2009年01月11日

南無妙法蓮華地獄極楽極楽便所天国

労使にワークシェア導入求める=自民・町村氏

 自民党の町村信孝前官房長官は10日午後、札幌市内で街頭演説し、労働時間の短縮を通じて仕事を分かち合うワークシェアリングの導入に連合などが慎重姿勢を示していることについて「自分たちの賃金を下げたくないというのが組合の本音だ。あまりに冷たい」と批判した。
 また、「トヨタやキヤノンのような超一流企業が真っ先に雇用調整するのはどう考えても健全ではない。互いに助け合うのが日本のいい姿だ」と述べ、経営者側にもワークシェアリング導入など雇用確保に向けた努力を求めた。

2009年1月10日 時事


連合なんかが、冬の札幌の街頭で「あまりに冷たい」と言われるほどの立派なことをやってるかというとちょっと疑問です。たしかに便所虫は「暖かい」のかも知れません。彼は派遣切りについて「非常に遺憾。個人として同情している。企業として最大限の努力をしていきたい」と言っています。なるほどこういう言い草は聞いている人の体温を上がる効果がありそうです。

便所虫が「ワークシェアリング」だの「同情」だのとヌカス前に、日研総業ユニオン大分キヤノン分会を含む、当のクビになった派遣労働者の組合が便所虫宛の「公開質問状」を渡そうとしたんですが、便所虫はこれを「暖かく」拒否したものです。何といっても真っ先に派遣を切っちゃったのは他ならぬキヤノンとかトヨタなんですから、そんな「質問」を受けたりするのは御免でしょう。この日はお正月ですから、「同情」したりして少し「良い人」になる予定なのですから、目の前に自分のやらかした事にウロウロされるのは迷惑千万です。

そのうえこの日は派遣規制についても「労働政策審議会で法制の見直しをしていけばいい」などと「一定の理解」を示したというわけです。もちろん規制が強化される前にさっさと切ってしまったんですから便所虫は平気ですが、これから切る予定の経済同友会とか日商はあまり平気でもないようですからこれに反対をしております。便所虫もお仲間の都合くらい考えたいものです。

しかしながら桜井さんや岡村さんが何と言おうとも、便所虫としては派遣法制の見直しは不可避と見ており、無闇に抵抗するよりもむしろ労働政策審議会で資本側がイニシアチヴを取ってしまうこと、連合に対しての取引材料として「ワークシェアリング」を使うことを考えています。彼の目標はまず第一に製造業への派遣の維持であり、登録型派遣の禁止を容認する可能性があります。

しかし町村さんが札幌の聴衆の身体が蓮華のように裂けるほどの冷たい言葉を吐くように、「ワークシェアリング」を制度として導入する目処が立てば便所虫に取っては極楽です。「労働者の賃金を下げたいというのが便所虫の本音」です。町村さんは便所虫の責任を問うことなくちょっとだけ「苦言を呈する」くらいに留めているのはいかにも下女然としています。政府の責任は、というとそれは便所虫に協力することです。一方、国民には餓死か賃下げかの選択を迫ります。「あまりに冷たい」と言えるでしょう。

おそらく便所虫の言う産業横断的同一労働同一賃金抜きのワークシェアリングは、賃下げに留まりません。長期的には「正規労働」の崩壊を狙ったものです。それは労働者が全員派遣とかパートとか請負になるという、まるで天国のような世の中に他なりません。天国というのが言い過ぎならば天国に一番近い社会です。おそらく「非正規」労働者は複数の職場の掛け持ちになるでしょうし、少数の基幹的業務に従事する「正規」労働者はホワイトカラーエグゼンプションによって限度のない労働に従事して、みんな早目に天国に行けるのですからありがたいことでございます。


posted by 珍風 at 12:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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