2010年04月30日

特濃・汁まみれ

場当たり対応否めず=頭越しの移転案、首長は反発−普天間


 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、鳩山由紀夫首相は28日、ようやく地元との調整に自ら乗り出した。鹿児島県・徳之島出身の徳田虎雄元衆院議員に同島への移転案を説明、協力を求めたが、徳田氏は拒否。移転案の内容を知らされていない地元の町長らは一段と反発した。政府の場当たり的な対応で事態が悪化している現状が浮き彫りになった。

 「地域の人に会わずに、理事長(徳田氏)と会うのは不自然だ。やり方として正常なアプローチではない」。徳之島3町長の1人、大久保明伊仙町長は、首相への不信感をあらわにした。その上で、首相が求める会談を拒否することを明言した。

 首相が徳田氏と会談したのは、医療法人「徳洲会」の理事長で現職時代に同島を選挙区とし、「大変な実力者で尊敬されている」と見てのこと。次男の毅氏は地元選出の自民党の衆院議員だ。もっとも、徳田氏は病気療養中で、「見舞い」名目で会談するなど、首相が追い込まれつつあるとの印象はぬぐえない。会談に同席した毅氏は記者会見で「徳之島にどうしても移したい様子が伝わってきた」と説明した。

 先月の党首討論で「腹案はある」と明言した首相だが、米海兵隊の徳之島への一部移転案が周到に準備された形跡はない。自民党関係者は、同島を含む奄美群島振興費が2010年度予算で3割近く削減され、地元の反発を招いたことを指摘し「昨年の予算編成段階では、徳之島移転など考えていなかったのだろう」との見方を示した。

 一方、首相は連休中の5月4日、就任後初めて沖縄県を訪れ、仲井真弘多知事と会談する。首相は、同県名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画を修正、くい打ち桟橋方式で代替滑走路を造る案を打診するとみられる。しかし、知事は25日に開かれた県内移設反対の県民大会に出席、現行計画を条件付きで容認していた以前とは、微妙に立場を変えている。「県民の皆さんから直接、話をうかがってみたい」。首相は沖縄訪問の意欲を語ったが、対応が後手に回っていることは否定できない。

2010年4月28日 時事


全くもって「場当たり」的であります。まるで「場」に「当てた」かのような対応であると言わざるを得ません。しかもその「場」は、前もってリークすることによって作り出された「場」なのですからどうしようもありません。「そっち行くかも」と言っておくと、地元は反対したり賛成したりします。で、反対しているところに「どうかひとつ」と言いにわざわざ出掛けていくのです。

これでは「後手に回っていることは否定できない」のです。ほとんどワザと「後手に回している」かのようです。案の定、徳田さんは協力してくれないといいます。徳之島の現状で徳田さんが「協力」出来るわけがありません。

そこで大事なのは「場に当てる」とか「後手に回している」ような印象を与えないことです。毅さんは次男とはいえ立派な方ですから、「徳之島にどうしても移したい様子が伝わってきた」などと言っています。鳩山さんの「本気」ぶりが伝わって来るではありませんか。

AV女優そこのけの鳩山さんは「本気汁」を太股に伝わらせながら次は沖縄に向かいます。

普天間、「今の考え伝える」=5月4日の沖縄知事との会談で−首相


 鳩山由紀夫首相は30日夜、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり仲井真弘多県知事と5月4日に会談することに関し「今の時点での政府の考え方を申し上げたい」と述べた。


 首相はまた、5月末を期限とする移設問題の「決着」の定義について「米国も沖縄も地域もこれで行こう、と合意がなされることだ」と説明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。 

2010年4月30日 時事


「今の時点」での本気汁をなすり付けにいくそうですが、キタナい話です。出し立てのほやほやの汁ですが、「今」というのはもちろん「今」です。それは4月の30日のことです。「今」は本気汁でも1カ月後には「キモい」とか言い出すのが世の常でありますから、中年男子は要注意です。

鳩山さんは「沖縄で県民の声を直接聞きたい」んだそうです。そんなもん聞かなくても大体分かりそうなものですが、ともかくわざわざ聞きに行くのです。9万人を動員した集会があったので、もう聞きに行っても大丈夫でしょう。「県民の声」は予想されています。

おそらく、単なる「集会」では心もとなかったのでしょう。直接顔面に浴びてみないことには納得がいかないのかもしれません。もっとも、「顔面シャワー」とかいうのは、見ている人を「納得」させるためのパフォーマンスなのですから、実生活に取り入れるには色々と問題があることは言うまでもありません。てゆーか、あります。いや、あった。

女の人によっては、それは「冒涜的」だと感じるようです。仕返しに顔をなすり付けて来る人もいます。髪の毛につくと大変なんですが、鳩山さんも「埋め立ては自然への冒涜」だと言っています。一応言っておいてあります。そんなことはしないでね、と。しかし「今の時点」ではチンポに顔を差し出しているのです。

そして結果は全ての人が予想しているとおりになります。それは「善良な市民としての感覚」の逆襲です。正確に言うと、「市民」の「感覚」が明らかになったことによって首長の行動が制限された後である、ということです。

そもそも「市民」というものは様々な意見が多様に存在する場所であることから、「これこそが」というひとつの「市民感覚」というものは存在し得ないのですが、流れようとも固まろうともしない「市民感覚」が発射されるとある場所で固まることがあるわけで、鳩山さんが会って話そうというのはまさにそのような場所なのです。

そこで「市民感覚」のシャワーに塗れるという話しでありまして、これは相当なMであるとしか言いようがないのですが、奥さんがああいう感じだとあり得ない話ではないのです。それにやってみればある程度までは誰でも楽しめるものです。あくまである程度まで、ですが。
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2010年04月28日

疑わしきは時効廃止

時効廃止:改正刑事訴訟法が施行


 衆院本会議で成立した殺人など12罪の公訴時効廃止を柱とする改正刑事訴訟法は、27日の持ち回り閣議で公布が決まり、即日施行された。28日午前0時に時効成立を控える事件を対象にするため、法務省は即日施行という異例の手続きを政府内で働きかけていた。

 改正法施行により、95年4月28日以降に発生した殺人などの時効が廃止され、警察の捜査が継続される。傷害致死など人を死亡させたその他の罪は、時効期間が従来の2倍に延長される。

 岡山県倉敷市で95年4月28日に起きた夫婦放火殺人事件も時効廃止対象となる。この事件の時効は28日午前0時だったが、即日施行で改正法成立から施行のはざまで時効を迎える事態は回避された。

 千葉景子法相は成立後の記者会見で「(時効見直しを)待っている皆さんの期待に何とか応えられるのではないか。被害者への施策が十分でないのが心痛く、政府全体でのサポートを考えなければいけない」と述べた。【石川淳一】

2010年4月27日 毎日新聞


憲法違反の法律は少なくないかもしれませんが、法の原則に反する部分を持つだけではなく、その目的で施行期日まで決定された法律はこれが初めてでしょう。恥葉毛子さんもなかなかやるもんです。

「殺人など12罪」というのは刑事訴訟法の「死刑に当たる罪」であって、刑法によると以下のとおりです。

内乱の首謀者(第77条第1項)
外患誘致(第81条)
外患援助(第82条)
現住建造物等放火(第108条)
激発物破裂(第117条)
現住建造物等浸害(第119条)
汽車転覆致死(第126条第3項)
往来危険による汽車転覆致死(第127条)
水道毒物混入致死(第146条)
殺人(第199条)
強盗致死(第240条)
強盗強姦知事(第241条)


その他に「人を死亡させたその他の罪」の公訴時効も2倍に延長されるというわけですが、これが全部遡及されるというのですから話は穏やかではありません。

ありませんが、それでもそれらの罪には一応時効があるわけですから、時効がないのとはだいぶ違います。もっとも、長くしようが廃止しようが直ちに犯人逮捕に繋がるわけではありません。犯人でない人の逮捕に繋がらないわけでもありません。取調べの可視化?なにそれ景子よく分かんない。

また、例えば傷害致死の時効は20年になるわけですが、これを殺人で起訴することにすれば遅くなっても大丈夫であるということもあります。従来でも傷害致死は10年で殺人は25年でしたから、やろうと思えば出来た、てゆーかやっていたのでしょうが、今後は「とても遅くなっても」大丈夫なのです。

傷害致死と殺人の違いは傷害行為に殺意があったかどうかであるということです。傷害の故意があって殺人の故意がないのが傷害致死です。傷害の故意がない場合は過失致死です。これについては犯行の様態と容疑者の自供によるものとなるでしょう。これらは捜査側にとってはどうにでもなる問題であり、ほとんど問題とするに足りません。傷害致死を殺人として起訴することは極めて容易です。

一方で起訴される側にとっては殺意のないことを証明することは困難ですが、状況を知る者の証言などによってこれを証明することが出来る可能性があります。しかし時間の経過とともにこのような証言による立証は難しくなってゆきます。もし充分に「遅くなって」からであれば、ほぼ不可能となるでしょう。遅いにこしたことはありません。

そこで目出たく起訴されたとして、裁判の方は大丈夫なのかと言うと、これが全然平気であります。

大阪母子殺害の死刑判決破棄、差し戻し…最高裁


 2002年4月に起きた大阪母子殺害事件で、殺人と現住建造物等放火罪に問われた大阪刑務所刑務官(休職中)・森健充被告(52)の上告審判決が27日、最高裁第3小法廷であった。

 1審・大阪地裁の判決は無期懲役、2審・大阪高裁は死刑判決だったが、藤田宙靖裁判長(退官のため堀籠幸男裁判官代読)は「十分に審理を尽くさずに判断したと言わざるを得ず、事実を誤認した疑いがある」と述べて1、2審判決を破棄し、審理を同地裁に差し戻した。

 被告が犯人かどうかが主な争点になった事件で、最高裁が2審の死刑判決を破棄したのは戦後7件目。同小法廷は2人が殺害された重大事件であることも考慮し、1審で改めて立証するよう検察側に求めたが、今後の審理の展開によっては無罪の可能性も出てきた。

 藤田裁判長を含む4人の多数意見。堀籠幸男裁判官は「被告が犯行に関与したことは合理的疑いを差し挟まない程度に立証されている」との反対意見を述べた。

 森被告は02年11月の逮捕後、捜査段階では黙秘し、公判では「現場のマンションに行ったこともない」と否認。犯行にかかわったことを示す直接証拠は一切なく、状況証拠による立証の成否が争点になっていた。

 現場マンションの階段の踊り場で、たばこの吸い殻が見つかっており、1、2審では、検出されたDNAが被告と一致したことなどから「被告が犯人と推認できる」と判断した。

 これに対し、同小法廷は「有罪と認定するには、状況証拠によって認められる事実の中に、被告が犯人でなければ合理的に説明できないものがあることを要する」と指摘。その上で、吸い殻は、警察が事件翌日に採取した段階で茶色く変色していたことから、「かなり以前に捨てられた可能性があり、被告が事件当日にマンションに行ったとは認定できない」とした。

2010年4月27日 讀賣新聞


裁判所では古い煙草の吸い殻で無期懲役だとか死刑だとかにしてくれます。最高裁にしても、これは藤田さんが退官するという特殊事情があったことを考慮すべきかもしれません。危なっかしいものです。堀籠さんは藤田さんが書いた判決を代読したわけですが、自身は変色した吸い殻で充分立証されたという立場を明らかにしています。6月には退官するんだからもう良いんじゃないかと思いますが。

この判決について報道したNHKニュースに出た元裁判官で法政大学法科大学院教授の木谷明さんは

「高度な立証がない場合は無罪なんだと、疑わしくても無罪にすべきなんだという明確なメセージが出た」

とか言ってましたが、「疑わしきは無罪」の間違いではないでしょうか。間違いと気違いは江戸の華とか申します。まさか法政で江戸風にあか抜けちゃうとは思いもよりませんが。木谷さんも辞める時には立派に辞めたもんでしたよ。
posted by 珍風 at 00:09| Comment(6) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月27日

成人向け修正済み

まあとにかくウソはいけませんが、局部はモザイク

巨大民意 政府八方ふさがり

 現行案やその修正など、埋め立てを伴う移設計画は認めない考えとみられるが、かといって、首相がこだわる県外への移転は徳之島の拒否で展望はないに等しい。依然解決への糸口すらつかめぬ状況に、首相の進退論が現実味を帯びかねないとの懸念が与党内で強まっている。(政治部・竹内洋一)

2010年4月26日 東京新聞



なんたって「東京」新聞ですから、視野が狭いのは仕方ありません。「県内」がダメで「県外」もダメだと首相は「進退」極まるんだそうです。とは言うものの世界は広い。竹内さんは知らないかもしれませんが、地球には日本以外にもいろんな場所があります。

しかしながら『東京新聞』だからといってバカにしてはいけません。入学祝いの地球儀がどっかに余っているのでもらって来た方がいいのは、他のマスゴミ各社も同様であります。

 日本の安保政策の重要な柱である日米同盟の受益者は、日本国民すべてである。同盟を支える米軍基地は三沢、横須賀、岩国、佐世保など各地に散在するが、75%は沖縄に集中している。



 全国民が受益し、沖縄県だけが負担する。まぎれもない落差への憤りが、沖縄の人々を
大会へと突き動かした。



 もとより、沖縄県の負担を減らし、できるだけ国民全体で分かち合おう、「県外移設」を模索しようとの提起は間違っていない。

2010年4月26日 朝日新聞社説


まるで日本国民が「日米同盟の受益者」であるかのように書いていますが、これは議論の余地のある前提です。しかしマスゴミはこの不安定な前提に立つ事が何よりも必要なのです。ここだけの話、「国外」などという難しい漢字は読めないのです。

新聞を読むと世界中どこを探しても日本以外の国は存在しない、地球は日本列島だけで出来ていることが解ります。しかし地球は狭いもんだと思い込んでアルファ・ケンタウリへの移住を計画するのは早計です。新聞さえ読まなければもう少しマシな認識を持てることでしょう。

日本しかない世界という間違った前提に立つことによって、鳩山政権を批判することが可能になります。毎日新聞などは「現行案」復活というガセに立脚して、もっぱら話を沖縄県内に限定した上で、やはり同じことをしています。

