2013年01月09日

大和魂で放射線もへっちゃら

被曝地も五輪サッカー会場に 都が計画公表 
56年ぶり招致めざす

 56年ぶりの夏季五輪開催を目指し、東京が本格的な招致レースのスタートを切った。東京招致委員会は8日、2020年大会の詳細な計画(立候補ファイル)を公表、競技会場を集約したコンパクトな設計や東日本大震災からの復興につなげる意義をアピールした。16年大会の招致失敗の経験を生かせるのか。猪瀬直樹知事は「これからが正念場」と強調した。

■半径8キロに会場の7割

 20年夏季五輪にはほかにイスタンブール、マドリードが立候補。東京を含めた3都市はいずれも国際オリンピック委員会(IOC)に立候補ファイルを提出した。今後、国際的な広報活動が解禁され、IOCによる現地調査などを経て、9月7日にブエノスアイレスで開かれるIOC総会で開催都市が決まる。

 東京の最大の売りは、競技会場の多くを選手村の近くにまとめた「コンパクト五輪」だ。

 開催期間は20年7月24日〜8月9日。全37の競技会場のうち28会場は中央区晴海に設ける選手村から半径8キロ圏に置く。選手村の広さも、招致に敗れた16年大会の1.4倍の44ヘクタールを確保した。緑の空間を増やし「選手本位」の大会とする。

 1964年東京五輪の「レガシー(遺産)を受け継ぐ」との理念も打ち出した。同五輪で使った国立競技場(東京・新宿)を収容8万人の施設に改築してメーン会場として使うほか、競技場の4割は既存の施設を有効活用する。

 東日本大震災からの復興を後押しする狙いもある。計画によると、東北の被災地を縦断する聖火リレーに加え、宮城県でサッカーの1次リーグを実施。計画とは別に、各国選手団の事前合宿を誘致したり、五輪開催を記念した競技大会を催したりするなど、計32の被災地支援事業にも取り組む。

■チケット1000円から

 津波被害への懸念に対しては、東京湾の地形は津波が入りにくいとして「建築物や住民の安全は確保されている」とした。全ての会場は最新の耐震基準を満たす構造とし「安全性を兼ね備えた世界有数の先進都市」をアピールする。

 チケットの料金は誰もが気軽に観戦できる手ごろな水準に設定したという。平均は7700円。1000円の入場券で見られる競技もあり、全体の約6割は4400円以下で購入可能だという。最高額は開会式の15万円に設定した。

 大会期間中は各国代表の関係者や観客ら国内外から数多くの人が訪れる。東京はすでにIOCが求める宿泊用の部屋4万室を上回る4万6千室を確保。収容能力は選手村から半径10キロ圏で約8万7千室、50キロ圏では14万室以上とした。

2013年1月8日 日本軽罪新聞


世界中のスポーツバカをチェルノブイリ級の環境に集めてまとめて被曝させようという思いつきは個人的には大賛成ですが、世の中には物事をもっと真剣に考える人がいないとも限りません。そういう人によると、オリンッピックはバカ共を被曝させて面白がるのが目的ではなく、それを通して、「これからの日本の真の復興」を実現するのが目的なんだそうです。
http://tokyo2020.jp/jp/message/

そういうわけですから、そもそも「真の復興」が可能なのかどうか懸念される汚染された「東北の被災地」を、あたかも何の心配もないかの様な顔をして「聖火」を持って走り回ったりするのも意味のないことではありません。「真の復興」とはただ単に「復興」することではありません。放射性物質の害毒をなかったことにすることです。そのことを日本語で「絆」と言うことになっていますが、それを世界に「共有」させることがオリンピックの目的です。

