2010年07月30日

元気をもらう夏のお祭り

8月にも刑場を公開 「官僚が説得」は否定、千葉法相


 千葉景子法相は30日の閣議後記者会見で、存廃を含め死刑制度の在り方を検討する省内の勉強会設置と、東京拘置所内の刑場の報道機関への公開を、8月中にも実施したいとの考えを示した。

 千葉法相は、2人の死刑を執行した28日、「国民的な議論の契機にしたい」としてこの2件を指示したことを明らかにしていた。

 死刑執行を法務官僚側から説得されたとの一部報道に対しては「まったく当たっていない。法相を拝命することは当然ながら、そのような職責を負うと当初から念頭にあった」と述べた。

 かつて「死刑廃止を推進する議員連盟」のメンバーだったのに執行を命じるという姿勢は分かりにくい、との指摘があることについては、「廃止も一つの方向性だろうと考えてきた。それは決して変わるものではない」と、一貫して廃止の立場だと強調した。

2010年7月30日 共同


単なる「きっかけ作り」で殺されてはたまったものではありませんが、これといって大した理由がなくても人を殺して良いのが国家というものです。カボチャババア、クセにならなきゃ良いんですがね。

しかしながら、このようなことは古来から行なわれており、これを「血祭り」といいます。「血祀」または「血食」ともいい、生け贄を神に捧げることなんですが、『周礼』の「春官」に「血を以って社稷五祀五嶽を祭る」と書いてあるようですから、まあ通常の儀礼です。「社稷」とか「五祀」「五嶽」てのは地の神だそうで。

しかし「血祭り」という言葉は一般的には「戦いの前に敵の捕虜を殺して気勢を上げ、神に必勝を祈る」という意味で使われます。この場合は人間が生け贄になるわけですが、要するにそうやって気持ちをアゲるわけですね。

事の起こりは殷代だそうですから歴史と伝統を誇る由緒ある乱暴ですが、最初は占いで良い結果が出るまで羊のアタマを刎ね続けたそうです。その血を浴び、祭具に塗りたくって、も一度占ってみる。ダメならもっかいだもっかい。

そりゃ、そうやって何回もやっていれば、そのうち吉兆が出て来るに決まっていますが、もちろん当時のことですから、戦争捕虜を羊の代わりに祭祀の犠牲に供することに躊躇のあろうはずはありません。てゆーか捕虜というのはそのためにいたようなもんで。「羊」を「野蛮人」と同視する言い方があり、『看羊録』の「羊」はそのような意味です。もっともこの場合は「羊」の捕虜になった人が書いているんですが。

で、卜占のようなものもだんだん「信頼」されなくなって来るわけですが、大量の流血によるメンタルな効果は受け継がれます。そして今日の日本の死刑では血が流れることはほとんどありませんが、人の「死」そのもの、今まで喚いたりしていたものが沈黙の舞踏をひとしきり踊って急に静かになってしまう、その印象的な「死」が人々の心を多いに盛り上げて止みません。

昔の人は生け贄の血液から「元気をもら」ったりしていたようですが、衛生観念の発達した現代では、そんなことをすると「病気をもら」ったりもしかねないので、「血」にまつわる神秘的なアレコレは廃止になったようです。しかしながら奪われる命は「生け贄」の無力さを圧倒的に印象づけ、殺す側にとって、それは自らの「力」の自覚を高めてくれるものなのです。それは古代の血の儀式の最も洗練された形態でありながら、その本質の一半をしっかり受け継いでいるのでした。

そういうわけですから、「官僚」を庇うカボチャババアはすっかりヤラレてしまったのかも知れませんし、ことによると刑場から「元気をもらって」来ちゃったのかも知れませんが、「存廃を含め」というところに惑わされるわけにはいきません。「在り方」とは「存在の仕方」に他なりません。

法務省が死刑の「存廃」について真剣に検討することは期待出来ません。どのように存在させるかをちょっと考えてみよう、ということでしょう。死刑は彼等の「こころの栄養」です。死刑がなくっちゃ生きていけない。自分から手放すはずがありません。
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2010年07月29日

全ての死刑囚は「無罪」である

「死刑制度の信頼損ねる」=千葉法相を批判−自民・安倍氏


 自民党の安倍晋三元首相は29日、保守系議員のグループ「創生日本」の会合であいさつし、千葉景子法相が死刑を執行したことについて「選挙で国民からノーを突きつけられた人物が執行していいのか。これは死刑制度への信頼を損ねる行為だ」と批判した。

 また、「(法相続投への)批判を避けるために執行したのではないかという疑問も出てくる。そういう疑問を持たせること自体、法相として全く失格だ」と語った。

2010年7月29日 時事


困ったもので、相変わらずバカ殿は「今朝も産經新聞を読んで来ました」というようなことしか言えないようです。どうしてこれに報道価値があるのか、そういう疑問を持たせること自体、全く失格です。何に失格だか分かりませんが。ちなみに「創生日本」は偏差値が低いようで、これでも合格なんだそうです。

「死刑制度への信頼」などは存在しないかも知れませんが、存在する必要などありません。バカ殿とか仙波さんのような人はどうだか知りませんが、必要なのは「信頼」ではなく、「正当な批判に耐えうる程度に疑わしさを排除すること」でしかありません。しかし死刑廃止だ存置だという以前に、「批判」にさらされないのが、日本における死刑の問題といえば問題なのです。もっとも、それが「問題」であると思っていない人もいて、そのことがまた「問題」だったりするのが問題なんですが。

少なくとも法務省では、この「信頼」などというものを鼻っから「問題」にしていないようです。それどころか批判耐性すら考えていないようです。全てはありとあらゆる批判に晒されないように、秘密の内緒でこっそりと行なわれます。予定していた執行がバレると中止になるのかも知れません。

一方で、よく、刑事訴訟法によると確定後6カ月以内に執行されなければならないんだから早くやれ、というようなことを言う人がいますが、全く素人はこれだから困ります。かつては執行後に殺害された人の氏名などを公表することはありませんでした。今でも執行予定は発表されないのであって、法務省ではいつ誰を殺すのか明らかにしたくないようです。これが確定後6カ月以内なんてことをやっていたら、確定時期は分かってるわけですから、いつ誰について執行するかバレてしまうではないですか。そんなこと出来るわけないでしょう。よく冷やしてからコッソリと頂くのがスイーツの醍醐味です。

もっとも、最近は「世論調査」で「死刑容認者」が多いようなのに気を良くしたのか、執行後に殺害した人の氏名などを公表したり、今度は刑場を見せるようですが、まだまだ執行の予定を発表するとか、執行そのものを公開するというわけにはいかないようです。

もちろん、「世論調査」で「死刑容認者」が85.6%存在するといっても、実際にはこれは将来における死刑の廃止を容認する人を含む数字であって、即時又は将来に死刑を廃止することを認める人は35%もいるばかりでなく、こういう人の割合は増えていたりします。「85.6%」というのは飽くまで国民向けの数字であって、「世論」の実態は必ずしも単純な「死刑容認絶対多数」のようなものではない、という事情も「行刑密行主義」が払拭されない原因のひとつでしょう。

しかしながら法務省としては、「信頼」を問題にしない、てゆーか自分たちのやっていることがとてもじゃないが「批判」に耐え得るものではないと自覚するだけのより強い理由があります。それは「取調べの可視化」なのです。

法務省も、取り敢えずはポーズだけでも、「可視化」に向けて何かやっているようなフリをしなければならなくなっています。もちろん飽くまで「フリ」ですし、実質的には「不可視化」するために頑張ることと思いますが、やはり「可視化」されていない「取調べ」に対する強い疑念を誤魔化しきれなくなっていることは否定出来ません。

ところが「取調べの可視化」を要請する同じ理由から、今までの判決も疑い得ることになります。なにしろ従来の判決は「可視化」されていない疑わしい取調べによって作られた調書に基づいて書いちゃってますから、これからの取調べを可視化すると同時に、今までの取調べを再検証する必要があるのであり、それは今までの判決の正当性を覆す可能性があるのです。

つまり法務省は、間違った判決に基づいて刑を執行している可能性があるのです。法務大臣が落選しようがかまいませんが、判決そのものが誤っている可能性があるんですから、「信頼」もなにもあったものではないのも当然でしょう。

したがって、少なくとも死刑執行の前に、当該事件について徹底した再検証を行なう必要があるでしょう。取調べの状況についてもう一度当事者に確認しなければならず、あらゆる資料が必要であり、判決に至るまでの全ての過程における公正が保証されなければならないのです。過去の取調べは「信頼」出来ず、判決は疑わしいものであり、「確定囚」といえども無罪が推定されることになります。

このような検証を経ない刑の執行は、すべて「無罪」の人に対して正当な理由なく重大な損害を与える行為となります。ことに死刑の執行は「理由なき殺人」です。死刑は執行されてしまえば後から判決が誤っていることが明らかになっても取り返しがつかないわけですが、だからこそ「やっちまえばこっちのもん」という「疑惑隠し」の執行がなされる疑いがあります。これには「飯塚事件」という前例がありますが、「取調べの可視化」を形だけでも受入れ、「取調べ」が疑い得るものとなってからの刑の執行は、まるで取調べ中の被疑者のような「権威」への「迎合」という異常心理の持ち主でなければ到底受入れることは出来ないでしょう。そういう人は何でも「信頼」してしまうもんですが。
posted by 珍風 at 20:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月28日

死神転生

社民党をやめた辻元清美さんは、「民主党だけではなく自民党にも同じにおいがする人もいる。許してもらえるなら社民党とも一緒にやりたい」などと言っていたそうですが、許すかいな、誰がそんな生臭いニオイがするねん、と思ったら

死刑執行、落選法相続投への批判かわす狙い?


 千葉法相が28日、昨年9月の就任以来一度も行ってこなかった死刑執行に突然踏み切ったことについては、野党などから「30日に召集される臨時国会を控え、参院選で落選した千葉氏を続投させた菅首相への批判をかわす狙いがあるのではないか」との見方も出ている。

 仙谷官房長官は28日午前の記者会見で、「千葉法相は非常に重要な行政権行使の責任者で、あくまでも法にのっとって行った。法治主義のもとで自らの職務を全うした」と強調した。

 ただ、千葉氏の続投については野党側から「参院選での落選は有権者が千葉氏の法相としての実績を判断した結果であり、首相が内閣の都合で続投させるのは民意の軽視だ」との批判が出ている。

 千葉氏は「基本的な法務行政に対する立場に変わりはない」として、国会議員の身分を失っても政策執行に支障はないと反論していたが、野党側は臨時国会で厳しく追及する方針だった。

2010年7月28日 讀賣新聞


せっかくの讀賣新聞の見立てですが、ちょっと違うかもしれません。枝野さんによれば、執行命令書へのサインは7月24日に行なわれました。これは千葉さんの参議院議員の任期切れの前日です。次の日で、千葉さんは議員ではなくなり、その次の日からは一介の民間人に戻るのです。

そこで確かに「批判」の余地はあるわけですが、この日までは法相を辞任する可能性があったと考えられます。正確には辞任「させられる」可能性ですが。ここでサインをするかどうかが、千葉さんにとっての「踏み絵」となったのではないでしょうか。

そして千葉さんは見事に「踏み絵」を踏んだ、てゆーか「踏み字」を書いたわけです。これでめでたしめでたしですが、誰にとって目出たいのか、「踏み字」を書かせたのは誰かというとこれは当然、法務省でしょう。

法務省は死刑が執行されない年が存在することを嫌います。それはもちろん「年度」とかいうものもあるのですが、365日という実際の「1年間」においても、死刑のない1年というものが彼等には耐え難かったようです。前回の処刑から正確に364日の間を置いて、同じ日付に執行することは、まあ面白いかも知れませんが、実はギリギリのリミットだったのです。

千葉さんが落選し、菅さんが千葉さんに法相を続けさせる判断をしたことで、法務省にとっては付け入る隙が出来ました。官僚は未だに旧政権とのパイプを保持していますから、これを最大限に活用してちょっとでも弱みのある奴は思いのままに操れるのさ。

サインをするか、それとも明日辞めるか、さもなきゃ野党に苛めさせるからいずれは辞めることになるし、一切協力はしない。そのかわりサインしてくれたら、勉強会も作ってあげるし、刑場もちょっと公開してやろうじゃないの。なんなら取調べの可視化の方もちょっとくらい考えてやったっていい。どうだい、婆さん。

サインしやすいように、愛人に金を使っちゃって女6人焼き殺したってオヤジを用意してやった。ワリー奴だよなあ、妻子ってもんがありながらよ。女のお前さんが少しでもサインしやすいようにってさ、これは俺たちからのささやかなプレゼントよ。もうひとつ、2人殺した下らねえヤクザもんだが、こいつも家出して来た娘を、宿も与えずに手元に置いといて、ゆくゆくはお風呂にでも落とそうかって鬼畜野郎だ。「女の敵」ってなあにこういう奴に違えねえ。どうだい、そう思わねえか、婆さんよ。

と、ゆーよーな下品なやり取りが行なわれたわけではありません。検察じゃあるまいし。とにかく千葉さんは法務大臣の椅子に座り続けるために、多分そうやって「夫婦別姓」とかの自分の「政策」を実行することが出来るかもしれないと思ったんでしょうが、3人を犠牲にしたわけです。つまり篠澤一男さんと尾形英紀さんと、あと自分自身ですが。

一方で辻元さんも「政権」のために沖縄を丸ごと見捨てようとしました。まあ本当に「無所属」で行けば千葉さんと同様の「自殺」行為ですが、辻元さんは結局は民主党に行くんじゃないかな。血にマミれた、同じ腥い臭いがしまっさかいに。