産經新聞の地球儀も同様に沖縄県だけで出来ているようで、みんな一体どこに住んでいるのか心配になりますが、各社にとって最も重要なのは「国外」という選択肢を故意に排除すること、あたかもそれが存在しないかのように振る舞うことであるようです。

そしてその上で、鳩が行き場を失っているかのように書いているのですが、本当にそんなことをやっていて大丈夫なのかは分かりません。それは危険なイメージを喚起します。何といっても鳩には羽根が生えていて空を飛んだりするのですから油断できません。

飛ぶ時に糞をするかも知れませんので傘でもさした方がいいのかもしれませんが、マスゴミは鳩を飛ばすために狭いところに追い込んでいるかのようです。つまりお空を飛んで「県内」と「県外」で出来た狭小な領域を飛び出しかねないのです。すると新聞の行間には、海外移設が唯一可能な選択肢であると書いてあることになるのですが、そんなことをして消されやしないかと、誰も心配していません。
posted by 珍風 at 05:47| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月25日

自殺する現行案

政府に「辺野古」修正案、首相は強く否定


 沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、日米両政府が2006年に合意した米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)への現行移設計画を修正して活用する案が政府内で浮上していることが24日、明らかになった。

 鳩山首相が公約した「5月末決着」がほぼ絶望的となる中、万策尽きた政府が、米国の理解を得やすい現行計画への回帰を迫られた形だ。だが、首相はなお、県外移設にこだわっている。沖縄や社民党などの反発が強まるのは必至だ。

 岡田外相とルース駐日米大使は23日、東京の米大使館で普天間問題を協議した。

 これに関連し、日米関係筋は24日、「日本政府は現行計画を修正する調整を始め、米側にも修正案は伝えられている」と述べ、米側も修正案を把握していることを認めた。

 関係筋は修正案について、「環境に優しい案だ」と指摘。〈1〉現行計画にあるV字形の2本の滑走路のうち、埋め立てを伴わない部分に1本を建設する〈2〉滑走路の長さを短くする〈3〉埋め立てでなく、辺野古沖に超大型浮体式海上構造物「メガフロート」を造る――などの案が出ていると説明した。

 また、24日付の米紙ワシントン・ポストは、岡田外相がルース大使に伝えた提案の一部として、「普天間飛行場にある海兵隊施設の一部を沖縄から約160キロ離れた島に移す」案が盛り込まれている、と報じた。

 現行計画は、06年5月に日米が合意した米軍再編の「ロードマップ(行程表)」で示された。辺野古の周辺海域約160ヘクタールを埋め立て、約210ヘクタールの飛行場区域を建設。飛行場には長さ1800メートルの滑走路2本をV字形に配置し、格納庫や駐機場なども設ける計画だ。

 普天間移設にあたり、政府は、名護市にまたがるシュワブ陸上部への代替施設に、鹿児島県・徳之島へのヘリ部隊移転を組み合わせるなどの新たな移設案を検討してきた。しかし、米側と移設先の地元が強い難色を示しているため、現行計画の修正案が浮上したものとみられる。

 一方、鳩山首相は24日、視察先の群馬県内で「辺野古の海が埋め立てられることは自然に対する冒涜(ぼうとく)だ。現行案が受け入れられる話はあってはならない」と記者団に語り、現行計画の再検討や修正を強く否定した。岡田外相も同日、記者団に、米紙報道について「事実ではない」と否定した。政府高官は同日、「現行計画に戻ることはあり得ない。修正については何とも言えない」と含みを持たせた。

2010年4月25日 讀賣新聞


讀賣新聞によれば「現行計画の修正案が浮上」したのは「米側と移設先の地元が強い難色を示しているため」なんだそうですが、その点では「現行計画」も負けてはいません。「移設先の地元」では25日の午後には「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し国外・県外移設を求める県民大会」が開かれます。仲井真弘多知事も参加するそうですが、極めて強力な「難色」を示そうというところです。したがって再び讀賣新聞によれば、「現行計画」はあり得ないことになります。

「日米政府関係筋」が「県民大会」に参加するのかどうか知りませんが、グッドなタイミングで「現行計画」を引っ張りだして来て大会を盛り上げてくれるそうです。一種の祝電のようなもんです。

本日の大会において「現行案」についての確認がなされるようです。確認のためにわざわざ前日に「明らかになった」りしたものと思われます。何にしても「確認」とか「再確認」とか「指差呼称」とかいうものは重要な事に違いありません。

油断をしているとミスやエラーが発生したり基地が出来たりしがちです。「指差呼称」などの確認行為を実行することによって、エラーの発生が4分の1程度に抑制され、作業効率も上がるものであるとされているのです。意識のフェーズ理論において、ノーマルでリラックスした状態(フェーズU)から一時的にフェーズを上げる(フェーズV)ために「指差呼称」が有効であるとされています。

通常では「グアム」とか「北マリアナ諸島」などの広範囲に注意が拡散していますが、未だに「現行案」に注意が集中している人もいます。このような状態(フェーズW)は大変に危険な状態であり、脳はパニックに陥っています。そこでこのような状態に陥らないように、普段から「現行案」を想定して反対しておくなどの準備も必要になって来ます。

もっとも、今回が「現行案」が「現行案」と呼ばれる最後の日かもしれません。今日反対してもらうために持ち出して来た可能性もあります。とはいえ街で米兵を見かけたら指を差して「帰れバカヤロー」と声に出して言うことが大切です。日頃からこれを実行する事により、いつの日かタコ殴りにあったり命を失う事にもなりかねません。つまりそこに米兵がいればですが。
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2010年04月23日

憂慮すべき日本の治安状況の改善について

防犯ネットワーク整備へ 警察庁が取り組み指示


 警察庁は21日、自治体や住民、民間と連携した防犯ネットワークの整備や社会の規範意識向上に向けた取り組み事例をまとめ、都道府県警に実施を指示した。女性や子ども、高齢者が被害に遭う事件の続発を受け「犯罪が起きにくい社会」の実現を目指すとしている。

 警察が社会の規範意識に言及するのは異例。同庁は「社会全体で取り組むべき課題。起点となれれば」と説明している。

 安藤隆春長官は同日東京都内で開かれた生活安全課長らの全国会議で「治安改善は道半ば」との認識を示し、「国民の安全、安心な暮らし実現」のため積極的な取り組みを進めるよう訓示した。

 同庁は、痴漢や侵入盗、ネットオークション詐欺など身近な犯罪別、女性や子ども、外国人など犯罪に不安を感じている人の類型別に具体的な取り組み事例を列挙。

 既に一部の県警が導入している、防犯に優れたマンションの情報を不動産業者に提供し業者が女性向けにあっせんする仕組みや、市町村による防犯ブザーの貸与、ガソリンスタンドを子どもの避難場所として提供している例などを示した。

2010年4月21日 共同通信


今の日本には重大な問題があります。警察庁によると刑法犯認知件数は2002年がピークで、2003年以来7年連続で減少してしまっています。日本は「犯罪が起きにくい社会」になってしまったのです。警察庁ではこの現状を「官民一体となった取り組み」が原因であるとして憂慮していますが、その一方では「国民の不安をかきたてる犯罪は依然多発している」などと、かなり根拠を欠く希望的観測を表明しています。

その一方で自警団は増える一方であり、2009年には全国で4万2千700もの自警団が犯罪の減少に業を煮やしています。このままでは暇を持て余した自警団が暴徒と化し、犯罪の増加を求めて警察署を取り囲んで気勢を上げたり、更にはエスカレートして交番の警察官を血祭りに上げて警察署に火を放つなどの危機的な事態に立ち至ったり、つまんないので解散してしまう虞れがあります。

そこで警察庁は止むに止まれず「犯罪が起きやすい社会」のための取組みを求める通達を全国都道府県警に出す事になりました。具体的には細かい事案を見逃さずに認知件数を上げることを揚げています。犯罪が少ないとオマワリさんがダレるので、それを防止するためということもあるかもしれませんが、ここでは警察の教育的な機能が強調されています。すなわち軽微な犯罪でも警察の作用によって重大犯罪にまで育て上げる事が出来るのです。

例えば警視庁は万引や自転車盗などの軽微な犯罪を、重大な犯罪に繋がる「ゲートウェー」であるとして積極的に取り締まれと言っていますが、軽微な犯罪を「入口」としてそれを重大犯罪につなげていくのは警察の大切な役割です。

万引については、しばしば万引被害を上回る機会損失をもたらす届出手続を軽減することによって届出率の向上を図るとしています。これによって現実に届出率が上がるとすれば、万引に伴うリスクははそれを行なう人にとって上がりますので、万引犯としては相応の対応を行なう事になるでしょう。お店の人にとっ捕まってお説教を食らうぐらいでは済まない、ということになれば、先ずはなんとしても店員や監視員を振り切る事が肝心です。

万引という犯罪は民間人がこれを認めて、犯人の身柄を確保する事が多いと思われますが、この行為が極めて危険なものとなる可能性があります。捕まりそうになった万引犯は刃物を振り回したりするかもしれませんが、怪我をするのはオマワリさんではなくてお店の人です。そしてオマワリさんは単なる万引が傷害罪に成長した果実を受け取り、拳銃で武装してこれに対応します。

落書きやゴミのポイ捨て、歩行者の信号無視なども「社会の秩序を乱す行為」として取り締まります。しかしこれらの行為はそれぞれ器物損壊罪(刑法261条)、廃棄物処理法違反(第7条)、道路交通法違反(第7条)という、まあ立派な犯罪を構成する行為であって、単に「社会の秩序を乱す」といって済ませられるものではありません。

実はここに枚挙されているのは単なる例示であって、この他にも法律に明記されていない広範な「社会の秩序を乱す行為」がその対象となります。具体的にどのような行為が取締の対象となるかという判断は現場の警察官に任されますが、取り締まられる人が理不尽に感じれば感じるほど合目的的です。このような取締によって、犯罪を犯す程ではない人からも公務執行妨害罪を引き出す事が出来ます。

もはやオマワリさんは指をくわえて犯罪を待っていれば良いというものではありません。軽微な犯罪を重大犯罪に、微小な逸脱行為を犯罪にまで成長させるのがこれからの警察官の職務です。とはいえそんな事ではいくら屈強なオマワリさんといえども疲れ果ててしまいます。警察庁ではその点に配慮して自警団を活用するとしています。今回は特に、真面目に勉学や仕事に励んでいるので自警団に入っていない事の多い大学生や労働者の組織化を指示しています。別に自警団に入らなくても良いのですが、入るようにプレッシャーを与え続け、また自警団そのものの存在によって脅威を与えることで心理的効果を誘発して他罰的・攻撃的傾向を強化することによって、さまざまな場面での「ちくり」を誘発する事が見込まれています。

「規範意識」については、そんな内心をどのように測定しうるかを問題にする向きもあるかもしれません。しかしこの点は実に簡単です。「ちくる」人は「規範意識」が高いのです。自警団などの「ちくり」に参加しない人は「規範意識」が希薄なので「心からの反省」を促さなければなりません。そうすると「ちくる」ようになります。誰かの違反行為を報告するように督励すべきです。任意の誰かは何か「悪いこと」をしています。その証拠に、逮捕して取調べれば間違いなく必ず何か出て来ます。叩けば埃のでない人などいないのです。埃のない人には付けてあげますから万全です。
posted by 珍風 at 12:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

ノスフェラトゥの吸血ボート

ここが最後の寄港地のようです。禿ネズミが逃げ出しました。

これは悪口ではありません。禿ネズミは『スポーツ報知』に「舛添要一の永田町奮戦ルポ」というコラム、てゆーか自分で書くんじゃなくて記者との問答形式ですが、そういう連載を持っていて、3月5日には「沈没する船から脱出する準備をしないと」として、自らネズミに例えています。もっともこの禿ネズミ、生意気にもボートで逃げ出すつもりだったようですが。

そんな縁もありますから、『スポーツ報知』の報道は好意的であらざるを得ません。

舛添氏、急転!新党旗揚げへ


 執行部批判を続けていた自民党・舛添要一前厚労相(61)が21日、川崎市で行われた講演会の後、新党結成を宣言した。早ければ23日にも「舛添新党」を旗揚げする。各社の世論調査で「首相にふさわしい政治家」のトップに挙げられる舛添氏の決断は、今夏の参院選に向けた永田町の勢力図に大きな波紋を及ぼすことになりそうだ。

 不発かと思われた「舛添新党」が、やっとさく裂した。

 舛添氏は川崎市で行われた講演会終了後、記者団の取材に応じた。「党首は舛添さんで?」と問われると、即座に「当然、私が党首になるから『舛添新党』という話なのだと思います」ときっぱり。調整や手続きが残るため、13回も「正式に決まれば」と繰り返したが、週内にも離党届を提出し、早ければ23日にも「舛添新党」を正式に誕生させる。

 注目のメンバーについては明言を避けたが、関係者によると自民党と国会会派を組む改革クラブの渡辺秀央代表(75)、同幹事長の荒井広幸(51)、山内俊夫(63)各参院議員が合流する方向。さらに自民党の矢野哲朗前参院国対委員長(63)、離党届を提出済みの小池正勝参院議員(58)らも加わる見込みで、政党要件である現職国会議員5人は確保したもようだ。さらに舛添氏は「5人以上の方と話をして、ほとんどの方に賛同を得ている」と自信をのぞかせた。

 舛添氏は2月、党内に政策グループ「経済戦略研究会」を発足させ、「参院選で勝利することは今のままでは難しい」と執行部刷新を要求。一時は「選対本部長代理」のポストを提示されたが、「瞑想(めいそう)中」として谷垣禎一総裁からの連絡を拒絶したこともあった。

 新党結成をちらつかせる舛添氏に対し、党内からは不満が続出。「オオカミ中年」「離党すべき」との声が相次ぎ、行き場を失っていた。19日に福岡市内で行われた講演では「新党なんて全く関係ない。メディアが先走って『舛添新党不発』と書いている」と話していたが、自らの発言を覆す形で党を飛び出した。

 各種世論調査で「首相にふさわしい政治家」のトップに挙がる舛添氏。「政治とカネでこれだけ閉塞(へいそく)感があるのですから、清潔な政治を目指さないとイカン」とぶち上げ、「今のていたらくの鳩山政権を打倒する」と宣言したが、政局への影響は未知数だ。

