2010年08月18日

Recall your heart.

阿久根市長リコール、市民団体が署名集め始める
 阿久根対立


 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長の解職請求(リコール)を目指す市民団体「阿久根市長リコール委員会」は17日、市選管から署名活動に必要な解職請求代表者証明書の交付を受け、署名を集める受任者に署名簿を配布した。本格的な署名活動は18日からの予定だったが、一部の受任者はこの日さっそくリコールに向けた署名を集め始めた。

 「これからが正念場。絶対に市長を解職に追い込みたい」。代表者となったリコール委員会の川原慎一委員長(42)は、署名活動の出発会で受任者らにこう呼びかけた。出発会は午後7時から市内の計8か所で開かれ、21〜85歳の受任者約520人に署名簿が配られた。

 早くも署名活動を始めた受任者の1人で介護福祉士の男性(41)は「司法判断や法律を無視する市長は見過ごせない。一日も早く署名を集めて市長をやめさせたい」と話し、知人の家などを回り、この日は約40人の署名を集めた。

 署名に応じた男性(76)は「親類に障害者がいるが、市長がブログで障害者の出生を否定するような文章を載せたことはどうしても許せない」と語った。妻(80)も署名し、「今まで『専決処分』という言葉すら知らなかった。早く穏やかなまちに戻ってほしい」と訴えた。

 これに対し、署名に応じなかった主婦(33)は「職員や議員の人件費削減や市民サービスの向上など、市長がやろうとしていることも理解できる」と話した。

 ◆副市長「何が問題」

 一方、竹原市長の専決処分で副市長に就任した仙波敏郎氏(61)は「臨時議会は25日に開かれ、人件費の張り紙をはがして懲戒免職になった男性職員も復職させた。争点はクリアしている。何が問題なのか」と、リコール運動を疑問視した。

 また仙波氏が5日の市課長会で「職員が運動に関与すれば厳しい処分がある」と訓示していたことがわかり、これについて仙波氏は「地方公務員法で公務員は運動できない。誤解を招く行動をしないよう注意しただけ」と説明した。

2010年8月18 讀賣新聞


リコールに必要な署名数は有権者の3分の1以上であり、約6700人分です。ちなみに竹原さんが再選されたときの選挙で相手候補の得票数は7887票ですから、リコーツが成立する可能性は充分にあります。

これに対して竹原さんは「正義の味方」仙波さんを勝手に連れて来ました。仙波さんは世間での評判が良かったので、大丈夫かと思ったのかも知れません。ところがこの仙波さんがトンデモない、てゆーか喋りすぎる。

「臨時議会は25日に開かれ、人件費の張り紙をはがして懲戒免職になった男性職員も復職させた。争点はクリアしている。何が問題なのか」


どれもこれもリコール対策として一時逃れに表面を取り繕っただけであることを自分で言ってしまう仙波さんご本人が「歩く弥縫策」だったりしますが、あんまり動くと糸が切れてバラバラになってしまうのではないかと、他人事なので心配ではありません。

そんな心配はともかく、リコールはかなり心配のようです。今度は職員を脅かし始めました。もちろん仙波さんは公務員の政治活動を禁止する地方公務員方の規定を指摘した一般論であるなどと誤摩化すわけですが、あいてがそうとばかりは受け取らないことは仙波さんの計算のうちです。

実際に5日以降、市職員の家族や退職者でリコールの受任者になっていた人が十数人辞退しているそうですから、先ずは計算通りの効果があったようです。もっとも、リコール委員会では受任者は400人くらいいれば良いと考えていたところ、17日現在で500人以上の受任者がいるようですから、その限りでは痛くも痒くもありません。

ただし、署名というのは自分の名前とか住所を書くことです。署名すると誰が署名したのか竹原/仙波さんにバレてしまうのです。竹原/仙波さんの職員に対する処分は理不尽であり、そのことを職員も知っていますから、職員の家族や親戚は署名を差し控える可能性があります。

警察が一般的に取り締まりを強化することによって市民に正当な権利の行使を思いとどまらせることがあり、この場合に警察の施策によって市民において発生する効果を「萎縮効果」と呼んでいます。この場合に大切なのは警察のやることは公正でもなければ法にかなってもいない、ということを市民が知っている時に大きな効果が得られるという点です。

この点、仙波さんにとって幸いなことは竹原さんによって市の環境が整備されていたことで、そのおかげで仙波さんはその資質を存分に活かしてのびのびと仕事をすることが出来ているようです。竹原さんも市役所に「警察」を導入した甲斐があったというものでしょう。

仙波さんの「恫喝」は、直接には市の課長級の職員に対して行なわれたものです。朝日新聞社の取材に対して仙波さんは「私のこうした話が外部に漏れること自体が問題だ」と言っていますが、これが所謂「守秘義務」というものでしょう。やはり不当な圧力をかけていることがバレるのはあまり気持ちのいいものでもないようです。

もっとも、これは課長級職員から直接に情報の漏洩があったものでもないと思われます。これは仙波さんの恫喝が功を奏したことによって明らかになったものであると考えられ、仙波さんの「計算外」の事態であった可能性があります。

「外部に漏れ」たのは、市の職員の家族が受任者を辞退した時に、その理由として委員会に対して述べられたものであると考えられます。つまり脅しを掛けるのが遅すぎたのです。もっと早くやっていれば、そもそも職員の家族が受任者になることもなかったのであり、不法な恫喝の事実が明らかになることもなかったでしょう。

これでわかるのが竹原/仙波さんのリコールに対する当初の見通しの甘さです。ことによると、「正義の味方」を連れて来て、ハリガミの人を復帰させ、議会を開くという、これらの弥縫策で充分に誤摩化せると、本当に考えていたフシがあります。

しかしながら「こうした話が外部に漏れること自体」が、情勢は竹原/仙波さんにとって予想外に不利な方向に進行していたことを示します。確かにこれは「問題」に他なりません。ご愁傷様です。

阿久根市内の情勢はこのようなものである可能性が高いと思われます。もっとも、世の中にはこんな竹原/仙波さんを支持している人も存在しているようなのは、世の中って広いんだ、ということを実感する数少ない機会ではあります。

そういう人たちは一時的な財政難が政治システムに致命的な損傷を与える十分な理由になると考えているようです。確かに「背に腹は代えられない」かも知れませんが、だからといって心臓と胃袋を取っ替えようというのも、これはまた随分とオッチョコチョイな提案であると言えるでしょう。もっとも、世の中には胃袋とチンポだけでこの世知辛い世の中を渡っている人も沢山いるようですから、大自然には人知では図り難いものがあるとしか言いようがありません。受任者の目標値に関する注記


posted by 珍風 at 14:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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