2012年07月08日

脳がとける15の習慣

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これが一応そのアレだ、とはいうものの、正確に言ってこれは「脳がとけ」てはいません。溶けているのはむしろ頭蓋であって、溶けた頭部から溶けていない脳髄が落っこちて来ちゃっているように見えるのではないでしょうか。

もっとも、実際のところ「脳がとける」という事態を画にしてみろ、と言われたらこういう風にするしかないようにも思えます。恐らく、「溶けた脳」を絵に描いてみても、それは脳には見えないでしょう。そして頭蓋骨の中で脳が溶けていたとしても、それは外からは見えないのですから描きようがありません。

そういうわけで僕たちはこの「脳を落としている人」の画を「脳がとける奇病の絵」ということで素直に受け取っている次第です。一方で「脳が溶ける奇病」といえばフォーラーネグレリアなるアメーバが脳を食い荒らすということが知られていますが、これなどはむしろ『吸血鬼ゴケミドロ』のイメージでしょう。

あのアメーバみたいなのは、高英男さんの頭蓋内に侵入するにあたって脳を食べているに違いありません。どう考えてもそうでもしなければ狭くて仕方がないのです。もっとも、食べたところで多少嵩は減るかも知れませんが、その分ゴケミドロの腹は膨れるわけですから、事態が劇的に好転することは期待できません。恐らく、脳は額のワレメちゃんから少しずつ排泄されるようになっているのではないか。

少し汚い様ですが、そんなことでは折角の白いスーツが台無しですからそこら辺はどうなっているのかよく分かりません。いずれにしても「吸血鬼」ということですから他人様を襲わなければならないところ、怪しまれずに近づくのが常套であるはずなんですが、おでこにワレメはアヤシ過ぎるものがあります。そういう人を見たら逃げた方が良さそうです。

実際のところ脳が溶けた吸血鬼は誰にでもすり寄っていくそうで、

【社説】「闇将軍」小沢氏に日本再生のチャンス与えた消費増税


 過去20年間にわたって消費増税を政治家に働きかけてきた日本の財務省がついに、思い通りの結果を手に入れた。6月26日に衆議院を通過した法案は、現行5%の消費税率を2014年4月に8%、2015年10月に10%にまで引き上げるというものだった。官僚たちは金融危機を防ぐために必要な措置だと言うが、経済に占める政府の割合が拡大されるのも事実である。これにより官僚はさらに大きな力を握ることになる。

 この法案の可決によって得をしたのは財務省ぐらいだろう。6月6日付の朝日新聞の朝刊に掲載された世論調査の結果によると、回答者の56%は増税に反対していた。経済にとっても痛手となるはずだ。結果として、野田佳彦首相が率いる政権の余命はいくばくもなくなった。

 野田首相が代表を務める民主党所属の衆議院議員のうち57人がこの法案に反対票を投じた。野党である自民党、公明党の協力で衆議院を通過した同法案だが、参議院での可決後、両党は衆院解散・総選挙に追い込むため内閣に不信任案を提出することを明言している。

 これで優位に立ったのが、民主党内で造反を主導した小沢一郎氏である。その駆け引きのうまさから「闇将軍」として知られる同氏は民主党を離党し、新党を結成するとみられている。小沢氏への国民の支持は、4月に政治資金規正法違反事件で無罪となったこと、消費増税に長年反対してきたことなどが好感されて高まることもあり得る。

 そうなれば日本にとっては朗報である。小沢氏は減税と官僚制度改革に的を絞った新党設立のために自民党からの離反者を取り込んだり、選挙戦術を駆使したりするかもしれない。経済政策をめぐる論争がついに公の場に移され、1980年代のバブル崩壊からずっと問題を先送りにしてきた一連のコンセンサス主義の短命政権とは違う選択肢が有権者に与えられるかもしれない。

 これに似たことが起きるのではという期待感は、小沢氏の力で民主党が自民党に大勝し、政権交代が起きた2009年にもあった。しかし、初めて与党になった民主党の政治は、公的部門の組合の支持に頼っていることもあり、過去の保守的な党派政治に姿を変えてしまった。政治家が財務省の圧力に抗うのは容易ではない。というのも財務省には公共支出を各選挙区に振り分ける権限があり、これで政治家の再選を後押しすることも可能だからである。結局、消費増税をする前に行政機関を徹底的に見直し、無駄や不正を排除することを約束した民主党の選挙時のマニフェストが守られることはなかった。