2010年4月22日 スポーツ報知


あまりぱっとしないメンバーです。小池正勝さんなどは小池百合子さんと間違われていましたが、新党というよりは舛添さんが自民党内負け組を引き連れて改革クラブにやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

水野晴郎さんが何をどう思ったか『A Hard Day's Night』に『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』という邦題をつけたんですが、元の曲の方は、あまり「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」という感じではありません。仕事に疲れた男の人が家に帰れば自分に全てを捧げている(You're gonna give me everything)奥さんがいて優しくしてくれるからオーライであると思っている、という歌です。

別に女性を軽視するわけではありませんが、どうも「舛添新党」は舛添さんに全てを捧げる他には何も出来そうもない人たちが集まるようですから、それは傍カラ見ればいろいろあるとは思いますが、舛添さんにとっては「When I'm home everything seems to be right」な「ホーム」にはなるかもしれません。

もっとも、ここで「seem」という語が入っていることに注意を喚起すべきでしょう。これは「〜であるようだ」という風に訳されますが、「seeming」になると「上辺の、もっともらしい」という意味になるという、些かアヤシい方向を持っています。これは歌詞の主人公である男性の認識と現実の間に何らかの齟齬が存在する可能性を示しているのです。どこの御家庭でも同様、わかったものではない、ということでしょう。

まあ、男女間の事は経験豊富な舛添さんの事ですから、そんな事はお分かりかと思いますが、方々に「ホーム」をお持ちらしい舛添さんの「家族だんらん」のイメージは、労働時間無制限で「night」どころか真夜中過ぎに帰って来てそのまま眠って早朝に出掛けてゆくような生活を繰り返し、ある朝二度と目覚めないというような非常に安らかなものであり、心なごむ思いのするものです。

そういえば去年は「年越し派遣村」に関してウソをついた上で、「自民党が他の無責任な野党と違うのは、大事な税金を、働く能力があるのに怠けている連中に払う気はないところだ」と本当の事を言ったそうですが、「怠けている連中」という主観的な評価を含む語を言い直せば「失業者」に他なりませんから、これは「自民党は失業対策に税金を使わない」という意味になります。このような発言が政権交代に資すること大であった可能性もあります。

自民党には、浮動票を獲得できると考えられている舛添さんが離党すると困ると思う人もいるようですが、それほどの影響があるかどうかは不明です。たしかにあの頭は目立ちますが、何かマズい発言があったとしても、それは人の世の生き血をすする自民党そのものを分かりやすい形で表現するタレント的な知性のなせるわざでしょう。自民党の不埒な悪行三昧が変わったわけではありませんから大丈夫です。ちゃんと沈みます。ボートの方は、ネズミってのは何でも齧って穴を開けるから安心でしょう。
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2010年04月20日

健康診断での惨事

バリウムが不味いとかそういう。

うつ病チェック、健診で…来年度から実施へ


 政府は職場でのストレスなどを原因としたうつ病など精神疾患の広がりに対処するため、企業や事業所が実施する健康診断に精神疾患を早期に発見するための項目を盛り込む方針を固めた。

 また、企業などのメンタルヘルス(精神衛生)対策を指導する国の専門職員の研修時間を2倍以上に増やすなど、精神疾患対策に本格的に取り組む。

 対策は、厚生労働省の「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」が今月中にもまとめる提言に盛り込まれる予定で、政府は総合的な自殺防止対策の一環として2011年度からの実施を目指す。

 企業の健康診断は、労働安全衛生法で実施が義務付けられており、身長や体重の測定、血糖検査、尿検査など実施すべき項目を労働安全衛生規則で定めている。政府は同規則などを改正して、精神疾患のチェックを項目として盛り込む考えだ。長妻厚生労働相は19日、都内の労働基準監督署などを視察後、「何週間も何日も眠れないなど、そういった項目を医師が聞いて、うつ病をチェックできないか検討したい」と述べた。

 また、企業などの精神衛生対策を指導するため、都道府県労働局や労基署に配置されている、国の専門職員「労働衛生専門官」の研修プログラムの改定は今年6月から実施する。これまで年1回4時間半だった精神衛生関係の講義を10時間半に増やす。

 厚労省によると、仕事のストレスが原因でうつ病などになったとして労災認定を受けた人は、2008年度に過去最多の269人を記録、5年前の108人に比べて約2・5倍となった。

2010年4月20日 讀賣新聞


労災対策は企業にとって大きな関心事のひとつですね。労災が出ると保険料が上がるんですよ。コスト的な負荷をかけることによって事業者が自ら労災防止に取り組むようにという趣旨ですが、思うに商人はもっと利口ですね。なるほど公務員が悪口を言われるわけです。大概労災は隠されているのが現状です。

いきなり従業員が自殺なんかして、会社のせいだとか言われるのも困ります。こんなことなら早いとここっちから殺しておけばよかった、と思う人もいるでしょう。要らない従業員をけしかけて邪魔な従業員を殺させればリストラにもなります。正に一石二鳥というものです。

もっとも世の中は進歩しているので、そんな荒っぽいやり方を好まない人の方が多いものです。出来たらうつ病の人、てゆーか「労災になりそうな人」を見つけて早いとこ手を打ちたい。でも、会社がいきなりそんな事を始めたら問題になるんじゃないか。微妙にプライベートな問題ですからね。

そこで国に義務づけてもらうと助かります。義務だろうとなんだろうと診断結果は会社も受け取りますから大丈夫です。健康診断を請け負った病院では健康診断の結果が思わしくない人をピックアップして別表にしてくれたりしますから、うつ病に関しても労災リスクの高い準に並べ替えてくれたりするでしょう。

あとはその連中を辞めさせるようにすれば労災対策は万全です。いきなりクビを切るような荒技はお奨めできませんが、閑職に追いやって給料を大幅に下げるなどのメンタルヘルス対策が有効です。まあその辺は担当者各人の腕の見せ所でしょう。やり方によっては目的と真逆の結果を得る事にもなりかねませんので十分な注意が必要です。

うつ病の診断については海馬領域での神経損傷仮説に基づくMRIによる診断が可能になりつつあるようですが、企業の健康診断で一人ひとりMRIにぶち込むのも大変です。時間もかかりますし、どうしたって1人につき10,000円くらいのコストを食います。長妻さんは問診のような事を想定しているようです。

これはおそらく一般に良く見かける「うつ病診断リスト」みたいなものになると思われますが、ああいいうのは概ね米国精神医学会のDSM-IVに基づいています。したがって健康診断における問診もこれに準じると思われます。

大うつ病エピソード(Major Depressive Episode)

以下の症状のうち5つ (またはそれ以上) が同じ2週間の間に存在し、病前の機能からの変化を起こしている。これらの症状のうち少なくとも1つは、(1)抑うつ気分または(2)興味または喜びの喪失である。
注:明らかに、一般身体疾患、または気分に一致しない妄想または幻覚による症状は含まない。

1.その人自身の言明 (例:悲しみまたは、空虚感を感じる) か、他者の観察 (例:涙を流しているように見える) によって示される、ほとんど1日中、ほとんど毎日の抑うつ気分。
注:小児や青年ではいらだたしい気分もありうる。

2.ほとんど1日中、ほとんど毎日の、すべて、またはほとんどすべての活動における興味、喜びの著しい減退 (その人の言明、または他者の観察によって示される)。

3.食事療法をしていないのに、著しい体重減少、あるいは体重増加 (例:1カ月で体重の5%以上の変化)、またはほとんど毎日の、食欲の減退または増加。
注:小児の場合、期待される体重増加が見られないことも考慮せよ。

4.ほとんど毎日の不眠または睡眠過多。

5.ほとんど毎日の精神運動性の焦燥または制止 (他者によって観察可能で、ただ単に落ち着きがないとか、のろくなったという主観的感覚ではないもの)。

6.ほとんど毎日の易疲労性、または気力の減退。

7.ほとんど毎日の無価値観、または過剰であるか不適切な罪責感 (妄想的であることもある。単に自分をとがめたり、病気になったことに対する罪の意識ではない)。

8.思考力や集中力の減退、または決断困難がほとんど毎日認められる (その人自信の言明による、または、他者によって観察される)。

9.死についての反復思考 (死の恐怖だけではない)、特別な計画はないが反復的な自殺念慮、自殺企図、または自殺するためのはっきりとした計画。


以上のような事を言葉を換えて聞いて来ますので、「はい」と答えるのは4つまでにしておくのが無難です。「予備軍」とみなされる可能性を考えると、4つでも多いかもしれません。

WHOのICDー10の「F32 うつ病エピソード(Depressive Episode)」も似たようなもんですが

A 全般規準

 G1. うつ病エピソードは、少なくとも2週間続くこと。
 G2. 対象者の人生のいかなる時点においても、軽躁病や躁病エピソードの診断基準を満たすほどに十分な躁病性症状がないこと。
 G3. 主要な除外基準:このエピソードは、精神作用物質の使用、あるいは器質性精神障害によるものでないこと。

B 主要な症状
  1.対象者にとって明らかに異常で、著明な抑うつ気分が、周囲の状況にほとんど影響されることなく、少なくとも2週間のほとんど毎日かつ1日の大部分続く
  2.通常なら楽しいはずの活動における興味や喜びの喪失
  3.活力の減退または疲労感の増加

C 付加的な症状
  1.自信喪失、自尊心の喪失
  2.自責感や、過信で不適切な罪悪感といった不合理な感情
  3.死や自殺についての繰り返し起こる考え、あるいは他の自殺的な行為
  4.思考力や集中力の低下の訴え、あるいはその証拠。例;優柔不断や動揺性の思考
  5.焦燥あるいは遅滞をともなう精神運動性の変化(主観的なものであれ客観的なものであれ、いずれでもよい)
  6.いろいろなタイプの睡眠障害
  7.相応の体重変化をともなう食欲の変化(減退または増進)


ここで「A」を満たし、「B」の2項目が当てはまり、かつ「C」との合計が4項で「軽症(Mild)」、
「A」を満たし、「B」の2項目が当てはまり、かつ「C」との合計が6項で「中等症(Moderate)」、
「A」を満たし、「B」の2項目が当てはまり、かつ「C」との合計が8項で「重症(Severe)」ということになります。

「重症」に関しては「焦燥あるいは遅滞などといった重要な症状が著しいために、多彩な症状を詳しく説明したがらなかったり、あるいは説明できないことがある。重症エピソードの全般的な評価を行う場合、そうした状況でなされるということを知っておくべきである」という注意書きがついていますが、別に重症でなくてもたまたまその時に3日貫徹明けで疲れていたりすると「多彩な症状」を「詳しく説明」するのが面倒で、そういうことを「したがらない」こともあるでしょう。そういう場合どんな診断が下されるか分ったものではありません。

アッチの方に自信の持てない男性も注意が必要です。2週間前に「ダメ」で、そのあと失地回復をしていない人はBの2や3、Cの1や2に当てはまるような気分になるかもしれませんが、安易に賛成してしまうのは考えものです。たまたまの事なのですからあまり気にしないようにしましょう。相手を替えてみるのもひとつの方法です。

雇用形態に関係なく、従業員のメンタルケアのための充分な体制を整える事の出来る企業は限られています。企業としてはそんなことにお金を使うのであれば調子の悪い部品を取り替える方が合理的であると考えているかもしれません。そのような状況ではうつ病になるのも仕方のない事ですが、あなたのアタマの調子を会社に知られることは考えものです。

うつ病は自殺の可能性が高いのですが、自殺しないうちに収入の途を断たれて餓えと寒さに野垂れ死ぬのもあまり楽しい人生とも言えないようです。そのような場合は当然「労災」ではないわけですから知った事ではありませんが、死ぬのは自分ですからよく考えたいものです。
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2010年04月19日

なんと百人斬り!日本創身刀!

別段、「なんと」とか「!」をつける程のご大層な党名でもないと思いますが。

首長新党 党名はなんと「日本創新党」!


 東京都杉並区の山田宏区長らは18日午後、都内で記者会見し、地方自治体の首長と首長経験者を中心に「日本創新党」を結成すると正式に発表した。党首に山田氏、代表幹事に中田宏前横浜市長、政策委員長に斎藤弘前山形県知事が就任。「国家、地方、国民の自立」により「自由で力強い日本」を目指すと表明した。

 山田氏は、夏の参院選では比例代表、選挙区合わせて10人以上の候補者を擁立する方針を明らかにし「5−10議席を獲得したい」とした。現職の区長である山田氏は出馬せず、中田、斎藤両氏が比例代表に出るとみられているが、具体名には触れなかった。

 立党宣言は「(首長が)改革を実現して状況を改善しても、国政の失敗によってあしき状況が次々とつくりだされてしまう。もはや、この状況には我慢できない。『本物の政治』を確立し、新しい日本を創り上げるべく、立ち上がることを決意した」とした。

 同党を応援する首長や首長経験者でつくる「応援首長連合」には、上田清司埼玉県知事ら26人が名を連ねた。

2010年4月18日 産経ニュース


かつて存在した党名「日本新党」を2分して間に「創」を入れただけ、というのが素直な見方です。
「創」とは「刀で傷付ける」ことであって「キズ」の意。この人たちのそのうち「満身創痍」となるわけですが、その「創」です。「損傷」ともいい、解剖学的組織の生理的連絡の離断をいいます。刃物の人体に対する作用の仕方によって「切創」「割創」「刺創」に分類されます。

「日本創新党」とは「日本」と「新党」の間を刃物で離断した様子を表しています。「日本新党」が出て来るのは、県知事から新党を起こして政権を取った細川護熙さんを強く意識したものでしょう。もっとも、田中康夫さんは「日本」と「新党」を切り離すだけでは飽き足らずこれを転倒して見せたのに対して、山田さんたちはちょっと傷つけただけなのが、切株派としては残念なところです。

「新党」の名称は劣化し続けており、「みんなの党」もいかがなものかとみんなが思っていた矢先に「もっとヘンなのがあるぞ」とばかりに「たちあがれ日本」がたちあがり、あれよあれよという間に「日本創新党」なる完全な意味不明に到達したのは呆れるばかりです。

