事ではないという人も多いようです。一昨年は第1子の4人に1人がそうして出来たということです。

<04年人口動態>「できちゃった婚」急増 厚労省まとめ
 厚生労働省は3日、合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の数に相当)が過去最低の1.29だった04年人口動態をさらに分析した特殊報告をまとめた。結婚前に妊娠する、いわゆる「できちゃった婚」で生まれた子供が全第1子に占める割合は26.7%で、80年の12.6%から2倍以上増えた。
(毎日新聞) - 3月3日19時34分更新


一人の女性が一生に産む子供の数が1.29人だそうです。1人と、0.29人。0.29人なんてシロモノを産んでも仕方がないので、これを3つか4つ集めるとだいたい1人ですよね。だから単純に平均すれば、女性4人か5人のうち餓鬼を2人も産んでいるのが1人だけ、あとは一人っ子です。この場合第1子は4人か5人いますけど、このうちの1人は婚前性交によって出来たものです。

もちろん結婚を前提に交際している未婚のカップルの中には、早くも避妊具に引退を申し付けている人たちもいますし、結婚した後も餓鬼など産むつもりがないのに失敗して「できちゃった」人たちもいますから、「できちゃった婚」の全てが望まれない妊娠であったわけではありませんし、結婚した後に出来た餓鬼が必ずしも喜びをもって迎えられるわけではないのですが、親の都合はこのさいどうでも良いことです。

ただしこの記事では出産してなおかつ結婚しない人の数がわかりませんから、「できちゃった」場合に「結婚して出産」する場合と「結婚しないで出産」する場合の比較は不可能です。ただし婚外子の出産は、出産全体の1%程度だという話もありますので、「結婚しないで出産」するという場合まほとんどないといって良いようです。またこの他に「結婚しないで出産もしない」、「結婚して出産しない」という選択肢もあるのですが、その辺は全く分かりません。ともあれ、結婚していなくて餓鬼が出来た場合、そいつを産むのであれば結婚をする、という人が多いらいしいのです。

つまり政府の「少子化対策」に則って考えれば、善良の風俗と伝統の美風を守って婚前交渉を慎むことによって、出生数の20%はカット出来そうだということになります。ですから年頃の娘さんをもつ親御さんは、結婚するまでは縫い閉じておくなどの方法を講じることが良いと思われます。息子さんの息子さんは袋に縫い付けておくとか。

そうでなくても厳しい世の中ですから、餓鬼がいると親は大変です。親のあり方によっては餓鬼も大変ですが。

謝罪文の新聞掲載を要求=「社会的評価回復を」−武部自民党幹事長の二男
 自民党の武部勤幹事長の二男は3日午後、「送金メール」問題で経営する会社が経済的損害を被ったとして、民主党と永田寿康衆院議員(民主党会派離脱)に対し、連名で全国紙など6紙に謝罪文を掲載するよう弁護士を通じて文書で要求した。
 この中で二男は「世間からいわれなき嫌疑を受け、経営する飲食店の売り上げが激減し、取引を断られるなど甚大な被害を受けた」などと強調。「社会的評価を回復するため」と謝罪文の掲載を求めた。 
(時事通信) - 3月3日21時1分更新


「武部の息子」の「社会的評価」が果たして高いものであったのか低いものであったのかは良く分かりませんが、たとえメールがどうあれ、堀江の義理の兄弟であることに変わりはありませんから、さぞや立派な「社会的評価」を受けていたのでしょう。親がアレなので二男まで悪く言われてしまうのは迷惑なことでしょうが、「飲食店」の「経営」に役に立っていたこともあるのではないかと思われますので、まあアイコというものです。

一方武部の上司はそこのところどう考えているかというと、

<首相>自らの評価問われ「私が死んでから」とけむにまく
 小泉純一郎首相は3日の参院予算委員会で、自らの評価を問われ、戦国大名の斎藤道三や、幕末の新選組を例に引き「一方からみれば悪人の代表として挙げられ、いい点を見ると英雄として評価される。私が死んでからどういう業績を上げたか評価をしていただければいい」とけむにまいた。自民党の西銘順志郎氏の質問に答えた。
(毎日新聞) - 3月3日22時6分更新


