2008年10月02日

アホ太郎の御名御璽演説

(就任に当たって)
 下々の皆さん、平民の皆さん、ならびに新平民の皆さん、○○、××、皮(議場騒然)、屠(議場騒然)、特殊(議場騒然)、そして旃陀羅の子を称した人の信徒の諸君、俺にまとわりついてくるおめーらだよ太田。きたない臭い権力亡者め。笑ってやがる。貧民はこれだから困ります。貧すりゃ貪すたアこのことか、ちなみにわたしは金襴緞子、生まれも育ちも一級品、かわいいあの娘は淫乱でブス、そしてこの俺アホ太郎、この度、てめーらの代表たる国権の最高機関による指名、んなこたどーでもいーが、畏れ多くもかしこくも、御名御璽をばいただきまして、とはいうものの御親戚、遠い他人より近くの親戚、頼りにしてるぜ菊の紋、臭くて締まるは菊の門、はばかりながら第九二代内閣総理大臣に、ちゃっかり就任いたしました。
 わたしの前に、五八人の総理が列しておいでです。碌な人間が一人もいません。一一八年になんなんとする、愚行の大河があります。御名御璽で新総理の任命をしてきた、奴隷制統治の伝統があり、下々の民の、苦難と不幸、哀しみと苦しみ、あたかも頸を絞める縄の如き、累々死屍の集積があるのであります。
 その末端に連なる今この時、わたしは、厳粛なうたた寝をせざるを得ません。
 この言葉よ、届けと念じます。ともすれば、元気を失いがちなお年寄り、若者、生きるのが嫌になった中年、餓鬼ども、いやおいらたちがともしたせいで死にそうになりながら地べたを這いずり回る下々の皆さん方のもとに。 届かなければ耳にドリルをつっこんででも聞かせてやります。黙って聞け!聞いて絶望しろナマゆーな賤民が。
 申し上げます。おいら自民党は、強くあらねばなりません。強い自民党とは、難局に臨んで動じず、動じておりますが、むしろこれ幸いと利用して、一層の飛躍を成し遂げる党であります。 無理です。
 自民党は、明るくなければなりません。幕末、我が国を訪れた外国人という外国人が、驚嘆とともに書きつけた記録の数々を通じて、わたしども日本人とは、言葉がわからないときや得体の知れない毛唐に遭って恐怖を感じた時に、実によく笑い、微笑む国民だったことを知っています。このだらしのない性質は、今に脈々受け継がれているはずであります。とりあえずワケが分からなくなったら笑え、恐ろしかったら笑え、であります。大丈夫です。ダメです。
 自民党と、おまけに公明党の行く末に、平和と安全を。人々の暮らしに、落胆と絶望を。そして子どもたちの未来には、夢だけを。一生夢を見て過ごしてもらうことに本務があると深く肝に銘じ、中川君の肝はもう死んでますが、内閣総理大臣の職務に、誰か他の人の一身をなげうって邁進する所存であります。
 わたしは、客観しません。あの人とは違うんです。 そしてわたしは、決して逃げません。逃げるまでもなく追い出されるからです。

(国会運営)
 はじめに、国会運営について申し上げます。
 先の国会で、民主党は、自らが勢力を握る参議院において、税制法案を店晒しにしました。その結果、一か月だけガソリンの販売価格が下がりました。結果から言えば国民の生活を第一義とし、政局を第二義、第三義とする姿勢に終始したと言えなくもありません。その後で我々が衆院で再議決いたしましたが、折からの原油高ともあいまって苦しむビンボー人の姿に奥は笑っておったぞよ。もすこし妊婦を連れてまいれ。
 与野党の論戦と、政策をめぐる攻防は、もとより議会制民主主義が前提とするところです。しかし、こっちはそれじゃ困るんだな。
 「政治とは国民の生活を守るためにある。」民主党の標語であります。自民党とはエラく違いますなあ、ふざけてんじねーよ。こっちの言うことを聞くんだよ。「合意」だよ「合意」。民主党に、「合意」の用意はあるか。 こっちにも考えがあるんだ。たいした考えではありません。
 本所信において、わたしは、あえて事前運動を行ないます。政治は慈善運動じゃないんだよ。国民の生活は第二義、第三義とした上で、選挙対策を第一義とするものであります。こっちから土俵を仕掛けます。土俵に八百長はつきものです。常識です。ロシア人でも知っています。

