2010年03月27日

全自動口割機

いろんな「教訓」があるそうです。

【足利再審】時効を問い直した足利事件 廃止の流れ進む

 「足利事件」の再審公判は、冤罪(えんざい)をめぐる問題だけではなく、「時効」についても改めて問い直す契機となった。菅家利和さん(63)の無罪は真犯人の存在を示しているが、菅家さんが犯人とされてきた女児殺害事件はすでに時効が成立し、真犯人を発見しても刑事罰に問えないからだ。
 「時効になってしまったかもしれないが、絶対に許せない。真犯人に時効があってはならない」。昨年6月、釈放された菅家さんは会見で声を震わせた。
 当時、菅家さんが逮捕された別の女児殺害事件の被害者も「事件はまだ解決していない」と話す。しかし、事件はすでに時効を迎えている。
 平成17年1月施行の改正刑事訴訟法では、殺人など最高刑が死刑に当たる罪の時効が25年に延長された。それでも、時効の壁は被害者や遺族の前に冷たく立ちはだかってきた。
 昨年2月、「世田谷一家殺害事件」の遺族ら未解決殺人事件で肉親を奪われた遺族を中心に「殺人事件被害者遺族の会(宙(そら)の会)」が結成され、殺人事件の時効廃止を訴えてきた。
 政府は昨年、法務省内に勉強会を設置し、時効の見直しを検討。民主党政権でもその流れは受け継がれ、今月12日には、凶悪重大事件の時効を見直す刑事訴訟法改正案を閣議決定。今国会での成立を目指している。
 改正案では、人を死なせた罪のうち、殺人など最高刑が死刑の罪は時効を廃止し、懲役・禁固の罪は一部を除き期間を2倍に延長する。過去に発生した事件でも、施行時点で時効が未成立なら適用される。
 ただ、長期の捜査の末に起訴された場合、証拠の劣化や事件関係者の記憶の消失が進み、裁判での立証が困難になることや、捜査の長期化によって増大する“コスト”の問題などを指摘する声もある。



【足利再審】取り調べ可視化めぐり議論…「自白得られない」「本当に冤罪防止になるのか」

 虚偽の自白から冤罪(えんざい)が生み出された足利事件。冤罪の繰り返しを防ぐため、捜査当局が取り調べの一部を録音・録画するなど、可視化の動きが進んでいる。全面可視化の法制化を求める動きもあるが、可視化にはより慎重を期すべきとの声も根強い。
 足利事件で虚偽の自白をした菅家利和さん(63)は「取り調べを全面可視化しなければ、冤罪はなくならない」と訴え、さらに密室での取り調べには弁護士が同席するなど、二重三重の対策を求める。
 全面可視化は、以前から日本弁護士連合会が要求している。民主党も昨年の衆院選でマニフェストに盛り込んでおり、先月には、党の全面可視化を求める議員連盟が、政府に対し今国会への法案提出を求めていく方針を確認していた。
 しかし、法務省は今月17日、取り調べの全過程を録音・録画する刑事訴訟法改正案(可視化法案)の今国会への提出を見送る方針を民主党に伝えた。自民党などに反対・慎重論が根強いからだ。
 元検事で青山学院大学法科大学院特任教授(刑事法)の高井康行弁護士は、足利事件の取り調べを録音したテープでも暴力的な場面や自白を強制する文言はないことなどを挙げ、「可視化が本当に冤罪防止につながるのか疑問が残る」と指摘する。
 その上で「むしろ自白に依存して、起訴する検察や有罪の判断を下す裁判所に問題がある」とし、「自白を証拠採用する際の新しい基準をつくるなどの取り組みが必要」と話す。

2010年3月26日 産経ニュース


転んでもただでは起きないというのは大事な心がけです。転んだ以上はゴミでもカスでも拾うてくるのが商人のど根性だす。もっとも産經さんはいつでもゴミとカスしか拾ってこなかったりするんで、もう紙くずを製造するのは止めて、ゴミ拾いに商売を替えたらどうかと思うんですが、番頭はん、どうでっしゃろ。晩冬反動ですわ。

