2009年12月24日

艶っぽい嘘と無粋な騙しについて

「われらのテナー」と呼ばれたテノール歌手、藤原義江は恋多き生涯を送った。自伝で回想している。〈ぼくは彼女たちに嘘(うそ)をたくさん言ったが、一度だって騙(だま)したことはない〉と◆「嘘をつく」と「騙す」の違いは何だろう。艶(つや)っぽい方面には不案内で、語る資格を持ち合わせていないが、相手を傷つけないための嘘か否か、相手の身を案じるがゆえの嘘か否か、そのあたりが境界線かも知れない◆佐藤栄作元首相もいまは泉下で、「国民に嘘をついたが、騙してはいない」とつぶやいているか、どうか。沖縄返還交渉をめぐり、当時の佐藤首相とニクソン米大統領の間で交わされた有事の際の核持ち込みに関する「密約」文書が発見されたという◆東西冷戦のさなか、米国の「核の傘」なくしては有事のときに、国民の生命と安全が守れない。被爆の傷跡に配慮しながら、万一の事態に備えるには――密約は苦渋の選択であったろう◆新聞記者は事実を伝えるのが使命で、「国益にかなう嘘は容認する」とは口が裂けても言えない。言えないが、過去の時代背景に分け入り、ついた人の心情に思いを致す嘘もある。

2009年12月24日 読売新聞


ああそうか。しょうがないなあ。「艶(つや)っぽい方面には不案内」ですって。ご謙遜を。モテるんでしょ?お金にゃ不自由してないでしょう。お金で何とかなる分には大いになさったとか。それでもやっぱり「不案内」ですかあ。まあ、ねえ。

例えば、僕なんかが、結婚してますけど、まあ、これでも。とにかくこう、女の子といい具合になってきてですね、「結婚してない」って言うとしますよね。こりゃ「嘘」です。まぎれもなく。それこそ何処へ出しても恥ずかしくない大嘘のコンコンチキだ。何ですかね「こんこんちき」って。

それで、これは別に、良いんです。良くないけど。これは僕が勝手に思ってるんですが、女の子がその言葉を待ってるんですね。なんかそんな気がするわけです。言うとね、もうやれるわけです。その気になってるんですよ。そういうサインてか、出すわけですよ。彼女が。そこで「嘘」を言うわけだ。

もちろん女の子バカじゃないですから、わかってるのね、それは。本当は結婚してるってことは百も承知なんですね。僕はこんな風だし、第一、僕指輪してますし。平気で指輪してますよ。で、平気で「嘘」言っちゃう。分ってるんですから。女の子も平気でね、ああそうですか、なんて。これはまあ、2人のためのその場限りの「嘘」ですけどね。

2人のため、2人で楽しくやるためです。女の子のためじゃありません。別に女の子の気持ちを楽にしてあげるために僕が悪者になるって話しじゃない。うーん、そりゃカミサンのためにはなりませんけど。とにかく「嘘」が見破れないような女の子には言いませんよそんなこと。そういうコには「結婚してる」ってはっきり言いますよ。それでダメならそれまでです。追っかけない、別に。逆に後になってから「それでもいい」とか言われちゃうと、ちょっとコワいですよね。

んでまあ、楽しく過ごしてまいりましたが、ってわけで、こう、こじれてきますってえと、執着しちゃうですよね。それで、「妻とは別れる」とか、つい言っちゃう。これは良くないですな。別れるつもりなんかないですよ、全然。皆さん色々おっしゃいますけど、こんなんでも夫婦生活が破綻しているわけではないんですよ、実は。意外ですか。あららら。

まあよくある話しで、「別れる事になってる」とか「離婚の話し合いを進めているところだ」とか言っちゃって、ズルズルと引っ張るんですが、別に別れるつもりもなし、当然そんな「話し合い」なんてしてません。こういうのは「騙し」でしょうね。多分女の子が「結婚」とか言い出したらもう関係は終わりですよ。結婚てのは終わってからするもんです。そうでもないか。

とにかく女の子が結婚を言い出したら、それは別れるかどうかなんです。試してるんですよ。てことは別れるという結果が出ても良しとしているわけだ。ここでズルズルするのは、やっぱり男の勝手。自分がまだつき合いたいもんだから、それは自分の都合だけを考えてる。自分だけのために、ありもしない離婚の約束が、僕とカミサンとの間にあるかのように言って、女の子を「騙す」わけです。

これはいつか騙しきれなくなりますから、当然、修羅場が待っています。ええ、待ってました。待ってましたとばかりに待ってましたね。まあとにかく、そんな場合に「苦渋の選択だ」とか言ってたら、僕はここにいませんね。死んでます。殺されてますよ。どっちにって、うん、あの場合は、いや、両方ですな。

それで、要するに、国は「嘘」を言っていたと、こう言いたいわけですか。でもあれは、「騙し」ですよ。「騙し」には終わりがないのね。バレたら更に騙す。「国民の生命と安全が」なんて、そんなこと考えてなかったでしょう。国民のために「苦渋」をなめたとか、そんなこと今になって何を言ってんだかわかりませんよ。被占領国だから仕方ないんでしょう。それならそう言えば良いんですよ。

宗主国の手先という立場の我が身がかわいい、自分の立場を守りたかっただけでしょう。そりゃあねえ、ホントに修羅場になっちゃいますからねえ。もちろん、殺されてたかも知れませんよ。国民にか、アメリカにか。両方でしょうね。

でも、アレだ、「過去の時代背景に分け入り、ついた人の心情に思いを致す嘘」ってのは、「新聞記者は事実を伝えるのが使命で、「国益にかなう嘘は容認する」とは口が裂けても言えない」という「嘘」のことですよね。こいつぁ上手い「嘘」ですな。たしかに上手いもんですが、「艶(つや)っぽい方面には不案内」なのは、モテないせいじゃありません。嫌われているんです。薄汚ねえから。


posted by 珍風 at 23:01| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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