(着実な経済成長)
 緊急な上にも緊急の課題は、日本経済の立て直しであります。
 これに、三段階を踏んで臨みます。当面は景気対策、中期的に財政再建、中長期的には、改革による経済成長。
 第一段階は、景気対策です。
 政府・与党には「安心実現のための緊急総合対策」があります。あることはありますが、なくてもわたしは安心です。しかし下々のことを考えてあげる優しいわたし、今年度内に、定額減税を実施します。貧民どもの家計に対する緊急支援のためであります。米国経済と国際金融市場の行方から目を離さず、実体経済への影響を見定め、必要に応じ、要するに来年度には、早くも、定額減税を廃止します。
 民主党に要請します。野党のくせに文句を言うな。あわせて、下賎の者どもの声をバックに生意気なる民主党の抵抗によって、一か月分穴があいた地方道路財源、このふんだくり損ねた分をどうオトシマエをつけるのかお伺いします。
 第二段階は、財政再建です。
 我が国は、巨額の借金を抱えており、政治家というのもこれでどうしてうまい商売ではありません。ホントだよ。
 しかし、目的と手段を混同してはなりません。財政再建は手段。目的は日本の繁栄です。ここで一言ご注意申し上げます。わたしが「日本」と言ったら、わたしのような人々のことです。ビンボー人は「その他」ですから。麻生内閣の目的は、「日本」の持続的で安定した繁栄にこそある。我が内閣は、これを基本線として踏み外さず、ツケはビンボー人に回してあげます。
 第三段階として、改革による成長を追い求めます。
 改革による成長とは何でありましょうか。それは日本経済の王道をゆくことです。すなわち、蟹工船、女工哀史、滅私奉公、富国強兵、海外侵略、街娼ぽん引き娘を身売り、子捨て子殺し姥捨て山、英語で言えばエコノミックアニマル、世界に通じる日本語過労死、自殺に少子化高齢化、労組潰し幹部殺し、肩で風切る暴力団、ドスで人斬る土方の親方、交通機関事故頻発、墜落衝突爆発炎上、金の亡者に高利貸し、お受験お地獄童貞中年、筋肉バカのクルクルパーにほかなりません。 再び、その時が来たのであります。
 以上、三段階について申し上げました。めどをつけるには、大体三年。日本経済は全治三年、と申し上げます。中山さんの受け売りだけど。彼が言うだけあってバナH東京銀座クリニックの三角病院の薮医者の見立てと同程度ですが、そんなものはどこにもありません。

