2006年12月30日

狂はお肉の日だ。いや昨日だったがかまうもんか

高齢者の食事に意外な偏り=「食材余り、使い回し」多く−全老連調査
 和食中心にバランスのよい食生活を送っていると思われていた高齢者が近年、摂取する食材の偏りなどで低栄養状態になる危険性が高まっていることが30日、全国老人クラブ連合会が全国の会員に実施した最新の食生活調査で分かった。
 調査は男女2963人(最高齢97歳、平均年齢75歳)に実施。食習慣や食生活上の懸念などについて聞いた。
 それによると、食事を1日3回決まった時間に取る高齢者は9割以上。「ほぼ毎日食べる」と回答した食材の種類も、緑黄色野菜72.0%、大豆製品68.4%、果物62.0%、魚介類42.1%で、「健康食」を中心に摂取していた。
 半面、「肉類」は敬遠されがちで、毎日食べる人は12.1%。「ほとんど食べない」とした人の方が17.0%で高かった。日本栄養士会によると、必要以上に生活習慣病を気にして肉を控えると、低栄養となり、心身に悪い影響が出かねないという。
 もう1つの課題が独居高齢者などの「食材余り」の問題。「食生活での心当たり」では、男女とも約半数が「同じ食材を使った料理が多くなる」と回答。食べる量が少ない高齢者では、食材が余るために、同じ物を何日も食べ続ける傾向が見られた。このほか、男性では23.1%が「調理済み総菜が多い」、女性の20.1%が「食事を作るのがおっくう」と回答した。
2006/12/30 時事


クリスマスに77歳の秋山さん75歳の藤波さん64歳の福岡さんが殺され、今日は69歳のサッダームが殺害された今日子のゴロ、高齢者諸君は朝ご飯ちゃんと食べてる?お肉を食べないと良くないんだそうですよ。全く、折角俗説に振り回されて肉食を控えてると、今度は「肉を控えると、低栄養となり、心身に悪い影響が出かねない」と言うのです。どうすりゃいいんでしょうね。

実は「健康食」というのはあくまで肥満傾向の人が対象ですから、誰でも彼でも「健康食」なら良いというものではないんですが、テレビばっかり観ていると誰でも「健康食」をやっていれば良いような気になってしまいます。ですから「健康食」とかいうものがどなた様の健康にも良いわけではないのですが、しかし、調査対象が「老人クラブ」です。おおむね60歳以上の人が対象であり、平均年齢は75歳です。軽く75歳とか言いますが、そんなに簡単に75歳にはなれませんよ。ぼくなんかあと30年は辛抱しなきゃいけないんですが、うちの家系は短命でして、親父が65歳、親父の弟が55歳、この勢いでいくと僕も間もなく、ということにもなりかねません。そう考えるとこの集団は比較的「健康」に恵まれているのであり、むしろこの年齢まで永らえたのは「健康食」のおかげであると言えなくもありません。「日本栄養士学会」の見解は科学的には正しいのでしょうが、ちょっと無理があります。

なお、「食材余り」については、高齢者に限らず独居者であればあらゆる世代の人間に共通する問題であります。僕の知っている20代女性は一人暮らしですが、調理は月に3回しか行ないません。シチューとかカレーとかを作ると、10日間ぐらいそれを食べ続けています。この間はキャベツを買ったので毎日キャベツばっかり食べていたようですが、羽化して蝶になるようなことはありませんでした。相変わらず芋虫状態です。手足はありますが。あったところで。これは外食をしない人の間では別に珍しくないことで、「健康」のために外食をしないようにした場合には、一人暮らしの場合まず間違いなくこうなります。「外食を避ける」ということは「同じ食材を使った料理が多くなる」ことを意味するのであって、「健康書」のウラの事情がはじめて明らかになったわけです。それから「調理済み総菜が多い」と文句を言っている男性と「食事を作るのがおっくう」だという女性は一緒に生活しない方が良いですよ。

このように、長寿と健康のお手本であると思われいた高齢者の食生活にもツッコミが入ることになりました。それも米国産牛肉の輸入解禁以来肉類が高い、という事情をあえて無視してまで、「肉類の摂取が少ない」とのご指摘であります。しかも相手はどうしてなかなかお達者なお年寄りですので、はっきり言ってこういうことに何の意味があるのか全然分かんないのですが、何だか知らないけど高齢者が問題化しているのです。そういえばこんなこともありました。

80歳タクシー運転手逮捕  右折中事故、男性死なす
 29日午前2時半ごろ、横浜市鶴見区市場富士見町の国道15号交差点で、右折中の個人タクシーが対向車線を直進してきた同区馬場、飲食店長田口昇さん(34)のオートバイと衝突、田口さんは胸を打ち死亡した。
 鶴見署は業務上過失傷害の現行犯でタクシーの運転手福添繁容疑者(80)=川崎市宮前区東有馬=を逮捕。容疑を同致死に切り替えて調べている。タクシーには客1人が乗っていたがけがはなかった。
 福添容疑者は「相手のバイクが思ったより速かった」などと話しているという。
2006年12月29日 共同


今年あたりから高齢運転者については世間では問題にしていたわけです。認知症の運転者が事故を起こすんだとか何とか。そういうことがありますので高齢者の交通事故は報道されるチャンスが高いんですが、この記事は来年の道路交通法関係報道のテンプレートとなります。道交法関係では今年は駐車監視員と飲酒運転である程度の効果がありましたが、来年は高齢運転者がターゲットになることでしょう。高齢運転者は認知症かもしれませんし、精神身体能力の低下によって事故を起こす可能性が高いかもしれません。老人は即ち危険な存在なのです。国民は周りの人たちに気を遣うことなく快適なドライヴィングを楽しむために、公道上から高齢者を排除する必要を認めることでしょう。

なんらかの仮想される「危険」な属性をもつ集団をターゲットをピックアップしてキャンペーンを張り、立法提案につなげていこうとするのは少年法改定の議論や「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」など、警察の得意とするところです。今年は8月の飲酒運転による3人死亡事故の発生を受けて大規模な飲酒運転狩りをしました。その結果多くの飲酒運転者が発見され、特にそれが公務員であった場合に限って大々的に報道されていたのは記憶に新しいところです。意外だったのは飲酒及び酒気帯び状態で自動車を運転する非常識な人間が多いことと、その割には事故が起こっていないことで、飲酒と交通事故との因果関係に危機が訪れたような気もしたのですが、どうにかして道路交通法改正案の立案までこぎ着けたようです。

来年の通常国会で提出されるこの改正案の中には、高齢運転者対策として75歳以上には免許更新時に認知機能検査をし、「もみじマーク」の義務づけが盛り込まれています。あれは「もみじマーク」というのです。「若葉マーク」との類推で悪意なく「枯葉マーク」などと言ってみたり、本当にそう呼ぶのだと思っていたりする人も多いようですが、今度から気をつけましょう。ところで世の中には「若葉マーク」と「枯葉マーク」を両方とも着けている車両も走行しております。こういうのはだいたい女性が運転していることが多いような気がするんですが、時速40キロぐらいで流しておられます。おそらく自分のドライバーを勤めていた男性、夫とかいいますが、これの死去により自ら運転するを余儀なくされた奥様のようです。何しろ近頃では買い物一つするのにも自宅から離れた大型ショッピングモールなどに行かなくちゃいけませんので、運転できないと食べ物にありつけません。地方では自動車は生活必需品となっています。もちろん買い物に便利なところに住んでいれば別ですが、家賃は6桁以上です。

そんなところに住める人は別として、そうではないビンボーな高齢者が来年の危険人物です。既に独居老人が問題化されいます。そのようなビンボー老人はいつの間にかそこら辺で死んでいたりして周りに迷惑をかけますので要注意人物です。高齢者は「問題」として浮上し、法の網をかぶせられて規制の対象となりますが、「地域」と「家庭」が彼等の状態について常時モニタリングすることになるでしょう。その際には彼等がきちんをお肉を食べているかどうかもチェック項目に入ります。高齢者の肉類消費を多いに促進しなければなりません。特にアメリカ産牛肉は柔らかくて美味しいので高齢者の口にも合うことでしょう。BSEの潜伏期間は長くて15年くらいと考えられていますが、それまでに別の原因で死んでくれれば何も言うことはありません。
posted by 珍風 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月26日

怪人が少女を百人斬り!

そのころ、東京の町という町、家という家では、二人以上の人が顔を合わせさえすれば、まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。ところがこの「二十面相」、ほんとうの名まえは「怪盗二十面相」だったのですが、「少年雑誌倫理規定」というものによって、「盗」の字がいけないということで、「怪人」に改められてしまったのです。時は昭和11年、内務省図書課が「児童読物改善に関する指示要項」を出す2年も前のことでしたが、当時もうこんなことがあったのです。江戸川乱歩の少年物も、この「怪人二十面相」に続き昭和12年の「少年探偵団」、昭和13年「妖怪博士」までは明智探偵と二十面相の対決を描いて来ましたが、昭和14年「大金塊」では二十面相は姿を消してしまい、昭和15年の「新宝島」に至っては明智小五郎も小林少年も登場しません。これは冒険小説で、もはや「犯罪」を描く小説を掲載することは少年誌はおろか大人の雑誌でも不可能になっていたのです。その頃にはいわゆる「世は新体制一色に塗りつぶされ、幾分残存していた自由主義的なものも、この頃より全く影をひそめ、最も商業的であった雑誌なども何等か新体制色のある読物でなければ掲載されないという風潮」の中、旧作の「芋虫」(「悪夢」)が「反戦的」であるとされて全文が削除されるなど雲行きが怪しくなり、原稿の依頼はなく以前の著書は絶版となり、乱歩は「隠栖」を決意するに至りました。僕たちが明智小五郎と小林少年、そして怪人二十面相に再会するのは十年後、昭和24年の「青銅の魔人」を待たなければなりません。ほとんどの「少年探偵団」シリーズはそれ以降の作品です。

実際の江戸川乱歩はといえば、特に「反戦」とかそういう人物ではなく、かえって防空指導員として「敢然として女性防空群員の指揮に当たり号令をかけ」、町内会副会長として活躍し、軍需品増産の内職を組織し、庭には野菜を植えて禁煙までするなど、大変協力的であったわけなのですが。もっとも終戦は大腸カタルで寝込んで迎えた乱歩、「探偵小説国のアメリカが占領したのだから、探偵小説はすぐに復活する」と病床の中で喜んでいたようなんですが。

近頃はどうもまた「新体制」のようでして、何が新体制だかわかりませんが、「新しい時代にふさわしい」とかそういう一種の「煽り」なんですが、どうも「新体操」とはちょっと違うようで。

コミック、ゲームに対策を  警察庁研究会が報告書
 子どもを性行為の対象にした描写を含むコミックやコンピューターゲーム、インターネット上の性や暴力に関する情報が子どもに与える弊害と、その対策について検討してきた警察庁の研究会は25日、「社会全体が危機感を持ち、緊急に対策を取るべきだ」とする報告書をまとめた。
 子どもに携帯電話を持たせる場合は、親が契約に立ち会い、フィルタリング(情報選別)機能を確実に付けることなどを提言。警察庁は今後、出版や携帯電話、書籍販売サイトを運営する関連会社などに報告書を送り改善を求める。
 警察庁は今年4月、有識者らで構成する「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」(座長・前田雅英首都大学東京法科大学院教授)を設置。コミックのほか、暴力シーンを含んだゲームについても議論してきた。
(共同)(2006年12月25日 21時04分)


一応、「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」としては、「子どもを性行為の対象にした描写を含むコミックやコンピューターゲーム、インターネット上の性や暴力に関する情報」が性犯罪を誘発する、という実証されていない仮説に基づいて、性犯罪から「子どもを守る」という建前でやっているわけなんですが、共同の記事ではそういった情報やなんかが「子どもに」「弊害」を「与える」と書いちゃってるわけで、これは誤解なんです。誤解は誤解なんですが、この「研究会」そのものがそのような誤解を自らしてしまっている、あるいはわざとその辺をゴッチャにしているということがあるわけです。これは一体どういうことなのか、わざとなのかそれともこの連中がバカなのか。

