2011年07月04日

いのちがおちけりゃにちぇんえんだちぇ

20年後の電気料金、原発撤退なら月2千円増


 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、原発存続の行方が注目される中、日本学術会議の分科会(委員長=北沢宏一・科学技術振興機構理事長)は、原発の撤退から現状維持・推進まで六つの政策の選択肢ごとに、標準家庭(1か月約6000円)の電気料金が、どれくらい増えるかの試算をまとめた。

 原発を放棄し、太陽光などの再生可能エネルギーに移行した場合の負担は大きく、逆に維持すると負担は小さくなるが、同分科会は、今後、原発の安全規制が強化され、存続しても負担増になる可能性もあると指摘。秋にも最終報告をまとめる。

 試算は、エネルギー政策の議論に役立てるのが狙い。政府や大学などが公表する発電コストのほか、温室効果ガス削減の国際的取り組み、15%の節電、人口減少、原発の安全対策などにかかる費用をもとに検討した。選択肢は、大きく分けて原発の「撤退」、全発電量の約30%を原子力が占める「現状の維持」、50%まで拡大する「推進」。撤退は、全原発停止の時期によって4ケースに分けた。

 現在、稼働中の原発が定期検査を迎える来夏までに全原発が停止した場合は、火力発電に切り替えた後、温室効果ガスを減らす再生可能エネルギーの比率を高めていく。国際的な削減目標を達成するための対策が本格化する2030年には、標準家庭1か月の電気料金の上乗せは、2121円と算出した。

2011年7月3日 讀賣新聞


「原発の安全規制が強化され、存続しても負担増になる」場合の「試算」はしてないようなんですが、それも当然でしょう。「村人」たちは、もはやほとんどの村外人が「安全神話」から脱却してしまったと考えているみたいです。

実は「安全規制を強化」して原発を存続するのがいちばん損です。原発は安全規制を強化したからといって特に安全になるというわけではありません。その一方で電気料金は上がるそうですから何の意味もありません。

日本学術会議が推奨しているのは、安全性については現状の極めて高いリスクを維持しつつ原発を存続するというもので、そうすることによって各御家庭では月2000円の節約になると言われております。

まあ生きるか死ぬかの問題ですが、「月2千円」をどう評価したらよいでしょうか。これは毎月東電にナイフを突きつけられてカツアゲをされる、そのたびに2千円を渡すと命は助けてもらえるが、2千円をケチるとブッスリいかれる、という状況に近いものがあります。まるで幼稚園児のカツアゲのような金額で、そんな小さい子まで、大変にどうも治安の悪い国ですが、ヤクザ者が政治も警察も産業も支配しているのですからどこの国の話だ。

冬も西日本中心に5社が電力不足 経産省、原発停止で試算


 経済産業省は2日までに、定期点検などで停止している原発が再稼働しない場合、東北電力、関西電力、北陸電力、四国電力、九州電力の5社が、今年12月から来年2月ごろに4〜20%程度の供給力不足に陥るとの見通しをまとめた。不足する供給量は約570万キロワットとされる。

 定期点検入りする原発が相次ぎ、再稼働が実現しなければ電力会社の供給力は低下するため、各社は休止している火力発電所の再開を急ぐ。火力などの供給力が拡大すれば、需給格差は縮小する見通し。

 同省は原発をすべて火力発電で代替した場合の燃料コストの増加は、原発を運転する電力9社の合計で年間3兆円を超えると試算。

2011年7月3日 共同


ヤクザ者なんで恫喝をします。「2千円を出さない奴は助けない」とか「書いたら終わり」とか言うわけですが、書かないで放送しちゃう場合もありますから要注意であります。今から冬の話をしているのには笑っちゃいますが、「電力不足」も誰にも信用されていないようです。その証拠に東日本では「罰金」で脅かしているのです。

罰則を設けることによって大口需要家は、あたかも電力が不足しているかのように振る舞う必要があるわけですが、ここら辺の事情は大阪の橋下さんが詳しいようです。人々に馬鹿げた振る舞いをさせるのに罰則ほど大切なものはありません。誰もが一緒になって面白がってくれるわけではないのです。

いずれにしても経済産業省の「試算」によれば「年間3兆円」が皆さんの命の値段です。これだと国民1人につき月2千円になりますから、日本学術会議の試算と比較すると「再生可能エネルギー」のほうが「火力発電」よりも効率的である、という驚くべき結果が導かれます。いわゆるひとつのテキトーな数字というわけです。何を信じればいいのか分からないわけですが、何も信じる必要はありません。目の前に突きつけられたアルファナイフとベータナイフとガンマナイフだけを信じていれば良いのです。


posted by 珍風 at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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