2012年09月08日

国際亀頭増大比較基準

企業が世界で一番活動しやすい国をめざす 自民


 自民党は企業が世界で一番活動しやすい国をめざすとして、日本経済再生・競争力強化基本法の制定など、日本経済再生プランを5日までに発表した。



 産業投資立国と価値の創造拠点をめざし、今後5年間を集中改革期間と設定。総合特区制度を活用しながら、海外投資の促進と国内への還元、成長分野への集中的な政策投入などをあげる。



 また、科学技術を国家戦略として推進するとし、産業競争力会議を創設し、司令塔としての機能を強化するなどとしている。

2012年9月6日 財経新聞


これが悪質な冗談かと思ったら本当に自分で言っているんだから困ったものです。

企業の活動のしやすさを世界最先端にするための国際先端テスト(企業の活動を妨げる制度的障害を国際比較した上で撤廃する基準)を導入します。

「私たちには、日本を再生するシナリオがある。」自由民主党2012年
http://www.jimin.jp/policy/re/index.html


ここで「国際先端テスト」というシロモノを「導入」すると言っているわけですが、これが何なんだかさっぱり分かりません。「導入」と言うんですから、既にどっかに存在しているはずなんですが、これが自民党以外のどこにも見つからないのがミソです。

「先端テスト」というと針の先っぽの精度を測定したりするのかと思いがちで、実際これは極めてマズい命名です。たぶん元は英語でしょうが、ワザと分からなくしている可能性が高い。そうでなければ極めてマイナーな研究が元になったいい加減なシロモノであるか、今自民党で一生懸命でっち上げているところなのかもしれません。

「先端」の成長のためには、それを妨げる「障害」を切除する手術を奨める人も多いわけですが、この「テスト」とかいうやつ、おそらくスイスの「国際経営開発研究所」の「世界競争力ランキング」、てゆーか「World Competitiveness Yearbook」の「基準」に近いものなのではないかと思われます。ただしこれは外国の「企業の活動のしやすさ」を評価しているものであって、自民党の言う「国際先端テスト」ではもちろん「海外投資の促進」をもターゲットにしているわけですが、国内「企業の活動のしやすさ」を無視しているわけでもないでしょう。

まあ、ザックリ言ってTPPのことだ、と言っても構わないんですが、正体不明の「国際先端テスト」によってその弊害は確実に日本を覆いつくすであろうというのが自民党の政策です。「企業が世界で一番活動しやすい国」はまず第一にグローバル企業に取って魅力的でしょうし、すくなくとも「制度的障害」を「撤廃」してくれる限りにおいてローカルな企業にとっても同様に魅力的なのです。しかしもちろん、誰にとっても魅力的であるというわけではありません。まともに働いて安らかに暮らしたい多くの労働者に取っては、これはあまり歓迎すべき事態ではないでしょう。もちろんこれを「闘争への招待状」と受け取って元気になっちゃうという手もあるわけです。

いずれにしてもこんなことを言ってるから自民党はダメなんで、これなら勝てると事態をすっかり甘く見た民主党はモナを引っ込めてしまいました。もっとも、だからといって民主党も同じようなものです。こと総選挙に関しては、誰が勝とうが負けようが、ビンボー人はいつもどおりの敗北であることは間違いありません。


posted by 珍風 at 07:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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