座  長  前田雅英(首都大学東京都市教養学部長 刑法・刑事訴訟法)
座長代理  下田博次(群馬大学社会情報学部大学院教授 情報メディア論)
      相原佳子(弁護士)
      姉崎昭義(日本PTA全国協議会環境対策委員会副委員長)
      池田佳隆(日本青年会議所会頭)
      江川紹子(ジャーナリスト)
      岡田尊司(京都医療少年院精神科医・小説家)
      玄田有史(東京大学社会科学研究所准教授)
      小林寿一(科学警察研究所犯罪行動科学部少年研究室長)
      坂元章(お茶の水女子大学文教育学部教授 社会心理学)
      素川富司(文部科学省スポーツ・青少年局長)
      竹花豊(警察庁生活安全局長・前東京都副知事)
      藤岡淳子(大阪大学大学院人間科学研究科教授 非行臨床心理学)
      藤川大祐(千葉大学教育学部准教授 教育方法学)
      義家弘介(横浜市教育委員)

このメンバーを見ると、わざとやっている悪意の利口者とワケのわかっていない単なるお人好しのバカと、両方いるのではないかと思われますが、どちらにしても威張れるようなことではありません。実際に発足当時の「研究会の趣旨」では、

1  研究会の趣旨
我が国では、アニメ、DVD、ゲーム、インターネット、雑誌等を通じて、性や暴力に関する情報が氾濫し、それらにのめり込む者も少なくない。
このような状況の下、例えば、子どもを性の対象とする情報が影響して子ども対象の暴力的性犯罪が誘発された事例もみられるところである。また、インターネット上では、子どもが簡単にアクセスできる状態で性や暴力に関する情報が氾濫しており、このような実態に疑問を抱く者は少なくない。さらに、インターネットや携帯電話の使用や、ゲーム等へののめり込みが、少年の精神的な成長にマイナスの影響を与える可能性が指摘されているところである。
これらの現状については、かねてから多くの者が問題視していたものの、問題の深刻さ、視点等については、なお漠然としたままにとどまっていると言わざるを得ない。
そこで、子どもを取り巻く性や暴力に関する情報の氾濫やゲームやインターネットにのめり込むことの弊害について幅広く議論し、問題点を整理して社会に問題提起するとともに、その改善策を探ろうとするものである。


ということになっていて、「子どもを性の対象とする情報が影響して子ども対象の暴力的性犯罪が誘発された事例もみられる」ことになっています。「事例も」ですから、「も」なんで、一個でもあればこの言い方は嘘ではない。どっちにしろ犯罪の誘発要因については警察は容疑者の弱みに付け込んでヤラセでもって如何様な供述を引き出すことも可能ですし、そんなことしなくても好きなように発表すれば良いのですからまるで信用できませんが。ちなみに性対象及び性行動様式の選好において「情報」の役割が決定的であるとするならば、成人を性の対象とする情報を大いに氾濫させればそれで済むことです。

次いで、「また、」として「インターネット上では、子どもが簡単にアクセスできる状態で性や暴力に関する情報が氾濫しており、このような実態に疑問を抱く者は少なくない」んだそうです。どこで「少なくない」のか不明ですが、「少なくない」という言い方は好きですね。「多い」と言い切るのはやっぱりちょっとはばかられるというわけで、こんなところにも人柄の良さがにじみ出て来ます。とはいえ嘘は嘘です。そしてまた「さらに、」というわけで「インターネットや携帯電話の使用や、ゲーム等へののめり込みが、少年の精神的な成長にマイナスの影響を与える可能性が指摘されている」んだそうです。あくまで「可能性」ですけどね。僕もこういう言い方は愛用するところでありまして、まるでもう他人が書いた文章とは思えません。政治献金が右翼テロに流れるのも「可能性」、蓮池さんが北朝鮮から来た人攫いだったのも「可能性」であります。騒ぐでない。

ところがどうも変なのは、こういう何処の誰が抱いているのか頓と見当がつかぬ出所の怪しい「疑問」だの、ましてや「少年の精神的な成長」にどうしてオマワリなんぞが関係してくるのかということで、このような実態に疑問を抱く者は少なくない。まあ少なくとも一人はいるんですが。これは今この部屋にいる人間の全員ですから、その条件では「多い」とはっきり言ってしまっても大丈夫でしょう。

警察法にはオマワリがやって良いことと悪いことが書いてあるんだそうですが、

警察法(警察の責務)
第2条 警察は、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当ることをもつてその責務とする。
2 警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであつて、その責務の遂行に当つては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあつてはならない。


なるほどどうも法律というのは便利なもので、「その他公共の安全と秩序の維持に当る」という「その他」がついています。これでもう何だって「警察の責務」に入ってしまうわけです。いくら第2項で「厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであつて」と書いてあっても、肝心の「前項」が底抜けです。そこでオマワリは「いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用する」場合には、この「その他」を大いに利用しているんでしょう。

オマワリの「その他」職務を野放しにしておくと、行政の判断で何でもかんでも犯罪だということにされてしまいます。たとえばこの「研究会」でも大変貴重な御意見が出ているようです。今年の11月10日、第7回の議事ですが、発言者は気の毒なので「E委員」とされています。おそらく江川さんではないでしょう。教授連中とも違うようです。てゆうかそう願いたい。

E委員 本当に刑法に触れる行為を助長するような製作、ものを作るということを本当に禁止できないんだろうかという。そこがそんなに問題ならば、それは大人社会としても何をしてもいい話じゃないのかということについて、この委員会としてやはりスタンスをはっきりさせなければいけないのではないか。それは表現の自由があるから現状でそういう方向で検討するのは妥当じゃない、まずその前にやるべき努力があって、それがだめならそのことも検討してしかるべきだという立場なのか、そこはもう製造そのものを考えるのはとても無理だから、何とか販売面でそうした方向で別の方法をまた、まず自主的にやってみて、それがだめなら打つ手を考えるべきではないか、そこら辺の問題についてこの研究会としてはスタンスを明確にしなくてもいいのだろうか。


「そこがそんなに問題ならば、それは大人社会としても何をしてもいい話じゃないのか」と言っているこの人は多分、メンバーの中でもあまり利口でない方の部類に入る人なんでしょう。とはいえ、無知な者ほど知らずして過たず真実を述べることがあるものまた事実であります。彼の言葉は戦前の「出版法」の精神そのものであります。

出版法第16条
 罪犯ヲ煽動シ若ハ曲庇シ又ハ刑事ニ触レタル者若ハ刑事裁判中ノ者ヲ救護シ若ハ賞恤シ又ハ刑事裁判中ノ者ヲ陥害スルノ文書ヲ出版スルコトヲ得ス


ここでは犯罪を煽ったり庇ったり、刑法犯を助けたり褒めたり陥れたりする文書を出版することを禁じています。出版法は新聞紙法とともに言論弾圧の強力なツールとなりましたが、昭和24年に廃止されました。「E委員」は「現状」では憲法で保証している「表現の自由があるから」だめだけども、改憲したら「出版法」みたいなのを作りたいな、と思っています。こんな憲法に触れる行為を助長する人を野放しにしている警察はなかなか寛大です。

ことろで、メディアの種類に関わらず、表現物の大半はまさに「刑法に触れる行為を助長するような製作」であります。小説や映画もほとんどが御法度では大変なことではないか、と憂慮される向きもございましょう。しかし心配はご無用です。その頃にはきわめて残酷でじゅうぶん血腥い、手足ゴロゴロ首ゴロゴロ、しかも法に触れず、面白くてためになる読物が毎日読めますし学校でも教えます。それこそは憂国の情にあふれる「戦争美談」というものでして、国威発揚と庶民の娯楽のために大いに推奨されるところです。たとえば「百人斬り」など吐き気がするほど痛快無比ではありませんか。
posted by 珍風 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

だから、私は、買わない!

クリスマスプレゼントは何か貰いましたか?宝石とかニンテンドーDSとか花束とかケーキとか植物図鑑とか万年筆とかiPodとかゾウの木彫とかヒグマの木彫とかクジャクの羽とか世界中の街を散歩できるバーチャルボーイとか核ミサイル発射ボタンとか3Dクリスタルガラスに似顔絵を描いてもらったり仏の御石の鉢とか蓬莱の玉の枝とか火鼠の裘とか龍の首の珠とか燕の子安貝とか無理難題をきいてもらったり貴重なんだかありふれているんだかよくわからないカラダとかを貰ったりするより、いっそのこと現金ではどうか。

キヤノン、政治献金開始へ 自民に数千万円
 企業・団体献金の外資規制を緩和した改正政治資金規正法が25日に施行されるのを受け、日本経団連の御手洗冨士夫会長が会長を務めるキヤノンが、年内に政治献金を開始する。自民党に数千万円を献金する見通し。経団連は政治献金を社会貢献として推進しているが、キヤノンは外資規制に触れる恐れがあるため、献金を見送っていた。
 法改正前は、日本の政治が外国の組織、政府の影響を受けかねないとして、外資の株式保有比率が50%を超える企業の政治献金を禁じていた。04年6月末に外資比率が50%を超えたキヤノンは、今年6月末には外資比率が47・4%に低下したものの、いつ50%を再び超えるか不透明だったため、法改正を待って献金する方針を示していた。
asahi.com 2006年12月23日


週明け早々にも自民党にはうれしいクリスマスプレゼントですが、もちろんプレゼントにはお返しがつきものです。特に大企業減税の推進者であった政府税調会長が官舎蓄妾問題で更迭されたことによって大企業減税の方向が怪しくなって来たところですから、「格差是正」だなどと言っている自民党税調には有効な贈与の一撃です。良いパンチだ。なにしろ大企業減税を行なうと、浮いたお金の一部を政治献金として貰えるのです。税金はヤラセに使われるようですが、政治献金はもっと怖いことに使われそうで心配です。

キヤノン製品の売上げの一部は自民党の資金源となるわけで、これは大企業減税やビンボー人増税、ホワイトカラー・エグゼンプションの導入や憲法改定、戦争行為といった人殺しの「美しい国」の構築に使用されるばかりではなく、そのための放火や脅迫などのテロ活動の資金にもなっている可能性があります。あくまでも「可能性」ですけどね。キヤノン製品を買い続けることは、闇に流れるお金を増やしてしまうことなんじゃ。誰だって世界平和を望んでいるはずなのに、知らぬ間に戦争に協力していたなんて恐ろしい!http://www.kawanai.com/5dakara/01.html

まあ言ってみれば外国の息のかかった政策を推進するのに外国の息のかかった金を使うのですから全く矛盾はありません。しかしながらその金は、キヤノンが偽装請負などを利用して人件費コストを大幅に「流動化」させたことで出て来た金でもあります。それはワーキングプアーと過労死で購われた、労働者の血と汗(あしぇ)と泪でよごれた金なのです。なんだか武田鉄矢みたいですが。

日本経団連では、こういうことを「「良き企業市民」としての社会的責任の一端を果す」と称しているわけですが、日本の経済界には「善いこと」は人知れず行なうもんだと思ってる人が多いようで、ブラッドマネーを自民党に流している立派な企業がどこなのか、あまりわかりません。たいして「善いこと」でもないのですから堂々と公表したら良いと思うんですが。ちなみに自民党の政治資金団体「国民政治協会」の役員、評議員が関係している企業や業界団体は