そいえばさぁ、今回の2人とも、殺意の点で調書と違うっつってんだけどもよ、そりゃあ、取調べの録音も録画もねえからよ、知ったこっちゃねーわな。千葉さん、いや大臣、こいつらの執行命令書にサインしたってこたぁよ、つまり可視化なんて必要ない、って言ってんのと同じなんだけどなあ。わかってんのかい、婆さんよぉw
posted by 珍風 at 13:47| Comment(4) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月27日

ヤクザに学ぶ人間力TM

昨日紹介した仙波さんのインタヴュー
http://nin-r.com/semba/intro.htm
は、当然
http://nin-r.com/
の中にあるわけです。ここは岡本呻也(本名は伸也)さんのところで、「人間力」の正真正銘の総本山です。岡本さんも各ページでいちいち断っているように、「人間力」は「登録商標」(登録第4998183号)であり、御丁寧にも商標登録証の画像も掲げられております。普段あんまり見かけないものだから見ておきましょう。
http://nin-r.com/10.htm

なんとこれが偽造でも洒落でもなく、本当に登録してあるから呆れたもので

(111)【登録番号】 第4998183号
(151)【登録日】 平成18年(2006)10月27日
(210)【出願番号】 商願2006−6899
(220)【出願日】 平成18年(2006)1月18日
   【先願権発生日】 平成18年(2006)1月18日
   【最終処分日】
   【最終処分種別】
   【出願種別】
   【商標(検索用)】 人間力
(541)【標準文字商標】
(561)【称呼】 ニンゲンリョク,ニンゲンリキ
(531)【ウィーン図形分類】
(732)【権利者】
   【氏名又は名称】 岡本 伸也
   【類似群】35B01 36G01 41A01 41C02 41C03 41E01 41E02 41E03 41E04 41E05 41F06 41J01 41K01 41K02
   【国際分類版表示】 第8版
(500)【区分数】 2
(511)
(512)【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
35
経営の診断又は経営に関する指導・助言,企業の経営に関する指導・助言,市場調査,商品の販売に関する指導・助言,企業の人材育成に関する指導・助言

41
当せん金付証票の発売,技芸・スポーツ又は知識の教授,コンサルタント・インストラクターの育成及び認定,電子出版物の提供,図書及び記録の供覧,美術品の展示,映画・演芸・演劇又は音楽の演奏の興行の企画又は運営,映画の上映・制作又は配給,演芸の上演,演劇の演出又は上演,音楽の演奏,放送番組の制作,教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く。),興行の企画・運営又は開催(映画・演芸・演劇又は音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動車競走の興行に関するものを除く。),運動施設の提供,娯楽施設の提供,映画・演芸・演劇・音楽又は教育研修のための施設の提供


この「岡本呻也「人間力」パワーアップ講座 人間力ラボ」、「カラボ」とか「空呆」ではなくて「人間力」の「ラボ」ですから日本語は難しいですが、賢明なる岡本さんは「人間力」と「ラボ」の間に毛が三本生えた人の絵を挟んでいますから大丈夫なのです。

これでもって「どんな人でも「できるビジネスパーソン」への道が近くなる」てえんですからこたえられませんが、「パー」になって「損」をしたい人はしてもらうとして、トップページから仙波さんのところまで行くにはトップページの「メディア」タブをクリックして、開いたページの下の方に「リンク」として「日本の会社、いかがなものか」というのがありますからその文字列をクリックすると、青い文字ばかりの地味なページが開きます。

「国防」について「プラクティカル」に考えたりなんかしているようですが、その中に「裏金告発の行方」というのがあって、そこをクリックすると
http://nin-r.com/semba/intro.htm
に着きます。

したがってインタヴューの中で「運営者」とされているインタヴュアというのは岡本さんに他なりませんが、下の方の青いボタンをうっかり押すと岡本さんの人となりが全開で、「人間力TM」はともかく「新日本人」だとか「新日本国」だとか、こともあろうに「われわれが革命に必ず成功する2つの理由」だとか、悪い宗教のページに迷い込んだかと思いきや、もっとも良い宗教って何のことだか分かりませんが、結局はなんのことはない

 タコ足経済では、日本の将来はお先真っ暗ヤミです。どうすればタコ足経済を打破できるでしょうか。そのために必要なもの、それが「構造改革」だとわたしは思います。

 「構造改革とは何か」という定義については、これといってい決まったものがあるわけではありませんが、わたしは「マーケットを重視して、市場主義を徹底すること」と定義するべきだと思っています。

http://www.ne.jp/asahi/shin/ya/desk/win1/005.htm


「タコ足経済」については岡本さんが書いているので省きますが、どうでもいいです。こういうのは今も昔も変わりません。なんだか知らないけど「将来」がヤバくて、そのためには市場至上主義で全てオーライであるという、新自由主義の美しいおとぎ話が楽しそうに綴られています。こういう過去の誤謬を恥ずかしいというので、普通の人は隠したりするんですが、さすがは岡本さんは「人間力TM」の人だ、堂々と晒しておられます。まだ気がつかないだけかも知れませんが。てゆーか気がつかなくてまだ同じことやってる人いくらでもいますね。懲りない連中ですが、自分は儲けたんだから懲りるはずがありません。

で、岡本さんとしては仙波さんの経験が、岡本さんの「旧来の組織は悪い」という持論に適合すると思ったようです。だから「日本の会社、いかがなものか」の中に入っているわけです。ちなみに、仙波さんもそうですけど、オマワリさんって自分の属する警察組織のことを「ウチの会社」って言いますな。

そんな岡本さんですが、じゃあその警察をどうしたら良いか、という点について、東さんの提案に興味を示すことは出来るようです。東さんは「知事が予算執行権者としての権限を振るえばいい」とかいい加減な事も言っているんですが、その一方では

運営者 もうひとつ、東さんの非常に面白い指摘として、「争議権はダメだとしても、警察官に団結権を与えよ」というご提案がありますね。これは面白いですね。

東   内部告発をした警察官は、逃げ込む場所がないんです。異端視されたら孤立するしかないという仕組み上の問題がある。だから守ってあげないといけない。
 かつての組合というのはそういう機能がありました。それが組合の本来の目的ではないけどね。

運営者 この県においては、3代前の白石知事の時代にそうしたものが徹底的に潰されてしまいましたからね。

東   「一応あることはあるよ」という形で、職員組合は残ったね。「すべて取り上げて縛ってゼロにする」というのは仕組み上まずいから、潰すのは簡単だけど形だけ生き長らえさせてもらっている。

http://nin-r.com/semba/39.htm


ここで東さんは労働組合を「逃げ込む場所」として必要であると言っています。たしかにそれは労組の「本来の目的」ではないかも知れませんが、組織内に対立組織が形成されることによって、組織があまり悪い方に行かないようにする、というのも労組の機能のひとつでしょう。

新自由主義の人は労働組合などは嫌いかも知れませんが、今の日本の多くの労働組合は彼等の良き友人ですし、特に岡本さんに取っては「人間力TM」を売りつける大事な顧客でもあります。労組は経営者に言われて、代わりに「人間力TM」を買いにパシらされています。
http://nin-r.com/07.htm

もっとも、こういう話を面白がっているのは岡本さんと東さんだけでして、仙波さんはというと

運営者 それで仙波さんとしては、愛媛県警に今後どのようになってもらいたいと思いますか?

仙波  原点です。原点に返ってほしいです。
 原点というのは、われわれ公務員、特に警察官というのは服務宣誓をするんですよ。
 「私は、日本国憲法および法律を擁護し、命令、条例および規則を遵守し、何ものにもとらわれず、何ものをも恐れず、何ものをも憎まず、良心のみに従って不偏不党かつ公平中正に職務を遂行することを厳粛に誓います」と。

運営者 そうですね。

仙波  そういう宣誓をしてるわけです。その通りにすればいいんです。そうでしょう。お金にとらわれたりしてはいけない。公平中立であらねばならない。不偏不党という通り、どこにも属してはならないんですよ。

運営者 裏金づくりにこだわったり、業者から物品をもらったりしてはなりませんね。

仙波  それが原点です。それさえ守ればね。

http://nin-r.com/semba/35.htm


運営者 警察官の仕事って何なんでしょうね?

仙波  「何か困ったことがあれば、警察に相談しに行けば何とかなる。物を取られたら、警察に行けば一生懸命探してくれるんだ」という信頼感が最低限必要だと思うんです。今は、それがないんです。ニセ領収書を書かせる方も、書く方も、それをやった瞬間にその信頼感が失われることを知るべきなんですね。

http://nin-r.com/semba/37.htm


「原点に返って」、「信頼感」を得ろと言っています。残念な考え方です。「信頼」されている組織がロクなことをするはずがありません。民主主義は個人や組織への不信を基に成り立っています。それは対抗組織を制度内に繰り込むことであり、「信頼」したり「参加」したりすることではないのです。

これは地方自治体においても行政庁と公務員組合との関係がそれに当たる、てゆーかそうであることが望ましいと考えられますし、行政の長たる首長と議会の関係もそうです。このような制度的な対立関係を忌避して非民主的な独裁体制を志向する竹原さんと仙波さんが仲良くするのは当然の帰結であると言って良いでしょう。

もっとも、馬脚をあらわした「正義の人」仙波さんも問題の所在にはうすうす気がついてはいるようです。

仙波  裏金の告発をして以来、僕の所属する部署では酒の席はなくなりました。一度もありません。歓迎会も送別会も忘年会もやらなくなりました。それまでは飲み会の席では、警官が不祥事を起こしたような話題が出ると、必ず誰かが「何やかんや言うてものう、一般の県民は何かが起こったら警察に言うてくるしかないんよのう」という話が出るんです。それはそうでしょう。物を取られたからといって県庁や市役所には行きませんよね。
 「だけどそこには、警察に行ったら絶対助けてくれるという信頼がある。それを裏切ったらいかんだろう」と言うと、「どうしてか? 警察に行くしかないんだから。不満があっても、結局は警察に行くしかない」と他の連中は言うわけです。気にもしていない。

運営者 それは警察しかない理由は、2つ同じ機能を持つ役所を作ったら税金のムダだからですよ(笑)。 それに胡座をかいていてるわけだ。

http://nin-r.com/semba/29.htm


「信頼を裏切ったらいかん」というのは良い心がけですが、「不満があっても、結局は警察に行くしかない」のが現実です。「服務宣誓」のような「心がけ」で組織がどうにかなるという考え方は、問題である、という以前に無能で無責任でしかないでしょう。竹原さんとは良いコンビでありますが、その半面「正義の人」の看板がありますから、利用価値は絶大、というわけです。騙される奴もいるでしょう。

警察にはそれに対立して牽制すべき組織が存在しません。公安委員会がありますが、それこそ名ばかりで、公安委員会の事務所は警察にあったりしますし、そこで事務を執っているのはオマワリさんです。何より公安委員会には警察に対抗出来る制度的及び物理的な強制力がないのです。言うことをきかないオマワリは射殺するくらいでないと、とてもじゃないが勝ち目はありません。

もっとも、「一般の県民は何かが起こったら警察に言うてくるしかない」わけですが、「一般」でない人々にとっては話は別です。人によっては、警察が手を出せないところで「お兄ちゃん」が守ってくれることがあり、警察も「お兄ちゃん」には手が出せなかったりすることがあります。ただし問題は、そこの事務所は「役所」ではないので、いくら税金を払っているからといって全ての市民に平等にサービスを提供するというわけではなかったりすることです。それはまあ警察も同じ様なもんですが。

しかし「一般の県民」的には脅かされて「物を取られる」ことの方が多いようで、その意味ではむしろ税務署的な機能を持ちますが、自らの組織の維持費を組織活動の被害者から強制的に取り立てるというやり方は、民主的であろうとなんであろうと全ての「権力」に共通しているんですから立派なことです。被害者のことを「受益者」と言いたがるところも同じ。
posted by 珍風 at 10:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月26日

信一・敏郎の「俺が掟だ」

内部告発の仙波氏を副市長に 阿久根市長が専決処分


 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が25日付で、愛媛県警の裏金づくりを内部告発した元巡査部長の仙波敏郎氏(61)を、専決処分で副市長に選任した。

 仙波氏によると、市長から電話を受けて会うようになり、11日に副市長就任の要請が正式にあったという。地方自治法では、副市長は議会の同意を得て選任するとしている。

 竹原市長は議会を開かないまま専決処分を乱発するなどして問題となっているが、仙波氏は共同通信の取材に対し「わたしは議会を開くべきだと考えているし、司法判断も順守すると市長には伝えてあるので、最初から衝突すると思う。批判も出るだろうが、働きぶりで評価してほしい」と話した。

 仙波氏は愛媛県警地域課鉄道警察隊の巡査部長だった2005年、県警の裏金づくりを内部告発。その報復で不当な人事異動をされたとして提訴し、県に100万円を支払うよう命じた判決が確定した。

 同市では08年、竹原市長が初当選した直後に提案した副市長人事が議会に不同意とされてから、副市長が欠員となっていた。

2010年7月25日 共同


仙波さんは1963年に愛媛県警の警察官となり、5年後の1973年7月には同期の人たちの中では最も早く巡査部長昇任試験に合格していますが、架空捜査協力費の領収書偽造を拒否し続けたため、定年までそれ以上昇進することはありませんでした。

しかし仙波さんは警察官採用試験ではトップ、初任科補修も主席で終えているという優秀な人物でしたから、警察の華ともいえる公安に誘われたり、警察の洟とも言われている暴犯担当の捜査第二課にも誘われたりしたんですが、領収書偽造を断るのでこういう話は全部なくなったそうです。

まあ最終的には、警察のそういう部分に関わらなかったことが、仙波さんにとっては最後まで警察そのものへの信頼が崩れることがなかった理由だったのでしょう。それに、それこそ外部に漏らせば本当に生命に関わるような不正・腐敗を知ることがなかったのは、愛媛県警にとっても仙波さんにとっても幸いなことであったと言えるでしょう。

