2009年03月31日

贋青春禿鬘虚偽無所属正真正銘治安電磁波

治安担当副知事 新設へ
県政刷新「森田流でやる」

 知事選に初当選した森田健作氏(59)が30日、千葉市中央区の事務所で記者会見し、現在2人の副知事を3人にして「治安担当副知事」を新設するなど、具体的な県政運営の構想を明らかにした。堂本県政からの継承点については「ない」と断言。「あくまで森田流でやる」と、県政の刷新を強調した。
 この日は午前6時過ぎからテレビやラジオなど取材対応に追われ、睡眠は1時間程度。37万票以上の大差の勝利に、改めて「中央にも堂々とモノを申す。永遠のゴールキーパーを返上して、どんどんシュートを打つ」と抱負を述べた。
 公約に掲げた成田空港―羽田空港間のリニアモーターカーについては、東京都、神奈川県、埼玉県の首都圏の知事との連携で実現を目指す考えを強調。事業費は1兆2000億円とされるが、「前向きな事業は残るもので、プラスになる。借金とは思っていない」と財政出動をいとわない姿勢を示した。県財政の立て直し方や財源確保については、具体的な言及はなかった。
 知事としての任期は2期8年が限度との認識を示し、「公約ができれば1期でもいい。応援される側から早く応援する側になりたい」と語った。
 森田氏は31日に首相官邸で麻生首相と面会する予定で「千葉県の現状を報告して、いろいろ力を貸して下さいと言う」。首都圏3知事にもあいさつ回りをし、連携を深めるという。

2009年3月31日 読売


「治安担当副知事」とはまた物騒です。もちろん「治安」は森田さんのマニフェストの筆頭項目です。「経済状況の厳しさ」によって追い詰められた人を「移動交番と共にみんなで見張る!」というのがこの人の「景気対策」の根幹をなしていますから、これは別に不思議ではありません。

もっとも千葉県では今のところそんなに犯罪が多いとかそういうわけではありません。「全国最低レベル」なんだそうですが、もともと日本自体がそんなに犯罪が多いというわけではありませんから「最低」といってもたかが知れています。わざわざそのために副知事を新設して余計な給料を払う必要はないものと思われます。

もしあるとすれば、それは今後新たな「治安問題」が発生する可能性がなければなりません。森田さんのエラいところは、その辺ちゃんと準備してあるところです。森田さんは新しい「成田空港問題」を持ち込んで来るのです。彼が政治活動を始めるにあたって、わざわざ成田の近くに居を構えたというのも、どんな思惑があったのか知りませんが、今回の森田さんは要するにリニアモーターカーを通しに来た人です。

「成田空港―羽田空港間のリニアモーターカー」は成田と都心を15分で結ぶものとされていますが、まあ早ければ早いに越したことはないんでしょうが、そんなに必要なものであるかどうかははなはだ疑問であります。現在のところ成田と日暮里を51分で連絡しているスカイライナーがありますが、来年開通する成田新高速鉄道線では36分でいけることになっています。したがってリニアモーターカーによる時間短縮効果は20分だけです。

20分のために1兆2000億円はどんなもんか。どんな方式でいくつもりか知りませんが、概ねリニアモーターカーは技術的に高度なもんですから、実際にはもっとお金がかかったりするんでしょう。リニアモーターカーがどこをどう通るか知りませんが、おそらく地下を走ることになるでしょう。成田ー東京間の地下には「東京湾北縁起震断層」および「東京湾北部起震断層」があり、どこをどう掘ってもこの2つの断層面を2つとも横断することになります。一応活断層ではないことになっていますが、どうだか分ったものではありません。

さらにリニアモーターカーは強力な電磁波を発生します。200ガウスくらい計測できたそうです。電磁波がキチガイや不妊、異常妊娠、白血病、癌などの原因になるという説が存在しますが、人体の影響について実際のところどうなのか、まだ結論は出ていません。しかし実際のところは、高圧鉄塔付近の不動産は安いようです。ドイツのリニアモーターカーでは電磁波の影響を懸念して軌道の両側に300メートルの幅で防護地帯を設けることが必要とされています。リニアモーターカーとは幅600メートルの鉄道なのです。

これは沿線だけではなく、リニアモーターカーが消費する大量の電力をまかなう送電施設などについても同様のことが言えます。トンネルの中を通る場合は有効にシールド出来る可能性がありますが、電磁波の漏出の可能性を排除できません。したがってリニアモーターカー構想には沿線住民にとっては健康被害の不安があるのですし、土地持ちには更に不動産価値の下落という実害が発生します。

これらの要因は短からぬ沿線の多くの住民の反対を受けることを予想させるものです。これがかつての成田闘争のような規模にまでなるとも考えられませんが、転ばぬ先の杖です。千葉県ではリニアモーターカー建設に先立って、賢明にも地面をならすよりも先に住民をならすことに取りかかりました。当選翌日から何よりも先立っての意思表明です。住民同士による「コミュニケーション」=相互諜報を通して「思いやり・いたわり合い」=脅かして諦めさせることにより「反対」の顕在化そのものを防止するとともに、「県が率先して警察OBや消防団、自衛隊などと連携協力を行い」、反対者には容赦なく「実力」を行使する体制の構築であり、そのための「治安担当副知事」ということなのですから、なるほど理にはかなっているわけです。それにもちろん「医療」の問題も解決します。沿線住民は始終MRIに入っているようなもんですから。
posted by 珍風 at 11:42| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月30日

ネオテニー老人の再放送知事

そんな『おれは男だ!』が「青春もの」の代表作みたいになってしまったのは、実は本来のシリーズのうち、まあ見れる3作品が白黒で再放送できなかったという事情もあります。森田さんがエラいわけではありませんが、「運」、ってゆうか状況というやつで。

千葉知事に森田氏 民主推薦ら破る 知名度で100万票突破

◆千葉知事選開票結果
当 1,015,978 森田健作 無新
   636,991 吉田平 無新 =民社国日
   346,002 白石真澄 無新
   136,551 八田英之 無新 =共
    95,228 西尾憲一 無新
  全票終了

森田健作(もりたけんさく) 59 <1>
麗沢大客員教授(元)衆院議員・参院議員▽明治学院大中退       

 任期満了に伴う千葉県知事選は二十九日に投開票され、無所属新人で俳優の森田健作氏(59)が、民主党など推薦の鉄道会社元社長の吉田平氏(49)ら四氏を破り初当選した。森田氏は自民県議の約半数の支援を受ける一方、「無党派」を掲げ、抜群の知名度で無党派層の票の取り込みにも成功した。 
 西松建設の巨額献金事件で民主党の小沢一郎代表の公設第一秘書が起訴されて以降、初の大型選挙。吉田氏の敗北を受け、続投を表明した小沢氏の辞任論が再燃するのは必至だ。民主党は関西大教授の白石真澄氏(50)の推薦を取り消すなど混乱した後、吉田氏を擁立。二十八日には小沢一郎代表が吉田氏の千葉市内の選挙事務所を訪れて激励したが、同事件の影響も受け、得票を伸ばすことができなかったとみられる。
 今回の知事選は二期八年務めた堂本暁子知事(76)の引退表明を受け、森田、吉田、白石各氏と、社会福祉法人理事長の八田英之氏(64)=共産推薦、元県議の西尾憲一氏(58)の無所属新人五氏が立候補した。
 県の財政再建のほか、市長リコール(解職請求)に発展した銚子市立総合病院の休止に代表される地域医療問題などを争点に激しい選挙戦が展開された。投票率は45・56%(前回43・28%)。
 自民党は麻生政権への批判の高まりなどを受け、民主、公明との三党相乗りで白石氏の擁立を模索したが失敗。最終的には自主投票となり、森田、白石、吉田の各氏を支援する三分裂となった。
 森田氏は支援を受けた自民県議の集会などに出席し、自民支持層の票を固めた。選挙戦の中盤以降は街頭運動に力を入れ、有権者と握手して回り、写真撮影に気軽に応じるなど無党派層を意識し、イメージアップ作戦を展開した。
 民主党が白石氏の擁立を断念し、吉田氏推薦で一本化できたのは二月上旬になってから。知名度不足も響いて追い上げはかなわなかった。

2009年3月30日 東京新聞


蓮舫さんなんかはもうこれで小沢さんを辞任に追い込めると思っているかも知れませんし、マスゴミでもそういう議論を展開しているところは多いようです。まるでもう吉田さんが負けたのは小沢さんのせいであるかのようです。

しかしながら千葉県知事選は最初から「自民党を中心とする与党」と「民主党を中心とする野党」の対決の場所であったわけではありません。当初のプランでは千葉県の自民党が森田さんを推す一方で、党中央は公明党及び民主党との相乗りで堂本さんの後継者を推す、ということになっていました。あとは共産党が候補を立てるでしょうけどそれはいいとして、千葉県における自民党の中央との関係も部外者にはあまり関係がないのでそれもいいとして、要するにどっちが勝っても自民党という、大変有利なプランだったわけです。

ところが「堂本さんの後継者」としてやって来たのが白石さんだったからたまりません。なにしろ白石さんは女性であるということ以外、堂本さんと共通するところがあんまりないのですし、ふられ男が言うわけではありませんが女だったら他にいくらでもいる。しかし白石さんは上記の構図の中で確実に当選するようなことを言われて来ていますから、例によって傍若無人の振る舞いをなすうえに、過去の発言、というか失言、というか軽口、というか不利な材料がいっぱいある、しかも政権交替への期待が高まる中で自民党と民主党の相乗りはよろしくない、などということが出て来て、この構図は崩れました。

ここから、全く予定外の「対立構造」が発生した、てゆうかそういうことになってしまったわけですが、何しろ予定外ですから誰も何も準備していません。極めて短期間のうちに業界内に悪名が轟いた白石さんはコネのある公明党に身柄預けとなり、新たに模索された「堂本の後継」が「野党(除共産)統一候補」のような位置づけになる一方、自民党中央はどうしようもなくなりました。

森田さんは公明党とは仲が悪いようですから、自民党としては連立を組んでいる関係から白石さんを推すことにして、森田さんについては千葉県の分派活動くらいに位置付けておけば、結果として吉田さんが勝利する可能性があったのですが、それを見越してか何だか知りませんが、最終的に自民党中央は態度を保留することになりました。

以上のような状況の効果として、この4年間千葉県に執着して来た森田さんが当選することになります。その要因は自公連立体制の弛みと政権交替への期待による相乗りの解消によってちゃんとした対立候補を擁立できなかったことにつきます。つまり政権交替にむけて動いている状況の中で、たまたまこのように与党に有利に見えるような結果が出ることもある、ということでしょう。これで負けたと思ったら大間違いだと考えられます。負けたんだけどさ。

なお、個人的に森田さんの考えにはどうにも賛成できないのですが、千葉県民諸君にとってはタレント知事も悪くないのかも知れません。なにしろ諸君の間では知事の名前も知らないようなのが沢山いるわけで、まあだいたい堂本さんの前までは保守王国、っつうか官僚が来て知事やってたわけで、誰も名前なんか知らない。堂本さんの前の知事は沼田武さんですけど、この人が初当選した時の選挙は投票率25、4%だったわけです。

ちなみにこの人のお兄さんが生態学者の沼田眞で、そのおかげで千葉県にはすげえ立派な博物館があって、まあ一種の私物化ってゆうか、コネがあるからこそ学問の都合が最優先できたっつうか、当然今になって運営に困ってますが。もっとも知事の名前も知らないような人はそんな博物館に行ったりしないかも知れませんが、やっぱりそういう事情があって自然科学系の展示が充実していて人文系はおざなりだ。その辺については大多喜城分館の充実が期待されるところですが、大多喜っていえば吉田さんの領分だったですよね。

それはいいんですが、千葉県では今回初めて「知ってる人」が県知事になったわけで、そいつが何をしでかすか当然見ることになります。まあ、あんなもんを知事にしちゃったムクイというものもあるでしょうけど、そういうことも含めて、千葉県民諸君の政治意識を高めることにはなるんじゃないか。TVしか見ない人たちには現実をTVにしなければ見てくれないでしょう。
posted by 珍風 at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月28日

なにが青春だ!

夢で寄付寄付寄付、寄付寄付寄付
いつでもいつまでも
キラめく様な甘い思いに
胸ときめいていたあの頃の様に

そんな「あの頃」のことを「青春」だとか言うもんですから、たしかに「青春」は3日やったらやめられません。もっとも日本における「青春」の歴史は浅く、それが始まったのは1965年のことでした。

忘れもしない憶えていないこの年の10月24日日曜日午後8時から、東宝とテアトルプロの共同制作による『青春とはなんだ』が日本テレビ系で放送されたのが日本における「青春」の始まりです。「青春」とは「なんだ」から始まったわけで、要するに何だかわからないうちから始まってしまったのですが、この責任はひとえに石原慎太郎にあります。

いわゆる「青春シリーズ」の第1作として知られている夏木陽介主演のドラマですが、これには原作があって、しかもその原作を書いたのが石原慎太郎であることはよく知られています。未だに石原慎太郎といえばその代表作として『青春とはなんだ』を挙げる人が少なくありません。もっともこれを読んだところで「青春」が「なん」なのか分るわけではありません。

石原さんは正直な男ですから、自分が分ったつもりになった時にはそういうタイトルを付けます。『これが恋愛だ』などがその例です。石原さんとしては「恋愛」というものが「なん」だか分っているのです。少なくとも当人はそのつもりです。それは「これ」なのであって、どの「これ」がそれなのかは、その本を読むと分る、という仕組みです。しかし「青春」というのは、これはどうもよく分からないので、ちょっと腹立ち紛れに投げ出してしまいました。

普通にはこれは年齢の区分であって、「青春」は16歳から35歳までの、学に志し身を立てるくらいまで。その次が「朱夏」で36歳から55歳、不惑にして天命を知っちゃう。56歳から65歳を「白秋」といい、ここまで来ると耳が従うようになりますが、それ以降を「玄冬」といいまして、逆に耳が従わなくなってくるばかりか心の欲するままに行って矩を超えず、といいますか、このくらいになるともう矩のほうで譲ってくれることになっています。

そんなことはどうでもいいのですが、石原さんの原作は2クール分しかなかったのに意外と好評であったので、あとの半年は「原案:石原慎太郎」で引っぱり、あろうことか1年以上、1966年の11月13日をもって放送を終了しました。

そうすると二匹目のドジョウを狙うのは人の世の常でありますから、次回作ということになります。これが石原さんの代わりに答えを出してあげたという『これが青春だ』。翌週の1966年11月20日から始まります。石原さんより利口なのは竜雷太です。竜雷太は調子に乗って態度がでかくなったようで、『これが』を1年やったのでは飽き足らず翌年からは『でっかい青春』が始まります。

問題はその次です。1968年の秋からは『進め!青春』が始まります。番組タイトルに「!」がついたのは、このシリーズではこれが最初です。しかも主演が浜畑賢吉です。誰だそれは、という人は『南京の真実』でも見て下さい。だからどうだというわけではありませんが、この番組は1968年の10月20日から始まって12月29日に終わってしまいます。11回しかありません。一説にはメキシコ・オリンピックのせいだともされていますが、オリンピックの会期と放映日が重なっていたのは第1回だけです。実際には1クールで終わったのは視聴率不振による打ち切りでした。

もっともこれは賢明な撤退であったともいえるでしょう。『すすめ!』の後のつなぎ番組としての『サンデースペシャル』3カ月の雌伏の後、日本テレビはこの枠で『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』を開始します。この「裏番組」とはNHKの大河ドラマ『天と地と』に他なりません。これは「青春シリーズ」の視聴率が結構良好であったこと、しかしその賞味期限が短く、3年で「青春」の泉は汲みつくされ、枯れ果ててしまったことを意味しています。浜畑賢吉と石坂浩二を比較することには意味がありませんし、あまりにも浜畑さんに気の毒です。

しかし「青春」の火は消えず。半年の後、不死鳥の如く、というか焼け木杭に火がついたかのように、シリーズは復活します。誰も知らない『炎の青春』、第1回放映は1969年の5月12日20時、しかしこれは月曜日です。元の日曜日20時は人気絶頂のコント55号が野球拳をやっているわけですから、思えば遠くへ来たもんだ。それにしても主演の東山敬司って誰ですか。

しかもこの年の8月からTBSでは恐怖の『水戸黄門』第1部を開始しています。そのせいかどうか『炎の青春』もあえなく7月に10回で打ち切り。夏の盛りに燃えつきた青春の炎東山敬司君は翌年公開の東宝映画『社長学ABC』で東野英治郎と共演するハメに。

これが日本の「青春」の尻すぼみな歴史です。一方その頃「青春の原作者」石原慎太郎はとっくに自民党の参議院議員となっていました。若い頃は作文をしたりなんかもしたものの、やっぱり向いてなかったようです。自分が向いていないものを知ることも「天命を知る」というのです。

