2008年12月21日

ウラ「北海道人」が裁判官とウラ取引

僕は「ウラ県民性診断」
http://enmusubi.yahoo.co.jp/imap/uraken/
で「北海道タイプ」と断定された者ですが、なんでだ、何がいけなかったのかと思ったら、実はこういう意味らしいのです。

北海道の人は、土地が広いこともあって、おしなべておおらかで大ざっぱな性格のようです。また、他の地域のような保守性(見栄を張ったり、家柄や格式などにこだわる)がありませんので、何事にも合理的です。札幌あたりでは冠婚葬祭も比較的簡素でお金をかけません。結婚披露宴はほぼ会費制ですし、葬儀も午前中に行うことが多いようです。また、ゴルフも休憩なしで回って午後から仕事をします。リサイクルショップの店数が人口あたり日本一多いのも、北海道の合理的な気質からうなずける話なのです。
北海道の男性には、フロンティア・スピリッツ(開拓精神)のイメージがありますが、実際は大人しいというか、ほわあっとした感じの人が多く、逆に女性は行動力のある男っぽい人が多いようです。これは開拓時代から男性と対等に働いてきた歴史があるためのようです。


なるほど言われてみればその通りなのかもしれませんが、「土地が広い」とか「開拓時代から云々」とか言うんだったら、アメリカ人だって同じではないかと思うんですが。しかしそんな「大ざっぱ」でこざっぱりした僕でもこれには負けます。

「重大事件、心理的に負担」=裁判員候補者が制度反対訴え−実名公表し会見・東京

 来年5月から始まる裁判員制度で、反対派弁護士らの呼び掛けに応じた裁判員候補者3人が20日、東京都内で記者会見し、「重大事件を裁く心理的負担は大き過ぎる」と訴え、参加を拒否する考えを示した。裁判員法は候補者の氏名などの公表を禁じているが、3人はいずれも実名を明かして会見に臨んだ。

2008年12月20日 時事


こいつぁまた随分と「大ざっぱ」な記事ですな。月から望遠鏡で眺めたような記事です。確かに月は「土地も広い」し「開拓」はまだ始まってもいませんが、時事通信社は早くも移住を始めたようです。そこであまり頼りにならない月世界人は放置するとして、比較的詳細な記事が実は産經新聞に載ったりします。

【裁判員制度】法に抵触、でも…候補者が実名で制度反対訴え

 来年5月に始まる裁判員制度で、制度に反対する団体が20日、都内で会見を開き、最高裁から通知を受け取った候補者3人が実名で反対や制度廃止を訴えた。裁判員法には罰則はないものの、個人が特定できるかたちで候補者になったことを公にしてはならないとある。3人はそれを承知の上で会見した。
 都内の男性会社員(65)は「(候補者が実名を公表することなどは)違反と知っていたが、素人が審理しても意味がない。反対の声を大きくしなければと(今回)参加した」と訴えた。候補者通知を開封せずに送り返したという千葉県の無職男性(65)は「死刑や無期懲役という重大事件を裁くことは心に傷を残す」、千葉県のコンサルタントの男性(63)は「職業によって参加が義務だったり、そうでなかったりするのはおかしい」などと語った。
 会見を開いた団体は弁護士や文化人らが呼びかけ人になっている「裁判員制度はいらない!大運動」。
 裁判員候補者に最高裁から通知が届けられた11月末以降、最高裁のコールセンターへの電話も辞退に関する質問が半数以上。通知した候補者に辞退希望などを尋ねる調査票にも、全候補者約29万5000人のうち4割が回答した。裁判員になれない職業に就いていない場合や、辞退を望まない場合は回答の必要がないため、内訳は公表されていないが、辞退を申し立てた候補者も多いとみられる。
 法律で候補者の実名公表などが禁じていることについて、最高裁は「プライバシーや生活の平穏を守るため」としている。

2008年12月20日 産経ニュース


「反対派弁護士ら」というのは「弁護士や文化人らが呼びかけ人になっている」「裁判員制度はいらない!大運動」なのでした。
http://no-saiban-in.org/index.html

