2011年03月30日

流言&カンパニー

ネット流言、漠然と「不安」駆り立て 専門家は「普段と違う状態と自覚を」


 デマが拡散するインターネット、飲料水の買い占めに奔走する人々。震災の影響は被災地だけにとどまらず、先行きへの不安から農家が自殺する悲惨な出来事も起きた。解消されぬ「不安」に振り回され、冷静になろうにも冷静になれない。不安が人を駆り立て、それが広がっていく。専門家は「自分が普段と違う心理状態だと自覚する必要がある」と指摘する。

 《自衛隊では支援物資を受け付けています。各県の県庁が窓口です》

 震災発生直後、メールや単文投稿サイト「ツイッター」などで、こんな“呼び掛け”が広まった。

 宮城、青森県庁などの住所や必要な物品を詳細に記した上で、協力を訴えるものだ。防衛省には「物資を持ち込みたい」との電話が殺到した。だが、実際は防衛省も各県も物資は受け付けていなかった。物資が届いた宮城県の担当者は「もし大量の物資だったら混乱は大きかった」と話す。

 《【超拡散希望】宮城県花山村はいまだ救助は来ず、餓死した赤ちゃんや老人が後を絶ちません…》

 切迫感あふれるツイッターの書き込みだが、花山村は市町村合併で平成17年に消失し、現在は栗原市。震度7を観測したが震災の死者数はゼロで、市の担当者は「餓死続出などまったくない」と困惑を隠さない。

 こうした書き込みには《悲惨な状態のようです。広めてあげてください》と、悪意でなく情報を広めている様子もうかがえる。急を要する必要性を感じて親切心から《警察に通報した》と書き込んだ人もいた。

 ネット上では《情報源の確認を》《広めるべきことか冷静に考えて》という呼び掛けも盛んだが収ってはいない。東京女子大の広瀬弘忠教授(災害・リスク心理学)は「大地震が起こると、被災地より周辺でデマや流言は起きやすい。『この先どうなるか分からない』という不安に支配されている」と分析する。

 先行きの見えない不安。それは、出荷停止を受けた福島県の農業を営む男性を自殺に追い込み、首都圏では飲料水の買い占めなど深刻な悲劇を招いている。「基準値を超えた」という情報の断片にとらわれ、「何が」「どれぐらい」「どうなるのか」という評価は置き去りにしたまま、人々は漠然とした不安に右往左往する。

 「福島で野菜が作れなくなるかもしれんな」

 福島第1原発の事故後の24日朝、家のそばで自ら命を絶った同県中部の男性(64)は不安をこう口にしていた。

 放射性物質による「風評被害」は農家だけを見舞っているのではない。

 「体は大丈夫なの? お店は平気?」

 友人にそう心配された福島市の和菓子店経営、須田輝美さん(50)は驚いた。「『福島』というだけで危険と思われているのか」。

 福島市は屋内退避地域(原発から半径20〜30キロ)ではない。だが、賑わっていた周囲の街はゴーストタウンのような静けさだ。須田さんの店も日々の売り上げは震災前の3分の1以下。県外からの注文も絶えた。

 「福島は危ない、と言われ続ける。そのほうが私たちには放射能よりよほど怖い」。須田さんはつぶやいた。

 混乱は首都圏でも続く。
 
 「水を見つけたら、とにかく買ってきて」

 6カ月の長女を育てる東京都台東区の主婦、瀬能美津江さん(41)は夫にそう頼んだ。東京都の浄水場から乳児の摂取制限を超える放射性ヨウ素が検出された23日。瀬能さんは飲料水を求めてかけずり回ったが、「500ミリリットル入り1本しか買えなかった」。翌日、摂取制限は解除されたが「まだ安心できない」と感じる。

 神奈川県平塚市の会社員の男性(35)は妻(35)と近所のスーパーを訪れた。客が列をなし、店が入場制限している様子を見た妻は、激しい動悸を訴え、こう言った。「これからどうなるの。買わなくても大丈夫なの」

 妻はストレスで過呼吸を患っている。男性は「周りを見て“何か買わなければ”という気持ちになったようだ」と話す。震災後、首都圏で食品などが品薄になった後に、基準値超えの水道水が相次ぎ、混乱に拍車が掛かった。

 蓮舫消費者行政担当相は25日の会見で、「品薄状態は解消されつつある」と述べ、「引き続き、冷静な購買行動をお願いしたい」と訴えたが、冷静さは戻らない。

 三重県に住む主婦(63)は、1リットルのミネラルウオーター15本と、お茶のペットボトルも20本買った。「被害は何もないが、とにかく不安。何を信じていいか分からないからいっぱい買ってしまう」

 群衆の行動や心理について詳しい新潟青陵大大学院の碓井真史教授(社会心理学)は「現在、自分が普段と違う心理状態だと自覚する必要がある」としたうえで、こうアドバイスする。

 「一部の極端な行動で多くの人が脅かされる。そういうことを皆が理解し、協力しようとすれば、パニックは避けられる」(高橋裕子、森浩)

2011年3月30日 産經新聞


碓井さんは「群衆の行動や心理について詳しい」人なんだそうです。これはウソではありません。碓井さんはそういうことに本当に詳しい、てゆーか「群衆」の良き理解者なのです。例えば碓井さんは畠山鈴香さんをいじめた「群衆の行動や心理」に最大の理解を示しています。

しかしながら、現在の彼女を見ると人格障害的な部分を感じるのですが、おそらく高校生のときからそのような言動が見られたのではないかと推察できます。

この文集の言葉だけを見ると、ずいぶん冷たいひどい言葉だと感じます。ただ同時に、おそらく級友達もずいぶん傷ついてきたのではないかとも感じます。。彼女は大変なトラブルメイカーだったのではないでしょうか。(だからといってこんな言葉を文集に残してよいわけではありませんが。)

