2010年09月01日

ミッション・インポテンツ

会談に継ぐ会談、過去の帳簿をひっくり返してアラ探し、菅さんは全力を尽くして回避を試みたにも関わらず、新聞に「密室」がどうのこうのと言われるのがイヤになってしまって、結局は「これからも協力しあってやっていこう」などと言質を取られた上で代表選に追い込まれましたが、鳩山さんが「ボクはいったい、何だったんでしょうね」と、例によってトボケまくる一方、選挙をやるならやるでやっぱり「国民不在」とか批判されるんですからいいかげん新聞を読むのは止めればいいのに。

代表選では小沢さんが勝利する可能性が高く、また小沢さんが負けた場合でも「協力しあう」ことになっていますし、菅さんが「協力」を拒むのであれば小沢さんは敗者に相応しく潔く去る、という結果にもなりかねないことから、いずれにしても民主党政権の政策は大きく変化することは避けられません。

しかしこの「変化」は、2009年のマニフェストに戻るということになりそうなのであり、代表選は1年振りに「政権交代」に活を入れ直す、ということになりそうです。それで「国民の生活が第一」になるのはいいのですが、それでは困るという人が出て来るのも当然のことです。たとえば、次の純然たる「非国民」にとって、このような事態は極めて憂慮すべき事態であり、緊急かつ慎重な対応が求められるようなのです。

普天間移設、沖縄知事に配慮必要=日米は柔軟対応を−元米高官


 【ワシントン時事】マイケル・グリーン元米国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長は31日、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題に関し、11月の知事選で再選を目指す仲井真弘多知事に配慮し、日米両政府は柔軟な対応を取る必要があるとの考えを示した。ワシントン市内で記者団に語った。

 グリーン氏は、同県知事選で、より現実主義的な仲井真氏の再選が移設問題の進展に決定的に重要だと強調。代替施設計画の確定を強引に進めれば同氏が反対の姿勢を強めざるを得なくなるため、拙速を避けることが「政治的には最善の道だ」と述べた。 

 一方で、報告書に現行計画のV字案と日本側が求めたI字案が併記されたことに「国防総省内には不満がたまっている」とも指摘した。

2010年9月1日 時事


小沢さんは代表選の争点に「普天間」を持って来る可能性があり、持ってこなくても小沢さんの対米政策は菅さんとは随分異なっており、代表選の結果に関わらず民主党政権の基地問題に対する政策も、この3カ月間の「政治的空白」期間とは違って来ることになります。グリーンさんは現在の沖縄県知事を「より現実主義的」、すなわち「ちょろい」と見ていますが、それでも「配慮」が必要であると言っています。

「配慮」とは仲井真さんを「反対」方向に追いやらないように、知事選までは計画を確定させないこと、そして民主党が知事候補を立てることによって反対票を割り、伊波さんの当選を阻むことを意味します。この「配慮」は現在進行中であり、民主党沖縄県連は独自候補の擁立に動いている模様ですが、代表選で民主党の執行部が変わる場合には対応が変わるかも知れません。

したがってグリーンさん同様「非国民」であるアメリカ大使館機関紙日本語版、ごんべんに「売る売る」と書く元祖従米新聞は、販売拡張の大号令と同時に、代表選についてのおざなりとともに緊急の社説を掲載したものです。

普天間報告書 首相みずから沖縄の説得を

困難な課題を先送りするだけでは何も生まれない。日米関係を改善し、沖縄の基地負担軽減を実現するため、菅首相は、地元関係者の説得に全力を挙げる必要がある。

(2010年9月1日 讀賣新聞社説)


本家隷米新聞も負けていません。

【主張】普天間移設報告 先送りは何も解決しない

菅首相も岡田外相も地元の変化を座して待つのでなく、率先して住民を説得していく指導力を発揮することが何よりも必要だ。

(2010年9月1日 産經新聞「主張」)


このように趣旨はほぼ同じなんですが、きっと出所が同じなんでしょう。菅さんは沖縄を「説得」する「必要」があると言われています。出来るか出来ないか知りませんが、というのは沖縄県民が説得されるものであるかどうかということもありますし、菅さんに誰かを説得する能力があるのかということもあるわけですが、どちらも難しそうなのです。しかし菅さんは負ける前にこれだけはやって行けと言われているようです。これは公開命令書であり、これだから菅さんは新聞を読むのを止められません。これが最後の不可能なミッションなのです。尚、これらの新聞は自動的に消滅する、といいのに。


posted by 珍風 at 16:51| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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