ちなみにその「弁護士や文化人」つうのは

足立 昌勝(関東学院大教授)
嵐山光三郎(作家)
今井 亮一(交通ジャーナリスト)
蛭子 能収(漫画家)
織田 信夫(弁護士)
崔  洋一(映画監督)
斎藤 貴男(ジャーナリスト)
新藤 宗幸(千葉大教授)
高山 俊吉(弁護士)
西野留美子(ルポライター)
山口  孝(明治大教授)

大学教授3、著述業4、弁護士2、漫画家1、映画監督1、といろんな人がいるわけですが、11人の「呼びかけ人」のうち弁護士は2人だけですから、「反対派弁護士ら」というのは実体と遊離した表現でしょう。もっとも足立昌勝さんから蛭子能収さんまで十把一絡げに「文化人」にしてしまう習慣もどうかと思いますが。

ちなみにこれが蛭子さんの絵だ。
ebisu.jpg
蛭子さんも「大ざっぱ」なようで裁判員が5人しかいないじゃないか、というのはともかく、「多数決により、あなたは有罪です」というアヤシイ男のセリフが蛭子能収っぽいところです。裁判員制度は蛭子さんの世界そのものなのでした。

さて今回登場したのは「都内の男性会社員(65)」「千葉県の無職男性(65)」「千葉県のコンサルタントの男性(63)」という、いずれも60歳代のG3たちです。このうち「千葉県の無職男性(65)」は「元教員」であり、「コンサルタント」は「ITコンサルタント」であることが朝日新聞の取材により明らかになりました。てゆうか多分書いたのが朝日新聞だけだったんで、その場ではちゃんと言っていたと思いますが。この3人がどういう意見を述べたのかというと

会社員65歳
 「有罪・無罪や量刑の判断は法律の素人にはとても無理」(読売)
 「人は裁かないとの信条を持っており、裁判員は拒否する。法律の素人が審理しても意味がない」「制度に反対の人はたくさんいる。自分がまず声を上げようと思った」(毎日)
 「人は裁かないという信条を持っており、裁判所から呼ばれても裁判員になることは拒否する」(朝日)
 「(候補者が実名を公表することなどは)違反と知っていたが、素人が審理しても意味がない。反対の声を大きくしなければと(今回)参加した」(産経)
 「違反と知っていたが、反対の声を大きくしなければと考え参加した」(共同通信)


「とても無理」というとこの会社員がまるでバカみたいです。しかしこの人は「素人が審理しても意味がない」と判断していて、しかも「人を裁かないという信条」を持っていて、「反対の声を大きく」するために「自分がまず声を上げようと思った」そうですから、読売の書き方だとその辺が全くわからないようになっています。


元教員無職65歳
 「死刑や無期懲役を言い渡して嫌な気持ちになりたくない」(読売)
 「裁判官に市民感覚で仕事してもらえばいい。制度は税金の無駄遣いで、生きるのに困っている人のために使うべきだ」(毎日)
 「通知はそのまま最高裁に送り返した。残りの人生はつつましく暮らしたいと思っており、いまさら人を裁いて嫌な気持ちを抱いてあの世に行きたくない」(朝日)
 「死刑や無期懲役という重大事件を裁くことは心に傷を残す」(産経)


「嫌な気持ち」というのは「心に傷を残す」に比べて若干軽い言い方ですが、「嫌な気持ちを抱いてあの世に行きたくない」と来れば重みが増しますね。死ぬ前に悪いことしたくないですよね。それにしても隣に同じ年齢の会社員の人もいるのに、この人はもう「残りの人生」を「つつましく暮らし」て心安らかに「あの世」へ行くことばかり考えているのが面白い。いや、僕の親戚とかにはなぜか65歳で死んでしまったりする人が多いもんですから、今どき早いようですが、どうも短命の家系で、ですからこの人の発言には親近感を持ってしまいますね。