これは恐らく続いて新党を立ち上げようとする人々に対して牽制する意味があり、「ヘンな党名」を考案するのに余計な時間を費やさせる作戦であろうと思われます。くだらない事にもちゃんと意味があるのが政治の世界です。

しかし世間では、この党名を覚えるための工夫が考えだされています。ポイントは「創新」という箇所。覚えにくいのはそんな言葉がないからです。「創」は「あたらしくはじめる」という意味を持ちますから、「新」などは余計なのです。それでは同党の「立党宣言」に即して、そのような工夫のいくつかをご紹介致しましょう。

「成長と改革による経済と財政の再建」

法人税や所得税、相続税などの減税を行ない、通信や金融や労働などの諸分野における規制緩和を行なって、「選ばれる国」になる


誰に「選ばれ」たいのか解りませんが、てゆーか大体の想像はつくというものですが、そのおかげでビンボー人はますます痩せ細ることから「日本痩身党」

「国民の安心の確立」

日本の地域社会と伝統的価値観の再興


ビンボー人が反抗しないように「人格教育」、デタラメ教科書でビンボー人の頭をもっと悪くする「歴史教育」、こんなことで金持ちが「安心」してられるかどうか心もとないわけですが、喰うものもなく電気も止められた奴にはせめて「伝統」でもつけといてやれ、というわけで「日本総神道」

「現実主義に基づいた外交・防衛」

価値観を共有する国々と手を携え、国際的な責務をしっかり果たしていかねばならない


座間市長の遠藤三紀夫さんや岩国市長の福田良彦さんがいらっしゃいますが、「自らの国は自らの手で守る」のが自らの国を外国の基地列島にすることだという混乱したシュールな「現実主義」が「日本喪心党」

この他にも、「日本の基本理念」が元祖「あたらしい歴史教科書」である「日本書紀」の「十七条憲法」だと言い出す脳天気ぶりにその第二条から「仏法僧新党」

全然古臭い政策で新自由主義以降の政治的要請に応えられないのにどうして気がつかないかというと連中頭を打ったショックで最近の記憶が飛んでるに違いないというので「日本脳震盪」

松下政経塾とかいう似非エリート促成栽培温室育ちでそのくせ常に上から目線のシロートがちょっとばっかし自治体の首長をやったからって何がわかる、という「日本藤四郎」。ここまで来ると何だかわかりません。

自民党の不足分を区長や市長で補うつもりでしょうけど、松下政経塾出身者の受け皿、てゆーか民主党への流出を避けたいという事もあるかもしれません。まあお礼奉公みたいなもんだと思えば間違いありません。いかにも松下らしいといえば松下らしい丁稚どんの集まりになるんでしょう。

まあ新党はどれでも同じなんで、石原さんは「連帯したらいい」なんていい加減な事を言っちゃってます。せっかく分けたのに何だよ。意味もなく分かれてるとでも思っているんでしょうか。意味もなく分かれているんです。
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2010年04月17日

Please trust me(dia).

松田喬和の首相番日誌:メディアのせいで済むか


 永田町に渦巻く政治潮流は、夏の参院選を前に刻々と変化を見せている。鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場の移設問題をトップレベルで協議しようと乗り込んだワシントンでの日米首脳会談は夕食会の席上で、わずか10分で終わった。鳩山首相の主張する5月末までの決着は極めて厳しいとの見通しが広まり、潮流は一気に鳩山政権の根幹を揺さぶり始めた。

 普天間移設の政府案策定を3月末に、決着期限を5月末に設定したのは、その直後に想定される日米首脳会談を意識していたからだ。だが、本紙の社説「『5月決着』できるのか」をはじめ、各紙の論調は厳しい。民主党内からも悲痛な声が上がっている。「こうなったら参院選後に決着をずれ込ませ、当面は『交渉中』で乗り切るしかない」「何らかのけじめをつけないと、参院選は苦戦する一方だ」

 民主党の中堅幹部の一人は、91年9月に「重大決意」を表明後、肝心の解散権を封じられて退陣に追い込まれた海部俊樹首相(当時)に現在の鳩山首相を重ね合わせ、両政権の「サーファー説」を唱える。「いずれもサーフボード役は小沢一郎氏。ただそれに乗っただけ」というのだ。

 15日夕、ワシントンから帰国後初めてのぶら下がり会見に臨んだ鳩山首相は「オバマ大統領から『きちんと責任がとれるのか』などと言われたという報道もあるが」とただされた。ニヤッと笑いを浮かべた後、こう言った。「今日の夕刊には事実誤認の記事がたくさん載っていましたね」

 16日にも地元後援会のメンバーを前に「どうせ鳩山なんだからできないだろうとメディアは書いている」と、報道批判をエスカレートさせている。

 自民党政権時の首脳数人から「マスコミは民主党に甘い。我々が同じことをしたら、痛烈に批判するだろう」といった苦情をよく耳にした。権力者は世論の批判にさらされると、メディアのせいにしがちだ。鳩山首相も例外ではなかったようだ。(専門編集委員、64歳)

2010年4月17日 毎日新聞


と、「メディア」が言っています。実際にメディアは普天間基地の移設問題を最重要の問題として取り上げ、「5月決着」が出来ないことが大問題であるかのように書いているようです。

しかし、普天間基地が存在することによる被害をどこか別のところに移すことがそんなに大した事なのかどうかは疑問です。いずれにしろどこかの誰かが被害に遭うわけですから、「決着」しようとしまいと要するに同じ事です。自分のところに来なければそれで良いという人も多いでしょうが、そういう人にとってはますます同じ事なのです。

もっとも、アメリカにとっては大問題でしょう。これはアメリカ軍の再編成の一部であり、「決着」しなければいつまでも普天間にいるからそれでいいや、というわけにはいかないのです。極東の島国の首相や沖縄の土人共のおかげで再編成計画の実行が遅れているのですからイライラするのも当然というものです。

もちろん「相手の立場に立って考える」ということは大切で、日本人は昔からそのような心を重んじてまいりました。どのくらい昔からかというとそれはもう大昔からで、オパビニアなんかが泳いでいた頃ですからつい最近ですが、そんなの関係ありませんし何の意味もありません。

例えば強盗が松田さんの家族を縛り上げて先ずは上の娘をレイプして、次は下の娘にするかそれとも奥さんにするか松田さんにナイフを突きつけて答えさせようとしているところに、長男が「オヤジ早くしろよ」と言うとすれば、それは人の道にかなう行ないであり、道理にかなったことだと言えるでしょう。いずれにしても松田さんの家族は最終的には強盗に全員殺されてしまうと思われますので、順序なんかどうでもいいのかもしれませんが。

そこで、どこでもいいから強行してしまっても良いのでしょうが、アメリカでは「地元の同意」を条件にしているといいます。今さらのようですが悪役を演じてくれる気はないようです。しかしながらいずれかの自治体が「同意」する可能性は低く、それはアメリカ側も認識していると思われます。したがって「国内に移転先は存在しない」という「決着」はアメリカの予想の範囲内でしょう。

そうはいってもボールを投げ返されるアメリカにとってはちょっと面倒くさい事になるわけですから、「メディア」がウソを書いたりするのはもっともな事ですし、「世論」を「メディアのせい」にされているのだとすれば、それに文句をつけるのも正当な事です。メディアが「世論」だと言っているアレは、全然違うのです。世論はメディアとは何の関係もありません。メディアは言うことをきかない奴は直ぐに殺してしまうアメリカから日本人を守るために「世論」をでっち上げているのです。本当ですよ。
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2010年04月15日

核をもとあったところに戻して巨大ウナギの逆襲

テニアン島は北緯15度00分 東経145度38分に位置するアメリカ自治連邦区北マリアナ諸島の一部であり、面積は約100㎢、サイパン島からの距離は8q。主な産業は観光。話題の観光スポットは鳥居の廃墟です。

国外可能性「強く確信」 照屋氏「テニアン」報告
平野氏に検討要請へ


 【東京】米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、社民党沖縄基地問題対策プロジェクトチーム座長の照屋寛徳国対委員長は12日、同党が移設先として提起するグアム・北マリアナ諸島の視察報告会見を開き、「在沖海兵隊の受け入れに前向きな意見を聞き、グアム・北マリアナ諸島への実現可能性を強く確信した」との考えを表明した。早ければ週内にも平野博文官房長官に同地域への移設を具体的に検討するよう申し入れる。

 照屋氏は同諸島議会のテノリオ下院議長やデラクルス・テニアン市長との意見交換で、海兵隊駐留の経済効果や雇用創出、インフラ整備を期待する声が相次いだと指摘。同時に、「経済効果だけでなく、海兵隊の受け入れで米本国に忠誠心を示したいという思いもあるようだ」と説明した。

 同諸島の上・下両院、テニアン市評議会で日米両政府への誘致決議に向けた機運が高まっていることにも触れ、「テニアン以外に、諸島内のロタ島も移駐を希望する意見がある。地元としては日米間で財政支援を盛り込んだ協定を結んでほしいという考えだった」と述べた。

 視察に同行した高嶺善伸県議会議長は「国外移設の可能性を県民に知らせ、どんな活動ができるか県議会内で議論したい」と語った。

2010年4月13日 沖縄タイムス


テニアン島といえば広島・長崎の原爆も空襲もみんなそこから飛んで来たんでした。1944年に「テニアンの戦い」でアメリカはここを獲ってB−29の基地として整備し、毎日のように日本に向けて飛び立っていきました。

テニアンの戦いでは日本軍守備隊は民間人の安全に配慮したといわれ、角田中将は民間人の自決を止めたともいいます。もっともその民間人というのは主に日本人ですが。

それまでは日本の委任統治領で、日本海軍は南洋最大のハゴイ飛行場をここに持っていました。ハゴイ飛行場が完成したのは1939年ですが、それまでに南洋開発が沖縄や東北から移民を募ってテニアン島の開発に入り、東洋第2の大規模な砂糖工場などを運営していました。

日本による開発は1916年から行なわれ、無人島であったテニアン島に日本人とサイパン島民が移住して開墾を始めた他、丸喜商会がヤシを栽培しようとしたものの害虫と旱魃に遭い失敗しています。南洋開発が入ったのは第1位次大戦のドイツ敗北により正式に日本の委任統治となった1920年以降、1926年からです。ハゴイ飛行場の建設は日本人受刑者を使って行なわれました。

ドイツ統治時代には無人島であり、野生化した家畜をハンターが狩っていました。

1898年の米西戦争におけるスペインの敗北まではテニアン島は長らくスペイン領であり、1695年にスペインが全島民をグアム島に移住させて無人島とし、家畜の放牧場としたものの後で放棄したために、野生化した家畜の島となっていたのです。グアム島のチャモロ人の一部はヤップ島に移住し、このヤップ島に移住した人たちは第2次大戦後に再びテニアン島に戻って来ます。

イエズス会は1668年にグアム島にサンヴィトレス神父ら5人が上陸してキリスト教の布教を開始します。宣教師は島民の生活習慣に干渉して反発を買い、サイパン島とグアム島で宣教師が殺害されますが、スペインはこの報復として軍隊を派遣、島民を虐殺しました。感染症も持って来たのでチャモロ人の人口は1710年には3539人にまで削減されました。

マリアナ諸島はスペイン王フェリペ4世の王妃マリアナにちなんでサンヴィトレスが命名したもので、1521年にグアム島にやって来たマゼランが「発見」した時には、ラドローネス(盗賊/泥棒)諸島と呼ばれました。

これは飢えに苦しんだマゼラン御一行がグアム島で島民を殺して食糧を奪ったところ、奪還されてしまったことに由来します。どっちが泥棒だかよく分かりませんが、とにかくマゼランは腹を立てて島に焼き討ちをかけたといいます。

それまでは先住民族チャモロ人の人口は4万から6万、後にマリアナ諸島と呼ばれる地域で平和な自給自足の生活を送っていたとされております。一方その頃北の方の大きな島国では島民がお互いに殺し合っていましたが、489年後に

首相 来月末までに決着させる


鳩山総理大臣は15日朝、記者団に対し、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について、あらためて来月末までにアメリカ側と移設先の自治体の合意を取り付けて決着させる考えを示しました。

鳩山総理大臣は14日までアメリカを訪問し、普天間基地の移設問題をめぐって、オバマ大統領と非公式に会談し、来月末までの決着を目指す日本政府の方針に協力を求めました。これに関連して、鳩山総理大臣は、記者団が「来月末までの決着というのは、アメリカと地元の合意が得られた案が発表されるということか」と質問したのに対し、「決着は決着だから、そのとおりだ。『これでいこう』と、お互いに認められた状況を指す。何としても、その状況を作りたいと思っており、オバマ大統領にも、そのことに強く協力を求めた」と述べ、あらためて来月末までに、アメリカ側と移設先の自治体の合意を取り付けて決着させる考えを示しました。

2010年4月15日 NHK


「合意」出来る「自治体」は北マリアナ諸島くらいしかないと思われますが。「米本国に忠誠心を示したいという思い」では日本も同じだったりするのが困った点です。ここはひとつお互いに譲り合いましょう。日本にはまだまだ忠誠心の証しが沢山あります。
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2010年04月14日

「オリコン」のチャートってのは「アレ」だから

たちあがれ日本:略称は「日本」


 新党「たちあがれ日本」は13日、7月の参院選比例代表で使う略称を「日本」とする方針を決めた。昨年の衆院選比例代表では新党日本が「日本」を使用しており、今回の参院選で両党が同じ略称を使えば、獲得票数に応じて案分される。「日本」票がすべて新党日本の得票になるのを防ぐ狙いがある。総務省によると同一略称は法的に問題ないが、前例はない。

2010年4月13日 毎日新聞


せっかく「たちんぽ」という秀逸な略称を考えてあげたのに、採用されなかったのは残念至極であります。複数の政党が同じ略称を使っても良い、てゆーか「法的に問題ない」というのは、立法者がそういうことが起こることを想定していなかったわけです。こういうのを日本語の一般的な表現で「法の網をくぐる」といいます。

ほとんどの政党はプライドというものがあるようなので、そういうことはしません。政党というものの本質からして他との違いを強調したいところでありますから、混同されるようなことは避けるのが常識であります。まあ、他の政党、わけても自民党との「違い」を強調しようにもしようがないというアイデンティティの希薄さがこのような事態に立ち至ったもともとの原因なのかもしれません。

たちんぽは今後誰かが当選しても、他党の票を詐欺的にかすめ取った疑いが永久について回るわけですが、同じことは新党日本にも言おうと思えば言えることになるわけです。そこで「元祖日本」の田中さんは「同じ物書きなのに著作権の意識が違うのか」と苦言を呈するのももっともなことなのですが、事は『アルプスの少女ハイジ』に種本があったとかいう次元の話ではありません。これは「コピー商品」とか「偽ブランド」に該当するのです。

世間にはこのような例が多いようで、「Hitacchi」とか「SQNY」という家電ブランドがあったり、「PolyStation」というゲーム機も存在します。「NICE」のシューズなどはあるいは有名かもしれませんが「NIRE」とか「NKIE」などというワケの分かんないものもあるのが世間の広いところです。「TUNA」は単なる冗談でしょう。「FOUM」とか「PMUA」などは「PUMA」のニセモノです。

しかしこれらのパチモンは、フォントを同じにしたりして見た目を似せているとはいえ、商標そのものはよく見れば違うわけですから、比較的良心的な例です。全く同じデザインを使用した言い訳のきかない「完コピ」商品もあります。そして「本物」のブランド品がまるでウソみたいな価格で販売されているのに対して、「偽物」の方は比較的納得しやすい価格で販売されていたりするものです。

まあ、いずれにしてもマトモな職人はそういうものを作っていないようです。政党というものは言葉で活動するもんですから、言葉の職人としての「物書き」というものを考えるとすれば、石原さんはマトモな鞄職人が偽物作りに堕ちたようなもんでしょう。

ところで今週のヒットチャート情報ですが、禿ネズミは橋下とユニット結成か!?