ところがどっこい、世の中何が災いするか分りません。1970年の9月からTBSで『おくさまは18歳』が、同じく10月からは東京12チャンネルで『ハレンチ学園』が始まります。いずれも「学園」を舞台にしたセックスコメディですが、共に漫画を原作としているところに共通点があります。そしてその流れの中で現れるのが『おれは男だ!』なのです。

1971年2月から放映が開始された森田健作主演の『おれは男だ!』は津雲むつみの漫画を原作とする松竹制作の作品であり、石原慎太郎を起点として東宝が製作した「青春シリーズ」とは系譜を異にします。そのコンセプトは「男と女のユーモア学園」であり、「学園」を舞台にしたセックスコメディに他なりません。

暴力としての権力と性を表現した『ハレンチ学園』、そしてソフトな表現ながら「人妻」でありながら「女子高生」である主人公がモテて=いろんな人の性的対象となって困っちゃうな、という過激極まる『おくさまは18歳』に比べるとセックスを竹刀一本に象徴させてやたらと振り回す『おれは男だ!』はたしかにあんまり面白くもないのかも知れませんが、「ウーマンリブ」つーかツンデレ女に阻まれて性欲の発散を妨げられた主人公が海辺を走ったりしてこれ見よがしに性欲を発散する様は、ある意味十分に「ハレンチ」な表現たり得たと言えなくもありません。

しかしそれはあまりに出来損ないの「ハレンチ」であり、七生童貞の右翼方面のイコンとなってしまったのも遺恨ですが、ここから「青春」は甦ります。ただし森田健作とは全く無関係に。

『おれは男だ!』の後番組は再び東宝・テアトルプロ共同制作による『飛び出せ!青春』です。そうです。「Let's begin!」、八月の濡れた食いしん坊、村野武範のアレです。主題歌は青い三角定規の「太陽がくれた季節」、元祖であり本家本元であることの力強い宣言となりました。

その間森田健作が何をしていたかというと、『おれは男だ!』終了後の1972年4月から別枠で『青春をつっ走れ!』がつっ走りすぎて18回打ち切り、つなぎの『あしたに駈けろ!』が何と奇跡の8回。いやこれがバカにできません。何しろこのドラマでの森田さんの役名は「青木洋介」、でもってラグビーやってるんですから。いわゆるひとつの「原点回帰」というやつかも知れません。

しかし、最初は素晴らしかったものが堕落していったのであれば「原点回帰」にも意味はありますが、最初から下らないものであったのが飽きられたというだけのことであれば、「原点回帰」は最悪の反復でしかありません。まあ、どうでもいいですけど。つなぎですから。

んなことをやって周囲の期待を裏切りまくってから、森田さんには最後のチャンスが与えられます。『飛び出せ!青春』の後番組『おこれ!男だ』です。ただし、もはや森田さんだけでは危険なので、『アイアンキング』主演で実力を見せた石橋正次とダブル主演。何だか知りませんが1973年2月から半年ばかりやっていたようですが、森田さんの「青春」もこれを最後とします。

一方、本家本元のシリーズでは村野武則の後輩として中村雅俊が主演をはる『われら青春!』が気を取り直して1974年4月から2クール。これが東宝の「青春シリーズ」としては最終作になりますが、これの放映終了から1年後、中村雅俊主演の『俺たちの旅』がユニオン映画製作で開始され、これは中村雅俊を中心とした企画として「青春シリーズ」を後継するものであると考えられます。「オメダ」とか「カースケ」が出て来るアレです。

この番組は中村雅俊の他にも田中健、秋野大作、森川正太との競演が印象深く、ケーナを吹くようになった田中さんは別として秋野さんと森川さんは次回作の『俺たちの朝』にも出演。その次回作『俺たちの祭り』で「俺たちシリーズ」は修了しますが、その後番組の『青春ド真ん中!』、そして『ゆうひが丘の総理大臣』あたりまでこの流れは続くでしょう。

このシリーズでは『俺たちの朝』のみ勝野洋主演ですが、基本的に中村雅俊の主演企画となっています。実際に上記の諸作品のうち中村さん主演は14クールであり、次が竜雷太の8クール、森田健作も8クールですが、わけのわからない作品2クールを含みますので実質6クール(『おれは男だ!』と『おこれ!男だ』)となるでしょう。ということで「青春」とは中村雅俊のことであって森田健作のことではありません。

ちなみに中村さんの出世作でもある『われら青春!』の主演は松田優作に内定していたところ、松田さんは『太陽にほえろ!』に出演が決まったので、後輩の中村さんを推したということです。松田優作が演じていたらどうなっていたことやら、日本の「青春」もハードなもんになっていたでしょう。少なくとも主題歌が小椋佳というわけにはいかなかったような気もします。

一方で森田健作といえば、学園セックスコメディ路線の傍流から出て来た徒花であって、しかも暗く歪んだセックスを表現した変態的な俳優であるということになります。「青春」を歪曲したものが「森田健作」である、という事情を考えると、「青春」も奥が深いものであるとも何とでも言えます。

これがいつの間にか「青春の巨匠」を僭称しているのもひとつの問題ですが、森田健作のパロディが巻上公一であったり、そのまたパロディが劇団ひとりだったりするのも世間の誤解であるといい切ってしまって良いものなのかどうかよく分かりません。

しかし「青春」の次は「朱夏」なんだそうですが、たしかに竜雷太はやって来ては死んでゆく後輩刑事達を指導する「ゴリさん」となり、中村雅俊は「理想の父親」、はては「理想の祖父」のランキングの常連となっています。『朱夏の女たち』を書いた五木寛之さんによれば、30歳から40歳の時期をどう生きるかによってその後の人生が決定されるそうです。「その後の人生」ったって何十年もありませんが、例えば森田さんが30代の時に何をしていたかというと、よく分からないんだホント。何もしてない。
posted by 珍風 at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

やきとりさんへ(seesaaが僕のコメを受け付けてくれない。陰謀である)

残念なことに「日本で歴代2人目の女性最高裁判事」という輝かしい経歴は何故かなかったことに。

殺人予備容疑で小泉容疑者追送検 元社保庁長官の殺害計画

 元厚生次官ら連続殺傷事件で、埼玉県警と警視庁の合同捜査本部は24日、横尾和子・元社会保険庁長官(67)の殺害を計画していたとして、殺人予備容疑で無職小泉毅容疑者(47)=殺人容疑などで送検=を追送検した。

 追送検容疑は、昨年11月、横尾元長官を殺害しようと計画し、千葉県浦安市の自宅を下見するなどした疑い。

 捜査関係者によると、小泉容疑者は調べに対し、横尾元長官について「次に襲うつもりだった」と供述。捜査本部は、レンタカーで自宅付近を下見していたことも確認したという。

 さいたま地検は拘置期限の26日までに、さいたま市南区の元次官山口剛彦さん=当時(66)=と妻美知子さん=当時(61)=に対する殺人、東京都中野区の元次官吉原健二さん(77)の妻靖子さん(72)への殺人未遂のほか、横尾元長官への殺人予備の罪で、小泉容疑者を起訴する方針。

2009年3月24日 共同


世界中で見られる生まれながらのひどい精神障害者、奇形児の方々はすべて歌舞伎町で会ったことが原因で患者になっているところであるが、殺害対象者が抱いた内心の期待、信頼は、それが表明されないままに殺害者が認識できるものではなく、また、凶器の刺入の都度、その内容や程度を確認することも犯行の実際からして期待できるものでもない。それにもかかわらず、期待、信頼を確認せずに凶器の刺入をした場合に、その内容が期待、信頼と異なるとして痛いじゃないの!、とか、入ってるの?などという評価を受ける可能性があるということであれば、それが凶器の萎縮を招くことは避けられず、アイルランドは寒いですから縮こまるので私は日本で生まれることにしました。
また、期待、信頼を保護することの実質は、裁判官に対し期待、信頼の内容に沿った判決の制作及びその言い渡しを行う作為を求めるものであり、この小汚い者達が横尾和子さんという女性を世界中の人達、私の目の前でレイプしようと凶器の挿入を許容するおそれがあるものといわざるを得ない。
そこで被告人や周囲の裁判官によく吠えるため、国連のプレジデントに届けて処分してもらった。息子には相談しなかったというが、ムスコが萎縮してしまったのかもしれない。仮に年金問題が理由だとしたら、ボケナスのアホである横尾さんは真っ先に標的となるはずだ。常識がない人のことを考えても分からないが、今の40代は20代に見えるし、20代は0歳児に見える。浦安なんかをウロウロしているからだろう。ネズミーランドに行く人は全員殺人予備罪で逮捕、だからといって67歳が47歳に見えるわけではない。しかしオナペットを処分されるとアレは立たないが腹の立つものだ。みんな憶えてるだろ?でもあれは君のお母さんがヤキモチを焼いただけだ。
posted by 珍風 at 05:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月24日

中山式中国のスポーツ/セックス/スキャンダル

「重大な犯罪」と批判=小沢氏続投への期待も−違法献金事件で与党

 西松建設による違法献金事件で、小沢一郎民主党代表の公設秘書が政治資金規正法違反罪で起訴されたことについて、与党は「重大な犯罪」(幹部)として、小沢氏への批判を強める構えだ。ただ、自民党議員にも「西松マネー」が流れている上、「小沢氏が辞めない方が衆院選は戦いやすい」との思惑もあり、追及は迫力を欠くのも事実だ。
 自民党の細田博之幹事長は24日の記者会見で「(規正法の趣旨を)逸脱して踏みにじったもので、許されざる行為だ」と批判した。
 麻生内閣の支持率が2割台を切って低迷する中、次期衆院選を半年以内に控え、小沢氏が絡む不祥事は与党にとっては数少ない「好材料」。自民党の中山成彬前国土交通相は同日、記者団を前に「規正法違反はそんなに軽い罪ではない。(小沢氏は)のうのうと代表にとどまり総理を目指す。日本はどんな国になるのか」と民主党を揺さぶり、公明党幹部も「居直れば居直るほど国民の不信は増大する」とけん制した。
 ただ、西松建設が出所とみられる資金は、パーティー券購入などの形で二階俊博経済産業相ら自民党サイドにも流れており、同党は「守り」も意識しなければならない。「衆院選を考えれば、手負いの小沢氏には居座ってもらった方が有り難い」(中堅)との声も多い。
 仮に小沢氏が辞任して民主党の代表交代となれば、政府・与党への民主党の攻勢が再び強まり、模様眺めで小休止していた自民党内の「麻生降ろし」の動きも再燃しかねない。「今は追加経済対策に専念して実績を積み重ねるしかない」。麻生派幹部は24日、民主党内の情勢を注視しつつ、景気対策を通じて政権浮揚を図る考えを強調した。(了)


2009年3月24日 時事


「許されざる行為だ」なんて得意満面の細田さんの指示通り、「起訴されたり」なんかしたわけですが、報道によれば、自民党の「中堅」とやらが「手負いの小沢氏には居座ってもらった方が有り難い」と言っているそうです。

誰に向かっていっているかと言うと、これがまあ時事通信の人に言っているんでしょうが、漆間さんじゃないので「オフレコ」ではありません。報道されることの効果を考えて言っている、か、もしくは「忠犬」が「中堅」の意向を慮ってテキトーに書くのかも知れませんが、読むのは僕たち馬鹿な一般ピーポーと、あと民主党の「中堅」です。

少なくとも「仮に小沢氏が辞任して民主党の代表交代となれば、政府・与党への民主党の攻勢が再び強まり、模様眺めで小休止していた自民党内の「麻生降ろし」の動きも再燃しかねない」というのは自民党「中堅」が言ったことではありません。これは時事通信社が勝手に書いたことです。大変にバランスを欠くことに、「中堅」の「発言」の引用に続く地の文でそれを補強しているのです。「忠犬」てのは御主人様が倒れても駅に突っ立ってるあの頭の悪い奴のことです。

もちろん「中堅」でなくても自民党にとって「政権交替」はイヤなんでしょう。中山さんは「日本はどんな国になるのか」と心配しています。どんな国になるのか知りませんが、どうも政権交替が起こると、日本は中山さんが常々羨ましがっている「中国」のような国ではなくなってしまうという心配があるようです。

まあ、中山さんがマスゴミに向かって「のうのうと」ご意見を開陳することができているんですから、残念ながら今のところ日本は中山式中国にはなっていない模様ですが、自民党がそう言っている以上は小沢さんは辞めない方が良さそうです。何故なら自民党が辞めた方が民主党に有利であると言っているからです。つまりこれは一種の親切というものです。こういう御意見は有り難く拝聴しておくに越したことはありません。

その存在自体が年々月々日々刻一刻と「国民の不信」を「増大」させている公明党「幹部」の増大秘法十七番を駆使してのオカルト的いやがらせはさておき、検察は「政治資金規正法違反」での起訴という、考え得る限り最小限の手しか打てなかったのはお気の毒としか言いようがありません。逮捕する以上は起訴するしかない、というのが検察であれば、起訴されたものはとにかく有罪、というのが司法の現実です。それは最初から分っていたことで、小沢さんに勝ち目はない。この件での勝ち負けは度外視するしかありません。

これが「国策捜査」であるとかないとか言う人がいるわけですが、まあ確かに、国策捜査というほどのもんではないのかも知れません。どっちかというとこれは「党略捜査」でしょう。国家のためではなくて党のための捜査なので。そういう意味では中山さんにとっては大変喜ばしいことに日本はもうとっくに「中国」になっていたのです。

そこで中山さんの心配もごもっともなことなのですが、自民党は「政権交替」を忌避するあまり、その中華三昧な統治体制をまるごと敵前に晒したようなものです。巨大な権力がその姿を現した、てゆうか裸で出て来ちゃったようなもんで、急所をブラブラさせて突っ立っています。したがって行政と司法が一丸となって小沢さんに対して立ち上がります。問題は国民がどれだけアホかということですが、彼等は国民がそれほどアホだとは思っていません。敵を舐めてはいけないということで、大久保さんの逮捕はどっかの野球の試合の決勝戦から逆算して行われたのです。イチローを一郎の咬ませ犬にするという、こぶ平が言っていたようなことを言ったりして。イチローがダメなら朝青龍、それでもダメなら陣内だ。
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2009年03月22日

人間の味は面白い

もちろん「彼」は知っているはずです。

遺族「昨年より人間味感じた」=神戸連続児童殺傷、加害男性から手紙

 神戸市須磨区で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、当時14歳だった加害男性(26)が、殺害された山下彩花さん=当時(10)=の遺族あてに手紙を送っていたことが21日、分かった。彩花さんの命日の23日を前にした19日、男性の両親が遺族に手渡した。
 彩花さんの母京子さん(53)は、5通目となる今回の手紙について「これまでは無機質な感じだったが、昨年よりは謝罪の気持ちや人間味が感じられた」と印象を語った。

2009年3月21日 時事


僕は「人を喰った野郎だ」などといわれのない罪を問われたりすることもないわけではありませんが、そんなモノを味わったことなどありません。大変に美味しいモノだという話しも聞きますが、そういうモノは普段あまり食べたりしないモノでありまして、大抵は極度の空腹状態において賞味されるモノですから、「空腹に不味いモノなし」の原則に従って大幅に割引して受け取るべき話しであると思われます。

「人間味」てえのは面白い言葉で、例えば役所がそういうモノのない対応をするんだとか、某パソコンメーカーのサポートの対応が話題になったりするわけですが、考えてみれば役所や会社てえのは「人間」によって構成されているかも知れませんが、それ自体は「人間」ではないわけですから、これは鳴戸巻きに向かってノースキャロライナの味がしないと文句を言っているような感じがしないでもありません。

しかし手元の『大辞林』によれば「人間味」とは「温かみのある人柄。人情味。」のことなんだそうであります。考えてみれば役所の窓口といってもそこに立っていわゆる対応をしているのは「人間」であるはずですから、齧ってみれば「人間味」がするはずです。少なくとも触れば「温かみ」が感じられると予想されるところです。これがあくまで予想に留まるのは彼女に触れることによって「痴漢」だと思われると困るからに過ぎません。イキナリ触るのはマズいのです。しかし機会をうかがって退庁後に誘い出すことに成功すれば、いわゆる彼女の「味」なるものを味わうことも全く不可能と言うわけでもありません。もっともこれはあなたが「イケメン」であったりする場合に限られます。

ということはありません。このへん、実は顔ではなくて心、正確に言えば心理的な技術にかかわる問題だとされています。そういう技術については僕はちょっとよくわからないのでアレですが、「人間味」とは「個人的」なことであり、しかも「技術的」なことなのです。役所の「人間味」を云々するのはシステムの中で「個人」が出てこないのが腹立たしいのかも知れません。もっとも役所の窓口には、ナンパに限らないある種の「技術」に長けた「プロ」の人が来て無理矢理を言ったりすることも稀ではないので、役所の連中は極力そういうテクニックに引っかかるようなとこを引っ込めているんですが。