この西銘という人は税金を使って何をやっているのか、なんとも呆れたものですが、コイヌミもその点では負けていません。斎藤道三を引き合いに出すなど、相変わらず聞いているこちらが赤面するような答弁ぶりですが、評価は死んだ後だそうです。「いい点」?何かありましたっけ?しかし彼の場合、評価はもう下されているのではないかと思いますが。してみるともしかしてコイヌミはもう死んでいるのかも知れません。ああいう歩き回って人に迷惑をかける死者は心臓に杭を打ち込むと良いそうです。ただしこの方法は標的が心臓を持っていることを前提にしていますので、この場合に有効かどうかはちとわかりかねます。せめて「成果主義」によって僕の給料を下げるのは僕が死んだ後にしてもらえれば何かと都合が良いのですが。
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2006年03月02日

キルドーザーで自警団を踏み潰せ

さっき「奇跡体験!アンビリバボー」というテレビ番組でアメリカの「キルドーザー事件」をとりあげてましたが、すんごいですね。コロラド州の中年男が自分の店の裏にコンクリート工場が建設されるのに反対し、それなりに同志を募って反対運動をしていたわけですが、地元の新聞(だいたいアチラの田舎には「地元の新聞」の他には新聞というものがないのですが)がこの運動を批判、運動は壊滅してただ独り反対し続けていた男は狭い田舎町で孤立、恋人にも振られたうえに市役所に難癖をつけられて店を閉鎖されるなど生活の手段まで奪われてしまいました。政治経済行政が一体となって叩きのめすもんですからおじさんはついに逆上、大形ブルドーザーを装甲して問題のコンクリート工場、恨み重なる市役所、例の新聞社、そして工場誘致推進派議員の経営する商店など町中を破壊した挙げ句拳銃で自殺してしまったということです。

狭い「地域社会」の中で浮くとトンデモないことになるというか、おかしなオヤジというか、やっぱり戦車は強いというか、色んな要素があってなかなかリッチな事件ですが、「キルドーザー」というのは事件から30年前の東京12チャンネルな映画のタイトルでありまして、原作がなんとスタージョン、監督はジェリー・ロンドンという、「SHOGUN」という奇妙な時代劇を撮った人だそうです。昔テレビで観たおぼえがありますが、また観てみたいですな。主演は「国際派女優のY.S」です。

そういうわけであまり関係が全然ないのですが、「子供を犯罪から守る」にはどうしたら良いかという話なのですが、これには先ずなんといっても餓鬼を作らないのが先決であります。

消費税や少子化対策焦点 自民税調3日に議論開始
 自民党税制調査会(柳沢伯夫会長)は3日、党本部で総会を開き、2007年度をめどに実施する抜本的税制改正に向けた議論を開始する。少子高齢化に対応した消費税率引き上げや子育て支援策が焦点で、政府が6月の「骨太の方針」で示す歳出・歳入一体改革に反映させる。
 同調査会では、社会保障費の増加を賄うためには消費税率引き上げが避けられないとの意見が大勢。政府の経済財政諮問会議が4月初めにも示す歳出抑制策の大枠を受けて、具体的な議論に入る見通しだ。
 併せて少子化対策と、企業の国際競争力強化を重視した税体系の在り方について検討。子どもの数が増えるほど所得税額が少なくなる新制度導入とともに、所得税の各種控除を見直して税体系を簡素化させることなどが課題となる。
(共同通信) - 3月2日18時18分更新


自民党もその方向で考えているらしく、企業の税負担をますます軽減し、その分の歳入負担がビンボー人ほど重くのしかかる消費税の増税、所得税控除を「簡素化」して控除額を減らすことによる所得税増税が「少子化対策」であるといっています。「少子化対策」というと出産数を増やそうとすることだと思いがちですが、それは一部のマスコミに踊らされた間違った考えです。税制に関する議論を見る限りでは「少子化対策」は少子化を促進するための対策に違いありません。餓鬼さえいなくなれば「変質者」どもはさぞ困ることでしょう。連中に餌食を与えず、日干しにするのが政府の方針です。「変質者」に限らず、社会防衛的な見地に立って正しくものを考える国民の皆さんは今のうちに趣味を変えておくのが得策であります。「少子高齢化」の時代には、もはや「熟女」では不十分です。少なくとも妊娠可能年齢を過ぎている必要がありますが、その程度の年齢層に趣味を「改革」いたしましょう。ブルドーザーとセックスするのとどちらがいいか、それは微妙な問題です。
posted by 珍風 at 22:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月01日

「あゝ熟女」は重いけど持って歩くとイイコトがあるかもよ

「代表の仕事は部下を信頼し、全幅の信頼を寄せること」なんだそうです。要するに部下のせいにしてマエバリはしぶとく粘着するわけですが、メールがガセビアの沼に沈んだ今では、誰がどのような狙いでガセを掴ませたかというところに興味がありますな。この際永田君は鬼となってそこら辺を生涯賭けて追求してみるのも面白いかと。はめられたんだから。一体誰にでしょう?

