2009年07月14日

自民公明は勝ち過ぎ これからは気をつけよう

昨日の都議選の結果を前回と比較すると以下の通り。

(政党名、今回の当選者数、前回の当選者数、増減、増減率)
民 主  54  35  +19  +54.3%
自 民  38  48  ー10  ー20.8%
公 明  23  23    0    0.0%
共 産   8  12   ー4  ー33.3%
ネット   2   4   ー2  ー50.0%
無所属   2   5   ー3  ー60.0%

民主党が増やした19議席をどこからかっぱらって来たのかというと、上記の通り自民から10、共産から4、生活者ネットから2、無所属から3です。半分以上を自民党から獲得したわけですが、ほかの野党からも奪っているのであり、奪われた割合は前回選挙での当選者数に比例して大きくなるため、生活者ネットは議席の半分を、共産党は3分の1を失うことになりました。一方自民党が失った議席は2割程度です。この選挙では民主党が一人勝ちであり、しかし自民党の議席を大きく削ぎ取るには及ばず、公明党自体の勢力は温存されました。

もっとも幸福実現党はぶすのポスターを撤去しろ、じゃなくてエル・アカンターレのオカルトの魔力をもってしても全然ダメ、こいつらが勝手なことを始めたおかげで自民党がこんなことに、という程の勢力もなかったようなのが残念至極のようでもあります。

民主、全選挙区で優勢 都議選結果を衆院小選挙区で集計
  
 都議選の開票結果を、衆院の小選挙区単位で集計して党派別に比べてみた。都内には25の小選挙区があるが、21区(立川、昭島、日野市)を除き、民主が自民を上回った。ただし、都議選の昭島市選挙区では民主が推薦する無所属候補が当選しており、この候補も民主に含めると、すべてで民主が優勢となる。
 衆院選での自公協力を想定し、自民の票に公明の票を上乗せしてみる。それでも半数以上は民主が優勢だ。自公が民主を上回るのは14区(墨田、荒川区)、15区(江東区)、24区(八王子市)などにとどまる。
 二つの選挙区に分割される自治体がある場合、両選挙区の得票数を足し合わせて集計した。都内全体では、党派別の得票率は民主が40.79%で、自民は25.88%。公明は13.19%、共産が12.56%、社民は0.36%だった。
 4年前の前回衆院選では自民、公明の与党が25小選挙区のうち24議席を獲得。民主党はわずか1議席にとどまった。

2009年7月13日 asahi.com


都議会議員定数を各党の得票率に掛けて小数点以下を四捨五入して議席を配分すると次の通りであり、実際の獲得議席数との差異を示せば

民 主  127×40.79%=52/54(+2)
自 民  127×25.88%=33/38(+5)
公 明  127×13.19%=17/23(+6)
共 産  127×12.56%=16/ 8( −8)
社 民  127× 0.36%= 0/ 0( 0)

何をどう計算しても社民党の席はありませんが、自民と公明が束になっても民主に及ばず、公明と共産にはほとんど差がありません。獲得した票数に比べて自民と公明は議席をもらい過ぎであり、共産はもらわなすぎです。またこの計算だと生活者ネット及び無所属には9議席が配分され、+5で実際の倍以上になる計算です。

これは別段不正でもなく、選挙制度というものは多かれ少なかれこのような誤差を含みます。だからこういう議席配分を想定して文句を付けるというのもどうかと思いますが、まあこういう乖離した部分においてデモとかテロとかの意味が出て来るからいいんです。仕組みとしては多数党に収斂することになっているものの、最も得票数の多かった民主党において誤差が少なく、したがって1人区を多く獲得したからといってエラいわけではなく、2人区や3人区において2位でも3位でも当選してしまった方がお得感があります。沢山候補者を出しても次点に泣くことが多いようでは大損というものです。特に共産党と公明党は四捨五入すれば両方とも13%ということですから、口惜しい思いをする人も多いでしょう。

というわけで今回は民主党はやはりこんなもん、自公は「勝ち過ぎ」で共産党やネットが負け過ぎです。単純比例計算の結果のように民主と自公が拮抗して共産党を含むその他の勢力がそれぞれの半数程度の勢力をもって調整するような形になるとだいぶ面白くなってくるんですが。どっかのハゲが「民主党ファシズム」とか訳の分からないことを言っていましたが、仮にそういうものがあるとして、それを阻止するのはもう一方の「ファシズム」ではありません。もっともハゲがあんなことを言ったのも、他ならぬ自公が、どっちかに圧倒的多数を与えるとロクなことをしないばかりか自分もダメになっちゃうという手本を示したという背景がありますけど。

「大勢に変化ない」とJOC竹田会長=五輪東京招致、都議選の自民惨敗で

 東京都議選での自民党の惨敗が2016年夏季五輪の東京招致活動に及ぼす影響について、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は13日、「(第1党となった)民主党も招致に賛成してくれている。大勢に変化があるとは思わない」と楽観的な見通しを示した。
 自民党は、東京の招致委員会会長の石原慎太郎東京都知事を支えてきたが、竹田会長は「知事や招致委、東京都の招致本部は変わらない。招致活動を粛々と進めていくしかない。民主党の意見も聞きながら理想的な五輪にできれば」と語った。
 一方、あるJOC幹部からは「石原都知事の足元がぐらついているということで、全体の雰囲気は良くない。そういう状況が外国に伝わることにもなる」と、招致への悪影響を懸念する声も上がった。 

2009年7月13日 時事


オリンピックに対する住民の支持の低さ、現時点での石原さん自身の支持率の低下、与党の敗退、そして同様の事態が国政においても起こるであろうことを考えると、取り敢えず東京でのオリンピックは止めておいた方が良いでしょう。てゆうか自民党は「オリンピックやりたきゃ俺んとこへ来い」とは言えなかったのね。石原さんは言ったのかな。言ったとすればそれが敗因だな。


posted by 珍風 at 05:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。