2011年02月07日

拷問基地の騒音問題

エジプト:ムスリム同胞団、大多数支持得ず−−米大統領


 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は6日、米FOXテレビの番組で、エジプトのイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」について、その「反米的思想」に警戒感を示しつつ、エジプト国内では「大多数の支持を得ていない」と評価した。その上で、憲法改正後の次期大統領選挙を経たエジプト政府と協力関係を築くことに自信を示した。オバマ政権はムスリム同胞団が加わったエジプト政府と野党勢力の対話を支持している。

2011年2月7日 毎日新聞


オバマ大統領のすばらしい指摘、すなわち「最大野党」であるムスリム同胞団は「大多数の支持を得ていない」のです。

もちろんオバマさんは、同胞団が「反米思想」だからそう言ったわけで、別に他意はありません。相手が「反米」でなければこんなことは言わないことは請け合います。実際、オバマさんは「同胞団主体のイスラム政権か、従来の世俗的な抑圧体制かの二者択一が迫られているわけではない」と言う一方では「エジプト国民が抑圧される状況」を公然と支持しています。

「エルバダライ」さんは可哀想に蚊帳の外に置かれたようですが、これは彼自身の失策によるものです。彼は共闘関係にある同胞団と同様に民主化を求める街頭の運動から距離を取っていたようであり、後からやってきて残り物の福を狙いましたが、しかし、このタイミングの悪い「遅刻」はいかにも目立ちすぎるものであったようです。

もっとも、この点についてはスレイマンさんが有力な競争相手を落とそうとしているということでしょう。スレイマンさんは同胞団と協議に入る一方で「エルバラダイ」さんをその席に呼ばないことによって「最大野党」と「エルバラダイ」さんを分断することに成功したのかもしれません。

その上で、アメリカは同胞団の影響力を最小化しようとしているようです。同胞団は「大多数の支持を得ていない」のです。しかしながら、これはむしろ当然なことです。いったい今どきどこの党派が「大多数の支持」を得ているというのか。

おそらく「大多数の支持」とは選挙制度のトリックによるものであり、これから「民主的」な選挙を行なおうとしているエジプトにはいまだ存在しません。事実、民主化を要求する声の「大多数」は、同胞団が直ぐに便乗するのを躊躇うほどに「世俗的」であったのであり、「エルバラダイ」さんが「遅刻」せざるを得なかったほどに「反米的」だったのであり、それは今までのエジプトの「与党」や「野党」の中には見いだせるはずもないものであったと思われます。

オバマさんはイスラームの鞭打ちとCIAの拷問のどちらでもない道があるかのように言っていますし、それは多分あります。しかしそれはオバマさんが言うような「米国のパートナーとなる政府」であるとは限りません。ところがオバマさんが求めているのは「エジプト国民の声を代表する政権」がめでたく「米国のパートナーとなる」ことです。

そして「エジプト国民の声を代表する」と称し、しかもアメリカの良きパートナーであった政権とは他ならぬムバーラクさんのそれであったことは明らかでしょう。アメリカは「ムバラク政権」の継続を望んでいるだけです。その限りではオバマさんはイスラームの鞭打ちと石打ちを諦めることが出来ます。それはゲシュタポの洗練された拷問技術によっで充分に補完することが出来るのです。それはCIAも一目置くアメリカにとっての中東の宝石です。周辺の自然環境へのダメージも比較的ソフトであり、何の心配もありません。防音してるから。


posted by 珍風 at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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