ITコンサルタント63歳
 「法律の目的も理解できず、国会で真剣に議論されたかも疑問だ」(朝日)
 「職業によって参加が義務だったり、そうでなかったりするのはおかしい」(産経)

 
何故か無視されることが多いこの人の発言ですが、「法律の目的」が存在しないこと、職業によって参加が認められなかったり、辞退が認められたりそうでなかったりする点など、制度の弱点を突っつきまくった発言はマスゴミに忌避された模様です。


その他(「大ざっぱ」なので発言者を特定しない報道がいくつか)
 「私は裁判員制度に反対です。法律の素人が集まって審理しても意味がありません」
 「裁判官がもっと市民の感覚・目線で仕事をなさってくだされば、私たち素人が裁判所に行って、余計なことを言わなくても済むんじゃないでしょうか」(TBS)
 「重大事件を裁く心理的負担は大き過ぎる」(時事通信)
 「反対の声が少ない印象を受けたので、(反対の)声を大きくしなければいけないと思った」
 「冤罪(えんざい)なのに死刑にしてしまったら、裁判員は苦悩と後悔を負わされることになる」(中日)


それぞれ内容によって誰の発言であるかはわかりますが、最後の「冤罪」の件、これが「元教員」の発言であるとすれば、「嫌な気持ち」の意味が大きく変わることになります。裁判員制度では拙速審理を行いますので、一般的に冤罪の可能性が存在します。すべての裁判員が冤罪の心配をしなければならないのです。そしてそれは死ぬまで引きずらなくてはならない。

もっとも、こう言ってはナンですがもうじき「あの世」に行く予定のある60歳代の人はまだ良いかもしれません。若い裁判員においては彼が生きているうちに彼の判決が冤罪であったことが証明されてしまう可能性があります。それで残りの人生をどうやって生きてゆけばよいのか。ことの次第を世間に公表してみんなに謝罪したい意向を持つかもしれませんが、そんなことをすると6か月以下の懲役または50万円以下の罰金です。しかし冤罪で他人の人生を破壊したり他人の生命を破壊したりした罪を認めた罰としては軽いんじゃないか?いや、罪を認めなければおとがめなしですから一生涯苦しみましょう。

そういえばクソ拭き紙こと読売新聞だけが、この件についてわざわざ「批判の声」をでっち上げていますのでここに公表しましょう。

元裁判官の川上拓一・早稲田大教授は、「どのような信念があろうとも、法律を順守するのが法律家の責務。候補者の氏名をあえて公表しなくても反対運動はできるはずで、氏名まで公表するのは問題だ」


「氏名をあえて公表」したのは候補者自身ですからね、あんた見当違いだよ、ご苦労様、もう帰んなさい。そういうわけでこの3人は「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」に反して自分の「実名を公表」しているんですが、マスゴミが何にビビってか、折角公表している「実名」を報道するところが一つもないのには呆れたものです。キチガイや知恵おくれの「犯罪」は平気で「実名」を出すのに。

しかし僕としてはこういう「違反者」が実際に裁判員に選任されてしまうことがあるのかどうか知りたいと思います。その他にもどういう考えの人がどういう裁判でどのような判決を出したかも知りたいとも思います。てゆうか裁判官だとそれは公表されているんですよ。それに基づいて「あいつは出世しそうだな」とか「ほら最高裁に来た」とかウワサをしておるところなんですが、裁判員が「匿名」っておかしくない?「出世」はしませんが。

プロの裁判官が裁判員の「匿名」の陰に隠れて何をやるかわかったものではない、てゆうか僕たちにはわからないけどエラい裁判官の人たちには部下どもが何をやっているのかわかるわけです。裁判官は自らの保身と出世のために裁判員を利用しようとするでしょうね。あるいは裁判員裁判の評議は、裁判官が自らの望む判決に裁判員を誘導する場となるんでしょう。まあ協力してやっても良いですけど。そのかわり僕が被告人になった時はよろしくお願いしますよ。


posted by 珍風 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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