2013年01月30日

春の労働葬儀

「アベノミクス」の物価上昇計画を脅かす賃金下落


木曜日午後5時の東京・中目黒。全国展開しているディスカウントストアチェーン、ドン・キホーテの中目黒本店は客でいっぱいになり始めている。この界隈にはレストランやブティックが立ち並び自由な雰囲気も漂うだけに、ビルの複数階を占めているこの店のけばけばしさは妙な感じもする。

 しかし、しつこいデフレにとりつかれて給料もボーナスも減る一方の日本において、「ドンキ」という愛称で親しまれるこの会社は、掛け値なしの勝ち組である。何しろ同社は、20年連続で増収増益を果たしている数少ない上場企業の1つなのだ。

   「ドンキ」の賑わいに見る消費者の意識

 「アベノミクス」の真価はここで試されることになる。日本の新首相・安倍晋三氏は、企業や家計がため込んできた現金を使う可能性が高まるように、この国をデフレから脱却させると約束している。

 今のところ、安倍氏は財政支出を伴う景気刺激策と金融緩和に力を入れている。同氏の計画にある「3本の矢」の残りの1本――構造改革と規制緩和――の詳細は今年の夏までに打ち出される見通しだ。
 「(デフレ期待から・・・)インフレ期待に変わらない限り、雇用は生まれないし、投資も出てこない」。安倍氏は今月、自身の経済タスクフォースである経済財政諮問会議の第1回会合でこう述べた。「10年間ずっとデフレが続いてきたのだから、そうではない(伝統的ではない)手法を今度は取る」

 25日に発表された昨年12月の全国の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年同月比で0.2%下落し、過去7カ月間で6度目の前年比マイナスとなった。安倍氏が挑む課題の大きさを際立たせる数字だ。

 一方、麺やソースがうずたかく積まれて迷路の様相を呈しているドンキの売り場でイケダ・サクラさん(36歳・主婦)に話を聞いたところ、安倍首相が公約する2%のインフレはどちらかと言えば怖い感じがするという。

 「お給料も一緒に上がってくれるんなら、まあインフレはいいことです・・・でも、そうなってくれるとは思えませんよね。景気が良くなっているという感じはありません」

   アベノミクスの前に立ちはだかる障害物

 これこそが安倍氏が直面している障害物だ。デフレと低成長が何年も続いた結果、人々は同じ状況が今後も続くという見方を強めている。またこの国では生産年齢人口が1995年に比べて約8%減少しており、市場シェアの低下を恐れる企業は投入コストの増加を価格に転嫁することに消極的だ。

 日本では労働関係の法律が厳しく、従業員を解雇することはほとんど不可能であるため、代わりに給与が引き下げられている。そのせいで需要がさらに低迷するという循環が強まっており、日本はここ5年間で3度目の景気後退に陥っている。

 給与の減少はこれまでのところ、消費者にとってそれほど過酷なものにはなっていない。1990年代半ば以降の現金給与総額の減少率は、財・サービスを最も幅広く網羅した物価指数の下落率よりも小さなものにとどまっている。

 しかし、その意味で購買力は実質的に向上しているものの、消費を喚起するには至っていない。自分の給与はこれからさらに減るのではないか、という不安感があるからだ。その結果、国民の多くは、物価が上昇すれば生活水準は低下すると考えている。

 日銀が一般の国民を対象に行っているアンケートによれば、昨年春の(燃料価格上昇による)物価上昇を認識した回答者の80%以上は、物価の上昇はどちらかと言えば困ったことだと答えている。

   目先は見込めない賃金上昇

 安倍氏のインフレ目標を渋々受け入れた日銀総裁の白川方明氏は25日、1980年代後半のバブル期においてもインフレ率は平均で1.3%にすぎなかったと指摘した。

 「性別、年齢、職業を問わず、多くの国民が望んでいる『物価の安定』とは、雇用の増加と賃金の上昇、企業収益の増加などを伴いながら経済がバランスよく持続的に改善し、その結果として物価の緩やかな上昇が実現する状態だ」と白川氏は述べた。

 早朝に放送されている人気情報番組「やじうまテレビ!」は先日、2%のインフレに「対処する」戦略を特集した。提案された対策の中には、保存食を買いだめするというものもあった。

 物価の上昇には賃金の上昇が伴わなければならない、と安倍氏は強調している。内閣からは、給与やボーナスを引き上げた企業を対象に減税を行うという構想も浮上している。

 しかし、今のところ見通しはあまり芳しくない。企業のロビー団体である経団連は今年の春に行われる伝統的な労使交渉「春闘」で、「ベースアップ」を実施する「余地はない」と断言している。景気が悪いというのがその理由だ。

 経団連は先日、企業の経営側は来年度についての議論で「企業の存続と従業員の雇用の維持・安定を最優先する」と語った。しかし三井住友銀行のアナリスト、岡川聡氏によれば、安倍氏の金融緩和発言を機に進んだ2ケタの円安・ドル高がガス・電力料金上昇の引き金になり始める日は近いかもしれない。

   収入より先に生活費が上昇する恐れも

 物価の上昇を相殺する賃金上昇が実現する可能性があるのは2014年の春闘以降だということになれば、「収入より先に生活費が上昇する恐れがあり」、そうなれば消費をさらに抑制するだろうと岡川氏は述べている。

 ドン・キホーテの創業者である安田隆夫会長は、インフレになるとの見通しは需要を喚起する「南風」だと表現し、これを歓迎すると話している。「インフレになれば物価に対する感度が高まる・・・そうすればみんな、値上がりする前に急いでモノを買わなきゃいけないという感じになる」そうだ。

 しかし、ドンキの売り場にはそれとは異なる雰囲気が漂っている。「(2%のインフレ目標のことは)ニュースで聞いたけど、どういうことだかよく分かりません」。ツジイ・チエコさん(72歳)はこう話す。「でも、心配は心配ですね。私は年金暮らしで、収入はもう増えませんから」

By Ben McLannahan

2013年1月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙


政府が民間の賃金を上げるということは出来ません。まあ最低賃金を上げることは出来ますが。この意味では「インフレ期待」で雇用が生まれるようだったら最低賃金を上げるのが必須でしょう。その他に政府が上げられるものには公務員の賃金とか生活保護費などというものがありますが、この点については「安倍のミスク」では全然逆のことをやるそうです。