実際、役所や東芝の他に「人間味」が問題になるのは「個人」が無力に立たされている場所でのことです。山下さんに手紙を出す酒鬼薔薇君もそういう場所に立っているんですが、より典型的なのが企業や役所などを構成する「人間」の仲間に入れてもらう際の「面接」の現場であるようです。

質問者:badsleep 転職時の面接で「人間味が無い」と。

現在、転職活動を続けています。今週、あと2つの希望職種、企業の面接を控えているので、是非とも御意見頂きたいと思います。
実は先日、別の希望職種での一次面接がありました。その際に、面接官から言われたのは「応募書類の内容から経歴は申し分無かった。それで会ってみたいと思った。しかし、直に会ってみると、人間味が無く、どのような性格や感情の人物かが分からない」という主旨の事を言われました。
合否はまだ先になるのですが、何となく、この面接は不合格になるように思います。それよりも、自分の話し方が「人間味が無く、どのような人物かが分かりづらい」と言われたことが痛手でした。
確かに私は感情が表に出づらい性質です。その点は自覚しているので、面接の場で緊張しているとは言え、今後は克服していきたいと思います。このような事を言われた方はいらっしゃいますか?
言われた事は無くても、元から感情が表に出にくい私が、面接の場で率直に採用への意欲や”やる気”を見せられるには、どうしたら良いのでしょうか?何か、良いイメージトレーニング等を御存知の方、採用御担当者の方、御意見、御教授ください。よろしく御願い致します。

回答者:osmanthus
面接って自分という商品を売り込むセールスです。
無表情に淡々と話すセールスマンが売る商品が、「素敵だな、買いたいな」とはなかなか思わないですよね。
TVショッピングや街頭の物売りでも、多少オーバーアクションながらはつらつと紹介しているじゃないですか、商品だけ見たらつまらないものでも「ちょっと試してみようか」ってなったりしませんか?
自分という商品を客観的に見てどうすれば、買いたいと思えるようにアピールできるかセールスマンの気分で作戦練ってみたらどうでしょう。
私は人前で話すのが苦手で客先との打ち合わせどころか社内の会議でも発言するのが苦痛でしたが、話し方と自己啓発のセミナーに長期通いました。
そこの内容で、TVショッピングののりで、その辺のもの紹介するという練習をしました。ばかばかしいとは思いましたが、結構楽しい練習で実際に普通に説明されるよりも相手に印象付けられる事を実感しました。
面接のときに思い出すのはその事です。印象つけたもの勝ちの気分で、いつもよりはきはき話すようにして、笑顔を忘れずに、セールスマンの気分でやり取りするうちに、面接相手から受け答えを褒められるようになりました。
最初は笑顔からでも挑戦してみてください。参考になれば幸いです。
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回答者:Fardie
私の従姉妹の話なのですが、彼女が二十歳過ぎたくらいの頃私に、
「うちにお客さんが来たときぐらい笑顔になりなさいってお母さんに言われるんだよね、私笑ってるのに」
と言っていました。
その後、実際来客があったときに彼女の顔を見てみたら、口の端が少し上がっているだけでした。
そりゃあ笑ってないと言われるよなあと、ためしに私も自分で鏡を見てそのぐらいの顔を作ってみたら、自分では結構筋肉動かしている感覚になるんです。
これは、鏡を見てみないと気づかないなと思いました。
ということで、表情も声音も、実は本人が考えているより、他人には伝わりにくいものなんだと思います。
ですので、自分では少しオーバーかもしれないと思うぐらいに、多少演技してでもやってみてはどうでしょうか。
実際入社したら、みんな、この人はあんまり外に出さない人なんだなとわかってくれると思いますし。
種類:アドバイス
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回答者:odaigahara
自分のちょっとした成功体験なんかを語るときも顔に表情でませんか。また、友人や家族にアドバイス受けたほうがいいと思います。
鏡見て練習するのも方法ですが、少し気味悪いかもしれませんしね。。
相手の目を見て、自分のことを理解してもらうように話するのですが、これは日ごろから自然にやったほうがいいことでもあります。
私ならですが、履歴書のPR欄に、”顔に表情がでないとよく言われますが、ハートには熱いものがあります”とか書きますが。。
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回答者:hyakkinman
「第一印象」をキーワードに、いろいろ検索してみましょう。
面接時に「入室してから、第一声までの第一印象」で、すべてが決まります。
「明るい表情」をつくる「フェイストレーニング」とか、されてはどうでしょうか。
参考になった:0件

回答者:canda790825
応募する人もそれぞれ、面接官もそれぞれ、ということで、相性もあるかと思います。
私は、応募した職種で、「当職種に対して魅力のある部分が見られない」と言われました。
いったい何が魅力なの???と当時は疑問だらけで、その後も自信のないまま転職活動を続けました。
でも、その魅力とは、その会社にとって魅力的であるかどうか、だったのだという気がします。
今、その職種で仕事をしていますが、それなりに評価されています。
面接だけで、人間味がない、なんて言われたくないですよね。
だから、自分の実体験を、身振り手振りで話しをしたりするといいのではないかなぁ・・・と思います。相手を笑わせるくらいに・・・。
参考になった:0件

回答者:yumimiko
淡々と喋りすぎとかではないですか?
強弱つけるだけでも大分違って聞こえますよ。
強弱とあと顔の表情がやっぱり大切です。
テレビを観て、女優俳優の表情を見ると苦しい時、嬉しい時の表情の違いがわかりやすいと思います。
参考になった:0件

教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4177911.html


「参考になった」人が1人もいない回答ばかりなので何とも言えませんが、大変に「技術的」なアドバイスがなされているといって良いでしょう。「履歴書のPR欄に、”顔に表情がでないとよく言われますが、ハートには熱いものがあります”とか書きます」というのが有効なのかどうか分りませんが、それこそ大変に「人間味」のある回答ではないかと思われます。

ここでは「人間味」の有無の判定は企業の面接係が行うのであって、「人間味がないと言われた」面接者と面接係との関係は非対称的です。分かりやすく言うと上下の区別があり、どっちかはエラくて他方はエラくありません。というもの面接係は面接者がその組織に加入して生活の資を得られるかどうかを決定することが出来るわけで、要するに命綱を握っているわけです。しかしこのような関係の非対称性が見られない場合は、ちょっと事情が違って来ます。

ayako53921さん
「人間味」とはどういったことを言うのでしょうか?
「人間味」がないと言われました・・・

ベストアンサーに選ばれた回答
ttwig1432さん
外見的に解りそうなことは、「無表情」「動作がいきいきしていない」など。
性格的なことは、「思いやりがない」
「そっけない態度」「冷たい性格」
などでしょうかねえ。
でも、そう言われて考えるあなたのような人は、人間味があると思いますよ。

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ベストアンサー以外の回答
(5件中1〜5件)

nakimisotubutubuさん
優しさや、思いやり、情、、、、、、、などの総称だと思います。。。。。。。。。。。

moka0111raruさん
表情があまり出ずに感情の揺れも少ない。
そんな感とられたのではないでしょうか。
どういった場面でどんな関係の人に
言われたのか分かりませんが
感じ方は人それぞれなんで…。
周りからあまり言われるのでなければ
気にすることないと思いますよ。
言った人は悪気がないにしろ言葉を選べない
無神経な人だと思うので。

dreamy_382さん
手元の辞書には、「いかにも人間らしい心の温かみ」とあります。
しかし私は、それに加えて、笑ったり、泣いたり、怒ったり、欲望をむき出しにすることも人間味の表れではないかと思います。
「人間味がない」と言われるということは、第三者から見て喜怒哀楽が全く見えず、何を考えているのか分からない人のように捉えられてしまっているからではないでしょうか。

feitang_red_aiqingさん
簡単に言えば、喜怒哀楽がなさすぎるってことじゃないでしょうか。
機械的に物事を判断したりしてるように見えるだけだとおもいますよ。
それか、冷たい性格なのか。
でも、それは人それぞれなわけだしそんなこと言う人は相手しなくていいとおもいます。

chiebukuro10さん
恐らくあなたは人間ではないんだと思います

YAHOO知恵袋!http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q117438756


「人間味がない」と言った人と、言われた人の関係が明らかではない場合、言った人の方が批判されるようですから、友達に「人間味がない」とか言うのは要注意です。カノジョに「人間味がない」場合はマグロかもしれませんが、「dreamy_382さん」が言うように「欲望をむき出しにする」のは役所がはけてからにしてもらいたいものです。

そこで「人間味」の有無を判定するようなことを言って許されるのは、相手との関係が平等ではないことが前提となります。相手が自分より上位に位置する場合は、批判する意味で言っても構いません。もっとも有効な批判となるかどうかは別問題です。しかし相手が自分より下位に位置する場合は、あらゆる批判が有効です。どのようにも文句が付けられるし、相手はそれに対応する義務があるのです。

もっとも山下さんが酒鬼薔薇君に対していかなる権利を保留しているのかよく分かりません。しかしこのような報道は出所者に対して「遺族」の是認を求める無限の義務を負わせようとするものでしょう。これは真に受けると出所者については大変な重圧であるとも、逆に「遺族」においてはリスク要因ともなるものであるとも思われますが、「面接」の件でも分るように「人間味」とは「技術」なのですから、そのように割り切って考えるのがお互いのためでしょう。

もともと犯罪者の中にはそのような「技術」において稚拙である者が見受けられるわけで、昨年まで「無機質」だったもんが今年になって「人間味」が出て来たというのも一種の技術的な向上が見られたということで是とすべきでしょう。このようにして人は大人になる、つまりそこらの女の子を引っ掛けて普通のセックスの範囲内で、イラマチオとか口内発射とかアナルセックルで満足する、というのが「更生」といえば言えなくもないようなことでしょう。

逆に「人間味」のようなことを真に受けるとロクなことになりません。

「高齢者のついの住み家に」=03年、たまゆら理事長が説明−人柄を信用・墨田区

 東京都墨田区は21日、群馬県渋川市の「静養ホームたまゆら」に生活保護受給者の入所を紹介した経緯について、「2003年に高桑五郎理事長が施設のパンフレットを持ってきた。『高齢者を受け入れるついの住み家にしたい』との説明を受け、人柄や理念を信用した」と説明した。
 区によると、たまゆらへの紹介を始めたのは翌04年2月。火災当日には15人が入所していたが、2人は入院中で不在だった。施設にいた13人のうち6人が死亡したとみているという。
 当初から届け出が不要なケア付き高齢者住宅と認識しており、区はたまゆらに2人程度のケースワーカーを年1回派遣。入所者が元気かどうかを確認したが、問題はなかったという。防災設備などは調査対象外だった。

2009年3月21日 時事


いつも上から目線で「人間味」や「人柄」を判定するのに慣れた人は、意外と簡単にこのようにして「技術」に長けた「プロ」に騙されてしまいます。もっとも実際に「ついの住み家」になったことは間違いないのですから、高桑さんが嘘をついたというわけでもありません。むしろ「人柄」はみても「防災設備などは調査対象外」というのがメチャクチャです。商売のうまい人は「人柄」の技術や「人間味」は得意ですが、「防災設備」には金がかかるのです。そして商売の基本は笑顔、人柄、人間味、財布の紐はカタく、であることは誰にでも分っていることでしょう。

それでも毎日新聞記者などの社会の底辺では「人間味」信仰が猛威を振るっているようです。

今週の本棚・新刊:『恋する韓流』=田代親世・著(朝日新聞出版・1575円)

 韓国のTVドラマ、映画は見ないのだが、なぜ日本の女性にとても持てるのかは、少々気になる。「韓国エンターテインメント・ナビゲーター」を自称する著者が、もっぱらスターの素顔を詳しく報告している。
 男ばかり20人だが、ともかく好感が持てる人たちのようだ。礼儀正しい、他人への思いやりがある、仕事に一生懸命で真摯(しんし)、人間味が溢(あふ)れる、律義で義理堅い、そして謙虚。スターそれぞれの良さを見出(みいだ)しているが、共通しているところが多い。
 そこで、日本の若い男が気になってくる。こんなに良い性格ではないのでは。撮影で、日本は若い俳優にスタッフが気を使い過ぎで、食事の場所が別なのに韓国の俳優が驚くという。韓流ファンは、日本にはなくなったものを求めているのだ。(規)

2009年3月8日 毎日新聞


ハリウッドでは役者とスタッフの食事は当然に別です。てゆうかこれは単に予算の問題でしかないような気がしますが。「「韓国エンターテインメント・ナビゲーター」を自称する著者」が役者の「素顔」とやらを書いているものを鵜呑みにして紹介してしまうのが毎日新聞記者が社会の底辺である所以です。もっとも出版しているのは朝日新聞だそうですからみんな何をやっているのか知れたものではありません。

「人間味」ってそんなに古い言葉ではないでしょう。おそらく英語の「humanity」の訳語だと思うんですが、これは「人間性」とも訳せますね。「人間性」というともっと意味があいまいになりますが。たとえば「人間味」のこういう使い方もあります。

あなたの人間味を考察する。

美女が、スカートのチャックを締め忘れて、(あるいはイケメンのズボンのチャック)
下着がチラリと見えています。
さてあなたは、どう感じますか?

教えてあげる。あげない、目を背ける、知らんふりなどの行動ではなくて、
あくまでも心の動きですよ。

1 おかしい〜〜〜(爆)!!
または、かわいそうに気がついていなすんだな。

2 色っぽいなあ(^^)ムラムラするなあ(^^)

3 だらしないなあ。

4 露出狂かも?? 

1 相手のいいところを見ようとする人で、少々の失敗など、大きな心で許してあげる
人間味あふれる人です。
近寄りがたい美女(イケメン)だと思っていたけど、オッチョコチョイで可愛いい〜〜〜。と物事を、肯定的に見る、
素敵な人です。

2 男性なら正常な神経の持ち主でしょう(爆)
女性なら、チョッピリ、欲求不満かも?(爆)

3 人の欠点ばかりが目につく、チョッピリ、嫌味な人です。
男性は、付き合いだすと、
亭主面して大きなことを言ったり、指図したりします。
女性は潔癖症の傾向が強い人ですよ。 

4 女性は正常な神経の持ち主です(^^)
男性=ドスケベであります(爆爆)

よびりん人生大学
http://plaza.rakuten.co.jp/yobirin/10016


その(爆)とか(爆爆)とかいうの、サムいから止めてもらえませんか。ともあれこれはもはや一種の性格診断ゲームですが、この設問において回答者が男性の場合、見えているところの女性の下着がどのようなものであるかによって違って来ると思いますが。「近寄りがたい美女」だと思っていたのに、脱がせてみると「オッチョコチョイ」な下着を着けている場合がよくあり、そのとき「今日はそういうつもりじゃなかったから」などと言い訳をする場合があります。面接や手紙で見せる「人間味」は「勝負下着」みたいなもんなんです。ムラムラしましょう。
posted by 珍風 at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

向かうところ敵ばかりなアヴァンギャルド

さっきTVでやってましたけど

紅白しま模様住宅『景観乱さず』 楳図かずおさん勝訴

 「まことちゃん」などの作品で知られる漫画家の楳図かずおさん(72)が東京都武蔵野市に建てた自宅をめぐり、赤白横じま模様の外壁が近隣住民の景観利益を侵害するかが争われた訴訟の判決で、東京地裁は二十八日、「景観の調和を乱すとまでは認められない」として、外壁の撤去などを求めた近隣住民二人の請求を棄却した。
 畠山稔裁判長は、自宅が建設された場所が第一種低層住居専用地域として、閑静な住宅地を目指して整備された経緯を指摘した上で、「外壁の色彩には法的規制はなく、住民間での取り決めもない。景観利益を違法に侵害するとはいえない」と判断した。
 平穏に生活する権利を侵害するとの住民側主張は、「不快感を抱かせても、受忍限度を超えて侵害するとはいえない」と退けた。
 住民側は代理人弁護士を通じて「主張が認められず、誠に残念。判決内容を検討し控訴するか決めたい」としている。

2009年1月29日 東京新聞


いささか旧聞に属するわけですが、なにしろ出来上がった「まことちゃんハウス」、いわゆる「近隣住民」が喧伝する程のものだとは思われなかったので一寸拍子抜けの感じです。考えてみれば住宅ですから、窓やなんかの住宅としては欠かせない開口部が沢山あるわけで、紅白の色面が圧倒的にそそり立つような美術的効果はあまり期待できないのでした。

