2009年09月14日

アゴでアソコをグリグリ

警察庁:鑑識係員808人の増員要求 裁判員制度受け

 裁判員制度で分かりやすい物的証拠がより求められていることなどを受け、警察庁は来年度、事件発生数が多いにもかかわらず、夜間の鑑識態勢が手薄だった約200署について鑑識係員を増やすことを決めた。来年度予算の概算要求で、808人の増員要求を盛り込んだ。

 同庁によると、増員要求の背景には(1)血痕や毛髪といったDNA型鑑定対象資料などの物的証拠が不十分な場合、検挙や裁判での立証がさらに困難になる(2)鑑識技術が進み、資料採取の機会が増えた−−の事情がある。

 現在、事件発生とともに現場に急行する全1201署の鑑識係員は約2500人。これに対し、DNA型鑑定の実施事件数は右肩上がりに増加するなどしているため、宿直態勢となる夜間は普段盗犯捜査などをしている「鑑識代行員」が鑑識作業にあたっている。増員分を充てる約200署では、夜間に鑑識係員が常駐しているのは3日に1回程度で、増員が実現すれば、連日2人が確保できるという。

 また、死体の取扱件数が08年に16万1800体となり、約10年間で4万7500体も増えたことや、07年の時津風部屋事件に象徴される事件性が疑わしい事案の死因究明を確実に行うため、検視官20人と補助者40人、計60人の増員要求も同時に盛り込んだ。【千代崎聖史】

2009年8月31日 毎日新聞


なるほど現状では鑑識係ではない不慣れな人が鑑識作業をしていたようです。驚きました。鑑識というのは鑑識をしているものだとばかり思っていましたが、それも場合によるということなのです。時と場合によっては鑑識係は鑑識をしないで寝ているばかりではなく、鑑識でない人が鑑識をしている。しかもオソロシイことにそれが「証拠」だということになっていたわけです。

なるほど808人もの増員は「税金の無駄遣い」のようでもありますが、逆に言えばいい加減な体制でやってきた今までの裁判の多くが「証拠不十分」ということになりますから、そっちの方がもっと「税金の無駄遣い」です。もちろん再審する必要もあるんですから大変なものです。

もっともこれが「裁判員裁判」のせいなのかどうかは分りません。裁判員制度が始まるのは相当以前から分っていたことですから、今になって言い出すというのはちょっと妙です。今まで何をやっていたのか。むしろ民主党のマニフェストに「取調べの可視化」が存在することが圧力になった可能性があります。つまり警察はこの期に及んで始めて「自白」以外の「証拠」を充実させる必要を感じたというわけです。今まで何をやっていたのかというと、それは例えば拷問とかそういうことです。

この件についてはオリンピックのエントリ
http://worstblog.seesaa.net/article/127845429.html
への「gen」さんからのコメントによって指摘されたところです。同エントリには「gen」さんから他にもコメントを頂いておりまして、それによると裁判員制度は警察庁以外の方面にも面白がられているということであります。

もっとも、埼玉の強盗致傷は検察の求刑でも法廷最低刑の6年だったわけだからあんなもんかも知れません。「女のマンコ」については「gen」さんのおっしゃる通り。例えば、あの光市の事件は今回の埼玉の事件にちょっと似ているような気がするんですが、「女のマンコ」が絡んでいるから判決が重くなったとも言えるかもしれません。法にとっては「エロ」もまた所有関係として捉えるようです。要するに本村さんは自己の所有するオマンコを奪われたという意味では「遺族」ではなくて「被害者」そのものだったんですね。

判決はどうあれ、強盗強姦罪の最低刑は7年であって、最初から強盗致傷罪より重くなっていることに注意すべきでしょう。身体に対する危害は所有関係を脅かすことに比べて罪が軽いようです。この2件の判決において原則はいささかも揺らいではいないのであって、「めちゃくちゃ」でもないし「面白いこと」にもなっていないところが実に退屈極まりないものになっています。

傷害の罪は15年以下の懲役又は50万円以下の罰金ですが、強姦では3年以上の有期懲役です。一方で強盗の罪は5年以上の有期懲役となります。有期懲役は概ね20年までですから、単なる傷害罪は比較的「軽い」ような気もします。そして殺人は5年以上の懲役です。さすがに人が死んでいるので死刑や無期懲役も選択肢に入れてありますが、法廷最低刑を基準としてみると強盗は殺人に匹敵する重大な犯罪であり、強姦はそれに準じる犯罪ですが、障害は別にそれほどのものではないようです。

そういえばオマンコだかエロだかに関連して堕胎罪というものがあり、刑法第29章の第212条から第216条がこれにあたります。現在の学説では第215条の「不同意堕胎」をもって堕胎罪の基本類型としているようですが、この章の最初に出てくるのは「自己堕胎」です。てゆ−か刑法上「自己堕胎」という文言は存在せず、「妊娠中の女子が薬物を用い、又はその他の方法により、堕胎」することをもって「堕胎」としています。これではどう見てもこの「自己堕胎」こそが堕胎罪の基本です。

すなわち女性が自らの胎児を自ら処分することを犯罪と見なすのが「堕胎罪」であり、この場合の保護法益はオマンコ所有権に他ならないでしょう。これを罰する根拠はむしろ「横領」に近いものがあるようですが、横領罪は5年以下の懲役であるところ、堕胎においては「母体」の保護を考慮して刑期を大幅に短縮しているところです。しかし現在の学説に従って保護法益を「女性の身体」とするのであれば、「懲役」はその目的に反するのではないでしょうか。

「『女のマ ンコが処女であること』は『人間が重傷しないこと』より重いということ」になっているわけですが、だからといって「女ども」が「付け上がる」かどうかはいささか疑問とせざるを得ません。「女ども」に「価値」があるのは、まさに彼女たちが所有物として潜在的にでも「価値付け」られている限りでの話しですから、「付け上がる」ったってたかが知れています。せいぜいケツでもあげておいた方がいいかも。なにしろその「価値」は、所有者においては使用価値が極小であり、交換価値が極大となるということになっているようなのですから。この場合「所有者」を「父」と解しても「夫」と解しても事情は変わりません。


posted by 珍風 at 23:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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