もちろんエゲレスのガイジンの「日本では労働関係の法律が厳しく、従業員を解雇することはほとんど不可能であるため、代わりに給与が引き下げられている」といういい加減な思いつきに大賛成している頸断連が賃金を上げてくれるわけではありません。てゆーか実際には「給料が引き下げられ」るのを可能にしているのは「雇用は生まれない」からなんですから、企業にとっては「デフレ」もそんなに悪いことばかりじゃないと想い出かき集めカバンに詰め込む気配がしています。

「物価の上昇には賃金の上昇が伴わなければならない、と安倍氏は強調している」そうですが、いくら「強調」しても賃金は上がりません。それには労働者諸君のご協力を仰がなければなりますまい。賃金の上昇は労働者が自ら勝ち取るしかありません。それで春闘なんだそうですが

経団連会長が労働規制の見直し求める 春闘に向けて「労使フォーラム」開催


 経団連は28日、主要企業の労使が春闘をめぐり意見を交わす「労使フォーラム」を開いた。経営側を代表して講演した米倉弘昌会長は、デフレ脱却には「制度や規制の改革が急務だ」と述べ、世界的にみて厳しすぎるとされる労働規制の見直しを求めた。

 米倉会長は「規制が経済活性化の妨げになっている」とし、65歳までの希望者全員の雇用義務化など、労働規制が企業活動を妨げているとの認識を示した。

 米倉会長は「足元では円安、株高だが見通しは極めて不透明だ」とし、今春闘では雇用の確保と安定を最優先に労組側と交渉していく考え。

 また給与を増やした企業の法人税を減税する制度をつくるなど、雇用改善を後押しする内容の経済対策をまとめた安倍政権の姿勢を高く評価した。

 米倉会長と連合の古賀伸明会長が29日会談し、ことしの春闘が事実上スタートする。

2013年1月28日 産經新聞


「労働規制の見直し」と賃上げをバーターしかねない勢いですが、それだと「デフレ脱却」などは無理です。住宅や教育などがほとんど個人の経済的負担で賄われている日本では、いつクビをやられるか分からないという状況は決定的に消費を抑制するでしょう。この点実は労働者にとっては同じことで、クビになったら別の仕事に就くわけですが、その場合賃金は以前より少なくなることが多いわけですが、これはクビにならずに給料が下がっていくのと、家計に対する効果としてはそんなに変わらないわけです。

トップ会談、春闘幕開け=労使交渉激化へ−経団連・連合


 経団連の米倉弘昌会長と連合の古賀伸明会長が29日都内で会談し、2013年春闘が本格的に幕を開けた。連合は、安倍政権が唱えるデフレ脱却には基本給に賞与などを含めた給与総額の1%引き上げや処遇改善が不可欠と訴える。一方、経団連は定期昇給の見直しを示唆し連合の主張に難色を示す。労使の意見の隔たりは大きく、激しい攻防が予想される。

 会談の冒頭、米倉会長は今春闘について「労使が危機感を正しく共有し、建設的な論議を尽くすことが必要だ」と指摘。古賀会長は「デフレ脱却にはこの春の労使交渉の結果も大きなカギを握る」と強調し、賃金などの適正配分を求めた。

2013年1月29日 時事


物価が2%上がろうというのに賃金は1%で良いんだそうで、随分と控えめな要求であると評されます。さすがは日本の労働組合、これで「激しい攻防が予想される」んだそうですから見通しは暗いと言わざるを得ません。この分だと来年の春闘の頃には賃上げ要求など考えられない程に「危機」は深刻化しているでしょうけど、労働組合を潰しちゃったのも自民党なわけで、つまり調整機能を殺しちゃったんですから上手くいかなくなってしまうのも当然でしょう。今更どうしようもありません。
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2013年01月27日

犯罪甲子園

自民、教諭体罰も「いじめ」 通常国会で法案成立目指す


 学校でのいじめ問題の深刻化を踏まえて自民党が検討する「いじめ防止対策基本法案(仮称)」の骨子案が26日、判明した。教諭による体罰もいじめと位置付けたほか、死亡や大けが、長期欠席を伴う「重大事案」については隠蔽を防ぐために学校から市町村長らへの報告を義務化しているのが特徴だ。野党とも調整し、超党派の議員立法として28日召集の通常国会での成立を目指す。

 大阪市立桜宮高のバスケットボール部主将が体罰を受けた後に自殺した問題などを受け、再発防止へ法整備を急ぐことにした。

 骨子案では、教諭の体罰やインターネットの悪質な書き込みもいじめと認められる。

2013年1月27日 共同


案によると「いじめ」とは「児童、生徒に対して一定の人的関係にある者が行う心理的、物理的な攻撃で、児童らが心身の苦痛を感じているもの」なんだそうですが、これにわざわざ「体罰」も含ませるんだそうです。

「いじめ」には色々な方法がありますから、こういう定義でも良いのかも知れませんが、「体罰」てぇのは定義からして「物理的な攻撃」でしかありません。するとこれは普通「暴行罪」とか「傷害罪」になるはずです。つまり「体罰」は特に新たな立法を待たずに刑法で充分いけるわけです。

この「いじめ」の定義には逃げ道が用意してあります。「児童らが心身の苦痛を感じている」という要件があるわけですから、「児童ら」が「苦痛を感じている」と言わなければ良いのです。「苦痛を感じていない」と言えば、てゆーか言わせればオッケーなんですが、黙って殴られちゃう様な「一定の人的関係」のもとでは、そんなことはお茶の子であります。

一般的な「いじめ」でも同様であって、「苦痛を感じている」などと言おうにも言えないから自殺してしまったりもするわけです。したがって同法案における「いじめ」の定義からして、「いじめ防止対策基本法」は実効性を喪失している事が予定されていると言って良いでしょう。例外的に、被害者が自殺し、図らずも遺書等が明るみに出てしまった場合にはこの法律が適用される可能性があります。

この法の目的は「体罰」を「刑法」から守る、てゆーか「刑法」を「体罰の容認」による実効性の喪失から守る、ということであると思われます。いくらなんでも刑法が実効性を失っているというのも困ったもんですから、「容認」されるべき一定の形式の「暴行/障害」が刑法の適用を免れるような仕組みが必要なのです。

