2008年09月29日

二代目はムー大陸からの使者だった!?

今度は大阪引き合いに=職員組合を批判−中山氏

 「民主党が政権を取れば、日教組、自治労の支援を受けているので、日本が大阪府みたいになる」−。国土交通相を辞任した中山成彬氏は28日の記者会見で、大阪府を引き合いに日教組など職員組合を批判した。教員採用をめぐる大分県の汚職事件に関して「日教組の子どもは成績が悪くても先生になる。だから大分の学力は低い」とした発言については、「名指しで言ったのは申し訳ない」と陳謝したが、今度は大阪府に矛先を変えて職員組合を攻撃した形だ。
 この中で中山氏は「大阪府は長年、職員組合と癒着関係にあり、職員の給料が高い。ヤミ手当や裏金もあり、財政破綻(はたん)にひんしている」と述べた。その上で「橋下徹知事は職員組合の支援を受けず、広く府民の支持を受けているから、命懸けの改革ができる」とした。

2008年9月28日 時事


これは応援してくれた橋下さんへの返礼でしょう。中山さんのとこには発言を支持する電話やメールが沢山来ているとのことですが、学力テストの件でもわかるように自分の見たい物しか見えない人ですから、話98%くらいでしょうか。新聞紙を切って作った札束でも表と裏に2枚の本物を使いますから。

労組を潰して労働者を過労死と餓死の手に委ねようってのは、やはり中山さんが官僚出身であるせいもあるのかも知れませんが、後任の金子一義さんに至っては2世で、しかも社会経験がほとんどありませんから、とても「一人前」とは思われません。しかも金子さんのお父さんも大蔵省出身の政治家なのですから、金子さんは中山さんの後任にはいかにも相応しい体たらくです。アホ太郎内閣にはまたお坊ちゃんが増えました。

金子さんは岐阜県の人で、岐阜県に本部のある「崇教真光」とかいう手かざし宗教団体とのおつきあいに熱心です。2001年から去年までの秋季大会には欠かさず出席していて、これの信者であることを明らかにしている石原伸晃さんよりも高い出席率を誇ります。そんなに好きなら信者になってしまえばいいのに、もしかすると信者なのかも知れませんが、自分から特に信者であるとは言っていないので信者ではないのでしょう。むしろ信者の方は金子さんを見習った方がいいでしょう。しかし金子さんは単に石原さんよりもヒマを持て余しているだけなのかも知れません。

「真光」自体も政治活動には熱心であり、2001年の参院選では自民党候補の釜本邦茂、橋本聖子、小野清子といった、ちょっとオツムのほうがお留守になりがちな人達を推薦していたのはイカニモ宗教団体らしいといえばらしいのですが、その他にも宗教団体だか政治結社だかわからないくらいの活動ぶりです。

「真光」は「大本教」から分かれた「世界救世教」の信者であった岡田良一さんが奥さんと別れて起こした「世界真光文明教団」という宗教団体から、これまた分派してきたものですね。教祖様というものはテコヘンな名前を考案するものですが、岡田さんも「光玉」だか金玉だかと名乗りますけど、「世界救世教」とかこの辺の流れは要するに右翼ですから、自民党の指示によって信者を動員して非合法の暴力装置として活躍したこともありました。

1974年に同類の「生長の家」なんかと一緒になって「日本を守る会」を創設。これが現在の「日本会議」になります。この年に光玉さんは死んでしまうのですが、ここで例によって後継者を巡って一悶着ありました。「世界真光文明教団」によれば光玉さんは死ぬ前に後継者を指名していたんだそうで、それが「教団」の現在の代表である関口勝利さんのお父さんである関口栄さんですが、一方光玉さんの「養女」であった岡田恵珠さんが自分を「教団」の代表として登記してしまいました。結局裁判の結果恵珠さんの登記が虚偽であることが確認され、この恵珠さんが「教団」を追ん出て作ったのが「崇教真光」なんですが、「日本会議」の代表委員の方は恵珠さんが継いでいるのです。現在「真光」の事実上の代表で次期「教え主」と目されているのは岡田晃弥さん。この人も恵珠さんの「養子」なんだそうですからどこもかしこも2世ばっかり。

「日本会議」というのも、内部ではこれだけ喧嘩や分派や争いごとが絶えない宗教団体が多数集まって自分のとこの信者でもない一般国民に大迷惑をかけるというネガティヴな一点でのみ集まっているという困った団体ですが、この人達は例えば教育基本法に「宗教的情操」を盛り込むことを主張したりしています。岡田さんによると「宗教的情操」というのは奥さんと別れて若い女性を「養女」にしたり、虚偽の登記をしたりすることのようですが、そういうことは僕も決して嫌いではないのですが、そんなことを教育基本法に取り入れるのは恥ずかしいのでやめて下さい。

その他にも教育勅語を賞賛したり、改憲、というよりは「新憲法」を制定して日本を軍事国家にしようと思っていたり、まあたいていのメニューは網羅していますから、金子さんもその種のエキセントリックな政治的イデオロギーの持ち主として、これまた中山さんの後継者には相応しいと言えるでしょう。ちなみに政治家関係の主な信者は

石原伸晃(自由民主党)
衛藤晟一(自由民主党)
萩生田光一(自由民主党)
町村信孝(自由民主党)
鳩山由紀夫(民主党)

ところで岡田光玉さんは勲章を貰っています。「セント・デニス・ザンテ勲章」という、世界でも珍しい、知る人ぞ知る貴重なもののようです。この「勲章」の起源はなんと驚くなかれ西暦紀元34年、イエス・キリストの存命中(?)のことだそうで。「崇教真光」によれば