 彼女が「反社会性人格障害」や「演技性人格障害」の傾向をもっていたとすると、平気でルールを破り、責任を果たさず、他者を傷つけ、同時に自分に危害が及ぶことにも無頓着で、そして芝居じみた大げさなウソをとても上手くついていたが想像できます。

 仕事をすぐに辞めそう、自殺しそう、詐欺師、女優、といった文集に載っている言葉は、当時の彼女の様子をあらわしているようにも思えます。
彼女は、嫌われて、このような悪口を言われてもいたしかたない面があったのかもしれません。(悪口を言っても良いという意味ではなく、なぜこんな悪口を書かれたのだろうかということに関する考察です。)

***

(いじめを肯定しているのではありません。いじめられる側にも問題があるなどと言っているのではありません。問題があればいじめても良いなどといっているのではありません。
もし私が容疑者女性が高校生の時に、彼女から「私はいじめられている。文集にもこんなことを書かれた」と言ってきたら、全面的に彼女の側に立ったことでしょう。)

http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news2/2006/akita_muder3.html


碓井さんは自分自身が誰かをいじめるとは言っていないそうですし、いじめるのが良いと言っているわけでもないそうですが、「いじめ発生のメカニズム」を「イジメられる側の要因」に基づいて理解しています。もっとも、「いじめられる側にも問題があるなどと言っているのではありません」と言っていますから、多分それは「問題」なのではなく、単にいじめが発生している状況における「要素」でしかありませんが、「ずいぶん冷たいひどい言葉」であります。

碓井さんはこのページに色々と加筆をしていますが、どうしてもいじめの原因を被害者側に持って行きたいようなのであまり言い訳になっていないようです。もっとも最初から「文集」の文言をほぼそのまま畠山鈴香さんに関する事実の記述として受け止めているくらいですから、「群衆」の理解者であるばかりでなく、その味方であり、擁護者であり、そうかと思ったらただの「群衆」の一部でしかなかったりするところに碓井さんの真骨頂があるものと思われます。

そこで碓井さんは現在「普段と違う心理状態」なんだそうですが、してみると普段よりマシになっている可能性があるわけです。広瀬弘忠さんによればこのような「心理状態」は、「この先どうなるか分からない」というものであるようです。これは「この先」のことを真面目に考え始めたことを意味しています。「普段」は「どうなるか分からない」ところの「この先」については、「不安」なので考えないようにしているのですが、「普段と違う心理状態」においてはこの「不安」に向き合うことになるようです。

例えば放射線に関する「風評被害」が存在します。これは本当は「風漂被害」と書くのですが、難しい漢字が不得意な産經新聞のコンピュータでは変換出来なかったようです。これなども「基準値を超えた」ものの「ただちに健康に影響はない」という情報に接した「普段と違う心理状態」が、「この先どうなるか」を考えてしまったことに起因します。「ただちに健康に影響がない」程度に「基準値を超えた」のは現在、というか正確には過去の話であり、「この先どうなるか」というのは「今頃どうなってるか」を含むわけですが、それは原発の事故状況に左右されます。ところがその原発の方がどうなっているのかあまり明らかではありません。

もちろん、「普段と違う心理状態」においては「ただちに健康に影響がない」という表現も「あとで健康に影響がある」と正しく反対解釈される程度には注意力が鋭敏になっているとも考えられます。「ただちに」は現在に注意を向ける言い方ですが、「不安」は未来を向いているのです。そしてそれは概ね、人に慎重な行動をとらせるものです。

「普段」の「心理状態」においてはあらゆる危険が軽視されます。例えば自動車の運転者は警察による取締が存在しない限りにおいて制限速度を無視して走行しています。時速20キロかそこら超過していてもただちに事故に遭遇することはありません。極たまに事故っている人がいますが、多くの人は度重なる速度違反がただちに事故に結びつくわけではないことを知っています。「安全規準」というものはそういうものなのです。飲酒運転も同様であり、飲んで運転して帰って事故らずに家に着いたことのある人は大勢いるでしょう。

これが一回事故に遭ったり、身近な人が事故を起こしたりすると「普段と違う心理状態」に陥ってしまいます。きちんと制限速度を守り、飲んだら運転しないようにします。助手席に座ってもスピードメータが気にかかり、左手がドアの上についている把手から離れません。もっとも、半年位するとまた「普段の心理状態」に戻るようですが。

飲酒運転については、一時はマスゴミと警察が「普段と違う心理状態」になってしまい、事故を起こしてもいない飲酒運転を矢鱈と沢山捕まえるのみならず、昨日は何件今日は何件挙げたと報道して大騒ぎ、果ては当事者は職場をクビになるなどの「パニック」に陥ったりしていたものでしたが、今では「普段」に戻ったようです。

もっともマスゴミの「普段と違う心理状態」は「不安」に起因するものでもないようで、「不安」の存在しないところでパニックを起こし、「不安」の存在するところでは乱暴なことに「普段の心理状態」における「安全規準の軽視」を推奨すらしています。だからと言って普通の道路を時速160キロでつっ走るような「極端な行動」は「多くの人が脅かされる」ので考えものですが、「リスクの過小評価」はむしろ「普段の心理状態」において起こりやすいものです。そしてそれが経済的な利益と結びついている時には、異常なまでの過信ということになるのですが、幸いなことにこの利益は「群衆」とは関係のないものですから、大多数の人は安心して不安がることが出来るのです。


posted by 珍風 at 22:13| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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