橋下氏 舛添氏と“電話会談”したけど連携否定


 大阪府の橋下知事は、舛添氏が新党旗揚げの模索を始めたことに関連し「同じ党とか、国政でどうのこうのというのはない。一緒にという話は全くない」と述べ、新党との連携や同一行動を強く否定した。橋下氏は大阪府と大阪市の再編などを目指し19日に立ち上げる「大阪維新の会」を念頭に、「僕は地域政党でやる」と述べ、夏の参院選よりも来春の統一地方選を重視する考えを強調した。ただ、最近舛添氏と経済特区に関して電話で話したという。

2010年4月14日 Sponichi Annex


橋下さんは例によって「ない」と言っていますが、言ったことが信用できない点ではこちらが元祖、嘘つきの本家本元ですからまたもや20000%です。もっとも「2万パーセント」は多分橋下さんの言い間違いで、職業柄債権利回り単位に使うベーシスポイント(万分率)のことを言いたかったのですが、たまたま頭の調子が悪くて「万パーセント」と言ってしまったのかも知れません。あり得る話です。

2ベーシスポイントは最小単位の2倍すなわち0.02%であり、ほとんど可能性がない事、否定を表します。あの時は二重否定で肯定を表したものでしょう。今回は頭の調子が更に悪いようで、「ベーシスポイント」も「万パーセント」も忘れてしまったようで、「全くない」と言っていますが、接触している以上「全く」はあり得ないでしょう。「ない」可能性は1ベーシスポイント=0.01%=1「万パーセント」。

もっともプロデュースにやしきたかじんがつく可能性があり、彼は宝塚や吉本新喜劇のTV中継同様、関東のチャートでは上位を狙えませんから「地域政党でやる」可能性も否定できません。「関ジャニ8」みたいなもんですか。違いますか。間者ニエット・ハラショー。
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2010年04月13日

「BOΦWYは原則、再結成します。」

http://cache001.ranking.goo.ne.jp/crnk/ranking/025/band_revival/

公務員制度改革の対案を提出

 自民党は、政府が提出した国家公務員法の改正案では改革が後退するとして、国家公務員の天下りをあっせんした場合に刑事罰を科すことや、事務次官を廃止することなどを柱とする公務員制度改革の対案を、みんなの党とともに国会に提出しました。
 
 対案は、自民党の中川元幹事長や塩崎元官房長官らが中心となってまとめたもので、国家公務員の天下りを根絶するため、天下りをあっせんした場合に刑事罰を科すことや、政府案にはない、部長級以上の公務員を課長級に降格することも可能とすることなどが盛り込まれています。

 自民党は、公明党とみんなの党に対案の共同提出を呼びかけ、公明党は同調しませんでしたが、みんなの党が主張していた事務次官の廃止などを新たに盛り込むことで一致したことから、自民党とみんなの党が共同で提出しました。

 提出のあと塩崎氏は「鳩山内閣の公務員制度改革は骨抜きになっているので、われわれがあるべき姿を示した。本格的な対決法案になるので、きちんと議論したい」と述べました。

2010年4月5日 NHKニュース


誰ですか「自民党別働隊」などと言ったのは。ちっとも別々に動いてないじゃないですか。「みんなの党」だか「ナノ党」だか「ピコ党」だか知りませんが、よりにもよって「たちんぽ」言うところの「シングルイシュー」において、せっかく飛び出した自民党と一緒になって元の木阿弥です。せめて公明党でもカムバックしてくれれば、今流行の「再結成」というやつになるんですが。

バンドの再結成は往事のファンがCDを買うだろうという見込みで行なわれるんですが、よく考えてみたら自民党は「解散」したわけではありませんでした。ナノ党やたちんぽは、いわば「ソロ活動」に当たるようですが、ジャケットのアートワークを派手にしてみたり、缶に入れてみたり、紙に入れてみたり、以前脱退したアーチストと共演してみたりして工夫しているようです。しかし、聴いた人の話によると音楽性が元のバンドと変わらないしオリジナリティーもない、音がショボい、ルックスが悪い、などという問題を抱えているらしい。いずれにしても短期プロジェクトで売り逃げ、買うファンがバカ。

公務員の人事を「政治主導」てのが良いのかどうか。少なくとも自民党政権時代に政府が公務員の人事を好きなように弄っていたら、これはもうエラいことになっていたような気がしますが。てゆーかなってるか。長期政権下では自然とそうなるわけです。だから民主党の公務員制度改革は旧政権の残滓の排除を目的とするだろうし、自民組のそれは政権交代を可能にした条件を取り除こうとするでしょう。

「人気がある」とされている「ピンピコ党」の「シングル」は、公務員における労働組合活動に対して、クビとか刑事罰、個人賠償によって徹底した根絶を目指します。公務員に労働基本権を与えると言っていますが、なんだか知りませんが「原則、」与える、と書いてあります。大変分かりにくいのですが、これは例外があり得る、すなわち労働基本権を与えない場合がある、という意味であってしかも例外の範囲を明示しないことから、労働基本権を与えるつもりがない、という意味です。

「原則、〜する」または「原則として〜する」で「〜しない」という意味です。This blog improves your Japanese ability. 原文は「公務員に原則、労働基本権を与え、代わりに身分保障をはずし民間並みのリストラを実施。」です。民間では一部を除く労働者は中小企業に勤務するか不安定な雇用関係の元で働いており、労働基本権は名目上のものでしかありません。そのことが民間での「リストラ」(再構築のことですが日本語では「解雇」を指します)を可能にしています。公務員において「リストラ」を行なうのは「労働基本権を与えない」から、ということになります。

これは「民間」の「リストラ」とその背後において労働者がおかれている状況を丸ごと肯定するものですから、一定の人々の支持を得ることが出来るのは明らかです。この支持層は労働者をクビにする人々と、自分はクビにはならないと思いたがっている労働者の人々によって構成されます。支持の理由はあるいは現実的な利害であり、あるいは差し迫った不安の否認による先送りですが、それぞれに強固なものであるとは言えるでしょう。もっとも、前者の人々によって後者の人々は絶えずその数を減らされていますから、コアな支持層は前者の人々であることは間違いありません。

しかし困ったことに、それはニューオータニのワークアウトルームで労働に勤しむ人たちと同じなのです。バンドメンバーのソロアルバムを買うのはバンドのファンですから当然なんですが、自民党の支持が上がらないのにピンピコ党やたちんぽが支持されるというのは、もしそういうことがあるとしても流れに浮かぶ泡沫のような数字です。もちろんビンボー人をあからさまに敵視するマスゴミは支持するかもしれませんが、マスゴミが膨らませた泡のようなもんでしょう。

海外の餓鬼には「学校給食プログラム」がありますが、国内の餓鬼は「給食費を払えない」ことでマスゴミに苛められます。ビンボー人はマスゴミに登場する時は決まって「犯罪者」なもんですから、視聴者は自分はオマワリさんに捕まっていないが故に金持ち気分を味わうことが出来ます。ピンピコ党の「支持」というのはこの「気分」なのであり、「気分」なんだから気体であって期待ではありませんが、「ピンピコ党」なんて名前ではソノ気にならないかもしれません。実はビンボー人である気分屋の奥さん、今どき「金持ちはミンクの毛皮」と思い込んでいませんか。本当はケーキ10個食ってんですよ。その想像がビンボー臭いことに免じて「ミンクの党」と呼んであげますけど、落ちにも何にもなりゃしねえやピンピコピン。
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2010年04月12日

青春ファイナルファンタジー パーティ全員死亡

ヒネリはありません。言えば言う程ヒドくなる

「たちあがれ日本」の青春宣言!与謝野氏、詩を朗読「ファイナルファンタジーだ」


 平沼赳夫元経済産業相(70)、与謝野馨元財務相(71)らが10日、都内の  ホテルで会見を開き、5人の衆参両議院による新党「たちあがれ日本」の結成を正式発表した。平均年齢69・6歳の新党を“シルバー新党”と揶揄(やゆ)する世論に反発するかのように、与謝野氏は米国の詩人、サミュエル・ウルマンの詩「青春」を朗読。異例のパフォーマンスで、若さと情熱をアピールした。「反民主、非自民」を掲げ、“第三極”を目指す。

 応援団長(発起人のひとり)の石原氏を加えた6人が壇上にズラリと並んだ。まるで懐メロを奏でる往年のグループサウンズのよう。代表に就任した平沼氏は「政治生命を懸けて同志と力を合わせ頑張っていきたい」と表明。続いて、共同代表の肩書が付いた与謝野氏の口から出てきた言葉は「青春」だった。

 故・松下幸之助氏も座右の銘にしたというウルマンの詩を淡々と朗読。「青春とは人生のある期間をいうのではなく心のあり方をいう…人間は年齢を重ねたときに老いるのではなく、理想をなくしたときに老いるのだ…」。20歳年上の政治の師、中曽根康弘元首相(91)の友人から送られた詩。照れずに読み上げる姿は、青春の巨匠、森田健作千葉県知事(60)も真っ青だろう。

 3年前、平沼氏は脳こうそくを、与謝野氏は喉頭(こうとう)がんを克服して政界に生還した。大病を乗り越えた70代の青春宣言だ。古巣・自民党からは背信行為とみなされ、辞職要求が出されている与謝野氏は、「これまで職人かたぎで黙々とやってきた。たった一日のわがまま。ぜひお許しいただきたい」と話し、最後の挑戦に向けて「ファイナルファンタジーだよ」。プレーヤーが世界を救うゲームにたとえ、若さをアピールした。

 週明けにも、夏の参院選候補者の人選に本腰を入れる。比例代表と東京、神奈川、埼玉、大阪など都市部の選挙区で候補者を擁立する方針。現時点で擁立を検討しているのは、元自民党衆院議員で国土交通相などを務めた中山成彬氏(66)と、昨夏の衆院選で無所属で落選した橋本大二郎・前高知県知事(63)。平沼氏は「来るべき選挙で活躍してもらいたい」と述べており、比例代表で出馬する見通しだ。また、自身と会派を組む自民党離党組の小泉龍司、城内実両衆院議員に関し、「『後援会の了承を得られれば参加したい』と言っている」と語り、今後の合流に期待を示した。

 ◆サミュエル・ウルマン(1840〜1924年)米国の詩人、教育者、実業家。ドイツ生まれのユダヤ人で迫害を避けるため渡米。荒物商をしながら文筆活動をした。詩「青春(YOUTH)」は、80歳で自費出版した「80歳の歳月の高見にて」に収められている。

 ◆「たちあがれ日本」アラカルト
  ▼代表 平沼赳夫
  ▼共同代表 与謝野馨
  ▼他の党員 園田博之、藤井孝男、中川義雄
  ▼応援団長 石原慎太郎
  ▼結党趣旨 〈1〉打倒民主党〈2〉日本復活〈3〉政界再編
  ▼党綱領 〈1〉自主憲法制定〈2〉持続可能で透明性の高い行政を実現〈3〉持続可能な社会保障制度の実現と経済成長力強化と雇用の創出〈4〉資源戦略の確立〈5〉環境型先進国家の実現〈6〉国を愛する教育の振興〈7〉「選挙のための政治」の否定
  ▼ロゴマーク 日の丸、海、富士山をイメージし「荒波をかきわけて進む」との思いを込めた
  ▼英語表記 the Sunrise Party of Japan(直訳すると「日本の日の出党」)

2010年4月11日 スポーツ報知


報知の記事ですから極めて好意的に取り扱っているはずですがこのありさまです。「人間は年齢を重ねたときに老いるのではなく、理想をなくしたときに老いるのだ」などという詩句を引用すべきではありませんでした。自分の方から年齢の高いことに言及しなくても良いのではないでしょうか。

分っていないようですが、問題は平沼さんとか与謝野さん自身の年齢ではありません。小泉龍司57歳さんとか城内実44歳さんの名前を出しているようですが、2人とも平沼さんのとこの若い者です。だからといって黙ってついて来るわけでもないんでしょうけど、急に降って湧いた話ではないわけで、上手い話ならこの2人は飛びついて来ているはずです。何故いないのか。

それはもはやどうでもいいですけど、英文党名はなんと「The Sunrise Party of Japan」であるというのが今日のキモです。報知は「日本の日の出党」などと書いていますが、無理もありません。「直訳」すればそうなるのかもしれませんし、そうとしか書けないんでしょうけど、「日本」というところに「日」の文字が既に入っているし、「日本」という語に「日の出」という意味もありそうなのでどうも具合が悪い。

