2009年04月11日

警察の「難しい」ワザ

【決断 舞鶴高1女子殺害事件】(下)更生の見極め 地域に重い課題

 この春、全国の警察本部に、女性や子供が被害者となる殺人や強姦などの凶悪犯罪を未然に防ぐため、前兆となる公然わいせつやつきまといといった事件を集中的に取り締まる部署が設置された。背景には、昨年9月に千葉県東金市で起きた女児殺害事件や、舞鶴高1女子殺害事件などが念頭にあったとされる。
 舞鶴の事件で逮捕された中勝美容疑者は、女性につきまとうなどの行為を繰り返しており、地元では「怖い人」として受け止められていた。「彼が難しい人間としてこの辺りで知られていたのは事実。地域として何とかしなければと思っていた」。地域でボランティア団体を主宰している防犯推進委員の四方筆樹さんは振り返る。
 四方さんは約3年前から、中容疑者に対し、ボランティア活動に加わるよう呼びかけるなど地道に接触を続けた。その結果、最近では草むしり活動に参加するなど、徐々に変化を見せ始めていたという。「心を開き始めているように感じていただけに、もし彼が犯人だとするなら、無念というほかない」。四方さんは唇をかんだ。
 地域社会が直面するさまざまな問題を研究している「地域安全学会」(東京)の守茂昭さんは「地域にとって難しい人物をどう位置づけるか。互いに常に気を配り『心遣いの連鎖』を築くことが必要だ」と話す。
 だが、今回のケースではもう一つ難しい問題が浮かんでいた。重大犯罪で服役後、更生を目指す人とどう向き合うのか。中容疑者は36年前に殺人事件を起こし、十数年の服役後、故郷の舞鶴市に戻った。しかし、平成3年には市内で若い女性に対する傷害事件を引き起こしたこともあった。
 「(再犯者による殺人事件の)遺族は怒り心頭だと思う。更生の余地があるのでしょうか」。京都犯罪被害者支援センター(京都市)の宮井久美子事務局長は厳しい言葉を投げかける。
 36年前の事件で、仮に中容疑者が無期懲役の刑を受けていれば、法的に出所後は軽微な犯罪でも収監されたことになる。「犯罪者にも人権があることは理解できるが、本当に更生しているかどうかを見極めるのは難しい」。宮井さんは指摘する。
 関係者によると、平成3年の傷害事件の被害女性は今も舞鶴市内で暮らしており、昨年ばったり市内で中容疑者と出くわした。女性は「向こうは覚えていないかもしれないが、私は忘れない」と話したという。
 「この事件は絶対に解決しなければならない」。府警は難しい捜査の末に、中容疑者逮捕を決断した。しかし、今回の事件は、容疑者逮捕後もなお、社会に重い課題を突き付けている。

2009年4月9日 産経ニュース


「今回の事件は、容疑者逮捕後もなお、社会に重い課題を突き付けている」んだそうですが、どっちかとうと逮捕そのものが「社会に重い課題を突き付けている」もんですから油断も隙もあったもんじゃありません。参詣はこの記事を「子どもの安全」とかいうカテゴリに入れているようですが、「子どもの安全」というのは最近の日本語では「体感治安」とか言います。

これはいわゆる「暗示にかける」とかそういうことですが、なかなかどうも大変みたいですね。「さくらポリス」その他の「オイコラポリス」が設置された「背景」が、知的障害者を巧く利用した東金の例の事件や、裁判員制度を巧く回避したこの舞鶴の事件などの、いわば「いわくつき」の事件ばかりなのがオマワリさんの苦労を物語っています。中さんも「怖い人」なのか「足りない人」なのかよく分からないわけですが、参詣は一足飛びに「地域にとって難しい人物」をどうするか、などという話しに持っていってしまいます。

参詣の記者の造語なのか、そーゆー業界用語なのかどうか知りませんが「防犯推進委員」や「地域安全学会」の人が共通して「難しい人間」、「難しい人物」という難しい言葉を使用しています。この「難しい」というのが具体的にどういう意味なのか、大変に「難しい」わけですが、とにかく誰でも「難しい」と思った人に対して守さんなどは「心遣いの連鎖」で包囲することを提案しています。要するに監視したり覗き見をしたりするんでしょう。

まあ、そういう「難しい」人の取り扱いについては、せっかくDVDも出たことだし『丑三つの村』でも観ていただくことにして、驚いたことに「もう一つ難しい問題」があるんだそうです。また「難しい」です。一体全体この世の中には「難しくない」ことなんてあるのでしょうか。参詣の記者さんの頭の中は「難しい」ことで一杯のようです。もっとも問題の難易度はその人の頭の程度によります。

記者さんが「難し」がっているのは、どうも「更生」のことのようです。まあ、今回たまたま、というか中さんには前科があったわけです。捕まえてみたら前科があった、というのではなくて前科があったから捕まえたような気もしますので、そのへんも「難しい」問題なんですが、いわば「更生」云々という「問題」も、オマワリさんが用意してくれたものであると思われます。

まあ、前科のない人だって誰かを殺したりしますから、「本当に更生している」からといって犯罪を犯さないという保証は全くありません。実は前科のある人もない人も「危険」であることに変わりはありません。ついでに言えば「難しい人」の多くは単に「難しい」だけで、そういう人に気をとられていると「難しくない人」が犯罪を犯したりするのが実情です。しかしいずれにしてもオマワリさんとしては別段犯罪を防止するつもりもないわけですから、どうでもいいことです。「安全」ということで動員できればそれで良いのです。

てゆうか動員をかけることによってオマワリさんに従順でない人をあぶり出すのが目的なのかも知れません。「難しい人」は素人に監視させますが、そういう人はプロが監視するのでしょうか。それにしても本当に「難しい問題」は、中さんの自供を取ることでしょう。しかし最近ではオマワリさんの評判も散々です。説明会を開いても舞鶴の人たちは「本当に真犯人なのか不安」だと言っています。オマワリさんは貧弱な捜査能力のワリには「体感治安」を煽りすぎたようです。てゆうか「体感不安の悪化」の別の側面は「警察への不信感」なんですから、オマワリさんも因果な商売ですが、市民の「警察不信」「司法不信」「矯正不信」を逆に利用して市民を制圧しようとするのがオマワリさんの極意で、これは護身術の応用です。


posted by 珍風 at 05:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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