松下電器産業
伊藤組土建株式会社
杉山建設工業株式会社
双葉綜合商事株式会社
黄金井酒造株式会社
株式会社千歳建設
株式会社ダイユーエイト
株式会社千葉銀行
株式会社富士オイル
澁谷工業株式会社
敦賀海陸運輸株式会社
株式会社丸富
ルビコン株式会社
株式会社十六銀行
豊和工業株式会社
綾羽株式会社
月桂冠株式会社
株式会社大阪国際会議場
兵庫トヨタ自動車株式会社
株式会社鳥取大丸
岡山ガス株式会社
有限会社玉造皆美
株式会社合田工務店
ダイキ株式会社
東亜工機株式会社
長崎自動車株式会社
梅林建設株式会社
株式会社志多組
味岡建設株式会社
金秀グループ
ダイキン工業株式会社
株式会社松坂屋
株式会社林工組
キヤノン株式会社�
株式会社神戸製鋼所
ニチコン株式会社
北海道電力株式会社
株式会社ジーエス・ユアサインダストリー
全国旅館政治連盟
全国不動産政治連盟
株式会社吉田産業
樋下建設株式会社
菱和建設株式会社
宮城建設株式会社
昭榮建設株式会社
和山物産株式会社
株式会社秋元技術コンサルタンツ
株式会社丸本組
株式会社すがわら葬儀社
株式会社瀬戸工業所
野口商事株式会社
新和産業株式会社
庄内交通株式会社
朝日印刷工業株式会社
株式会社旅がらす本舗清月堂
カネコ種苗株式会社
河本工業株式会社
エスビック株式会社
昭和建業株式会社
株式会社京葉銀行
株式会社ナリコー社長
横浜エレベータ株式会社
扶桑電機株式会社
川本工業株式会社
株式会社崎陽軒
相模鉄道株式会社
協立サッシ株式会社
株式会社サカクラ
株式会社本間組
佐藤鉄工株式会社
伏木海陸運送株式会社
一元商事株式会社
株式会社信光社長
株式会社シナノポリ
タカノ株式会社
安田株式会社
株式会社日本製紙グル−プ本社
しずおか信用金庫
岡谷鋼機株式会社
木村証券株式会社
瀧定名古屋株式会社
新東工業株式会社
淺野運輸倉庫株式会社
正和設計株式会社
株式会社島津製作所
任天堂株式会社
大同化学工業株式会社
株式会社奥野商会
株式会社奥村組
株式会社井木組
株式会社三協商会
中海テレビ株式会社
一畑電気鉄道株式会社
中浦食品株式会社
株式会社大本組
井笠鉄道株式会社
株式会社元浜組
株式会社広島銀行
寿工業株式会社
佐藤汽船株式会社
山陽建設株式会社
ホーコス株式会社
ヒロボー株式会社
宇部興産株式会社
株式会社ファノス
シマダ株式会社
株式会社トクヤマ
サンデン交通株式会社
平山建設株式会社
株式会社加ト吉
西日本鉄道株式会社
岩崎建設株式会社
田中藍株式会社
株式会社福岡商店
安達株式会社
株式会社佐世保玉屋
辻産業株式会社
株式会社堀内組
株式会社大分銀行
株式会社トキハ
株式会社後藤組
大分瓦斯株式会社
株式会社アステム
大分交通株式会社
霧島酒造株式会社
旭有機材工業株式会社
清本鉄工株式会社
雲海酒造株式会社
吉原建設株式会社

などでありまして、圧倒的に建設業が多いのと、各都道府県から出しているもんですからローカルな、知らないような企業も多いんですが、何だ「旅がらす」って。きっと地元じゃ有名なんでしょう。全国区で名の通ったところでは、「月桂冠」も「そば焼酎雲海」も入っているので酒好きにはこたえられませんし、「美味しいシウマイ崎陽軒」や「加ト吉の冷凍讃岐うどん」を知らない人はいないでしょう。困ったことにニンテンドーまで入っています。僕は洋酒党だし冷凍食品は嫌いだしコントローラーを振り回して血だらけになる趣味もないのですが、こういう企業の製品を買うとバカ殿がお喜びになります。

しかしバカ殿ファンでない人も、これら全ての企業と間接的にでも全く無関係に生活することは不可能でしょう。大分の人が「大分瓦斯から買わない」というのは無理でしょうし、山形の人が「庄内交通を利用しない」ことにすると日常生活が成り立たないこともあるでしょう。しかし別にクリネックスでなくてもとりあえずネピアでいいだろうし、IXYでなくても写真は撮れる。どうしても代替品がないという場合があってやむを得ず自民党にお金を上げないといけないような仕組みになっていたら、別のところで埋め合わせをしないのは不公平というものです。例えば選挙のときまで自民党に票をくれてやる必要はないでしょう。今まで払った分を取り返しましょう。といっても別に買収しろと言っているわけではありませんよ。
posted by 珍風 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

美しい倭国、高句麗の後塵を拝す

日本への蔑称使用本格化か  北朝鮮メディア
 【北京20日共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」や朝鮮中央放送など北朝鮮メディアが日本を表記する際、「倭国」「島国」などの蔑称を使用する例が、18日から3日連続で続いている。拉致問題解決を重要政策課題とする安倍晋三政権に強く反発する北朝鮮の厳しい対日姿勢を反映している可能性がある。
 「労働新聞」が18日の対日論評で「倭国」「島国」と表記したのを皮切りに、19日には対米追従外交と日本を批判した論評でも「倭国」の表記を繰り返した。
 内閣などの機関紙「民主朝鮮」も同日、日米同盟強化を主張する麻生太郎外相を非難した論評で「倭国」「島国」と表記。20日の朝鮮中央放送も、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)や関連団体への警察当局の捜査を批判した論評で、「倭国の反動(勢力)」との呼称を使用した。
東京新聞2006年12月20日


昨日「倭国」とか書いたばかりなんですが、これは「蔑称」なんですか?昔の日本の「自称」だったんですけどねえ。なんたってかんたって万世一系を誇る我が日ノ本ですからして、昔の名前で呼ばれたって平気なんじゃあないすか?

もちろん北朝鮮が、これを蔑称のつもりで使っていることはなんとなく分かります。なにしろ日本だって「朝鮮民主主義人民共和国」のことを「北朝鮮」と呼んでいるくらいですから、おあいこのようなもんです。朝鮮半島は「大韓民国」と「朝鮮民主主義人民共和国」がお互いに「わが国はこの半島全域である」と言っているわけで、よその国の人はどっちの国をあの領域における正統な国家として認めるかを決めなきゃいけないことになっているんですが、「北朝鮮」というのは「大韓民国」の方を正統な国家とした場合に本当は大韓民国の領土なんだけども何だかわけのわからない連中が制圧している地域を指す呼び名ですから、当然北朝鮮としては、いや、「朝鮮民主主義人民共和国」としては面白くないわけです。彼等にしてみれば「大韓民国」こそ「南朝鮮」なのです。

まあ、高市早苗さんの例もあったことですし、お互いに相手が呼んでほしい名前で呼んであげるのが礼儀でしょうけど、あだ名で呼び合うのも親しみがあって良いかもしれません。しかし「島国」なんて言うとイギリスが黙っていないような気もしますが。そんなこと言うならそっちは「半島国」だ。「島国」の半分だぞ。しかも「半島」のそのまた半分ではないですか。「四分の一島国」ということになりますがそんなんで良いのか。

しかしいくら昔の「自称」とはいえ、蔑称として「倭国」と呼ぶとはなかなか面白い連中です。だいたい「倭」という字が問題です。この字は「矮」に通じるのではないでしょうか。あの「矮小惑星」の「矮」です。小人という字です。「矮」の左側の「矢」は「人」を表すんだそうなんですが、「倭」の左側もニンベンではないですか。そうすると「倭」という字も「小さいヤツ」の意味になるんじゃないでしょうか。

たしかに「小さいヤツ」がいます。日本は「小さいヤツ」の国だと言われても仕方ありません。これはバカ殿のことです。「小さい」というのは「人物が」ということですからくれぐれも誤解のないように。それ以上のことは昭恵さんに聞いて下さい。しかしそれを言うなら金正日も「小さいヤツ」だと思います。あまり他人のことを言わない方が恥をかかずに済むと思うのですが。そういえばブッシュも「小さいヤツ」ぽいです。こいつらみんな世襲ですね。金持ちはどうもちょっとアレですが、ビンボー人はいくら世襲しても「小さいヤツ」にならない、というかビンボーを「世襲」していても世間が気がついてくれません。僕などちゃんと三代目としてビンボー人の名跡を継いでいるもんですから、本来なら手拭いを配ったりして襲名披露を行なうべきところなんですが、なにせビンボーなもんですからなにもしてません。

実際にはこの「倭」の字義は「人」が小さくなっている(「委」)ことから「従順なさま、素直なさま、謹むさま」を表しています。つまりまったくもって恐れ入っての土下座状態を指す字です。昔の日本人が何のつもりでこんな字を使用していたのか理解に苦しみますが、おそらく当時の中国が「ワ」音にこの字をあてて面白がっていたのをそのまま承って来たものと思われます。なんだかみっともない話ですが、当時は漢和辞典などというものはなかったのですからやむを得ません。君んとこは漢字でこう書くんだぞ、うんこれは良い字だ、画数も良いし、よかったね、なんて言われて喜んで生口などを贈ったりしていたわけです。

しかしこの「倭国」は、北朝鮮が何のつもりでこんな字を使用したのかはともかくとして、バカ殿の「美しい国」そのままなのです。「美しい国」の国民は従順です。政府に逆らいません。それが「愛国心」であり、高校に進むためには必要であると学校で教わるからです。「美しい国」の国民は素直です。マスゴミを信じ、エライ(それがどういう意味であるにせよ)人に従い、会社をクビを切られたりイラクで首を斬られたりしてヒドイ目にあった時には自分が悪かったのだと考えます。「美しい国」の国民は謹みます。何事も形式を重んじ、自由な論議や対立の表面化よりもヤラセを選びます。そういう「倭」な国民があってこそ、日本もまた従順であり、素直であり、謹んでアメリカに尽くすことが出来るというものです。

そういうわけで、「漢字1文字」ということがどうしても理解できないバカ殿には「倭」という字を推奨しますんで、質問を打ち切ったりしないように。しかし翻って考えれば北朝鮮こそ「倭」なる国ということになるのではないか、その意味では北朝鮮は日本の未来であり模範であります。よって「倭国」の称号は、バカ殿から金正日へ、「尊称」としてお返しするのが礼にかなうと言えましょう。これは決して皮肉ではありません。悪口です。
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2006年12月20日

倭国バカ殿美国に生口1億3千万を献ず

残業代ゼロ労働の適用年収 「管理職の平均」で調整
 一定の年収以上の会社員を1日8時間の労働時間規制から外し、残業代をなくす「ホワイトカラー・エグゼンプション」について、厚生労働省が対象者の条件を、部長や課長など「管理職の平均的な年収水準」とすることで最終調整していることが19日分かった。具体的な金額は来年の国会に提出予定の労働基準法改正案に明記せず、労使で協議のうえ、別途、政令で定める方針だ。
 8日に提示された最終報告案では、ホワイトカラー・エグゼンプションの条件として「年収が相当程度高い者」などとしていた。
 しかし、具体性に欠けるため、年末にまとめる最終報告書では、新たに「対象労働者は管理監督者の一歩手前に位置する者」と言及。年収要件を、「管理監督者一般の平均的な年収水準を勘案しつつ、労働者の保護に欠けないよう、適切な水準を定める」とする方向で調整している。
 管理監督者の年収に関する正式な統計はないものの、05年の厚労省統計をもとにした民間の産労総合研究所の試算では、従業員が100人以上いる企業の「課長」の年収は837万円。ただ、100人以上500人未満が683万円、500人以上1000人未満が791万円、1000人以上が972万円と、企業規模や産業で開きがある。
2006年12月20日asahi.com


まあ、年収要件がどうであろうとも、ホワイトカラー・エグゼンプションが一度導入されたら、規定年収金額を後で下げれば済む事ですし、第一「サービス残業」などという違法行為があっけらかんとまかり通っている現状では、その年収要件すら無視して運用されるのは目に見えています。まともに議論するに値しません。

それにしても「管理監督者一般の平均的な年収水準」なんてもののどこに「具体性」があるのか、全然解りません。これが、対象となる者が従業員として在籍する会社の「管理監督者」の平均だとすると、その者自身が「管理監督者」である可能性が高いでしょう。ご存知の通り「管理監督者」はもとより適用除外です。つまり年収が「管理監督者一般の平均的な年収水準」に達する者を
労働基準法第4章、第6章及び第6章の2で定める労働時間、休憩及び休日に関する規定を適用しないことにするということは、適用除外対象者を増やすことにはならないので何の意味もありません。