一方では地方幹部が「民主党に有利なアクシデント(出来事)がない限り、(選挙は)苦しい」と言っているそうです。まあトップがアレでは部下は苦労しますね。お察しします。だからといって同情するわけではありませんが、「民主党に有利なアクシデント」なんて簡単じゃないですか、そんなもん。ひっぺがしてコイヌの尻尾にでも貼付けてしまいなさい。

そうこうしている間にも、日本はかなり危険な状態になっていたようです。といっても餓鬼共にとっての話ですが。

保護者の大半「住む街は子どもに安全ではない」
2006年02月18日
 5〜8割弱の保護者が自分の住む街は「子どもにとって安全でない」と感じているという結果が、複数の民間のインターネット調査でわかった。
 1月中旬に実施したインターネット関連会社「ドリームエリア」(東京・渋谷)の調査は、高校生以下の子の保護者ら1000人から回答を得た。同社が提供する不審者情報のメールの受信者で、大半は小学6年生以下の子どもの保護者という。子どもの性別は男女半々。
 「あなたの住む街は子どもにとって安全か」との問いに、50.5%が「思わない」と答え、「思う」は10.3%だった。「わからない」は39.2%という。
 12.7%は子どもが実際に危険な目に遭った経験があると答えた。
 「子どもにとって危険な場所」は「登下校時の通学路」が最も多い45.9%で、「下校時」だけで全体の4割を超えた。「登校時は集団が徹底されている。子どもが被害に遭うのは大半が下校時」との意見が寄せられた。
 一方、生活情報紙を発行するサンケイリビング新聞社が昨年12月、中学生以下の子どもを持つ全国の主婦441人にインターネットで聞いたアンケートでも、77%が「自分の地域は子どもにとって安全ではない」と答えた。
 この調査でも、子どもの安全に不安を感じる状況として、「下校時」や「外で遊んでいる時」が上位を占めた。通学路に不安を感じる理由としては、最多の「人通りが少ない」に「交通量が多い」が続いた。
 両社の調査ともに、過半数が必要な取り組みの中心的存在として「地域」を挙げた。
asahi.com


ドリームエリアは地域の不審者情報や学校の連絡を保護者の携帯にメールで配信する仕組みを販売している会社ですから、「街が安全」になると同社にとっては危険です。今後は「わからない」の39.2%の人たちにたいして闇雲に危機感を煽って不安と恐怖に陥れる必要があるでしょう。少なくともサンケイリビングのたたき出した77%を目指すべきです。もっともこの77%の連中も、「人通りが少ない」のが良くないと言ってみたり、「交通量が多い」のが問題だと言ってみたり、なんだかわからない人たちですが。自動車の交通量の多い分が全て歩行者になって道路にひしめくようになれば、それはそれでスリかっぱらいの虞れも多くなるわけで、どうしたもんだか。

ところで「地域」というのはある区切られた土地の範囲のことだと思いますが、その具体的な存在の様態としてはまあ、地面でしょうな。これが「必要な取り組みの中心的存在」として指名を受けているわけですが、地面に何をしろというのか、よくわかりません。地面の働きによって落とし穴が自然に閉じるようになれば、安全に寄与するところ大でありますが、どうもそうではなくて、この「地域」というのは「地域社会」の略で、「自分以外の地域社会の住民」のことらしいのです。