経緯については下記の年譜とインタビューが詳しいです。
http://nin-r.com/semba/intro.htm
「マル特」とか「手元管理」とは何のことかとか、内部告発者については各県警から警察庁への「速報事案」に当たることになってるとか、プロの尾行や盗聴とはどんなもんだとか、オマワリさんの社会に詳しくなれます。

ところで仙波さんは真面目な警察官であったと考えられるのですが、今度は阿久根市の副市長になることに決めたようです。今年の5月ごろから竹原市長側から接触があり、7月10日に副市長就任の打診、20日までには決めちゃったみたいです。

竹原市長は仙波さんを「行政や公金の使途の監視に厳しい人物」であると評価し、「これだけ信頼できる人はめったにいない」と言っているようです。それはまあそうなんでしょうが、確かに正義感は強いと思われるのですが、遵法意識はそうでもなかったようです。これは警察官としては、あまり褒められたものではありません。

仙波さんは副市長としては「是々非々で臨みたい」とか「最初から衝突すると思う」とか言っているわけですが、残念ながらその副市長の地位そのものが法的に正当な手続によるものではなかったりします。竹原さんと「衝突」してみたところで、違法同士のぶつかり合い、電車内での女性のお尻をめぐる痴漢の手の攻防戦やヤクザがピストルを撃ち合っているのと変わるところがありません。

仙波さんは「専決処分を繰り返すやり方には無理がある」と言っていますが、自分自身が「無理」の一翼を担うことになってしまいました。それは例えて言えば領収書を偽造するようなことは良くないと言いながら公金を横領するようなものですが、仙波さんの「正義感」によれば、目的が正しいんだからいい、ということなんでしょうか。自分の思い込む「正義」が法に優先してしまうというのは、一私人ならともかく、市長とか副市長とか警察官においてはかなり問題で、僕としては仙波さんが警察内で出世しなかったのは良かった、としか言いようがありません。

仙波さん自身がこのようなことについてどう考えているのか知りませんが、盟友の東玲治さんは、上記のインタビューの中で

警察が自主的、自律的に直すということなど期待せずに、民主主義の仕組みは「しばしば組織は過ちを犯すものだ」という前提で出来ているのだから、警察がだめだということであれば知事が予算執行権者としての権限を振るえばいい


などと少しばかり乱暴な、しかしあたかも仙波さんの将来を見透かしたようなことを言っているのが興味深いですね。まあ知事じゃなくて市長ですが。仙波さんは友達に影響されたのかも知れませんし、元々そういう人だったのかも知れませんが、東さんも大事なところを言わないで先に死んでしまったのは残念です。それは、民主主義の仕組みは「しばしば組織は過ちを犯すものだ。しかし個人が犯す過ちに比べればまだマシだ」という前提で出来ている、というようなことです。
posted by 珍風 at 05:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月24日

弁護士も後がコワい。それから顔のコワい人

そういえば稲毛のお兄ちゃんはどうしているかというと、また暴れ始めました。

受任弁護士に懲戒請求
何も弁護しなかったと元小梛輝信議長
 東京第二弁護士会が受理、調査開始すると回答

 恐喝未遂容疑で逮捕・起訴され、昨年12月1日千葉地裁で懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡された小梛輝信元議長(66)は、刑事弁護を依頼したアテーナ法律事務所(東京都新宿区)所属の石井元弁護士を相手に「何も弁護してくれなかった」として弁護士法第56条に基づき、第二東京弁護士会に「懲戒請求」をしている事実がこのほど本紙の調査で判明した。

 小梛の弁護を受任した石井弁護士は、平成21年9月4日、千葉西署に拘留中に初めて小梛と接見した際に「俺は、あんたの弁護はやりたくないんだよ。あんたは、すごく悪い人間だというじゃないか。俺はやらないよ」と告げたという。

 その後も石井弁護士は親族に対しても小梛個人の悪口や文句をつけた。このような言動は弁護士職務基本規定5条の信義誠実義務と6条の名誉と信用保持の基本倫理に反し、民法709条の不法行為に該当するとしている。さらに小梛は取調べの際にどのように対応したらよいかを石井弁護士に相談すると「実刑になりたくなかったら刑事と検事の言うとおりに全部認めてしまえ」と指示したという。小梛は警察や検察の主張する事実は食い違っており、本当は否認したかったが、石井弁護士しか頼る人がいなかったし、実刑になりたくないと思ったので、指示に従ったという。

 依頼人の権利・利益の擁護に、最善の弁護活動に努めるべき弁護士が「罪を認めろ」と指示し、依頼人の意思に反したことを理由に挙げている。また、小梛は保釈請求を依頼したにも拘わらず、石井弁護士は「保釈請求をすると刑が重くなる」と虚偽の事実を述べ依頼を拒絶。身柄解放に努める(基本規定47条)こともなく、小梛の控訴も断った。その他公判で、証拠資料、録音テープ等内容の確認もなく、警察調書に全て同意したことは弁護士法に違反するとして5月14日付けで石井弁護士の「懲戒請求」を求めた。

 これに対して、第二東京弁護士会綱紀委員会は小梛の請求を受理。必要な証拠資料をもとに石井弁護士を懲戒委員会に諮るかどうかの手続きを行うと小梛に回答している。

稲毛新聞2010年7月号


ああ、ねえ。いや、これはありうる話なんですよ。ただし弁護人が国選の場合とかですが。富山の強姦冤罪事件では、国選弁護人が罪を認めて情状酌量を取る方針を取ってしまったという話があります。もちろん弁護人として被告人において犯行事実が存在したという確信があれば、これは普通のやり方です。もっとも、富山の場合は実際には事実がなく、弁護人が「確信」した理由もなかったのが問題になります。

小梛さんがこういう話を参考にしているのはわかりますが、些か事情が異なるのではないかと思わざるを得ません。小梛さんによると石井弁護士は「初めて接見した」ときに、いきなり「俺は、あんたの弁護はやりたくないんだよ。あんたは、すごく悪い人間だというじゃないか。俺はやらないよ」なんて言ったんだそうです。これだけやる気がないと逆に気持ちのよいものですが、これは国選弁護人などではなく、小梛さんが自分で依頼したんですから、もし本当に「俺はやらないよ」などと言ったのであれば、直ちに解任するのが筋というものです。

ところが寛大なる小梛さんはこの石井さんを解任することなく、悪口を言われたり文句をつけられたりするままになっていたというのですから呆れたものです。かつては市議会に怒号を轟かせ、地元のヤクザや暴走族を束ねた男・小梛輝信が、借りて来た猫がマタタビを与えられたように、おとなしくなすがままになっていたというのです。小梛さんが自らの「権利・利益の擁護に、最善の」努力をしなかったのはどういう理由からでしょうか。お金がなくて困っているようにも見えませんが。

まあ、結果的には「俺はやりたくない」という石井さんはやはり正しかった、言わんこっちゃない、という展開ですが、『稲毛新聞』は例によって小梛さん側の言い分しか書いてないんですから、今後の展開はこの記事からは読めません。しかし判決では執行猶予もついたわけで、小梛さんは「実刑になりたくないと思ったので、指示に従った」ところ、思った通りに実刑にならなかったんですから、別に文句をつけなくても良いような気がします。石井さんはちゃんと仕事をしているのではないでしょうか。

一方で石井さんがああ言ったこう言った、小梛さんの親族に小梛さんの悪口を言った、などということについては、小梛さんとその親戚の人しか知り得ず、これをそのまま事実として認めるのは著しく公平を欠くところであります。「懲戒」はちょっとムズカシイのではないか。ただし、興味があるのは、今回の懲戒請求について小梛さんが相談している弁護士がいるはずで、それは誰なのか、ということですが。

話は変わりますが、『稲毛新聞』に美麗写真付きのあんまりな「随筆」を書いている人は椿鬼奴ではなくて京葉銀行の元頭取で現相談役の吉成儀さんの奥さんです。市原市の大地主で県会議員だった鳥海又一郎さんのお嬢さんで、あれでも県内では重要人物で、アパホテルで出版披露パーティをしたりするような、そういう人です。
posted by 珍風 at 05:45| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月22日

特定失調症の妄想戦線異常だらけ

めぐみさん会ったのは1回=金元工作員、家族に明かす−「新情報なし」両親会見


 拉致被害者横田めぐみさん=失跡当時(13)=の父滋さん(77)と母早紀江さん(74)は22日午前、長野県軽井沢町で記者会見し、21日夜に面会した金賢姫元北朝鮮工作員が、「めぐみさんと会ったのは1回だけ」と話したことを明らかにした。時期や場所などの説明はなく、「特別新しい情報は出なかった」という。

 両親によると、金元工作員は会った状況について、めぐみさんが日本語を教えていた同僚の女性工作員から「久しぶりにめぐみさんに会いに行くので一緒に来ないか」と誘われたと説明。その際、めぐみさんが韓国料理のチヂミを振る舞い、同僚工作員は「(めぐみさんは)料理も作れるようになった」と話したという。時期や場所は説明されず、両親も質問しなかった。

 金元工作員はめぐみさんについて「おとなしい、控えめな印象だった」「猫を飼っていたと聞いた」などとも話したが、早紀江さんは「物珍しいことを聞くことはできなかった」とした。

2010年7月22日 時事


今さら逆立ちしても鼻血も出ないでしょう。「特別新しい情報」や「物珍しいこと」が出て来るとは到底思えません。それどころか「会ったのは1回だけ」で、直接言葉を交わしたこともほとんどなかった、という、なんだか心細くなるような「会った状況」であります。

金賢姫さんが「北朝鮮」にいたことがあるとしてもそれは20年以上前のことであって、誰かが生きていたり死んでいたりするとしても、それはその当時の話でしかありませんから、現時点において何がどうなっているのかは分かったものではないのですが、金さんは「絶対生きている」などと、まるで昨日会って来たかのようなことをやたらと口走っているのは、ちょっと無責任ではないかという気もします。

まあ、「拉致被害者家族」の人は、それで「勇気をいただいた」とか言っていますから、別にいいのかも知れませんが、根拠があって言っているものだとすると、それは次のような可能性を示唆します。

1)金賢姫さんは、横田さんや田口さんの現時点での生存を確認している。

この場合、金さんは「北朝鮮」との情報経路を持っていることになりますが、他の可能性もないわけではありません。それは横田さんや田口さんが実は韓国にいるということですが。しかし金さんが「拉致被害者」の生存を確認することが不可能であるとすると、

2)金賢姫さんは、将来にわたって「拉致被害者」の運命が明らかになる可能性が存在しないことを知っている

ことになります。そうだとすると年寄りに勇気と希望を与えて、そのままあの世に逝ってもらうというのは一種の単なる親切心というものです。

実際には、韓国政府も様々なルートを通じて「北朝鮮」の状況を知り得るのであって、金さんは政府のエージェントとして行動しています。一方で日本政府にもそれなりの思惑というものがありますし、これまた情報も保有しているわけで、この「賢い姫」は両国政府の相互の調整の元にものを言うことになるんでしょう。したがって、金さんのやることなすことその都度その都度の両国政府からのメッセージであり、それは日々に新たな「情報」なのですから、大切にしなければなりません。

「新情報なし」、すなわち日本国民は「現状維持」を要請されています。「現状」というのは、確かな情報がない中で気まぐれな言説が流布し、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者」が無闇矢鱈と増え続けることです。

金元工作員「失踪者何人か見た」 既に日本政府に伝達か


 拉致被害者田口八重子さんの長男飯塚耕一郎さん(33)は21日、金賢姫元北朝鮮工作員(48)との面会後の記者会見で、金元工作員が、北朝鮮による拉致の可能性があるとして民間団体が作成した顔写真のポスターについて、「何人か見たことがある」と証言したと明らかにした。

 団体は東京の特定失踪者問題調査会で、昨年3月に耕一郎さんらが韓国・釜山で金元工作員に会った際に、ポスターを渡していた。人数や人物は特定せず「既に日本政府に話している」としており、昨年5月以降に訪韓した政府当局者に伝えた可能性がある。

 調査会は、2002年9月の日朝首脳会談後に失跡者の拉致が疑われるケースが相次ぎ、実態把握のため03年1月に発足。家族が同意すれば氏名や失跡状況をポスターやホームページで公表、失跡者や拉致被害者の情報提供を呼び掛けている。

 調査会の荒木和博代表(53)は「政府から連絡はないが、目撃した可能性は十分にある。飯塚(耕一郎)さんに確認したい」としている。

2010年7月21日 共同


「特定失踪者問題調査会」、HPを見ると「特失調」と略称してもらいたがっているようですが、なんだかシゾフレニーみたいで可笑しいのでそう呼んであげましょう。この「特失調」の「ポスター」には沢山の写真が載っているのですが、そのうちのいくつかを、金さんは20年以上前に見た記憶があるんだそうです。

この「特失調」によると、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者」が約470人もいます。もっとも、「特定失踪者」というものは「家族が単なる家出や蒸発と考えていた失踪が北朝鮮による非道な拉致であったとしてもなんら不思議ではない」という程度のものですから、北朝鮮による非道な拉致であると考えていたものが単なる家出や蒸発であってもなんら不思議ではありません。

470人のうち38人が日本国内での消息が確認されており、拉致被害者であると認定されているのは3人です。金さんが「見た」というのがこの3人のうちの誰かであったりすると話は俄然つまらなくなるのですが、果たしてその辺は明らかではありません。いずれにしても曖昧な証言のひとつでしかありませんから、それがまだ「認定」を受けていない失踪者であったとしても、直ちに「認定」に結びつくものでもありません。

