2010年11月22日

空笑する警官または笑われる警官

裏金証言元警官 総務課長に任命 阿久根市


 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は22日、群馬県警の裏金づくりを証言した同県警元警部補の大河原宗平氏(57)を総務課長兼選挙管理委員会事務局長に任命した。同市では市長解職の賛否を問う住民投票が12月5日に行われ、大河原氏はその事務を指揮する。2008年9月の竹原市長就任後、総務課長は5人目。

 竹原市長は22日朝、辞令を交付し「ここは戦場です。正義の通る社会に変えるため志を持った同志として戦いましょう」と訓示した。記者会見した大河原氏は「正義が貫けるなら勉強させてもらいたいと思って引き受けた。与えられた仕事を粛々と正義を貫いてやりたい」と語った。竹原市長は記者団に「正義感も能力も高い。いい仕事をしてもらえると期待している」と話した。

 大河原氏は群馬県警在職中の04年、公務執行妨害容疑で逮捕され懲戒免職処分を受けたが「裏金づくりを拒んだことで事件をでっち上げられた」として前橋地裁で免職処分の取り消しを求めて係争中。11年3月18日に判決が予定されており、勝訴確定の場合、同県警に戻るかどうかは「判決が出た時点で考える」と話した。

2010年11月22日 西日本新聞


「正義」という「言葉の意味」が阿久根市では極めて難解なものになっているようです。他の土地の人は「普通選挙」こそ「正義」だと思うのかも知れませんが、ここ阿久根市においては「正義」というのは「不正選挙」をやる事である可能性があります。

阿久根市の選挙管理委員会では、書記を停職処分にしています。この書記は総務課選挙係長を兼務していたのですが、つまらないドジを踏みまして、竹原さんによって商工観光係長に異動されたものですが、選管の意向によって書記の身分は残りました。そこで竹原さんは自らの独裁装置とした賞罰審査委員会に改めて処分を決めさせたということのようです。

同じ件で2回処分する事になるのでどうかと思われますが、竹原さんはあまり気にしないようです。てゆーかそういう事をするために賞罰審査委員会のメンバーを構成してあるという雰囲気が濃厚であります。

それで今度は総務課長兼選挙管理委員会事務局長を取り替えることにしたようです。前任者は「家庭の事情」によって「自己都合」で辞めたそうです。阿久根市の事なら何でも知っている「データ・マックス」によれば「家庭の事情」というのは癌に苦しむ奥さんの看病ということですが、それは確かにそうなんでしょう。

もっとも、癌というのは昨日今日罹るもんでもありません。前任の課長さんが退職の意向を示していたのはいつ頃の事だったのか、なんでも知っているはずの「データ・マックス」も教えてくれません。ことによると退職のタイミングがあまりにも悪すぎる/良すぎるということもあり得ます。

というのも、仙波さんは「後任を市職員から登用しようとしたが、すべての課長に断られた。住民投票が始まっており、公募する時間はない」(共同通信)ので「民間をあたった」(データ・マックス)、てゆーか簡単に知り合いを連れて来てしまっているわけですが、この「時間」については退職日を「調整」することによって「なくす」ことが可能なのです。

なお、大河原さんは免職処分の取り消しを求めているところ、阿久根市総務課長に就任した事で処分取り消しの利益を放棄したように見えてしまうのは上手くないような気もしますがどんなもんでしょうか。もっともこれは今回の大河原さんの雇用がどういう話になっているかにもよります。住民投票に対応するためだけの短期間の契約であるということも充分に考えられます。

なにしろ市の総務課長ですから、いい加減な事で勤まるものではありません。「大河原宗平さんを支える会」の塚越勝史事務局長は、当然大河原さんと普段よく会っていたりしてその人となりを知っていると思われますが、「総務課長が勤まるかも疑問」と、割合ハッキリとその総務課長としての資質や能力に疑問を呈しています。

大河原さんの訴訟に関わる弁護団の弁護士さんは、さすがに塚越さんみたいに忌憚のなさ過ぎるような事は言わないわけですが

元警部補の阿久根市課長採用、弁護士「残念」


 群馬県警の裏金問題を指摘したために不当に逮捕され、懲戒免職になったとして、県などを相手取り、復職などを求める訴訟を起こしている元県警警部補、大河原宗平氏(57)が鹿児島県阿久根市の総務課長に採用されたことを受け、弁護団は19日、前橋市内で記者会見を行った。

 弁護団の清水勉弁護士は、「行政の素人ができる役職ではなく、引き受けないよう説得し、本人も16日までは『分かった』と言っていた。本人と連絡がとれず、本当に決断したのか分からない」と戸惑いを隠さなかった。16日には「もし復職できたら警察官に戻りたい」と明言したという。

 そのうえで清水弁護士は「裏金問題とともに警察官の労働基本権を認めるよう主張してきたのに、労働基本権を否定する行動をする市長の下で働くのは大変残念」とした。大河原氏は取材に「お答えできません」としている。

 訴訟は今月5日に結審しており、来年3月18日に判決が言い渡される予定。

2010年11月20日 讀賣新聞


「行政の素人ができる役職ではなく」というあたりに気遣いというものが伺われますが、言っている事は塚越さんと同じですから、どっちが良い人でどっちが悪い人だという事ではありません。要は「総務課長をやるわけじゃないだろ」ということを、言わないようにして言っているものと思われます。お世話になった仙波さんに頼まれて、止むなく選管をやりに行ったんでしょう。

「裏金」がどうしたとか言っていますが、所詮はオマワリさんです。世話になった先輩には逆らえません。警察官には警察官の仲間意識があり、それはどうしても社会から浮いてしまう彼等にとってかけがえのないものです。それは「労働基本権」なんてものよりも余程重視されるのです。だいたい労働基本権などを重視するようでは警察官になれません。

もちろん、オマワリさんの「正義感」というものは竹原さんの障害者皆殺し浄化思想と親和性の高いものである事は言うまでもありません。仙波さんや大河原さんは、現実の警察組織から排除されるほどに理想的な警察官であっただけのことであり、「暴力装置」のもっとも優秀な「暴力部品」であったと言えるでしょう。

竹原さんは市役所の部品を「暴力部品」と交換して行政を「暴力装置」にする積もりかも知れませんが、独占的に集約され組織化された暴力、域内で唯一の暴力がそれ自身の負荷によって自壊するとしたら「腐敗」するか「発狂」するかすることになるのかも知れません。どっちにしてもロクなことにならないようですが、「腐敗」の道を自ら断ち切るとすればこれはもう相当に大変なことになるような気もします。一人でなってもらう分には害は少ないんですが。


posted by 珍風 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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