恐らくこれには別の事情もあって、「体罰」を本来しかるべき刑法第204条、第205条、第208条によって裁定するとすると、これが傷害または傷害致死に至った場合には第206条の問題が出て来るんですが、これは「現場助勢」といいまして「前二条の犯罪が行われるに当たり、現場において勢いを助けた者は、自ら人を傷害しなくても、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する」てんですが、「勢いを助ける」ってことは「自ら人を傷害しなくても」ですから特に先生と一緒になってぶん殴らなくても良いんですが、暴力教師の指導する部活なんかに継続的に参加している生徒さんは「勢いを助けた者」になるのかどうか、なったら大変で、「体罰」を禁止してしまうのと同様の効果があるものと思われます。つまり全部員が少年院送りになると困るだろうと思うんですが、甲子園を全国53少年院対抗でやれば良いんですから別に構わないでしょう。
posted by 珍風 at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月25日

新しい非行少女

そこで橋下さんを擁護するかのような情報が流されています。

「ええ加減にせぇ はしもと、殺すぞ」「部落民がいきんな」 桜宮高校生徒がツイッターで暴言


2年の男子生徒が体罰を受け自殺した問題を受け、体育科とスポーツ健康科学科の入試中止が決まった大阪市立桜宮高校で、新たな問題が起きている。

同校の生徒と見られる人物が、ツイッターで橋下徹大阪市長に対し「ええ加減にせぇ」「部落民がいきんな」などと投稿していたことが明らかになったのだ。さらにこの人物を含む複数の生徒がツイッターで飲酒や喫煙を告白していたことも分かった。

「いまならあいつのこと何にでも出来る」

2013年1月20日、桜宮高校の男子生徒と見られる人物が、ツイッターに居酒屋で飲酒している写真を掲載しているのをネットユーザーが発見、2ちゃんねるで騒ぎになった。

さらにツイート内容から男子生徒と交際していると見られる桜宮高校の女子生徒のツイッターアカウントが割り出されたが、その生徒は1月18日と21日、こんなツイートを投稿していた。

「おい、おまえええ加減にせぇよ おまえじゃはしもと、なんで●●(実名)らまで馬鹿にされな あかんな、部落民がいきんな 本間、殺意芽生えるわ。」(18日)

「とりあえず、今思うことわ これだけ。あいつ、今日 何しに学校きたん?教えて、本間。いまなら あいつのこと何にでも出来る 誰しもが思うやろな、殺すぞて、あほちゃん、本間、大の大人が、」(21日)

橋下市長は1月21日に桜宮高校を訪れており、名指しはされていないが下のツイートも橋下市長にあてたものとみられる。

このユーザーはほかにも「いまから呑み」「今のうちにタバコ全部吸いきらな」など、飲酒と喫煙を匂わせるツイートもしており、2ちゃんねるで「酷すぎる…これが大阪か…」「触ったらいけないものにさわちゃったね」「今まで橋下やりすぎかと思ってたけどこのツイート見て橋下が正しいと思うようになった」などと書き込まれている。

「飲酒や部落差別が伝統なのか」生徒の会見にも批判

本人あてにも、「部落差別するとか、桜宮高校うんぬんの前に人間として最低だと思うんだよね」「人間として終わってんだろこの女。橋本さんに殺人予告までだしてるよ(原文ママ)」「やっぱり桜宮高は大阪の恥ですね。というか日本の恥では」など、野次馬から多数のリプライが寄せられ、炎上状態となった。

思わぬ騒ぎに驚いたのか、このユーザーは1月23日11時30分過ぎにツイートを非公開に。13時前後にはアカウントを削除している。

しかし桜宮高校の生徒や関係者と思われる人物による、ツイッターでの問題発言はこれ以外にもある。

「橋下、お前みたいなやつがおるから世の中腐っていくねん。周りの人間のことちょっとは考えろ。偉いからって調子乗んなよ」「まじはしもとなんなん?桜宮高校に汚い足 踏み入れんなよな」など橋下市長に対する暴言や、「大五郎飲んじゃってるわ」「パチンコなう」など、高校生にあるまじき行為の告白が投稿されている。

桜宮高校の生徒は1月21日に開いた記者会見で、「礼儀やマナーなど人として大切なことを学んできた。桜宮高の伝統は正しいと思っている」などと話していた。しかし一連のツイートで「伝統だから大丈夫 体罰も飲酒も喫煙も殺害予告も部落差別も全部伝統だから」「飲酒やら暴言が礼儀、マナーとして教えられてるのか」といった、皮肉まじりの批判も浴びせられている。

2013年1月23日 J-CASTニュース


別に桜宮高校でなくても大阪でなくても日本全国どこにでも非行少女はいると思うんですが、「非行少女」なんて言い方は今どきしませんね。まあとにかくこの「ユーザー」のアカウントは既に削除されているそうですから今更確かめようはありませんが、2ちゃんねるを通じて「このツイート見て橋下が正しいと思うようになった」というメッセージを多くの人に届けることが出来ました。

ところで生徒の記者会見に関しても、その犯罪的伝統の擁護のウラにはイロイロ利権があるんだとかそういうウワサです。もっともこれもこの学校に限ったものではなく、体育界全体の「伝統」なんですが、だからこんなことをしてはダメ。

橋下市長:桜宮高「新しい体育科」改編も


 橋下徹大阪市長は23日、市立桜宮高校で体育系2科の募集を中止し、普通科に振り替えることについて、「新しいスポーツ専門科を在校生と新入生で一緒に作ってほしい」と話し、新たに募集する普通科もスポーツに特化した学科に改編する考えを示した。

 橋下市長は市役所で記者団に、「今いる顧問の指導を受けたいとか、今までのクラブ活動の在り方を前提に受験するのはやめてもらいたい。新しい体育科、新しいスポーツ専門科を作ってもらいたい」と話した。【茶谷亮】

2013年1月24日 毎日


これでは「新しい」連中が利権を横取りしようという事にしかならないわけですが、こういう事を小泉さんは「構造改革」と呼んだのでした。今までの利権構造の外部から参入して、まあちょっと仲間に入れてもらう。こうすると自民党に入らなくても、「維新」でもお金と仲良しになれるのかも知れません。