ことに道路に面した壁面は縦長の窓を持ったグレイの円筒状の構造物と白いバルコニーによって問題の「壁面」は著しく狭くなっています。この円筒に関しては、楳図さんちのはす向かいにも同様の意匠を持った、しかし尖り屋根までついた「塔」を備えた住宅があります。それに比べると楳図さんちではバルコニーの上から「塔」が突き出ているのが唐突で、本来であればあの円筒に尖り屋根付きの「顔」を乗っけて、全体を赤く塗るべきではなかったかとも思われます。いくらかは「暴力的」になったのではないでしょうか。

で、この無機的な円筒と優美な円形のバルコニーを左右の角にシンメトリカルに配置したあたりがアンバランスですが、竹熊健太郎さんのところで、楳図さんちの内部の写真が公開されています。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-4481.html

なんだか結婚式場のニセのウェディング・ケーキっぽいですが、赤白の市松模様に塗り分けられた床に、白色のちょっとロココ的な彫刻された階段の手すりが降りてゆくのですが、その階段は踏み板は赤く、蹴上げは青に塗り分けられているので油断がなりません。アールデコにロカイユが乱入したような、ちょっと大変なことになっています。どうやらやっぱり「震災バラック」様式を踏襲しているようです。

とか思っていたら、竹熊さんは「コミック・マヴォ」という雑誌を編集していらっしゃる。「マヴォ」というのは、あの「マヴォ」のことのようです。「マヴォ」といえばこういう人たちで、
mavo.jpg
床屋をこんな風にしちゃう人たちだ。
rihatu1.jpg

まあ、僕も人のことはいえないわけで、
http://worstblog.seesaa.net/article/60499056.html
東京スカイツリー計画に反対して皇居跡地にタトリンの第3インター記念塔を建てることにしたらカッコ良かろうと思うんですが。一番上の円錐形の構造はやっぱり電波塔、二番目のピラミッド型の建物はもちろん売店と食堂と蝋人形館が入ってプログレ系のCDを売ることになります。蝋人形館にはアニス・タトリンの人形を入れること。たぶん親戚の人でしょう。一番下はホームレスの宿泊所にすれば例の御一家も安心です。

いずれにしても楳図さんちの「近隣住民」(隣の人と向かいの人らしい)は、たとえ楳図さんがどんな住宅を建てても反対しそうな気がします。楳図さんのキャラクターが嫌いだったり、作品に反感を持っているのかも知れませんが、ファンが集まって来そうなのが困るのかも知れませんし、日照とかの問題があるのかも知れません。しかしながら外壁のことで文句を付ける機会ができたのは、お互いにとってかえって良かったのではないでしょうか。そういう機会がないと陰湿ないやがらせを続けなければならなくなったり、放火だの殺人だのとろくでもない事態に発展してしまう虞れもあります。だいたい土地を巡る問題というのは常に争いの元なのです。吉祥寺のような田舎では特にそうであるといえるでしょう。お互いに言いたいことを言ってはっきりと嫌い合うのは大変に明朗で良いことです。
posted by 珍風 at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月20日

あなたもわたしも犯罪者

名地裁「悪質性重大な脅威」 名古屋・千種拉致殺害

 名古屋市千種区の会社員磯谷利恵(りえ)さん=当時(31)=が2007年8月、拉致、殺害された事件で、死刑を求刑された3被告のうち2被告に死刑、自首した被告に無期懲役を言い渡した18日の名古屋地裁判決。近藤宏子裁判長はインターネットの闇サイトを通じて知り合った男らが、虚勢を張り合う中で犯罪を凶悪化、巧妙化させていった点を重視した。「悪質性の高い種類の犯行で、社会にとって重大な脅威」とし、被害者が1人で複数の被告に死刑を言い渡すという異例の判決を言い渡した。
 強盗殺人や逮捕監禁などの罪で判決を受けたのは神田司(38)、堀慶末(よしとも)(33)、川岸健治(42)の3被告。判決後、神田被告の弁護人は控訴。堀被告の弁護人は堀被告と話し合って控訴するかどうかを決めるとしている。
 同裁判長はそれぞれの役割について、神田被告は最も積極的に殺害の実行行為に及んだとし、堀被告は人を拉致監禁して強盗するという計画を当初から提案していたと指摘。自首した川岸被告は闇サイトに書き込みをして人を集め、被害者に性的暴行を加えようとしたと述べた。3被告の刑事責任については、犯行の経緯や状況に関して「量刑上、特に、刑種の選択を分かつほどの差異を設けるべき事情はない」とした。
 その上で、今回のような犯罪は「犯罪者の発覚、逮捕が困難」と指摘。悪質性が高い犯罪だからこそ、川岸被告が短時間で自首して共犯者の逮捕に協力し、「その後に起こり得た犯罪を阻止した」ことは量刑上、有利な事情であると評価。「川岸被告について、極刑をもって臨むには、ためらいを覚える」と述べた。一方、神田、堀両被告については、被害者が1人であることや粗暴犯の前科がないことなどを考慮しても「極刑をもって臨むことはやむを得ない」と結論付けた。

2009年3月19日 中日新聞


川岸さんが言い出しっぺのくせに1人だけ量刑が違う点について、富美子さんやなんかは悔しがっていますし、世間でもそういう意見も多いようです。確かに死刑と無期懲役とではだいぶ違うようですから、無理もないことだとも言えるでしょう。

報道によれば川岸さんについて富美子さんは「人を殺して『ごめんなさい』と自首すれば自分の命は守れるなんて、日本の司法はおかしい」と言っているようですが、「自首」と「ごめんなさい」は違います。「自首」というのは「自分がやりました」ということであり、謝罪や反省とは別のことではないでしょうか。反省というのは陣内智則君なんかがやっていれば良いことなのです。

実際にはこの事件では加害者と被害者になんの繋がりもなかったわけですが、普段は被害者の関係者の誰かを締め上げて「自白」させるのが精一杯の警察は、このような場合に物証などから犯人に迫っていくということが全く出来ないことから「犯罪者の発覚、逮捕が困難」であったところ、川岸さんの自首によってなんとか犯人の逮捕に漕ぎ着けたわけで、判決ではその点を評価しています。実際のところ川岸さんの自首がなかったら、交際相手の大学院生君などは警察によってかなり酷い目に遭わされたに違いありません。

問題は川岸さんの刑が軽減されていることではなく、刑の軽減が死刑を基準として行われたことです。死刑の下、ということになると無期懲役、仮に保釈の可能性のない終身刑というものを想定しても、命に別状があるわけではありませんからその差は無限に大きいものです。そうかといって「半殺しの刑」というものはありません。「半殺し」といっても要するに生きているんですから。「死刑」は他の刑とは次元を異にしており、生命を奪うということは加減したり調整したりすることの出来ないことなのです。

このような事情がありますので、死刑判決は抑制的であらざるを得ず、例えば「永山基準」なんてものがあってそれを参考にすることになっています。この事件で死刑判決が妥当であるかという点については様々な意見があるようですが、他の判例と比較してあまり整合的でないことは確かなようです。近藤さんはここで死刑判決を書く必要などはなかったのではないでしょうか。

世の中には意地の悪い人がいて、近藤さんが女性なもんだからこの裁判では厳しい判決を出すだろう、なんてことを言う人もいたもんですが、それは近藤さんに失礼でしょう。もしそんな心配があるのでしたら、近藤さんに担当させなければ良いわけです。しかしながらそのような可能性を見越して、あえて女性の裁判官に任せた、ということがなかった、と言っているわけではありません。

いずれにしても近藤さんは誰に頼まれたのか偏見があったのか知りませんがとにかく原則死刑、という考えで出発してしまったので、それから川岸さんについて刑を軽減することになった時に、人を殺す「死刑」と他の刑罰の間に存在する乗り越えることの出来ない深淵をみんなで覗き込まなければならないハメに陥ってしまったわけです。別に覗き込んだからって深刻な話しではありません。なんかちょっとヘンだな、というくらいの軽い違和感でしかありませんが。

川岸さんのおかげで冤罪の恐怖から救われた大学院生君は被告人達に「反省がないのが残念」がっていますが、一般に刑罰というものは「反省」のあるなしに関わらず課せられるものです。罰を受けてから懲りれば良いものとされているわけですが、「死刑」に限っては事前に「反省」することが期待され続けています。なんたって死んでしまったら「反省」も何もないわけですから。ところが刑罰は一般にその執行を通じて反省を促すことが期待されているものなのですから、「死刑」と「反省」は矛盾をきたします。特に一部死刑拡張派が指摘するように、刑の執行は確定後6カ月以内に、あまり「反省」したりする暇もなく行われなければならないことになっているのですから尚更ですが、「死刑」を求めるのならば「反省」を期待すべきではなく、「反省」を求めるのであれば命を奪うわけにはいかないのが道理です。

たとえばかつてはカウボーイハットの「警部」が38口径を撃ちまくっていたニューメキシコ州でも死刑が廃止されたそうですが、ここでは「更生」が強調されています。

ニューメキシコ州が死刑廃止=合憲判断後2州目、7月1日施行−米

 【ロサンゼルス18日時事】米南部ニューメキシコ州のリチャードソン知事は18日、先に同州議会で可決した死刑廃止法案に署名した。7月1日から施行される。同州によると、1976年に連邦最高裁が死刑に合憲判断を下して以降、逆に死刑制度廃止に踏み切るのは東部ニュージャージー州に次いで2番目。
 同知事は声明で、「困難な決断だが、無実の人間が処刑される懸念が払しょくできない以上、(死刑制度は)封印すべきだ」と指摘した。また、容疑者特定のDNA鑑定も完ぺきでなく、社会の安全確保には更正という代替手段があるとの認識を示した。

2009年3月19日 時事


アメリカ南部で死刑廃止は珍しいとはいえ、ニューメキシコ州ではカトリックが比較的多数を占めるということも関係しているかも知れません。プロテスタントが残酷な神の前に個人を放り投げてしまうのに対してカトリックは教会によって統合された「社会」が危険な神様から人々を守ることになっていますから、「社会的再統合」という意味での「更生」が上手く機能する可能性があります。

もっとも日本の「世論」が受刑者の「更生」に期待しているのかどうかは微妙です。裁判官ですらお友達が刑務所から帰って来ると絶交するそうですから、社会全体として「更生」を拒否しているのかも知れません。これは誰かをみんなでハブにしていじめて楽しい思いをする、という以上の意味を持っていると考えられます。人々が最初から「回復」すべき「尊厳」もなく、「社会」に「統合」されているという感覚も持ち合わせていないのであれば、犯罪者が「更生」する可能性などを信じることが出来なくても不思議ではありません。

連中が「更生」するはずなんてない、なぜなら自分だって法を破ったりしてはいないものの「更生」していないことについちゃ犯罪者と同じだから。ネットで募った人間を信用するほど甘くないし誰も信用しない。連中はしくじったようだが、金さえあれば「社会」を越え出ることが出来るはずなんだ、金持ちはみんなそうしている。というわけでなかなか剣呑な世の中です。
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2009年03月17日

全国200万党員倍増計画

自民党方面には捜査の手が伸びないことが明らかになったところで、TVでは企業献金が良いとか悪いとか言っているようですが、この際そういったギロンはゴマカシでしかありません。しかしもちろんそんなものは禁止してしまえば良いのですが、今のところ禁止されていないのですから、それ自体として違法ではありません。

ついでに政党交付金も止めたほうが良いでしょう。政党は党費で運営していれば良いのです。僕の納めた税金をなんであんな連中にやるのだ。おかしいではないか。自民党が好きな人は自民党に入って、党費を納めれば良いのですし、民主党も同じです。公明党の場合は創価学会に入って高価な仏壇を買います。

そこで皆さんの便利のために各党の党費などの一覧を作ってみましたので参考にして下さい。何の参考にするのか。順序は党員数順。


自民党
 
党員は2006年の政治資金収支報告によれば1,210,323人です。
党費は4,000円/年。
ただし党員がその家族を(本人の了解なしに)党員にしてしまう場合は1人あたり2,000円/年。
その他にお金持ちの人は党費年額20,000円以上無制限の「特別党員」というものがあります。
入党には党員の紹介が必要。


公明党

党員426,837人(2006年政治資金収支報告書)
党費は3,000円/年
臨時党費として国会議員は当選時に衆議院議員300万円、参議院議員600万円を納めることになっています。


日本共産党
 
党員約404,000人ですが、党費納入者の推定は261,900人です。(2006年1月現在)
党費は、党規約により「実収入の1パーセント」ですが、「失業している党員、高齢または病気によって扶養をうけている党員など生活の困窮している党員の党費は、軽減し、または免除することができる」ことになっています。
『しんぶん赤旗』は日刊紙と日曜版で3,700円/月


民主党

党員は44,340人の他、「サポーター」は222,407人(2008年5月31日現在)
党費は6,000円/年
サポーター費は2,000円/年
最寄りの民主党に氏名と連絡先を明記して上記党費を振り込むと党員証が送られて来ます。


社民党

党員は約23,000人(2006年10月現在)
「社民党から選挙に立候補してみたいとう方から、とりあえず社民党にでも入ってみようかなという方にいたるまで」かなりいい加減な党員募集ですが、党員数は減少傾向です。
党費については「一般党員」と「協力党員」に分かれており、更に一般党員は年齢別に分かれています。
一般党員は40歳未満で     1,300円/月(15,600円/年)
     40歳以上60歳未満 2,000円/月(24,000円/年)
     60歳以上      1,000円/月(12,000円/年)
協力党員は6,000円/年または(同じことですが)500円/月
協力党員は役員を選んだり役員になったりすること、公認候補者を選び、また公認候補者となることができません。
『月刊社会民主』600円/月、『社会新報』700円/月(合計15,600円/年)

社民党の党費は高いのですが、党員が2万人くらいじゃ仕方ありません。こういうものは人数を増やせば値下がりする可能性があるのですから頑張って下さい。「とりあえず社民党にでも入ってみようかなという方」なら6,000円で可能ですが、同額で民主党のちゃんとした党員になれます。もっとも党費だけなら公明党がそのまた半額で格段の安さですが、世の中には安かろう悪かろうということもありますので注意が必要です。変わったところでは共産党の「実収入の1%」というもの。年に300万の収入で3万円ですから高いようですが、「実収入」の解釈にだいぶ幅があるようですし、「生活の困窮している党員の党費は、軽減し、または免除することができる」ということで、なんとなく自発的に出せるだけ出す、みたいな古き良き政党の味わいが貴重です。しかし党員の3分の1が「生活困窮者」であるというのも、共産党らしいといえば共産党らしいし、疑わしいといえば疑わしいものです。

自民党の党費はかなり安い方です。みんなで4,000円持っていって内部から食い荒らしたらどうかと思ったのですが、そういうことにならないように、入党には党員の紹介が必要であるとされています。まるでフリーメイソンか何かのようですが、党員の家族なら半額で党員になれたり、党員になりたくない家族も知らない間に入っていたりしますので、案外いい加減なものではないかという気もします。仮に党員1人につき家族党員1人がいれば、1人あたりの党費は3,000円ですから公明党と並びます。家族党員が2人以上になるともっと安くなりますから、自民党はもっとも党費が安いのかも知れません。これは別口の収入源が沢山あるからなのかも知れませんが、党員の中にも「特別党員」という富裕層向けの枠がありまして、そういう人たちはあなたが4,000円をひねり出すのと同じような感覚で40万円くらい出してしまったり、ちょっとムリをすれば400万円くらい何とかなりそうなのですから勝負になりません。金持ちが圧倒的な影響力を保持するように最初からしっかりとした制度設計がされているのが自民党の強みのようなものです。

しかしながらいずれの政党においても、ある政党に入ると同時に他の政党に入れないことがあったり、選挙の時には政党の候補とか政党が公認したり推薦したりしている候補に投票しなければならない、といった義務が生じます。普段はある政党にお金を入れていても、今回は別の政党から出ている人の方がよさそうだから票はそっちに入れる、というようなことをしてはいけないわけで、今どきこんな排他的な関係を強いられるのは結婚のように不都合です。

更に、ある政党に入ると、あたかもそれがその人の思想や人となりを現しているかのように思われてしまうのもイヤです。自民党の党員であることを公言すれば銭ゲバで爆弾で自殺するような人間であると思われしまいますし、共産党員であることがバレると爆弾を投げつけたりする危険人物とみなされて監視の対象となり、公明党員には当たらず触らず相手にせず、民主党員は落ち着きのない人物と見なされ、社民党員はどうしようもないクズだと思われがちであります。

