2009年05月27日

南北朝鮮の反日策動に鉄槌を

このところ調子良く飛ばしているのは北朝鮮のミサイルばかりではありません。「自民党国防部会の防衛政策検討小委員会がまとめた提言案」というものが「情報源」を明確にしない形で「明らかになった」(共同通信)のが24日、「年末の防衛計画大綱改定に向け、自民党国防部会がまとめた素案概要」がどうしたはずみか「分った」(産經新聞)のが25日です。んで26日には自民党はこの「提言案」の「要旨」を「大筋」で「了承」しました(産經新聞)。まあ「了承」するから「明らかになった」り「分った」りするわけで、「了承」するつもりがなければ最初からそんなことにはならなかったはずです。

それでこれに呼応するかのように、北朝鮮の方では25日に核実験などをやったわけですが、なんだか絶妙なタイミングであるようにも見えますが、ちょっとオカシイような気もします。世の中には「以心伝心」とかジンクロニツィタートとかいうものがあるそうですが、そういうことでは説明のつかない微妙な「ズレ」が気になるところであります。

24日の報道はやや早まったかのような印象を与えます。先に核実験が行われるのあれば構いません。そうであれば「敵基地攻撃」を議論したりするのも、「北」の「無法な」行為への当然の「対応」であるかのように見えます。例えば中谷さんはそういうふうに語っています。

攻撃的ミサイル防衛を 中谷元防衛庁長官

 自民党の中谷元・元防衛庁長官は26日、同党の会合で、北朝鮮の核実験を非難し「北の核の小型化が実現すると(核を搭載した)ミサイルが我が国本土に着弾することになる。安全保障上の現実的な脅威だ」と指摘した。その上で、「待ち受け型だけでなく、アクティブ(攻撃的な)ミサイル防衛も考えるべきだ。(ミサイルを発射する)敵基地攻撃を検討しなければいけない」と述べた。

 中谷氏は会合後、記者団に、「イージス艦に巡航ミサイルを搭載して(弾道ミサイル発射を)阻止するのは憲法の範囲内だ。座して死を待つようなことではいけない」と語った。

2009年5月26日 産經新聞


死ぬときくらい横になっていた方が楽だと思うんですが、「座して死を待たない」というのは今年の流行語大賞を狙っているのかも知れません。そうでなければこれは「提言案」からの引用です。24日に「明らかになった」ものを26日の文脈に置き直そうとしているわけですが、今更あわてても遅いと思います。

中谷さんが苦労を強いられるのも、共同通信社の早漏が原因でしょう。翌日になって産經新聞が急いで「分った」を出したのも共同通信のミスをカバーする必要に迫られたものと思われます。一方、時事通信社はかなり無理矢理です。

敵基地攻撃、法的に可能=能力保有には言及せず−麻生首相

 麻生太郎首相は26日夕、北朝鮮のミサイル発射基地への先制攻撃を想定した敵基地攻撃能力について「一定の枠組みを決めた上で、法理上は攻撃できるということは昭和30年代からの話だ」と述べ、法的には可能との認識を示した。ただ、能力を保有すべきかどうかには言及しなかった。首相官邸で記者団に答えた。
 自民党内には、北朝鮮の核実験を受け、攻撃能力の検討を促す声が出ているが、首相の発言はこうした動きを後押しすることになりそうだ。 

2009年5月26日 時事


「自民党内」の「攻撃能力の検討を促す声」は「北朝鮮の核実験を受け」たものではなく、それに先行してしまっているのですからこの記事は誤りです。もっとも2年半前の「北朝鮮の核実験」のことだという説明は可能です。核実験が2回目で良かったね。

しかし何も24日に記事を出した共同通信が悪いとか、そういうことが言いたいわけではありません。共同通信としては予定通りに配信したんだと思います。問題にすべきなのは北朝鮮の許し難い裏切り行為です。北朝鮮は断りもなく核実験の日程を変更してしまったのではないでしょうか。

この非難されるべき背信行為の背景には、23日の韓国の盧武鉉前大統領の自殺があったことが考えられます。これこそ「不測の事態」だったのでしょう。これによって「北」の核実験がニューズヴァリューを失う可能性が考慮されたのかもしれませんし、逆に適当なタイミングで核実験を行うことによって自殺事件によって窮地に立たされる李大統領に救いの手を差し伸べることになる、という計算もあったかも知れません。

いずれにしても核実験は24日の記事が出る前に行われるべきだったのでしょう。どうして急に「早急な憲法改正」なんて言い出すのかというと、ちゃんと仕込みがあったのでした。それが韓国の都合で25日になってしまったようです。とはいえ北朝鮮は全体としては日本と韓国の現政権の「国益」にかなうようにしてくれているのですから、あまり悪口を言うのもナンですが、よく言われるように連絡を密にしなければならない、ということが改めて思い起こされる事件でした。まあ要するに悪いのは韓国だ、韓国を攻撃しろ。


posted by 珍風 at 11:36| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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