 財務省の支配から脱却するには、米国の保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」のようなものが必要になろう。日本の保守的な政治制度では無理なことのようにも思えるが、勇気づけられるような兆候もある。たとえば、大阪市や名古屋市で勢力を誇っている地域政党は「大きな政府」に異議を唱え、自由主義市場原理経済派のみんなの党もまだ小規模ながら全国的な支持を集め始めている。

 増税の開始が転換点になるかもしれない。1997年に消費税率が3%から5%に引き上げられた時のことを振り返ってみよう。経済はそれまでプラス成長を示していたが、翌四半期には前期比で2.9%、年率換算では11.2%も縮小し、1974年以来で最大の下げ幅となった。好調だった輸出の伸びがなければ、その縮小幅は14.7%にもなっていたという。消費の低迷はその後も続き、自動車の販売台数に至っては減少が32カ月間も続いた。

 その影響が政治に現れるのにも長い時間はかからなかった。翌年、自民党は参議院の議席で過半数を失い、当時の橋本龍太郎首相は辞任に追い込まれた。景気がようやく回復したのは、小沢氏が当時代表を務めていた自由党が自民党との連立の条件として減税を要求してからのことだった。

 小沢氏を説得力のある改革の先導者候補にしているのは、同氏の官僚制度に対する根深い不信感である。衆議院で民主党を過半数割れに追い込むには、小沢氏は少なくとも54人の民主党議員を引き連れて離党する必要がある。

 「小沢チルドレン」と呼ばれる初当選議員にとって財務省に刃向うことは、大きなリスクとなる。そうした造反議員たちが慰めを見出せるとしたら、それは国民の間で広がっている無駄な政府支出や失敗に終わったケインズ主義的な景気刺激策に対する不信感だろう。既得権益という時限爆弾は早急に処理されるべきであり、景気回復は規制緩和によって実現されるべきである。さもないと日本はギリシャのような危機に直面することになるだろう。今の日本に欠かせないのは、こうした議論を始めることである。

2012年6月29日 ウォール・ストリート・ジャーナル


しかしこれは、むしろ巧妙な小沢攻撃ではないのでしょうか。誰が「ティーパーティー」だの「自由主義市場原理経済派のみんな」だのを望んでいると言うのか。もしそんな事になるんであれば小沢さんが支持を得られなくなるのです。これは陰謀に違いない。

かと思ったらオデコに「聖痕」のあるおにいさんはまだまだいるそうで

『小沢一郎の離党と今後の政局について』
2012年7月3日 17:08


今回の小沢氏による「離党騒動」については、主要メディアが挙ってネガティブな見解を示しているというのが現況です。


勿論、主要メディアがそうした形になるということを小沢氏自身もある意味分かっていたとは思いますが、分かっていたにも拘らず敢えてその道を選んだという彼の純粋さのようなものに今回私は驚きました。


小沢氏というのは「権力の亡者」であるかのようにマスコミ通じて喧伝され続けていますが、例えば自民党に所属していれば疾うの昔に総裁・総理になることが出来ていたにも拘らず、彼は敢えてそれを蹴飛ばしたような人物です。


要するに「権力の亡者」であるならば、普通は今回のような離党劇を演じることはないわけで、必ずしも権力だけを追及するような人物ではなく、寧ろ非常に純な人ではないかと思います。
そして彼が何に対して純かと言えば、自分自身の信念に対して非常に純な人なのであろうという気が私はしています。


小沢氏は毀誉褒貶の激しい人物であり、例えば2010年10月に検察審査会が2度目の「起訴議決」を下す前に行われた民主党代表選の時にも丁度悪い噂が流れたわけですが、今回も「妻の離縁状」とされるコピーが投票日近くに国会議員等にばら撒かれたように何か極めて恣意的なものを感じています(※1)。


今回我々が見たものは官に追随する民自公の連中と小沢一郎という政治家との戦であったというふうに私は捉えていますが、その戦いの結末が如何なるものかと言えば民主党という政党が終焉を迎えたということなのだろうと思います。


民主党は分裂したものの衆議院での「議席は251となり、与党での単独過半数は維持され」、参議院でも「議席は92となり、自民党などの会派の86議席を上回り、第一党を維持できる」というのは勿論事実ではあります(※2)。


唯、49名の議員が一挙に党を割り、その上『首相が政治生命をかける法案に異を唱えた「離党予備軍」』として反対票を投じたものの離党届を提出しなかった20名、及び欠席・棄権した15名が未だ党内に残っているわけですから、野田総理の政権基盤は著しく弱体化したということなのだろうと思います(※3)。


