2011年09月19日

馬鹿が原子炉を持って来る

独シーメンス、「クラフトワーク」解散


 欧州のエンジニアリング最大手、独シーメンスは18日、ドイツのメルケル政権が原子力発電から段階的に撤退する方針を表明したことを受け、原子力発電所建設事業から撤退することを明らかにした。ロシアの原子力発電大手、ロスアトムとの原子炉分野での提携に向けた計画も取り下げる。

 シーメンスのペーター・レッシャー最高経営責任者(CEO)が独誌シュピーゲルとのインタビューで明らかにした。これに続き、同社の広報担当者は18日、同CEOの談話が事実であることを認めた。

 同社は世界的にも規模の大きい原発建設の支援を手がけた後、ここ数年は原発事業を徐々に縮小。風力タービンや太陽光発電をはじめとする持続可能エネルギー分野の事業を推進してきた。原発にも利用できる契約済みの蒸気タービンと原発施設のうち、契約済み分の建設は続ける。

 同社は高速列車や医療用スキャナー、工場の自動機器を製造。7〜9月期のエネルギー部門全体の売り上げは67億7000万ユーロ(約7200億円)と、2番目の規模を誇る。

 シーメンスは過去数十年のうち、ほとんどの期間は原発世界最大手、仏アレバとの合弁による「クラフトワーク」のブランド名で原子力発電事業を展開してきた。シーメンスは09年に同事業から撤退できるというオプション契約を行使。今年、複数の契約上の義務を履行できなかったためアレバへの6億4800万ユーロの違約金支払いを迫られた。

 ドイツでは東京電力福島第1原子力発電所で起きた事故を受け、今後数年をかけ原発から撤退することになっている。(ブルームバーグ Benedikt Kammel)

2011年9月19日 SankeiBiz


Kraftwerkは英国風に「クラフトワーク」ですが独逸ですと「クラフトヴェルグ」ですか。仏蘭西と合弁だとどういう発音になるのかわかりませんが、多分これはヤパニッシュにとっては良いニュースです。露助とのビジネスチャンスには思わずジャパニーズスマイルがこぼれるというものです。

首相国連演説、世界の「死に神」へ


 野田首相がニューヨークの国連総会で行う一般討論演説の概要が17日、明らかになった。

 東京電力福島第一原発事故の教訓を踏まえて「世界の原発の安全性を高める」ために日本が協力する方針を打ち出すほか、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)への部隊派遣に向けた手続き開始を表明するなど、世界の安定・安全のため積極的に貢献する日本の姿勢を強調する。

 演説では冒頭、大震災に対する各国の支援に謝意を表し、復興に向けた日本の取り組みを説明、防災に関する国際協力を推進する立場も示す。原発事故に関しては、世界の原発の安全性を高めるために協力する一方、日本としては再生可能エネルギーの比率を高め、中長期的に原発への依存を減らしていく考えを盛り込む方向で調整している。

2011年9月19日 讀賣新聞


日本から来るパッとしないオヤジの売りは、何と自衛隊の海外派兵と原発の輸出です。シーメンスの撤退によって、ますます「世界の原発の安全性を高めるために協力する」ことが出来るのですから、こんなに喜ばしいことはありません。日本は世界中に「死」をまき散らすために積極的に貢献します。

原発の安全を最高機密に 首相の国連会合演説案


 野田佳彦首相が22日にニューヨークの国連本部で開かれる「原発の安全性と核の安全保障に関するハイレベル会合」で行う演説案全容が18日、判明した。東京電力福島第1原発事故を受け「原発の安全性を最高水準に高める」と表明、同時に「安全でより信頼性の高い原子力エネルギーの確保は引き続き必要だ」と直ちに「脱原発依存」へ移行しない立場を明確にする。事故原因を徹底検証し、結果は国際社会への全面開示を約束する。

 また、原発設備へのテロ攻撃は深刻な事態をもたらすと指摘、核物質や原子力施設の防護・保全を図る核セキュリティーに取り組む決意を表明。

2011年9月19日 共同


原発の輸出とPKOが同列に論じられるように、核発電は軍事問題です。日本人どもはレベルが低いので知らないのかもしれませんが、そのことについては「原発の安全性と核の安全保障に関するハイレベル会合」において高度な議論が行なわれることになっているのです。そこで話し合われることが予定されているのは、「原発設備」が軍事施設に相応しい待遇を受けていないのではないかという重大な問題です。「原発」は軍隊の基地やなんかと同じであり、それなりのセキュリティが必要であるという、考えてみれば当たり前の話です。

したがってこれからは核にまつわる機密が厳重に守られなければなりません。今までもヤラセをしてみたり、事故を隠したりといった、それなりの自覚を持った取組みがなされてきたことについては一定の評価をしてあげることが可能ですが、そのうち幾らかの事例がバレているという嘆かわしい現状が存在します。

軍事問題の要諦は国家内部に国民の目の届かない領域を設けることですが、核発電もそれと同様の闇、隠れ蓑を要請します。重大な事故が発生して放射性物質が大量に漏洩したり、原子炉が爆発したりしても、セキュリティはそれを隠すことを要求します。原子炉を地下に建造するのは良いアイデアで、大爆発が起こっても「余震でした」とか言い張ることが出来るかもしれません。

このような姑息な技術では日本は世界をリードしているそうです。目先のビジネスチャンスに食いつくのはすぐれた政策であり、50年もすれば日本はマイナーで古いテクノロジーの盟主となっているでしょう。主要国が核発電から撤退した時点で日本は世界中の核廃棄物の処理の責任を負うことになります。連中が以前作り出した分も含めて押し付けられるのですからたまったものではありませんが、その頃には核発電などをやっている国でそれが出来そうな国は日本くらいしかない、という状態になっているのです。その時こそ「世界の安定・安全のため積極的に貢献する日本の姿勢」に世界中が喝采するでしょう。逃げ遅れた間抜けに。


posted by 珍風 at 07:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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