2011年09月18日

夏のタイムマシン

原発ゼロでは経済停滞…福井4首長が無理心中


 国内最多の原発14基が立地する福井県の敦賀、美浜、おおい、高浜の4市町でつくる同県原子力発電所所在市町協議会は17日、臨時の意見交換会を開き、原子力発電を今後も重要なエネルギー源として位置づけるよう、国に求める方針を決めた。

 福島第一原発の事故を受けた政府のエネルギー政策の見直し論議に、原発立地自治体の立場を反映させたい考えという。

 敦賀市の河瀬一治市長、美浜町の山口治太郎町長ら4首長が、高浜町内で会合。県内には運転30年を超える原発が8基あることから、野田首相の「新増設は困難」「寿命がきた原発は廃炉に」などといった発言を取り上げ、「原発がゼロになると地元経済が停滞する恐れがある」「住民に雇用の不安が広がっている」とする声が相次いだ。

2011年9月17日 讀賣新聞


死にたい人が死ぬのは一向に構わないわけです。自殺予防週間は前日の16日の終わっていますから何の問題もありません。とはいうものの、新小岩駅じゃないんですから他の人をマキゾエにするのは感心できません。イザというときには「敦賀、美浜、おおい、高浜の4市町」の「地元経済」の為に死ななきゃならん人が随分と広範囲に多数存在すると考えられます。

例えば福島の例について菅さんが今更になって何かを言っているわけですが

原発事故、首都圏も「死の町」に 菅氏、最悪予測を隠蔽


 菅直人前首相は18日までに共同通信のインタビューに応じ、3月11日の東京電力福島第1原発事故発生を受け、事故がどう進行するか予測するよう複数の機関に求め、最悪のケースでは東京を含む首都圏の3千万人も避難対象になるとの結果を得ていたことを明らかにした。

 発生直後には、現場の第1原発の担当者と意思疎通できないなど対応が困難を極めたことを強調。原因究明を進める第三者機関「事故調査・検証委員会」(畑村洋太郎委員長)は菅氏から事情を聴く方針で、事故対応をめぐる発言は、再発防止の鍵になりそうだ。

2011年9月18日 共同


半年もしてから言われても困るわけですが、鉢呂さん流に言えば首都圏も「死の町」になる可能性があった、というわけです。てゆーか、首都圏は現在「死の町ではない」のかどうか、実際のところよくわかりません。まあ人が沢山いることはいますから厳密に言って「死の町」には当たらないのかもしれませんが、どうせ本当のところは菅さんのように後になってから言うんでしょう。

ところがこの「死の町」というのが、実は鉢呂さんのオリジナリティ溢れる表現であったわけではない、ということがバレましたんで鉢呂さんは二重に気の毒です。

鉢呂氏発言に盗作疑惑 「死の町」発言はモノマネ 


   鉢呂吉雄経済産業相が辞任に追い込まれた、いわゆる「死の町」発言。だが、4か月ほど前にも鉢呂氏同様、原発周辺地域を「死の町」と表現していた大臣がいた。

   しかしこの時は、発言に対する非難が起きた形跡はない。一方、さかのぼること25年前のチェルノブイリ原発事故の際には、マスコミが「死の町」と使っていたケースもたびたび見られる。

「本当に町全体が死の町のような印象をまず受けました」

   これは鉢呂前経産相の発言ではない。2011年5月16日に開かれた参院行政監視委員会で、当時の細川律夫厚生労働相が、民主党・石橋通宏氏の質問に答えたときのものだ。石橋氏は、細川氏が5月7日に東京電力福島第1原子力発電所を訪問して事故処理にあたる原発作業員に会い、現場環境を視察した件に触れて「政府の責任として作業員の皆さんの命、健康を守るんだという思いについて、改めて大臣のご見解をお願いしたい」と促した。

   細川氏はこれに応じ、原発作業員の拠点として使われているサッカー施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)から福島第1原発にマイクロバスで行く途中、人影が全く見えない風景に接して、冒頭の発言につながったとした。その後、現場で作業員を激励したエピソードを明かし、作業員の健康管理について「しっかりやっていきたい」と結んでいる。

   鉢呂氏の場合、福島第1原発を視察後に周辺の自治体について「人っ子1人いない、まさに死の町」と話したが、現地の感想を語った内容としては細川氏と大差ないようにも思える。異なるのは、鉢呂氏が記者会見の場で報道陣にダイレクトに語ったのに対して、細川氏は国会の委員会で、議員の質問に答えたという点だ。

