2008年09月26日

万病が100%ぜんぜん全くいくらなんでも恋をするならバナナでエッチ

たまたま真っ昼間からTVでCMを流してなんだか悪く目立っていた「Vana H」ですが、当ブログにおきましてもその「バナ」とか「バナH」、「バナ株式会社」やら「水素水」という検索語でいらっしゃった方が相当数いらっしゃいます。テレ朝系にぐっしょり浸透しつつある「バナ株式会社」さんですが、世間様でも例のオーガスタゴルフが終わったと思ったらぼちぼちこの話題が出てきたようで、週刊新潮の記事

飲めば100%ガンも治る!?
「アヤシイ天然水素水」バナの株主に「チェ・ジウ」

ではバナ株式会社の石山社長の「説明会」のトークが報告されています。

社長の説明は約1時間半。ここまで数々の病気を挙げて、バナHを飲めば100%治ると連呼した末、最後に触れた病気がガンである。
「まず軽い人なら毎日2リットル飲ませてあげてくださいね。これで、10人中7人は2カ月でレントゲンから腫瘍の影が全部消えていますよ。源水だと100%治ります。100人中100人が治ります。あと6カ月待って下さい。敷地内に新しい工場が建ちますから。新しい工場では源水をそのまま詰めるので、源水そのものが飲めるんです。1回で全部ガンが消えます。白血病も、源水なら1回で100%治ります」


あーあ。言っちゃってるよ。誰かが蛮勇を奮って「説明会」に潜入したようです。これは大変危険な行為です。見つかったら大変です。昔は富士山麓にオウムが鳴いたそうですが、入ったら出られない富士樹海の「自殺」については以下をご参照ください。
http://worstblog.seesaa.net/article/102247496.html

記事の中ではバナ株式会社の驚異の急成長ぶりも紹介されていまして、それによると2004年の売上高が9000万円。2005年にはそれが2億円になり、2006年には4億5千万円と毎年2倍以上の成長です。それがなんと2007年には26億円以上だというのですから尋常ではありません。

この「売上高」ってのはおそらく「Vana H」なる「天然水素水」の売上げではなく、「エージェント」から巻き上げる「130万円」のことでしょう。26億円といっても2000人分ですから、そのくらいのことはあり得ることではあります。TVでやっていることは何でも信用してしまう人は多いものです。先の総選挙で何人の人が自民党に貴重な票を投じたかを思えば、通算2500人くらいの人がああいうトークを真に受けても不審とするに足りません。

執筆者は厚生労働省にも取材しているようで、ファンなら誰でも知っている例の『応用薬理』について厚労省のお役人は

「その学術誌については聞いたことがありませんが、いずれにせよ、論文が掲載されたからといって、厚労省から会社に対して薬の認可を申請して下さいと持ちかけることは考えられませんね」


などと随分あっさりと言っているようですし、更に先述の「説明会」のようなことに対しても

「特定の商品について承認されていない効能を謳う行為は、それが文書でも口頭でも薬事法68条に抵触する恐れがあります」


と「警告」しているようです。星よりひそかに口で言っただけでもダメなんですって。あんなに大声で言ってちゃもっとダメ。もちろん証拠は残りにくいんで、忘れちゃいなと風が吹く。果たしてこの記事冒頭の「1回で全部ガンが消えます」という発言は録音でもされているんでしょうか。されてるんでしょうな。

ところで僕があるところで観た「Vana H」の宣伝のためのビデオというものがありまして、そこでは「医学博士・理学博士」である「河木成一」という人が「活性水素」の説明をしています。新潮は「生体微量ミネラル研究所」の橘田力さんに取材したようでうが、是非とも河木さんのお話も聞きたいものです。なんといっても「博士」ですから、多分エラいのです。その博士号が「パシフィック・ウエスタン大学院博士課程」で取ったものであってもです。

河木さんの出身は信州佐久の鯉太郎、「パシフィック・ウエスタン大学」の教授、「パシフィック・ウエスタン大学日本研究所プラズマ正体エネルギー研究室」という、どこにあるんだそんなもん知らねーぞ。まあどっかにあるんでしょうな、そういう部屋が。団地サイズ6畳くらいの。そこの「室長」として「プラズマ」の「正体」を解明し、「バリントン大学」教授、同大学日本校副学長、大連大学中医名誉教授、というどこから見ても文句の付けようのない「100%アヤシイ」先生です。主な論文に

「難病が治った!100人の証言─副作用のない「紫イペエキス」の驚くべき自然治癒力」
「ガンが治っているから水溶性キトサン─43人の証言」
「ガン!飲んだ、効いた、勝った! 水溶性キトサン30人の体験集」
「奇跡のプラズマ刺戟で万病を治せ」
「塩で万病を治す」

など。「キトサン」(エビやカニの捨てるところ)でも「プラズマ」でも「塩」(!)でもなんでもとにかく「万病」を治すという現代の奇跡であります。しかも「法務大臣賞」とか「東京都知事賞」などという比較的ろくでもない人から賞をもらっていることになっています。真偽のほどは明らかではありませんが、これらのポストはここんとこちょいとアタマのユルいメキシカンパッションな方がお勤めのようですから分ったものではありません。

ビデオでは「※個人の感想であり効果・効用を表すものではありません」といいながら糖尿病、痛風、ヘルニア、尋常性乾癬、子宮筋腫などが「治った」、とか「体重が減った」という「愛飲者」の貴重な証言が収められていますし、なかでも橋幸夫のそっくりさん「キューティはし」こと宮澤信夫さんが「高血圧が治った」と言い張る様は芸の世界に生きる男の厳しさをかいま見せてくれたものです。そんなもん見たかねーや。宮澤さんってこの人。観たことあるでしょ。スイムで踊ろ。月の出ぬ間に消えちまえ。
http://www016.upp.so-net.ne.jp/entertainer/hashi.pdf





posted by 珍風 at 04:56| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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