それはともかくとして小村さんでも暴力三昧を恣にすることが出来たのは、そんな利権構造を内蔵した権力関係の故なんだそうですが、しかし、どんな世界にもこういう話はあって、企業にお勤めの労働者諸君はもちろんの事、芸能界だってそうだし、芸術や学問の世界でも指導者の力というのは絶対であって、要するにその業界で生きていきたいのであれば言うことを聞くしかないということになっています。

しかしだからといって、どんな世界でも何十発も殴ったりしているわけでもないでしょう。まあ実際にはセクハラとかパワハラとかが存在するのですが、激しい暴行が公然と行なわれているのは体育界だけの様ですから、「スポーツ」を覚えて筋肉化してしまった脳は摘出して頭に教科書でも詰めておけという意見にも一理あるのかも知れません。

とはいえ橋下さんのやり方も権力的であって、その点では体育界の連中と変わるところがない、という話もある様です。もっとも体罰を禁止しているのは学校教育法であって、これだって権力であることには変わりはないんですが。しかしもしかすると、場合によってはある法律を遵守しなくても良い、無視して良いということがあって、その「場合」を定義する「権力」というものがあるということなのかもしれません。

日本にはその法体系をトータルに改変しようと言う人たちがいて、つまり改憲しようという人たちなんですが、こういうのが「反体制」かというとそうではなくて、むしろ「体制」を強化しようとしているわけです。こういう連中は強い力を貰っていますから、ある法律をネグレクトすることによって「改憲」による「新体制」が先取りされているのが現状でしょう。「体罰の禁止」が公然と無視されているのはその一例に過ぎませんし、労働基準法などはあるのかないのかわからないような影の薄さです。

この体制の上で、橋下市長さんは教育に介入することが可能になっています。従って彼が「かつて」体罰を「容認していた」のも当然です。本当は今でも「容認」しているんですが、事情があってそうではないフリをしているのはご苦労様としか言いようがありません。まあしかし、「政治介入」はビッグなボーナスでした。体育界における「学校スポーツ」の問題が桜宮高校を超えて一般に拡散するのを阻止するのが主な狙いであった様な気もしますが、ついでに介入してみたらその事自体は批判されなかったんですから世間なんて甘っちょろいもんです。
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2013年01月19日

スポスポスポーツ

日本には日本の「スポーツ」があるんだ、「sport」とかいって戯れているガイジンにとやかく言われる筋合いはない(キリッ、というわけで「一定のルールの下で安全に人を傷つける」という「スポーツ」の定義が得られたわけですが、そう考えるとバカ殿こと危ない核装備廃人さんも立派な「スポーツマン」で

生活保護3年間で段階的引き下げ 厚労省、減額10%内に


 厚生労働省は17日、生活保護の支給水準(生活扶助の基準額)を2013〜15年度まで3年間かけ、段階的に引き下げる方針を固めた。現行基準からの減額幅は10%を限度とする方向で、長期的なデフレの影響も重視し、与党などと調整した上で最終決定する。

 支給水準をいっぺんに引き下げたり、見直し幅が10%を超えたりすると、受給者の暮らしへの影響が大きすぎると判断した。デフレの影響については、支給水準見直しが5年に1度であることから、08年以降の物価動向を考慮し、見直しの判断材料の一つにする考えだ。食料品や燃料も含む消費者物価は、08年から4%程度下落している。

2013年1月18日 共同


なんでも生活扶助額よりも生活保護を受給していないビンボー人の生活費の方が低いからというんですが、そりゃ普通に考えればこれは賃金が低過ぎるということなんですが、なにしろ「スポーツ」ですからマトモな考え方が通用すると思ったら大間違いです。最低賃金を上げたりして自分の「安全」を蔑ろにすることはスポーツマンシップに悖る行為です。

問題は2012年における自殺者の減少です。これは「傷つけられた」人の減少を意味する可能性があり、これからオリンピックを誘致しようというニッポンにとっては歓迎できない事態です。「スポーツの振興」は待ったなしの政策課題であります。自民党政権であればこれによく答えることが出来るでしょう。今年の前半までに20,000人達成、この目標を死守することです。

もっとも世の中には「量より質」ということもあります。多ければ良いというものではなく、少なくても上手に利用することが出来れば3万人分の力があるとか。

大阪・高2自殺:桜宮高「入試中止」に批判噴出 譲らぬ橋下市長


 大阪市立桜宮高校のバスケットボール部主将の男子生徒(当時17歳)が自殺した問題を巡り、橋下徹市長が同校の体育系2科の入試中止を市教委に要請したことに波紋が広がっている。同校の保護者や市議会からは「受験生への影響が大きい」と批判が噴出するが、橋下市長は予算権を盾に一歩も譲らない。体罰を巡る議論が首長と教育委員会との権限問題へと広がるなか、市教委は21日に入試の是非を最終決定する。【津久井達、茶谷亮】

2013年1月19日 毎日


橋下さんは1人の自殺を上手く利用して首長の権限を拡大しようとしています。ひとつの高校に関する予算執行が人質に取られているわけですが、目的はそれだけです。入試の中止について「態勢が整っていないところに生徒を迎える方が無責任」だとか言っている様ですが、別段他の高校が「態勢が整っている」わけでもありませんから、ここでは「体罰」や「自殺」、すなわち「スポーツ」が問題なのではありません。

しかしながら橋下さんが自らの政治目的のために受験生を「傷つけている」面も否定できませんから、これも「スポーツ」の実践であることには変わりはないでしょう。橋下さんの「スポーツマン」ぶりはよく知られているわけです。あらゆる機会を捉えて「スポーツ」を行ない、それによってまた自らの「安全」を高めていく。それが「スポーツマン」らしい生き方というものです。

それにしても「態勢が整っていないところに生徒を迎える方が無責任」とはよく言ったもので、こんなことを言うんだったら体育系の「部活」を有する高校は全て入試を中止しなければなりません。それでは困るかと言うと、実はあまり困らないんで、「入試」を中止するだけなんですから、「くじ引き」でやれば良いのです。
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2013年01月17日

いわゆるひとつの一歳児

だからといって「オリンピック」が暴力三昧を「容認」してくれるかどうかは定かではありません。急に心配になってしまったのです。

JOCが体罰禁止の徹底求める


 日本オリンピック委員会(JOC)は15日の理事会で、大阪市立桜宮高バスケットボール部の男子生徒が顧問から体罰を受けた後に自殺した問題を受け、指導者が適切な行動を取るよう加盟競技団体に求める通達を出すことを決めた。