それだけに金さんの発言は不当に拉致された誰かを助けることにはならない可能性が高いのですが、大いに「特失調」を助けることになるでしょう。この「特に失敗の多い調査会」では、ほぼ2カ月おきに、実際には何も「特定」されていない「特定失踪者」を増やし続けており、これが見かけ上の「拉致問題」の拡大に寄与しています。

荒木代表は最近でも「拉致」が行なわれていると断言しているようですが、その証拠に「特失調」では2004年にいなくなった新潟の漁師を「特定失踪者」にしていますし、2003年には酔っぱらったまま岸壁から姿を消した大阪の海運業者や、埼玉県や兵庫県でどっかに行っちゃった人を「特定失踪者」にしています。

もっとも、「特定失踪者」というのは、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者」のことなんですから、つまるところ分からないことが多ければ多いほど「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」ことになるわけで、このリストはいつまでも増やし続けることが可能ですし、相手が「北朝鮮」なだけに、向こうが「そんな人いません」と言っても、それを信用しないことに理由はいりません。ちなみに失踪者は年間10万人以上発生していますから、その中の何人かは「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」程度には、手がかりが何もなかったりするでしょう。便利なことを考えたものです。

この政治的発明には賛辞を惜しむものではありませんが、その目的をするところは極めて剣呑なものです。今年の5月20日、「特失調」はリストに新たな1人を加えるとともに、「天安艦事件」にちなんで「韓国海軍哨戒艦「天安」爆沈事件とわが国の対応について」というのを発表しました。

その中で「特失調」は、「天安艦事件」を「北朝鮮」によるものと断定し、「韓国はもちろんわが国も米国も一定の厳しい措置をとる」ことを勝手に決めた上で、それが「北朝鮮」内部での動揺をもたらし、ひいては「北朝鮮国内にいる拉致被害者には直接的な影響」が及ぶことを心配して、以下のようなことを主張しています。

1、政府はこれまでの事件捜査→認定→交渉という拉致問題解決への根本的方針を転換し、認定未認定を問わず拉致被害者の「救出」を政府の基本方針とされるよう求める。

2、前項実現のため政府は拉致に直結した情報に限らず北朝鮮内部の地理的情報、特に軍事施設や工作機関に関する情報を広範に集積し、いかなる状況変化にも対応できるよう準備を進めるべきである。

3、体制崩壊時等に調査会の北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」は拉致被害者の誘導など邦人保護のための緊急放送に切り替える予定だが、政府は対策本部で行っている短波放送「ふるさとの風」やNHKの国際放送などを活用し、日本人拉致被害者、騙されて北朝鮮にわたった在日朝鮮人帰国者やその日本人家族など日本縁故者の保護に必要な情報を提供すべきである。。

4、前項該当者について邦人保護の観点から考えれば、何らかの危険な状態で拉致被害者を保護できるのは自衛隊しかない。情報収集から輸送まで、自衛隊が全般的な対応を進められるよう、政府として早急に対応し、また世論もそれを後押しすることを求める。

5、北朝鮮による拉致などの主権侵害、また北朝鮮国民に対する人権侵害はすべてがあの体制に起因するものである。政府・民間を問わず中長期的に東アジアの秩序がどうあるべきかについて議論を行い、日本がこの地域の平和・自由・人権・民主主義に積極的に貢献していかなければならない。

http://www.chosa-kai.jp/1005201.html


要するにこれを機に自衛隊は北朝鮮に攻め込めという、大変に勇ましいというか、忌まわしいというか、如何わしい御主張であります。そして「認定未認定を問わず」、約470人の「拉致被害者」を「救出」しろと言っています。もちろん、「特定失踪者」の全てが「拉致被害者」であるとは限らないのですから、実際にはこれは自衛隊が北朝鮮国民を日本に拉致して来ることも含むことになります。何とも脳天気な大雑把です。

「特失調」の、てゆーか荒木さんの行動様式なんでしょうが、自分たちで勝手に失踪者を「特定」しては「拉致は最近でも行なわれている」と言い張ってみたり、勝手な想定に基づいて心配になってはヒステリックな行動に走りたがるなど、夏場に自分でストーブに当たって暑い暑い死ぬ死ぬと騒いでいるような、極めて間の抜けたことをやっているように見えます。しかし一方から見れば、これはヤクザの言い掛かりと同じ構造なのです。やはり仲間にヤクザがいると色々と良い事を教えてくれるようです。こんど稲毛のお兄ちゃんに聞いてこよう。
posted by 珍風 at 15:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月20日

恐怖!呪いのバナー

クリックすると戦死する

戦死.jpg


わきゃあない。
posted by 珍風 at 09:46| Comment(4) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

IQ84未満

石川のニュース
マナー違反の対策に本腰 羽咋図書館、雑誌切り抜きや落書きで


 羽咋市立図書館は、本や雑誌の破損が目立つことから悪質な事例を展示するほか、雑誌 を閲覧するときは名前の記入を求め、貸し出す本すべてに注意事項を書いたチラシを挟む ことを始めた。

 従来からあった落書きや折り曲げ、水濡れ、食べ物での汚しなどのマナー違反に加え、 昨年から雑誌の懸賞の応募券や料理の本のレシピを切り取る例が目立ち始めた。

 多い日では5件ほど本の破損が見つかり、一昨年に比べて1・5倍のペースで本が汚さ れている。

 目に余る違反が相次ぐため、同館では今月から破損本の展示コーナーを設け、チラシを 配り始めた。これまでは届け出をしなくても館内閲覧できた雑誌も、被害に遭った6誌を 読むときは利用者に記名してもらうことにした。

 同館の谷内優副館長は「図書館の本は公共の財産。次に使う人のことも考えて大事に扱 ってほしい」とマナーの徹底を呼び掛けている。

2010年7月15日 富山新聞


複雑な記事です。どうして『富山新聞』で「石川のニュース」なのか。田舎もんの富山県民は「石川」のツマラナイ「ニュース」を読む事で、いっぱしの「石川通」になると富山県内で威張れるのでしょうか。なんだか知りませんが、『富山新聞』は石川県の『北國新聞』の系列なんですから、石川のことは『北國新聞』に任せて、黙って富山の事に専念しておれば良いのではないか。

もしかするとこの記事は、「森ガール」ならぬ「森新聞」と言われる『北國新聞』、夕刊はほとんど『サンケイスポーツ』だと言われる『北國新聞』にも掲載されているのかも知れませんが、いないのかも知れません。思うに、最初は小さく出しておくものなのかもしれないのです。プールに入る前には準備運動をしなければなりません。ボウリングの前には練習のために投球することが出来るフレームが存在します。そしてプロの世界では「練習」や「ならし」はそれ自体が見世物になります。

『富山新聞』は、可哀想に「ブルペン」扱いなのかも知れません。牛の糞にも段々があるそうですから『富山新聞』が一番下、その上が『北國新聞』とすると、その上にはキング・オヴ・キングスてゆーか諸糞の糞、排泄物が排泄したものが来るはずです。

「1Q84」に個人中傷落書き 大阪市立図書館所蔵、府警に被害届


 大阪市立中央図書館(西区)所蔵の村上春樹さんのベストセラー小説「1Q84」に、特定の個人を中傷する落書きが見つかり、図書館が器物損壊容疑で被害届を出していたことが18日、分かった。本への落書きで被害届が出されるのは異例。この本は数カ月以上の予約待ちで、不特定多数の目に触れる恐れがあり、大阪府警西署が捜査している。

 同図書館によると、落書きが見つかったのは6月2日と15日。2日はBOOK1(第1巻)に2カ所、15日はBOOK2(第2巻)に2カ所落書きされているのが確認された。特定の個人名や飲食店の名前を挙げ、「犯罪にかかわっている」「違法薬物に注意」などと中傷する内容だった。いずれも筆跡や内容が似ており、同一人物が書いたとみられる。 

 貸し出した本の一部が切り抜かれたり、書き込みをされたりすることはあるが、特定の個人を中傷する内容はほとんどなく、図書館の担当者は「人気本という点を逆手にとり、大勢の人に読ませようとした意図が感じられる」と話す。

 本への落書きで警察に被害届を出すのは異例だが、担当者は「内容が悪質である以上、毅然(きぜん)とした対応で臨む」としており、落書きした人が判明すれば、弁償を求めることも検討しているという。

     ◇

 貸し出した本に対する破損行為や落書きには、多くの図書館が頭を悩ませている。大阪市立中央図書館でも、雑誌で韓流スターの写真が切り抜かれたり、写真集で水着の写真が数ページにわたって切り取られたりする被害が相次いでおり、担当者によると、正確な数は把握していないが「年間で相当数に上る」という。

 日本図書館協会の担当者も「どの図書館も落書きなどの被害に悩んでいる。公共の財産を傷つけるのは悪いことという意識が希薄になっているのではないか」と指摘している。

 東京都の練馬区立図書館では、区内12館の蔵書約170万冊のうち、年間約3千冊が汚損や破損のために廃棄されているという。

 大阪市立中央図書館では、返却カウンターや館内入り口に禁止事項のポスターを掲示し、落書きを見つけた場合は窓口に届け出るよう利用者に注意を呼びかけている。しかし、1日約9千冊が返却されるため「すべての本を職員が確認して被害を把握することは極めて困難。利用者のモラルに訴えるしかない」(担当者)というのが実情だ。

 日本図書館協会の担当者は「対策として、防犯カメラの設置や館内の巡回の強化を行うと、図書館らしい雰囲気が失われる。図書館には利用者の秘密を守る責務があり、本が返却された後は、貸し出し記録は残らないことが多い。本を傷つけた人を探すことは非常に難しい」と話している。

2010年7月19日 産経ニュース


「落書きが見つかったのは6月2日と15日」ですが、このネタの使い道を決定して記事の掲載に至るまで1カ月を要しました。まあ、単に選挙もあって紙面が空かなかったのかも知れません。しかしながら図書館利用者に注意を促すのであれば、なるべく早目に出した方が良い事はいうまでもありません。

もっとも産經新聞社としては図書館の本がどうなろうと、もとより関知するところではありません。どうせ無料の貸し出しは出版社の利益を食いつぶす、もし売れていれば「何十億円」の損害だ、くらいにしか思っていないでしょう。図書館さえなければ産經新聞社の出版物がもっと売れるはずなのです。

もちろん、いつまでも自ら慰めることができるために、図書館はむしろ産經新聞社のために必要とされているところですが、1カ月前の落書きが今になって脚光を浴びる事になったのは、その間に色んなオトナの事情があったのではないでしょうか。諸々の関係先と協議の結果、これはネット規制論と同じように扱う事になったようです。

「ネット」と同じく、話は「中傷」から始まります。そして「問題」は水増しされます。「担当者」によれば「年間で相当数に上る」のです。もっとも「正確な数は把握していない」のです。「東京都の練馬区立図書館では、区内12館の蔵書約170万冊のうち、年間約3千冊が汚損や破損のために廃棄されている」んだそうです。いや、「いるという」のです。これがどこの「担当者」が言ったことであるかは明らかではありません。3000冊の「汚損や破損」のうちで「落書き」が何冊あるのかも不明にされています。

今のところわかっているのは羽咋市の雑誌6種、大阪で『1Q84』上下及び「韓流」と「水着」の件のみですが、これだけあれば充分です。あとは産経記者さんの腕次第、「日本図書館協会の担当者」から「どの図書館も落書きなどの被害に悩んでいる」という発言を引き出し、「大阪市立中央図書館」の「担当者」からも「すべての本を職員が確認して被害を把握することは極めて困難」と言ってもらいました。上出来であります。そして最後のパラグラフでははっきりと目標を定める事が出来ました。

それは図書館の「利用者の秘密を守る責務」です。これが今回のヒールに決まりました。

第3 図書館は利用者の秘密を守る

1 読者が何を読むかはその人のプライバシーに属することであり、図書館は、利用者の読書事実を外部に漏らさない。ただし、憲法第35条にもとづく令状を確認した場合は例外とする。

2 図書館は、読書記録以外の図書館の利用事実に関しても、利用者のプライバシーを侵さない。

3 利用者の読書事実、利用事実は、図書館が業務上知り得た秘密であって、図書館活動に従事するすべての人びとは、この秘密を守らなければならない。

図書館の自由に関する宣言



これを「貸し出し記録は残」し、利用者を監視して密告する「責務」に取り替えなければなりません。これは「ネットで実名」や「ネカフェで身分証」と同じ事なのですが、このようなキャンペーンに著作を利用される件について、村上春樹さんの了解を取っているのか、いささか気になります。誰かこの惨劇の被害者にインタビューをしてはどうか。
posted by 珍風 at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

ヤリ部屋で女の子の一番大切なものを脅し取る。キモチー!

