2010年08月11日

ファシズムのおけいこ

森元首相長男を2番目に軽い処分…自民県連


 森喜朗元首相の長男、森祐喜元県議(45)が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕されたことを受け、自民党石川県連は10日、議員協議会を開き、遊説局長などの役職を停止する処分を決めた。

 また、森元県議は離党の意思を、福村章幹事長に伝えており、離党届が提出されれば、県連は受理する方針。

 処分にあたっては、森元県議がすでに議員辞職しており、離党の意思があることから、6段階のうち2番目に軽い処分となった。議員辞職に伴い空席となった建設委員長の後任については、他会派との協議を含め福村幹事長に判断を一任する。

 馳浩県連会長は「県民の負託を受けて、規範となるべき立場にあるにもかかわらずこのような不祥事を起こし、県民におわびしたい」と謝罪した。

2010年8月11日 讀賣新聞


「規範となるべき立場」じゃないでしょ、「模範」でしょ。ったく、石川県の自民党ときたらどいつもこいつもですが、親分が親分ですから一日一つの言いまつがいが義務づけられているような、そんな空気を読みましょう。

それでも森祐喜さんは「バカ息子特権」によってドーピング検査も受けずに野に放たれ、さっそく一服したかどうかは定かではありません。日本における「セレヴ」パーティの第一人者、野口美佳さんによると押尾学さんの顔は「よく出来ている」そうですが、はやりイザとなると男は「顔」より「カオ」です。もっとも野口さんは森祐喜さんと「面識はない」んだそうです。

さすがはミカジョン、醜男の顔は覚えていないんでしょう。六本木でも森祐喜さんは「森喜朗の長男」でしかなく、パンツ屋すら覚えていなかったようですが、そうであってこその「バカ息子特権」です。

世の中には色々な「特権」があって、「金メダル特権」などというものもあるそうです。「モンドセレクション」の「最高金賞」ではそれほどのこともないようですが、オリンピックだとエラいんだということで、金メダリストたちが能もないのにご活躍の様は森祐喜さんと五十歩百歩とはいえ、どちらもお薬とは切っても切れない業界です。

もっとも、オリンピックなどはドーピングを解禁してしまえば、記録は伸びるし、潰しの効かない用済みの選手が生き延びてウロウロすることもないわけで、これは一考の価値があると存じますが、「バカ息子」の方はクスリで廃人になったのか遺伝のせいなのかよく分からないところが問題であります。

このような「バカ息子」や「スポーツバカ」の「特権」も「許さない」ための「市民運動」、「バカ特会」があったりすると面白いのですが、「在特会」などは本当に世の中のためにならないような「特権」は取り扱わないようなのは残念です。とはいえ、彼等が「特権」という言葉に目をつけたところは、バターココナツに「モンドセレクション」のマークを付ける程度の上手いアイデアであると言えないこともありません。

もっとも、警察は「バカ息子」ならずとも被逮捕者の人権に配慮した対応が求められるのと同様、「特別永住者」が他の外国人と比べて「特権」を有するのだとすれば、他の外国人も同様に取り扱うように主張すれば良いわけのところ、「特権」を云々する人はなんだか知りませんが逆に他人の待遇を悪くすることばかり考えていることが多いようです。まあ、「特権」が敵なのではなくて、敵を「特権」と呼んでいるわけですが。

不満の「風船」火がついた


異常事態にあることは、間違いない。市長の振る舞いが批判をあびる
鹿児島県阿久根市のことだ。でも、熱く支持する市民多数。理由を探しに、街を訪ねた。
「最も辞めてもらいたい議員」のネット投票を呼びかけたり、市職員の給与明細を公開したり、市議会を開かなかったり。
 2年前の初当選以来、鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)は、強烈な言動や強引な政治手法で全国的な注目を集めてきた=77ページ。
 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は、地方自治法にのっとり2度にわたって、議会が開かれない状態の是正を勧告したが、竹原氏はこれを無視。原口一博総務相も今年7月、「違法な状況が続くことは看過できない」と述べている。
 しかし、いまも彼を支持する市民は少なくない。その理由が知りたくて、阿久根市を訪ねた。