(暮らしの安心)
 暮らしの安心について、申し上げます。
 ここで「クラシアン」なんて言ってしまう、実に忌むべきは、そういうベタな発想であります。わたしなら「チロリアン」と言うでしょう。わけがわかりません。
 「消えた年金」や「消された年金」という不安があります。みんなで美味しい思いをした覚えのある人もいるかもしれません。しかし末端の職員に対しては、厳正なる処分を行います。わたしは、ここに頭を垂れ、涎を垂らし、鼻提灯を出しながら、よきに計らえ、なんて寝ぼけ声で逃げますが、あわてて、年金等の社会保障の財源をどう安定させるか、そんなことは考えてもいません。
 医療に信を置けない場合、不安もまた募ることは言うまでもありません。わたしはまず、長寿医療制度が、わざと説明しなかったこともあり、国民をいたずらに混乱させた事実を虚心に認め、強く反省するものであります。とかなんとか言っているうちに政府管掌健保を放り出して全国健康保険協会が発足します。しました。これも全然説明していませんから、またもやバカどもがイタズラに混乱するでしょうが、今のうちに反省だけはしておいてやりますが、しかし、この制度をなくすなんてことは一切しません。きれいさっぱり、あきらめるように。病気なんかしてる奴には救急医療のたらい回し、産科や小児科の医師不足、妊娠や出産費用の不安、介護の人手不足、保育所の不足。そして罰として負担の更なる増加とますます低級な医療、肥後の守で手術して薬は味の素。
 次代の日本を担う若者に、希望を持ってもらわなくては、上に立つわたしたちが困ります。
 困りものの若者に自立を促し、手を差し伸べてひっぱってお寺のフリースクールやタコ部屋にぶち込みます。そのための新法も検討します。賃金は最低、労働者は牽制、中小零細企業のどん底へ。
 改正された教育基本法のおかげで、学校への信頼が揺らいでいます。教育に不安が生じています。勉強しても無駄です。 日本全国どこでも社長の子はいくらバカでも社長って俺の悪口か。とりあえず日教組をぶっ潰します。その次に教育委員会、PTA、最後に学校そのものをぶっ潰します。 これで安心クラシアン。言っちゃった。餓鬼共全員フリースクールに監禁虐待強姦傷害。
 というわけで子どもの痛ましい事件が続いています。治安への信頼を取り戻します。 大人も全員監禁だ。
 ここで、いわゆる事故米について述べます。事故米と知りつつ流通させた企業の責任は、断固処断されるべきとして、これを見逃した行政に対する国民の深い憤りは、当然至極と言わねばなりません。悪いのは例によって企業と官僚です。わたしは、悪くありません。
 すべからく、消費者の立場に立ち、その利益を守る行政が必要なゆえんであります。行政組織には、事業者を育てる仕組みがあり、そのため訓練された公務員がありました。消費者庁も同様であります。
 行政の発想そのものをめぐる改革であればあるだけ、甲論乙駁はもっともであります。しかし、独立した強い権限を持った機関の創設は自民党の財源である悪質な業者を駆逐してしまう恐れがあります。とんでもない話しです。民主党も似たようなものであるはずです。どういうつもりなのか、民主党に問うものです。おとなしく「合意」に応じていただけるのか。問いを投げかけるものであります。

(簡素にして温かい政府)
 行政改革を進め、ムダを省き、政府規模を縮小することは当然です。
 しかし、ここでも、目的と手段をはき違えてはなりません。政府の効率化は、政治で一儲けするためです。簡素にして税金の高い政府を、わたしはつくりたいと存じます。地方自治体にも、それを求めます。
 わたしは、その実現のため、現場も含め、公務員諸君に粉骨砕身、働いてもらいます。徴税には広く門を開き、福祉の門は閉ざし、ビンボー人のために使う金なんてないんだよ。なんでそんなことをしなければならないのか理解できません。国家、俺たちだけのために働くことを喜びとしてほしい。しなさい。官僚とは、わたしとわたしの内閣にとって、敵ではありません。しかし、味方でもありません。単なる道具です。それでも搾り取られ吸い取られて打ち捨てられる一般国民よりはマシではないか。国民は、国家に奉仕する政府の経営資源であります。限りない資源を無駄遣いしましょう。

(地域の再生)
 目を、地域に転じます。
 ここで目指すべきは、地域の格差を呼び覚ますことです。それぞれの地域が、欠点と難点を持つことが必要です。 そこで知事や市町村長には、権限と責任を持てるようにします。最終的には、地域主権型道州制を目指すと申し上げておきます。どこへ行ってもろくな目に遭いません。
 農林水産業については、食料自給の重要さを改めて見直し、現に道端の雑草を喰って腹を下している人もいますが、一〇〇パーセントの自給率を目指します。農業はもう保護しません。百姓なんざ捨てていかねばなりません。困ったら隣の田畑に攻め込みましょう。そのうち北朝鮮を核攻撃して占領しますが、そんな所で作ったもん誰が喰うか。
 一〇月一日に発足の運びとなる観光庁の任務に、観光を通した地域の再生があることを申し添えておきます。いたるところに関西ヌードの殿堂を。沖縄を慰安所として振興します。地元の全ての女性が観光資源です。
 昨今は、盗撮知事や禁煙知事など、災害が相次いでいます。被災された方は、自業自得というものです。それが痴呆自治というものです。

