2010年07月02日

港町ブルースがうるさくて

やっぱり歴史に残る総理になりそうです。

消費税を低所得者へ還付 首相、年収200万〜400万?


 菅直人首相は30日、青森市で演説し、消費税を増税した際の低所得者対策として「年収200万円とか300万円の人に還付する制度や食料品などの税率を下げることを相談したい」と述べ、還付制度や、生活必需品の税率軽減を検討していることを明らかにした。

 この後、秋田市で「年収が300万円とか350万円以下の人には消費税(増税)分全額を還付するやり方もある」と発言。山形市では「年収300万〜400万円以下の人にかかる税金分は全額還付する方式を話し合う」と述べ、対象年収を徐々に引き上げた。

 これまで首相は「消費税の逆進性を改めるため、複数税率や税の還付を議論したい」(6月21日記者会見)と表明してきたが、対象となる年収水準を例示したのは初めて。

 首相は「民主党の力だけでは十分でない。与野党を超えて議論しようとあえて参院選前に明らかにした」と述べ、超党派協議に向けての問題提起だと強調。いずれの発言も増税批判をかわす狙いがあるようだが、複数の水準提示は試算根拠のあいまいさを露呈した。仮に年収350万円以下に還付すれば、世帯別で約4割が対象となるだけに、かえって有権者の混乱を招く恐れもある。

2010年7月1日 産経ニュース


青森の「200万」が山形で「400万」になるのは、県民所得を考慮したものかも知れませんが、2倍も違わないと思います。菅さんはだんだん気が大きくなる人なのかも知れません。ギャンブラーの資質があるんだかないんだか、負けが込むほど突っ込んでスッカラ菅。

カップラーメンが400円だったりサラリーマンの年収が1000万だったりするのは世襲の人なら仕方のないところもありますが、セントラル硝子株式会社の取締役ってのはよほど報酬がよろしかったりするのか、菅さんもお坊ちゃま方に負けてはいないようです。

まあ、菅さんは数字に弱いらしいので、「10%」でも「400万」でも大した「根拠」はありません。それで、よく人に聞いた方が良い、ということでお役人に教えてもらって喋っているわけですが、この「還付制度」については教えてもらわないで自分の思いつきだったのではないでしょうか。

多分29日の夜、寝る前に「不図」思いついて、よしよし明日これを言ってやろう、とニンマリ笑い、そのままその夜は良い夢を見たに違いありません。後付けの思いつきを大勢の人の前で口にする、誰にでもお奨め出来るものではありませんが、稚拙とはいえ「ひとりでできた」アイデアでありますから、僕はその勇気はたたえたいと思うんです。

一日で「所得倍増」を成し遂げた菅さんは、その翌日は東京でテレビ朝日、

 社会保障の強化に消費税を充てることが、結果として財政再建にもつながる。介護、保育の需要に対応するだけの財源を充てれば、その分野は拡大する。介護の潜在需要として、もっとサービスがあれば受けたいという人の数が分かっている。(介護分野は)やはり1兆円規模のものがあればかなり改善する。

2010年7月2日 時事


これも本気で言ってるのかどうか分からないようなことですが、本気とは思えないことを本気で言うのですからエラいものです。どういう意味で「潜在需要」と言っているのか知りませんが、これは単に「もっとサービスがあれば受けたい」というだけではなくて購買力を伴うものとされています。この点、国民の所得についての見積もりが極めて甘い、というかその辺について信じられないほど何も考えていないのが菅さんですから、「潜在需要」の存在の軽さがこたえられません。

堪えられなくなったのは小沢さんで、「田舎の山やひなびた港町、大都会の裏町」という民謡と演歌が支配する、未だにカセットテープが売れている領域で地道に「静かに」しているところです。大方の見方では党内における自身の勢力の伸張を図っているということですが、代表選でも何でも党勢そのものが落ち込んでは何にもなりません。

おそらく小沢さんの見立てでは今回の選挙はちょっとヤバい、小沢がいるから民主党を勝たせても簡単に消費税が上がる心配はない、と思ってもらわんといかん、ということではないか。なにしろ現執行部はワザと負けて「政界再編」に走ろうとしているんでないか、という観測すらあるのです。

そして仮にそのようなことになっても、現時点で存在をアピールしておくことは小沢さんには有利なのです。例えば機を見るに敏だけが取り柄かと思ったら取り柄が一つもなかったという吸血ハゲネズミのおっちょこちょいな観測によれば

国民新との連携に意欲 舛添氏「中道右派の核を」

 新党改革の舛添要一代表は1日、BS番組の収録で、参院選後の政局対応に関し「国民新党は連立から出て行くと思う。場合によっては小沢一郎前民主党幹事長が党を割るかもしれない。新しい対抗軸として中道右派の核をつくりたい」と述べ、国民新党との連携を含め、現在の与党勢力を巻き込んだ政界再編に意欲を示した。小沢氏については4月の新党改革旗揚げ当時に「最大の敵」と位置付けていたが「政治手法は相いれないが、『政治家主導』や外交問題など政策的には同一のものがいっぱいある」と述べた。

2010年7月1日 産経ニュース


「政策的には同一」。ホントかよ。相手にしてもらえると良いですね。ちなみに昔の相手によると

「公私ともに人は利用するだけのものと思っているんでしょう。大体、彼の言葉に信頼性があるとお考えですか?彼にはこの政策を実現したい、是が非でも成し遂げたいといったものがあるんでしょうか。改革派といっても、彼のどの実績がそれにあたるんでしょうか?」

週刊新潮


だそうですから、「改革派」ではないことは確かですが。いつから「中道右派」になったのか知りませんけど、要するになんでもいいんでしょうな。

一方そのころ、向かうところ敵ばかりの舛添さんに「水と油」とか言われてしまった菅さんは、火に油を注ごうとする古館さんに

小沢氏に発言を控えるよう求めてはどうかと問われた首相は「必要なときは言うが、(民主党代表選に出馬した際に)『少し静かにしていただいた方がいいのではないか』とも申し上げたので、これ以上申し上げるのは、あまりにも失礼にあたる」と述べ、これ以上ことを荒立てたくない様子を見せた。

2010年7月2日 asahi.com


前言を取り消さずに「これ以上申し上げるのは、あまりにも失礼にあたる」と発言するのは、「今は言わないけど、そう思ってる」と表明するのと同じですから、これは輪をかけて「あまりにも失礼」な言い方になりますが、菅さんはそんなつもりはなくて、本当に「これ以上ことを荒立てたくない」のかも知れません。菅さんのことですから悪気はなくても言ってしまいそうなのです。少し静かにしていただいた方がいいのではないか。


posted by 珍風 at 11:05| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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