2008年10月29日

ソ連とアメリカが崩壊して色即是喰

食欲をなくす「青色ダイエットめがね」というものがあるそうですが、その一方では男性は赤い服の女性にコーフンするんだそうです。聞くところによると青は腐敗したものの色、なかでも腐り始めた人間の死体の色だし、赤は生殖器の色だというような、「生物学的な根拠」があるらしいのです。つまり欲望の対象は「色」であり、実体ではなくて見た目の現象なのです。したがって青い服を着た男性に赤いめがねをかけさせたのを青いめがねをかけた太った女性にみせて感想を聞いてみたいような気もしますが、本当は府民より赤い服を脱いだフーミンと「討論」したいというのが男子たるもの偽らざる気持ちなのではないでしょうか。

府民との討論会で過激な橋下節が全開「中山前国交相正しい」…

 大阪府の橋下徹知事(39)が26日、府民らと教育問題を話し合う討論会に出席、教育関係者とみられる人たちからのヤジに「子供たちをこんな先生方に任せてられない。(日教組批判で国土交通相を引責辞任した)中山成彬氏の発言こそまさに正しい」などとやり返した。また体罰容認ともとれる発言も飛び出すなど過激な橋下節が全開。会場は拍手とどなり声が交錯する異様な雰囲気に覆われた。
 
 「府民の生の声を聞け、すごいよかった」
 大阪府立大(堺市)のホールで行われた「大阪の教育を考える 府民討論会」。橋下知事は、参加者の質問や意見に対して「必ず子供たちの学力を上げる」と持論を展開していた。そこに飛んできたのは教育関係者とみられる一部来場者からのヤジ。
 すぐさま戦闘モードに切り替わった知事はヤジった来場者を一喝した。「まず黙りなさい。保護者に聞こえない。いい大人なんだから」
 日教組組合員を名乗る質問者の1人は中山発言を「なかなか本質をついている」と擁護した知事に真意を問いただし、その上で「くそ教育委員会」など“橋下語録”を列挙。「知事の暴言こそルール違反」とかみついた。
 会場からは「質問に答えろ」などと激しい怒号が。これに知事は完全にヒートアップ。「子供たちをこのような先生方に任せてられない。中山成彬氏の発言こそまさに正しい。安心して預けるわけにいかないんです。みなさん、これが学校の現場の現状ですよ! 地域でちゃんと学校をコントロールしてください」
 さらに「どこの会社に社長の命令を聞かない部下がいますか。9割は一生懸命やってる先生がいる」と指摘。すると反発の罵声(ばせい)をかき消すような拍手も巻き起こり、会場は異様な雰囲気に包まれた。「地域や家庭が学校に入っていって、1割のどうしようもない先生を排除していってください!」
 橋下知事は「(教職員が)ちょっとしかって頭をゴツンとしようものなら(保護者が)体罰だと叫ぶ。口で言って聞かなければ、手を出さなきゃしょうがない。あとはどこまで認めるか、コンセンサスを形成することが大事」と続けた。
 討論会後、知事は「すごいよかった。府民の生の声を聞け、自分のメッセージもストレートに出せた。自己満足かもしれませんが」と満足げ。会場の反応について「賛否両論でしょ。すべて反対されてるわけじゃない。そうであれば自分の思った通り進めます。そのために知事になったようなもんだから」と“おれ流”で教育力向上プランを推し進めると断言した。

 真意明言せず
 ○…討論会での発言をめぐり、報道陣から体罰容認では?と問われた橋下知事は「体罰の定義をどうとらえるかを出してもらわないと」とかわした。しかし府の教育委員からは「間違っていると思う。知事と委員はべったりじゃない。手を出すことは教育者として敗北」(小河勝教育委員)、「体罰の考えは違っている。しっかり話し合っていかなければならない」(生野照子教育委員長)と反論が出た。

2008年10月27日 スポーツ報知


「社長の命令を聞かない部下」がどこにいるかというと、困ったことにいくらでもいます。全国いたるところにいますから、多分大阪にもいるでしょう。もっともそういう場合あまりニュースにはならないようです。僕たちが知っているのは朝日建設の「社長」の命令を聞いて従業員を絞め殺した「部下」、船場吉兆の「社長」の命令を聞いて表示を偽装したりした「部下」、ミートホープの「社長」の「部下」、丸明の「社長」の「部下」、比内鶏の「社長」の「部下」、マンションの構造計算をごまかしたアパグループの「社長」の「部下」、などの立派な「社長」とその忠実なる「部下」の皆さんのことです。