そういうことがあるので各党ともなかなか党費が集まりにくいのが実情のようです。ここはひとつ各党とも重党籍を認めることとし、公職選挙の投票も自由ということにしたら宜しいでしょう。みんなで2つ以上の政党に加入することにすれば、党員だからといって差別されません。「自民/公明」の与党セット(7,000円)、「自民/民主」の大連立セット(10,000円)の他にも、「民主/社民」セット(12,000円より)も意外と有望です。左右でバランスを取りたい人には「自民/共産」セット(4,000円から)もお勧めですし、「共産/社民」の左翼セット(6,000円から)、「公明/共産」(3,000円から)のカルトセットも人気が出そうです。なんだか二重スパイのようですが、スパイだって党費を払うのですから党の収入は増えますし、それに二重スパイというのは結局のところ特にどっちのスパイとかいうことはありません。一番信用ならない人間です。死んだ時には死体から二種類の弾丸が発見されるでしょう。
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2009年03月14日

自由と繁栄の孤独

石川さんが「やられた」ことで、早速元気を取り戻したり、戻しちゃったりゲロゲロ。

バチカン“失態”は誤報と中川氏 「警報器鳴らず」

 自民党の中川昭一前財務相は14日のCS放送朝日ニュースター番組で、問題となったローマでの「もうろう」会見後、バチカン博物館で警報器を鳴らすなどの失態を演じたとの報道について「警報器も鳴っていないし、私に対しての注意もない」と述べ、一部は誤りと主張した。警報器が鳴る原因となった美術品周辺の柵乗り越えについては言及しなかった。

 また、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)での「もうろう会見」に関し「政府、与党に迷惑を掛けた。誤報や意図的報道があろうとも責任は感じている」と語った。さらに「途中まではきちんとした応対をしたと記憶しているが、記者とのやりとりが同席した白川方明日銀総裁に移る中で緊張感の糸が切れ、文字通りもうろうとしてしまった」と述べた。

2009年3月14日 共同


「やられた」って、逮捕されたわけでもないのに喜び過ぎですが、どうせみんな見ていないし、見ていたとしてもいわゆる一種の「身内」だけなのですから、本当のことなど言う必要はありません。これは漆間さんに教えてもらったのです。しかしカメラの面前で起こったことは隠しようがありませんから、この件については「ありのまま」に話しておいた方が得策でしょう。

しかしながら会見の途中で「もうろうとしてしまった」わけで、「もうろう」としたまま会見を終えて、それからバチカンへバカチンをやりにいったのですから、そこでもやっぱり「もうろう」が継続中であったと考えられますから、そのとき何が起こったのか「記憶にない」というのが本当のところじゃないでしょうか。警報が鳴っていたり注意されていたとしても、酔っぱらってるんじゃ気がつきません。

小沢さんに対するフレームアップの一件がこのように思わぬ方向で下らない効果を現している一方では、実際の検察の捜査の進捗は思わしくありません。例によって「関係者」によれば、ゼネコンが談合してその結果を大久保さんに話すと、大久保さんはそれを「了承」したというんですが、「了承」ってのは単に「そうですか」とか言っただけではないのか。これが「了承しなかった」というのであれば話しは違いますが、大久保さんはTVのCMに出て来る、あの英語の出来ない男のように、意見を言わないために「Yes」と言ったのではないか、とも考えられます。

というふうに全然上手くいかないんですが、とりあえずは「かんぽの宿」の件がポカンとしてしまったのですから、全く効果がなかったと言うわけでもありません。竹中さんも安心して時機を逸したB層対策として『徹子の部屋』に出て来て、みんなの「人生」の参考になるようなことを喋っていられるのです。曰く

聞き上手、ほめ上手になれ
常に頭を使え
できる経験は進んでせよ
誰と働くかを考えよ
仲間は取捨選択せよ


「仲間」だそうです。由紀恵じゃありません。彼女の仲間は中谷美紀とか島谷ひとみとかなんだといわれています。減るもんじゃなし、できる経験は進んでしましょう。そうじゃなくてオリックスとかそういうことです。取捨選択してるんだそうです。

しかし竹中さんや宮内さんや西川さんが安心しても何にもなりません。問題は民主党の足を引っ張ったからといって自民党が浮上できるわけではないという点です。炯眼で慧眼で頸癌な僕は一般的な政治不信が与党に有利に作用する点を指摘しておいたところですが、親愛なるネット監視・操作員の皆さんはこれに道化芝居をつけ加えるのを忘れていませんでした。

麻生首相:著書が突然大売れ ネットに「3月10日、買おう」

 麻生太郎首相の著書「とてつもない日本」(新潮新書)の売り上げが10日から急増した。新潮社によると、ネット上に「支持率が低下している首相への支持を表明するため、3月10日、本を買おう」との書き込みがあり、これが「祭り」として広がった影響だという。同社は13日、2000部の増刷を決定。累計では20万部に迫っている。
 「とてつもない日本」は麻生首相が外相時代の07年6月に刊行された。最近は「ほとんど動きのない本」で、紀伊国屋書店全店で8日に売れたのは5冊だった。ところが、10日は272冊も売れたという。新潮社広報宣伝部は「当初は何が起こったのかと驚いた。今後の状況を見守りたい。なぜ『3月10日』なのかは分からない」と話している。

2009年3月14日 毎日jp


フジテレビに出て来たメガネッ子、目が根っこの会でしたが、J-CASTテレビウォッチでは「カメラは、4冊購入した女性までつかまえた」なんて書いてますが、この手の女性に限ってカメラマンの方を追いかけて来ますから油断がなりません。事実、『とんでもない日本』を4冊だか買い込んだこの美女が、アホ太郎の側近の松本純さんの有力な支持者だか何だかであることは一夜にして明らかになってしまいましたが、あれは連中だけの「祭り」ですから、2000部の増刷は考えものです。

大月隆寛さんによれば、連中には「江戸の町人気質が感じられる」そうです。てやんでえ武蔵野の山出しの関西育ちが何を「江戸の町人気質」だべらぼうめ、ついでにその2000部、最後の1冊までキレイさっぱり買いつくしてやらなきゃ紙の無駄、エコ・シティ江戸っ子の名が廃るじゃねえか。さあ買え、買いやがれ。

もっともこれは本は買っても読まないので同じ本を2冊買ってしまうアホ太郎の、「真似」です。まったく「オマージュ」だか「パロディ」だか知りませんが、人をバカにした話しではあります。しかし本が売れればアホ太郎には印税が入るわけで、バカにされてお金を稼ぐあたり最近の才能のない「お笑い芸人」諸氏のやりかたを、よく勉強して取り入れているといって良いでしょう。ご立派です。
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2009年03月13日

リーブ21世紀のメディア・セックス

石川議員を参考人聴取 小沢氏元秘書

 準大手ゼネコン西松建設の巨額献金事件で、東京地検特捜部は十二日、民主党の小沢一郎代表の元秘書石川知裕衆院議員(35)=比例北海道=から参考人として事情聴取した。
 石川議員は二〇〇〇−〇四年、小沢代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で公設第一秘書を兼務していた大久保隆規容疑者(47)の下で、会計の事務を担当していた。
 石川議員は同日夜、「本日、東京地検の事情聴取に応じ、私の知るところを正直に述べてまいりました。同様の要請があれば可能な限り対応する所存です」とするコメントを発表。「小沢事務所では、経理は秘書が順に担当し、私もその一人でした。いわゆる『金庫番』という役割の者はおりませんでした」としている。
 東京地検特捜部は三日、西松からの〇三−〇六年の献金二千百万円を政治団体からの寄付だったと偽り、政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたとして、大久保容疑者を逮捕。同容疑者を補佐する立場だった石川議員に対しても、献金の処理経緯などについて説明を求めたとみられる。

2009年3月13日 東京新聞


もう13日の金曜日になっちゃいました。検察に呼ばれていったのは二階さんのとこの誰かでも、「前任者」で有名な「元秘書」高橋さんでもなく、「元秘書」は「元秘書」でも大久保さんの単なる部下の石川さんでした。結局今のところ一番正直だったのはある時点までの漆間さんだったようです。

あまりにも見え透いたウソが大手を振ってまかり通るので、もう悩み無用です。実際に統治技術はウソに毛が生えたようなものであり、言いたいことを言ってしまったら知らん振り、てゆうか次々に出どころのアヤシイ「情報」を、とにかく出し続ける、中には昨日報道されたことを今日またさも新しいネタのように書いてみたり、お互いに矛盾したりしても、どうせ「関係者」による確度の低い「情報」ですからなんでもいいんですが、残念ながら全ての人に発毛を実感していただくことが出来ませんでした。

統治の道具である検察はマスゴミを使って自らに有利な「情報」を流すわけですが、これは特捜だろうが刑事だろうが全く変わりません。刑事法廷では検察は不利な証拠を隠して「被害者遺族」を全面に押し立てて泣き叫ばせるわけですが、情報操作のやり方は同一です。舞台が裁判所という「劇場」であるか、マスメディアを使った「TVドラマ」のようなもんであるかの違いで、媒体の特性によって手法が異なる部分はあるんですが。すなわち証拠の代わりに「関係者」、遺族の代わりに世論調査。

そういうわけでみなさん「裁判員になったつもりで」検察のお手並みを拝見するのも一興ですが、「被告人になったつもりで」、こんな連中が「死刑」などという「至上の玩具」を弄んでいるのを見ると、頭がおかしくなりそうなのでなりました。「謎の割腹自殺」より首吊りの方がマシですかそうですか。
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2009年03月12日

長良川の夏の風物詩、

「う回献金」というのは下請業者の首を縛ってお金を飲ませておいて、目標とする献金先で吐き出させる、という伝統的な漁法のひとつです。

大手建設各社 う回献金報告か

西松建設の政治献金をめぐる事件で、西松建設など大手建設会社各社が、民主党の小沢代表の政治団体に下請け業者を使って献金させた際、どの建設会社の意向による献金かがわかるよう、小沢代表側に報告していた疑いがあることが関係者への取材でわかりました。
この事件で、西松建設は、逮捕容疑となったOBの政治団体を通じた献金のほかに、下請け業者を使って献金させていたことが会社関係者への取材で明らかになっています。建設業界関係者などによりますと、小沢代表の影響力が強い東北地方では、複数の大手建設会社が西松建設と同じように下請け業者を使って献金やパーティー券の購入をさせていたということです。この際、西松建設など各社は、どの業者が自分たちの意向に従って献金したかがわかるよう、小沢代表の政治団体に業者の名前などを報告していた疑いがあることがわかりました。献金などの費用は、下請けに工事代金を水増しして発注するなど大手建設会社側が負担する、う回献金のケースが多く、各社はそれぞれ年間1000万円程度を支払っていたということです。関係者によりますと、下請けを使った各社の献金は、逮捕された小沢代表の公設秘書の大久保隆規容疑者(47)の前任者のころから始まり、小沢代表側は、各社ごとの下請け業者の名前や献金額を一覧にするなどして把握していた疑いがあるということです。東京地検特捜部は、下請け業者を使った、う回献金の実態について解明を進めています。

2009年3月12日 NHK


そいつぁユカイですな。なんだか「大手建設各社」ということにしちゃったようで、これはもう話しを広げすぎているという気もしますけど、徳川埋蔵金でも掘ってるつもりなんでしょうか。多分西松建設からは強力なネタが取れないんでしょう。検察には「百姓と容疑者は搾れば搾るだけ取れる」という言い伝えがあるそうですが。

もちろん大手ゼネコンの「関係者」諸君は日頃お世話になっている自民党のためにひと肌もふた肌も脱ぐに決まってますから、誰かテキトーな人間を人身御供に差し出す用意すら整っているでしょう。世の中「献金」もあれば「献身」もある。しかしながら、これだと小沢さんがやったとされることは、なんだかしらないけどデカイツラをしてお金を集める、という甚だ経済合理性のない超人的な離れ業か、それともせいぜい談合の世話、てゆうか特定の業者を斡旋したりしないこと、あるいは誰かさんの邪魔をしない、とゆうようなことにしかなりそうもありません。赤いきれいなつつみ紙にお金を包んでオイシイ収賄崎陽軒、というのはどうもムリ、ということになったようです。

その「大手ゼネコン」社員を手足のように使うと伝えられている日本における「元秘書」のトップランナー高橋嘉信さんの次の選挙も心配ですが、あんな田舎はさておき、もっと都会の近くにも田舎があったりするわけで、そっちの方が早いわけですが、

攻守逆転?千葉の陣 知事選、消える小沢ポスター

 西松建設の違法献金事件にからむ小沢民主党代表の秘書逮捕後、初の与野党対決型の大型選挙となる千葉県知事選が12日、告示される。政権交代への期待を追い風に地方選で躍進する民主党にとって、次の総選挙を前に、事件や党の対応への風当たりの強さを探る試金石になる。
 民主党などが推薦する吉田平氏と小沢氏のツーショットポスターが消えた。同党は千葉県北部の小選挙区内にこのポスターを150枚掲示したが、3日の小沢氏秘書の逮捕後、写真なしポスターに張り替えた。11日朝、JR柏駅前で約30分間演説した吉田氏は「民主党」を口にしなかった。
 今回の知事選は、与党系が支援する白石真澄、森田健作両氏に対し、民主、社民、国民新各党が吉田氏を推薦。自民の一部が吉田氏支援に回るが、与野党対決の構図だ。
 1月の山形県知事選、今月1日の山口県柳井市長選と、今年に入って地方選では与党系の苦戦が続く。総選挙が先送りされる中、今回の知事選を民主党は「国政選挙に次ぐ大きな県民の意思を問う選挙」(鳩山由紀夫幹事長)と位置づける。秘書逮捕直後に吉田陣営と協議した際も「民主党色は隠さない」と決めた。知名度の高い森田氏らに勝つには、連合の組織力に加え、総選挙の立候補予定者と街頭演説を繰り返すしかない――との判断からだ。
 ただ、頼りの無党派層は、「政治とカネ」の問題に敏感だ。投開票日5日前の24日には秘書の勾留(こうりゅう)期限が切れ、起訴されるかどうか注目を集める。小沢氏の進退について同党の元衆院議員は「一日も早くケジメをつけてほしい」。
 逆に自民党側には反転攻勢への期待感が高まる。県連が自主投票にしたため、「あくまでも地元で」(幹部)と及び腰だったのが一転、11日には菅義偉選挙対策副委員長が首相官邸に麻生首相を訪ね、森田氏の情勢を伝えた。「勝てるかもしれません。そうなると(自民党の)雰囲気が良くなる」
 自民党への逆風が消えたわけではない。多くの自民党の国会議員や県議の支援を受ける森田陣営も「政党不信の中、党派色は出さない方が得策」との考えは変わっていない。自民党の一部に加え公明党が支援する白石氏も「県民の『共有力』にアピールする」と政党と距離を置く。
 千葉県選出の自民党参院議員は「吉田氏の票の出方が民主党への逆風を測るバロメーター」と指摘する。一方、鳩山氏は「小沢氏の秘書逮捕の影響なしとはしないが、政治とカネの問題に、他党よりしっかり反省し、動き出したというメッセージを早急に出す。それで推薦候補を援護できる」と強調している。

2009年3月12日 asahi.com


「40代知事」というわけのわからないキャッチフレーズで挑戦する吉田平さん、当選の暁には今年中に50歳になってしまうので早くも県民を裏切る結果になりそうですが、人間1年生きているとひとつ年を取るのはバカでもトンマでもマヌケでも一緒であって、そういうことで僕も40代なのですが、別に40代がそんなにエラいわけでもないということは他ならぬ40代の人がよく知っているものと思われます。ただし「一日も早くケジメをつけてほしい」と言っている「元衆院議員」がどういう人物か知りませんが、股間が痒くなりそうな「ケジメ」というのが小沢さんが辞任することだとすると、これは知事選において吉田陣営に有利に働くとは思えません。

まあ、民主党の中には白石さんを推していたような人もいるわけだし、これを機に小沢さんを降ろしたい人もいるでしょう。そういう人はもし吉田さんが負ければ小沢さんのせいにすれば良いのですから今から余計なことは言わなくても良いようなものですが、吉田さんが勝ちそうなので困ってるのかも知れません。

しかし吉田さんも別に民主党の党員でもないのですから、演説で「民主党」とか言わなくても罪にはなりません。ご本人も大阪の橋下さんにポイントを置いているようなところもありますし、県内経済界の支持を得て出て来てますんで、「政治とカネ」がどうだとか「クリーン」だとかそういうところでやっているわけでもないんじゃないかと思われます。

新自由の皿女神、白石さんは創価学会のお力を借りて勝とうとしています。このように知事選というものは候補者とそれを支援する政党の言っていることとはあまり関係がありません。しかし白石さんとしては宗教でも邪教でも露出狂でも頼らなければいけないのでした。最近では新自由主義者は選挙に弱いのです。民主党にも自民党にも嫌気されて仕方なく実家のお仏壇の前で頭を垂れました。