   妙な浮遊感覚える街

 阿久根市は、鹿児島県北西部に位置する人口2万4千人の港町だ。
 市中心部の商店街は、昼間だというのにシャッターが下りたままの店が多い。バス停のベンチにはおばあさん2人が腰掛けているが、その他に人影はない。竹原氏が呼び寄せたとされる画家があちこちのシャッターに少女や犬、サーフィンなどの絵を描いていて、それらが統一感なく目に入ってくる。35度近い気温と海からの湿気もあってか、妙な浮遊感を覚える。
 商店で店主らに話を聞くと、多くは竹原氏に好意的だ。
「改革のためには命も惜しくないと言っている。肝が据わっていていい」
「知事や裁判所の言うことまで聞かないのは、大したもの」
 彼らがそろって口にしたのが、市職員の給与(09年度)やボーナスを減額したことに対する称賛だ。
「官民格差を縮めてくれた。ブルジョアは『反竹原』だが、我々底辺の人間は、市長は自分たちのためによくやってくれていると思っている」(84歳男性)
「市の職員はもらい過ぎ。それを減らすだけでなく、市長は自分の給料も減らした。そこがえらい」(81歳男性)
 かつて漁業基地として栄えた阿久根市は、近年、水揚げが大幅に減少。高齢化による後継者難もあって農林業も低迷している。市民の年収は、「200万円前後の人が大半。社長の自分も300万円台」(水産関連会社経営)という状況だ。
 街全体が疲弊する中、市職員の平均年収は600万円と飛びぬけている。街でよく耳にした「いい家に住んで、いい車に乗っているのは市職員」という言葉も、あながちうそではなさそうだ。阿久根市には、
「市職員ばかりがいい思いをしているという不満が、ガスのように充満していた」(市内の自営業者、57歳)


   市民にすれば痛快

 この充満したガスに火をつけたのが、竹原氏だった。「官民格差の是正」を掲げて08年8月の市長選に当選。市職員の給与を公開すると、「やっぱりこんなに差があったのか」という市民の思いが燃え上がった。
 竹原氏が市職員と自身の給与のカットに乗り出すと、市民は拍手喝采。当初は竹原氏を支持していた牛之浜由美市議は振り返る。
「市民にすれば、痛快だったんです」
 出直し選挙で当選後は、保育料の半額補助やゴミ袋の半額化、固定資産税の引き下げなど、市民が効果を実感しやすい施策も次々と打ち出した。ただ、財源の裏づけがないという批判もある。
 竹原氏の選挙は、初当選のときも、再選されたときも、辛勝だった。
 4人が立候補した1回目の市長選は、竹原氏の5547票に対し、次点候補5040票とわずか507票差。再選された出直し選挙でも、竹原氏8449票に対し、相手候補は7887票。市民の半数近くが竹原氏に「ノー」を突き付けたとみることもできる。
 しかし、当の竹原氏にこの事実に対する謙虚さは見られない。


   議会なんかどこも一緒

 今月4日、夜9時を回った市役所で、就任間もない仙波敏郎副市長に話を聞いていると、竹原氏が現れた。市長室で向き合うと、国会を含め議会なんか全国どこでも一緒、議員には「欲」しかないなどと説いた。自分は社会の仕組みをよくわかっているという風だった。
 では一体、市長はいつから世の中をお見通しなのか。そう尋ねると、こう返ってきた。
「小学3年のときに、大人は何もわかっていないなと突然感じました」
 竹原氏については解職を目指す動きが広がっている。今月中旬からリコール請求の署名集めを始める市民団体「阿久根市長リコール準備委員会」の川原慎一委員長(42)はこう話す。
「市長は自分の考えを押し通そうとするばかり。議員や公務員に対する批判は理解できるが、(改革のためには)面倒でも通っていかなくてはいけない道のりがあるはず。それを飛ばしてしまう人間は、リーダーとしてはダメだ」
 川原氏の言う「道のりを飛ばす」ことの象徴が、議会だ。例年6月に開かれてきた定例会を開かず、その後市議らが臨時議会の開催を求めているにもかかわらず、開いてこなかった。地方自治法は首長に議会の招集を義務づけているが、竹原氏は「議会は自分の妨害ばかりする」と招集を拒んできた。