てゆーか翻訳すればこれは「朝日党」です。よくナベツネが黙っていたもんだと思いますね。まあ、まさか「Recite and Sell Party」には出来ないとは思いますが、ライバル紙と同じ名前になるというのはいかがなものか。内容的にはどちらも甲乙付け難い丙種丁種ではありますが、やっぱねえ、誤解を招くじゃないですか。

こんなことになったのは、おそらく「立ち上がる、起きる」意味の「rise」を使いたかったのと、「日本の日の出」などというみっともない言葉ではなくてより一般的な表現である「日本の夜明け」が使いたかったのにそれは「みんなの党」に先に使われていたこと、そして「dawn」という語を使用するとすぐにまた「down」などといってイジメられる心配があったこと、そして爺さんがボケて「朝日党」はよろしくなかろうという点に気がつかなかったこと、などが考えられます。

「爺さん」っていっても、みんな爺さんなので誰だか分らないわけですが、2番目の爺さんが「肌」で感じる世論というのが大層高級なもので、当日のホテルニューオータニでのスピーチによれば

私はこのホテルの中にあるスポーツクラブに昔からいますけども、大体メンバーってのは高齢者が多いんだが、このごろ時候のあいさつはしなくなった。久しく会うメンバーに話を仕掛けると、『時に石原さん、この国どうなるんかね』。みんな同じこと言うよ。君らがもってない危機感をね、われわれ年寄りは持っているんだ。あなた方、人生の中でね、まあわずかしか生きてこないけど、私たちは戦争の記憶持ってる。私も戦争の体験がある。その人間がね、自分たちの短くもない過去を振り返ってみて、人生の中で相対感覚でね、この日本は落ち込んできたなあという実感、ひしひし持ってるの。

2010年4月11日 産経新聞


「国を憂う」高齢者ってのは昼間からニューオータニの「ワークアウトルーム」に陣取ってる金と暇を持て余した人らしい。石原さんもメンバーなんでしょうね、個人口座だか法人口座だか知りませんが。そういう連中が暢気に非生産的な汗を拭いながら「この国どうなるんかね」なんて暢気な「危機感」を口にしてのんびりダラダラと「青春」しているというわけだ。

まあ、石原さんは知らないわけですが、世の中にはこのような「この国」などという他人事に対する「危機感」の持ち主と、自分の行く末に対する危機感の持ち主と、もう危機に陥ってしまった人がいるわけです。「この日本」なんかより先に、現に「落ち込んで」いる人が沢山いるんですが、そういうところに無感覚になってしまうのが、こういう年寄り連中の悪いクセでしょう。だから城内さんなんかは来てないんですよ。平沼の親分と違ってひとりで当選できるもん。
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2010年04月11日

あらかじめ捨てられたちんぽ

(手を広げて指を一本ずつ指しながら)「30、40、50代」で石原さんたちと「同じよう」になるよりは、田勢さんのみたいに元気で「すこしはしずまりやがれ」って方がマシですかね。小賢しく立ち回れば仕事も失わないようだし。

「たちあがれ日本」結党趣旨と綱領


 新党「たちあがれ日本」の結党趣旨、綱領の要旨は次の通り。


 【結党趣旨】
 
一、第一の使命・打倒民主党 民主党のふがいない政権運営と選挙至上の内向き姿勢に国民は大きく失望している。自民党も過去のしがらみと決別できず、民主党批判の受け皿となりきれていない。政治の流れを変える「捨て石」となる決意をもって「打倒民主党」「参院与党過半数阻止」のために立ち上がった。
 
一、第二の使命・日本復活 目指すのは「強靱(きょうじん)な経済」と「安心な社会」を両輪とする日本の復活。日本の良き伝統文化を守る安心社会を目指す。
 
一、第三の使命・政界再編 政策を軸とする政界再編と国政全体での世代交代を同時に進める「橋渡し」の役目を果たす。


 【綱領】
 
一、誇りある日本の文化と伝統、豊かな自然にはぐくまれた国土と環境、国民の生命・財産を守り、国際社会の一員としての責任を果たすため、自主憲法制定を目指す。
 
一、国・地方が直面する財政危機を突破するため、あらゆる政策を総動員し、持続可能で透明性の高い信頼される行政の実現を目指す。
 
一、安心社会の実現のために財源に裏打ちされた持続可能な社会保障制度と経済成長力強化と雇用の創造を目指す。
 
一、一人ひとりの国民が国際社会で通用する道徳観と教養を身につけ、希望を持って働き、国や地域や家族を愛し、豊かな人生を得るための教育の振興を目指す。

2010年4月10日 時事


ああ、ね。まあいいんですけど、国民は民主党に失望しておると。これは良いでしょう。その「失望」の理由は「ふがいない政権運営と選挙至上の内向き姿勢」であると。そうかも知れない。

国民は政権の「運営」に「失望」してるんで、それはつまり政権が目指すべき方向にちゃんと行っていないと思っている、と「たちんぽ」は考えているわけです。それだとやるべきことははっきりして来ます。民主党がその政策を「不甲斐なく」ないように実行すれば良いことになります。そして民主党が出来なければ代わりにやりましょう、というのが正しい展開です。

ところが「たちんぽ」は、民主党とは違う政策を持って来ちゃいました。てゆーか自民党と同じ。つまり「失望」こそが「たちんぽ」にとって「チャンス」だ、というだけの認識で、機会便乗的に国民の「失望」を利用しました、かといって自民党はこのチャンスを生かせそうにないので一旦出ました、と白状しちゃってるわけですね。正直ということは良いことです。「趣旨」も「綱領」も付け足しです。現状認識と方針を明確にした「第一の使命」が「たちんぽ」の全てでしょう。

しかしオマケの付け足しの部分でせっかくの正しい「現状認識」も台無しです。本当に「たちんぽ」が冗談ではなく「真剣な気持ち」でやっているのであれば、自分たちの趣味は引っ込めて国民の望む政策を提示すべきだったでしょう。国民のほとんどは、ますます増大し益々多くの人がそこに加わってゆく低所得者層に過大な負担を強いる消費税増税を望んでいないようですし、学校で間違った歴史を教えられたり、「道徳観」のことでオマワリさんに警棒でアタマをカチ割られたりすることを望んではいないかも知れません。ビンボー人は縛られて搾られるという「良き伝統」は人気ないと思うな。

まあ老い先短い人たちですから、死ぬ前に少しくらい自分の好きなことを言っても良いじゃないかという気もしますが、今までだって別に嫌いなことをやっていたわけではないんですから、随分好き勝手な人生もあればあるものですが、「橋渡し」は全く理解不明です。どう考えても「世代交代」とは「たちんぽ」が全員落選することを意味します。そういえば平沼さんが「国際社会で通用する」などと言い出すのも不似合い、というよりも無理っぽいですが、どうせ小所帯のことです。「たちんぽ」の亀頭が繋がる程度の票は得られるでしょう。自民党から分けてもらうんですから。

ところで「たちんぽ」の正しい現状認識によれば、国民が求めているのは民主党の掲げた政策であり、その速やかな実現であるわけですが、現在のところそれは民主党よりもむしろ連立を組む2政党が促進しそうな気がします。経済政策においてはこの2党が民主党を牽引する役割を演じるようです。その他の政策については相違もあるようですが、有権者にとってはそれは単に優先順位の問題でしょう。民主党が「ふがいない」とすれば、必要なのはむしろ国民新党及び社民党との連立の継続であり、バラバラになった自民党の腐乱死体に戻ることではありません。なかでもとっくに役に立たなくなったちんぽには何の用もありません。

自民党が溶解しようが分解しようがどうでもいいようですが、「新党」はこれからも出来るでしょうし、「選挙至上」の理念なき結党は苦し紛れのテコヘンな名称で僕たちをを充分楽しませてくれるはずです。そこらへんは大いに期待できるのでマスゴミは自民党の分身の術に惹き付けられているようですが、参院選の焦点は連立与党内での各党の勢力分布の変化にあると思われます。
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2010年04月10日

村で2番目のモダンボーイ

名張 地元住民は困惑


 事件現場となった三重県名張市葛尾地区の住民たちは、奥西勝死刑囚を「犯人」として心の平静を保ってきた。奥西死刑囚の再審の可能性が生まれ、「それでは誰が犯人なのか」「もうそっとしておいてほしい」と困惑の声が広がった。

 半世紀前の事件当時に十八戸あった集落は現在、十四戸に減った。事件現場の公民館は一九八七(昭和六十二)年に取り壊されゲートボール場になっている。

 奈良県山添村側から懇親会に参加し、ぶどう酒を飲んだが助かった浜田能子さん(78)は「亡くなった人や今も苦しんでいる人を思うと複雑です」と伏し目がちに語った。「再審になっても完全に気持ちが晴れることはないと思う」という。

 ぶどう酒を飲んだが、一命を取り留めた植田民子さん(79)は「小さな集落でみな家族同然の付き合いをしてきて、静かな環境が戻ったのに」と今回の決定に戸惑いを隠さない。「五人も亡くなっているのに、いつまでも裁判が続くのか」

 やはりぶどう酒を飲んだ神谷すづ子さん(83)も「五十年たって真犯人が出てくることはない。残り少ない人生を静かに暮らしたいのに」と顔を曇らせた。事件で姉を亡くした神谷武さん(72)は「奥西死刑囚が事件のカギを握っていることは間違いない。無罪ならやっていない証拠を示してほしい」と話した。

2010年4月7日 東京新聞


この事件で目立つ点は、周囲の人の証言が事件直後から2、3日後くらいまでと、2週間経過した時点とで大きく変わっている点でしょう。オマワリさんがムリヤリ証言を変えさせたのはわかりますが、心ならずもウソをついて奥西さんを死刑台の手前まで追いやっちゃったわけです。もともとそんな悪い人たちでもないでしょうから、およそ50年の間「完全に気持ちが晴れる」ことはなかったんでしょう。

名張市によると葛尾地区には15世帯42人(男性20人、女性22人)が住んでいます。昔の小学校の1クラスの人数です。当時は100人程度いたわけですが、出て行くことはあっても入って来ることは滅多にないんでしょう。つまり現在の住民で事件当時に存在しなかった世帯はないか、極めて少ないものと考えられます。

変更された証言とはぶどう酒を売った酒屋による販売時間に関するもの、ぶどう酒を購入した人によるそれを会長宅に届けた時間に関するもの、及び受け取った人による受け取った時間に関するもの、公民館にぶどう酒を持っていく奥西さんに同行した女性による公民館の状況に関するものです。

これらの証言者の氏名は現在のところ不詳で、てゆーか当時の新聞でもみればわかるんでしょうが、「小さな集落でみな家族同然の付き合い」をしている地域ですから、虚偽証言を強いられたことはみんな知っているんでしょう。秘密の共有が地域の結束を高めたかどうか知りませんが、いずれにしても現在の住人のうちの誰かがこれらの証人もしくはその家族や子孫であるという可能性が極めて高いわけですから、心穏やかではありません。

毒ぶどう酒事件の「解決」というのは、警察の主導による地域住民との合作によって「下手人」を出す、というものでした。ところが問題は白羽の矢が立った奥西さんだけがそれに納得しなかったということです。地域で話し合いをして奥西さんに「悪いけど頼む」ということでやれば良かったんでしょうが、他所からオマワリさんが来て勝手に話をまとめてしまったのが良くなかったんでしょう。

警察としては地域のみんながそういうことになってるんだから奥西さんも受入れるだろうと希望的観測を行ったものと思われますが、奥西さんは「そりゃおかしい」ということに気がついて否認に転じてしまいました。現在ではこういう人を「空気が読めない」といいます。

否認に転じたところで奥西さんは自分を地域から切り離すことになりました。もう地域の人間ではありません。この間まで牛を散歩させていたのに、もう「ムラビト」ではなくなってしまったのです。地域の方でも奥西さんちを排除します。始めのうちは「加害者家族」を庇っていたのですが、奥西さんが否認に転じると口をきかないようになり、石を投げつけて追い出し、墓を掘り返して捨ててしまいました。そして証言を変更して「静かに暮らし」ましたとさ。

「五十年たって真犯人が出てくることはない」でしょう。時効ですから。公訴時効制度について「処罰感情の希薄化」とか「犯人の社会関係の保護」なんていう理由もあると言われておりまして、しかしこれはあまり説得力のある議論ではないと思われるのですが、このような事例ではそれが成り立ってしまうようです。

もっとも、別の人間が間違って犯人とされていた間は時効を停止する、という考えもあるようですし、重大事件について時効を廃止し、しかも過去の事件に遡及するなどという思いつきもあるようですから、奥西さんの無罪が確定すると再びオマワリさんがやってきて、爺さん婆さんをしょっぴいて紙に字を書いて踏ませたりするようになるのかも知れません。

真犯人の追究は「正義」に他ならないんでしょうが、「正義」は別として、ウソをついた村人たちの事情を無視するとしても、多くの重大犯罪において犯人に常習性がないことを考えると、「真犯人」を捕まえたりすることが必ずしも世の中のためになるわけでもないようです。それは被害を回復することも将来の被害を予防することも出来ませんから、何のためにやってるのかよく分からなくなったりもするのです。しかしだからこそ、警察が自らの存在を正当化するためには、それは必要なことであるかも知れません。

したがって冤罪を作り出した警察に何食わぬ顔で「再チャレンジ」する機会を与えることは、なんだか納得のいかない話です。警察は不名誉に甘んじ、以後こういうことのないように気をつけるようにすれば良いのです。一方、地域の方でまた改めて「真犯人」をめぐって疑心暗鬼に陥るかどうかは分りません。僕はその可能性はないんじゃないかと思っています。

しかし必ずしも「真犯人」に興味がないわけではありません。村の女共皆殺しを企んだ真犯人こそ青シャツに真っ赤なネクタイもつけず、山高シャッポもかぶらずロイド眼鏡もかけず、ダブダブなセーラーのズボンを穿いていないとしても、村中で一番のモボだった可能性があるので。
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2010年04月08日

新党のレシピ

えーやだー何それ

平沼新党、ネーミングは「たちあがれ日本」


 平沼赳夫・元経済産業相(無所属)と自民党に離党届を提出した与謝野馨・元財務相らが10日に結成する新党の名称が、「たちあがれ日本」に決まった。

 与謝野氏と園田博之・元官房副長官が10日発売の月刊誌「文芸春秋」5月号への寄稿で明らかにし、平沼氏も7日、都内で記者団に党名が決まったことを認めた。

 平沼氏は「(新党を支援する)石原慎太郎東京都知事の命名だ」と語った。

 また、自民党の中川義雄参院議員は7日昼、新党に結党時から参加することを記者団に明らかにした。平沼、与謝野、園田各氏と藤井孝男・元運輸相の参加がすでに固まっており、中川氏が加われば、「国会議員5人」という政党助成法に基づく政党要件を満たすことになる。

 寄稿では結党の目的について、「参院選で与党を過半数割れに追い込み、与野党の衆参ねじれ現象に持ち込むのが第一の狙いだ。その上で、政策プロフェッショナルを結集する政界再編の起点となっていきたい」としている。

 新党の政策目標としては、〈1〉日本の国際競争力を強化・増強させ、富を増やして豊かさを維持する〈2〉国の財政を再建しつつ、持続可能性のある社会保障制度を作り、医療制度や年金制度の不信感を払拭(ふっしょく)する――などを挙げている。

2010年4月7日 讀賣新聞


連中がインポだってことは分った。もう決めちゃったものはしょうがないですが、石原さんが出て来たら変なネーミングをするに決まっているんで、それを阻止できなかったところに、早くも西日が射し込む地獄の三丁目。

問題は略称で、「日本」は田中康夫さんとこの新党日本の略称だから使えません。「たちあがれ」ですか?舘ひろしが渡哲也に怒られてるみたいですが、しっくりきませんな。「ちあがれ」。チアガールみたい。「あがれ」。魚類の死すをあがるという。「がれ」。ガラス割れる。「れ」。お出かけですか?