なんだかわかりませんが、足利事件の「教訓」は時効廃止なんだそうです。しかしよく考えてみれば、真犯人が捕まらないのは時効制度のせいではありません。間違った人を犯人に仕立て上げていたから真犯人が捕まらなかったのです。捜査過程で真犯人に繋がる線が存在した可能性は否定できませんが、菅谷さんを犯人にすることに決まったので、その線は消えてしまったんでしょう。

なるほど時効がなければ、そっちの路線を復活して捜査をやり直す事は可能ですが、その場合でも当時とは比べ物にならない程条件は悪化していますから、真犯人捕まるという保証はありません。てゆーか、この場合捜査陣は汚名挽回とばかりに何が何でも真犯人か誰かを取っ捕まえて来るでしょうから、またもや冤罪が発生する可能性はむしろ高くなるというべきでしょう。

判決では菅家さんの自白が「捜査官からDNA型鑑定の結果を告げられたことにある」事を指摘しています。要するに菅谷さんは「観念した」のであり、別に真犯人でなくても「観念」はするものなのです。つまり抗弁を諦めさせて協力的な態度を取らせるのが「取調べ」の実態であったわけです。

つまり自白の「誘導」とか「強制」というのは、オマワリさん方の風貌にも似合わず、思いのほか繊細なものなのです。年がら年中殴る蹴るの体力勝負が展開されているとは限りません。元検事の高井康行さんは、テープの中に「暴力的な場面や自白を強制する文言」がなかったことを持って全面可視化をしない言い訳になると思っているようですが、今日は体の具合が悪かったのか、今日も頭の具合が悪かったのかしたんでしょう。現状では、そんな「場面」や「文言」を録音しているはずがありません。あからさまな「暴力」や「強制」だけが虚偽の自白を作り出すわけでもありません。青山学院大学法科大学院って大丈夫なのか。

なによりもこの記事そのものの中で「法務省は今月17日、取り調べの全過程を録音・録画する刑事訴訟法改正案(可視化法案)の今国会への提出を見送る方針を民主党に伝えた」ことを書いているのですから、産經新聞のほうが高井さんなんかよりもよっぽど物事が分っています。法務省や警察庁や国家公安委員会はどうしても隠したいのです。「冤罪防止につながるのか疑問が残る」からではありません。そんなことに関心はありません。

実は全てが「冤罪」なのです。その中にたまたま真犯人が混じっていたりすることも稀ではないのですが、それは偶然でしかありません。「犯人」には「真犯人」とそうでない人の二種類がありますが、どちらも裁判では有罪になりますから問題ありません。産經さんは見出しに「自白得られない」と書いていますが、警察は冤罪を生み出すような仕方でなければ捜査を行なうことが出来ないのです。冤罪は警察の失敗ではなく、真犯人が捕まることが冤罪の特殊な場合なのです。

一方その頃、

えん罪防止に可視化導入を=千葉法相

 千葉景子法相は26日の閣議後の記者会見で、足利事件での菅家利和さんに対する無罪判決言い渡しについて、「こういうことがないようにさまざまな法的、制度的な検討をしなければいけない。可視化の問題やDNA鑑定のあり方とか、措置すべきものがあれば対応していかなければ(ならない)と思う」と述べ、えん罪を防止するために犯罪取り調べの録音・録画(可視化)の導入が必要だとの考えを強調した。

2010年3月26日 時事


てなことを言っていますが、このおばさんは「財政的、物理的問題」がどーのこーのとゆーのです。しかし「財政的」やら「物理的」やらの条件を整備するためには立法措置が必要なのではないか。ところが恥婆さんは「美人ホステス」でもないくせに蛤と一緒になって2年も先をクリクリしているのはみっともない話です。もっとも現場の抵抗が話にならないくらい強いでしょうし、たとえ法制化した所でオマワリさんが法律を守るという話しは聞いたことがありませんが。にもかかわらず千葉さんはいい加減にしないとハマグリさん同様、サザエさん一家と一緒に海に還すからそう思え。どう思えというのかよく分かんないですが。


posted by 珍風 at 11:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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