2012年05月13日

「国民」が二つあればこれも二股大事件

「増税、理解いただける」 小沢元代表と会談 首相前向き

 
 野田佳彦首相は十一日の内閣記者会とのインタビューで、消費税率引き上げ関連法案に強く反対している小沢一郎民主党元代表との直接会談に関し「協力していただけるなら、どなたでもお会いして説明したい」と前向きな姿勢を示した。

 首相は、小沢元代表を説得できる可能性について「党内手続きに瑕疵(かし)はないので、説明すれば分かっていただける」と強調。今国会で増税法案を成立させる決意に関しては「何としても成立させるため、しっかり説明していきたい」と述べた。

 首相は同日の衆院本会議でも、元代表を念頭に「所属議員全員が(党の)決定を尊重する義務を国民に対して負っている」と、採決では賛成すべきだとの考えを重ねて示した。

 安住淳財務相も同日の記者会見で「度重なる党内論議の議論を見れば、この場にきてちゃぶ台返しをすることはあり得ない。反対を実際の行動で示す人はいないと確信している」と反対派をけん制した。

2012年5月12日 東京新聞


前向きだろうが後ろを見ても真っ暗闇の野田政権、「度重なる党内論議の議論を見れば」、「反対」の人が沢山いるわけですが、安住さんはそれを「実際の行動で示す人はいない」と、まあ「確信」しているというわけです。「確信」の根拠は不明ですが、橋下さんみたいに「実際の行動」をさせない「ルール」でも作ったのかもしれません。

民主党は党内の「反対」すら説得出来ないようで、野党からの突っ込みどころであります。野田さんも「(党の)決定を尊重」するように言っているわけですが、これは記事に書いてあるように小沢さんだけを「念頭に」置いているわけでもないでしょう。小沢さん一人くらいなら反対しても大丈夫です。むしろ「尊重」してくれなさそうな人が一人には止まらないことが悩みのタネです。

日本アニメ史上に燦然と輝く「ちゃぶ台返し」は、「男のど根性」の象徴として平面ガエルとともに皆様に親しまれて来たものです。それはプロ野球選手を目指す少年が上腕を鍛えるために行なわれるものである、というまことしやかな説が存在しますが、考えてみればいつもそんな事をしていては腹が減って仕方がありません。もっともこれを食後の運動として行なうというのであれば話しは別です。

てゆーかそれは親父の方がやることになっていたのではないか。いずれにしても民主党の場合はどっちが「ちゃぶ台返し」なのか分ったものではありません。少なくとも国民は選挙の時に増税について意見を聞かれたわけではありませんから、民主党の議員は「(党の)決定を尊重する義務を国民に対して負っている」ワケではない様です。むしろ彼等は国民のいない所で勝手に決めた(党の)決定を尊重「しない」義務を負っていると言うべきでしょう。

もっとも、野田さんの言う「国民」が、例の「増税裁判」に回し者を送っていると言われる「新しい日本をつくる国民会議」の「国民」のことであるのであれば、野田さんの言うことももっともです。それは大資本とマスゴミによって構成される「会議」なんだそうですから、そういう「国民」に対して、ということであれば、少なくとも野打算は確かに「義務を負っている」のかも知れません。てゆーか負っています。自分で言ってますから。

とはいえ野田さんをはじめとした執行部が「国民」とどんな密約をしていて幾らで手を打ったかなどということは、一般の「所属議員」の知る所ではありません。てゆーかバレちゃ大変でしょうけど、知らないんですから「義務」感というものもなくて当然なのであります。

消費増税反対、小沢氏が強調 控訴後初、公の場


 民主党の小沢一郎元代表が12日、熊本市であった自らに近い衆院議員の政治資金パーティーに出席し「税制のいろいろな議論を否定しているわけではない。ただ、何の用意もなしにただちに国民のみなさんに大きな負担を強いるのは、選挙の時に言ったことと違うじゃないか」と述べた。

 政治資金規正法違反事件での控訴後、公の場で初の発言。事件には触れず、消費税増税に反対する姿勢をあらためて示した。

 小沢氏は「私たちはもう一度初心に帰り、国民の信頼を取り戻さないといけない」と強調。「官僚統制の政治を変え、地域主権をと訴えたが、いつの間にか忘れ去られ、大阪市の橋下徹市長にお株を奪われた形になっている」と指摘した。解散総選挙の時期については「こういう情勢だと分からない」と述べるにとどめた。

2012年5月13日 西日本新聞朝刊


あまりどうも「分かっていただけ」そうにありません。小沢さんは「国民」といったら「選挙の時」の「国民」だと思っていて、それは野田さんの「国民」とは何んだかとっても違う様です。小沢さんは(党の)将来を案じているようで、それは民主党が増税だけやらされて橋下さんに「お株を奪われる」ということを心配しているようなんですが、それこそ野田さんが「国民」と交わした約束なのではないかと疑われる所です。

そこで野田さんが小沢さんに何を「説明」するのか知りませんが、未来の橋下政権でどんなポストをあげるとかそういう話でもする気でしょうか。実際のところはともかくとして、小沢さんは国民に疑われているじゃありませんか、しかしこっちの「国民」は甘いぞ、なんて言ったりするのかも知れません。小沢さんの返事によっては「増税裁判」の行方が変わって来る、という話もするかも知れません。司法は「国民」の信用出来る武器なので、国民の信頼をすっかり失っていますが、「国民」にとっては国民など屁でもありません。


posted by 珍風 at 06:57| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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