そういうわけで略称は「たちぽん」に決定。作り方

材料:

鱈の白子   150g
粗塩    大さじ2
ポン酢   大さじ3
大葉    2〜3枚

1、園田博之は平沼赳夫で塩もみし何度も水洗いをし、藤井孝男の臭み、ぬめりを取る。
2、ぬめりがとれたら、熱湯浴で与謝野馨を茹でる。
3、火にかけて沸騰したら院外に取りだし、食べやすい大きさに切る。
4、石原慎太郎が大風呂敷をひき中川義雄を盛りつけて完成。ヒロポン酢でいただく。


中川さんはご存知でしょう。しかし当ブログに限り、本人たちの願望に鑑みて「たちんぽ」と呼んであげまんさげまん。
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2010年04月07日

慎重さは愚か者が持つことの出来る唯一の美徳である

もし持つことが出来ればですが。僕はキンチョーサッサ持ってるさ。

「噴飯もの」というのは誰が言い出したのか知りませんが、よく考えてみたらキタナい話です。日本テレビはあまりにも面白いので、TVを見ながらご飯を食べていると和やかな食卓が一転不潔な生ゴミの集積場と化すので、そういうことは止めましょう。

外国人地方参政権、慎重な対応を〜知事会


 全国知事会は6日、永住外国人への地方参政権付与問題を議論した。

 東京・石原都知事が「ある価値観を持った外国人集団に地方行政が左右される可能性がある」と法案化に真っ向から反対すると、神奈川・松沢県知事も、法案化を進める政府・民主党の姿勢を厳しく批判した。

 ほかの知事もほとんど反対意見を表明し、「慎重な対応をすべき」とする見解を全会一致でまとめた。

2010年4月7日 日テレ


日本テレビが考慮したことは多くの家庭で晩ご飯を食べている時間帯を避けたことです。しかし僕はお酒を飲んでいたので、ビールが鼻から出ました。今でも頭痛がします。甚大な健康被害を被ったのであり、看過することは出来ません。

特にハマったのは「ほとんど」の知事が「反対意見を表明」しているのに、「慎重な対応をすべき」などという盛り下がった「見解」が「全会一致」だったというところで、正直これには一本抜かれ、じゃなかった一本取られました。てゆーか「一本抜かれ」などとツマラナイことを書いてしまったのが恥ずかしい程、日テレのセンスは秀逸であります。

日テレのアナウンサーが普段の仕事をしてるだけでM−1グランプリを獲得するのは勝手ですが、この「慎重」は慎重に取り扱わなければなりません。ちゃんゴキ撤収のスープレであります。これは「止めれ」という意味のように聞こえますが、聞き間違いです。本当はヌルハチのことです。

外国人参政権、慎重検討論相次ぐ=意見集約は見送り−知事会


 全国知事会議が6日、東京都内で開かれ、永住外国人に地方参政権を付与する法案への対応について議論した。出席者からは「参政権を認めれば首長選挙に影響しかねない」(二井関成山口県知事)など慎重な検討を求める意見が相次ぎ、引き続き議論を続けることを確認。知事会としての意見集約は見送った。

 会議では、石原慎太郎東京都知事が「地方にとどまらず国家の利益にかかわる可能性がある」として「絶対反対」を表明。加戸守行愛媛県知事も「基本的に反対する」と述べた。

 一方、野呂昭彦三重県知事、蒲島郁夫熊本県知事、嘉田由紀子滋賀県知事は「認めてもいいのではないか」などと地方参政権付与に理解を示した。松沢成文神奈川県知事は、参院選のマニフェスト(政権公約)で各党がこの問題への態度を明確にすることが先決、と主張した。 

 このほか会議では、補助金の一括交付金化について、地方の裁量権拡大と必要な予算総額の確保を今後の制度設計に当たって重視する、とした知事会プロジェクトチームの方針を了承。麻生渡会長(福岡県知事)は、関係閣僚と知事会など地方6団体の代表で構成する「国と地方の協議の場」の第2回会合を今月22日開催で調整していることを明らかにした。

2010年4月6日 時事


「参政権を認めれば首長選挙に影響しかねない」というのが「慎重論」なんだそうですが、よく考えてみたら地方参政権というのは「首長選挙に影響」することに他なりませんから、実は当たり前のことを言っているだけでした。何が「慎重」なのか、意味深長も度を超すとスットコドッコイです。

まあ二井さんの言うことも解らないわけではありません。参政権付与に反対する人はその分の票を失うことが見込まれるのですから、あまりはっきりした態度を示さないことが大切です。もっとも加戸さんなどはもう3期目ですからそのあたりを気にしないのかも知れませんし、石原さんは石原さんで、名称未定の「しんとう」に唾をつけてありますからカエルのツラに顔射。

石原知事、全国知事会で外国人地方参政権付与に「東京は絶対反対」


 全国知事会議が6日、東京都千代田区の都道府県会館で開かれ、外国人の地方参政権付与の問題について、石原慎太郎知事は「東京都は絶対反対。非常に危機感を持っている」と述べた。

 会議で石原知事は「小笠原村長選の当選票数は719票。村が抱える沖ノ鳥島はグアムと沖縄の中間にあり、その周辺で中国が潜水艦で調査をしている」と指摘。その上で、「日本人と違う意思を持つ外国人に(国益さえ)左右されかねない」とした。

 また、民主党に対しては「地方主権を掲げながら、地方行政が外国人に左右される仕組みを言い出すのは自己矛盾だ」と激しく非難した。

2010年4月6日 産経ニュース


産經さんのことですからここは社是として石原さんの駄弁に紙面を裂くのは致し方ありません。もともとそういうのを読みたい人が読む新聞です。石原さんは何かご心配のようですが、日本には「日本人」とは違う意志を持つ日本人も沢山いることを考えれば多少は慰めになるかも知れません。沖ノ鳥島のロケーションは素敵でありますから、米海兵隊員を当番で立たせておけば、心配はより改善されるかも知れませんが米兵が溺れるかもしれない。サーフィンできるぞ。

外国人参政権で激論 臨時全国知事会議


 永住外国人への地方参政権(選挙権)付与問題を中心に議論する臨時の全国知事会議が6日午後、東京都千代田区の都道府県会館で開かれた。議論は午後2時から午後5時過ぎまで、休憩なしで3時間以上にわたり、活発な意見交換が行われた。

 参政権問題で、東京都の石原慎太郎知事は「外国人の参政により地方行政が影響を受け、国家にも影響を及ぼしかねないため東京都は絶対に反対する」と表明。

 一方、熊本県の蒲島郁夫知事は「積極的に参加させることにより、帰属意識を高めることが重要」と賛成意見を述べるなど、賛否両論が繰り広げられた。

 会議では、参政権問題の議論に約1時間を費やし、憲法解釈から国防問題まで幅広い意見が出されたが、「結論を出すにはまだ議論が必要」として、知事会としての意見の統一には至らなかった。

2010年4月6日 産経ニュース


もっともいくら産經さんでも少しはマトモに見せなければならない記事もありますから、ここでは一応両論併記です。ここでは「スター」石原さんに対して自説が崩壊しても元気な保守系の政治学者の蒲島さんが登場です。「帰属意識」が高まることによって投票行動がどうなるかは不明ですが、住民のより多くを有権者に包摂することが出来るシステムの方が、一般的にはより妥当な結果が出ると考えられます。妥当な結果が蒲島さんにとって好ましいものであるかは僕は知りません。

石原さんの言動は面白いというのでよく報道されるようですが、実はそんなに面白いわけでもありません。エド・はるみ程度のものです。実際には保守系の人でも蒲島さんのように賛成する人がいる一方、反対の人は加戸さんのような、間違いだらけの教科書を採用させてしまうような文盲だったりするので注意が必要でしょう。しかしそんなことを言うまでもなく、知事会では反対の方向で意見がまとまってしまうことが警戒されています。自治体首長というものはやはり世論のようなものには敏感であらざるを得ないようです。

ちなみに、「地方主権」というのが、地域住民によって「地方行政が左右される」ことであるとするならば、仮にその地域の住民のうちに「外国人」が充分に存在するのであれば、「地方行政が外国人に左右される」ことで矛盾はありません。もっとも、石原さんの理解する「地方主権」というのは痴呆首長が専断的に憲法を無視した行政を行なうことのようなのですから、分らなくて当然ですが。「国民」とは「国語」であり、言葉の意味の分からない奴は「外国人」に違いありません。てゆーかこっちが「外国人」なのか。そうすると「日本人」てのは1人しか…いや、何人かしかいないわけです。死ね死ね団も張り合いがないことで、ルーチョンキはビッグ・ジャパニーズ・メイドのアヌスですね。実は、英語ではお通じありません。
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2010年04月06日

狂うジャパン

アニメ、ゲーム…「日本」を売り込め=輸出後押しへ、文化産業戦略−経産省


 経済産業省は5日、産業構造審議会(経産相の諮問機関)の産業競争力部会に、日本文化を海外に売り込んで経済の底上げを図る「文化産業戦略」案を提示した。アジアや欧米でも評価が高い日本のアニメやゲーム、音楽、ファッションなどの輸出を後押しする仕組みを、官民合同で整えるのが柱。6月に政府がまとめる新成長戦略に盛り込む。

 戦略案は「文化産業の輸出比率が低く、海外で稼げていない」と指摘。その上で、映画などのコンテンツを海外で販売するのに欠かせない資金を供給する「コンテンツ海外展開ファンド」の創設を打ち出した。ファンドでは、文化の輸出に関する知識やノウハウを持った人材も集め、プロジェクトの内容に応じて派遣する。

 また、海外市場の情報に乏しい中小企業向けに、現地パートナー企業の紹介などを行う情報拠点の設置を盛り込んだ。進出先のニーズに合わせた商品開発支援や、契約など法律面でのサポートも行う。

2010年4月5日 時事


「アニメやゲーム、音楽、ファッション」といった「文化産業」の規模は2004年では売上高が約45兆円、従業員数は約215万人に達するそうですが、輸出比率は1.9%であり、これがアメリカの17.8%に比べると低いというわけですが。日本の映画やなんかがアメリカのそれと同じように売れるもんなんでしょうか。

http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g100405a04j.pdf

日本の「文化産業」は欧米や、わけてもアジアの中間層に好評を持って受容されている、というのが、この「自国文化」に対する根拠のない自信のよりどころのようです。「アジアの中間層」というのは、通商白書によると世帯可処分所得が5,001ドル〜35,000ドルの人々で、2008年にはそういう人が8億8000万人存在するとされています。

まあ要するに17.8%のアメリカに比べると、拡大しつつあるとはいえかなりマーケットが限定されているわけです。アメリカの文化産業はより広範な人口を擁する層を主要なターゲットにしているようですが、「日本文化」は中間層のスノッブなアイテムでしかありません。

産業構造審議会は、この、既に「日本文化」の消費者である階層をターゲットにしているようです。すなわち、もうちょっと工夫すればこの連中にもっと買わせることが出来るのではないか、という程度の話です。ですから問題は「売り方」だけなのであり、「文化の輸出に関する知識やノウハウ」を上手くアレンジするということになるでしょう。

というのも、既に多くのコンテンツが製作されており、しかも映画などでは顕著ですが、国内で消費しきれていません。驚く程の数のつまらなそうな映画が、あなたのPCのディスプレーを含むありとあらゆるスクリーンにちょっとでも映ろうとしてひしめき合っており、落ちこぼれているのです。

したがって審議会では文化商品の生産については極めて冷淡なようで、制作の支援などはまるで考えていないようです。「クリエイション人材の創造性の発揮」というのは何かと思ったら

世界のクリエイターに活動の場を提供(グローバル・クリエイターズ・フォーラム)
プロデューサー・デザイナー人材の留学支援
クリエイティブ人材の受け入れ環境整備(ビザの規制緩和の検討)

どういうわけか、日本の文化産業を売らなければならないのに「世界の」クリエーターに活動の場を提供するんだそうです。「世界」の人が作っても日本で作ればメイド・イン・ジャパンだぜ、というつもりでしょうか。「ビザの規制緩和」までやって外国人を呼んで来るのが「クリエイション人材の創造性の発揮」です。