振り返って見ますと、民主党政権というのは「自民党では駄目ですから一度政権を担わせてください!」と国民に熱心に訴え掛け2009年夏に誕生したものの、結局はマニフェストに「書いてあることは命懸けで実行」せず、消費税増税等のマニフェストに書いていないことを一生懸命実現しようとしてきたわけです(※4)。


そして、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革についても全く以って一体改革の体を成しておらず、そうした状況の中で終焉を迎えてしまったということで、この信を完全に失った民主党という政党に対しては今後党首が誰に代わろうとも国民は二度と与党としないことでしょう。


『論語』の「顔淵第十二の七」にも政治の要諦に関して「信なくんば立たず」と述べられていますが、やはり先ずは国民との約束をきちっと一つ一つ履行するのが政権にとって最も大事なことであると思います。消費税増税については実施しないと彼らのマニフェストでも鳩山元総理も国民に言ってきたわけです(※4)。


では自民党が次期衆院選で勝ち得るのかと言えば、野党としても駄目という烙印を押された政党に対して民意が集まるというふうには考え難く、小沢氏も「オリーブの木みたいな形でやればいい」と最近言い出していますが、恐らくどの政党も大きな票を獲得出来ないという状況が生じるのではないかと思います(※5/※6)。


そういうふうに小沢氏自身も考えているからこそ、今回先ずは50人程度を固め出来るだけ多くの人間が次の選挙で勝ち抜いて行けるようにすべく、嘗ての選挙でも小沢氏が見せたある種のポピュリズムを利用しながら、それに上手く乗っかる形で数を維持して行こうとしているのでしょう。


これから後、小沢・橋下の連携という展開もあり得るかもしれませんが、小沢氏は橋下氏を橋下氏は小沢氏を夫々利用すれば良いと思いますし、2人が手を組めば一つの革新が生まれるのではないかという気もします。


即ち、今の日本を救うのは大幅な規制緩和による構造改革以外にないと私は考えており、民主党政権では為し得なかった政官財及びマスコミといったものの癒着構造を叩き潰すということ、あるいは私がずっと指摘し続けている「農地法」(法令番号:昭和二十七年七月十五日法律第二百二十九号)等の戦後直ぐに作られたような法律の抜本的な改正といったことも含め、革新が生まれるのではないかというふうに思うのです(※7)。


今回の小沢氏の一連の言動について賛否両論あるとは思いますが、メディアにおける逆風が吹き荒れる中で党を割ったということで「小沢には信がある」というふうに見た人も結構いたのではないでしょうか。
少なくとも自身の主義主張を簡単に曲げてマニフェストに書いてあることは実行せず、何も書いていないことを政治生命を掛けて実現しようなどという人間よりも、小沢一郎という人物の方が評価が出来ると私は考えています。

参考

※1:Yahoo!ニュース「民主党・小沢元代表の政治資金問題」

※2:2012年7月2日ニューズウィーク日本版「小沢氏ら50人が離党届、民主党分裂」

※3:2012年7月3日日本経済新聞「小沢系、対応分かれる 山田元農相ら離党届出さず」

※4:2012年5月7日北尾吉孝日記『今後の政局と消費増税・TPP』

※5:2012年4月17日北尾吉孝日記『トップの資質』

※6:2012年7月1日YOMIURI ONLINE「小沢新党との連携、石原氏・維新は否定的」

※7:2011年8月23日北尾吉孝日記『民主党代表選と小沢一郎』

北尾吉孝日記


どうも何か勝手な妄想を書いているようですが、これは北尾さんの希望的観測でしかありません。「革新が生まれるのではないかという気も」する根拠は、なんと「今の日本を救うのは大幅な規制緩和による構造改革以外にないと私は考えてお」るからなのですが、残念なことに北尾さんの脳は小沢さんの頭の中には入っていないのです。どうして自分の考えに従って他人が行動すると考えることができるのか、よくわかりません。

まあ、脳が溶けちゃった人の言うことですからアレですが、「自由主義市場原理経済派」とか「構想改革」だのといった連中が今度は小沢さんに取り憑いてやろうとしているようです。多分、消費税増税が他人を悪者にして都合良く片付きそうなので安心して、知らぬ顔で小沢人気に上手く乗っかる形で金持ちのための政治を維持して行こうとしているのでしょう。何だか知りませんが賢者は歴史に学ぶそうです。なるほどですね。最近「なるほどですね」って言う人がいますが何なんだアレは。


posted by 珍風 at 07:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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