議員定数半減案を提出へ 大阪市議会で橋下派の維新会派、9月議会で


 11日の大阪市議補選(生野区、欠員1)で圧勝した地域政党「大阪維新の会」(代表、橋下徹大阪府知事)の市議会会派「維新の会市議団」が、9月開会の定例市議会で議員定数を半減させる条例改正案を提出する方針を固めたことが12日、分かった。

 すでに3月の定例議会で最大会派の自民のほか、公明、民主が提出した定数3減の条例改正案が可決されており、所属議員12人の維新が提出する改正案の可決は現時点では困難な情勢だが、来年春の統一地方選に向け、改革の姿勢を鮮明に打ち出す狙いがあるとみられる。

 同市議団幹部によると、条例改正案は定数を現在の89から44〜45まで一気に半減させる内容。選挙区ごとの削減数もほぼ固めているという。加えて、現在実施している月額102万円の議員報酬の5%カットを、30%カットにする条例改正案も同時に提案する方針だ。

 この幹部は「大阪市議会の改革は非常に遅れており、一気に“近代化”を進めたい」と話している。

 橋下知事は11日夜、生野区の市議補選で維新の会の候補が圧勝したことを受けて、「(参院選で大敗した)民主党も相当なことをやったが、有権者は本当に厳しい。維新の会も心して9月議会をやらないとそっぽを向かれる」と話していた。

2010年7月13日 産経ニュース


最近では議員定数を削減したり議員報酬を削減したりする事を主張するのがハヤリのようですが、なんだか根拠が曖昧なのが困ったものです。どうして「半減」なのか、考えようによっては10分の1にすることだって考えられるではないですか。

議員定数に関しては議会内多数派が民意の反映として意味を持つようになるための数はどんくらいか、とか、少数意見を反映させるためには議会にどれだけいれば良いか、とか、議員定数によって「少数意見」の「足切り」が行なわれることになるんですが、それをどの辺で切るのがダトーであろうか、というようなことも考えないとイケナイみたいですが、単に「半減」などと言ってしまうと、アタマの粗雑な人がイイカゲンにブチ上げたデタラメの思いつきにしか見えません。

阿久根市では例の市長が議員を「日当制」にしたようですが、この場合は単に議会が敵対的であるから兵糧攻めにしようとしているだけですから、話になりません。ちなみに議員さんというものはお金持ちである場合が多いですから、そんな事で敵はへこたれないと思いますが。

ちなみにお金持ちといえば今では「みんなの党」なんだそうで、ヨシミさんもだいぶ稼いでるし、東京のコーヒー屋も金に飽かせて夜な夜な「みんなでどう?」とか「ヘンなのどう?」などと言ってオルグ活動に余念がないとか雑念があるとかなんだかわかりませんが、

1.国会議員の数を大幅削減し、給与をカットする
•衆議院議員は300人(180減)、参議院議員は100人(142減)に。参議院には都道府県知事など地方を代表する議席枠を創設。将来的には憲法改正時に衆参統合による一院制を実現。
•国会議員給与を3割、ボーナスを5割カットを即時実施。


「アジェンダ」という言葉の嫌いな人も多いと思いますが、agendaは本当は「問題」のリストのことを言います。つまり「協議事項」とか「議事日程」のことなんですが、似非アメリカ人の党ではこれが「マニフェスト」の代わりに使える、同じような意味でしかもカッコいい舶来の言葉だと思ってしまったようです。

そこで例えば「agenda」の中で、ひとつの提案として「問題」に対するソリューションを提示するとしても、それは議論のたたき台として示されるものですから、最初からそれを「飲む」だの「飲まない」だのという話にはならないはずなのです。

こういう文盲が子分ではアメリカも苦労が多いとは思いますが、僕の知った事ではありません。しかし似非アメリカ人が不自由な英語を駆使してやりたい事は、やはり阿久根市と同様に反対派の排除のようです。

というのも議会では票もあまり取れず議席も少ない党の議員が実に良く働いていて、何だかんだと調べて来ては都合の悪い話をみんなの前で大声でしてくれたりするのです。まあ日共のことですが、これが実に邪魔であろう事は容易に想像がつきます。

民主党がこのマネをしようとして極めて悲惨な事態に立ち至ったことも記憶に新しいわけですが、少数党は無闇に頑張ったりして多数党を脅かすことがあるので、これを排除出来れば万々歳であるところ、議員定数の削減によってそーゆーれんちゅーを追っ払う事が出来るわけです。

もちろん、ただ「定数を削減する」と言うと、国民としては少数意見が反映されない議会でバカ共が暴走することを心配するに決まっています。議会のバカ共は国民から信用されておらず、この「政治家不信」を利用して小沢さんを攻撃することが出来たものの、結果として「不信」は増幅して帰って来ることは予想済みです。信用されないのであれば脅かすんです。女性にそんな事しちゃいけませんよ。国民相手ならかまわないようですが。

ヨシミさんの「消費税」の使い方は、恐喝におけるナイフの使い方として巧妙なものです。映画じゃないんですからよく見せてライトをギラリと反射させたりする必要はなく、ちらりと見せ、相手の身体に上手く押し付ける。相手が、自分から動くと刺さってしまう、そんな気持ちにさせること。上級者の手口であり、お金持ちにも似つかわしくないスキルです。

一方名古屋の河村市長は「議員のボランティア化」などということを言っているようです。これは「お金がかからない」ことを別とすれば、現状より改善される点は何一つありません。議員のほとんどが議員報酬の他に所得があるのであり、既に「ボランティア」のようなものなのです。落選したからといってハローワークに通う議員はいません。

そのかわり、そのような「ボランティア」をする金と暇のある人しか議員になれません。しかし、だから本当にボランティアでいいじゃないか、ということにはならないでしょう。「ボランティアに金を払っている」ことが問題なのではなくて、「ボランティアを出来る人が限られている」ことが問題なのです。

しかしながら、「ボランティア」をする金と暇が、万人に存在するのであれば話は別でしょう。生きるための、しかし余裕を持って生きるための労働に費やす時間を現状の半分以下に出来ればそれは可能ではないか。ボランティアで議員になる機会があらゆる人に開かれます。国民の一定の部分は常にそういう事に興味を持つでしょう。しかしそうなると、国民は単に投票をするだけの存在ではなくなって来るのであって、国民と政治との関係が変わってしまいます。

単に数だけ集めて、それで勝手な事をすることの正当化することが出来なくなるので、もちろん竹原さんみたいなマネは出来ないことになります。アメリカが日本の全国民を3カ月間招待する事も不可能でしょう。ヨシミさんの嫌いな少数党が、排除されるどころか逆に常に議会を包囲している状態です。河村さんがどこまで考えて「ボランティア」と言っているのか知りませんが、ボランティア参加を全員に可能にする条件がないところでは単に「金持ちが支配する」現状を強化するだけです。

てゆーか河村さんは「議員活動のための経費は自分で寄付金で集めるべき。どれだけ寄付金を集められるかは本人の努力次第」と言っているのね、名古屋で。こういうシステムが民主的であるためには所得格差が劇的にフラット化されなければなりませんが、どうやるつもりでしょうか。沢山寄付してくれる人のために働くのが「本人の努力」、というわけでもちろん一番たくさん寄付をくれるのは自動車メーカーでしょうね。とんでもない話しですが、河村さんはそこまで考えていないようにしか見えないところが、一種の「人徳」で、人気があるわけです。考えない人たちに。
posted by 珍風 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月14日

真夏のストーブリーグ

自民との連携望む 普天間移設
外相「共通点見いだす」


 【東京】岡田克也外相は13日の定例会見で、与党の参院選敗北を受け不透明感が増す米軍普天間飛行場移設について、名護市辺野古への移設を進めた自民党と連携する可能性に言及した。「自民党はもともと辺野古沖という当時の政府としての考え方を持っており、話し合いを行うことで共通点を見いだしていきたい」と述べた。

 岡田外相は、実際の連携は「信頼関係を醸成してから」とし、日米の専門家が移設位置や工法についての検討を終える8月末以降を想定していることを示唆した。その上で「(衆参で)ねじれになったことが外交力の低下に結びつくとは必ずしも思っていない」と強調しつつも「支持してくれる(与党以外の)政党が必要」とも述べ、一定の国会対策が必要な現実もにじませた。

 参院選での敗因については「普天間の問題が含まれるのは間違いない」としたが、「県外(移設)を(衆院選当時の)マニフェストに書いたわけではない」とし、5月末の日米合意にある辺野古移設という結論ではなく、その過程が支持されなかったとの認識を示した。沖縄選挙区の結果については「県外という意見が現時点で見れば多いのは明らか」とした。

2010年7月14日 沖縄タイムス


「結論ではなく、その過程が支持されなかった」という「認識」は、思いっきり逆じゃないかと思うんですが、「県外という意見が現時点で見れば多い」とは、極めて慎重なコメントであります。ちなみに沖縄選挙区の4候補者の普天間基地移転先に関するそれぞれの意見と得票数は

島尻安伊子 県外  258,946
山城博治  国外  215,690
伊集唯行  国外   58,262
金城竜郎  辺野古  10,832


ということになっていますから、「県外」47.6%、「国外」50.4%、「辺野古」2%と、一番多くて過半数なのは「国外」です。勿論、「国外」だって「県外」には違いありませんから、別に良いようなものですが、外務大臣としては少しばかり杜撰な地理感覚の持ち主であると言えないこともありません。

まあ岡田さんの杜撰は今に始まった事ではないそうですから置いておくとして、「国外」を含む「県外」はたったの98%しか支持されていないのに対して、「辺野古移設という結論」は、なんと2%もの多数に支持されているのが「沖縄選挙区の結果」です。

それにしても世の中も進歩したもので、消費税でも辺野古でも民主党と自民党とは実にウマが合うようです。「民主党」が「自由」のない「自民党」なのか、自民党が民主党に似た「似民党」なのかよく分かりません。どっちがオリジナルでどっちがコピーなのか見分けがつかなくなって来ましたが、そのうちにそんな事はどっちでも良くなるのかも知れません。

ところが沖縄の島尻安伊子さんは似民党のくせに「県外」と言っています。

地元合意ない辺野古移設は無理 島尻安伊子氏が当選者インタビュー


 参院選沖縄選挙区で再選を果たした自民党公認の島尻安伊子氏45=公明県本支持=は一夜明けた12日午前、沖縄タイムス社の当選者インタビューに応じ、米軍普天間飛行場の移設問題への対応について「名護市長選挙で、民意は示された。地元合意のない辺野古(移設)は無理。沖縄の民意として基地のない平和な沖縄は大前提で、その原点に立ち返った」と強調した。その上で、「まずは、政治不信に対する信頼回復に取り組みたい。台所から政治を変える第二章として、雇用政策や経済浮揚策、環境政策に力を入れていく」と抱負を語った。中根学編集局長と対談した。

2010年7月12日 沖縄タイムス


「原点に立ち返った」かどうかは定かではありませんが、いくら似民党でも沖縄県連は昨年の11月に政府が昨年のうちに方針を決定しない場合は県外移設を求める事としており、それを受けて今年が明けて直ぐに「県外」に方針を転換しました。もっともこの時点でも名護市長選の様子見ですが。

それで名護市長選がご存知の結果になったわけですから、似民党沖縄県連は今や押しも押されぬ「県外移転派」ということになっています。そうならなければならなかった状況が存在したのであり、その状況は、岡田さんが「支持されなかった」と思っている「過程」の中で生み出されたのでした。

ちなみに島尻さんも、昨年の10月までは「日米両政府、そして沖縄県関係者が血を吐くような思いをして構築してきた」辺野古案に深い理解を示していたもので

 そもそも普天間基地代替移設問題は、二〇〇四年八月に普天間飛行場に隣接する沖縄国際大学キャンパスに米軍ヘリコプターが墜落したことからも、その危険性の除去のためにも一刻も早く解決すべき問題であることは周知のとおりでございます。二〇〇六年五月、日米両政府が再編実施のためのロードマップに合意、その後グアム協定も承認され、二〇一四年の辺野古移設完了に向けて一つ一つ積み上げてきております。さらに、沖縄県知事より環境影響評価の知事意見も提出され、政府におかれましてはその評価書の作成という段階までたどり着いているわけであります。
 鳩山総理、これまでの政権で十三年間何も動かなかったじゃないかとおっしゃいますが、大変失礼な話であります。この間、日米両政府、そして沖縄県関係者が血を吐くような思いをして構築してきたこれまでの努力を御存じないということでしょうか。民主党はグアム協定に反対されてきましたが、これらの工程すべてをゼロにし、新たに移設受入先を見付け、すべて解決できると本気でお考えなのでしょうか、見解を伺います。
 また、この問題は何も沖縄だけの問題ではありません。在日米軍再編という大きなくくりの中で、その根幹である普天間基地移設が頓挫した場合、厚木、岩国、座間などで行われる空母艦載機の移駐、在日米軍陸軍司令部の改編、嘉手納からの訓練移転などにも多大な影響が出るということであります。
 先日のゲーツ米国防長官の来日に際して、米国ワシントン・ポスト紙は、今や最も厄介なのは中国ではなく日本とする米国務省高官の発言を引用する記事を掲載しております。まさに国益を損じる事態であります。
 鳩山総理は日米同盟が日本外交の基本であるとしておりますが、このような有様では在日米軍再編自体の履行が難しくなり、ひいては日米間の信頼を損ない、北朝鮮の拉致被害者問題の解決、核問題、周辺国の軍事力増強といった我が国の安全保障上の問題について、果たして米国の協力が得られるのかという疑問も生じます。現政権の外交防衛政策の甘さ、無責任さを露呈してしまったようですが、どうか鳩山総理には、バーチャルな世界ではなく、厳しい現実の世界をしっかりと見据えていただき、我が国の安全、国民の生命、財産を守る責任を一国の総理大臣としてしっかりと御認識いただき、強固な日米関係の構築に御努力いただきたいと思いますが、見解を伺います。

2009年10月30日 参議院本会議


アメリカにとって日本が厄介だと日本の「国益を損じる」という辺りが自民党独特のレトリックで、実は「日本の国益」とは一言も言っていないところがミソですが、これが10日もすると「県外」に方針が変わってしまうところが、やはり何といっても「厳しい現実の世界」が厳しい所以でありましょう。

ところが島尻さんは、元々は民主党系の那覇市会議員だったんですから、個人としては「原点に立ち返った」と言っても良いのです。問題はこの人の夫の島尻昇さんで、さきがけや民主党から沖縄で衆議院選挙に挑戦し続けて落選を続け、全然当選しないのでついに2005年には民主党から公認を出してもらえなかったので無所属で出て、やっぱり落ちました。島尻夫妻は平成枯れすすき状態で民主党を「追われ」たわけですが、この時の民主党の代表が岡田さんだったりします。