(持続可能な環境)
 環境問題、とりわけ地球温暖化問題の解決は、今を生きる我々の責任です。昨今の芸人諸君はこの点、実に貢献しております。かく言うわたしも、先ほどから寒いことを申しあげているわけでありますが、これは決してワザとです。
 なすべきは、第一に、これ以上つまらない芸人は必要ないということ。第二に、我が国が強みを持つ『笑点』くらいしか観るものがないことを踏まえ、これを育てていくこと。そして第三に、『浅草お茶の間寄席』も見たいということです。『日本の話芸』は『笑点』のフォローをしていたりして、それじゃダメじゃん。

(誇りと活力ある外交・国際貢献)
 次に、外交について、わたしが原則とするところを、申し述べます。
 日米同盟の強化。これが常に、第一であります。大変に心配であります。不安がいっぱいです。大丈夫でしょうか。おしっこ漏れそうです。このへんは民主党に伺います。
 今後日本の外交は、日米同盟から国連に軸足を移すといった発言が、民主党の幹部諸氏から聞こえてまいります。まあだいたいのところ米国主導的であるとはいえ、事が国家・世界の安全保障に関わる場合、現在の国連は、必ずしも米国の方針に従わずに少数国の方針で左右され得るなど、米国の国運をそのままゆだね得る状況ではありません。 
 日米同盟と、国連と。両者をどう優先劣後させようとしているか。対米盲従で我が国は安泰なのでありましょうか。米国は倒れる前に日本にしがみつき、まず最初に日本を犠牲にするでしょう。それでいいのか。民主党には、日本国民と世界に対し、明確にする責任があると存じます。
 第二に伺います。海上自衛隊によるインド洋での補給支援活動を、わたしは、我が国が、我が国の国益をかけ、我が国自身のためにしてきたものとばかり考えてきました。どうやらそうでもないようです。テロとの闘いは、永久に出口が見えない無間地獄です。儲かるのは毛唐の金持ちだけ、しかも連中は甘い汁を吸うだけ吸ってもう一滴も残してはくれないようです。この時に当たって、日本が、活動から手を引くのはまことに賢明な選択であり得るでしょう。
 民主党は、それでもいいと考えるのでしょうか。手を引きたい、引いた方が良いようだ、しかしそれをわたしの責任において行ないたくはないのです。したがって場合によっては政権交替の相談にも乗らないものでもないのであります。

(おわりに)
 わたしが本院に求めるものは、与野党の政権をめぐる紛争であります。内外多事多難、時間を徒費することは、すなわち国民に対する責任の不履行を意味します。
 今、景気後退の上に、米国発の金融不安が起きています。わたしどもは選挙では負けそうであります。自民党の見込みは、内緒ですが相当に悲惨なものです。できれば解散だの総選挙だのは避けたいものです。てゆうか敗軍の将はごめんです。 どうせ誰がやっても同じなのに負ければ俺のせいだって言うんだろ。
 再び、民主党をはじめ野党の諸君に、国会運営への協力を強く要請します。強要しているのです。強請です。人に物を頼むのにこれ以外の言い方を知らないんだよ。育ちが悪いもんでね。生まれは……ひどいもんだ。恥の多い生い立ちです。こんなわたしをどうか許して下さい。
なんて言うわけねえだろうが。曲がった口は伊達じゃない、食うや食わずの貧民どもが命に賭けて固執するキタナい金のキタナさのそのただ中で生を受けどうせ死ぬまで糞まみれそれならてめえら貧民のアップアップのその姿せせら笑って生きてゆくそれがおいらの運命ならば黙って受けてそのかわり下賎の民の苦しみを更に一層増し加え生死の境を彷徨わせ狂気の淵まで追い詰めてこの日ノ本の神国の破裂潰滅沈没を心の糧の夢として生きてゆかずばなるまいて。


posted by 珍風 at 21:23| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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