つまり安全だからオリンピックを招致するのではなく、平気な顔でオリンピックを招致するほどに「安全」であることをアピールしたいというわけです。この「絆」の精神はオリンピックの隅々にまで浸透しており、会場のほとんどを海辺に設定するまでに狂っています。放射能とともに日本の名物となった「津波」に関しては、「東京湾の地形は津波が入りにくいとして」いるようですが、活断層を巡るやり取りを見ても分かる通り、この島の人たちは不安定な地盤を希望的に観測する事に慣れていますから、2020年にたまたま地震が起こらなければめっけもんであります。

そんな話ですから、招致委員会としても招致する「理由」がなかなか上手いこと思いつきません。ともすれば「儲かるから」などと身も蓋もない事を言ってしまったりするようですが、なんたってHPの一番上にまず「WHY  招致?」などと何語だか分からない疑問文が書いてあるほど、それには「理由」がありません。てゆーか、他の人たちに「理由」を考えてもらったようなんですが、これがまたアレでして
http://tokyo2020.jp/jp/whybid/

のっけから「反対とか言わないで欲しい」なんて書いてあるんですから呆れたものです。せめてウソでもいいですから、まず賛成すべき「WHY」を示してからこういうことを言うのが普通だと思うのですが、何でもいいからとにかく「反対するな」というのが最初のメッセージなんだそうです。なんでもこれは「クリエイティブディレクター/CMプランナー」の人の仕事らしいのですが、まあ頼まれた仕事でしょうし、これを冒頭に持って来たのは本人の意思ではないかも知れませんのであえて名前をあげつらったりしませんが高崎卓馬さんという方です。

高崎さんは電通で世界のケン・イシイと同期だったそうですが、震災後の東北に仕事のネタを探しにいって、東北にオリンピックを誘致しようなんて暢気な企画を立てて失敗したようなのですが、東北がダメなら東京でもいいや、ということになった模様です。まあ被曝させる事には変わりはありませんから確かに同じようなもんではありますが、あまり表沙汰に出来ない「目的」を隠し持っているとはいえ、震災をダシにして「何となく賛成」とか言わないで欲しい。大きい仕事をしてるんですからもっとしっかりしてもらいたいものです。

もっとも、高崎さんは「招致委員会」の名前ではもう少しだけマトモな仕事をしているみたいですが。

オリンピックは夢をくれる。
そして力をくれる。
経済に力をくれる。
仕事をつくる。
それが未来をつくる今になる。
そして世界の意識をニッポンにつれてきてくれる。
今、それがニッポンには必要だ。
2020年までにあらゆるジャンルのニッポンを復活させるために。
日本人みんながひとつの夢をもつ。
そのことをためらう理由はどこにもありません。
ニッポン心の復活を
スポーツの力で。


「仕事をつくる」。「作る」と書くところはみんな「つくる」と開く。それから何だか知りませんが「日本」のことをカタカナで「ニッポン」と書くのが高崎さんの流儀みたいですが、いや全くの話し、来るのが世界の「意識」だけなら問題ないんですが、体も来ちゃいますからねえ、ヒドい話しだ。「カラダ」って書いてみましょうか。何だかイヤラシいな。「カダラ」とか言っていたのは鶴光だったかな。ところで「ニッポン心」って何だ?最後の2行は「ニッポン語」ではないちゃんとした日本語で書くと

大和魂の復活を
体育の振興で


となります。倒置法です。「体育」っつーか、バスケットボールとかそういう「体罰」というか何と言うか、「大和魂」なもんですから、倒れちゃう。ともあれ、この秀逸極まるコピーには、「何となく」ではない「反対」の「理由」が明記してありますから、誰か一つくらい「いいね!」をくれてやっては如何でしょう。僕はゴメンですが。「日本人みんながひとつの夢をもつ。そのことをためらう理由はどこにもありません。」ためらう理由がないのならその事自体が反対する理由になります。しかしこの些か押し付けがましい断言も、「反対するなよ、反対しないでくれ」という気持ちが余すところなく表現されていますので、あまりにも気の毒なのでつい賛成してあげようという気持ちには、全然なりません。


posted by 珍風 at 07:20| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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