そういう経緯もある事ですから、ほとんど喧嘩のようなもので、方針転換後の今年3月の予算委員会でも「オトシマエを付けてほしい」と、これは別に旦那のことを言っているのではなくて、民主党が「県外・国外」と言っていた事の「オトシマエ」をつけろという話なんですが、言われた北澤さんも「少なくても国会のこの場で落とし前などという言葉は余り適切ではないというふうに思いますが」と言うような、ちょっと乱暴な口をきいたりもするわけです。

それで沖縄県連の方針とはまた別に、島尻さんが「県外」を言うことには道理があり、むしろ昨年11月までの島尻さんには道理がなかったりするわけですが、今では心ならずものことを言わなくても良いのですからさっぱりしたもんでしょうけど、似民党にはもったいない、さりとて民取党はあんなんなっちゃったし、もっとも岡田さんが民主党からいなくなるような状況になればに戻るかも知れませんし、岡田さんはいなくても平気です。島尻さんと交換トレードでどうか。ストーブリーグかよ。そういえば北澤さんの心にも雪が降る。

選挙結果影響「ない」 普天間移設で防衛相


 【東京】北沢俊美防衛相は13日の閣議後会見で、与党が大敗した参院選の結果が米軍普天間飛行場移設の行方に与える影響について「あまりない」とした上で、県内移設反対が「沖縄の現状からすれば、それが民意なのだろう」との認識を示した。参院選を踏まえた今後の政府の対応は「沖縄の皆さんと十分話し合いをしながら、厚い氷を溶かす努力が求められる」と述べ、5月末の日米合意の履行に理解を求める意向を重ねて示した。

 沖縄選挙区で民主党が公認候補者を擁立しなかったことについては「日米合意に賛成しながら選挙を戦うのは大変という読みもあった」と説明した。「象徴的なのは、自民党公認候補が、今まで党が言ってきたことと反対を言いながら選挙を戦い、勝ったことに表れている」と述べた。

2010年7月14日 沖縄タイムス


似民党中央はともかく、県連は「今まで」も「県外」だったんですから、選挙になっていきなり言い始めたようなことを言うのはよくありません。てゆーかほとんどの候補者が「県内移設反対」であり、争点にもなっていません。したがって投票率は52.44%であり、全国最低であります。しかしここで仮に投票しなかった人が全て「県内移設賛成」であると仮定しても、「県内移設賛成」者の比率は全有権者の48.6%にしかなりません。

この選挙区に候補者を擁立しなかった民取党の判断は極めて正しかったわけですが、自分たちで思っているよりも正し過ぎた、というべきでしょう。しかし問題なのは、真夏の沖縄で「厚い氷を溶かす」とか言い出す北澤さんの季節感です。まあ気持ちは分かりますが、日本中に厚い氷が張っていますから。安伊子さんはツンデレか知りませんが今の民主党にとって日本はツンドラです。涼しくて仕方がありませんが、「溶かす」ってのは沖縄県民を火あぶりにでもするんでしょうか。
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2010年07月12日

今どきエヴァですか?

参議院議員選挙の結果は以下の通り。みんなの党などを分離して戦った自民党ですが、そんな事をしなくても本家自民党だけで民主党を上回り、グループ全体では改選数の過半数の議席を獲得しました。民主党は54+αで、(α=−10)です。

民主党     44(36.4%)
国民新党     0( 0.0%)
 与党合計    0(36.4%)  

社民党      2( 1.7%) 

自民党     51(42.1%)
みんなの党   10( 8.3%)
たちあがれ日本  1( 0.8%)
新党改革     1( 0.8%)
 自民G合計  63(52.1%)

公明党      9( 7.4%)
共産党      3( 2.5%)


したがって参院の新勢力図は以下のようになります。

民主党     106(43.8%)
国民新党      3( 1.2%)
無所属       1( 0.4%)
 与党合計   110(45.5%)  

社民党       4( 1.7%)

自民党      84(34.7%)
みんなの党    11( 4.5%)
たちあがれ日本   3( 1.2%)
新党改革      2( 0.8%)
 自民G合計  100(41.3%)

公明党      19( 7.9%)
共産党       6( 2.5%)
幸福実現党     1( 0.4%)
無所属       2( 0.8%)


与党系は110議席、過半数には11議席足らず、これは社民党が加わってもダメ、どうせ呼んでも来ないけど共産党に手伝ってもらってもまだ足りません。したがって所謂「左翼」には用事はなく、公明党もしくはみんなの党に頭を下げて、ひとつご協力をお願いしなければならなくなりました。

つまり民主党現執行部の思惑通りの勢力配分です。民主党は大変に負けたようですが、民主党が、というよりも参議院が、改めてスタートラインに立った気持ちで国民のためにならない無責任な政治を今後とも続けて行くためには必要にして充分な議席を確保しました。

とはいえみんなの党は民主党執行部の懸命の誘惑にも関わらず「連立」を「ありえない」とし、公明党も「今の政権に協力する考えはない」と言っていますから大変ですね。

菅さんによるとこのような結果になったのは「唐突」のせいであるということですが。

選挙:参院選 菅首相発言要旨

 菅直人首相の記者会見での発言要旨は次の通り。

 首相 今回の選挙結果は当初目標としていたところにかなり届かない結果に終わってしまった。応援いただいた皆さんにはたいへん申し訳ない。私が消費税について触れたことがやや唐突な感じをもって伝わった。十分な事前の説明が不足していたことが大きな要因だ。直前まで財務相を務めており、何としてもギリシャのような事態に日本を陥らせてはならないという強い思いがあり、消費税を含む税制の抜本改革について超党派で議論しようとマニフェストにも盛り込み、国民にも訴えた。ただ、議論そのものが否定されたとは思っていない。もっと慎重にしっかりとした議論を進めるようにと、丁寧な扱いを国民の皆さんが求められたと理解している。選挙結果は真摯(しんし)に受け止め、改めてスタートラインに立った気持ちで責任ある政権運営を続けていきたい。

 −−法案を通すには他党の協力が必要だがどうするか。

 首相 野党の皆さんと国会運営のあり方を十分議論し、できるだけ合意を得ながら進めていきたい。それぞれの党と共通な部分については意見を持ち寄って合意できる形にする中で実現していきたい。労働者派遣法は社民党と一緒に法案を作った。郵政改革法案は国民新党と一緒に提案した。他の党にも共通のテーマを持つところがあり、合意できるものは実現を図りたい。

 −−消費税の超党派協議は呼び掛けるか。

 首相 成長戦略や子ども手当の2弾目などいろいろなテーマが十分に伝えきれなかったというマイナス要素はあったが、問題提起したことで国民の中に消費税を含む税制改正、財政再建、日本の財政状況に対する認識はより深まった。超党派での協議については、自民党の谷垣(禎一)総裁も「自分たちもそういう趣旨のことを呼びかけたことがある」と、前向きな姿勢を示していただいている。改めて私の方からも呼び掛けたい。

 −−続投表明されたが、自らの責任をどう取るのか。幹事長や選対委員長の責任は。

 首相 これからの政権運営を見守って判断をいただきたい。いろいろな役職の人に頑張ってもらった。ぜひこれからも職務をまっとうしてほしい。

 −−国会運営が行き詰まるが、どういう連立を考えるのか。

 首相 まずは国民新党との連携を大事にしていきたい。一足飛びにいろんな形の連立とすぐなるという発想ではなく、やれるところから政策的に共同作業を進めていく。


2010年7月12日 毎日新聞


結局「消費税を含む」を言い続けてしまいました。おそらく問題は「唐突」ではなくて、「消費税を含む税制改革」と言ってしまうと「法人税を減税して消費税を増税すること」にしか聞こえないことだと思うんですが、菅さんの考えは勘違いでしょう。

本来だと所得税を先ず言わなければならないのですが、菅さんが政府の税制調査会を無視し、野田さんがルースさんにご報告したりしている間に、それは何と公明党に盗まれてしまいました。

おそらく、「今の政権に協力する考えはない」公明党は、「今の政権」でなければ協力する可能性を示唆しています。これは小沢さん又はその系統の政権を指すと考えられますから、公明党と連携を図る場合は菅さんにはご退場願う事になります。

一方で現執行部はみんなの党との連携を考えているようですが、これは自民グループの罠となる可能性があります。みんなの党は民主党を引き裂くでしょう。政界再編、のようにも見えますが、自民党は黙って待っているとみんなの党が民主党の半分をちぎって引っ張って来るので、それをくっ付ければ最大の勢力になるわけで、自民党は「再編」されなくて良いのです。

菅さんを降ろして公明党と連携した場合は社会保障のデザインに基づいた抜本的な税制の改革が行なわれる可能性が幾らかでも存在します。公明党との連携などは、公明党に投票する人以外にとってあまり面白い話ではありません。しかしみんなの党と連携すればそのまま消費税は「成長戦略」の穴埋めに当面10%、あっという間に15%です。ヨシミさんが何を言っているのか知りませんが、彼は譲るところは譲るんだと思います。

民主党の方向としては「政権交代」で示した方向に進むのが正しいと思われますが、今回の選挙の結果はその過程でありうべき後退でありましょう。別に有権者は自民党が良いとか思ったわけではないと思われます。おそらく有権者は自民党の政策を検討してすらいませんし、前より良くなったとも思っていないでしょう。民主党がちょっとアレだから逆に張っただけのことです。もう一度「たちあがる」べきなのは民主党であって、連中にはバイアグラでも飲ませてやる必要があるんですが、ととのいました。

民主党とかけてバイアグラと解きます。その心は

かんじゃダメだ噛んじゃダメだ菅じゃダメだ
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2010年07月10日

1円を笑うものが最もよく笑う

「衆院選まで1円も上げず」=消費税の扱い、首相強調


 菅直人首相は9日夜、千葉市内で街頭演説し、消費税について「次の衆院選までは、1円たりとも上げない」と強調した。これに先立ち、首相は山形県天童市で記者団に「次の衆院選まで一方的に上げることは全く考えていないし、約束している。誤解があったとすれば、解消するよう全力を挙げたい」と述べた。

 参院で与党過半数割れの可能性が報じられていることに関し、首相は記者団に「私が消費税に触れたことが、すぐに税を引き上げるのではとの心配につながったのではないか。やや(真意を)超えて受け止められたことが原因かなと思う」と語った。

 参院選で敗北した場合の責任については「一人でも(多く)民主党公認、推薦の仲間を当選させ、責任ある政治を継続できる状況をつくりたい。人事を尽くし切ることが今の責任ある行動だ」と述べるにとどめた。

2010年7月9日 時事


誰も「誤解」なんかしていませんから大丈夫です。残念ながら「誤解」しているのは菅さんの方で、「私が消費税に触れたこと」が良くなかったわけではありません。しかし、これに先立って菅さんは民主党の候補者に頓珍漢な指令を発しています。

首相「消費税論議の必要性訴えて」 民主候補らにメール


 菅直人首相は7日、参院選の民主党候補や所属する衆参議員らに「代表メッセージ」をメールで送付し、消費税を含む税制改革について超党派での議論の必要性を街頭演説などで訴えるよう指示した。党内には戸惑いもある。

 送付されたのは「候補者及び民主党の支援者の皆様へ」と題されたメールで、首相は事業仕分けや子ども手当、農家への戸別所得補償などを取り上げて「自民党政権下ではなし得なかった政策転換を大胆に実施してきました」と強調。「こうした実績を訴え、政権交代の効果を実感してもらえるよう努力して下さい」と呼びかけた。さらに「消費税を含む税制の改革については、この国が世界に誇る社会保障制度を維持するためにも、超党派での議論が必要であることを国民の皆さんに訴えて下さい」と続けた。

 税制論議にほとんどの候補者が触れない現状への不満があると見られるが、党内からは「選挙情勢が余計に悪くなるだけ。無視する」(中堅議員)との反発も出ている。

2010年7月7日 asahi.com


これは多分、七夕の日に天気が悪かった腹いせでしょう。「誤解」の余地は微塵もありません。「消費税を含む税制の改革」とは「消費税増税」のことを指します。「議論が必要」とはそれを実施することを意味します。菅さんのつもりでは、要は言い方であって、上手く言いくるめろということだと思いますが、「党内」ではこの「メッセージ」を国民の立場に立って読解してしまった人がいるようで、そういう人は当然のことながら「選挙情勢が余計に悪くなるだけ。無視する」ということになるでしょう。

このように解釈した場合は、翌々日になって菅さんが「1円たりとも上げない」と言い出したことに不審の念を抱くことになるはずです。上げんのか上げないのかどっちだよ。「議論」とか言ってツッ込まれたらどうすればいいのよ。

まあ、「千葉市内」での菅さんの発言は、「次の衆院選」が終わったら消費税をなんぼでも上げる、という意味ですし、事と次第によっては「次の衆院選」なんてものは直ぐにでもやれますから、「すぐに税を引き上げるのではとの心配」はあながち「誤解」とも言い切れません。菅さんは国民の多くは大学を出ていないのでバカだと思っているかも知れませんが、字が読めないのは菅さんの方です。

菅さんには難しかった「議論の中間的な整理」を出した政府税制調査会の専門家委員会の委員長として、菅さんの「誤解」のおかげで「諸悪の根源」のように「誤解」され、結果、岩波新書が売れているらしい神野直彦さんは、「メッセージ」と「1円」の間の8日に西日本新聞のインタビューに登場し、「誤解」の払拭を図っています。

税制の抜本改革 必要 消費税、所得税柱に 「上げ潮」が格差を拡大


 菅直人首相の「消費税10%」発言で参院選の論点に浮上した税制改正。菅首相が唱える消費税引き上げや法人税引き下げは、政府税制調査会の専門家委員会の「議論の中間的な整理」が土台だ。同委員会の神野直彦委員長は8日、西日本新聞のインタビューに応じ「国民の生活を支える社会保障財源を確保しておく必要がある」と抜本改正の意義を説いた。 (聞き手は岩本誠也)

