2010年02月21日

蛤のガソリン焼き

中井蛤さんは少数党は黙ってろと、いささか勇ましすぎる卓見を述べられたようですが

小政党「おとなしくして」=福島、亀井氏に不快感−中井国家公安委員長

 中井洽国家公安委員長は20日午後、水戸市のホテルで開かれた民主党茨城県連のパーティーであいさつし、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相と国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相が閣議で頻繁に発言していることを紹介した上で「よくしゃべる。党の大きさに合わせもうちょっとおとなしくしてくれたらいいのになと毎日思っている」と不快感をにじませた。
 これまでに米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題や2010年度予算編成などの重要課題で両氏に振り回された場面もあり、つい本音が出たようだ。もっとも、言い過ぎたと思ったのか、即座に「こういうことを言うと連立政権が壊れるので、うまく議論をしながら期待に応えられるように頑張っていきたい」と付け加えた。

2010年2月20日 時事


これがオリジナルの記事です。天下のクォリティ・ペーパー産經新聞では、自分で記事を書くなんて、そんな下々のやっているようなことはしませんで、こいつをちょっとアレンジして、しかし「アレンジ」ってのは便利な言葉だ

「社民党、おとなしくして」中井国家公安委員長

 中井洽(ひろし)国家公安委員長は20日、水戸市で開かれた民主党茨城県連のパーティーであいさつし、国民新党の亀井静香代表と社民党の福島瑞穂党首について、「よくしゃべる。党の大きさに合わせて、もうちょっとおとなしくしてくれたらいいのになと、毎日思っている」と発言した。同時に「こういうことを言うと連立政権が壊れるので、うまく議論しながら期待に応えられるよう頑張っていきたい」とも付け加えた。

2010年2月20日 産經新聞


蛤さんの名前に産經新聞恒例、読者のクォリティにあわせた「ふりがな」を付けたのが変更点の第1。「水戸市のホテル」を「水戸市」に省略したのが第2点。本文中大きな変更点は「社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相と国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相が閣議で頻繁に発言していることを紹介した上で」を「国民新党の亀井静香代表と社民党の福島瑞穂党首について、」としたもので、これが第3点。「不快感をにじませた。」及び次のセンテンスは時事さんの記者の主観と憶測であって、記事のオリジナリティをなす部分なので割愛。それでも蛤さんの発言自体はほぼ同一です。

もちろん産經新聞としては社民党を孤立させたいので、見出しではあたかも蛤さんが福島さんのことを言ったようにしてあります。産經新聞の読者向けにはこれで十分で、とても記事の本文を読むような人はいないだろう、と見越してのことでしょう。なかなか思い切った見識です。その存亡が問題になっている産經新聞では、将来的にはB5くらいの紙に見出しだけ印刷してある、というような形での生き残りを考えているものと思われます。

もっとも「小政党」とはいえ社民党の議席は衆参合わせて12、対するに国民新党は8ですから、目糞鼻糞な話ではありますが、福島さんは亀井さんに「おとなしくしろ」と言っても良いわけです。もっとも、本当は産經新聞が正しくて、蛤さんの発言は専ら社民党を対象にしたものであったのかも知れません。亀井さんがターゲットだったら、当然「静かにしろ」と言うべきところであるからです。

取調べの可視化を忌避する点でも実は静香ちゃんとは仲が良さげな蛤さん、「国家公安委員長」とは似合わないこと甚だしい役職ではありますが、彼のもう1つの顔が「北朝鮮による拉致問題の早期解決を図るため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整」でして、その立場での活躍ぶりにも目を見張るものがあります。

高校無償化、朝鮮学校除外を要請 中井拉致問題担当相

 中井洽拉致問題担当相が、4月から実施予定の高校無償化に関し、在日朝鮮人の子女が学ぶ朝鮮学校を対象から外すよう川端達夫文部科学相に要請、川端氏ら文科省の政務三役が検討に入ったことが20日、分かった。政府関係者が明らかにした。
 無償化では、朝鮮学校を含めた外国人学校を対象とするかが焦点の一つ。中井氏は北朝鮮に経済制裁を続けても日本人拉致問題に進展が見られない状況を考慮、さらなる強硬姿勢を示すため除外を求めたとみられる。
 ただ対象から外せば北朝鮮側に批判の口実を与えるのは必至。教育基本法で規定された「教育の機会均等」の精神に反するとの指摘も出そうで議論を呼びそうだ。
 関係者によると、外国人学校について「授業内容と本国の教育課程が日本の学習指導要領におおむね合致していると確認できること」を無償化対象の条件とすることで、国交がなく教育課程が確認できない北朝鮮を除外する案が浮上しているという。
 1月29日に閣議決定された高校無償化法案では「高校と同等」とみなされる各種学校の生徒には、私立高生と同様に年額約12万円の「就学支援金」を支給する。判断基準は4月までに省令で定める方針。

2010年2月21日 共同


この方面では中井さんは、これまでにサッカー朝鮮民主主義人民共和国女子代表チームが東アジアサッカー選手権に出場予定だったのに対してビザ発給に異議を唱えて参加を辞退させるという輝かしい功績を残しております。そういうことが拉致問題の解決にどの程度寄与するものであるか明らかではありませんが、まあ、要するに嫌がらせの域を出るものではありませんし、現状の「拉致問題」というのは、そういうものです。

これがあちらからサッカーしにやって来る女子共を追い返すくらいのことであれば、さして問題ではありません。どうせサッカーですし。しかし日本国内で生活する在日朝鮮人子女の教育をその機会において差別するのは、軽い意地悪の範囲を超えるものでしょう。例によって「関係者」によるとなんらかの「案」があって、やれないことはないようですが、やりようによっては朝鮮学校以外の外国人学校も除外対象になりかねませんし、学習指導要領に「おおむね合致」とは具体的にどのような意味であるかが不明で、ことによるとまごうかたなき日本人が学ぶ日本の公立高等学校も除外要件に合致することになるかも知れません。例えばちょっとした染みのついた布切れとかの取り扱い方ひとつでお金がもらえないとか。

そういうわけなので政権から社民党を追い出し、警察が逮捕した人は誰でも犯罪者となり、国民共がひとり残らず屈服するまでは「拉致問題」が必要なのです。それまでは、大変残念ですが帰って来てもらうわけにはいきません。環境の変化は心理的健康の大敵です。拉致被害者が日本に帰って来てビックリしたり、環境に適応できずに悩むようなことがあっては大変です。蛤さんは日本の環境を北朝鮮に合わせるように努力しているのであって、そうなったら、帰って来ても大丈夫ですし、帰ってこなくてもやはり大丈夫なのです。


posted by 珍風 at 20:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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