 通達は「日本スポーツ界の関係者は、スポーツが二度と人を傷つけるものとならないよう、推進していかなければならない」と、体罰やパワーハラスメント禁止の徹底を求めた。

 理事会では日本バスケットボール協会副会長の深津泰彦JOC監事が「バスケ協会として痛恨の極み。大変申し訳なく思う」と謝罪した。

2013年1月15日 毎日新聞


過去の同様の事件に関してJOCがどのような対応をしたか知りませんが、オリンピックを招致しようとする矢先に、この「ファインプレー」はいかにもタコにもマズかったようです。猪瀬さんが舌打ちする様が眼に浮かびますが、とにかく例の手のひら返し、問題を起こした小村さんを切り捨ててみんなで良い子になりましょう。

まあしかし、別にこれはJOCが自らの責任を認めたというわけではありません。下々の連中がバカで困ったもんですわ、と言っているだけで、つまりは無関係を装う声明です。実際のところは日本が過去のオリンピックで獲得した全てのメダルは「スポーツ」が「人を傷つけ」た直接の成果意外の何者でもありません。

もっとも、「日本にスポーツなどない」という意見もありまして
http://baseballstats2011.jp/archives/22354445.html

大阪府立桜ノ宮高校バスケットボール部生徒の体罰、自殺事件は、改めてこの国に“スポーツ”が根付いていないことを実感させた。
本来、スポーツとは何かの目的のための手段ではない。人々にとって、体を動かすこと、そして体を使ってゲームをすることは、それ自体が喜びであり、快感だった。

少し賢そうな言い方をすれば、スポーツとは人が本来持ち合わせている闘争本能や、狩猟本能を一定のルールの下で安全に開放するものであり、余剰な肉体的エネルギーの発散だった。
また、見方を変えれば、スポーツは人類が進化とともに身に着けてきた「非暴力化」の代償行為として洗練されてきたものだった。
スポーツは、それ自体が目的であり、それをすることが、人々に喜びをもたらすものだった。


もっともな御意見ではありますが、しかし、「人が本来持ち合わせている闘争本能や、狩猟本能を一定のルールの下で安全に開放」している人が少なくとも1人は存在したわけで、顧問は生徒を殴って良いという「一定のルール」があり、少なくともその「ルールの下」では顧問は「安全」なはずだったのです。この意味で、日本にも「スポーツ」というものが存在する可能性があります。

そう考えるとしかし、「スポーツが二度と人を傷つけるものとならないよう」というJOCの要請は「無理な相談」というものです。少なくとも日本に限っては「一定のルールの下で安全に」「人を傷つける」ことを「スポーツ」と呼称しているのです。JOCが言っているのは、日本では「スポーツ」をやるな、と言っているのと同じです。まあそういうことであればそれはそれで一向に構わないわけですが、JOCも慣れないことをしたもんですから大いに誤解の余地を残した、というわけでしょう。

まあしかし、ここらへんでひとつ「スポーツ」という西洋の文物を見学させて頂くために、東京に「オリンピック」なるものを呼んできて、目の前で実際にやってみせて頂くというのも、あながち無意味とは言えないのかも知れません。その代わりJOCとしては過去の汚辱に塗れたメダルの類いはこの際一切返上して、今回は見学なんですから競技に参加するなんてとんでもない、黙って見せて頂くことに徹するべきでしょう。日本を「ひとつ」に、一歳児からやり直しです。
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2013年01月15日

非正規労働者の行方不明

なんかこれが

労働組合の行方
2013/01/08 23:03:00


4つぐらいあった労働団体が1つにまとまって日本労働組合総連合会、いわゆる「連合」ができたのが1989年。25年近く前だ。労働組合は、労働者の権利を守ってくれるのは結構なことなのだが、巨大化しすぎるとろくな事にならない。



まあろくな事というのは甚だ主観的なもので、1980年代に世を騒がしたポーランドの「連帯(自主管理労働組合)」なんか東欧革命&ソ連崩壊の遠因となった。



日本に目を戻せば、労働組合の支持が社民党から民主党へと移ったために社民党の没落と、民主党の躍進となり、この間までの民主党政権成立につながった。



   *   *   *



とはいえ民主党の信じられないような失政に次ぐ失政で、もはや民主党は再起不能。ここからの回復はどうやっても無理だろう。社民党並に没落するか、どこかに吸収されるしかない。



そうなると労働組合の支持がどこに向かうかだ。しかし民主党のおかげで労働組合に対する世間の拒絶反応も強い。維新やみんなの党は票をあげるといっても断るだろう。



労働組合もそろそろ変革の時期ではなかろうか。維新やみんなの党も支持母体は必要。本気で二大政党制の一翼を担えるような政党を作る気なら、現在の「連合」ではない別の労働組合を育てて、それを支持母体とするぐらいの計画が必要ではないか。



   *   *   *



労働組合自体が悪いわけではない。現在の連合がはなはだ問題なだけなのだから、労働者の権利を守りつつ、日本の国益に協力するような労働組合を作るべき。そうなることを維新やみんなの党が支援する。



それぐらい斬新なことをやらなければ、日本の改革などできないだろう。いまは国民の支持も連合から離れているから、チャンスだと思うけどね。



わけわからない政治闘争に明け暮れる現在の労働組合よりも、きっちりと労働者の生活を守ってくれる労働組合を望む人は多いはず。これからインフレになるのだから、労働組合の重要さは増すはず。現在の労働組合への失望と合わせてアジテーションすれば、新しい労働組合もあるいは可能ではなかろうか。



国民の「なんかしてくれそう」という維新への期待も、そろそろなにかやらないと参院選まで持たないだろう。「政権取らせてくれればなにかやります」じゃ限界。新労働組合を組織し、それを支持母体にして参院選に挑む。当然現在の「連合」は猛反発するだろうが、そこはケンカが得意な橋下徹だ。むしろそのケンカで支持率がうなぎのぼりに。いや、マジで支持率が跳ね上がると思うよ。


http://mechag.asks.jp/518471.html


これは「メカAG」さんという方のブログで『ガジェット通信』に転載されて「ニュース」扱いになっていたんで眼についたわけですが、どうも民主党を支持していた連合が「どこに向かうか」を問題にしていたのかと思って読んでみると違う様で、連合はもう差し置くことにして、「維新やみんなの党が支援」する「労働組合を作るべき」ということのようです。

