2011年09月29日

わざとじゃないのマジなのよ

データの数値「ミス」12件
志賀原発の耐震安全性評価



 北陸電力は28日、志賀原発(志賀町)の原子炉建屋について耐震安全性を評価した報告書の中で、データの数値に計12件の誤りが見つかったと発表した。北電は「誤った数値による計算結果と、正確な数値による計算結果に大きな差はなく、耐震安全性に影響はない」としている。

 国の原子力安全・保安院に提出された九州電力玄海原発の「耐震安全性評価報告書」にデータの誤りが見つかったことを受け、同保安院が今年7〜8月、全国の電力会社に同報告書のデータを再点検するよう指示していた。北電は1、2号機合わせて計約18万件分のデータの数値をチェックしたところ、1号機で6件、2号機で6件の数値に誤りが見つかった。

 データ解析の実務は原子炉建屋を建設した鹿島建設が担当したが、誤りのほとんどが「0と8」「5と6」など数字の読み間違いによる入力ミスだったという。

 北電によると、解析を行った2007年当時、北電は鹿島建設に対して複数の人間によるダブルチェック態勢などを特に要請しておらず、その結果、単純なミスが素通りしてしまったとみられる。

 北電は「現在はダブルチェック態勢を整えている。今後も引き続き再点検を行い、誤りの原因究明と再発防止策を早急に取りまとめたい」としている。

2011年9月29日 讀賣新聞


「入力ミス」には数字を誤って読み取る場合と、入力の際に間違ったキーを叩く場合があります。僕は電話と電卓のキーの並び方が違うのが気に入らない人間の一人ですが、自分の脳がその辺についてどうやって対応しているのか全く分かりません。

そういうワケなので時々間違い電話をかけることがあったとしてもご寛恕願いたいものであります。あれは仕方がありません。僕は悪くないんです。口惜しかったら電話に「ダブルチェック」機能をつければ宜しい。しかしながら今回の場合は「数字の読み間違い」なんだそうです。

「0と8」とか「5と6」って「読み間違い」し易いのです。ほとんど代表的な例であると言って良いでしょう。誰にでも思いつく、てゆーか誰にでもこのような「読み間違い」の経験があると思います。もっとも、常に数字が少ない方に間違えるというのは、ちょっとやそっとの「うっかり」ぶりではない、と言えないこともありません。

志賀原発 耐震想定で誤数値を正しく入力


 北陸電力は28日、志賀原子力発電所1、2号機の原子炉建屋が地震の力にどこまで耐えられるか、シミュレーション(想定実験)するための入力データ計7か所に誤りがあったと発表した。データ入力を委託した鹿島建設が、数値を誤入力するなどの単純ミスが原因。

 誤入力が見つかったのは、地震の力が南北方向から加わった場合、原子炉建屋の耐震安全性をシミュレーションするデータ。1号機地下1階の壁1か所、2号機の屋根6か所の計7か所が間違っていた。

 正しい数値を入力したところ、揺れの速度などが建屋内の場所によって増えたり減ったりしたことから、北陸電力は「意図的に数値を低くしたものではない」とし、耐震安全性にも「影響はない」としている。

2011年9月29日 讀賣新聞


実にどうも全くもってエラいものです。こっちの記事はミスが「7か所」しか判明していない、従ってより早く発表されたものですが、北陸電力が「意図的に数値を低くしたものではない」と言っていることから、「ミス」は「数値を低く」「間違えた」ものであることがわかります。

ここで「数字の読み間違い」は、常に「数値を低く」なるように発生したということでありますが、12件の「読み間違い」が全てそうなる、というのは、こう言ってはナンですが不可能ではありませんが中々難しいのではないかと思われます。一種の「奇跡」のようなものです。

しかも「正しい数値を入力したところ、揺れの速度などが建屋内の場所によって増えたり減ったりした」んだそうです。北陸電力としてはこれをもって「意図的に数値を低くしたものではない」ことの証拠になると考えている模様ですが、詳細が分からないので成る程そうですかとしか言いようがありません。

もっとも、後になると「誤った数値による計算結果と、正確な数値による計算結果に大きな差はな」いということになったそうです。「正しい数値を入力したところ、揺れの速度などが建屋内の場所によって増えたり減ったりした」にも関わらず、それは「大きな差」ではなかった、ということでしょうか。まあ、「計算結果」の差がいくつまでなら「小さな差」で、どれだけあれば「大きな差」になるのかは不明です。

一般に間違いを素直に認めると「正直者」との評判を頂けるので、僕などはよく「間違い」をして、それを素直に認める事にしています。毎日2〜3回はやっているので、大変に立派な人間で現代の日本では貴重な人格者であると思われているに違いありません。

北陸電力もそのような効果を狙ったものであると思われますが、あまり上手ではないようです。ミスは常に数値が小さくなるように発生し、しかも結果は両義的であって尚かつ大きな差異は無い、よかった、と言われても、正直言って困ってしまいます。実際のところ、こんな僕でさえ本当は「単なるバカ」だと思われているんですから、わざとらしいのはそう簡単ではないようです。


posted by 珍風 at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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