2012年02月01日

チューリッヒのアッチョンブリッケ

昔の人は言いました「怪力乱神を語らず」と。そういうわけで「精神的」な「健康」に問題があるらしいWHOが「健康」の定義に「spiritual」などという詐欺用語を持ち出しても「こりゃねえ、やっぱり狂ってますよこの人は。顔見てごらんなさい。目はつり上がってるしね、顔がぼーっと浮いてるでしょ。これきちがいの顔ですわ」としか思わないわけですが、誰の顔かは知りません。

低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べて応援、脱原発運動しない−初調査で判明・厚労省


 世帯所得が年200万円に満たない人は、比較的高い収入のある人に比べて野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活に問題がある傾向があることが、厚生労働省が31日公表した国民健康・栄養調査で分かった。


 調査は国民の食事や生活習慣を把握するために毎年行われ、今回は初めて所得との関係を調べた。厚労省は「低所得者には生活を改善する時間的余裕がないとの指摘がある。これまでは健康増進のために個人の行動を変えようとしてきたが、今後は社会環境の整備も必要だ」としている。

2012年1月31日 時事


ビンボー人だって運動している、と言う人もいるでしょう。会社に行くと椅子に座っていても手のひらや背中には冬でもじっとりと爽やかな汗がべっとり。一方、ビンボー人の家にはデブ女がいるんだそうですが、まあ確かに言われてみればその通りなので文句を言うつもりはありません。しかしながら所得が低いほど疾病に罹患することが多く、寿命が短い、なんてことは今更言うまでもないでしょう。「健康」は社会的因子によって規定されることが知られています。

日本では代表的な疾病を1996年以来「生活習慣病」と呼んでいますが、これは当時厚生労働大臣だったコイヌミがキ印教徒の日野原重明さんの中々ナイスなアイデアを採用したものでした。この「小泉改革」は、疾病の主要な原因を「生活習慣」に求めることによって「健康増進」に対する政府や企業の責任を解除することが当面の目標でした。これによって労働コストが低下することが期待されたのです。ビンボー人は自ら自分の「生活習慣」を「改善」することによってより効率的な労働機械になるでしょう。これは労働の非正規化や賃金の低下などの「効率化」の一環であります。

ところが翌々年の1998年にはWHO欧州地域事務局が「健康の社会的経済的決定要因」に関する「ソリッド・ファクツ」を公表していますから、コイヌミ改革は時代遅れの滑り込みに過ぎなかったわけですが、なにしろ日本は田舎なもんですから、政府が「社会環境の整備も必要」だと認めるまでに14年かかってしまうのでした。

まあいずれにしてもその目指すところはビンボー人が故障したりしないでよく動く、ということですし、そのコストについては「消費税」という形で、やっぱりビンボー人が自分で負担するわけですから「今後」も同じことです。

しかしながら、ビンボー人における「生活に問題がある傾向」が、直ちにある種の疾病に繋がっているかというと、ちょっとアヤシイものだったりします。少なくとも所得の高い人が病気から解放されているわけではありません。てゆーか「先進医療」のような高額な医療商品が成立する程度には、金持ちの病人も沢山いるわけです。そのかわりビンボー人は医療からは解放されているようです。

とはいえ、ビンボー人に限って居住の自由が実質的に存在しませんから、住んでいる場所が汚染されていようがおいそれとは引っ越し出来ないという「生活の問題」が存在します。食糧についても汚染されていないものを選択する情報と時間と資力に欠けることが多いでしょう。これが今後ビンボー人の間で多くの疾病を生み出すことが予想されています。この問題を如何にして「解決」するか、厚生労働省はあげてこの「課題」に取り組んでいる模様です。

まあその「解決」というのは要するに「みんなビンボーのせいや プルト君ちっとも悪うない」という話しになっちゃうわけですが、だからこそ「健康」に気をつけよう、というのが労働の効率化を目指す厚生労働省の偽らざる気持ちであることも事実でしょう。目一杯働いて、働けなくなったら迷惑をかけないように消え失せて欲しいものです。核汚染環境化で人生の非正規化がますます進行し、ビンボー人の存在自体がパートタイムになるのは誠に好都合ですが、一方でビンボー人にはその惨めな人生が比較的早く終わるという「救い」があるわけですから死ね死ね死んでしまえ。


posted by 珍風 at 13:46| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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