これがどれだけ「斬新なこと」なのかは不明ですが、確かにこれは「わけわからない政治闘争に明け暮れる」労組とは違う様です。どっちかと言うとこれは「わけわからい政治闘争の為に作られる」のです。政治闘争の中から、その道具として存在する「労働組合」ということになりましょうから、政治路線は極めて明確であり、内部で「政治闘争」が発生する余地はない、という「わけ」でしょう。むしろこの「労働組合」は、他の労組や労組の連合体やなんかと「わけわかる政治闘争」を繰り広げることになりそうです。

まあ、色々と疑問のある向きもおありのことと思いますが、このブログではコメントにお答えするコーナーが「追記」として本文に追加されることになっています。これはシステムとしては大変良いものだと思うんですが、

追記

 

  | Dursan むしろ労働組合を業界別に再々編して、新しく「労働党」を作ったほうが早いしうまいと思う。維新もみん党も「経営者目線w」に立つ政党だから動労組合の支援とか超違和感



違和感があろうが、維新が生き残るには支持団体をつかまえるしかないわけで、企業経営者側は自民党なんだから、残りでどうするかを考えれば、選択肢は少ない。ようは維新が自分たちに都合のいい労働組合を作れば、維新も労働者も八方ハッピーなわけで、なんで「現状の労働組合」をベースの考えるのやら。現状と同じだったら新たに作る意味ないだろう。頭の切り替えができない馬鹿。



  | TakamoriTarou 言いたい事は何となく分かるような気がするけど、政治団体が支持を得るために労働組合新たに作ってもろくな事にはならないと思う…。職能別労組になって、上位組織は下達ではなくとりまとめ程度になればいいな



「なればいいな」って既存の労働組合は売国が仕切ってるんだから、それを潰さなければ、なりようがないだろう。どういうステップで最終的な形に持っていくかを考えなければ、理想の形をただ「なるといいな」と思っているだけでは、永遠にならない。



  | mangakoji ナチス的労働対策ってことか。つか、何で国益と労働者の権利をバランスする必要があるのさ?労組なのに

意味不明だな。

労組にバランスしろなんて言ってないが?労組は労働者の権利を守ることに専念しろと言っている(売国勢力とは決裂して)。労働者の権利を守ることと国益が相反すると考えているなら、その考えがおかしい。



  | n2s 後ろからひたひたと既存の労組をターゲットにする「非正規労働者労組」が…ていう構図のメーデーが見てみたい



非正規雇用のための労組を作る、ってのは新労組立ち上げのためのいい建前かもね。

http://mechag.asks.jp/518471.html


「頭の切り替えができない馬鹿」がなぜ「馬鹿」かというと、「メカAG」さんは「「経営者目線w」に立つ労働組合」を作ったが良い、と言っているのが分からないからですね。「労働者の権利を守る」とか「きっちりと労働者の生活を守ってくれる」といっても、それは「経営者目線w」から見てのことであり、その範囲内でのことであれば「労働者の権利を守ることと国益が相反すると考えているなら、その考えがおかしい」ということになるのでしょう。もちろん、労働者が経営者の許容範囲を超える様なことがあれば、それは「売国勢力」となるわけです。

むしろ注目すべきなのは「非正規雇用のための労組を作る、ってのは新労組立ち上げのためのいい建前かもね」というところでしょう。実際には「非正規雇用のための労組」は既に存在しますし、それは連合なぞとは一線を画しているわけですが、それは何よりも「非正規被雇用者」間によく知られているというわけではないようです。「非正規被雇用者」をターゲットにした「労働組合」を新たに立ち上げるのは上手いやり方かも知れません。それは当然「非正規雇用のための」ものになるでしょう。企業が「非正規雇用」を行なうことを促進するための「労働組合」です。

この「労働組合」は「非正規雇用」を拡大しつつ「経営者目線w」での「国益」の範囲内において「労働者の権利」や「労働者の生活」を「守る」ことになるでしょう。つまりこの場合の「守る」は労働者の「生活」や「権利」に関する一定の範囲を、経営者の立場に立って「守る」という意味になることと思いますが、しかし、何よりもこの案には現実味があることが魅力です。てゆーか、実際に「維新」などはやってしまいそうなので困るんですが、お金はもちろん経営者諸君が出してくれますし、実行してくれそうな人たちは直ぐに見つかります。すなわち労働者諸君は資本に飼われたヤクザに売られるということです。クビになったらタコ部屋とかソープとか紹介してくれるんですから安心です。しかしまあこれは、あまり「斬新」とは言えないかも知れません。
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2013年01月14日

あまりのことに絵は出せない

(遠い眼で)昔のことですよ。
http://worstblog.seesaa.net/article/118655479.html

体罰への認識が甘かった…喪服姿の橋下市長


 「意識改革をしないといけない」。大阪市立桜宮高校バスケットボール部の2年男子生徒(17)が体罰を受けた翌日に自殺した問題で、12日、遺族宅を弔問した橋下徹市長は、「スポーツ指導で手を上げることは、あり得ると思っていた」と体罰に対する認識に誤解があったと吐露しつつ、改めていくことを強調。体罰撲滅に乗り出す姿勢を鮮明に打ち出した。

 「あの年代で人生を終わりにする、最後の言葉をつづる姿を想像するだけで耐えられませんよ」

 2時間余りに及んだ生徒の遺族との面会終了後、市公館(大阪市都島区)で喪服姿のまま、記者会見に臨んだ橋下市長。生徒の遺書を読んだ感想を問われると、涙ぐみながら、声を詰まらせた。

 体罰についてはこれまで、中高時代、ラグビー部に所属していた経験から、「ビンタもあり得る」などと、容認とも取られかねない発言をしていたが、この日は「認識が甘かった」「前近代的だった」「猛反省している」などの言葉を何度も遺族や記者団に口にした。