ところが、ある従業員が適用除外にされた場合、それが適法であるかどうかについて争うとするならば、その企業における「管理監督者」の平均的な年収についてその従業員が知っていなければなりません。ところが企業は本人以外の従業員の賃金について情報を開示しませんので、この従業員は自分がホワイトカラー・エグゼンプションの対象となったことについて、その適法性を問題にする余地は事実上ないことになります。そう考えると、厚生労働省の案もなかなか巧みに考えられていることがわかります。これなら経団連の便所虫も喜んでくれるんじゃないですか。

便所虫といえば「10年間に及ぶ不況で、リストラされた人や、ちゃんとした資質がありながら就職の機会に恵まれなかった人たちが社会に大きな集団となって、仕事に対する役割給として、年齢や男女に関係なく職種に応じて1時間いくらと雇われる労働市場ができた」ことによる格差、ワーキングプアーの発生を諸手を上げて大歓迎し、「たとえばお茶をくむ仕事でも、年功序列型の賃金ではくむ人の年齢によってコストが違う。でも、役割給ならば誰でも同じだ。世界の労働市場はそういうふうになっている」と言いながらも、同じ仕事をしているパートと正社員の給与格差の是正について「法制化(による規制)は必要最低限にとどめてもらいたい」などと矛盾したことを平気で口にする大変立派な「人間力」の持ち主らしいのですが、ホワイトカラー・エグゼンプションは企業の「自由度の高い」労働時間制度というわけで、「人間力」に似合わぬ極めて論理的な考え方でもって、ついこの間の11日も、厚生労働省にこの制度の導入を厳命してきたところです。

もちろん背後にはアメリカの意向が大きく働いているわけですが、この労働時間制度は労働基準法の第32条に定められている所であります。

第32条 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。
2 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。


便所虫は最終的にはこの規定の撤廃を望んでいるわけですが、これは労働者にとっては極めて危険なものであることは言うまでもありません。無制限に働いてたら死んじゃいますよ。それどころか日本は外資に安価な労働力を提供する役割に甘んじることになります。まだまだ日本人いっぱいいますから。そもそもがホワイトカラー・エグゼンプションはアメリカからの要求によって導入が図られているのですから、どういうことになるのかは明らかでしょう。新たな奴隷貿易の始まりです。昔の奴隷制と違う所は、生まれた場所でそのまま奴隷労働が出来るという手軽さであり、奴隷を舟に押し込んで運ぶ手間が省けるという点です。途中で死ぬ人もいなくなり、ロスが減ります。世の中便利になったもんです。もちろん多くの犠牲者が出るでしょう。政府の方で「過労死」としてカウントしてくれるかどうかは保証の限りではありませんが。

この意味ではホワイトカラー・エグゼンプションは国民の生命をアメリカに差し出す点において憲法第9条の撤廃に匹敵する効果があります。自分の力で自分の国を守る、などというのは例によって「美しい」言葉ではありますが、実際には「生口」1億3千万の献上です。まるで魏志倭人伝ですが、「生口」とは捕虜又は奴隷、一説に食人のための食材とか。うまくやればバカ殿や便所虫は米国名誉市民とか名誉白人とかにしてもらって野蛮族に食べられないで済むようになっているのかもしれません。食べられたくない人は教会とか学会とか塾におすがりしたりお金を積んだり愛人を囲ったりするのかもしれませんが、どういう効果があるのか不明です。そういえば連中は成る程たしかに極めて不味そうではありますが。
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2006年12月15日

直ちに「教育基本法」を改正せよ

ヤラセ基本法が成立  自民、公明の賛成多数
 バカ殿内閣が最重要法案と位置付けていたヤラセ基本法が15日夕の参院本会議で、自民、公明の与党の賛成多数で可決、成立した。同法はヤラセに関する根本的・基礎的な理念を定めたもので、「ヤラセの憲法」と呼ばれるヤラセ基本法の制定はこの法律の前身となる教育基本法の1947年の制定以来初めて。
 現行教育基本法が真理と正義の尊重に偏っているとして、抜本的な見直しにより前文に「ヤラセの精神を尊ぶ」とうたった。また、「ヤラセの目標」を新設し、「ヤラセの精神」や「文鮮明と池田大作を愛する態度」などの「愛国心」表記を盛り込んだ。そのほか、6・3制の変更も視野に入れながら、「9年の義務ヤラセ」の規定を削除している。
 採決に先立ち、制定に反対する民主党やほかの野党は、衆院へバカ殿内閣不信任決議案、参院へ法螺吹文明文部科学相の問責決議案をそれぞれ提出したが、与太郎の反対多数でいずれも否決された。
 改正教基法は18条からなり、前文では「奴隷制を継承し、貧窮労働者社会の創造を目指すヤラセを推進する」と明記。新たに「生涯ヤラセの理念」「家庭ヤラセ」などの条項を盛り込んだほか、政府はヤラセ振興基本計画を定め、国会に報告、公表すると規定した。
やらせろニュース2006年12月15日


「教育は国家百年の計」なんだそうであります。100年というのはある教育方針によって教育された人が餓鬼をこしらえてこれを教育し、更にその餓鬼が餓鬼を生みますんで、子は孫を教育して最初の人はそれを見守る、そういう風にしてその孫が成人した時にはじめて当初の教育方針の是非を論じる事が出来る、という意味なんだそうです。そう考えると59年はちょっと短すぎるようです。

逆にバカ殿自身は「教育勅語」の試金石となるわけですが、まあ、あまり多くを語らない方が慈悲深い人間だと思ってもらえるかもしれません。世の中には他にも多くの人がいるわけですから、バカ殿一人を見て「教育勅語」の善し悪しを論ずるのは、少なくともファンの数では当ブログを凌駕する「教育勅語」に気の毒でしょう。他にも、例えば経団連の便所虫とかそういう立派な人もいるわけです。そういう人の事も考えて「教育勅語」による教育が何をもたらしたかという事を考えるのが「百年の計」です。

ところがバカ殿は、とりあえずは「国家の大事」である「教育」の基本理念を放棄して、これを「ヤラセ」に置き換えてしまいました。これは由々しき事態です。しかもこの「ヤラセ基本法」を、「教育基本法」と呼ばせることに決まってしまったのです。これは大変だ直ぐに改正しなくてはなりません。

このいわゆる「教育基本法」は「ヤラセで出来た」といわれています。自由と民主主義に根ざした真人間の育成のため、「ヤラセ基本法」の改正は、同法制定(たった今)以来の悲願でした。ついさっきの制定以来一度も改正されていません。現在までの数時間に、ヤラセ基本法が前提としていた経済社会や国民生活の状況が、大きく変わりました。教育水準が低下し、生活が貧しくなる一方、都市化や少子高齢化の進展など、教育を取り巻く環境は大きく変わりました。また、近年、大人のモラルや学ぶ意欲の低下、政界や経済界の規範力の低下など教育全般に様々な問題が指摘されており、市場経済への誤った確信により若者の雇用問題も深刻化しています。更に、戦後社会や教育現場においては、集団への盲従や責任ある地位の人間の無責任、脅迫による隷従、金持ちへの貢献など基本的な道徳観念や「公共の精神」が強調される一方、個性の尊重や個人の自由が、ややもすれば軽んじられてきました。その結果、ライブドアの決算粉飾事件や耐震偽装建築問題に代表される拝金主義やルール無視の自己中心主義が、日本社会や日本人の意識の中に根深くはびこり、日本の将来を危うくする事態に陥っています。特に人口減少社会の進行、アジア諸国の台頭・発展などを鑑みれば、こうした問題に一刻も早く手を打つことが、我が国の存立のための喫緊の課題といえます。こうした問題の根を断ち切り、我が国の社会や日本人が真に拠るべき教育を確立するためには、教育の根本にさかのぼった改革が必要です。このため、教育の根本法である「教育基本法」を制定して「ヤラセ基本法」を廃止し、個人の自由と相互の尊重に拠りつつ、今の時代にふさわしい教育の基本を確立し、これに基づき教育改革を進めていくことが、今、求められています。

http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2006/kyouiku/qa/q1.html
というわけで改正案は以下の通りです。

(前文)
 俺たちは、俺たち自身が崩壊に導いた民主的で文化的な国家を再建して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようと決意した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
 俺たちは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、「公共」なる欺瞞的概念にまどわされることなく、悪しき伝統と戦い、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
 ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、ヤラセによらず、この法律を制定する。

(教育の目的)
第1条 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

(教育の方針)
第2条 教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によって、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。

(教育の機会均等)
第3条 すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであって、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。

2 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。

(義務教育)
第4条 国民は、その保護する子女に、9年の普通教育を受けさせる義務を負う。

2 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料は、これを徴収しない。

(男女共学)
第5条 男女は、互いに敬重し、協力しあわなければならないものであって、教育上男女の共学は、認められなければならない。

(学校教育)
第6条 法律に定める学校は、公の性質をもつものであつて、国又は地方公共団体の外、法律に定める法人のみが、これを設置することができる。

2 法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であって、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は、尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。

(社会教育)
第7条 家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない。

2 国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館等の施設の設置、学校の施設の利用その他適当な方法によって教育の目的の実現に努めなければならない。

(政治教育)
第8条 良識ある公民たるに必要な政治的教養は、教育上これを尊重しなければならない。

2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。

(宗教教育)
第9条 宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。

2 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。

(教育行政)
第10条 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである。

2 教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。

(補則)
第11条 この法律に掲げる諸条項を実施するために必要がある場合には、適当な法令が制定されなければならない。
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2006年12月13日

「やらせ」に関するタウンミーティングを「やらせ」無しでやってみては如何なものか。自腹でね。

安倍首相、給与3カ月分を返納=TM「やらせ質問」で引責
 安倍晋三首相は13日夜、首相官邸で記者団の質問に答え、タウンミーティングの「やらせ質問」問題の責任を取って首相給与の3カ月分を国庫に返納すると表明した。首相は「けじめを付けなければいけない。直接かかわった方の処分、わたし自身も当時の官房長官として、首相として、俸給3カ月を国庫に返納したい」と述べた。
2006/12/13時事


はー。俸給を返納ですか。それにしてもどうしてたったの3ヶ月分なのでしょうか。金に困ってるわけじゃないでしょう。タウンミーティングは2001年からやっていますから5年間も嘘のつき通しだったわけですが、官房長官は去年の10月からですから、やっぱり少なくとも1年分は返してもらわないと合いません。いや、悪いことしたんだから倍付けですね。

しかしこんなのは他人のかみさんに手をつけてたらその最中に旦那に踏み込まれ、頭をポカスカ殴られながら「すんません、すんません」と誤り、「給料の3ヶ月分払いますから勘弁して下さい」なんてしおらしいことを言いながらも腰を動かすのを止めない、そういう人みたいです。そんな奴いるのか。だいたい「給料の3ヶ月分」ってお前はde beersか。ダイヤモンドは血の香り。

もっともシエラレオネも、ダイヤが豊富に出るってのにその富は一部階層が独占して国民生活は最低レベル、平均寿命も世界最低、そういう中での内戦ですが、非正規のいわゆる「紛争ダイヤ」は反政府ゲリラの軍資金になるんだそうですが、正規のダイヤだってやっぱり政府側の軍資金になるわけだから、婚約者に指輪を贈るたびにそういうことも考えた方が良いかも知れません。しょちゅう婚約指輪を贈っている人は自分の人生について考えた方が良いですが。

それはともかく、ダイヤモンドはどんなルートの品でもとりあえずダイヤモンドなんですが、世の中にはキュービックジルコニアみたいな代用品というか贋ダイヤもあったりします。なかなか見分けがつかないらしいのね。その中でも政府のタウンミーティングは手芸用のダイヤ風ガラス玉にも劣る偽物を本物だと偽って売りつけるような純然たる詐欺行為です。本日報告のあった内閣府の調査ですら174回のうち115回において政府が発言を依頼していたことを認めざるを得ず、「政府の方針を浸透させるための『世論誘導』ではないかとの疑念を払しょくできない」と評されてしまいました。たとえば「教育改革タウンミーティング」では8回のうち5回の「世論誘導」が行なわれたことを認めています。

