2011年09月02日

なのはなだより

県暴力団排除条例:「暴力団を恐れない」 施行前に県民大会 /千葉


 県民と民間事業者らが一体となって暴力団排除を目指す「県暴力団排除条例」の来月1日施行を前に、条例施行を記念した県民大会(県と県警など主催)が25日、千葉市中央区の県教育会館で開かれ、市町村の担当者や経済団体関係者ら計約450人が参加した。

 同条例は、暴力団事務所への少年の立ち入りや、学校周辺への組事務所開設などに罰則規定を設けて厳しく対処すると規定。事業者に対しても契約の際、相手が暴力団員でないことの確認を求める努力義務を定めている。

 大会で、森田健作知事が「県民が暴力団排除を自らの責務として認識することが大切。より一層の尽力を」とあいさつ。全員で「暴力団を恐れない」などとする大会宣言を読み上げた。

 県警によると、県内の暴力団は昨年末で115組織あり、計約2500人の組員と周辺者がいる。ここ数年、人数は横ばい傾向で「暴力団撲滅には民間の協力で資金源を絶つことが重要」(県警幹部)としている。【中西啓介】

2011年8月26日 毎日新聞


オジサンの若い頃は「暴追」とか言っていたものですが、最近では「排除」なんだそうです。しかしよく考えてみるとヤクザさんは既に「排除」されているんですから、これをまた「排除」するとなると、どうなるのか。こっちに戻ってきてしまうのではないでしょうか。

この点について、千葉県はさすがというか呆れたもんだと言うか、ポスターやチラシが雄弁に語っています。
千葉県暴力団排除01.jpg
なんと「排除」とは海に落っことして溺死させることです。オジサンの若い頃は誰かの足元をコンクリで固めて海洋に投棄するのがヤクザだと思っていましたが、最近では海に放り込まれるのはヤクザの方です。千葉県民諸君も随分とあか抜けたもので、みんなでヤクザを崖っぷちに追い詰めて、棒やなんかで押して海に落とすのです。

TVドラマだと悪い人が海に落ちれば、船越英一郎の頭髪が寂しく風になびいてそれで終わりですが、現実には厳しいものがあったりします。残念ながらヤクザさんは溺れて死に、伊勢エビの餌になったり膨れ上がって海岸に打ち上げられると決まったものではないのです。最近流行っているではないですか。海は海賊のものです。

それはどうだか分かりませんが、このポスターが語っていることはそれだけではありません。そこには千葉県民の海洋に対する意識の変化が物語られていると言って良いでしょう。千葉といえば水産県です。銚子とか勝浦とか鯛の浦があり、海中公園なんかもあるくらいですから、海は県民諸君の親しい生活の場なのです。

てゆーかオジサンの若い頃はそうだったんですが、最近では房総の海はヤクザの処分場です。海岸も港も、去年の海水浴場のようにヤクザ死体が芋洗い状態でひしめくことに、もはや県民は異論を唱えることはありません。海にはもう、他に使い道がなくなったのです。汚染された海にはヤクザこそが相応しいのです。

ここでヤクザさんに特徴的な「入れ墨」というものが、元来は漁業者における水死体の識別の役に立っていたことを指摘して、海とヤクザとの間に存在する親和性を云々してみるのもオモシロいのかも知れませんが、実際のヤクザはみんながみんな泳げるわけではありません。学校のプールが嫌いでグレた人もいるくらいです。

しかし実際のところ千葉県民の意識がそれを受け入れたとしてもヤクザをいちいち溺死させるのは大儀であります。そこで「資金源を絶」たれたヤクザさんは、なんのことはないただの犯罪者になるわけで、細かくセコいシノギを余儀なくされることでしょう。「事業者」とかではない一般の県民諸君もこれからは夜道で7千円くらい取られたりするのです。

多くの法律がヤクザさんのための「犯罪」領域を守っています。例えばクスリとか売春がそれで、それなしでは世の中はやっていけませんが、ヤクザ以外の人がキノコを売ったり援助交際をしたりすることは非難されます。ヤクザが可哀想だからです。「排除」とは、ヤクザにはヤクザの仕事があるんだからそれに専念してろ、ということでもあるでしょう。

デモ隊の排除やスト破りなどは今や流行らないお仕事であるようなのは情けない話ですが、もちろん核発電もヤクザなしでは1日たりとも動きません。何が大事といってウランやプルトニウムも大事かも知れませんが、ヤクザさんはとても大切です。殊に事故の収束にはヤクザが欠かせません。履歴を隠して被曝し続け、白血病で死ぬまで働く人を見つけて来るのはヤクザの仕事です。面倒な募集や労務管理から東電を解放するのがヤクザです。

ところが千葉県ではこの貴重なヤクザを獲りもしないし獲っても喰えない魚の餌にしてしまおうと言うのですから、大したものであります。それは社会から薬物乱用と売春と核をなくそう、と言っているのと変わりません。クスリやウリは素人でも出来ますが、核発電はちょっとそこらの女子高生が駅前でお菓子を食べながらやってのけられるようなことではありませんし、東電が直接作業員を雇用するはずもありません。したがって千葉県は、クスリからの「離脱」と女子高生の「脱衣」とともに、事実上「脱原発」をここに宣言したものであります。しかもこのような「脱原発宣言」は、全国の自治体で相次いで行なわれているのです。


posted by 珍風 at 06:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。