2013年1月13日 讀賣新聞


そんなわけで上手いこと橋下さんに非難が集中している様です。しかし、僕はここで声を大にして言いたい。橋下さんは悪くない。

てゆーかこの男はもうどうしようもないんで、「良い」とか「悪い」とか言う前に「悪い」のが常態である様な人物です。むしろ悪くなければ橋下徹ではない。ですから言うことが180度違ったりするのはむしろ当然なので、これはもしかするとこの人の芸と言って良いでしょう。あまり面白くありませんが。「体罰」を「容認」するのも、「涙ぐみながら、声を詰まらせた」り、「体罰撲滅に乗り出す姿勢を鮮明に打ち出した」りするのも、それぞれ分かり易過ぎる理由が見え透いている、別にハッキリ見せているわけではありませんが、見えるように隠していると言うか、手ぶらというかゴリラと言うか発売中止の写真集みたいなもんで何が何だかよく分かりません。

別に小村基さんだって橋下さんが「容認」しているからといって餓鬼相手に暴力三昧の日々を楽しんでいたわけではありません。しかしながら世間では橋下さんの「容認」を「容認」しているわけですし、小村さんだって「容認」されていたわけです。だからといっていい気になっていると、こうやって死人でも出た時には、ついさっきまで「容認」していた連中がサーッと引いていく。いきなり「猛反省」して、もう他人です。

こんな小村さんの姿はしかし、今までの小村さんよりもよほど教育的効果があります。体育界には小村さんが活躍できる様な反社会的構造が存在するのですが、何かが起こるとそれは自らを守る為に「やりすぎた」個人をはじき出してしまいます。そうするともうその人はただの犯罪者です。まあ、今までだって犯罪者であったことには変わりがないわけですが、イキナリ独ぼっちにさせられて、自分だけが悪いように言われてしまう。ワルの仲間なんて、そんなもんですよ、少年少女諸君。

もっとも中には優しい人たちもいて、このような犯罪者のケアに当たっています。みんなで「容認」していたんですから、そんなあんまりな、橋下さんみたいに手のひらを返す様な冷たい対応は出来ません。そんな人たちは、例えば未だに戸塚宏さんの面倒を見てあげたりしていて、それは石原さんの担当です。ここには二人組の刑事の様な、『相棒』の様な、一種のコンビネーションがあるようですが、このように時に冷たく、時に暖かい犯罪構造の頂点にオリンピックがあります。暴力犯罪はオリンピックが支えています。石原さんあたりがこれを誘致するに熱心なのには頷けるところがあります。

そういうわけですから、日本では橋下さんの「容認」が「容認」され、事件化するまでは小村さんだって「容認」されていたんですから、オリンピックも「容認」されていると見るのが自然でしょう。世論調査の「支持率」が低いとか言っているみたいですが、心配する必要はありません。
posted by 珍風 at 07:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月09日

大和魂で放射線もへっちゃら

被曝地も五輪サッカー会場に 都が計画公表 
56年ぶり招致めざす

 56年ぶりの夏季五輪開催を目指し、東京が本格的な招致レースのスタートを切った。東京招致委員会は8日、2020年大会の詳細な計画(立候補ファイル)を公表、競技会場を集約したコンパクトな設計や東日本大震災からの復興につなげる意義をアピールした。16年大会の招致失敗の経験を生かせるのか。猪瀬直樹知事は「これからが正念場」と強調した。

■半径8キロに会場の7割

 20年夏季五輪にはほかにイスタンブール、マドリードが立候補。東京を含めた3都市はいずれも国際オリンピック委員会(IOC)に立候補ファイルを提出した。今後、国際的な広報活動が解禁され、IOCによる現地調査などを経て、9月7日にブエノスアイレスで開かれるIOC総会で開催都市が決まる。

 東京の最大の売りは、競技会場の多くを選手村の近くにまとめた「コンパクト五輪」だ。

 開催期間は20年7月24日〜8月9日。全37の競技会場のうち28会場は中央区晴海に設ける選手村から半径8キロ圏に置く。選手村の広さも、招致に敗れた16年大会の1.4倍の44ヘクタールを確保した。緑の空間を増やし「選手本位」の大会とする。

 1964年東京五輪の「レガシー(遺産)を受け継ぐ」との理念も打ち出した。同五輪で使った国立競技場(東京・新宿)を収容8万人の施設に改築してメーン会場として使うほか、競技場の4割は既存の施設を有効活用する。

 東日本大震災からの復興を後押しする狙いもある。計画によると、東北の被災地を縦断する聖火リレーに加え、宮城県でサッカーの1次リーグを実施。計画とは別に、各国選手団の事前合宿を誘致したり、五輪開催を記念した競技大会を催したりするなど、計32の被災地支援事業にも取り組む。

■チケット1000円から

 津波被害への懸念に対しては、東京湾の地形は津波が入りにくいとして「建築物や住民の安全は確保されている」とした。全ての会場は最新の耐震基準を満たす構造とし「安全性を兼ね備えた世界有数の先進都市」をアピールする。

 チケットの料金は誰もが気軽に観戦できる手ごろな水準に設定したという。平均は7700円。1000円の入場券で見られる競技もあり、全体の約6割は4400円以下で購入可能だという。最高額は開会式の15万円に設定した。

 大会期間中は各国代表の関係者や観客ら国内外から数多くの人が訪れる。東京はすでにIOCが求める宿泊用の部屋4万室を上回る4万6千室を確保。収容能力は選手村から半径10キロ圏で約8万7千室、50キロ圏では14万室以上とした。

2013年1月8日 日本軽罪新聞


世界中のスポーツバカをチェルノブイリ級の環境に集めてまとめて被曝させようという思いつきは個人的には大賛成ですが、世の中には物事をもっと真剣に考える人がいないとも限りません。そういう人によると、オリンッピックはバカ共を被曝させて面白がるのが目的ではなく、それを通して、「これからの日本の真の復興」を実現するのが目的なんだそうです。
http://tokyo2020.jp/jp/message/

そういうわけですから、そもそも「真の復興」が可能なのかどうか懸念される汚染された「東北の被災地」を、あたかも何の心配もないかの様な顔をして「聖火」を持って走り回ったりするのも意味のないことではありません。「真の復興」とはただ単に「復興」することではありません。放射性物質の害毒をなかったことにすることです。そのことを日本語で「絆」と言うことになっていますが、それを世界に「共有」させることがオリンピックの目的です。