   それにしても、細川氏の発言の際には特に問題視されたとは思えない。当日、行政監視委には野党議員も出席しているが、その場で訂正を求めたり非難したりといった記録は残っていないようだ。大きな騒動に発展したわけでもなく、細川氏は菅内閣が総辞職するまで厚労相を務めあげている。

チェルノブイリ事故でも新聞記事に「死の町」

   「死の町」という言い方ではないが、住民がほかの土地へ移ったため無人化したという意味の「ゴーストタウン」という言葉は、東日本大震災の被災地や福島第1原発の周辺地域を指す表現としてたびたび、国会の委員会で使われている。例えば2011年4月5日の衆院総務委員会で、自民党の吉野正芳氏は出身地の福島県いわき市について、原発事故後「一時期ゴーストタウンになりました」と説明。また6月6日の参院決算委員会でも、新党改革の荒井広幸氏が、被災地となった宮城県仙台市の状況について「31か所、2100戸の住宅が大変な被害に遭って、そこにいるわけにいかないのでゴーストタウン化しているし……」と話した。いずれも現地の状況を示したもので、「住民感情を逆なでした」などと非難されることはなかった。

   マスコミでも、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の報道で「死の町」という言葉を記事に載せている。事故の翌年に大手各紙は現地に記者を送ってルポを掲載しているが、原発近くにある地域を指して「人影ひとつ見当たらず、完全に『死の町』と化し」(毎日新聞)「約千人の作業員が15日交代で周辺の放射能汚染の除去作業などに当たっている『死の町』である」(読売新聞)と表現した。

   鉢呂氏の場合、「死の町」のみならず、記者に向かって「放射能をうつす」といった趣旨の発言をしたことも伝えられたため、一連の不適切発言の責任をとる形で大臣の座を降りた。だが「死の町」という言い回しについては、新聞の投書欄やインターネットで「深刻な事実を率直に表現しただけではないか」という疑問や、「誰が死の町にしたのか」と原発事故そのものに対する責任を問う声もある。

2011年9月15日 J-CASTニュース


鉢呂さんを陥れたのは「知的財産権」を侵害された細川さんなのかも知れませんが、「死の町」から「死の町」に至る宇宙の端から端までの長過ぎた旅の途中で何かが起こった可能性があります。それは例えば最大の被害を受けるはずの地元が原子炉の稼動を求めたりするような倒錯行為が発生するかと思えば菅さんが早くも「歴史の証言」のようなことを口走ったりするような事態です。

これはいわゆる「ウラシマ効果」に似たものであると思われます。福井県原子力発電所所在市町協議会にとっては、福島第一惨事はあまり関係のない、いわば遠い過去の出来事のように考えられている模様ですが、菅さんにも同じことが起きています。菅さんによって、ほんの半年前のことがあたかも「歴史秘話」のように語られるでしょう。

この「加速された」時間の流れに乗り遅れたのが鉢呂さんで、ついこの間誰か他の人が言ったことだから問題ないだろう、と思ったのが大きな間違いでした。マスゴミも「早い」時間の流れに乗っていたのです。そして「死の町」などという表現を口にすることは、事故直後の「当時」であればともかく、今ではトンデモナイ悪行だったのです。

したがって鉢呂さんを襲ったのはタイムトラベルの悲劇であった、と言うべきでしょう。鉢呂さんは「未来に来て」しまったのです。しかしながらそんな「悲劇」に見舞われているのは鉢呂さんやスミスさんだけではないようです。多くの国民が自らの「遅れる時間」に苦しみ、一体全体何がどうなっているのかサッパリ分からないので今日もお酒を飲んで寝てしまいます。放射性物質のせいで自分のアタマがおかしくなったに違いない。あるいは核爆発の巨大なエネルギーが時空間の歪みをローレンツ変換でなにがなんだか。

「遅延した時間」の方から見るならば、この狂った世界は「死」がタブーとされる「日常」への大急ぎでの回帰を行なったのではないか、と疑われるでしょう。あたかも「死に神」を槍玉に挙げるように、「死」から無限の距離を置こうとすることによって「死」から逃れたことにしようとする「日常」です。惨事が遠い歴史のエピソードとなる未来時点の先取りによってさしもの大事故も「何事もなかったかのよう」であります。思えばそんな事もあったな、と遠い目をしておいた方がいいのかもしれません。

しかしながら、時間が遅れるのは亜光速とかで運動している宇宙船に乗ったりしている人たちの方なのでした。つまり主観的運動の速度が速い方が時間が「遅く」なる、ということは時間が「早い」人たちは遅い、要するにノロマとか鈍臭い人たちである、という言い方はヒドく間違っているようなのですが、結果的には正しいことを言っているようにも見えるでしょう。見えるだけです。


posted by 珍風 at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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