正確に言えば、政府はタウンミーティングでの発言を「世論」として取り扱いたがりますので、「世論誘導」と言うよりは「世論捏造」であり、存在しない世論をさもあったように見せかけて議事録までとり、得々と公開しているのですからバカ殿も全くとんでもないビー玉野郎です。今日もビー玉だかエー玉のように無内容な目をキョロキョロしながら形ばかり謝ってみせたようですが、下半身では教育基本法案の採決を14日に中出ししちゃおうと企んでいるのですから油断が出来ません。バカ殿はちんぽを抜いてそこに正座しなさい。それでその詐欺と不正で出来上がった臭いチンケな「教育毀損法」を引っ込めな、いつまでも立ててんじゃねえ。切り落とすよ。それじゃ給料3ヶ月分は貰っておくぜ。ダイヤはいらねえよ。
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2006年12月10日

「在日」が「搾取の自由度の高い労働時間無限延長制」の導入を命令

やっぱりナカグロが入るのが主流なのでしょうか。Macユーザーにとっては災いです。

年収要件明記は見送り  労働時間規制緩和の報告案
 厚生労働省は8日、労働時間規制を一部撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)の導入を柱とした報告書案を労働政策審議会の分科会に示した。厚労省は当初、対象者の年収要件を明記することを目指していたが、労使代表委員の意見の隔たりが大きいため、従来案通り「年収が相当程度高い者」との表現にとどめた。
 厚労省は来年の通常国会に労働基準法の改正案を提出する予定で、21日の次回分科会までに労使の妥協点を探る考え。ただ、労働者側は「長時間労働を助長する」と導入に強く反発しており、調整は難航しそうだ。
 対象者の要件として報告書案は年収のほか(1)労働時間の長さで成果を評価できない業務(2)重要な権限と責任を持つ地位−などを挙げている。この日の分科会で使用者側は「働き方で判断すべきで、年収で区別するのはなじまない」と主張した。
 残業代の割増率(現行は25%以上)引き上げに関しても、労使の意見対立があり「一定時間」を超えた場合に「一定率」にするとの表記にとどめて具体的な数字は示さなかった。
(共同)
(2006年12月08日 20時05分)


ただし嫁売新聞は「ホワイトカラー・エグゼンプション」という言葉を使わず、なんと「自由度の高い労働時間制」なる厚生労働省お得意の欺瞞用語を恥ずかしげもなく使用しています。これが単に欺瞞に留まらないところが恐ろしい。「除外」っつうのはある制度が元々存在していて、ある場合にはその制度から外されるってことでしょうが、お役所の言い方だと元々ある制度そのものをいつの日か全面的に「自由度の高い」もんに取り替えかねません。お上の言うことを上から下に流すだけの紙切れに金を払っている読者が気の毒です。

「1日8時間」を除外、厚労省が新労働ルール案提出
 厚生労働省は8日、高収入の事務職サラリーマンらを1日8時間の労働時間規制から除外する制度の導入を柱とする新しい労働ルールの最終報告書案、を労働政策審議会労働条件分科会(分科会長=西村健一郎・京大大学院教授)に提出した。
 分科会は年内にも最終報告をまとめ、政府は来年の通常国会に関連法案を提出する予定だ。
 工場労働者らを想定して作られた現行の労働基準法は、1日8時間、週40時間を法定労働時間と定め、これを超える労働は残業となる。新たな「自由度の高い労働時間制」では、規制から除外された労働者は、自らの判断で1日の労働時間を調整できるため、働き方が大きく変わる。
 報告書案は、新制度の条件として「労働時間で成果を評価できない」「年収が相当程度高い」など4項目を明記した。企画、人事、財務などの事務職で、社内の地位が一定以上の会社員らが想定されている。
 ただ、残業の概念がなくなるため、残業手当は支給されず、「会社側から長時間労働を強要されやすい」との指摘もある。
 報告書案は、一定時間を超える残業への賃金の割増率を現行の25%から引き上げる「割増賃金の引き上げ」も盛り込んだ。長時間労働の抑制を図る狙いだ。労働側は50%への引き上げを求めているが、経営側は反発している。
 訴訟で解雇無効の判決が出ても、解決金の支払いにより解雇が認められる「解雇の金銭的解決」も明記したが、金額など具体的な条件は明示しなかった。
(2006年12月8日21時26分��読売新聞)


「新たな「自由度の高い労働時間制」では、規制から除外された労働者は、自らの判断で1日の労働時間を調整できる」んですか?顔洗って出直して来なさい。そんな紙切れで包んだ弁当を食ったら口が腐ります。もっとも見出しは上出来で、記事本文で表した恭順の意を裏切って余ある、扇情的、あるいは関心を喚起するものになっていると思いますけど。一方浅狒の見出しはより分かりやすいんだけど語呂が悪い。

残業代ゼロ労働制導入、年収水準は盛らず 厚労省最終案
2006年12月08日21時00分
 厚生労働省は8日、来年の労働法制見直しについての最終報告案を、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)に提出した。一定条件を満たした会社員が1日8時間の労働時間規制から外れ、残業代を払う必要がなくなる「ホワイトカラー・エグゼンプション」は、導入を明示したものの、対象者の年収の基準は示さなかった。労働組合は導入に強く反対しており、法制化に向け労使の攻防の激化が予想される。
 今回の見直しは、パートや派遣など非正社員が増え、正社員にも成果主義が普及するなど働き方が多様化した実態をふまえ、働き手と企業との雇用ルールを整備するのが狙い。労働契約法の新設など幅広い内容を含む。
 ホワイトカラー・エグゼンプションでは、対象者の満たすべき条件として(1)労働時間では成果を適切に評価できない(2)重要な権限・責任を伴う(3)仕事のやり方などを使用者に指示されない(4)年収が相当程度高い――の四つを挙げた。過労死など健康被害が懸念されるため、法定の週休1日(年間52日)を対象者は2日(同104日)にし、違反企業に改善命令や罰則を科す。
asahi.com


「パートや派遣など非正社員が増え、正社員にも成果主義が普及するなど働き方が多様化した実態」てのは追認すべきものなのでしょうか?「多様化」した様々な形態に共通するのは労働条件の悪化でしょう。そういうことをちゃんと考えて書かないと、読めば読む程頭が悪くなりそうです。もういいからあっち行ってて下さい。そうかと思えば肉系はゴミのようなエサを撒き始めていました。

1時間単位の有休新設・厚労省の雇用ルール改革最終案
 厚生労働省が8日の労働政策審議会(厚労相の諮問機関)労働条件分科会に提出する労働ルール改革の最終報告案が7日、明らかになった。5日分を上限に、有給休暇を1時間単位で取得できる制度を新設する。ホワイトカラーを対象にした時間に縛られない働き方(日本版ホワイトカラー・エグゼンプション)の導入は労使の対立が根強いため、年収制限などの明記を見送り、年内の最終報告に向けて分科会で議論を進める。
 有給休暇を1時間単位で取れる新制度により、有休の取得率向上を促す。厚労省によると、会社員が取得する有休は年平均8.4日(2004年度)で、1995年度に比べて1.1日減っている。取得率も46%余りにすぎない。��(07:00)
2006年12月9日Nikkei Net


ホワイトカラー・エグゼンプションについては意図的にぼかしてあるかわりに、「有給休暇を1時間単位で取れる新制度により、有休の取得率向上を促す」のが何か美味しいことのように書いていますが、これって、これは厚生労働省お得意の数字のマジックですよ。病気早退の場合なんかに時間単位の有休を使えるでしょうから、たしかに「率」は上がるかも知れませんが、それが有給休暇制度の本意とは大きくかけ離れていることは、肉系さんだったら分かりますよね?分からない?やっぱり。それじゃあ、「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」で労働時間の最大化を謀ることと有休取得率の向上とは相反するんじゃないかとか、そのくらいは何となく思いませんか。そう考えればこの件については書くのさえ恥ずかしいですね。こういう時にちょっと参考になる記事を乗っけたりするのが莫迦旗でして、ホワイトカラー・エグゼンプションの導入が何を隠そう例によっていつもの通りまたもやアメリカの厳重な命令による措置であることがわかります。

労働時間規制の撤廃 米国企業代表が要求
 在日米国商工会議所(ACCJ)は六日、厚生労働省に「米国のホワイトカラー・エグゼンプション制度を参考とした労働時間制度」の導入を要請しました。一定の要件を満たした労働者を労働時間規制の対象からはずし、際限ない長時間労働を合法化する制度です。
 ACCJは要望書のなかで、現在労働基準法の対象から除外されている「管理監督者」の範囲を拡大して同制度の対象にすることや、いま裁量労働制を適用されている労働者、年収八百万円以上の労働者はすべてホワイトカラー・エグゼンプションの対象にすることを主張しています。
 また、「米国の業務要件にならい」、オフィスの運営にかかわる事務職、資格が必要な専門職、コンピューター関連のサービス労働者、外回りの営業職にも同制度の適用を求めています。
 「労働時間規制の適用除外者」に対する深夜労働の割増賃金は、「労働コストの上昇を招くだけ」だとして廃止を要求しています。
 日本の労働時間規制撤廃を求める理由については、日本の労働市場の「経済生産性」をあげ、日本に投資した米国企業が米国流で労働者を使えることをめざしています。
 ACCJには日本で活動する米国企業千四百社の代表が加入しています。
2006年12月7日(木)「しんぶん赤旗」


在日米国商工会議所では「意見書」と称していまして、この「労働時間法制の見直しおよび自律的な労働時間制度の創設を」の全文は
http://www.accj.or.jp/document_library/Viewpoints/VP_WhiteCollar.pdf

ACCJは、現在裁量労働制の対象となっている職種も労働時間規制の適用除外とし、米国のホワイトカラー・エグゼンプション制度を参考としたホワイトカラー・エグゼンプション制度を創設することを提案する。一定の労働者については、その同意がなくても、賃金水準(「賃金要件」)および業務内容(「業務要件」)によって自動的にホワイトカラー・エグゼンプション制度の対象とすべきである。適切な分類決定を経た対象者は、合理的な理由がない限り、時間外手当が支給される従来の制度に自由に戻れるようにすべきではない。これは、現行制度における「管理監督者」の対象者決定に似ているが、基準がより明確であるという点では、米
国の制度に近い。
ホワイトカラー・エグゼンプション制度の導入にあたり、必要手続が増える事態は避けねばならない。例えば、労使協定の締結や労使委員会の決議を義務付けるべきではない。これらの手続により、将来的に争議が発生する可能性が抑えられる可能性があることはACCJも認識しているが、また同時に、導入時において争議(または対立)が起きやすくなると考えられる。


同意なし、協議もなしでアメリカと同じ制度にしろ、と提案しています。年収800万円以上の労働者は「自動的に」対象とすべきであると言っていますが、実際には日本の中程度の規模の企業では年収800万円以上の労働者は、ほぼ「管理監督者」であることが理解されていないのでしょう。報酬を上げるためには役付にしなければならない企業が一般的であること、そのために「管理監督者」に該当する裁量権がないにも関わらず役付になってしまう労働者も多いのです。そういうわけで、業務裁量権については使用者に大幅な解釈の余地を残しつつ、アメリカに従って以下の職種を対象にすべし、とのことであります。

● 事務職 - 主たる業務が管理または事業運営全般に直接関連するオフィス業務または非肉体的労働(経営幹部への助言、会社の代理またはバックオフィス業務の実施など、事業運営の支援または事業部門に対するサービスなど)で独立した判断と自由裁量を行使する者。例えば経理、広告宣伝、監査、予算管理、コンピュータネットワーク、インターネットおよびデータベース管理、福利厚生、財務、人事、保険、労務、法務・コンプライアンス、マーケティング、購買、資材調達、渉外、調査、品質管理、安全衛生および税務といった業務を担当する者など。
● 専門職 - 資格・免許または大学院の学位が必要な専門職(弁護士、医師、エンジニアなど)で、厚生労働省が定めた専門業務型裁量労働制の対象となる19業務を含む。
● 2種類の特定の職種-フルタイムでコンピューター関連のサービスを提供する労働者および外回り営業を担当する労働者。