つまり安全だからオリンピックを招致するのではなく、平気な顔でオリンピックを招致するほどに「安全」であることをアピールしたいというわけです。この「絆」の精神はオリンピックの隅々にまで浸透しており、会場のほとんどを海辺に設定するまでに狂っています。放射能とともに日本の名物となった「津波」に関しては、「東京湾の地形は津波が入りにくいとして」いるようですが、活断層を巡るやり取りを見ても分かる通り、この島の人たちは不安定な地盤を希望的に観測する事に慣れていますから、2020年にたまたま地震が起こらなければめっけもんであります。

そんな話ですから、招致委員会としても招致する「理由」がなかなか上手いこと思いつきません。ともすれば「儲かるから」などと身も蓋もない事を言ってしまったりするようですが、なんたってHPの一番上にまず「WHY  招致?」などと何語だか分からない疑問文が書いてあるほど、それには「理由」がありません。てゆーか、他の人たちに「理由」を考えてもらったようなんですが、これがまたアレでして
http://tokyo2020.jp/jp/whybid/

のっけから「反対とか言わないで欲しい」なんて書いてあるんですから呆れたものです。せめてウソでもいいですから、まず賛成すべき「WHY」を示してからこういうことを言うのが普通だと思うのですが、何でもいいからとにかく「反対するな」というのが最初のメッセージなんだそうです。なんでもこれは「クリエイティブディレクター/CMプランナー」の人の仕事らしいのですが、まあ頼まれた仕事でしょうし、これを冒頭に持って来たのは本人の意思ではないかも知れませんのであえて名前をあげつらったりしませんが高崎卓馬さんという方です。

高崎さんは電通で世界のケン・イシイと同期だったそうですが、震災後の東北に仕事のネタを探しにいって、東北にオリンピックを誘致しようなんて暢気な企画を立てて失敗したようなのですが、東北がダメなら東京でもいいや、ということになった模様です。まあ被曝させる事には変わりはありませんから確かに同じようなもんではありますが、あまり表沙汰に出来ない「目的」を隠し持っているとはいえ、震災をダシにして「何となく賛成」とか言わないで欲しい。大きい仕事をしてるんですからもっとしっかりしてもらいたいものです。

もっとも、高崎さんは「招致委員会」の名前ではもう少しだけマトモな仕事をしているみたいですが。

オリンピックは夢をくれる。
そして力をくれる。
経済に力をくれる。
仕事をつくる。
それが未来をつくる今になる。
そして世界の意識をニッポンにつれてきてくれる。
今、それがニッポンには必要だ。
2020年までにあらゆるジャンルのニッポンを復活させるために。
日本人みんながひとつの夢をもつ。
そのことをためらう理由はどこにもありません。
ニッポン心の復活を
スポーツの力で。


「仕事をつくる」。「作る」と書くところはみんな「つくる」と開く。それから何だか知りませんが「日本」のことをカタカナで「ニッポン」と書くのが高崎さんの流儀みたいですが、いや全くの話し、来るのが世界の「意識」だけなら問題ないんですが、体も来ちゃいますからねえ、ヒドい話しだ。「カラダ」って書いてみましょうか。何だかイヤラシいな。「カダラ」とか言っていたのは鶴光だったかな。ところで「ニッポン心」って何だ?最後の2行は「ニッポン語」ではないちゃんとした日本語で書くと

大和魂の復活を
体育の振興で


となります。倒置法です。「体育」っつーか、バスケットボールとかそういう「体罰」というか何と言うか、「大和魂」なもんですから、倒れちゃう。ともあれ、この秀逸極まるコピーには、「何となく」ではない「反対」の「理由」が明記してありますから、誰か一つくらい「いいね!」をくれてやっては如何でしょう。僕はゴメンですが。「日本人みんながひとつの夢をもつ。そのことをためらう理由はどこにもありません。」ためらう理由がないのならその事自体が反対する理由になります。しかしこの些か押し付けがましい断言も、「反対するなよ、反対しないでくれ」という気持ちが余すところなく表現されていますので、あまりにも気の毒なのでつい賛成してあげようという気持ちには、全然なりません。
posted by 珍風 at 07:20| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月04日

平成25年1月4日
危ない核装備廃人 平成25年 籠便所感

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年末、第96代内閣総理大臣に就任いたしました。これが日本の政治業界の現状です。我が国は、今、危機的状況に置かれています。せいぜい楽しんで頂くしかありません。

 ただ、ちょっと待って欲しいと思います。

 そもそも、商売としての政治なので売れてナンボの話です。だいたい、与党が売国奴以外だった試しは、ほぼありません。昔で言えば3年くらい前にちょっとあったかも知れませんが、結局は米国と金持ちの使いっ走りをやっているわけです。当選した人は偉い人です。この事実を虚心に直視しなければなりません。

 政治への信頼を取り戻すために、実現不可能な空虚な言葉は要りません。何より大切なのは、バックで轢いて即死させるほどのスピード感と、そんなことを正月早々やってのける実行力です。全く何をやっているのか呆れたものですが、脅迫でもされていたのでしょうか。まあ、あれでも一応我々の「仲間」ですから、押さえるところは押さえてあります。自民党が政権を取っているタイミングで起こったという点が不幸中の幸いであったと言えるでしょう。タイミングを見計らったのかも知れませんが、よく分かりません。

 まあどうでもいいですが、そういうわけで「空虚な言葉」は割愛するとして、安倍政権に課せられた使命は、まずは「強い経済」を取り戻していくことです。経済が強くなったからといって国民の生活が良くなるとか、そういうことは一切ないわけですが、トレモロすのは「強い日本」であって、「日本」が強くなればその分「国民」は弱くなる道理、これを年の初めに、国民の皆様に御理解頂き、御協力をしろ、協力しなければ憲法を「改正」して無理にでも協力して頂きますのでそのへんもどうか宜しくということで、新年のご挨拶とさせていただきますが、どうかひとつ国民の皆さんは「反乱」などを起こして私を喰ってしまったりする事のない様に、切にお願い致します。そのくらいの気概を失った国民に、未来はありませんが、僕の肉はウンコまみれでマズいですからね。

 じゃ、ちょっとウンコして来る、と言って出て行ったままもう4日になっちゃった。
posted by 珍風 at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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