一方で「はじめからグローバル展開を目指したコンテンツづくりを行うには、大規模な資本力が必要だが、日本のクリエイティブ系企業の規模・収益力は、欧米系に比して圧倒的な劣勢」であるとの認識を示しつつ、やるのは「官民に眠る人材・資金を結集し、「コンテンツ海外展開ファンド」の創設」であって、それによって「市場化されていない知的財産権や、各社が有するノウハウ・人材などを結集し、グローバル市場における新たな事業の開拓を行う革新的なビジネスモデルを支援」する。つまり販売努力です。

しかし肝心の「コンテンツづくり」はどうなるのか。そして日本人の「クリエイション人材」は永遠のレクリエイションを命じられるのでしょうか。審議会は『The Ring』が316億円を稼いだのにリメイク権料が1億円だったことを悔しがっているようですが、『リング』がなければその1億円もなかったのです。そして得体の知れない東洋のホラー映画にいきなりいくら出せというのか。しかしアメリカの投資対象は中田秀夫さんなのです。

おそらく、審議会は日本の文化産業の自律的な発展を望んでいません。彼等の興味は「クールなジャパン」という商品を売ることであって、別に邪蛮をクールにすることではないのです。土着の黄色いジャップは引き続きクールでない環境で育つので使い物になりません。外国向けの「クールな日本文化」を製作するクールな外国人制作者がクールでない日本にやって来ることを望んでいます。

これは表現規制を見込んだビジネスモデルです。魅力的な文化商品は活発な「下位の」文化産業を基盤として生まれて来ますが、文化産業全体が表現規制によって地盤沈下をきたすことが予定されています。そこで日本の文化産業とは隔離された環境で外国向けに調整された文化商品を「クリエイト」する輸出文化産業の確立が必要とされています。とってもクールな無菌工場のような環境でパッケージされて偉人さんに連れられて売られてゆくクールフジヤマロボゲイシャ。
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2010年04月05日

新旧保守ワゴンセール

自民離れた保守層を取り込め! 新党は憲法、消費税を二大政策に


 平沼赳夫元経済産業相と与謝野馨元財務相らが8日にも結成する新党は、憲法改正と消費税率引き上げを政策の柱にすることが4日、分かった。現在の自民党で議論が停滞気味の憲法と消費税を二大看板とすることで、自民党から離れた保守層を掘り起こす狙いがある。

 憲法改正は平沼氏が政治信条として「自主憲法制定」を掲げている。消費税率引き上げは与謝野氏の持論で、安定的な社会保障制度を構築する目的がある。両氏とも互いの政策には異論がないため、共同代表となる両氏のカラーを融合させることで、「国家的課題」に取り組む「プロフェッショナル集団」をアピールする。

 与謝野氏は4日、フジテレビ「新報道2001」で、新党を今週中に結成し、政党要件を満たす5人以上のメンバーは確保できたと表明。夏の参院選については「良識のある方々に立候補していただく。比例代表は当然のこととして、東京とかほかの選挙区も検討していく」と述べ、比例代表や東京選挙区に候補者を擁立する方針を示した。その後記者団に、届け出上の政党代表者は平沼氏に、党本部は都内の平沼氏の個人事務所を使うことを明らかにした。

 新党は平沼、与謝野両氏と、自民党の園田博之前幹事長代理、藤井孝男元運輸相が入る。4氏は5日に都内で会談し、新党結成に向けた最終調整を行う。園田氏はまた、同日に離党届を提出する。このほか、鴻池祥肇(よしただ)元官房副長官の新党参画も有力視されている。先に自民党を離党した鳩山邦夫元総務相をめぐっては、5日にも平沼、鳩山両氏が会談して対応を決める。

2010年4月4日 産経ニュース


「二大政策」というと聞こえは良いんですが、お二人がご自分のこだわりを持ち寄ったというところでしょうか。なんだか大変そうです。与謝野さんの立派なところはネズミよりも早く沈みかかった船から逃げ出したこと、平沼さんの偉いところはなんとか潜り込む場所を見つけたところでしょう。

とは言っても路上の段ボールハウスよりも丈夫なわけではないんですから先が思いやられますが、他人事なのでどうでもいいです。突貫カメ君が来て「郵政」でもぶつけて来たらどうなることかわかりません。カメ君はこの人たちにはひとつの党としての政策的なまとまりがないと言っています。

ないんですが、民主党だって別段そんなにまとまっているわけではありません。自民党だってちょっと前までは今の民主党みたいなもんで、何でも揃うザ・百円均一みたいだったので、お客さんがいっぱい来たわけです。

もっとも、かつての自民党や今の民主党は、元々違う党派が集まって規模を大きくしたんで、そういう場合は党内諸グループの内部における多様性、てゆーか要するにいろんな人がいるわけですから、グループにおける周縁的な人物によって結合することが出来たりします。コアじゃなくてね、周りを雲みたいに取り巻いている、外側の人。しかしどうもあっと驚くような爺さんたちは一人一人で集まってるようです。とりあえず議員は5人が精々で、まあ、新党、というか参院選シフトでしょうから、この5人が議席を確保できればいいんでしょう。

石原慎太郎さんはキモい「チアガール」のコスプレをして、「自民党だけでなく、日本の保守主義にとっても必ずプラスになる。これから核融合が起こり、政界の再編成につながっていくと思うし、小さな雪崩が起こるだろう」と、話が大きいんだか小さいんだかよく分からないことを言っています。「小さな雪崩」は上手くすると多くの人命を奪う大惨事になることが期待できますし、核融合もタイプによっては大量破壊兵器となります。どうも例によって石原さんの言うことは剣呑で、しかも的を得ています。世界の平和と安全を脅かすかもしれませんが、「保守主義にとってはプラス」になります。

とにかく現状では散開することが必要です。渡辺さんの「みんな」だか難民だかよくわからない党、それから禿ネズミはどうするんだかしりませんが、各個に撃破したりされたりするわけです。自民党のコアな支持層の票は自民党に集中し、もしかして自民党に入れてくれたかもしれない層は自民党から出て来たビックリドッキリメカが確保しようというんでしょう。おそらく石原さんやなんかの見立てでは、「保守層」はバカなので看板を付け替えればダマされて投票してくれるはずなのです。そう上手くいくと良いんですが、実際にはこれは退却のひとつのやり方なのです。
posted by 珍風 at 05:42| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月04日

毒餃子をもって毒を

世界でも超一流の死刑大国から日本に4人前のお届けです。餃子付き

菅氏『4人死刑厳しい』 中国首相と会談、懸念表明


 【北京=池田実】北京を訪問中の菅直人副総理兼財務相は三日午前、中国の温家宝首相と会談した。中国政府が日本人四人の死刑を執行すると通告した問題について、菅氏は「麻薬の密輸は懲罰が必要だが、日本の基準からみると、(死刑は)厳しいとの意見を持つ人もいる」などと懸念を表明した。温首相は「処罰は中国の法律に基づいたものだ。(日本国内への麻薬密輸は)何千人もの命を危険にさらす重大な犯罪だ」と理解を求めた。
 菅氏は、中国製ギョーザ中毒事件の容疑者が拘束されたことについて、「中国側の努力を評価したい」と述べた。
 そのうえで、「より解明が進んだ段階で(真相を)明らかにしてもらうことが日本国民の安心につながる」と指摘、中国側に真相究明に向けたさらなる努力を促した。温首相は「一度として捜査の手を緩めたことはなかった」と語ったうえで、日本側が評価していることに感謝の意を表した。
 会談では、経済不均衡をもたらしている、として米国などが切り上げなどを強く迫っている人民元相場についても議論。
 「賢明な判断を期待する」とした菅氏に対し、温首相は「貿易にはいろんな側面があり、一方的に言われるものではない」などと述べた。

2010年4月3日 東京


鳩ポッポは「残念だポッポ」、平野さんや岡田さんは「懸念」、福島さんは「やめてもらいたい」と言っていますが、今ひとつ迫力がありません。一方で讀賣新聞は聞いた風なことを吹聴していますが

中国の死刑執行通告「日本の反応見るため」外交筋
 

【北京=大木聖馬】日本人死刑囚3人の刑執行を新たに通告してきた中国には、3月末に1人目の執行を通告した際に「懸念」表明にとどめた鳩山政権が強く反発し、日中関係に大きな影響を及ぼすことはないだろうとの強気の読みがある。

 中国は、日本が今回の死刑執行を「人権問題」ととらえ、態度を硬化させる可能性は小さいと見ている。

 日中外交筋は、3月29日の赤野光信死刑囚(65)に対する刑の執行通告について、「日本の反応を見るために揚げた観測気球だった」とみる。ここで、日本側は「国民感情への影響を懸念する」と伝えるにとどめ、中国側を非難しなかった。昨年12月、人権問題の観点から自国民の死刑執行に激しく反発した英国政府とは全く異なる対応だった。

 同筋によると、これによって、中国は残り3人の死刑囚の刑執行を行える条件が整ったとみなした。1972年の日中国交正常化後、日本人死刑囚の執行が行われてこなかった最大の理由は、対日関係に影響を及ぼすことへの懸念であり、4人もの死刑執行は、事実上、この歯止めが外れたことを意味する。

 中国は、東シナ海のガス田開発、習近平・国家副主席訪日時の天皇陛下との会見などを通じ、鳩山政権との間では、ある程度強く押しても日中関係は壊れないと見始めている模様だ。

 一方、深刻な薬物汚染に苦慮する中国では、国籍を問わず厳罰に処すことは、国内治安を維持する上で不可欠の対策とも見られている。覚せい剤50グラム以上を密輸した場合の最高刑は死刑と刑法で規定、覚せい剤取締法などの最高刑が無期懲役の日本よりはるかに厳しい罰で臨んでいる。

 また、中国人だけの死刑執行に対しては、大国意識を強める国民から批判が集まりかねない事情もある。

2010年4月2日 讀賣新聞


中国が「鳩山政権との間では、ある程度強く押しても日中関係は壊れない」と見ている、と讀賣新聞は書いていますが、別に鳩山政権でなくても日本政府はこの問題に対して強くは出られません。讀賣はダーティ・時事とともに英国政府との対応の違いを強調していますが、日本はイギリスあたりとは事情が違うのです。

日本では「人権上の観点から」政府が死刑そのものに批判的な立場を取ることが出来ません。死刑を廃止している英国に比べると、最初から強いことを言えない状態なのであって、首相が誰で政権党がどこであっても、中国にとっては手強い相手ではない、目糞鼻糞関係にあります。

したがって、マスゴミも日本人が些細な犯罪行為を理由に殺されようとしていることに関しては恐ろしく寛容です。たとえそれが中国であってもです。せいぜい「司法システムの不透明さは、大きな問題」(産經新聞)、「中国の司法手続きが適正だったかとの疑念」(讀賣新聞)を指摘するくらいなものです。

もっとも、その点についても日本もあまり他人のことを言えた義理ではありません。たしかに裁判は公開されているようですが、取調べの過程は「不透明」であり、つい最近に冤罪の懸念のある死刑執行が行なわれた疑いすら存在します。中国では覚醒剤を運んだ人が死刑になろうとしているようですが、日本では何もしていない人が死刑になっているのかも知れません。これではどっちがエラいのか分らないではありませんか。

ところで日弁連の新会長は極めてクレバーにも、死刑を温存しながら中国の死刑を批判する根拠を自由権規約に見いだしました。

中国政府の邦人に対する死刑執行通告に関する会長声明


中国政府は、麻薬密輸の罪で死刑判決が確定している日本人男性に対し近く死刑を執行すると、3月30日までに日本政府に通告したとのことである。



しかしながら、わが国が批准し、中国がすでに署名している国際人権(自由権)規約(以下「規約」という。)の第6条2項は、「死刑を廃止していない国においては、死刑は、犯罪が行われた時に効力を有しており、かつ、この規約の規定及び集団殺害犯罪の防止及び処罰に関する条約の規定に抵触しない法律により、最も重大な犯罪についてのみ科することができる。」としており、自由権規約委員会は、その一般的意見6(16)において「『最も重大な犯罪』 の表現は死刑が全く例外的な措置であることを意味するように厳格に解釈されなければならない」と述べている。「最も重大な犯罪」とは、少なくとも人の死という結果を伴う犯罪に限定されることを意味するのであって、現にイラン政府に対する自由権規約委員会の総括所見(1993年)において、自由権規約委員会は、規約第6条の観点から、経済犯罪や人の死という結果を伴わない犯罪に対して死刑を科すことは規約に反すると明言しており、さらに、タイ政府に対しては、死刑が規約第6条2項が示す「最も重大な犯罪」に限定されず、薬物の違法取引に適用されうることに懸念を表明している(2005年)。



自由権規約委員会や日本が理事国を務める国連人権理事会は死刑廃止を視野に入れて死刑の適用が可能な犯罪の削減を求めている。同様の事態がヨーロッパの国民について生じた場合、政府は前面に出て、自国民の処刑を避けるためにあらゆる手段を執るはずである。日本は死刑制度の存置国ではあるが、同様の犯罪の場合には無期刑が最高刑であり、死刑の対象とはされていない(覚せい剤取締法第41条2項)。国内法では死刑を科し得ない事件について、国際人権基準に明確に反する死刑によって日本国民の生命が奪われようとしている事態を座視するべきではない。



内閣総理大臣、官房長官はこの死刑の執行予定に関して既に「懸念」を表明されたと聞くが、当連合会は、わが国の政府に対し、規約第6条によって日本国民に保障された生命権を保護するために、死刑執行しないよう、中国政府に対して明確な要望をすべきことを求める。

2010年(平成22年)4月2日
日本弁護士連合会
会長 宇都宮 健児


とはいえ、温首相は「何千人もの命を危険にさらす重大な犯罪だ」と言っていますから、暗に「薬物の違法取引」が「人の死という結果を伴う犯罪」であるかのように述べているのであって、これは自由権規約を念頭に置いた発言であると考えることが出来ます。もちろんこれは詭弁ぽいのですが、宇都宮さん一本とられました。

日本政府としては中国政府に対して「日本国民に保障された生命権を保護するために、死刑執行しないよう、中国政府に対して明確な要望」などすることが出来ません。日本政府は自らの死刑制度を維持するために他国の死刑を尊重しなければなりません。そのためには日本人の命などいくらでも喜んでどこの国にでも差し出すでしょう。大切なのは死刑制度なのであり、運び屋の人命などではないのです。
posted by 珍風 at 05:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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