例えば食品メーカに勤めているとして、製品に有毒物質を入れるように社長から命令があったとして、これを聞くかどうか、こりゃ相当迷いますよ。そゆことしちゃいけませんよね。でも生活もあるしさ。で、まあ、自分がある程度責任のある立場だったら、部下には黙って、イザとなったら自分が責任を取る覚悟で、命令を聞く人もいるでしょうし、そうでない人もいるかも知れません。もちろんそんな命令は聞かないでおいてくれると消費者としては大助かりですが、そいつはクビです。

「道徳教育」は学校に「毒」を入れるようなもんで、法律にも書いていない「義務」を押し付けるだけで何の役にも立ちません。人間教えられたことには一応反抗しますから、それはむしろ生活の中でせっかく育まれつつある徳性をわざわざ破壊してしまいます。まして「義務教育」が終わって、社会に出たりして、「壁」橋下さんの好きな「壁」にぶつかった時に、「義務」と「反抗」しか知らないんじゃ打つ手がありません。むしろ中学までに「国民の権利」を教えるのが国の「義務」でしょう。

そこで「道徳教育」に反対したりするのは別段悪いことでもないのですが、「社長」の立場から言うといろいろ文句はあるでしょう。だからといって泊まっているホテルの地下から毒ガスがモクモク出て来たらどうしようもないんで、「社長」の言うことを聞いていればそれで良いというわけではありません。ヤバそうな命令は無視したり、サボることが大切です。

このように橋下さんの譬え話は例えようもなく出来が悪いのですが、それでもこの「討論会」という限定された場所のコントロールは上手くいっているようです。なにしろこんなところにわざわざ出てくる人は数少ない橋下さんのファンなのです。例えばのはなし、こんな僕でもファンに囲まれている間は王様です。仮にファンがいたとしての話しですが。世界でただひとりのカミさんの支持も得られていないようなのではなはだちょっと心もとないんですけど。別にいいんですが。どうせ。

こんなところに出て来た日教組の先生は、当然ここでは少数派ですが、橋下さんの手法は例のコイヌミ流です。この少数派を指して、「地域」や「家庭」の「みなさん」に向かって、「敵」として名指しします。要するに吊るし上げです。これはほとんど「討論会」というようなものではありません。単なるファンの集会とか、むしろ新興宗教のあつまりのようなものです。

てゆうか橋下さんは最初から「討論」をしようという気がありません。「すべて反対されてるわけじゃない。そうであれば自分の思った通り進めます」ということですから、反対意見など聞かないのです。この「会」の目的は、賛成が多数であるような場の演出であり、「敵」を確定して府民を敵味方に分断することです。

もっとも、立ち後れた大阪地域以外ではこんなことは最近ではあまり流行らないようです。アメリカが支配する世界ではついこの間までこのような分断が盛んに行なわれていました。社会は金持ちとビンボー人に分けられ、金持ちは公然とビンボー人を「敵」として名指ししていたものです。ところが最近ではちょっと様子が違うといいます。アメリカ人はそういうのに飽きたかも知んない。アメリカの大統領選挙がひとつの目安なんでしょう

が、経済が先行します。アメリカはある意味で崩壊しました。これは1991年のソ連崩壊に継ぐけっこう大した歴史的事件だ、とあとで言われるようになる、ような気もします。20世紀末から21世紀の初頭は「社会主義でもダメ、資本主義でもダメ」という、ヤワラちゃんのような展開を示した、と言えないこともないでしょう。それでその次は銅する?

もっとも歴史的に敗北したのは「ある種の」社会主義であり「ある種の」資本主義ですから、歴史の終わりはまだ先の話しのようです。「彼奴は敵だ」とか言ってると激しく対立しているようですがアタマはあまり使っていなかったりしますので、わりあいと暢気だったりするものですが、この暢気は別に歴史が終わったというわけではなかったようです。

もっとも橋下さんは、弁護士としての経験から原告がいて被告がいて判決が出てどっちが勝ってどっちかが負ける、敵がいて味方がいて勝負は勝ち負けだという世界しか理解できません。「討論」とは相手を(例え餓鬼でも)言い負かすことでしかありません。これは彼がかつて正真正銘の弁護士であったことを証明するかも知れませんが、知事としては単なる悪いクセです。彼が法廷から持ち帰ったのはこれだけで、学校教育法で体罰が禁止されているとかそういうことは知りません。そんなことには興味がないようです。興味本位のようですが、彼がやっているのは裁判マニアの政治ごっこなのですから無理もありません。


posted by 珍風 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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