「B層」とかいうのは4年も前の話しです。それの大多数は「IQが低くて構造改革の被害を受けている」名無しの「層」に移行しました。「A層」も一部は「C層」に、一部は「守旧派」ではない批判層(これにも名前がない)に、「都市部ホワイトカラー」なんかは「B層」経由名無し層に行った人も多いでしょう。「改革」は自らの支持層を食いつぶす形で進行しましたから、衆議院議員選挙1回分しかもちません。あとは仏の慈悲におすがりするしかない。

青春の虚勢、森田さんも「C層」の振りをしている、というかあの人には「保守的」なリップサービス以外に何があるのか大変に疑わしいわけで、なんたって「ゼロの勇気」なんだそうですから、勇気がゼロなのか、自身の無内容を露呈する勇気を持っているのか、よくわかりません。菅さんが「勝てるかもしれない」と思ったのは、そもそもそのために小沢さんの件をやっているんですから当たり前といえば当たり前ですが、甘いような気がしないでもありません。県南部ではともかく、北西部の自民票というのは創価学会による組織票であるといわれています。

この三候補はそれぞれ、各党としての表向きの支援推薦はともかくとして自民党、民主党の双方にパイプを持っています。誰がどこから出ても矛盾はなく、「政党色」などというものはもとから希薄なのです。問題はおそらく「政治とカネ」でもなければ「共有力」という舌を咬みそうな早口言葉の一節でもありません。一番「政党色」が濃厚なのは共産党推薦の八田さんであり、最も「政党色」が薄いのは自民党から出て来た西尾さんです。西尾さんは誰も支援してくれないので「しがらみがない」などと言い張っています。「無党派層は、「政治とカネ」の問題に敏感」なのであれば、当然このどちらかに投票することになるわけですが、そんな話しは聞いたこともありません。
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2009年03月10日

21世紀のメディア・レイプ

それで結局のところ、漆間さんは言ったのか言わないのか、ということは大して問題ではありません。おそらく言ったんでしょう。しかし漆間さんは「言ってない」と言っています。そしてそれを覆す証拠はどこにもありません。しかしながらあからさまな嘘が言葉では太刀打ちできない壁となります。

しかしそれは嘘が巧いからでも、逆にあまりに下手だからでもありません。弱っちい後輩がそんなことを言ったら「シメる」だけです。しかし同じことを漆間さんが言った場合には、ちょっとトイレに呼びつけるというわけにはいかないのでした。それが権力というものであり、現に記者諸君などよりもよっぽど強ええ小沢さんがやられようとしているところを見せつけられているのです。

森元首相、民主・輿石氏は「違法なカネで当選」 日教組を批判

 自民党の森喜朗元首相は9日、沖縄県沖縄市での会合で、日教組出身の輿石東民主党参院議員会長について「違法なカネを集めて当選してきたことは皆さんもご存じの通りだ」と発言した。山梨県教職員組合が輿石氏の選挙資金を組織的に集めたとされた問題を念頭に日教組を批判する趣旨だが、民主党から「不適切な発言」との反発が出そうだ。
 森氏は日教組の在り方に疑問を呈しながら「民主党政権ができれば、恐らく文部科学相に日教組出身の議員を据えることになる。これが圧力をかければ日本の教育を根底からおかしくしてしまう」と強調。「日本の将来にとって大きな禍根を残す」と述べた。

2009年3月10日 NIKKEI NET


日教組出身の輿石さんは「違法なカネを集めて当選してきた」んだそうです。これを誰が言っているのかと思ったら他ならぬ森さんです。もちろん西松建設のとこの政治団体からお金をもらって北陸新幹線の仕事を振っていた、あの森さんのことです。いくら脳味噌が鮫でもこれはないだろうと思うかも知れませんが、日経は違います。日経の脳味噌はエイヒレで出来ているので、「民主党が反発しそうだ」というような乾燥しか出て来ません。

そればかりか「日教組が文部大臣になるぞ」という自民党内部にしか通じない、一種の「脅し」まで紹介してあげているのですから、日経はエイヒレどころかスティングレーのように煮ても焼いても喰えないのかも知れませんが、僕は新聞紙を食べる程食い物に困っていないのでなんとも分りませんし、新聞紙を喰う程困っている人が日経などを読んで喜んでいるとも思えません。

まあ、森さんのエラいところは「文部大臣は圧力をかけて教育をオカシクする」という一般原則を述べてしまうところであったりしますが、これに便乗するのが何の取り柄もない安倍のバカ殿様ことハライタとっつぁん、

政治献金で民主輿石氏を批判=安倍元首相

 自民党の安倍晋三元首相は10日夜、都内で開かれた同党衆院議員の会合であいさつし、日教組出身の輿石東民主党参院議員会長について、一部報道を紹介する形で、「かつて、山梨県教職員組合がこの人に違法な献金を集めていた。その額はなんと3000万円だ」などと批判した。
 さらに、同党の小沢一郎代表の公設秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことを踏まえ、「もしかしたら、そういう問題が民主党に付きまとっているのではないか」と指摘した。


2009年3月10日 時事


森さんのマネをして何が面白いのか想像もつきません。しかし彼が「安普請会」なるナゾの多い、お、恐ろしい、僕だって謎の自殺は御免だ、いやそんなことはこれっぽっちも言ってません、というような秘密結社に後援されたりしている様はまさに「白く塗りたるバカ殿の如し」ではありますが、そもそも恐怖の首狩り族「頸部切断連合」に毎年何十億ものお金を頂いて、事毎に便宜を図り、多大な犠牲も省みないという自民党の総裁だった人が言うところの「そういう問題」とは一体全体どういう「問題」なのか、これも全く想像の域を超えております。

いずれにしても選りすぐりのどこから見ても掛け値なしの真っ黒黒助、闇夜に墨汁をかけられた黒人のようなこのお二人がこんなことを公衆の前で口にしてしまうというのも、この人たちが人並みはずれた性格破綻者で知能がちょっとアレで検察もお手上げなほど善悪の判断能力がないから、というわけではありません。もしかするとそれも理由の一端であるかも知れませんが、そればかりでもないようです。

バカ殿の間抜け発言は、あるいは森さんに便乗したおっちょこちょいだったかも知れませんが、森さんの発言は、彼自身が今話題の例のアレに関わっているだけにわざとらしいまでのあざとさを感じないわけにはいきません。これこそ「政治不信」の醸成というものです。そしてこの呆れるばかりの発言にマスゴミの反応は鈍いものです。とんでもないような酷いことを言っても咎められないことが権力です。信なくば立たず、なんてことはありません。「信」なんかなくたって、立つものは立つんですから、力さえあればそれでいいんだ、愛される必要もありません。ただ単に突っ込むだけです。自民党は「不信」のただ中で「力」を誇示し、民主党は「力」なく「不信」に巻き込まれる、というのが自民党に取って唯一の方策なのです。海の向こうでは「HOPE」で勝ったのであれば、こっちでは「HOPELESS」が勝利しうるかも知れません。しかしもちろん、どちらも同じことなのかも知れませんが。
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2009年03月09日

「自民党」は、「ない」。

フリガナがつくようになったのは田原総一朗のおかげであるとはいうものの、「うるま」と入力して「漆間」コンピュータがと出してくれる程には悪名が轟いていないのは残念至極であります。

漆間副長官「そういう発言したことないという記憶になった」

 漆間(うるま)官房副長官は9日午後、首相官邸で記者会見し、西松建設の違法献金事件を巡る東京地検の捜査が自民党には及ばないとする見通しを示した自らの発言について、「私と3人の秘書官の記憶を突き合わせた結果、そういう発言はしたことはないという記憶になった」と述べ、発言自体を否定した。

 一方で、「メモを取っていたわけではないし、録音もしていない。もし私の記憶に誤りがあれば(事実と)違うのかもしれない」と語り、記憶にあいまいな部分が残ることも認めた。
 漆間氏は5日のオフレコの記者懇談で、「自民党の方にまで波及する可能性はないと思う」と述べ、報道各社が「政府筋」の発言などとして一斉に報じた。
 この日の記者会見では、記者側が、発言のきっかけとなった懇談での記者の質問は自民党に捜査が及ぶかどうかを明確に聞いたものだったとして見解をただした。しかし、漆間氏は「直接、政党名を挙げて聞かれた記憶もない」と述べたうえで、特定政党に絡んで捜査の見通しを述べたのではないと重ねて強調した。
 一方で、「一般論であっても捜査に関する話をしない方が良かった。多くの皆さんに迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいる」と陳謝した。自らの進退については、「少なくとも任命権者が辞めろと言えば従うつもりだ」と語り、麻生首相の判断に委ねる考えを示した。
 漆間氏はこれに先立ち、9日午前の参院予算委員会でも、「特定政党の議員に捜査が及ぶかどうか述べた記憶は全くない」などと釈明した。午後も同委員会に出席し、記者会見はこれを挟んで断続的に行われた。
 漆間氏の釈明について、野党は「不十分だ」とし、さらに追及する構えだ。
 民主党の鳩山幹事長は9日、山形市内で記者団に、「必要に応じて(辞任要求が)出てくる可能性がある」と語った。共産党の市田書記局長は同日の記者会見で、「記憶のない人なのに、検察の捜査の中立性、公平性を否定する発言はしていないと覚えている。不自然だ」と述べたうえで、証人喚問などを求めることもあり得るとする考えを示した。

2009年3月9日 読売新聞


なんでも全くの誤解なんだそうです。何をどう誤解したのか分りませんが、ご本人によるとその時は

・この種の事件は一般論として違法性の認識を立証することがいかに難しいかは、私の経験から言える
・金額の多寡は違法性の認識を立証する点で大きな要素となるだろう。また、請求書があるということは傍証の一つといえるが、それだけで立件できるかは疑問だ
・検察がこの時期に秘書を逮捕した以上、本人が否認しても起訴に持ち込めるだけの証拠をもっているのだろう


というような、まあ、特にオフレコにしなくてもいいようなことを喋ったということなのですが、それがいつの間にか「東京地検の捜査が自民党には及ばないとする見通しを示した」ことになってしまったんだそうです。全くもって不可思議としか言いようがありません。そこで各社がどのように「誤解」したかってゆうとこれが

「自民党議員に波及する可能性はないと思う」(共同)
「自民党側は立件できないと思う」(朝日)
「自民党の方にまで波及する可能性はないと思う」(読売)
「この件で(東京地検が)自民党の方までやることはないと思う」(毎日)
「自民党に及ぶことは絶対ない。金額が違う」(日経)


各社とも表現は様々ですが、全てに共通している単語は「自民党」と「ない」です。ところが漆間さんによる当時の「発言要旨」には「自民党」どころか「ない」も全然出て来ません。もちろん漆間さんは「自民党」のことを「自民党」とは言わずに、もちろん「自滅党」とも「棄民党」とも言わずに、単に「うち」とか「うちの党」とか「おいら達」とか言ったのかも知れませんから、「自民党」が出てこないのはいわばそれが一人称だからでしょう。いい歳をして「イワオは思うんだけどね」とか言ってたら、それはそれで問題です。

問題は「ない」がない、ということ、いわゆるひとつのNot、命題の真偽を反対にするインバータが漆間さんの「発言要旨」に存在しないことです。漆間さんは何も「否定」していません。全ては肯定的に語られています。青空のようにポジティヴで大変に前向きであり、躁病的な多幸感に浸されたパラダイスのようなシャブ漬けの楽園です。

「違法性の認識を立証」することは「難しい」かも知れませんが、「違法性の認識を立証」が「ない」ことにはならず、「請求書があるということ」だけでは「立件できるかは疑問」かもしれませんが、「立件」することができ「ない」わけではありません。なんといっても「検察がこの時期に秘書を逮捕した以上、本人が否認しても起訴に持ち込め」「ない」などということはありえないのです。検察には否定も不可能もありません。

しかしもちろん、検察にだって「ない」はあります。それは元々予定していないことはしない、というようなことです。例えば先週末は週末だからといってみんなで居酒屋で打ち上げに行ったりということは「ない」し、明日から連休を取って南の島に遊びに行くことも「ない」のです。このように様々な想定されていない行動があるのであり、そのようなことが行なわれることは「ない」のですが、それをいちいち枚挙していたらキリがありません。

そこで記者諸君が何かを聞き間違えるか誤解するかしたとしても、それは漆間さんが彼の所属する政党に関して何事かを否定した発言があったものと見られなければなりますまい。ところでそこでの話題は居酒屋の打ち上げでもなければキャバクラ嬢の移籍に関する情報交換でもなく、はたまた「深田恭子の網タイツどうよ」でもなかったようです。そんな庶民的な話題には連中の高尚な頭脳はついていけないものと思われます。そこで語られていたのは、たとえば東京地検特捜部が西松建設の政治献金を捜査している、というような大変に程度の高い、いわゆるひとつのハイブラウな、高尚な話題について、真面目な意見交換がシリアスに交わされていたものであると思われております。

「自民党」と「ない」が結びつく様々な文があり得るのですが、しかしそれが上記のような文脈の中で現れなければならないとすれば、可能な文はそんなに多くもないでしょう。ただしこの時点で「自民党」は「事件」の中に登場していませんから、実は「否定」しなければならないことなんて一つもなかったのです。そこで「自民党」に関する「否定」は、「事件」の外での関与、または未来における関与のいずれかを否定することでなければなりません。つまり「自民党が操作しているのではない」、または「自民党が捜査されることはない」ということになります。

いずれにしても「ないという記憶になった」というのは、「ない」わけでもなければ「記憶にない」というのとも違います。漆間さんの「記憶」は憶えていることのことではなく、みんなで話し合って決めることのようです。まあだいたい、警察というのはそういう所だそうで、容疑者と取調官が「話し合って」容疑者の「やったという記憶」を構成していたりするんですから、漆間さんの脳味噌がすっかりパーになってしまっていたとしても何ら不思議ではありません。

その点では一歩も引けを取らない検察では、週明けに早速何か動きがあるかといえばそういうことではないようです。今日いちんち、二階さんのとこの「関係者」に対して「任意」で「事情聴取」することを「検討」することに費やしたそうです。3日経っても同じようなことを言っているばかりで、何も進んでいません。まあ確かに、ただでさえ忙しいのに急に言われたって困るでしょう。しかしながら、検察としては「言われたからやってる」ような印象を与えるのは大変にマズいわけですから、出来たら早めに誰か「関係者」を引っ張って来て大々的に報道してもらうとかすることが必要ですね。
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2009年03月07日

永田町淫乱体験!夫には言えない聞きたくもない

いわゆる夫婦交換というもののどこが面白いのかよく分りませんが、お金持ちの人たちは庭でベーベキューをした後にそういうことをなさるのでありましょうか。旦那さん同士が東大で同級生だったりすると、そんな楽しい「ホームパーティ」で親睦を深める機会も増えるのかも知れません。

いわゆる政府高官というものは内閣官房長官又は副長官諸氏のうちの「誰か」を表現することになっているようです。内閣官房インテリジェンス担当副長官の漆間さんは、ああ見えてピアノ演奏も得意であるとされていますから、パーティーの時には一人いると便利です。もっとも子供部屋の練習用エレピの他に、リビング(ってんですか?なんか広い部屋)に生ピアノ、出来たらグランドがあるようなお宅での話しです。グランドったって、その上で走り回るわけじゃありません。上と下で夫婦交換をするんです。

もしもピアノが弾けるからといって、漆間さんが思いのすべてを歌にして誰かに伝えちゃったのかどうかは分りません。下手な歌を歌っちゃったような気もしますが、本当は上手なのかもしれないのです。漆間さんがミスタッチをしてうっかり口を滑らせるようなプレイヤーなのかどうか、例えばピアノが叩きだしたフレーズにサックスが答えるように

二階氏団体など捜査へ 自民議員側も

 準大手ゼネコン西松建設の巨額献金事件で、東京地検特捜部は、同社OBが代表を務める政治団体がパーティー券を購入していた自民党の二階俊博経済産業相派の政治団体「新しい波」(東京都千代田区)など複数の自民党議員側についても、政治資金規正法違反容疑で捜査する方針を固めた。 
 「新しい波」は二階経産相が代表を務めている。二〇〇四−〇六年にかけてパーティー券代八百三十八万円を西松OBの政治団体に購入してもらっていた。
 二階氏側のほか自民党では、政治資金収支報告書によると〇三−〇六年、尾身幸次元財務相の資金管理団体「幸政会」が寄付計七百万円、森喜朗元首相の資金管理団体「春風会」が寄付とパーティー券合わせて計六百万円を、それぞれ西松OBの政治団体から受けていた。
 検察当局は、小沢一郎民主党代表への献金が十数年にわたり、総額が三億円に上ることから「金額が突出しており、悪質性は自民党の議員とは比べものにならない」と小沢氏側の立件に踏み切った。
 しかし、「なぜ総選挙を控えた時期に小沢氏だけを立件するのか」との世論の批判も考慮し、二階派の政治団体などの捜査も進める判断をしたとみられる。

