2011年06月09日

ジジババを殺せ

気象庁が「高温注意情報」 節電で熱中症を注意喚起


 今夏の節電で冷房が控えられると、全国的に熱中症の危険性が高まることから、気象庁は7月から「高温注意情報」を新設することを決めた。気温35度以上の猛暑日になると見込まれる場合、前日夕か当日朝に都道府県単位で発表し、注意を呼びかける。同庁は「家庭や学校などで活用してほしい」と話している。

 高温注意情報は、猛暑日になると予想される場合、1日3回(午前5時と同11時、午後5時)の天気予報の発表にあわせて「気温が高くなるので、熱中症などに注意してください」などと呼びかける計画。猛暑日が少ない北海道と、電力不足の懸念が少ない沖縄県は対象外とする。

 同庁の長期予報によると、今夏は北日本(北海道、東北)を除き、気温が平年並みか平年より暑くなる見込み。昨年の猛暑日は、東京都心が13日、名古屋30日、大阪31日、福岡24日だった。

2011年6月9日 日本経済新聞


なんだそうですよ。「7月から」、というのはもちろん「電気事業法第27条による電気の使用制限の発動」のときからですが、気象庁では「高温注意情報」を出してくれるんだそうです。国民がパニックに陥るのではないでしょうか。

日本国政府は、真に危険が迫っている時には「パニック」を回避するために「情報」を隠蔽するのが普通であります。したがって気象庁が気温が高いことに関する「情報」を「開示」する、ということは

1)今年の夏は涼しい

2)節電の必要はない

このどちらかを意味することになる、と解釈しなければなりません。

全く日本語は難しいというか、世話の焼ける政府ですが、環境庁だって一枚噛んでいますから間違いのないところです。

熱中症予防 高齢者に声かけを


夏の電力不足が心配されるなか、行き過ぎた節電で熱中症にならないよう、人が多く集まる飲食店やコンビニエンスストアなどで高齢者などに注意を呼びかける、全国的なキャンペーンを始めることになり、初日のイベントが東京で行われました。

このキャンペーンは環境省や民間企業がことし初めて行うもので、都内で開かれた初日のイベントには、飲食店やコンビニエンスストアなどおよそ60社が参加しました。初めにサッカー元日本代表の松木安太郎さんたちが「飲み物を持ち歩こう」とか「温度に気を配ろう」といった、熱中症を予防するメッセージを紹介しました。続いて、さまざまな対策が紹介され、日本介護支援専門員協会の森上淑美副会長が「高齢者は炎天下だけでなく、室内でも夜でも熱中症になりやすい。お茶や果物などで水分をこまめにとったり、エアコンで温度管理をしたりするよう、周りの声かけが大切だ」と呼びかけました。キャンペーンでは、全国各地の店舗で高齢者などに声をかけたり、飲料水の販売コーナーにポスターを貼ったりするということです。記録的な猛暑となった去年は、7月から9月に1600人余りが熱中症で亡くなっています。環境省などは、キャンペーンに参加する企業や団体をさらに増やし、国民的な運動に結びつけたい考えです。

2011年6月8日 NHK


涼しいうちに冷静に考えれば、暑い時には「声」なんてものをかけるよりも水でもかけるほうが理にかなっているわけですが、原発の必要性を訴えるためには「高齢者」の一人や二人の犠牲は織り込み済みである、と考えるならば、やはりかけるのは「声」に留めるべきなんでしょう。しかしそれではあまりにアカラサマだ、というので「飲料水の販売コーナーにポスターを貼ったりする」ことにしたようですが、年寄りが金出して水買うかというとこれが買わないのですから願ったり適ったりです。

実際のところ、期待されているのは「パニック」の軽いヤツ、てゆーか夏に向けて「節電」に不安を持たせるのが狙いであります。今年の夏をなんとか無事に、というのはこの場合「節電」によるほどよい「被害」を出して、という意味ですが、そういったような意味でひとつ「無事に」乗り切らなければ、原発は全て停まってしまうのです。

民主幹事長、原発の再稼働「首相がしっかりを道筋を」


 民主党の岡田克也幹事長は9日午後の記者会見で、原子力発電所の定期検査後の再稼働について「菅直人首相がしっかりと再稼働について道筋を付けてほしい。海江田万里経済産業相と安全確保を大前提に、動かしていく努力をいただきたい」と語った。

 再稼働が進んでいない状況については「全てが止まってしまっては電力供給が需要に対して足らなくなることは明らかだ」と指摘。国内の全原発を停止すべきだとの意見に対しては「国民に対し計画停電のような状況が日常的に日本中で起こりうるときちんと説明する責任がある」と述べた。

2011年6月9日 日経QUICKニュース


このように岡田さんも必死であります。脅し文句はやはり「停電」でありますが、時事通信社によれば岡田さんは「首相がいろいろ言ったことが、(原発を抱える)地元で再稼働をさせる上で一つの障害というか、マイナスになっているという話がある」と、忌憚のない御意見を吐露された模様です。これで菅さんが辞めなければならない立場に追い込まれた理由が明らかになりました。菅さんはやるべきことは何もしなかったかわりに、言ってはならないことを言ってしまったようです。

気象庁が今年の夏の気温について何を言おうともそれは「天気予報」でしかありませんが、それだけに当たる可能性がないわけではありません。しかし「再稼働について道筋」がつくならば、今年の夏は例年にない冷夏となる可能性があります。そこは「天気予報」ですから、柔軟に対応することが出来るでしょう。

いずれにしても僕たちに突きつけられているのは原発を受け入れるか、それとも熱中症で死ぬかです。いずれにしても死ぬわけですが、ここで対立関係が導入されています。原発を受け入れれば、その事故による被害は若年層を中心とした層に現れるでしょう。しかし受け入れない場合、危険があるのは高齢者であるとされています。国民は「高齢者」と「若年者」に分けられ、お互いがお互いにとって人質に取られているわけです。

これは巧妙、いや実は常套手段、よくある話だ、と言ってしまえばそれまでですが、夏はみんなにやって来ます。そしてそれは少なからず暑いものであるのが常なのです。「脱原発も彼岸まで」と見込まれているのであり、それが分からない奴等は「年寄りを見殺しにする人でなし」と看做されることになりますからお楽しみに。


posted by 珍風 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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