セント・デニス・ザンテ勲章

国際アメリカン学術協会は、一九〇一年にワシントンに設立された。本部はニューヨークにある。協会の事業は、人類社会に貢献した世界各国の功績ある人に、アカデミー賞またはナイト勲章をおくる。
もとは、西暦三十四年に、ギリシャのザンデ島で、功績者にナイト(騎士)の称号を贈ったことから始まったもので、アメリカ合衆国がそれを継承した。これまでに、ルーズベルト、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディなどアメリカの大統領、ギリシャのピーター殿下、ヨルダン王、スペルマン枢機卿、ノーベル賞のシュバイツァー博士など、世界第一級の功績者に贈られた権威ある称号ならびに勲章である。アカデミー賞の受賞者は日本にもあるが、ナイト賞がわが国の宗教界で贈られたのは、岡田光玉師がはじめてである。
勲章は、中央に聖デニスの肖像があり、それを「ザンテ聖デニス騎士団」というギリシャ文字が囲んでいる。この円形を中心にして、銀の白十字がひろがり、その先端についている銀の球は、騎士道精神の八つの徳目である勇気、節制、正義、信仰、愛、希望、慈善、慎みを表している。裏面には、「信仰・勇気」の文字が浮き彫りになっている。


西暦34年の創設からアメリカ合衆国の「継承」までの間が1900年くらいすっ飛んでるのがご愛嬌です。だいたい「聖デニス」って誰よ。フランスには「サン・ドニ」っていますけど。その人はモンマルトルの丘で首をはねられて殉教したんですが、それから自分の首を持って歩いていって、倒れたところがサン・ドニ大聖堂になったそうですから平将門の先輩ですが、ギリシアとの関係は不明ですし、これは3世紀の出来事です。ギリシアでは「デニス」は「ディオニシウス」であって、これは「ディオニュソス信者」のことですからニーチェのお友達だ。なんだか血腥いところが取り柄です。

一説によるとこの「勲章」の由来はこんなもんです。

セント・デニス・ザンテ勲章(ザンテ・聖デニス・ギリシャ勲章): この勲章は、かの悪名高い「伯爵」であるPericles Voultsosによって作られ、現在は,Thomas John Taglianetti (HSH)伯爵によって運営されている。この勲章は元アメリカ大統領ジョージ・ブッシュ氏もその受賞者の1人だとされている。このことは、この勲章を授ける団体は勲章を有名な人物に送りつけ、その人物を団体の会員であるということにしてしまう、一つの例である。この勲章は、ウクライナの正統派教会の司教であると自称しているLowell Barker氏と深い関係がある。
http://www.enpitu.ne.jp/usr10/bin/month?id=104303&pg=200312


光玉さんはこの「勲章」と、「ナイト・コマンダー」という称号を授与されているそうですが、問題はこの「勲章」が勝手に贈られてくるのか、「ないと困んだー」と頼めば貰えるものなのかというところです。日本国政府がくれるのも含めて全ての勲章はいわば向こうから勝手に贈られるものなんですが、そのわりにはこの「勲章」の受章者というのが、どこでどう調べたんだろうというような大変にトリヴィアルな人達ばかりなのが不思議です。例えば日本では

川口裕清(株式会社コンセラン代表取締役)コンプレッションセラピー「コンセラン」(空気圧式ヘルストレーナー)。体をエアバッグで包んで加圧するという健康器具。ここのHPを見るとイキナリ「古代文字であなたも健康に」と来る。なんでも「今から約10万年から1万年前まで日本に住んでいたという「アシア族」が使ったと言われている「カタカムナ」文字」が健康に良いらしい。

射手矢政美(WOS−21代表取締役)一部大阪方面で大人気の「WOS−21」という「低公害」の「カプセル燃料」だそうですが、これを「発明」したのは松本節雄という先生だそうな。どうして松本さんが勲章をもらえないのか分かりません。

土屋義弘(株式会社ユー代表取締役)一種の腰痛ベルトであるらしい「コシラック」を売ったり、「超物理的エネルギー」である「明力」を付加した「ヒザラック」というサプリメントを売ったりしていますが、とにかく商品のネーミングが安易です。

永井竜造 「経済学による世界平和への五段階構想」かと思ったら「トルマリン健康法」。本業は山師(いろんな意味で)。

岡崎敬得(さくら医院院長)『ニューウエイズでアトピーに克つ―経皮毒がなくて安心 体の芯からデトックス!』

水野裕明(株式会社マイスキィ社長)地方都市でよくやっている、場所を借りて年寄りを集めては高価な健康食品を販売している会社です。退社を希望した社員に対し「入れ墨をしろ、しないとお前の長男を暴力団に入れる」と恫喝した功績により受章。

こうして見るとこの「セント・デニス・ザンテ勲章」、貰っておけばなかなかのステータスになることは間違いありません。笑われたり世間からつまはじきされること請け合いであります。ここまで来ればもう何もこわいものはありません。岡田光玉さんもこのような大変に立派な方々のお仲間で、そういえば確かに「手かざし」も「カタカムナ文字」も似たり寄ったりで、まあだいたい同じようなものです。

それにしてもこんな人達が日本を支配しているんだから先が思いやられるというものですが、民主党も「真光」の支援を受けていることは間違いないにしても、クリスマスを「神来電鈴祭」などといって祝っているムー大陸カルトの天皇崇拝教よりは、どう考えても日教組や自治労の方がまだマトモです。「日本が大阪府みたいに」なって大阪弁が標準語になって名物がハリセンで寿司屋がお好み焼きになって「花月」以外のラーメン屋がけつねうどんになって新東京タワーの名前が「新通天閣」に変更されてTVが宝塚と吉本になって野球のたびに暴動が起こって鶴光が総理大臣でも構いませんが、橋下はヌキでお願いしたいものです。


posted by 珍風 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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