2010年06月26日

大量ぶっかけ感謝地獄

米下院、米軍駐留で沖縄県民への感謝決議採択


 【ワシントン=小川聡】米下院は24日午後(日本時間25日朝)、日米安全保障条約の発効50周年を迎え、沖縄県民に米軍の駐留受け入れについて感謝を表明する決議案を賛成412、反対2で採択した。

 決議は「米軍の駐留を継続して受け入れている日本の人々、特に沖縄の人々への感謝を表明する」と謝意を示したうえで、「日本は、アジア太平洋地域に平和、繁栄、安定を提供するための、不可欠な安全保障上のパートナーだ。次の50年の揺るぎない友情と協力の深化を期待する」としている。

2010年6月25日 讀賣新聞


あれ、24日ってサンクスギビングだっけ。違いますが。この決議が出たのが日本時間で23日未明でして、この日は沖縄では「慰霊の日」ですから、早速菅さんは出掛けていって、その日のうちにアメリカとの「揺るぎない友情と協力の深化」を誇示しに行ったものです。

首相に怒号「なぜ感謝」


 「いやだと言っている基地負担をなぜ感謝されないといけないの」「米国の軍事植民地をこれ以上我慢しろということか」―。菅直人首相が、悲惨な戦争の犠牲者の冥福を祈る沖縄全戦没者追悼式で口にした場違いな基地負担への感謝発言に、参列者からは「冗談じゃない」との怒号も飛ぶなど県民との意識の落差が浮き彫りになった。

 沖縄戦で祖父が糸満市摩文仁周辺で亡くなり両親と式典に参加した名護市の30代の女性は「結局、普天間を辺野古に移設しようとしている。また、本土の捨て石になるのか」と反発。「名護では建設業と関係ある職場に勤める人は名前を名乗り『反対』と言える人は少ない。地域の苦しさを首相は分かっていない」と憤りをあらわにした。

 大城政二さん(63)=糸満市=は「戦争で一番犠牲になったのは沖縄県民。普天間は少なくとも県外に持っていくよう米国と交渉するべきだ」と強調した。

 約30年間、ほぼ毎年追悼式に参加する琉球大の高嶋伸欣名誉教授は「基地を沖縄に押し付けて、涼しい思いをしていることへの認識がまったく欠けている」と厳しく批判。菅首相と会談した仲井真弘多知事も「ピンとこない。県民には『何が感謝ですか』という感じだ」と、あきれ顔だった。

 首相は式典で「普天間」移設問題には直接触れない一方、振興策には積極的に言及。赤繁明法さん(62)=沖縄市=は「全く期待していない。振興策を振りかざして沖縄を分断するのではないか」と強い警戒感を示した。

 菅首相が会場に入る際には普天間移設に反対する市民団体が抗議した。また、来賓あいさつで登壇した際には「帰れ」とヤジを飛ばした男性が関係者に制止され、会場から連れ出される場面も。あいさつ終了後の拍手は淡々としたものだった。

2010年6月24日 沖縄タイムス


結局怒鳴られて帰って来たわけですが、せっかくの官房機密費も「ムダ遣い」に終わったようなのは誠に遺憾であります。しかしながら、世の中には何かイヤな「おまけ」のついていない「感謝」というものも稀でありますから、これはやたらと「感謝」などを口にする方が思慮に欠けていると言うべきでしょう。

もっとも、「建設業と関係ある職場に勤める人は名前を名乗り『反対』と言える人は少ない」んだそうですから、官房機密費も若干その効果を発揮していると言えないこともありません。てゆーか日本全国どこへ行っても、概ね「建設業と関係ある職場」では政府に反対するとヤバいようですが、やはり沈められる海がきれいであることはわずかながらでも慰めにはなるのかも知れません。

海の底では魚心あれば水心だと言われておりますが、世間の「感謝」の例に漏れず、アメリカでも「感謝」のあるところ下心があるのでした。

米下院、沖縄に感謝の決議採択 関係改善の思惑


 【ワシントン共同】米下院本会議は24日、在日米軍の駐留について「日本、特に沖縄の人々に感謝を表明する」と、普天間飛行場(宜野湾市)など多数の基地を受け入れていることに対し謝意を示す決議案を、412対2の圧倒的な賛成多数で採択した。

 こうした決議が米議会で採択されるのは異例。日米関係が普天間問題をめぐってぎくしゃくしたため、日本側の国民感情にも配慮し、菅直人新政権との間で関係を改善させたいとの思惑がある。

 決議案は、改定された日米安全保障条約が23日で発効50年を迎えるのに合わせ、超党派議員団が提出していた。

 決議は、在日米軍が「日本の防衛とアジア太平洋地域の平和維持に必要な抑止力を提供している」と指摘した上で、駐留維持には「日本国民の幅広い支持と理解が欠かせない」と表明。

 さらに「今後の50年間も同条約の下で、揺れ動くことのない友情と協力の深化を期待する」と強調した。また日米両政府が5月の共同声明で、普天間飛行場の移設先を、名護市辺野古とする2006年の日米合意を「再確認した」ことにも言及した。

2010年6月25日 共同


見出しこそ「関係改善の思惑」となっていますが、「感謝」の実態は「再確認」なんだそうです。相変わらず沖縄では言うことをきかない人が多いようなので、改めて菅さんに発破をかけるのに「感謝」という形を取ったものでした。事と次第によっては「感謝」は「菅射」ですから菅さんも精々頑張らないとどうなっても知りません。

まあ、菅さんがどうなろうと知った事ではないのですが、デール・カーネギーは「深い思いやりから出る感謝のことばをふりまきながら日々を過ごす――これが、友をつくり、人を動かす妙諦である」であると言っています。「重い槍」からピュッピュと出る「顔射」をふりまかれてはたまったものではありませんが、それが「友をつくる」のに役立つんだそうです。

カーネギーさんの「友」というのは、自分のために動いてくれる人の事のようですから、「感謝」などをぶっかけられるのは危険極まる事態であるといえるでしょう。目に入ると大変痛いです。多分アメリカは、菅さんでも誰でもいいですが消費税を増税すると、この「感謝」をこっちに飛ばして来る虞れがあります。キタナいのでやめた方が良いです。髪の毛につくと大変なんです。


posted by 珍風 at 05:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。