2009年3月6日 東京新聞


漆間さんが歌ったのは「国策捜査の疑惑」のモチーフをフェイクしたものです。わざと言ったんですねえ。天才的なプレイ、ああ見えてピアノの他にもオマワリさんの親分とかやってたもんですから、下手なことは言わないでしょう。みんなが「陰謀だ」とか言っている時には一旦それに火を注ぐ。次いであたかもそれを否定するような動きをさせることによって、一気に冷却することが期待されます。こういうことはインテリジェンスの基本なんだそうですから、小学校ではうるさくてかなわないリコーダーなどを教える代わりにこういうピアノの弾き方を教えた方が良いようです。

もっとも僕なんかはこうして、まるで音楽の教科書の裏表紙の鍵盤の絵を叩いているようなマネをしているわけで、どうしようもありません。しかし今では単音だったら、絵を叩くだけで音が出るくらいのことはタダ同然で出来ると思います。近頃の餓鬼は丸められるエレビの上にカルピスをこぼしたりするのが夏の日の思い出ですが、この「カルピス」は本当の、飲み物の方の「カルピス」であって、「夫婦交換」の話しとは関係がありません。まあ、関係者、というか僕が「関係」した人によれば「原液」のまま飲み込んじゃった、ということですが。

自民有力議員側に6千万円  裏献金、西松関係者が供述

 西松建設の巨額献金事件に絡み、同社関係者が東京地検特捜部の調べに対し「自民党の有力国会議員側に、10年以上にわたり総額6000万円前後の現金を渡していた」という内容の供述をしていることが6日、関係者の話で分かった。
 原資は同社が捻出した裏金で「(議員側の政治団体などの)収支報告書には記載されていない」とも供述したとされる。政治資金規正法に違反する可能性もあり、特捜部は慎重に調べを進めている。
 西松建設の献金事件で、裏献金の存在が明らかになったのは初めて。
 議員は共同通信の取材に「全く知らない。なぜ、そんな話が出ているのか」と否定した。
 関係者によると、議員への資金提供を認めた西松建設関係者は「10数年前から最近まで、自民党有力議員側に年間約500万円、総額6000万円前後の現金を提供していた。議員本人と1対1の場で渡したこともあった」と供述したとしている。
 議員が代表を務める資金管理団体などの2004年−06年の収支報告書には、こうした資金提供に関する記載はなく、関係者は、これ以前の報告書にも記載がないとしている。
 収支報告書の不記載罪には、5年以下の禁固、100万円以下の罰金が科せられる。これまで、自民党旧橋本派の政治団体「平成研究会」の1億円献金隠し事件で、平成研の元会長代理の村岡兼造元官房長官が04年に在宅起訴され、禁固10月、執行猶予3年の有罪判決が確定したケースがある。

2009年3月7日 共同


「チャフ」というのはこんな風にバラまく金属片、つーかアルミ箔とか何かで、その目的はレーダーを欺罔することです。日本では紙に錫を貼っていたので「電波欺瞞紙」と言いますが、地上に降りた最後のチャフは「関係者」というのです。滞空時間が長い程良いとされ、「軽い」」素材が使用されているところですが、このネタは以外と滞空時間が長いかも知れません。このネタをあーでもないこーでもないとダラダラ引っ張る一方で小沢さんに決定的なダメージを与えれば良いわけです。もちろん「収支報告書不記載」では在宅起訴で済むそうですが、小沢さんとこは逮捕されているわけですが。容疑に比べて逮捕というのは不当であるとも言えますが、身柄を拘束してしまえばもっと重い容疑もつけるのも簡単であります。
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2009年03月04日

挿しつ刺されつもう一発いかがなんて妙に怪しい女だな

アホ太郎は「政治不信が広がる、というのは大変残念」だと言っていましたが、誰も政治家なんか信用してません。信用されているわけでも信仰されているわけでもなくて役に立つ間使ってもらっているだけの立場であることを分ってないようですな。ハケンと同じです。そのかわり高い金を払っているんで、これは身分が不安定だから当然、ハケンが安いという方がオカシイんですけど。ついでに検察不信もとっくに広がっていますからご安心を。

小沢氏秘書が献金要求か=資金団体から請求書送付−西松建設に・規正法違反事件

 準大手ゼネコン「西松建設」が小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」に違法献金したとされる事件で、会計責任者で同代表の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=が、同社に金額を指定した上で企業献金を要求した疑いのあることが4日、複数の関係者の話で分かった。
 同社には陸山会から請求書が送付されていたといい、東京地検特捜部は既に押収。同容疑者がダミーの政治団体を装った同社の企業献金と認識していた証拠とみて調べを進める。
 逮捕容疑では、大久保容疑者は2006年4月までの4年間で、西松建設からの寄付と知りながら、ダミーとして使われた「新政治問題研究会」など2団体から計2100万円の寄付を受けたとする虚偽の内容を収支報告書に記入したとされる。
 大久保容疑者は調べに対し、容疑を否定しているとみられる。

2009年3月4日 時事


今日いちんち、マスゴミは西松建設の「関係者」とかいうソースからの、要するに出所のアヤシイ「情報」をダラダラと流し続けていたようです。その一方でTVではどの局も「元東京地検」だか何だか知りませんが要するに一方の当事者の「関係者」が、小沢さんの秘書を逮捕したのは小沢さんへの献金が最も多かったからであるとか、この時期にこのようなことになったのはひとえに時効が問題なんであるなどといった弁解をしている様を放送していたといいます。

いくら自民党の人気がないからといって、まだ政権も取っていない、いやいつまでたっても取れないのかも知れませんが、小沢さんに投資してどれほど具体的な見返りが期待出来るのか、西松建設も随分と穴狙いの張り方をしたものです。全くの話し、こんなことでもなければ西松建設は何億というお金を無駄に使ったことになるんですから、危険な賭けであることには変わりありませんが。

問題はこれで与党にとっての総選挙に向けた条件が整うのかということですが、これはどれだけ検察を指揮出来るかにかかっているのかも知れません。大久保さんが実際に「違法性の認識」を持っていたかどうかということに関わりなく、検察は西松建設「関係」の「証言」を完全にコントロールしている模様ですから、小沢さん側に勝ち目はないと言って良いでしょう。

とはいえ西松建設からは自民党の政治家にも多額の献金が行われているところ、国会内では共産党などがその辺をつっついてやろうと待ち構えているところです。与党は単に民主党の脚を引っ張っただけで、ついでに自分もちょっと沈んでしまいそうな勢いです。そして民主党の受けるダメージに比較して自民党の受けるダメージが小さいとしても、もともとクビまで泥沼に浸かっていたもんが口のところくらいまで沈むんですか?一方民主党はこれでもヘソのあたりかな?

そこで自民党にとって小沢さんにダメージを与えることによる効果は、解散圧力を回避するに留まるのではないでしょうか。ところが、当面総選挙を回避すればそれで良いというわけでもないようです。9月にはやんなきゃ行けないわけです。ここで小沢さんを辞任に追い込むと、民主党としては新しい代表を立てて、党勢を立て直すのに半年くらいはかかるでしょうから、9月まで延ばすというのは民主党にチャンスを与えることになります。

一方で小沢さんを辞任に追い込めなかった場合、やはり9月にはほとぼりが冷めていますから、どちらの場合も総選挙は9月より早く、おそらく今年上半期には行わなければこれだけの大仕掛けの意味がありません。最も望ましいのは選挙の最中に小沢さんを逮捕してしますという荒技ですが、問題は、だからといって自民党の得票数が上昇する理由には全然ならないということです。自民党の勝利は、おそらく投票率の低下による得票率の上昇にしかありえません。

したがって「政治不信が広がること」こそが自民党の勝機です。実際に小沢さんを失脚させることで政治全般に対する「不信」が広がることが期待出来る程、小沢民主党への期待というものが世論として存在していたようですから、これはあり得ない話しではありません。日本の与党は国民に見放されることによって勝利します。

もっとも過大な期待は禁物であり、自民党の人気が低落したのは連中が企業から金を受け取るからではなく、ダムを造るからでもありません。そんなことで怒っていられる程みんな余裕がありません。余裕がないのが政治のせいであり、お坊ちゃんがビンボー人を苦しめるからであり、しかもそのお坊ちゃん連中が揃いも揃ってバカばかりなのが十分に分ってしまったからでもあるのです。中でも筋金入りなのがコイヌミで、小沢さんの騒ぎの陰で誰もついてこないという醜態を晒していました。自民党はもはや自分で自分の面倒を見れない、被後見人状態です。

いずれにしても次の選挙で躍進するのは共産党、これは間違いありませんが、社民党は頑張らないとどうなるか知りませんけど、民主党票が離れた分の幾分かが回る可能性はあります。その他に民主党から票が離れるとすれば、それは棄権されます。民主党は、小沢さんがどうなるか、辞任するとして後任の代表がどうなるかによりますが、「日教組」と「タカ派」は放っといて大丈夫、ネオリベを押さえつけないと死ぬでしょう。いや、わかんないですね。「タカ派」てゆうか新保守、ネオコンつーんですか、この新自由主義に一歩下がってついてゆく貞淑な奥さんがどうなるか、千葉県の森田健作さんの行方を見極めてからでも遅くないかも知れません。千葉県って都会なのか田舎なのか地域によって違うようですが決定的に洗練されてないので、何か参考になるかもしれないなんてそんな千葉県民をナメたようなこと言ってるとミッキーマウスに殺される。殺すには後ろから刺すなんてやり方もあって、普段は後ろから挿している人が逆に。
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2009年03月03日

ハートのマークに気をつけてネ黒ハート

夕べちょっとタクシーに乗ったんですが、タクシーは現在確実に利用しやすくなっています。なんたって待たずに乗れるところが有り難い。なにしろ利用客よりもタクシーの台数の方が多いんですから、待っているのはタクシーの方です。このままだと歩いている人を強引に車に乗せて無事にご自宅まで送り届けるというような荒技を駆使するタクシーも出て来るかも知れません。ところで北の街ではもう、餓死した運転手を暖炉で燃やし始めてるらしい。

札幌ハイヤー協会の回答は「無責任」、エムケイが損害賠償を示唆

 道運輸局を相手取った提訴を火種に丁々発止。

 規制緩和による増車、さらには景気後退による売り上げの低迷で札幌のタクシー業界は火の車。業界が自主的な減車に取り組んでいるさなか、大手タクシー「エムケイ」(本社・京都)が札幌進出に名乗りを上げた。

 エムケイと業界の攻防は、道運輸局も巻き込み泥沼の様相だ。

 「エムケイの低運賃は運転手の犠牲の上に成り立っている」。札幌ハイヤー協会が先月19日に開いた会見で、加藤欽也会長は同社の“体質”をこう指摘した。

 協会は同日、北海道運輸局を相手取り、4月から札幌交通圏(札幌、江別、石狩、北広島)での営業を計画する「札幌エムケイ」に対する事業許可と運賃認可差し止めを求め、札幌地裁に提訴した。

 エムケイは昨年10月、札幌エムケイを設立。11月7日、道運輸局に40台・80人態勢での事業許可を申請した。初乗り運賃は他社よりも100円程度安い550円。同社は、開業から1年以内に455台・1,000人態勢を目指している。

 会見で加藤会長は「供給過剰による競争激化に加え、景気後退の客離れで業界の売り上げは落ち続けている。運転手の待遇改善や利用者の安心・安全を担保するため、業界をあげて、各社が減車を進める中、増車を計画するエムケイが参入すると一層の混乱を招く」と主張。同席した薄木宏一弁護士は「エムケイの給与計算制度は、運転手の給与から会社負担分の社会保険料を差し引いたり、車両リース費や維持費などの会社経費を負担させるなど労働基準法違反に当たる」と指摘した。

 これを受けてエムケイは、翌20日、会見での協会の発言に「疑義がある」として、協会に公開質問状を送付した。

 エムケイは、公開質問状で「給与から社会保険料等を控除することはない」、「運輸局からMKグループ各社が『名義貸し』の疑いで調査の対象とされたことは一度もない」、「MKグループ各社では賃金が労働基準法の最低賃金を割り込むことは絶対にない」、「協会の発言に基づく一連の報道により、弊社の名誉と信用が著しく損なわれた」などと主張。協会の主張の根拠となる客観的事実と資料の開示を求めた。

 公開質問状に対し、協会は先月26日に回答。協会は主張の根拠について、エムケイの子会社(名古屋エムケイ)が元従業員に不当解雇などで損害賠償を求められた訴訟の認定事実などを挙げ、「何らかの主張があるのであれば、公開質問状という方法ではなく、当協会の提起した訴訟に参加し、具体的に主張することをお勧めします」と回答した。

 札幌ハイヤー協会の照井幸一専務理事は「(協会は)これ以上の増車はさらなる過当競争を招くという趣旨で道運輸局を提訴したのであって、エムケイを提訴しているわけではない。裁判に参加して意見を言ってほしい」と話す。

 エムケイ経営企画部は、協会の回答について「質問に対してきちんとした回答をしていない。一グループ企業に対して、これだけダメージを与えるようなことをしながら、このような回答しか返さないのは非常に無責任だ。(札幌ハイヤー協会への損害賠償請求については)道運輸局から事業許可をいただいた後で検討したい。提訴に関係なく事業許可はいただけると考えているので、粛々と開業準備を進める」と説明する。

2009年3月2日 Brain News Network


大失業が始まった昨年の暮れに、MKグループが「雇用創出」だなんて、時宜にかなった、というかタクシーだけに世相に便乗したのかも知れませんが、便乗しても各々から料金を取るんだとかいう話しもありますが、要するに意味不明の「計画」をブチあげたのは記憶に新しいところでしょう。

MKタクシー緊急全国雇用創出計画

平成20年12月11日

この度弊社では、「MKタクシー緊急全国雇用創出計画」を実施することといたしました。
昨今の雇用状況悪化に対して、MKタクシーグループ10社(エムケイ株式会社、東京エムケイ株式会社、大阪エムケイ株式会社、神戸エムケイ株式会社、名古屋エムケイ株式会社、福岡エムケイ株式会社、滋賀エムケイ株式会社、広島エムケイ株式会社、札幌エムケイ株式会社業)は今後1年間で全国1万名の新規雇用を行います。
 本計画によりMKグループ(2008年12月現在、未開業は開始時の見込み)1,523台の車両数は1年後に合計5,932台へと4,409台の増車となり、3,050名の社員数は、13,050名となります。

http://www.mk-group.co.jp/fuga/081212.html


TVなんかではこれをマトモな雇用創出の取組みのように報道していたようですが、景気が悪くて仕事が減ったのでみんな早く帰るし、てゆうか景気が良くても個人の所得は伸びないので夜遅くまで遊んでいてタクシーに乗って帰るような人はいなくなっていて、各社とも経営が悪化していたところに規制緩和で増車すれば売上が増えるだろうと勘違いしてやっちゃったもんだからエラいことになっちゃっているタクシー業界において、一挙に4倍の規模に成長してしまおうというのはいかにも乱暴な話しで、マトモな神経の人であればまずそんなことは考えないだろうと思うのが素人の浅はかさです。

札幌ハイヤー協会も市場を荒らされたくないのでしょうが、逆に業界を取り巻く状況に反してMKタクシーがどうしてそんな「雇用創出」をすることが可能なのか、ということを考えれば、協会の言っていることも理解出来ますし、一方MKさんも単なる気の狂った知的障害者ではなかった、ということが分りますので双方に取って大変に都合が良いのではないでしょうか。

MKタクシーでは求人こそ「正社員」として行いますが、一旦入社すると「企業内個人タクシー」ということにされてしまいます。いわば看板を貸してもらって自分で営業している形です。それで運転手は売上高の中から、燃料代や車両整備料、車検費用から車両の購入費まで引かれる、しかもそれらの計算根拠が不明である、それから色んなわけのわからない諸経費を引かれて、残りを受け取ることになります。これを同社では「エムケイシステム」と称するようです。

協会が「運転手の給与から会社負担分の社会保険料を差し引いたり、車両リース費や維持費などの会社経費を負担させる」と言っているのはこのことです。一応「正社員」ということになっているんで、社会保険料は会社と折半のはずですが、会社が負担すべき経費を売上から引くのが「エムケイシステム」の主旨ですから、会社負担分もやはり「個人」が負担することになっているわけです。

このようにしてMKタクシーでは「人件費」というリスクを負わずに「雇用創出」が出来るのですから、何人「雇用創出」しようが平気です。車両も増やさなければなりませんが、それは会社が購入するのではなくて「個人タクシー」に買わせるのですから全然平気です。「雇用創出」に伴う諸経費も全部「個人タクシー」の負担ですから、何も気にすることはありません。1万人でも10万人でも「雇用創出」が可能なのが「エムケイシステム」なのです。

