2009年07月22日

そういうことだったのか

どういうことだよ

【衆院解散】政権交代確実だからこそ
 
 ただし、これだけは、読者のみなさんに強調しておきたい。
 「民主がダメなら次また代えればいい」という「次」は、民主党が大勝すれば、任期満了の4年後まで選択の機会はないと覚悟すべきだ。
 小泉純一郎首相退陣後、首相が1年ごとに代わる異常事態が続いたにもかかわらず、ここまで自公連立政権が保てたのは、与党が4年前の総選挙で、衆院で3分の2以上の議席を確保できたからに他ならない。
 得票率の差以上に、議席数の差が極端に表れやすいのが小選挙区制の特徴である以上、麻生首相のように解散権者である首相の決断は慎重になるはずだ。
(政治部長 乾正人)

2009年7月22日 産經新聞


産経の「読者」はまだ2歳か3歳の幼児なので分らないかもしれませんが、賢明にして産經新聞を読まない人も、いやよっぽどの脳天気でも乾さんの言うような事は先刻いやというほど骨身に沁みてご承知のはずです。きっかり4年前、熱狂的に自公連立政権に「3分の2以上の議席を確保」させてしまった国民はその報酬をたっぷり受け取っているところです。

乾さんは国策捜査をやったときに解散しておけば良かった、なんて言ってますが、どうでしょうか。確かにそのときに解散総選挙をやっておれば、「負け幅」は小さかったと思います。しかし「千載一遇の好機」とまではいかなかったでしょう。てゆうか、仕掛けてはみたもののさほど効果がなかったので解散を見送ったというのが実際のところに近いのではないか。ただし問題は「次なる手」がなかったことですが。

アホ太郎は「政策」でなんとかしようと思ったのでしょうか。アホ太郎のその1は経済政策、景気回復です。もっとも去年の今頃はまだ景気は良かったんですが、国民が気がつかないだけで。自民党は景気が回復しても国民生活が回復しないような仕組みを作り上げて来たので、景気が良くなろうと有権者にはあまり関係ありません。これは一部富裕層向けです。

そこでアホ太郎その2は「安心社会の実現」だそうです。これは民主党の「国民の生活が第一。」というのを盗んできて、しかも金持ち向けのアピールの「次」にもって来ちゃったもののようです。1番目にしておけば良いものを、アホはどこまで行ってもアホで救いようがありません。「行き過ぎた市場原理主義からは決別する」んだそうですが、もう遅い。

いや、多分、「決別」したかったんだと思いますよ。「郵政民営化」とかそういうことからも。ただ、本当にそれをやりたいんだったら首相就任直後に解散すべきでした。もちろんそれでも議席を失うことにはなったでしょうが、「負け幅」はより小さかったかもしれません。とにかく「選挙の顔」として総裁になったんだから、さっさと解散して役目を果たし、尚かつその過程で「市場原理主義」者、新自由主義勢力を振り落とすのです。

もっともそれをやろうとして可能であったのかどうかは疑問です。その喧嘩、おそらくアホ太郎の負けでしょう。まあ仕方ないのかもしれませんが、それで後になってから「雇用、老後、子育て」とか言ったって、「選挙の顔」なんて「雑誌の表紙のおねえさん」くらいのものですから、表紙モデルに編集方針をとやかく言われたい編集者もいないわけで。やらせてくれるならともかく。で、いよいよ解散となってからでなければ「決別」なって言い出せなかったわけです。もっともその頃にはアホ太郎の方が「決別」されてしまった後なんですが。

そういうわけで遅れて来た者が最も早く、アホ太郎の遅きに失した「三つの約束」は早くも三つ目の「約束」を果たしつつあるわけですが、常に自民党の忠実なイヌである乾さんは全く唐突に「得票率の差以上に、議席数の差が極端に表れやすいのが小選挙区制」だとか、みんなも知っていることを自慢げに書きなぐっています。察するに「自民党が負けても得票率ではそれほどでもない」と言いたいらしいのですが、かなり早漏気味です。まだ誰も票を「入れて」もいないうちからもう出しちゃいました。そういうことは実際の得票率が出てから言っても遅くはありません。かと思ったら乾さん、イヌだけにアンダードッグ効果を狙っているつもりなんだな、と気がつきました。あまりにも下らない。ガッカリだよ。そんな時だ、人が包丁を振り回したくなるのは。


posted by 珍風 at 11:06| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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