おそらくこれらの職種では既に長時間労働が行なわれているのであり、この部分の時間外手当を支払わずに済めば人件費削減効果はかなり大きなものとなるでしょう。次に引用する部分が示す通り、これらの業務についた場合には007同様、生命の保障は全くありません。

ホワイトカラー・エグゼンプション制度を批判する者は、過労死を助長しかねないと主張している。しかしながら、ACCJはむしろ、日本の現行制度に基づき労働時間規制の 対象となっているホワイトカラー労働者から、より効果的に、より生産的に働く意欲を引き出すことができるのではないかと考えている。労働者の健康と安全については別に規制が行われており、日本の各企業の健康・労働安全保護のための制度に従って使用者による運用に委ねられるべきである。


過労死を助長してでも、「より効果的に、より生産的に」労働を搾り取ることが大切なのです。「労働者の健康と安全については」勝手にしてくれ、関係ないよ、ということのようです。どうせジャップの命だ。この他にも「労働時間規制の適用除外者に対する深夜業の割増賃金の廃止」を要求していますが、アメリカ本社の都合に合わせて目を覚ましていろ、ということなんでしょう。まったく勝手なことばっかり言うよ「在日」の連中は。そんなことをしていたら死んでしまいます。

バカ殿は日本人の生命をアメリカ向けに大廉売しようとしています。バカ殿はじーさんが隷属的な日米安保条約を対等なものに変えたものとして評価していますが、どこが対等なのか訳がわかりません。本当は毛唐が日本人の生き血をすすり、不埒な悪行三昧にふけるのをちょっと止めるように、さもなくば日本式のやり方が気に入らなければ出て行け、と言わなければなりません。その「日本式」についてはじーさんも大いに関与しているわけだし。「売国とカロリング体で書く三代目」、たしか「treason」とかいうんだっけか、いわゆるひとつの「カントリー」をですね。ったく、英語ぐらい出来ないと、家を売る時には相手はアメリカ人だよ、おかげさまで。
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2006年12月09日

真理子と晋三 プッツン大戦争

バカ殿に強敵が現れました。まさに政権崩壊の危機です。

石原真理子が特派員協会で英語でスピーチ
2006年12月09日
 芸能人13人との交際を実名で暴露した自伝「ふぞろいな秘密」(双葉社)の中で、芸能界のセクハラやパワハラについてもつづった女優石原真理子(42)が8日、日本外国特派員協会に招かれ、会見した。冒頭、石原は22分間も英語であいさつ。その後の質疑応答でも英語の回答を貫いた。この石原の英語力に、カナダ出身のフリージャーナリスト、ベンジャミン・フルフォード氏(45)は「10点満点の8点。先日の安倍(晋三)総理のスピーチよりうまかった」と合格点を与えた。
 もっとも、会見場にいた約150人のうち外国人特派員は「5〜6人」(同協会)で、ほとんどは日本の芸能マスコミだった。質疑では、外国人ジャーナリストから「暴力団と芸能界の関係で知っていることを教えて」など際どい質問が出たが、石原は「それについては話せないのですが、ヤクザの恋人役を演じたことはあります」とけむに巻いていた。
asahi.com


実名で書いたことの正当性については「感謝の表れ」と、相変わらずお懐かしい了解不能ぶりですが、一方教育基本法を改制することの正当性について、バカ殿の見解はどういうものだったかと言うと、
「ライブドア事件の原因は規制緩和と言われるが、教育が悪いからだ。教育は大事で、教育基本法改正案も出したい」
これが2月ごろの話。いったいお前は何を言い出すんやと呆れ返ったもので、実際のところ石原真理子さんが登場して記者会見を行なうまでは、日本におけるプッツンはバカ殿の独擅場だったのです。石原真理子さんの日本外国特派員協会での会見に出席したベンジャミン・フルフォードさんは「英語は結構うまい。この前ここでやった安倍首相よりずっと上手(笑)」などと、バカ殿の対抗心を煽るようなことを言っていますが、あたかも台風によってセブ島から追い返されて来たバカ殿は直ちにこれに応じ、プッツン王座を奪回すべく教育基本法案の会期内成立を目指すんだそうです。

ここに至るバカ殿のやり方は一から十まで自作自演であり、教育基本法改制の必要性からそれを支持する「民意」に至まで全てバカ殿が独りで勝手に作り上げた仮想現実です。国民はバカ殿の仮想現実に没入したまま、そこから脱出する神経回路を「プッツン」されます。僕たちが向かって逝くのは暗愚なプッツン大魔王が支配する「美しい国」、バカ殿の夢の国です。ようこそ!

このフールランドは「戦争の出来る国」などどいう生易しいもんではありません。戦争ならもうとっくにやっています。日本はイラク侵略戦争に参戦しており、「支持」したのしないのという問題ではないのです。戦争は少なくとも来年の7月までは継続することになっています。バカ殿の「ゆめのくに」は、「戦争をしている国」です。

実際に年がら年中戦争をしているのは大変ですし、バカ殿が自分で戦争が出来るわきゃあない。「戦前への郷愁」すらバカ殿には存在しません。「戦前」と「戦後」の間に「戦中」があるわけですが、バカ殿が理想とするのはこの時期、じーさんが構築した「戦時非常時」なのです。ただし、「戦時」でなくてもかまわないから常に「非常時」であるような体制です。理想とする、というよりは政治というものが分からない、他にどうすれば良いのかを知らないんでしょうけど。「教育基本法案」の内容自体が既に「非常時法」であり、「勤労奉仕」や「隣組」(地域の協力)などの非常時体制の整備を謀るものですが、民意を無視した法律を実質的な国会審議抜きで成立させようという手法も「非常時」的なものです。これはクーデターとか内乱で見られるもんでしょう。バカ殿はこの「非常時」体制をもって「改憲」を行なおうとするわけですが、自民党の「新憲法草案」はまるで戒厳令下における現憲法の停止を恒久化するようなものになっています。

ところでバカ殿のじーさんが優秀な経済官僚であり国家社会主義的な革新派であったのに対して、バカ殿自身は経済音痴の自称改革派、実のところは「タカ派」というよりは「バカ派」でしかありません。「イノベーション」と「規制緩和」、そこで発生した矛盾は「非常時」体制が抑圧する、といったところでしょうか。僕たちは安価な労働や兵隊としてアメリカに売っぱらわれることになりそうです。岸のDNA?いかにも。しかしもう一方の祖父は「大津聖人」安倍寛なんだけどな。世に親に似ない子を「鬼っ子」と言います。しかしそれは親から見て「似ていない」と言っているだけで、他人から見ると親の悪いところだけを受け継いでいるのが歴然としてるんだから可哀想なもんです。せめてどっちか一方のだけでも、良いところを受け継いでいたら良かったのですが、残念でなりません。結婚というものは恐ろしいものですね、石原さん。
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2006年12月06日

銃後の妻 媚肉の勤労奉仕

なにかと話題の「社会奉仕」ですが、教育再生会議の連中、始めのうちは確か「ボランティア」を「義務化」するなんて言ってましたが。そこで一行知識。

「ボランティア」の語源は、「自由意志」を意味するラテン語「voluntas」である。

ちょっと聞こえがいいように誤摩化してみたら「自由意志を強制する」という非常に哲学的な矛盾が生じるため、といっても他の人から指摘されてはじめて気がついたみたいですが、今度からは「奉仕」ということにしたようです。そこで一行知識の二行目。

「奉」の字は「両手で守り持って人に物をたてまつる」形で「たてまつる」「みつぐ」の意味。

ついでに三行目。

「仕」の字は「身分の高い人に仕える人(士)」から「下級官吏」「使われる人」「使われること」の意味。

したがって「奉仕」は「身分の高い人に身を捧げ、死ぬまでこき使われる」という意味になるはずです。まさにホワイトカラーエグゼンプションを皮切りに(皮切りだって)徐々に範囲を広げ、遂には「国民総エグゼンプション」となって日本が文明社会から「除外」されることを目指す「改革」(皮切りのことではないか)路線の真実がここにあります。

ところでバカ殿&フレンズは、どういうわけで自分でもあまり意味の分かっていない外来語などを使用し、矛盾を指摘されて赤っ恥をかくのでしょうか。ここに連中が理解できるぎりぎりの古典文献があります。

勤労奉仕とは自分のことを自分でやるだけでなく村の為、町の為に働いたり出征家族の仕事をお手伝いしたり、進んで自分の力を公の為に捧げることをいふのです。
「少年倶楽部」昭和13年9月号



「奉仕」とは「自分の力を公の為に捧げることをいふのです」。いふのですよ。しかも「進んで」です。ここが「ボランティア」です。自らを奴隷として売り渡す契約は成立しうるのか?もちろん成立していますよSMの世界では。それはともかくとして、強制されたことをあたかも自発的に行なっているかのように振る舞うこと、あるいは自己破壊を欲望することが推奨されています。倒錯こそ正常とみなされ、直腸で妊娠する世界です。

この年に「国家総動員法」が施行され、戦争遂行のための人的資源の効率的な運用が図られましたが、これに基づく昭和15年の「国民勤労報国協力令」によって「勤労奉仕」が義務化され、学校においては各校単位で「勤労報国隊」を結成させて軍需工場における労働に従事させたものであります。サービス残業、どころかこうなると労働そのものがサービス=「奉仕」なのです。

この辺の事情について、例えば「軍需産業」なんてものがあるはずもない田舎の方でも農作業なんかをしていたようで、

20世紀は戦争の世紀といわれるが、特に日中戦争に続く太平洋戦争は国家にとって総力戦であり、国民は有無を言うこともできずに戦争という巨大な渦の中に巻き込まれ、軍人となる青壮年はもちろん、老いも若きも戦争に総力を注ぐのは当然とされ、小学生まで各種の勤労奉仕に駆り出されるようになった。
勤労奉仕とは、本来的には勤労によって社会や国家のために尽くすことであるが、国の指導により学校でも行事として授業の中に取り入れられ、太平洋戦争が始まった翌年の昭和17年ころからは、小学校でも従来から行われていた学校林からの木出し、麦踏み、ドングリ拾いなどに加えて村内農家への奉仕活動として麦刈り、稲刈りが恒常化していった。農家への手伝いのほか、校舎北側の学級畑での野菜作り、ススキの穂の採集、ヒマ、桑の木の皮むきや金属回収の手伝い、茶臼山地渦り地や犀川河川敷への大豆・さつまいも作りなど行われたが子供たちは新しい経験に胸をふくらませ授業にはないことを喜ぶという風でもあった。昭和19年ころからは出征兵士の留守宅への奉仕作業が初等科五年以上の参加で行われた。このころ長野市内の中等学校生や在京の大学生による村内農家への勤労作業も幾度かあった。昨今子供たちがのびやかに学校生活を送っているが、戦時非常時の当時の小学生は厳しくまた貧しい中にも、不満も言わず、最後の勝利を信じて頑張っていたのであった。
信州共和村 共和村の歴史と伝承

http://kyowa.i-apple.jp/archives/2004/12/07_6.html

「子供たちは新しい経験に胸をふくらませ授業にはないことを喜ぶという風でもあった」というのはかなり怪しいもので、当時既に「恒常化」していたものが「新しい経験」なのかどうかはちょっと考えれば分かりそうなものです。授業がないことを喜んでいただけでしょう。「不満も言わず、最後の勝利を信じて頑張っていたのであった」んだそうですが、不満を言ってはいけなかったのです。チクる奴の前では誰も不満を言わなかったのですが、そういう奴がこういう文章を書いていると思われます。何も知らずにバカな奴です。

