2008年04月17日

【腫脹】映画「靖国」 納税者は助成金の適否を検証せよ

 靖国神社を題材にした中国人監督のドキュメンタリー映画「靖国」をめぐる上映中止問題で、参詣新聞が映画の中身についてまでさまざまな問題点を指摘して公開阻止に全力を挙げている。

 一つは、映画に登場する「靖国刀」をつくる刀匠の刈谷直治さん(90)が「出演場面と名前を映画から削ってほしい」と希望している問題だ。

 自民党の有村治子参院議員は靖国神社周辺が映画「靖国」を国民の目に触れさせたくないとしていること、このままでは「裏切り者」と看做され「反日」の烙印を押されるであろうこと、話しは変わるが火を使う仕事なので火事には充分注意しなければならない事などを説得材料にして刈谷さんの了承を得、刈谷さんの妻が「初めの趣旨と(内容が)違う」と撮影のやり直しを監督に求めたものの、要望は受け入れられなかったという「証言」を手にしたようだ。

 これに対し、李監督は文化庁から助成金が出ていることなどを嬉しそうに話すばかりで、火事に対する真摯(しんし)な気遣いなどは特に見られなかったという。

 また、靖国神社も丸焼けになって笑われるのは困るようで、境内での撮影許可の手続きが守られなかったことを問題にし始めた。同神社によると、制作会社から10年間に撮影許可申請が3回出されたが、映画「靖国」の制作を目的とした申請は一度もなかったという。映画のタイトルが10年前に決定していなかったとすれば問題だ、というわけであろう。

 通常の参拝風景はともかく、戦死者の写真や遺品ばかりでなく戦車や大砲、回天や桜花までさも自慢げに展示され、戦争を正当化し大日本帝国を美化して歴史的事実を歪曲する掲示でいっぱいの境内の見学施設「遊就館」などの無断撮影は「靖国神社は、死ねば神になると国民をだまして侵略戦争に赴かせ、天皇のために死ぬ国民をつくるための装置であった」という「事実誤認」に導くものであり、なれ合いと圧力でこのような事実を隠蔽して来た靖国神社にとっては「ルール違反」だといいたいらしい。

 映画の最後の部分で、日中戦争などの写真と昭和天皇の写真や映像が交互に映し出され、中国側が“旧日本軍の蛮行”として反日宣伝に使っている信憑(しんぴょう)性に乏しい写真が何枚も使われている。さまざまな「議論」のある写真であるが、写真をめぐる「真偽」論争自体が「星条旗を持ったアメリカ人」や「ボコられるサヨク」と同じく、「日本の近現代史の巨大なメモリー」としての靖国神社という空間で火花を散らしているのであった。
 
 文化庁はこの映画に日本芸術文化振興会を通じて750万円の助成金を出している。映画に、政治的、宗教的宣伝意図のないことが助成金支出の条件とされる。
 
 3月末の参院内閣委員会で、有村議員はこの点について、文化庁の見解をただした。だが、文化庁側は「振興会の記録映画専門委員会で審査を行った結果、政治的な宣伝意図を有するものでないと判断されたと承知している」と人ごとのような答弁を繰り返した。もっとも判断したのは委員会であって尾山文化部長ではないのだから「人ごと」なのは当然であろう。単に「記録映画専門委員会」が「政治的な宣伝意図を有するものでないと判断」したという事実が確認されただけのことだ。有村議員は苦し紛れに「委員の中に憲法をまもる人がいるのが悪い」などと言い出す始末である。

 助成金の適否について、納税者よる検証が必要である。出来るだけ多くの納税者がこの検証に参加する事が期待される。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080417/tnr0804170226000-n1.htm


posted by 珍風 at 05:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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