もっともこれが果たして「雇用」と呼べるようなものであるのかどうかはなはだ疑問であります。協会では名古屋エムケイ訴訟のことしか言っていませんが、大阪エムケイでは「給料0円訴訟」が起こされています。京都や東京などでも多数の訴訟が起こされていますが、要するに売上が少ないと、そこから諸経費を引くと残り=給料が極端に少ないか、なくなってしまうんですね。例えば客もいないのに走行していると燃料費がかかりますから、引かれる分が増えないように走らないようにすると、それが10分以上になると「休憩」とみなされてこれも控除の対象になるそうです。「個人タクシー」なのに「休憩時間」を引くなんてワケが分りませんが、そのようにしてありとあらゆる手を使って会社の利益を確保するのが「エムケイシステム」なのです。

ちなみにMKタクシーの求人票には「正社員」として月にいくら以上の給料を払うと書いてあるそうですが、実際にはそれを払わないのが「エムケイシステム」です。また、売上によって給料が変動するような給与体系の場合は過去3ヶ月の平均を基準として最低補償が行われなければならないのに給料が0円だったりするのが「エムケイシステム」です。しかし一番おかしくておいしいのは、売上高当の収入から人件費を含む経費を引いて利益を出すのが通常の会計ですが、先に利益を確保してから人件費を算出するのが「エムケイシステム」なのです。

この画期的な「システム」を考案したMKの「オーナー」青木定雄さん、当の「タクシー規制緩和」の「きっかけ」になった人だそうですが、今ではMKタクシーは待遇の問題から離職率が高く地理を知らない新人運転手が多くて遅れる、とか「エムケイシステム」には累進制があるようで、それがまた過労による事故に繋がるとか、極めて評判の悪いタクシー会社になってしまったのは「自己責任」というものなのでしょうか。文字通り運転手を食い物にしている青木さんに取っては大量の失業者が御馳走の山に見えるんでしょうけど、僕は命が惜しいのでそういうタクシーには乗らないことにしていますが、絶望のあまり他人を巻き込んで死にたい人はそういう会社のお世話になってみるのも一案であります。
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2009年03月01日

永遠の闇 迷い道くねくね

どうもヘンな名称であると思っていたんで、もっと気の利いた名称を考えるか、いつまでも「(仮称)」のままにしておくかと思ってたんですが、なんと(仮称)を取っちゃったようですね。そのかわり読みにくいので括弧によみがな付きの「宙(そら)の会」という表記がいちいち必要になります。「会の会」もセンスがないことをしたもんです。

時効:殺人事件「撤廃・停止を」 遺族の会初結成

 「殺人事件被害者遺族の会(宙(そら)の会)」の結成総会が28日、東京都千代田区の明治大学であった。殺人事件の時効撤廃・停止の実現と時効が成立した遺族への国家賠償などを求めていく。時効問題に特化した犯罪被害者の会の結成は初めて。5月には遺族だけではなく賛同者を集めた全国大会を開催する。
 ◇殺人16事件の20人
 宙の会には、国内外の16事件の遺族20人が参加。世田谷一家殺害事件(00年12月)で長男一家4人を失った宮沢良行さん(80)を会長に、上智大生殺害事件(96年9月)で次女を殺害された小林賢二さん(62)を代表幹事に選んだ。会によると、宙には「無限」という意味があり、時効の撤廃・停止の願いなどを込めたという。
 活動目的として(1)時効制度の撤廃・停止の実現(2)遺族の権利確立(3)啓発活動の推進−−を掲げた。刑事訴訟法を改正して時効の撤廃を求めるほか、時効成立後、国が容疑者逮捕などの責務を果たしていないとして民事上の責任を求めていく。海外の時効制度との比較や国民の意識調査などの情報を発信し啓発活動も進める。
 また、3月末までに時効制度の見直しを進めている法相勉強会の結果をみて、法務省などに嘆願書を提出。賛同者に対する署名活動の実施や会員の事件日に合わせた支援活動などを行う。
 宮沢会長は「冤罪(えんざい)はあってはならないが、犯人が罰せられない社会はなくした方がいい」と話した。
 ◇「時効は悲しく、苦しく、つらい地獄」
 「多くの人の力を得て、法の壁を越えたい」。迫り来る時効への危機感を共有する遺族が、法改正を求めて立ち上がった。趣旨に賛同する賛助会員も30人に上り、運動は広がりをみせている。結成後の記者会見では既に時効が成立した遺族や時効がない米国で肉親を殺害された遺族ら6事件の7人が現行制度の矛盾や理不尽さを訴えた。
 世田谷一家殺害事件で妹を失った入江杏(あん)さん(51)は「人のきずな、社会の支援があってここまでこられた。遺族同士手を携えられ心強く、ありがたい」と語った。長女を殺害され、05年に時効が成立した札幌市の生井(なまい)澄子さん(72)は「時効の午前0時まで解決の電話を待ち、その瞬間娘にごめんねと謝った。偶然だが、娘の名前(宙恵(みちえ)さん)の1字が使われた。娘が会の活動を頑張れと言ってくれているような気がする」と言葉を詰まらせた。
 兵庫県尼崎市で長女を殺害され08年7月に時効となった川田五十鈴(いすず)さん(61)は「時効は悲しく、苦しく、つらい地獄。犯人はいつまでも犯人であってほしい」と心情を訴えた。
 代表幹事になった小林賢二さんは「昨年9月の娘の命日に時効撤廃の声を上げてから、他の遺族から連絡が入り、半年で会の発足まで来た。同じ思いの人たちと活動を続けたい」と語った。
 「宙の会」の連絡先は〒101−0062東京都千代田区神田駿河台3の1の1大雅ビル7階(03・3292・4141、ファクス3292・4242、メールjikou74@nifmail.jp)。【宮川裕章、石丸整】
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 ■「宙の会」会員遺族の主な事件
札幌信金女性職員殺害(90年12月)※
米国ペンシルベニア州男性殺害(92年5月)
兵庫県尼崎市女性殺害(93年7月)※
長野県松本市女性強盗殺害(94年3月)
上智大女子学生殺害(96年9月)
名古屋市西区主婦殺害(99年11月)
世田谷一家4人殺害(00年12月)
新宿歌舞伎町44人死亡ビル火災(01年9月)
佐賀県鳥栖市男性会社員撲殺(04年2月)
広島県廿日市市女子高生刺殺(04年10月)
イギリス人女性英会話講師殺害(07年3月)
 ※印は時効成立

2009年3月1日 毎日新聞


「会によると、宙には「無限」という意味があり」ということですが、「会」によらなくてもそういう意味があることは僕が1月12日に指摘しておいたところです。毎日新聞の宮川さんや、石丸さんは「会」に聞かないとそういうことも分らないようでは困ります。ますます悪口を言われますよ。

もっとも、他の報道でも「宙」の字の説明については「会」の説明を引いているようですから、これは「会」が公式に僕の解釈を採用したものであると考えて良いようです。まあ、漢字の字義の話しですから、ナンボかよこせ、などという野暮なことは申しませんが、トラバとかコメントとか炎上とか、それなりに挨拶というものがあっても良いような気がします。

と言っても当ブログにおいてはコメントは承認制になっておりますんで、一口に「炎上」といってもナカナカ難しいとか、誰も読んでないとか、そういうことがあるわけです。しかし、seesaaブログには「アクセス解析」というサービスがあるわけで、それを見ると一番アクセスの多いページがコメントエラーのページなんですな。つまり読んでいる人よりも書き込もうとして失敗している人が多いという。実際僕自身もコメントに対してお返事を書こうとしてどうしてもエラーになってしまうことがあります。

だもんですから、もしかすると色んなコメントが殺到している可能性があるのですが、もっぱらseesaaのシステム上の事情により僕のところには届きません。ですから「のぞみ」という女の人(?)が「ファンになっちゃいました」なんて書いて来るから承認したんだとか、そういうことは一切ないわけです。是非とも誤解のなきようお願いしたいところであります。普段あまり新幹線に乗ったりもしませんし。

というようなことが最近気になっていたので書いておくわけですが、そういう事情がありますんで「宙の会」が礼を失した、という風には僕は考えておりません。心は宇宙のように広くてもサーバーはそういうワケに行かないとか、まあ、世の中ってそんな空間ですよ。問題は時間における「無限」ということなんでしたよね。

「永劫」という時間がありまして、これはかなり長い時間で、どのくらい長いかというと、「永」は、ウヨは嫌いだろうけどおまいらがカラオケで歌う歌の顔の長い作詞者、ではなくて、顔を含めた空間的・時間的に「ながい」ことをあらわし、「劫」は、この字は元来「去」という字と「力」という字の会意、「力づくで奪い去る」こと、それから転じてバカ殿やアル中みたいに「脅かす」意味ですが、サンスクリットの「Kalpa」の音訳「劫筑」(てゆうか字が出ないんですが、「筑」は本当は「工」のところが「其」で「凡」のところが「皮」である文字。

ケケ
其皮

という字ですが)から、とっても長い時間をあらわします。

僕はよく知りませんが、「すごくとってもひどくながい」ことをあらわす字はあるんですが、漢字に「無限」という概念があるのかどうか、ちょっと疑問です。「宙=無限の時間」の言い出しっぺにしては無責任な発言ですが、ながいものがどれだけ延長しても、それはながさが増し加わるだけで、決して「無限」にはなりません。とっても沢山になってくるとガンジス川の砂を数えたり(恒河沙)、数えられない(阿僧祇)と言い出したり、しかしその上にも「数」というものはあって、とっても大きな数(那由他)とか、もう考えられない程大きな数(不可思議)とかいうものがあり、ついには「無料大数」ということになるんですが、これとて10の68乗だか88乗だか120乗だか知りませんが、これ以上の数は存在しないというわけではありません。ただ名前がないだけです。

実は「宙」というのは、現在過去未来あの人逢ったならこの字は「時間」という概念そのものをあらわしているのであって、「無限の時間」という概念が「時間」の中に含まれるものであるとする限りにおいて「無限」をあらわしうる、ということを誰か伝えて。そして下手をすると地球のここら辺には「無限」というものはないのかも知れませんので、そうだとすると「宙」という字は「無限の時間」などは全く表現していないのです。

「無限」というのは西洋の神様の言い訳なのかも知れませんが、まあ、「宙=無限」とか言っておいて今になって「無限って字はないんじゃないの」とか言い出すのは二階にあげておいて梯子を外すようなマネですが、二階くらいだったら飛び降りても怪我はしませんから大丈夫です。飛び降りる気があればですが。もっとも二階にトイレは作ってなかったんだよね。

ナゾの陰謀集団「会の会」が何をやっているか知りませんが、「アスの会」が、その実体はともかくとして名目上は「被害者の権利の確立」を目指す「穏健な」集団であったのに比べると、「酎の会」は「時効制度の撤廃・停止」を目的としています。これは「被害者」が自らの権利を確立することを超えて、「犯人」を取っ捕まえて処罰する、という「被害者」並びに「遺族」とは直接に関係のないことを「要求」し始めたということです。もっともこれは「アスの会」においてその活動状況から推定されるところの明示されていない活動目的と矛盾するものではありません。「アスの会」においては隠されていたものが「註の解」においては明示されるようになった、というだけの話しです。

もっとも、今まで隠蔽されていた目的を明らかにすることが出来る程に、「会の会」の表向きの目的が達成されたという状況ではありません。「遺族」への「補償」はいまだ不十分なままであり、自身がどれだけ理解しているのか大変に疑わしい「アスの会」の「設立趣意書」にいうように「犯罪が社会から生まれ、誰もが被害者になる可能性がある以上、犯罪被害者の権利を認め、医療と生活への補償や精神的支援など被害回復のための制度を創設することは、国や社会の当然の義務である」ところ、その「当然の義務」は果たされていないのが現状です。

しかしながら「誰もが被害者になる可能性がある以上」、誰もが「加害者」になる可能性があり、それもやはり「社会から生まれ」たものに他なりません。「被害者」と「加害者」は「社会」から「生まれた」双子であり、いくら仲が悪くても生みの親はひとつであり、その存在は相補的なものです。そしてこのような記述こそが、岡村さんの法曹としての訓練の賜物であり、これは「会の会」にとっては「甘っちょろい」ものであったでしょう。実際、「アスの会」は現行法の範囲内で死刑判決を増やしたかも知れませんが、その一方では「遺族」を法廷に引きずり出すなどのどうでもいいような活動に血道を上げたりもしていたのです。

このように言っての成果を上げると同時に限界を露呈した「アスの会」に対して今後活躍が期待されるのが「虫の会」というワケで、彼等こそ「処罰」の履行に特化した集団であり、その集団を更生する「被害者」や「遺族」個々人には腹の「虫」がおさまるという程度の「見返り」しか補償しない代わりに、その活動は恐るべき射程を持っています。

「会」によれば「冤罪(えんざい)はあってはならないが、犯人が罰せられない社会はなくした方がいい」そうですが、亀井静ちゃんがいうとおり、これは両立しないのです。全ての「犯人」を罰さなければならないという要請を優先させる場合には、一番マズいのは犯人が見つからなくて誰も処罰を受けないという状況です。そこで時効を廃止しようということになるのかも知れませんが、残念なことに時効を廃止したくらいでは「犯人」は捕まらないようです。

それでも「犯人」を処罰しなければならないとしたら、これはもう仕方がないのでテキトーに誰かを「犯人」に仕立て上げて処罰してしまうことになります。そうすれば「遺族」の腹の虫もおさまりますし、警察の顔も立つわけです。「悪いことをすれば必ず(誰かが)捕まる」ということを広く社会に示すことが出来るのです。

他方で「冤罪はあってはならない」とする場合には、ときとして「犯人」が捕まらないという事態に直面しなければなりません。これでは「遺族」の腹の虫はおさまらないかも知れませんが、世の中ではそういうこともあり得ます。これに我慢出来ずに時効制度を廃止するとしても、時とともに「犯人」に迫ることは困難になってゆくでしょう。

時効制度の説明として「処罰感情の減衰」がいわれ、「宙の会」ではそれを否定しているのですが、時間とともに失われていくのは「遺族」の「感情」だけではありません。「目撃者」の記憶なども年月とともに失われていくわけで、それだけ「犯人」」が「真犯人」であることを立証することが困難になります。まして「被告人」が「真犯人」ではない、ということを立証することはそれにも増して困難になることでしょう。

「駐の会」ではこの点について、客観的な証拠、例えばDNAの他にも「被害者の犯人を見据えた最後の網膜映像」だとか「科学ロボット犬」だの「現場の温度や湿度等から定量性のある何らかのデータを基に、その場の犯人映像が復元」などと時空を超越し宇宙にはばたく「妄想」を展開して「現実」に打ち勝とうとしているところはひそかに共感をよぶところですが、「網膜映像」は露西亜の諺、「ロボット犬」は「ドラえもん」と同じく助けに来てくれるあてはありませんし、「その場の犯人映像」に至っては妄想でしかないようです。肝心のDNAについても証拠として使用出来る物件の状態について基準が出来て来たようですが、かつての「万能の伝家の宝刀」のような伝説的な価値は失われつつあります。

「時間的に永遠」の価値を保持する証拠というものは、現在のところ無いに等しいのが現状です。時効制度の存在理由のひとつは、証拠価値の減衰による冤罪の発生を防止することであり、時効制度の廃止は冤罪の多発を当然に予測させます。まあ、冤罪でも何でも誰かが「犯人」ということで処罰されれば「虫の会」の腹の「虫」はおさまるのかも知れませんが、このような場合、他方で腹の虫がおさまらない人が多数出てくる可能性があることは言うまでもありません。

あまり世間では言わないことですが、時効というものがある理由のひとつは「処罰することの効果の減衰」です。時効事件の「加害者」が、裁判所が認定する「犯罪傾向」にかかわらず1回きりの犯罪で済ませていて累犯することがないことは、彼等が逮捕されることが困難であるひとつの理由であるとともに、彼等に「予防」的に処罰を下す必要性が低いことをあらわしています。そのような「犯人」を処罰出来ないことが、別段一般的な「安全」への脅威とはならないのです。

そこで時効制度の廃止は結局のところ「遺族」の「腹の虫」の問題でしかないということになりますが、腹の虫はともかくとしてその効果よりも弊害が大きいのではないかと思われます。もっともこれは冤罪を防止する観点から言えばそうなのであって、「腹の虫の会」のみなさんはどちらかというと冤罪の防止というようなことには関心がないように見えます。それならそれで構いませんから、会員同士でお互いに「犯人」になり合って、みんなで仲良く刑務所に入るというのはいかがでしょうか。中には「死刑」になって「宙吊り」にされて殺されてしまうしまう人も出るかも知れませんが、望むところなのではないでしょうか。
posted by 珍風 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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