2008年11月04日

占領下之日本

田母神前空幕長、定年退職扱いに

 防衛省は3日付で、日中戦争などの歴史認識を巡り「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬ」などと政府見解に反する論文を公表して更迭された田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長(60)を定年退職扱いにすると発表した。懲戒処分に当たるかなどを判断するため事実関係を確認していたが、田母神氏本人が処分に必要な事情聴取などの手続きに応じず、自発的に辞職する考えもないと分かったため。退職金は通常通り支払われる。
 自衛官の定年は原則60歳で、空幕長は62歳まで定年延長の扱い。田母神氏は10月31日付で空幕長職を解かれたため定年に達した。同省は事情聴取などを理由にひとまず11月末まで勤務延長の形をとったが、3日までに空幕人事当局が本人の意向を確認して勤務延長を打ち切った。

2008年11月3日 NIKKEI NET


まあ、よかったじゃないですか、田母神さん。人間やっぱり生活ってもんがありますから、退職金なんか出た方がいいっすよね。中には「退職金とんでもない、アパからもらった300万円で我慢しろ」っていう人もいるかも知れませんが、そういう人の退職金って多分300万円くらいなんですよ。中小企業ってそんなもんですよね。僕もそうですが。

しかし田母神さんは文才とかそういうものはこれっぽちもないんです。自衛隊やめたらこれからどうして生きていけばいいのか。あの「論文」レベルじゃ金取れませんよ。退職金ないと大変っすよね。才能ないと大変です。僕もそうですが。

でもまあ確かに田母神さんの考えは「政府見解」とは違ったわけです。その意味じゃこれは一種の「諌言」と言ってもいいかも知れません。サムライは「諌言」が容れられなかった場合にどうするのか、よくご存知とは思いますが、田母神さんサムライなんかじゃないっすからね。そんなことは出来ませんやね。僕もそうですが。

それどころか「クビにするつもりならテッテー的にギロンしてやる」という態度に出たようです。もはや田母神さんは国でも天皇でもこの際なんでもいいですが、「なんかのために」という軍人らしい行き方はしないようです。自分がエラい。文句があるならかかってこい。立派です。いつからそんなにエラくなったのか。ちょっと見ない間にずいぶんエラくなられて。身の程知らずとゆーか生意気とゆーか。僕もそうですが。

まあ、田母神さんの「ギロン」ってのは、どうも「タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで」は「日本の評価は高い」から中国や朝鮮で評判が悪くても帳消しだ、ということらしいのですから、愛人に優しくしていればかみさんを殺してどっかに埋めても無罪、ということと同じです。これは大変に都合の良い、賛成したくなる「ギロン」であります。そうしてもらえると大変にありがたい。こっちはもうあとヤルだけなんで、どうかひとつ応援たのむ。

まあ問題は田母神さんの「ギロン」が、どうやら人殺しの役にしか立たないらしいというところですが、考えてみれば軍人なんてものは要するに人殺しなんですからそれも当然のことです。アパグループの懸賞には50人以上の自衛官が応募していたそうですが、仕事が仕事なんですから、これはもうどうしようもありません。論理構造がこのザマですから、「日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいようにしておこう」ということになっているのであるとすればそれも当然のことです。確信犯的な殺人狂の集団を野放しにするのはちょっと危険なようです。

「我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない」もの当然で、田母神さんのような人が「我が国を守る」という名目でまたもや「タイ」だの「ビルマ」だのでもらったという「高い評価」をどこかに貰いにいかないという保証は全くないのですから、「雁字搦めで身動きできないように」しておくくらいでもまだ生易しいものだと言うべきでしょう。てゆうか日本軍にしても自国内での「評価」が決して「高」くなかったことについはもうちょっと考えた方がよさそうです。

なんといっても記紀の昔から「まつろわぬもの」が「あらぶって」いるとやっつけることになっていますから、日本の場合は我が国が侵略国家だったなどというのは最初から極めて当然のことなのです。とうよりはむしろ日本は侵略によって出来上がった国であることを神話が物語っています。当時のことですからキレイごとはいいません。言うことをきかない奴は平らげちゃう。文句があるならかかってこい。

ところで、日本が他国に「侵略」された場合には、僕たちは皆殺されちゃうのでしょうか。そうでもないでしょう。侵略者の役に立つ人や侵略者の言うことをきく人はむしろ優遇されるわけです。逆らう人は虐殺ね。そこで侵略する側としては役に立つ人や従順な人を見分けて、そうでない人と区別することが大切です。

そこで例えば今でもどっかの高校なんかでも表に出た特徴で言うこと聞かなそうな人をはじくようにしています。それはたとえば「胸ボタン外し」「髪染め」「つめが長い」「スカートが短い」「ズボン引きずり」というような「徴候」ですが、そうやってめんどくさそうな人をはじいていきます。そういう人は学校でも会社でも地域でも家庭でも排除されることになっています。「虐殺」なんてそんな残酷なことはしません。どこからも排除して、慈悲深くも自然に餓死するに任せたりするようです。最近じゃみんな優しいんですよ。こんなに優しいのですから、もう僕たちは「我が国を守る」というようなことについて何の心配も要りません。「侵略」された生活にみんな満足しているようですから大丈夫、誰とでも上手くやっていけます。


posted by 珍風 at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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