戦争が続くにつれて労働力不足に対応するため昭和19年には義務教育年限を12歳までに短縮し、ついには中学生以上の全学生を工場に配置し、食糧生産のために4年生以上の児童を動員し、それでも足りずに空き地に庭にカボチャを植え始めるのであります。強制された「自由意志」による「奉仕」というのはこういうことでして、要するに勝つはずのない戦況を一寸延ばしにするために教育も何も破壊してしまったのが「国家総動員法」であり、「勤労奉仕」体制なのです。もちろんそうやって儲けた連中もいたわけですが、こんなことでは戦争に勝ったところでどうにもならない、敗戦を予定していなければ実施できない政策であり、「戦争の出来る国」こそこういうことをしてはいけないのですが、バカ殿は戦争とは負けるもんだとばかり思っているようです。アメリカもそれじゃ迷惑だろ。独りで負けりゃいいんじゃないか。

まあ実際のところ僕なんかが興味があるのは「出征兵士の留守宅への奉仕作業」というところでして、なんだかやたらと楽しそうで、それこそ色々な「奉仕」に備えるべく今から腕が鳴る、他の色んなところも鳴るというわけですが、これには「銃後の妻」のセックス統治の問題も関係して来ます。これからは「銃後の妻」がエロい。よろめきエマニエル夫人ですね。そんな時代にもなりかねません。とりあえず空き地に茄子でも育ててみるとか。

ところで、今のところは外国人研修生が最低賃金の半分くらいだそうですから、餓鬼共を「勤労奉仕」に動員するまであと一歩のところですが、現状ですでに「勤労奉仕」要員の不足が嘆かれているところがあるのです。

<皇居・勤労奉仕>年間参加者が1947年以降最低に��[ 04月05日 03時00分 ]
�� 皇居の清掃などをボランティアで行う勤労奉仕の年間参加者が昨年は7408人で、宮内庁が受け入れ窓口を設けた1947年以降最も少なくなった。東京近郊の観光スポットなどが増えていることも背景にあるとみられる。無償奉仕は、広大な皇居の整備に欠かせない側面もあり、宮内庁はホームページなどを通じてPRに努めている。【遠山和彦】
 天皇、皇后両陛下の住まいである御所がある皇居(約115万平方メートル)や、皇太子ご一家の住む東宮御所などがある赤坂御用地(約50万平方メートル)では、皇族方の住まい近くの清掃や手入れは、同庁の職員が行っている。しかし、敷地が広大なため、皇居の東御苑や宮殿周辺の通路など、かなりの部分を勤労奉仕の人たちが担っている。
 参加者には、両陛下や皇太子ご夫妻が直接声をかけてねぎらう「御会釈」が行われることもあり、国民と皇室が直接ふれ合う機会にもなっている。
 宮内庁によると、参加者は、80年ごろまでは年間2万〜3万人で推移していた。しかし、最近では皇太子ご夫妻が結婚した翌年の94年の1万5426人をピークに減少を続け、04年は9241人と1万人を割り込み、05年は243団体、7408人にとどまった。
 人数は減っているが、参加者らの評判はいい。約40年の歴史がある「愛知県皇居勤労奉仕団」は先月、女性39人で参加。団長の香村久恵さん(68)=岡崎市=は「両陛下に声をかけてもらい、いかに国民を大切に思っておられるか実感しました」と話す。
 参加者の8割近くが60歳を超えるお年寄りだが、若い世代が学校行事として取り組むケースもある。青森県の私立松風塾高校は74年の開校時から参加、今年1月には2年生19人が取り組んだ。田澤昭吾理事長は「勤労奉仕を通して、日本の国というものを肌で感じてほしいと思い、続けてきた」と話している。
 宮内庁のある幹部は「勤労奉仕の助けを抜きにして皇居の清掃は成り立たない。職員が代わりをすれば、予算も人員も大規模な拡充を求められる」としている。
2006年4月5日毎日新聞


いじめっ子の餓鬼に皇居の掃除をさせることになるのではないでしょうか。天皇に「あそこらへんは悪い子が掃除してますからどうか一つガツンと言ってやって下さい」なんて言うのか知らん。かえって殴り返されたりして収拾がつかなくならなければ良いのですが。なっても構いませんが。現在掃除をしているのは老人と「若い世代」だそうですが、「若い世代」といっても松風塾高校は宮内庁とのつながりが深く、過去6年間に宮内庁侍従職2名、宮内庁東宮職2名、三笠宮寛仁親王家に6名が就職していますから、正確に言って単なる「奉仕」というよりは就職の「下見」に近いようなものですが、そこの2年生の半分くらいが掃除に来ても19人です。ここに入学するとマンドリンオーケストラに入らされるそうです。制服も軍服風でなかなか突飛です。なんせ「大和山(やまとやま)」という青森の神道系新興宗教の学校です。青森では結構有名のようです。しかしなんでマンドリンなのか。

ところが江戸城の敷地は結構広く、走って一周している人もいるようですが、あれは大変な距離です。どうも住人の人数に比べると著しく広いわけですからなんとかしたらいいようなものですが、あそこには豊かな自然が残されているとも聞きますので売っぱらったりするのも考えものでしょう。ここは環境省とか文部科学省とかで管理した方がよさそうです。天皇は白頭山のあたりに手頃な土地でも買ってそこにいてもらうとか。あたま山でもいいかもしんない。
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2006年12月05日

糞まみれの愛国

「教育基本法改正案は自民新憲法草案とも整合」文科相 
2006年12月05日19時57分
 伊吹文部科学相は5日の参院教育基本法特別委員会で、政府提出の改正案を作成するにあたって、現行憲法だけでなく、自民党が昨秋まとめた新憲法草案と「整合性をチェックしている」と述べた。これに対し、神本美恵子氏(民主)は「自民党の憲法草案は現行憲法と立場が違うのだから、問題ではないか」と批判した。
 自民党の憲法草案は、前文に「国民は、国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務を共有する」と明記。「国民は、自由・権利には責任・義務が伴うことを自覚しつつ」との文言も盛り込まれている。
asahi.com


これから成立させようという法案が、憲法とは別の何やら怪しげな「憲法草案」と整合するそうです。さすがにこれはちょっとおかしいんじゃないかと思うのが普通でしょう。新たな法律は憲法と整合していなければなりませんが、素性の怪しい「草案」と整合しなければならない理由はありませんし、そんなことをチェックする必要すらありません。こんなことを白状してしまえば「教育基本法案」が直ちに改憲を目指すものであることが明らかになってしまいます。

もっともこのことは特に伊吹氏が言わなくとも、誰でも知っているはずのことではありますが、中には気がついていない人もいるかもしれませんから、ここで伊吹氏が注意を喚起したことは大変良いことです。「教育基本法案」の成立は「改憲」を目指しています。次はもう、憲法をいじるのです。このことを国民は篤と肝に銘じなければならない、ということを伊吹氏は言っているのです。なかなか親切な御仁です。

ただ問題は、こと「改憲」となると、センセーショナルな「いじめ」報道や先生のヘンテコHPの事件化などの一過性の感情を煽る仕方でムードを盛り上げたうえで数を頼んだ強行採決で成立を謀る、というわけにはいきません。世論は「教育基本法案」とは比べ物にならないくらい慎重になるでしょう。手続きとしてまずは国民投票法案から始めなければならず、「改正案」について与党間での協議が必要です。それから「改憲」の発議、ということになりますが、その頃にはバカ殿など内閣総理大臣どころか、どこで何をやっているのか見当もつかず、また見当をつける必要すらなくなっているのかも知れません。だいいち、昨年秋の自民党の「憲法草案」自体、詐欺的な総選挙で多数を獲得し、民主党の代表が「話の分かる」マエバリであるという特殊な状況でいい気になって出してしまったようなもんです。1年経ったらマエバリはポロリ、政権の支持は急降下、これではイカンザキ(懐かしいですね)とばかりに当時追い出した連中を呼び戻したりして、恥の上塗り恥部にマエバリ、でもどうせ小さいのです。だいたい「改革」「改革」って、「革」をどうしたいんですかね。

まして「教育基本法案」は何の必要があって出て来たのか誰にも分からず、たまたま与党の人数が大勢いるんで今じゃなきゃできねえからやっちまえとばかりに強引に押し通してみたものの、「やらせ」ミーティングの件が発覚してこの法案は糞ダメに叩き込まれたようなものです。全身から悪臭をまき散らしているのをご当人は知らないふりをしているようですが、この法案の延長線上にある「いじめ」に関する「緊急提言」のあまりの程度の低さには与党内、文科官僚からも呆れ果てられる始末です。

「愛国心」なんかが好きなお方は、こんな糞まみれの「教育基本法」では我慢できないでしょう。ましてこの異臭が「憲法」にまでくっついていこうとしているのです。大変ですよ。ワイシャツのカフスにちょっとでも糞がついてたらそんなもんすぐ着替えるでしょう、多分。それがあんた、糞ダメにズッポリと。そこから出て来たという。そんな憲法に比べたら中野区名物糞尿鍋(懐かしいですね)からつまみ上げた靴下のほうがまだ美味であると言わねばなりますまい。もっともあんな調理法では素材の味を殺してしまいますが。人によっては納豆の風味がしたりして乙なものであります。それとも腐敗した「愛国者」諸君はそんな潔癖なことは言わないのかな?赤丸がついてりゃ糞でも食いますか。それじゃ糞尿鍋にはナプキンも入れといてあげましょう。佐藤江梨子のじゃないですからね。今日はHAPPY BIRTHDAY、サトエリのお姉さん、観月ありささん、そして車だん吉の。よい一日を!
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2006年12月03日

ホワイトカラーエグゼンプションで議員生活の危機

当ブログでアクセスが多いのはなんといっても「ホワイトカラーエグゼンプション」関連記事となっておりまして、「教育基本法」や「共謀罪」も健闘はしていますが、検査サイトからいらっしゃる方ですとたいていこの検索語で来ています。表記のぶれがあって、例えばgoogleですと「ホワイトカラーエグゼンプション」よりもナカグロを入れて「ホワイトカラー・エグゼンプション」の方が上位に来るようです。Macはナカグロの入力がちょっと面倒なのでごめんなさいです。まあ確かにいきなり大幅な収入源が見込まれるわけですから、生活の危機です。