子どもを犯罪から守れ、防犯ボランティアが急増
 地域パトロールなどの防犯活動を行う「防犯ボランティア団体」は昨年末現在、全国で1万9515団体となり、前年の2・4倍に増えたことが27日、警察庁の調査でわかった。
 ここ数年、子どもを狙った凶悪事件が相次いだ影響もあり、調査を始めた2年前から比べると、6・4倍に激増。各団体の活動日数も増加傾向にあり、地域住民による自主防犯活動が急速に広がっている。
 団体数は、2003年末の3056団体、04年末の8079団体と、年々、倍以上のペースで増加。構成員別に見ると、町内会や自治会による団体が1万366団体で、全体の53%を占める。
 また、子どもの保護者が作る団体は2762団体で全体の14%だが、前年の651団体から、4・2倍と大幅に増加した。子どもが被害に遭う事件に危機感を抱いた保護者らが、積極的に参加するようになったとみられる。
 また、団体の構成員数も119万4011人で、前年の2・3倍になった。
 一方、平均の活動日数を見ると、前年は「月1日」が最も多く、全体の34%を占めていたほか、「毎日」は6%。しかし昨年、最も多かったのは、20%を占めた「月3〜4日」で、続いて「月20〜29日」が20%、「毎日」も9%になった。
 81%の団体は、徒歩による防犯パトロールをしているほか、66%は、通学路における子どもの保護、誘導などを行っている。
(2006年2月27日19時25分 読売新聞)


「防犯ボランティア」というのは要するに自警団みたいなものでしょう。これが1年で2倍以上に増えたということです。半分以上が町内会や自治会で作っている自警団であり、ほとんどが月に3、4日、つまりおそらく日曜日に活動しています。平日は都合がつかないのでしょうが、日曜日はほとんどの餓鬼が学校に行っていません。多分家でゲームをしています。また、3分の1が通学路の対応をしていません。それらの自警団は餓鬼が襲撃される状況について他の人たちとは違った考え方をしているのかも知れません。

新聞記事では自警団が「子どもを犯罪から守れ」という目的で組織されているように書いていますが、実態は必ずしもそうではないようです。自警団などというと、ともすれば朝鮮人を殺してみたり、とにかく毛色の変わった人は追い出そうとしてみたり、防犯にかこつけて他人の私生活を嗅ぎまわったりと、なまじ公務員でないだけに何をしでかしてもおとがめなしの岡っ引きみたいな印象がありますから、ふつうであればそんなものを結成したり、参加したりすることは、まあ避けるものなのですが、餓鬼を巡る事件が多い(しかしながら実際のところそんなに多いのか)のを良いことにして多数の地域住民のみなさんの御参加を得ているわけです。

そういう連中は、例えばこんなことをしでかすこともあるでしょう。

アジア系と間違え、埼玉県警が日本女性を誤認逮捕
 埼玉県警川口署は27日、同県川口市の無職女性(28)を東南アジア系外国人と間違え、入管法違反(旅券不携帯)容疑で誤認逮捕したと発表した。
 女性は、日本人とわかり、26日未明の逮捕から約14時間後に釈放された。
 同署によると、交番勤務の署員3人が25日午後7時40分ごろ、川口市上青木西の路上を歩いていた女性に職務質問。女性は「日本人です」としか話さず、身分を示すものも持っていなかった。署員が所持品に書かれていた母親の勤め先を訪ねたものの、身元は確認できず、26日午前5時15分ごろ逮捕したという。
 その後の取り調べで、女性が自分と家族の名前、生年月日を紙に書き、身元が判明。女性は午後7時20分ごろ釈放された。
 女性の母親は、女性が普段から他人と話すのが苦手だとしているという。
 署員は「目が大きく、彫りが深かったため、外国人だと思い込んだ」という。
(2006年2月28日1時40分 読売新聞)


特に深夜でもない時間帯にただ歩いていたところ「外国人か」と聞かれて「日本人です」と答えただけで、丸1日の拘束です。これは警察のやったことですからこうして記事になっていますが、自警団の場合は、怪しいと睨んだ人物をとっ捕まえて所持品を調べたり全裸にしていじくり回したりして何時間もかけて良く調べてみると実は何にも怪しくなかったというような場合でも、「喋らないのが悪い」とか「目が大きいのが悪い」とかいってすましてしまうのでしょう。そのまま殺されてもおそらく分からないでしょう。なるほどみなさんのおっしゃる通り、街は安全ではないようです。僕は自慢ではないですが目が小さく、彫りが浅いので旅券を持って歩く必要はないと思いますが、少女に性的興味がないことを示すために富士出版の「あゝ熟女」でも持って歩くことにしますかね。体力もつきそうだし。
posted by 珍風 at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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