2011年06月26日

メタモルフォセス福島

誰も書かないので僕が書きますが、これはミュータントに駄洒落みたいな名前をつけて喜んでいるダウン症の男女が登場するACの例のアレのことであります。

ところで学者先生によれば放射線による染色体の損傷は「修復」される「はず」ですが、胎児の場合にはその様な細胞は「修復」されることなく、胎児の死すなわち流産とか死産をもたらすことになっているようです。

なかなかどうも好都合な自然の神秘でありますが、いわば学者先生樣は「希望」を語っているのです。今は「希望」が大切な時なのですから、多少デタラメでも無責任でも真っ赤なウソでも何でもいいわけです。

実際のところ核事故による先天異常の発生は、先天異常発生の総数の増加としてしか捉えることが出来ません。個々の奇形児の出生についてその原因が事故のせいであるとは確定出来ないのです。したがってそれは「ない」と言うことが事実と違っても誰にもバレません。

学者先生樣連中にも生活というものがありますし出世もしたいわけですから仕方ありませんが、それとは無関係にこれから胎児の異常が多数発見される可能性があります。これは現場でマジメに働いている産婦人科医にとっては、難しい対応を迫られる機会が増えるということになるわけで

エコー検査も「出生前診断」…産科婦人科学会


 日本産科婦人科学会は25日、妊婦や胎児の状態を調べる超音波(エコー)検査について、「出生前診断」に相当すると位置づけ、検査で胎児の異常を見つけようとする際は、インフォームド・コンセント(医師による十分な説明と妊婦の同意)が必要などとする指針を打ち出した。

 エコー検査は、胎児の発育経過などを調べるため、妊婦健診ではほぼ全員に実施されている。近年は画像精度の向上により、ダウン症など一部の染色体異常の可能性もわかるようになった。

 しかし、医師や妊婦にエコー検査が出生前診断になるとの認識が薄く、検査後、医師から突如、異常の可能性を告げられ、妊婦が戸惑うケースが少なくない。

 このため、同学会が発表した指針は、エコー検査も出生前診断にあたると明記。異常の可能性がわかった場合にも、告知する際は「あくまで可能性にすぎず、確定したわけではない」などと説明することを医師に求めた。その後の妊婦への支援も必要としている。

2011年6月25日 讀賣新聞


エコーやる前に、赤ちゃんの異常とか奇形とか見つかるかもしれないから覚悟するように妊婦さんによく説明しなければなりません。何故かというとそれが見つかるからですが、後になってビックリさせるのは差し障りがあります。まあビックリする場合には既に差し障りがあるんですが。

実際にはインフォームド・コンセントの有無に関わらず異常が発見されれば妊婦は「戸惑う」に決まっているのですが、この場合医師は状況が不確定であることを強調しなければならないようです。トンデモナイ国策のおかげで無用の苦労を強いられる医師にとっては、このような対応によって幾分かは責任が解除されて気が楽になる可能性がありますが、確定したわけではありません。

一方で確率に当たった可能性が不確定に存在するところの妊婦自身にとっては、このような「告知」はその「戸惑い」を深めること請け合いであります。そこで学会としては飽くまで「不確定」な態度を保持したままではありますが、「支援」が必要だと言っています。人工的に妊娠を中絶するかも知れませんし、妊婦に強い不安を与えることによって異常がある「可能性」のある妊娠は自然に中絶する可能性がありますが、いずれにしても妊婦にかかるプレッシャーは相当のものでありまして、いかなる「支援」によっても妊婦の生存を維持するのが精一杯というところでしょう。


posted by 珍風 at 06:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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