派遣労働者の直接雇用、政府の義務撤廃を検討 経財会議
2006年12月01日03時04分
 政府の経済財政諮問会議が30日開かれ、労働市場改革「労働ビッグバン」として、一定期間後に正社員化することを前提としている現在の派遣労働者のあり方を見直す方向で検討に入った。この日は、派遣契約の期間制限の廃止や延長を民間議員が提案。期間が無期限になれば、派遣期間を超える労働者に対し、企業が直接雇用を申し込む義務も撤廃されることになる。諮問会議では専門調査会を設置して議論を深め、労働者派遣法の抜本的な改正などに取り組むことにした。ただ、今回の見直しは、派遣の固定化をもたらしかねず、大きな論議を呼びそうだ。
 諮問会議では、八代尚宏・国際基督教大教授や御手洗冨士夫・日本経団連会長ら民間議員4人が、「労働ビッグバンと再チャレンジ支援」と題する文書を提出。労働者派遣法の見直しを始め、外国人労働者の就労範囲の拡大、最低賃金制度のあり方や育児サービスの充実などを検討課題として提案した。
 なかでも注目されるのが、派遣労働者に関する規制だ。現在は派遣期間に最長3年といった制限があり、長期間働いた労働者への直接雇用の申し込み義務も企業側に課せられている。民間議員らはこの規制があるため、企業が正社員化を避けようと、派遣労働者に対して短期間で契約を打ち切るなど、雇用の不安定化をもたらしていると指摘。規制緩和で派遣期間の制限をなくすことで、「派遣労働者の真の保護につながる」と主張している。
 しかし、「企業が労働者を直接雇用するのが原則」という労働法制の基本原則に深くかかわる。戦後60年近く守られてきたこの原則に関する議論になりそうだ。
 労働ビッグバンの目的には「不公正な格差の是正」も掲げられている。正社員の解雇条件や賃下げの条件を緩和することで、派遣、パート、契約など様々な雇用形態の非正社員との格差を縮めることも、検討課題になりそうだ。
 連合などは労働ビッグバンについて「労働者の代表がいない場で議論されており、企業側に都合のいい中身になる」と警戒を強めている。専門調査会が、非正社員らの意見をどのように反映させるのかも不透明。公平性の確保が問われそうだ。
 安倍首相は会議で「労働市場改革は内閣の大きな課題」と言明。専門調査会で議論を深め、随時、諮問会議に報告し、府省横断の検討の場をつくって来夏の「骨太の方針」に方向性や工程表を盛り込む方針だ。
 また民間議員は、役所の仕事を官民競争入札にかけて効率化を目指す「市場化テスト」をハローワークの職業紹介事業に導入し、サービスを高めるよう提案した。厚生労働省は「公務員が従事する全国ネットワークの職業安定組織」の設置を義務づける国際労働機関(ILO)条約を理由に導入に反対している。
 民間議員は、主要な官のネットワークを維持しつつその一部を民間委託する分には条約違反にはならない、と主張した。ただ諮問会議で柳沢厚労相が反対を表明するなど、厚労省の反発は根強いとみられる。
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バカ殿は相変わらずの詭弁を弄するようです。もっともここでテコヘンなる議論を展開しているのは八代とかお手洗いとか便所虫とかの人々ですが。不安定な派遣労働者を安定雇用に導く規制が「雇用の不安定化をもたらしている」、したがって派遣労働者の身分を永遠に不安定なままにしておくことが「派遣労働者の真の保護につながる」んだそうです。これはもちろん前提として「雇用者すなわち企業の都合を最優先するならば」という前提が仮定された場合にはそうなる、ということです。「企業の都合」を規制しなければ「労働者の真の保護」は不可能なのですが、「企業の都合」のためには派遣労働者制度を保護することが必要なのです。

同じ前提から、「不公正な格差の是正」のためには「正社員」の労働条件を「派遣、パート、契約など様々な雇用形態の非正社員」並に低下させることになりますが、ここまでくると冗談としか思えません。これは人種問題の解決のために黒人を全員殺してしまうのと同じ論法で、とても真剣な場所でまじめに話すには値しないものです。冗談は顔だけにしたいものです。

こんなバカ殿の不真面目ぶりに危機感を抱いたのは労働者諸君ばかりではありません。バカ殿の「労働改革」によって「生活の危機」が予想されるのは自民党の諸君にとっても同じことのようです。

自民、労働調査会復活へ 「雇用・生活調査会」に衣替え
2006年12月03日12時55分
 自民党は、活動実績がないことから昨年廃止された労働調査会を、「雇用・生活調査会」に名前を変えて復活させる。政府の経済財政諮問会議が労働市場の規制緩和「労働ビッグバン」を検討していることに対し、党内からは「経済界の論理が強すぎる。働き手に果実を分配するべきだ」などの意見が続出。来年の国会では労働関係の大型法案が多数審議されることから、非正社員の処遇改善など党主導で労働政策の見直しを進める考えだ。
 調査会は、党政務調査会の下部組織。税制調査会や道路調査会など、政策決定に影響力をもっている。だが、労働調査会は、人事院勧告を取り扱う以外はほとんど開かれず、昨年11月、廃止された。
 しかし、パートや派遣などの非正社員の増加や正社員との格差問題、生活保護基準以下の収入で暮らすワーキングプア(働く貧困層)などの問題が深刻化するなかで、「企業の都合に合わせるのではなく、働き手の立場から雇用政策を考えるべきだ」(党政調幹部)との意見が強まった。来夏の参院選を念頭に、若者の支持を引きつける狙いもある。調査会の会長には、厚生労働相経験者をあてる方向で人選が進んでおり、年内に発足させ、年明けから活動を本格化する。
 一方、経済財政諮問会議も専門調査会を新たに設置し、派遣契約の期間制限の延長や、企業に課している直接雇用の申し込み義務の撤廃などを検討する。自民党とは主張が真っ向から対立しそうだ。
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「企業の都合に合わせるのではなく、働き手の立場から雇用政策を考えるべきだ」というアル中の言葉が口先だけのものに留まるのかはともかく、大企業の雇用形態の変化によって自民党の集票システムが大きく変化していることを考えないといけません。派遣やパート、偽装請け負いの比率が高まることで、大企業の正社員の票を企業別労働組合によってまとめることが出来なくなって来ています。奥田だろうが便所虫だろうが一握りの経営者の支持を得たところで、票数に結びついていかない限りは有り難みがないばかりか、減税しろとか口ばっかり出すのであれば迷惑千万です。大企業経営者は雇用の流動化によって自民票を流動化させてしまったわけです。

従来の貧困層を引きつけていた創価学会も、あらたな「負け組」、世が世なら大企業の正社員となっていたものを非正規雇用で糊口を凌ぐ高学歴層には魅力がないようです。有権者のこの部分がいきなり共産党とかには行かないのですが、社民党や共産党に普通のアタマがあればここはチャンスです。今はこれらの政党は信じ難いくらいバカなのですが、バカ殿を放っておくと流動票は自民党から離れて「偽装自民党」というか「自民党2.0」というか「自民党0.5」くらいかも知れませんがそういう民主党、さらにはもっと左の方のバカ政党に、バカ政党が利口にならなくても流れていく可能性があります。現在のところ大量の議席を保有する自民党は、その分大量の失業予備軍を抱え込んでいます。

そこへ行くと公明党は自分のとこだけ守れば十分食っていけるだけの体制を確保しています。現在の自民党は将来の集票力、具体的には来年の参院選ですが、この点において最も低く評価される政党の一つとなっています。自由連合のちょっと上ぐらいじゃないですか。自民党は既にこの点を十分自覚しており、労働問題、税制問題でバカ殿政府との対立を鮮明化していくでしょう。最終的にこれらの問題をどうするつもりかはともかくとして、参院選まではこの状態が維持されるはずですが、バカ殿支持率低下が改善しなければより「抜本的な改革」が必要です。すでに「教育基本法案」の衆院通過がバカ殿の支持率を押し上げないことから考えて、これに続く防衛庁の昇格、共謀罪関連法案、国民投票法案などの右翼反動路線は現在のところ自民党にとってすら危険です。これらの政策が対米関係において急務であるかどうかはイラク及び北朝鮮情勢如何ですが、中間選挙の結果によって情勢は変化しています。急にやらなくっても良いのかもしれず、無理にやるとすればバカ殿の個人的な趣味のために党は大損害を被る可能性があります。まして大企業減税、労働条件の低下によって国民の経済的利害関心に直接抵触するバカ殿路線がどこまで持ちこたえられるのかは不透明です。
posted by 珍風 at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月02日

米国裸体主義の曙

「ヌード同然」検査初導入へ=画像にぼかしで配慮−米空港
 【シリコンバレー1日時事】米運輸安全局は1日、新型ボディースキャナーで旅客の全身を透視して調べる検査を、アリゾナ州のフェニックス空港で年内に試験導入すると発表した。この検査には「バックスキャッター(後方散乱)式X線」の装置が使われ、米空港では初の試み。不審物発見能力は折り紙付きだが、「ヌード同然だ」と人権保護団体などが反対していた。
 新スキャナーを使うと、隠されたプラスチック製爆弾や麻薬を探知しやすく、航空テロ対策を強化できる。一方で、衣類も完全に透視されるためプライバシー侵害になるとの批判も強い。運輸安全局は画像にぼかしを入れ、検査後すぐにデータを消去するなど配慮する方針。全身スキャナーは金属探知機に反応した際の二次的なもので、拒否して従来の検査を受けることもできるという。2006/12/02


「後方散乱」っていうのはエックス線の「反射」ですね。金属なんかはエックス線を吸収しますが、プラスチックなどはハネ返すので、この反射して来るエックス線を検出するとプラスチック爆弾なんかが見えるというわけですが、人体もエックス線を反射するわけです。一方衣類などはエックス線を透過しますので、そのようにして得られる画像は以下のようになります。

woman.jpg

非常に困ったものです。「ヌード同然」どころかヌードそのものであります。髪の毛が映らないせいか大変異様に見えます。ちっともセクシーではありませんが、妙にエロティックでもあり、グロテスクでもあります。半分は被写体が悪いのです。エックス線を散乱させれば何でもいいというものではありません。

アメリカといえばセックスに関して厳格な人たちも多いところで、そういう人たちにとっては裸体は禁忌なのでした。なにしろ毛皮を失った記憶がまださめやらぬ連中ですからどうにもなりません。つい最近まで混浴を行ない、公衆の面前で授乳を行なって恥じなかった僕たちとはえらい違いなのです。しかし「テロと戦う」ためにはひと肌もふた肌も脱いで、とうとうこんなことになってしまいました。アメリカのモラルは溶解してゆくようです。むしろアメリカのモラルにエックス線が照射されたと言った方がいいのかも知れません。モラルの根底には恐怖に苛まれて訳が分からなくなった裸虫がもがき狂っています。これは「恐怖」を撮影した写真なのです。

実際問題としてこれはかなり危険なテクノロジーです。罪もない若い女性が意味もなくこの装置に放り込まれて好奇のエックス線に晒される様が目に浮かぶようで、とても興奮しますが、抵抗するとそのまま知らないところに連れて行かれて拷問されるかもしれないのですから仕方がありません。フェニックスあたりには観光で行く人もいるでしょうが、日本の若い女性も最近はスタイルがいい人もいるのですから要注意です。一方、男性器のサイズに異常な関心を持つ人々もこの装置に興味があるでしょう。日本の若い男性のちんちんが最近大きくなったかどうかは知りませんが、「ウタマロ」の神話を信じているガイジンもいますので、こちらも注意が必要です。そうでなくてもこんなことがあります。

旅行者のテロ危険度を格付け=人権侵害との批判も−米
 【ワシントン2日時事】米メディアは2日までに、米政府が2002年以降、米国を出入りする旅行者数千万人を対象に、テロを起こす危険度の高さを格付けしていたと一斉に報じた。01年の同時テロを受けた措置で、格付けされた個人データは本人には一切開示されず、政府が40年間保存するという。議会や市民団体からは人権侵害に当たるとの批判が出ている。
2006/12/02


アメリカの年間入国者数は5千万弱くらいだそうですから、ビジネスなどで頻繁に出入りする人が数千万は存在するでしょう。どうもそういう人たちを「格付け」していたということなんですが、ちゃんと格付けするにはきちんと調査すしなきゃいけませんから、いつも仕事でアメリカに行っていた人は全員、知らないうちにスパイされていたわけです。「格付け」が何段階で表されて評価基準はどういうものなのか、そういうことは一切教えてくれないのです。いい加減な調査に基づくとんでもない誤解によってAクラスになっている人もいるかも知れません。次に入国したら逮捕することになっているかもしれないのです。あなたはテロ計画の詳細を供述するまで拷問され、結局は大西洋の真ん中へんに投棄されます。当然ながら救命胴衣の支給はありません。

アメリカでは国民の一人一人を監視し、何時でも誰でもリアルタイムでの把握が可能になる、そのようなシステムを構築しようとしています。2億人以上いる全国民が相手だと大変ですが、常時アメリカを出入りする外国人はその4分の1から3分の1くらいの大きさでしょう。この規模において行なわれていたことが、国民一般に適用している方法のテストケースとなります。この群においてはすでにもっとも手間のかかる全対象の基礎調査を終え、重要な対象に絞り込んだ調査が行われているということですから、もうすぐアメリカ国民全員の格付けがなされることでしょう。もしかするともう格付けも終わっているのかも知れません。その次は当然、「友好国」の番が回って来ます。最終的には66億人が対象です。多いようですが10桁、電卓で計算できる程度ですから技術的には出来ないこともないでしょう。しかしエックス線でちんちんのサイズの格付けまでされてはたまりません。空港の土産物屋でプラスチック製のペニスケースが販売される日も近い未来にやってきます。これがホントの近未来ちんちん。
posted by 珍風 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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