   竹原市長出現の素地

 この間、竹原氏は「独断」とも言える専決処分を連発。一般会計補正予算や、議会の同意が必要と法律で定められている副市長の任命など、その数は十数件に上っている。
 かつては竹原氏を支持していた市民団体「阿想会」の松岡徳博会長(56)は、こう言う。
「竹原氏は考えの異なる人に対する説明や説得の能力がない。議論をしたら負けるから議会を開かなかった」
 一方、竹原氏はこう言う。
「議会は議論の場ではない。市長は逆質問ができないなど、議論をしてはいけないことになっています」
 では議会は不要?
「議会って何ですか? 儀式なんです。あなたの質問は、儀式がいるのかと聞いているのと同じだ」
「リコール準備委員会」の川原委員長は言う。
「市長はリコールを阻止しようと、また市職員の給与カットを打ち出すなどして、市民の人気取りをしようとするかもしれない。市民の自覚が問われている」
「竹原人気」の背景にあるのは、経済苦に見舞われた地方都市と、そこに暮らす人々の閉塞感だ。竹原氏のような市長を生み出す素地は、どこの街にもある。
 竹原氏は今月5日、臨時議会の招集を決めたという。

編集部 田村栄治

2010年8月9日 AERA


竹原さんも「特権を許さない」ですが、「市民の会」ではなくて「市長」です。なにしろ竹原さんによれば「日本の地方議員は世界の超特権階級」(「住民至上主義」2010/06/24)で、鹿児島県議会議員に至っては「超 超 特権階級」(「住民至上主義」2010/06/25)なんですから、そこに「特権」が存在するかどうかは、もっぱら関係が友好的であるか敵対的であるかどうかにかかっています。

阿久根市でも、問題は地方経済の潰滅であり、地方でもどこでも発生している労働者の低賃金化です。しかしこれらを解決するためには、例えば民間企業の経済的自由を制限する必要もあるでしょうが、それを回避したい財界の意向も存在するでしょう。

竹原さんも土建業者の端くれであり、そして端くれでしかないのですが、端くれだけに、利害関係の意識は尖鋭であり、「問題」の解決を回避するために出来る限りの努力を払っているところです。そこで例えば、商店が儲からん、会社の給料が安い、などということを「問題」にするかわりに、それと「比較して」公務員の給与が高い、いわば「公務員特権」の存在を措定し、それを「問題」の代りに「解決」することにしました。

貧窮化が進行し、多くの人が今後ますます進行するであろうと考えている時に「特権」への攻撃が極めて有効であることは「在特会」の皆さんと全く同様、正しい認識ではあります。「市の職員はもらい過ぎ。それを減らすだけでなく、市長は自分の給料も減ら」すことによって、マイナス方向に「官民格差を縮めてくれ」ることは、この「底辺の」ご隠居さんたちにとっては何の利得にもならないのですが、文字通り「痛快」なわけです。痛いけど、気持ちいいから、まあいっか。

反「ブルジョア」的な「底辺の人間」の経済的不満を巧みに利用するあたりは、まずは教科書通りのファシズムの真似事と言って良いでしょう。ついでに言えば「RCサクセション」や「トンデモ」「陰謀論」などの「大衆文化」を引用したり、「人類の生命力」などという、これは「在特会」では国家そのものが代入されている箇所ですが、竹原さんは『ムー』でもかぶって来ちゃったのか知りませんが「国家」とは言いません。実はどっちでもいいんで、どちらも同じ「至高性のまがい物」です。こんなものを持ち出すあたりも笑っちゃうほど典型的なファシストの身振りをなぞっています。

もっとも、住民の方はというと得票率51.7%という、「ファシズム」にしてはちょっとお寒い状況であります。もっとも考えてみれば公務員だって商店のお客さんですし、その給与は地元の収入にもなるんですから、ある程度溜飲を下げたら、それ以上は困るでしょう。「また市職員の給与カットを打ち出すなどして、市民の人気取りをしようとする」ことが有効かどうかは不明です。だからといって竹原さんには他に出来ることもなかったりするのです。あとは海外侵略か、市内の反市長派の虐殺を始めるかしか手がありません。竹原さんの「人類」を動員した「悪い企み」は空回りしています。てゆーか、だいたい80代の爺さんにRCってどうよ。


posted by 珍風 at 11:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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