2012年04月06日

甘い言葉で暗い道

小沢元代表に橋下氏賛同 消費増税、断固反対


 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は5日、閣議決定された消費税増税関連法案に関し「消費税が社会保障の財源に充てられるのは断固反対だ。反対している小沢先生に頑張ってもらいたい」と述べ、増税法案に反発する小沢一郎元民主党代表への賛同を明言した。

 次期衆院選をにらみ、小沢氏との緊密な関係をアピールする狙いもありそうだ。

 市長は「今ここで消費税を上げるということは反対。地方が判断すればいい」と説明。地方交付税を国に返上する代わりに消費税を丸ごと地方の財源とし、増減税を自治体が自由に決められる仕組みに変えるべきだとの持論を展開した。

 石原慎太郎東京都知事との4日の会談に関し、維新の会の事実上の次期衆院選公約「維新八策」に盛り込んだ憲法改正要件などについて意見交換したことも明かした。市役所で記者団に述べた。

2012年4月5日 中国新聞


これは見出しが間違っていて、橋下さんは「消費増税」に「断固反対」しているわけではなく、むしろ増税には賛成であります。なるほど、田舎はそれでは困るでしょう。健康で文化的な生活をおくるためにはお金が必要です。交付金とか何かに頼らないといけませんな。米軍基地とか核発電とかを誘致すると税金が安くなりますよ。そういうのイヤな人はお金沢山取ります。

そういうわけで橋下さんの手にかかると日本中が不幸になりますが、そんな「地方交付税を国に返上する代わりに消費税を丸ごと地方の財源とし、増減税を自治体が自由に決められる仕組み」という思いつきが「小沢先生」が「考えていらっしゃる」ことと同じことなのかどうか、はなはだ疑問であります。

ではありますが、ここのところ立て続けに橋下さんがコマネズミの如く立ち回っている様が報じられているのは誠にお気の毒な次第であります。あまりにも見ていて哀れなので、マスゴミでは橋本さんが「増税」に「断固反対」しているかのようにウソを書いてあげたり、何かの動きの中心になっているかのように書いてあげているようですが、実際には橋本さんは、自分でちょこまかと回転して描く円周に囲まれた空虚の真ん中にある「中心」の周りを動き回っているというだけの話しです。

何か変な書き方になりましたが、ともかく、橋本さんは美味しいものをみんなに配って回っている様子で、そしてみんなと「緊密な関係」を築いているとでも言いたいようなのですが、まあ「美味しいもの」さえちらつかせておけば政治家は黙ってついてくるものです。それで付いて行っちゃうような人は、実際には餓鬼の頃にとっくに人攫いに曲馬団に売り払われてしまって酢を飲まされていたりするものですが、彼が自らの円周上に引きつけようとしている人々はそれぞれにそれなりの大物でありますから、そう簡単でもないでしょう。

尚かつ彼等の間には、相互に一致点がそれほど多いというわけでもありません。まあ酢でも飲ませて「骨抜き」にでも出来れば別ですが、まとめて「新党」というのも何だか最初からムリのある話しではないかという気がしないでもありません。どうもこの話しはアヤシいのではないか、と見抜く力が担当者には求められております。まあ何だか知りませんが「気勢より自衛」なんだそうで。

首相「AIJと民主党は別」 批判に反論


 「AIJと民主党はまったく別だ」。野田佳彦首相は4日の参院予算委員会で、顧客の年金資産を消失させたAIJ投資顧問とマニフェスト(政権公約)に書いていなかった消費増税を実現しようとする民主党を同一視する指摘に反論した。

 自民党の西田昌司氏が「AIJの社長は『顧客をだますつもりはなかった』と言っているが、あなたならお金を預けるか」と質問すると、首相は「預けない」と即答。西田氏がAIJと民主党は顧客や国民をだました点で同じだと批判すると、首相は「勝手に断罪されたが、まったく別だ」と反発した。

2012年4月5日 日経


自民党にも『東京新聞』を読んでおられる方がいらっしゃるようですが、もちろん橋下さんには「だますつもり」などありません。あってもそうは言わないわけですが、いずれにしても弁護士というもの、その気になれば中々どうして優秀な詐欺師であり得ます。そして今回狙っているのはあなたのお金だけじゃありません。まあお金以外なら何でも持って行ってくれてオッケーという人もいるようで、そういう人は橋下さんに投票したりするのかもしれませんが。

そうなると橋下さんの機能としてはむしろ、石原さんや平沼さんを自民党から離しておくこと、そして何よりも小沢さんを民主党から切り離すこと、ということになりそうです。すなわち「大連立」のお手伝いでありまして、そうなれば誰が何と言っても消費税率は引き上げられ、核発電は再稼働されて、基地は辺野古に「新設」されるでしょう。そういった意味では橋下さんも何らかの「功績」を残すことも夢ではありませんし、「新党」が「消失」しても「だますつもりはなかった」と言うことが出来るわけです。


posted by 珍風 at 00:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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