2011年09月07日

東電の社員を見つけ次第しっかり回収しますか?

東京電力、電気料金を詐取


 「東京電力」のリストラ策を検討している経営・財務調査委員会によると、過去10年分の電気料金の原価を調べた結果、複数の項目で常に見積額が実績を上回っていることがわかった。東京電力が電気料金を必要以上に高く設定していた可能性がある。

 下河辺委員長は6日の会見で、電気料金の原価について「こんなものまで入れるべきなのかという項目もある」と指摘し、原価の内容をさらに詳しく調べる考えを示した。

2011年9月7日 日テレ


会社更生とか倒産に詳しい下河辺和彦さんが調べたところによると、電気料金原価見積額が実績を上回っている場合が多いうえ、アヤシイ項目も「原価」に入っているそうです。10年分を調べて10年分が全部そういう状態であるようで、東電はこのような「乖離」を認識したまま放置していた疑いがあります。

そこで電気消費家は過大な電気料金を騙し取られていた可能性があるのですが、さすがの日テレでも上記のような見出しは付けないわけで、本当は「東京電力、電気料金を高く設定か」という穏当なものです。「高く設定」では意味がよく分かりません。

一番分かり易いのがおそらく皆様のNHKで、「電気料金割高か」というものです。ここでも「か」が邪魔ですが、夏にはつきものというものでありましょう「か」。

一方かなりボカした見出しをつけているのはやっぱり『讀賣新聞』さんでして、「東電の電気料金算定根拠見直す必要」という、どっちつかずの他人事のような書き方をしているのはプルトニウムでも飲んで頭が狂ったせいかも知れません。ちなみに「乖離」にフリガナを振ってくれているのは親切というかなんというか、ナベツネさんが読めない漢字にはフリガナ、という習慣があるらしい。

もっとも凶悪なのは『日本経済新聞』でして、「「電気料金、原価の透明性向上を」 東電調査委 」という東電に優しい見出しに、記事の内容は「特定の費用項目で、10年にわたって恒常的に計画が実績を上回っていたことなどから、原価の内容が不透明との意見が出たとみられる」という、何が起こっているのかサッパリ分からない頓珍漢なシロモノです。

それぞれ社風というものが反映されていて微笑ましく、「ヨタ」を書き散らすという「ブンヤ」の本来のあり方に立ち返ったものであると言えるでしょう。しかしながら、考えてみると今までの「原価」が本当に高すぎたかどうかはわからないのです。

たしかに「原価」の一部は高すぎたわけですが、「原価」の総額では合っている可能性があります。つまり逆に見積もりが低すぎる「原価」が存在する可能性があるのですが、他の項目を高く見積もることによって本来は高い項目を低く見積もって総額を合わせているということがあるのではないでしょうか。

おそらくその、低く見積もられた項目とは「原発」関連です。核発電はコストが安い、てゆーか安くなければならないのですから、高くても安く見積もる必要があったことは疑いありません。

そこで、核発電を停止して、その分の電力供給を全て火力発電でまかなうとして、その結果燃料費が増えるとしても、仮に核発電所が全く存在しないとすれば「原価」総額としては下がる可能性があります。つまり電気料金は「脱原発」によって下がります。

しかしながら現状では核発電所が存在し、発電しなくてもカネを喰うことになっているうえ、ただちに核発電を全面的に停止するとしても福島第一の事故の処理、その他全原子炉の廃炉費用、数年後の地震の際に廃炉が間に合わなかった原子炉で発生する新たな事故の処理など、無駄なコストがたくさん必要なのです。もっとも、過去10年のみならずおそらく最初から高すぎる電気料金を取ってきたんですから、なんとかなるでしょう。足りなければ下河辺さんに、退職金をごっそりもらった連中に損害賠償請求をしてもらえばよろしい。


posted by 珍風 at 06:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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