■政府税調専門家委神野委員長に聞く

 −なぜ税制の抜本改正が必要なのか。
 「日本は1980年代半ば以降、経済成長を重要視する『上げ潮』の考えで、所得税や法人税を引き下げてきた。経済が活性化し、税収が増え、国民全体が豊かになるはずが、減税を繰り返しても産業構造は転換せず、賃金は上がらなかった。税制の所得再分配機能は低下し格差・貧困社会ができあがった。税収力は落ち、国家財政破綻(はたん)が近づいている。このままでいいのかという問題だ」

 −「中間的な整理」では、所得税と消費税を両輪と位置付けた。
 「日本は柱となる基幹税がない状態なので、所得税と消費税を基幹税として税制全体を再構築すべきだ。国と地方の関係を含め抜本的な改革案を示すのが専門家委員会の使命。戦後税制の基礎となったシャウプ勧告(1949年)に匹敵するような、一つの思想、理念に基づき体系だった改革案を2年間でまとめる」

 −菅首相は、参院選後に超党派で消費税増税を含む税制改正を議論し、本年度内に結論を出すと言っている。
 「首相の発言が、税制改革での考えか、政治的な意図があるのか分からないが、本年度内は案を作るところまで。税制の抜本改正前には衆院選で国民の信を問うと言っている。税体系を作り替える抜本改革なので、10%などと消費税率だけ取り上げる意味はない」

 −菅首相の「強い経済、強い財政、強い社会保障」は、委員長の以前から主張だ。
 「金融が混乱する中で、国債の引き受け手がいつなくなるか分からない。その日に備え税収力を高めておく必要がある。借り入れに依存せずに人々の生活を支えられる財政基盤が必要。そうすれば失敗を恐れず、企業は新しい産業に、個人は新しい仕事に挑戦できる。産業構造が転換し、強い経済につながるはずだ」

◇ じんの・なおひこ ◇
東大卒。東大名誉教授。地方財政審議会会長。専門は財政学・地方財政論。64歳。

2010年7月9日 西日本新聞朝刊


「税体系を作り替える抜本改革なので、10%などと消費税率だけ取り上げる意味はない」のであって、これが理解出来れば「消費税を含む税制の改革」という言い方は出来ないはずです。敢えて言うのであれば「所得税と消費税を含む税制の改革」となるべきでしょう。その目標は再分配機能の向上と収税力を高める事です。したがって逆進性を持つ消費税増税は、もし行なわれるとしてもかなり抑制されたものにならなければなりません。

ところが菅さんは相当頭が悪いのか、財務省に洗脳され、更に菅さんが財務省を洗脳したというニセの記憶を植え付けられたのか知りませんが、これを「消費税を上げること」を正当化する議論だと思うことにしたようです。後になってからあわてて枝野さんが「所得税の最高税率を見直す」とか言ってもダメです。そっちを先に言っていれば状況はだいぶ違ったと思うんですが、「やりたいこと」を先に言ってしまって、後から「できたらやりたくないこと」を仕方なく持ち出す、というのではかえって逆効果です。

菅さんがシステムとして構想されている税制改革の要素を、「税制改革での考え」ではない「政治的な意図」によって単体として持ち出して来てしまったので、税制改革が上手くいかなくなる可能性が出て来ています。このような改革が出来るのは民主党政権だけであって、ヨシミなどを含む「自民党グループ」ではありませんが、ただし菅さんや枝野さんは「税体系を作り替える抜本改革」をやる気などさらさらないことを露呈し、「政治とカネ」などの噂話のムード的なレベルではなく、政府としての政策によって支持率を低下させ、民主党政権そのものを崩壊させようとしています。

これは政権が変わっていく時には発生する可能性のある危機です。必ず反動の巻き返しがあり、それに取り込まれる幹部がいるのです。よくある話です。「政権交代」は選挙の結果ではなく選挙の結果によって開始されるプロセスであって、なにしろ進行中の事象なので色んなことがあって全然おかしくありません。イヤンバ菅のおかげで今回の参院選では民主党が54議席を確保出来ないとか言われていますが、それもあり得る事です。むしろ民主党において「政権交代」が後退している現状では政権交代の過程に加わっている民主党以外の勢力を強める必要があるでしょう。

民主党が減るかわりに連立に加わっている国民新党、及び再び加わりたがっている社民党が左右から押したり引いたりする力を確保する事ができればよろしい。何よりも「自民党グループ」各党の候補を落とすことが先決で、一部では定数2以上の選挙区において2人存在する民主党候補を「親小沢」と「反小沢」に分けてどっちに投票しようか、なんて言っている人がいて、詳細な一覧表まで作っていらっしゃる方もいるようですが、他に国民新党か民社党の候補が立っていないのであれば両方とも当選でいいのではないでしょうか。したがってもし操作的な投票を望むのであれば2人のうち得票の少なそうな方に入れてあげましょう。菅さんが「1円」とか言っていた「千葉」ではそれでも1議席余るのですから贅沢なものです。
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2010年07月06日

どんぐりとタケノコ

雨後のタケノコの中で自民党が「いちばん、いちばん」とさわぐので、わけがわからなくなりました。ねこが叫びました。「やかましい。ここをなんとこころえる。しずまれ、しずまれ。」するとあべ静江さんがねこを思いっきり投げつけて、かんぶくろに押し込んでぽんぽん蹴りながら「いちばん、好きだから」を歌いはじめました。

裁判員は、別に深い意味はないのですが一郎で、ねこは死にながら一郎にそっと申しました。「このとおりです。どうしたらいいでしょう。」一郎はわらってこたえました。「そんなら、こう言いわたしたらいいでしょう。このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらいとね。ぼくお説教できいたんです。」

タケノコたちはしいんとしてしまいました。それはそれはしいんとして、堅まってしまいました。そこに一人のどんぐり頭がのっそりと立ち上がって、こう言いました。

「それでは、わたしがいちばんだ」

民主党は自民党のグロテスクなクローン


みんなの党代表の渡辺喜美氏が公認候補の応援で京都に出掛けたときのこと。団体旅行でやってきた中高年女性たちとエスカレーターですれ違った。ひとりが「あっ、渡辺さんだ」と声をあげると次々に手が差し伸べられ「頑張って」とエールを送ってきた。エスカレーター上という場所をわきまえないところでの握手攻めだが、政治も人気商売である。同党の支持率はうなぎ上り。新聞などの世論調査でも参院選比例区の投票先が10%近くにまで急伸している。その背景を渡辺氏は「民主党政権に対するがっかり感。自民党時代とまるっきり変わらないんじゃないかという失望感。かといって自民党にも魅力がない。既存政党から離れた層が支持してくれていると考えている」と分析する。

自民党の「官僚依存」「業界団体依存」体質に対し、民主党は「官僚配慮」に加えて「組合絶対配慮」、そして、自民党の業界団体をオセロゲームで引っくり返して自分たちにつけようとしていると指摘する。「自民党政治のグロテスクなクローンが民主党政治ですよ。だから、民主、自民に代わる『第三極』が必要なんです」。今年になっていくつかの新党が顔を出してきたが「タケノコ新党には負けない」と切り捨てる。政策のひとつが「脱官僚」。つまり、官僚統制、中央集権をやめさせること。

「我々のアジェンダ(政策課題)を高く掲げることによって民主党から離れた人たちの支持を獲得できると考えている。参院選では最大の勢力である無党派層の人たちにあらゆる機会を通じて訴えていくつもりです」

参院選の前哨戦となる地方選でも大善戦している。6月6日投開票の横浜市議選で民主党候補に敗れたものの、神奈川・逗子市議選では公認候補が1、2位を独占。推薦を受けた新人も当選して擁立したすべての候補者が議席を確保した。埼玉・久喜市議選でも公認候補がトップ当選。東京・町田市議選では推薦1人を含む2議席を確保した。「いずれも民主党や自民党への失望感と『みんなの党』の期待感がセットになった現象だと思う」。忠臣蔵の赤穂浪士にちなんで「四十七士作戦」と銘打ち、参院選では全都道府県に候補者を擁立する方針だ。

長野選挙区から立候補する井出庸生氏(32歳)は元NHK記者。祖父、叔父は元自民党衆院議員。「本来ならば自民党からの出馬が自然なのですが、政治をやるうえで一番に律していきたいのはおカネの問題と国会議員の特権廃止。自民党でも民主党でもないみんなの党の可能性に懸けたい」(井出氏)。

渡辺氏は分刻みで全国を東奔西走している。5月中旬の週末、三重に行って候補者の公認を発表。その後、愛知に入り名古屋に立ち寄って数カ所で街頭演説を行い、新幹線でその日のうちに山形に。翌朝は上杉鷹山ゆかりの「松岬神社」に参拝後、社務所で山形の候補者を発表。その足で宮城に向かい仙台で菊地文博氏の記者会見。それから地元の栃木・宇都宮でシンポジウムとパネルディスカッションに出席、栃木の候補者の最終調整をして東京に戻った。「公募候補は無名の人が多いんですが、非常に質がいい。これはホント驚きです。

このままでは、10年もしないうちに日本がギリシャ化するという危機感が伝わったのかもしれません」。

候補には、ジャーナリストの若林亜紀氏、元・タリーズジャパン社長の松田公太氏などが名を連ねている。

趣味は読書。高橋洋一・元内閣参事官などブレーンの著書を読む。父親は故・渡辺美智雄元副総理。

「オヤジを意識するときは困ったときですね。うちのオヤジだったらどう決断するかと考えると自然に答えが出てきます。ミッチー語録を残してくれたので、それを思い返しながら決断をしてきました。その意味では世襲政治家としてラクをさせてもらっているといえるでしょうね。要するに、頭の中に教科書があるっていうことですよ」

参院選では「台風の目」になることは確実。支持率でほかの新党を大きくリードし、同党の動向に強い関心が寄せられている。

2010年7月5日 プレジデントロイター


よもや「プレジデントロイター」の読者諸賢におかれましては、「中高年女性」の「握手攻め」が何か意味のあることであるなどとはゆめ考えてはおられますまい。そっち方面の人気なら「ココイヌミ」の方が数段上ですし、ココイヌミにしてもパク・ヨンハさんには負けますから、あとは自殺でもするしか手がありません。

まあお二人とも自殺だったらする方よりもさせる方がお得意であるとお見受けしますが、というのもまだ死んでいないんですからそれも当然だったりしますが、いったいどこを叩けば「しがらみがない」などというフレーズが出て来るのか、最初から最後まで嘘のつきっぱなしのヨシミさんは舌の数では誰にも負けないクンニ上手とお見受けします。その辺、まだ若いココイヌミは逆立ちしてもかないますまい。

ミッチーから地盤看板鞄をしっかり受け継ぎ、それどころか耄碌した支持者には区別がつかないほど「グロテスク」な容貌の方もこれまたしっかり受け継いだ、しがらみどころか血がらみ肉がらみ骨がらみと三拍子揃ったいい男、それが「自民党のグロテスクな実子」、ヨシミさんであります。

要は「実子」と「クローン」のSFじみた本家争い、元祖自民党がアン「グロ」アメリカの総代理店であり「グロテスク」の総発売元なんですからどっちもどっち、目糞鼻糞というかサンダとガイラのモテ比べというか、どうでもいい話しではありますが。

ここで引き合いに出されちゃったのがヤングパワー、てゆーか井出庸生32歳さんであります。さしてヤングでもないわけですが、お祖父さんの井出一太郎さんは元自民党の衆議院議員、叔父さんの井出正一さんは自民党衆議院議員から新党さきがけ代表、ついでに正一さんの弟さんは亜夫さんで、これで「つぎお」と読むんですが、通産官僚で元経済企画審議官、ならびに独立行政法人中小企業基盤整備機構理事、財団法人地球産業文化研究所理事、財団法人全国中小企業取引振興協会会長、財団法人経済産業調査会監事などなどというお歴々々々。「しがらみ」なんかどこをいくら探したところでこれっぽっちも一切全く影も形もありません。

この庸生さんが「本来ならば自民党からの出馬が自然」と、ごく自然に言ってのけるところは代表が代表なら下っ端も下っ端、党内に分裂抗争の噂の絶えない「クローン」とはひと味違う、親の血を引く兄弟よりも固い契りの「セレヴ」御一行様ですが、これが勿論元NHK記者さんというわけで、まあマスゴミにはエラい人の息子さんが大勢いらっしゃいますが欺瞞のテクニックでは代表を凌ぐのではないかと、職業柄嘱望されているようです。タクシーがどーのこーのとか言ってますが、「世界標準の合理的な経済政策を進め、閉鎖的な規制や制度は改革する」といっている「アジェンダ」とは真逆としか言いようがありません。どう誤魔化すつもりやら、そこは得意のNHK何にも本当のことは聞かせません。
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2010年07月04日

因縁の白兎鍋

みんなの党、注目集める 過半数割れなら主導権も


 与党の参院過半数割れの可能性も指摘される中、みんなの党(渡辺喜美代表)の参院選後の対応に注目が集まる。首相交代で民主党に向かった無党派層が、消費増税論議をきっかけに戻りつつあり、みんなの党が参院のキャスチングボートを握るシナリオが現実味を帯びているからだ。

 一方、発足間もない新党改革(舛添要一代表)とたちあがれ日本(平沼赳夫代表)は伸び悩み気味。目指す政界再編に向け発言力をどう確保するか、生き残り策を模索する。老舗の第三極、公明、共産、社民の各党も支持拡大に懸命だ。

 「民主も自民も増税路線。小さな政府、民間が元気を出すにはどうしたらいいかを考えるのがみんなの党です」。渡辺氏は3日、兵庫県三田市の街頭で二大政党との違いを強調した。選挙結果次第では、政策面で大きな影響力を行使できるようになるとの計算が強気を支えている。

 実際、民主党幹部は「過半数を割った場合、向いている方向は同じだから、みんなの党とやるのが一番いい」と指摘。「一気に連立だとハレーションがある。部分連合から始めるのが良い」と具体的な段取りまで想定する。

2010年7月3日 共同


この「民主党幹部」が絵だの写真だのに心得があるとは知りませんでしたが、こういうところで使われる「ハレーション」ってのはどういう意味なんでしょう。

解決済みの質問
「ハレーション」と言う言葉がありますが、
lemonbrightballoon1496さん


「ハレーション」と言う言葉がありますが、辞書的な字義通りの光学的な意味ではなく、たとえば会議の場で「その案件はハレーションを起こす」などと言う場合は、どのような意味になるのでしょうか?

