2010年04月19日

なんと百人斬り!日本創身刀!

別段、「なんと」とか「!」をつける程のご大層な党名でもないと思いますが。

首長新党 党名はなんと「日本創新党」!


 東京都杉並区の山田宏区長らは18日午後、都内で記者会見し、地方自治体の首長と首長経験者を中心に「日本創新党」を結成すると正式に発表した。党首に山田氏、代表幹事に中田宏前横浜市長、政策委員長に斎藤弘前山形県知事が就任。「国家、地方、国民の自立」により「自由で力強い日本」を目指すと表明した。

 山田氏は、夏の参院選では比例代表、選挙区合わせて10人以上の候補者を擁立する方針を明らかにし「5−10議席を獲得したい」とした。現職の区長である山田氏は出馬せず、中田、斎藤両氏が比例代表に出るとみられているが、具体名には触れなかった。

 立党宣言は「(首長が)改革を実現して状況を改善しても、国政の失敗によってあしき状況が次々とつくりだされてしまう。もはや、この状況には我慢できない。『本物の政治』を確立し、新しい日本を創り上げるべく、立ち上がることを決意した」とした。

 同党を応援する首長や首長経験者でつくる「応援首長連合」には、上田清司埼玉県知事ら26人が名を連ねた。

2010年4月18日 産経ニュース


かつて存在した党名「日本新党」を2分して間に「創」を入れただけ、というのが素直な見方です。
「創」とは「刀で傷付ける」ことであって「キズ」の意。この人たちのそのうち「満身創痍」となるわけですが、その「創」です。「損傷」ともいい、解剖学的組織の生理的連絡の離断をいいます。刃物の人体に対する作用の仕方によって「切創」「割創」「刺創」に分類されます。

「日本創新党」とは「日本」と「新党」の間を刃物で離断した様子を表しています。「日本新党」が出て来るのは、県知事から新党を起こして政権を取った細川護熙さんを強く意識したものでしょう。もっとも、田中康夫さんは「日本」と「新党」を切り離すだけでは飽き足らずこれを転倒して見せたのに対して、山田さんたちはちょっと傷つけただけなのが、切株派としては残念なところです。

「新党」の名称は劣化し続けており、「みんなの党」もいかがなものかとみんなが思っていた矢先に「もっとヘンなのがあるぞ」とばかりに「たちあがれ日本」がたちあがり、あれよあれよという間に「日本創新党」なる完全な意味不明に到達したのは呆れるばかりです。

これは恐らく続いて新党を立ち上げようとする人々に対して牽制する意味があり、「ヘンな党名」を考案するのに余計な時間を費やさせる作戦であろうと思われます。くだらない事にもちゃんと意味があるのが政治の世界です。

しかし世間では、この党名を覚えるための工夫が考えだされています。ポイントは「創新」という箇所。覚えにくいのはそんな言葉がないからです。「創」は「あたらしくはじめる」という意味を持ちますから、「新」などは余計なのです。それでは同党の「立党宣言」に即して、そのような工夫のいくつかをご紹介致しましょう。

「成長と改革による経済と財政の再建」

法人税や所得税、相続税などの減税を行ない、通信や金融や労働などの諸分野における規制緩和を行なって、「選ばれる国」になる


誰に「選ばれ」たいのか解りませんが、てゆーか大体の想像はつくというものですが、そのおかげでビンボー人はますます痩せ細ることから「日本痩身党」

「国民の安心の確立」

日本の地域社会と伝統的価値観の再興


ビンボー人が反抗しないように「人格教育」、デタラメ教科書でビンボー人の頭をもっと悪くする「歴史教育」、こんなことで金持ちが「安心」してられるかどうか心もとないわけですが、喰うものもなく電気も止められた奴にはせめて「伝統」でもつけといてやれ、というわけで「日本総神道」

「現実主義に基づいた外交・防衛」

価値観を共有する国々と手を携え、国際的な責務をしっかり果たしていかねばならない


座間市長の遠藤三紀夫さんや岩国市長の福田良彦さんがいらっしゃいますが、「自らの国は自らの手で守る」のが自らの国を外国の基地列島にすることだという混乱したシュールな「現実主義」が「日本喪心党」

この他にも、「日本の基本理念」が元祖「あたらしい歴史教科書」である「日本書紀」の「十七条憲法」だと言い出す脳天気ぶりにその第二条から「仏法僧新党」

全然古臭い政策で新自由主義以降の政治的要請に応えられないのにどうして気がつかないかというと連中頭を打ったショックで最近の記憶が飛んでるに違いないというので「日本脳震盪」

松下政経塾とかいう似非エリート促成栽培温室育ちでそのくせ常に上から目線のシロートがちょっとばっかし自治体の首長をやったからって何がわかる、という「日本藤四郎」。ここまで来ると何だかわかりません。

自民党の不足分を区長や市長で補うつもりでしょうけど、松下政経塾出身者の受け皿、てゆーか民主党への流出を避けたいという事もあるかもしれません。まあお礼奉公みたいなもんだと思えば間違いありません。いかにも松下らしいといえば松下らしい丁稚どんの集まりになるんでしょう。

まあ新党はどれでも同じなんで、石原さんは「連帯したらいい」なんていい加減な事を言っちゃってます。せっかく分けたのに何だよ。意味もなく分かれてるとでも思っているんでしょうか。意味もなく分かれているんです。


posted by 珍風 at 10:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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