2009年01月25日

慰めの報酬はお一人様28円

議員歳費3割カットを=自民・古賀氏

 自民党の古賀誠選対委員長は24日、福岡県みやま市で講演し、麻生太郎首相が国会議員歳費(月額約130万円)の削減に言及したことに関連し、「国民の生活にしわ寄せが来ているのだから、30%くらい(の削減)は決めないと理解は得られない」と述べ、引き下げが必要だとの認識を示した。
 また、定数削減についても「衆院も参院も多過ぎる。われわれも思い切って削減しないといけない」と語った。

2009年1月24日 時事


「国民の生活にしわ寄せが来ている」ことに何らかの対策を取ることと、国会議員の歳費や人数を減らすこととの間には直接の関係はありません。確かにいくらかお金が浮くのではないかという気もしますが、その浮いた分がどこに使われるのかということを決めるのは国会自身です。

ちなみに「約130万円」の「30%くらい」というのはおおよそ「約40万円くらい」ですから、衆参合わせて722人の議員に対して月に2億8千万円くらい、年に35億円程度の「節約」になるようです。あまり大した金額ではありません。

警察庁は「安全・安心なまちづくりの推進」だといって街にスパイカメラを設置したりスパイ住民を育成したりするために47億円くらい使うそうですから、そういうことを止めにすればそのくらいのお金は直ぐに浮いてお釣りが出ます。

もっとも35億円僕一人にくれるというなら、これは大した金額ですから考えないこともありませんが、これは国民1人あたりにすると28円くらいになりますか。「味カレー」とか「グッピーラムネ」とか「キャベツ太郎」が買えますね。餓鬼には喜ばれそうだ。

しかし大人の人は、28円と引き換えに消費税を上げるそうですから、足し算や引き算が出来る人は古賀さんが安い買い物をしようとしていることを「理解」すべく慎重に考えてみたいものです。こっちにとっては差し引きは大きなマイナスですから、パンダの絵のついた「ひとくちおやつカルパス」も買えません。

とはいえ古賀さんは議員定数の削減も言っていますから、金額の見積もりはまだ早いかもしれません。もっとも何をどのくらい減らすつもりなのか不明ですから、現時点でどの程度の支出削減効果があるのかは全く分りません。そのかわりと言ってはナンですが、議員定数自体の「効果」もよく分かりません。

定数削減によって少数党が議席を失う可能性があります。少数というのは「大地」とか「国民新」とか「社民」とか「共産」であって、その中で最大の日本共産党ですら衆議院での議席は9しかありません。世間ではこんな虫けらのような連中はいてもいなくても同じだと思うのかもしれませんし、見つけ次第にひねり潰すのが世の中のためだと思う人もいるでしょう。

アホ太郎にしても古賀さんにしても太田さんにしても虫けらをひねり潰すことにかけてはバルサン並みの執念を燃やしていると考えられます。新党大地などはアイヌ同様自民党に「同化」可能ですし、国民新党も定数削減の暁には頭を下げて自民党に戻るしかありません。ところが社民党や共産党はそうもいかないようです。社民の方は民主党に吸収される可能性もありますが、共産党には困ったもんだ。

昨年の2月という段階で派遣労働の問題を指摘し、規制強化を求めたことで評判男になったのが日本共産党委員長の志位和夫さんでした。昨年末には経団連やトヨタ会談していますが、大政党にはああいうことが出来ません。もしかするとああいうことをしない約束で大政党になっているのかもしれませんが、その後の展開は派遣問題が顕在化する一方でしんぶん赤旗が部数を延ばしてみたりと、共産党には有利に展開しておるところです。

そこで国会の定数削減は共産党がターゲットになります。そのように意図しなくてもそうなります。したがってそのように意図せざるを得ません。これは共産党そのものというよりは、それによって表面化してきた「民意」を切り捨てることを意味します。ある意味共産党と競合する公明党の太田さんがこれに熱心なのも、単に自民党に追随しただけであるとは思えないものがあります。

歳費削減で浮いたお金、定数削減で浮いた分、そして消費税増税で増えた収入、これらの予算の使い方は「民意」を切り捨てた後で検討されることになります。一方、切り捨てられた「民意」は、国会に代表されない以上は別のチャンネルで自らを表明する必要があり、それはデモとかテロとかビラ配りですが、これらの行動は全て警察による取り締まりの対象になり、その必要は増加するでしょう。したがって浮いた分を何に使うことになるのか、およその見当はつくことになります。再び地下活動と非合法活動の時代がやってきます。ますます小林多喜二を読まなくてはならないようです。

一方古賀さんは「朝から晩までテレビに出て、国会議員の責任感や使命感を持たない人が多すぎる」と言っています。誰か古賀さんをテレビに出してあげる必要があります。「朝から晩までテレビに出て」いる人の方が当選しやすいことは定数がどうであろうと変わらないんですが、定数を削減すると「テレビに出て」いない人は落選することになるでしょう。定数削減は「責任感や使命感を持たない人」の割合を増やします。古賀さんはTVに出たいばっかりにアタマがヘンになってしまったようですが、正真正銘のキチガイはTVに出してもらえなくなりますのでなんとかした方がいいでしょう。


posted by 珍風 at 13:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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