質問日時:2009/2/22 10:09:13
解決日時:2009/3/9 03:02:51
回答数:2
閲覧数:4,696

ベストアンサーに選ばれた回答
cat2810794さん

判断が悩ましい比喩ですね^^
“ハレーション”の本来の意味を踏まえて使われているのなら、“余計な波風を立てて会議を台無しにする”といった意味なのでしょうが、単にハレーション=まぶしい、ぐらいにしか理解されていない場合だと、“会議の出席者に強烈な印象を与える”という意味かもしれません。どんな人が、どんな状況で言っているかによって、意味が異なってくると思います。

回答日時:2009/2/22 11:31:02
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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1023441590


「たとえば会議の場で」の意味不明なカタカナは20年ほど前から広く行なわれていますが、これはコンサルタント業者から聞きかじったのを得意気に振り回す会社員のトレンディなアイテムでした。てゆーかそれは首を切られないためのおマジナイのようなものです。日本のような未開野蛮な地域では結構これが効力があるのです。もっとも、今ではこんなことをしているのはオールドファッションの新自由主義者だけです。「アジェンダ」とかもほぼそれに当たります。実際、それは「コンサルタント用語」なのです。

アジェンダ

解説
 アジェンダとは、会議や打ち合わせの議題や検討事項をまとめた書面のことです。外人女性の名前と勘違いされることが多いようです。

使い方
 宇田川課長 「今日の打ち合わせのテーマは何でしたっけ?」

 椿コンサル 「これが本日のミーティングのアジェンダになります。」

 大田原部長 「あじぇんだ・・・?」

 新人ヨーコ (外人コンサル・・・?)

誰でも簡単に使える「コンサルタント用語集ーあ行ー」
http://www.darecon.com/words/a.html


どこが面白いのか全然わかりません。説明が必要です。ちょっと読んだだけでは気がつきませんが、ここでは「新人ヨーコ」が「アジェンダ」を「外人女性の名前と勘違い」しているのです。しかしながら、これは極めて稀な例であるといえるでしょう。若い女性は聞き慣れないカタカナについて、それは何らかの「スイーツ」のことであると解釈する場合が多いのです。ところがこのサイトでは、「新人ヨーコ」さんはカタカナであれば何でもかんでも「外人」だと思う女性だということになっているのです。

アカウント・エクゼクティブ

解説
 アカウント・エクゼクティブとは、営業マンのことで略してAE(えー・いー)と言います。もともと広告業界で使われていた用語ですが、最近では色々な業界で営業のことをこういう呼び方にしているようです。営業もこういう呼び方になると格好よく聞こえます。 なお、エクゼクティブといっても役員ではありません。

使い方
 椿コンサル 「見積書は後日、弊社のAEがお届けします」

 大田原部長 「えーいい・・・?」

 椿コンサル 「アカウント・エクゼクティブの略で営業マンのことです」

 大田原部長 「あかんとえぐぜぶ・・・?」

 新人ヨーコ (外人の営業マン・・・?)


単なる営業マンを「えーいー」などと言ってみせるのがコンサルタントの仕事です。おかげで上記のような無駄な会話必ず発生し、それはクライアントの規模に応じて増加するので、膨大な無駄が発生するのですが、無駄口を叩いて金を取るてえんですから噺家みたいなもんで、ということを落語家は必ず言いますが、しかし聞き慣れない言葉が出て来ると「また外人かよ」と思ってしまう「新人ヨーコ」さんは、実はコンサルタントの本質を直感的に捉えていたようです。

いや、問題はアルジェントではなくて「ハレーション」でした。

 大田原部長   「大阪名物ハリセン・・・?」

 新人ヨーコ   (外人の連れション・・・?)

「辞書的な字義通りの光学的な意味」、ということで『大辞林』によれば「ハレーション」は

写真で、強い光が当たった部分の周囲が白くぼやけて写る現象。感光膜を通った強い光がフィルム-ベース裏面で反射し、再び感光膜に作用することから起こる。光暈。


という意味です。光が強すぎて画像が台無しにるわけで、ここから「“余計な波風を立てて会議を台無しにする”」という解釈も引き出されます。ところで「民取党患部」は絞って長時間露光すればこれを回避出来ると考えているようですが、どんなもんでしょうか。選挙が始まるか始まらないかのうちに「過半数を割った場合」を想定して「みんなの党とやるのが一番いい」と言い出してしまったあたりで、もうほとんど過剰露出です。

最初のうちは「部分連合から始め」て誤魔化すことにしても、それは本格的な「連立」のスタートに他なりません。てゆーかもうそのように言ってしまっていますが、これは常々「ヨシミとセックスするぞ」と公言しているユキオさんがヨシミさんと手をつないだら、周囲の人は「あー、ありゃデキてるよ」と考えるのと同様であって、その時点でこのハレンチな関係はハレーションを起こすに違いありません。この憂慮すべき事態は、しかし夏は恋の季節ですからあり得ないことではありません。

消費税増税路線を明確にすることによって民取党の勢力が程よく落ちる可能性、及び増税に反対するフリをしてみせることによるヘンなの党が伸張する可能性が予想されます。あたかも消費税と法人税の関係のように、仲好くプラスマイナスしてズッポリとハマってズッコンバッコンしてしまおうという、これは大変に都合の良い話なのです。

このようにして民取党の現執行部は、彼等に政権を獲得させた、しかし彼等の本来の思想とは相反する理念を裏切りつつ、政権に居座ることが可能になります。小沢さんにしてみれば、誰が勝たせてやったんだ、的な気分になって些か機嫌が悪くなったりもするのかも知れませんが、出世欲旺盛な彼等にとっては小沢さんなどは上にのぼるための「足場」なのであって、登ったら外してしまえば良いようなものです。もっとも、小沢さんもバカではありませんから、単なる「足場」と見えたものが大黒柱のように支持する構造になっているのかも知れません。

てゆーか、「大黒」といえば「大国」であります。「政権交代」はなにも小沢さんのおかげでもなんでもなくて、有権者が投票した結果なんですが、政治家にとって国民などというものは「因幡の白兎」の「ワニ」みたいなものなのでした。白兎君は真実を暴露するのがちょっと早すぎたためにヒドい目に遭いました。気をつけたいものです。八十神がこの兎をよりヒドい目に遭わせたのは、大変に理にかなったことであるということが出来るでしょう。大国主が助けに来ることになってはいますが、考えてみれば大国主が途中でちょっと一休みでもしていれば、白兎君はその間に死んで日の丸肉になってしまうんだな。
posted by 珍風 at 20:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月02日

港町ブルースがうるさくて

やっぱり歴史に残る総理になりそうです。

消費税を低所得者へ還付 首相、年収200万〜400万?


 菅直人首相は30日、青森市で演説し、消費税を増税した際の低所得者対策として「年収200万円とか300万円の人に還付する制度や食料品などの税率を下げることを相談したい」と述べ、還付制度や、生活必需品の税率軽減を検討していることを明らかにした。

 この後、秋田市で「年収が300万円とか350万円以下の人には消費税(増税)分全額を還付するやり方もある」と発言。山形市では「年収300万〜400万円以下の人にかかる税金分は全額還付する方式を話し合う」と述べ、対象年収を徐々に引き上げた。

 これまで首相は「消費税の逆進性を改めるため、複数税率や税の還付を議論したい」(6月21日記者会見)と表明してきたが、対象となる年収水準を例示したのは初めて。

 首相は「民主党の力だけでは十分でない。与野党を超えて議論しようとあえて参院選前に明らかにした」と述べ、超党派協議に向けての問題提起だと強調。いずれの発言も増税批判をかわす狙いがあるようだが、複数の水準提示は試算根拠のあいまいさを露呈した。仮に年収350万円以下に還付すれば、世帯別で約4割が対象となるだけに、かえって有権者の混乱を招く恐れもある。

2010年7月1日 産経ニュース


青森の「200万」が山形で「400万」になるのは、県民所得を考慮したものかも知れませんが、2倍も違わないと思います。菅さんはだんだん気が大きくなる人なのかも知れません。ギャンブラーの資質があるんだかないんだか、負けが込むほど突っ込んでスッカラ菅。

カップラーメンが400円だったりサラリーマンの年収が1000万だったりするのは世襲の人なら仕方のないところもありますが、セントラル硝子株式会社の取締役ってのはよほど報酬がよろしかったりするのか、菅さんもお坊ちゃま方に負けてはいないようです。

まあ、菅さんは数字に弱いらしいので、「10%」でも「400万」でも大した「根拠」はありません。それで、よく人に聞いた方が良い、ということでお役人に教えてもらって喋っているわけですが、この「還付制度」については教えてもらわないで自分の思いつきだったのではないでしょうか。

多分29日の夜、寝る前に「不図」思いついて、よしよし明日これを言ってやろう、とニンマリ笑い、そのままその夜は良い夢を見たに違いありません。後付けの思いつきを大勢の人の前で口にする、誰にでもお奨め出来るものではありませんが、稚拙とはいえ「ひとりでできた」アイデアでありますから、僕はその勇気はたたえたいと思うんです。

一日で「所得倍増」を成し遂げた菅さんは、その翌日は東京でテレビ朝日、

 社会保障の強化に消費税を充てることが、結果として財政再建にもつながる。介護、保育の需要に対応するだけの財源を充てれば、その分野は拡大する。介護の潜在需要として、もっとサービスがあれば受けたいという人の数が分かっている。(介護分野は)やはり1兆円規模のものがあればかなり改善する。

2010年7月2日 時事


これも本気で言ってるのかどうか分からないようなことですが、本気とは思えないことを本気で言うのですからエラいものです。どういう意味で「潜在需要」と言っているのか知りませんが、これは単に「もっとサービスがあれば受けたい」というだけではなくて購買力を伴うものとされています。この点、国民の所得についての見積もりが極めて甘い、というかその辺について信じられないほど何も考えていないのが菅さんですから、「潜在需要」の存在の軽さがこたえられません。

堪えられなくなったのは小沢さんで、「田舎の山やひなびた港町、大都会の裏町」という民謡と演歌が支配する、未だにカセットテープが売れている領域で地道に「静かに」しているところです。大方の見方では党内における自身の勢力の伸張を図っているということですが、代表選でも何でも党勢そのものが落ち込んでは何にもなりません。

おそらく小沢さんの見立てでは今回の選挙はちょっとヤバい、小沢がいるから民主党を勝たせても簡単に消費税が上がる心配はない、と思ってもらわんといかん、ということではないか。なにしろ現執行部はワザと負けて「政界再編」に走ろうとしているんでないか、という観測すらあるのです。

そして仮にそのようなことになっても、現時点で存在をアピールしておくことは小沢さんには有利なのです。例えば機を見るに敏だけが取り柄かと思ったら取り柄が一つもなかったという吸血ハゲネズミのおっちょこちょいな観測によれば

国民新との連携に意欲 舛添氏「中道右派の核を」

 新党改革の舛添要一代表は1日、BS番組の収録で、参院選後の政局対応に関し「国民新党は連立から出て行くと思う。場合によっては小沢一郎前民主党幹事長が党を割るかもしれない。新しい対抗軸として中道右派の核をつくりたい」と述べ、国民新党との連携を含め、現在の与党勢力を巻き込んだ政界再編に意欲を示した。小沢氏については4月の新党改革旗揚げ当時に「最大の敵」と位置付けていたが「政治手法は相いれないが、『政治家主導』や外交問題など政策的には同一のものがいっぱいある」と述べた。

2010年7月1日 産経ニュース


「政策的には同一」。ホントかよ。相手にしてもらえると良いですね。ちなみに昔の相手によると

「公私ともに人は利用するだけのものと思っているんでしょう。大体、彼の言葉に信頼性があるとお考えですか?彼にはこの政策を実現したい、是が非でも成し遂げたいといったものがあるんでしょうか。改革派といっても、彼のどの実績がそれにあたるんでしょうか?」

週刊新潮


だそうですから、「改革派」ではないことは確かですが。いつから「中道右派」になったのか知りませんけど、要するになんでもいいんでしょうな。

一方そのころ、向かうところ敵ばかりの舛添さんに「水と油」とか言われてしまった菅さんは、火に油を注ごうとする古館さんに

小沢氏に発言を控えるよう求めてはどうかと問われた首相は「必要なときは言うが、(民主党代表選に出馬した際に)『少し静かにしていただいた方がいいのではないか』とも申し上げたので、これ以上申し上げるのは、あまりにも失礼にあたる」と述べ、これ以上ことを荒立てたくない様子を見せた。

2010年7月2日 asahi.com


前言を取り消さずに「これ以上申し上げるのは、あまりにも失礼にあたる」と発言するのは、「今は言わないけど、そう思ってる」と表明するのと同じですから、これは輪をかけて「あまりにも失礼」な言い方になりますが、菅さんはそんなつもりはなくて、本当に「これ以上ことを荒立てたくない」のかも知れません。菅さんのことですから悪気はなくても言ってしまいそうなのです。少し静かにしていただいた方がいいのではないか。
posted by 珍風 at 11:05| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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