2007年11月16日

ねじれ夫婦のよじれセックス

「SPA!」によると「結婚に向かない男」がいるらしいのですが、しかしそれはやってみなければわかりません。やってみて、向いていないようでしたらすぐに止めればいいのです。自衛隊員のように脱走しないで、きちんと相手にことわってから止めたいものです。もっとも「結婚に向かない女」も沢山いそうですが、「SPA!」は男性中心主義なので気がつかないようです。しかしそもそも結婚というものが人間一般に「向いて」いるものなのかどうか疑問なしとはしません。なにしろ世の中には二足歩行が人間に「向いて」いないという人もいるくらいですから、はやいとこ水中生活に戻って魚類のように水中で受精するように工夫したほうがいいのかもしれません。

とはいっても、やはり人には向き不向きというものがあります。例えば広島高等裁判所長官の田尾健二郎さんは、かつて法務省法制審議会に所属して「組織的な犯罪に対処するための刑事法整備要項骨子」の策定に関わっていたものです。これを元に盗聴法などが定められることになりますが、これに関して令状審査がほとんど警察や検察の言いなりに出されている現状からこれを批判した判事補の新聞投書に対して反論したのは有名です。もちろん自分自身がそもそも盗聴法の立案に関わっていたのですからこれは当然としても、やはりどちらかといえば警察側に立ってものを考える傾向をお持ちのようです。まあ、警察の味方だからといって必ずしも悪い奴とも限りませんが、国家公安委員にはあまり向いていないと思われます。

こういう人を国家公安委員にしてしまおうというのは、国家公安委員会がなるべくその目的を果たさず、警察を野放しにしておくことも目的ですが、もちろん「共謀罪」のことも考えられているんでしょう。そういうわけですから民主党はこの人の人事については特に反対ではないようです。けれども労働保険審査会委員の平野由美子さん、運輸審議会委員の長尾正和さん、公害健康被害補償不服審査会委員の田中義枝さんについては反対をしました。

同意人事否決で「参院に理由聞きたい」…町村官房長官

 町村官房長官は14日午前の記者会見で、国会同意人事案件のうち3件が参院で否決されたことについて、「内閣として参院に1人1人の駄目な理由をはっきり伺いたい。『省庁出身者だ』ということなら(憲法が保障する)法の下の平等に反するのではないか」と述べ、否決した理由などを参院側から聞く考えを示した。
 町村長官は「右から左にすぐ代わりの人が出てくるわけではない」と述べ、直ちに代わりの人を選ぶ考えがないことを明らかにした。人選基準についても、「最も適切な方が選ばれるべきだ。一定の行政経験を有するのはプラス要素ではないか」と語り、省庁出身者を排除しない方針を示した。
 さらに、「国会の同意や承認より法律を通す方がはるかに重い。軽い方に衆院で再可決できる規定がないのは、法の不備を意味するかもしれない。本当にこれで良いのか疑問を持つ」と制度上の不備を指摘した。

2007年11月14日 読売新聞


この場合関係機関等の出身であることなどは充分「駄目な理由」になり得ます。この3名の他にも同様に反対して然るべき人がいるのではないかと思われ、その意味では「はっきり伺いたい」のはやまやまですが、こんなところで「法の下の平等」を持ち出して来るべきではありません。逆に「一定の行政経験を有するのはプラス要素ではないか」などとヌカすのは審査会や審議会などのチェック機能への著しい無理解を示すものに他なりません。

強行採決を繰り返すうちに日本の政治家も随分低能になったもんです。国会同意人事案件に衆議院の優越が認められていないのは「法の不備」だと言い出しました。しかしながら両院が平等なのが原則であり、衆議院の優越はあくまで特例です。自民党さんの頭の中では、現状は衆議院で3分の2以上の勢力があるからなんだかんだいっても60日待つことにすれば数の力で結局は思い通りになる、ということでそれがフツーだと思ってしまいがちですが、本当は違うんですね。自分の不利になると「不備」だと言うんだからたまりません。てゆうか町村さんの言い方だと「軽い方」も「重い方」に習って再可決出来ないようにするのが本来のあり方だ、ということにもなりかねませんが、本当にそれで良いのか。

だいたい、政府がこれこれのことをしたいと。国会がそれは駄目だと。はいわかりましたといって政府は引っ込むと。これのどこが「法の不備」なのか。国会の言うことをききたくないわけだ。政府は国会に従う必要はないと、そういうわけかてめえ上等じゃねえか。

まあ、町村さんなどがこんな風に愚かなことを口走るのも「ねじれ国会」ならではと言えなくもありません。どうせ碌なことをしないんですから国政などはちょっと停滞していてもらった方が良いくらいです。特に自衛隊の海外出兵などには最大の歯止めがあって当然なんですから、どんどんねじってしまえ。結婚生活もねじれているから面白いのです。


posted by 珍風 at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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