2008年07月10日

未来兵器ブラジルビキニ 対 肉の三軍総攻撃

飛騨牛等級シールに生産者名や個体番号記載

 食肉卸小売業「丸明」(養老郡養老町)をめぐる飛騨牛偽装問題を受け、飛騨牛の証明書を発行する「飛騨牛銘柄推進協議会」は消費者の信頼回復に向け、店頭に並ぶパック詰め商品に張る等級表示シールに、等級に加えて生産者(住所、氏名)や個体識別番号、取り扱い市場、市場での上場番号を記載する方向で検討に入った。
 同協議会が県内の食肉地方卸売市場で枝肉販売時に発行している証明書とほぼ同じ内容を、消費者向けにも表示することで信頼性を高める。生産履歴は個体識別番号でインターネットを通じて調べられるが、消費者の視点に立ち、店頭で一目で分かるようシールに記載する。
 同協議会の大池裕会長と古田肇知事は同日、県庁で面談し、こうした取り組みも含め、飛騨牛ブランドの信頼回復に全力を挙げることを確認した。大池会長は「生産者、流通業者、県、協議会が一体となり、再発防止と信頼回復に努力する必要がある」と話した。

2008年7月8日 岐阜新聞


もちろん生産者名や個体識別番号を含めて「等級表示シール」そのものを偽造してしまえば何の問題もありません。消費者がそういう事を気にするのはお肉に何か問題があった場合ですが、幸か不幸か等級を偽装された牛肉には食肉として特に問題はないのです。ただ値段が「不当に」高いだけの話しです。

国産牛肉の等級は歩留(骨を除いて肉が取れる度合い)によってAからCの3階級、肉質によって1から5までの5階級に分類されます。一般消費者が店頭で購入する段階では歩留は関係ないでしょうから、肉質による等級が問題になりますね。

「飛騨牛」では3等級から5等級のものが「飛騨牛」を名乗る事が出来ます。当然等級の高い肉の方が高く売れるわけですが、「丸明」では1等級は2等級のものを偽って3等級としたうえで「飛騨牛」として販売したというわけで、安いものを不当に高く売ったということになります。

もっともこの間テレビで、2等級の肉と3等級の肉を並べて見せたうえで「見分けがつかない」と言っていました。多分喰っても僕なんかの舌では違いは分からないでしょう。消化しても僕の胃袋ではどっちも同じだと思うに違いありません。最終的に排出された大便の芳香が異なるのかどうかは定かではありませんし、人間便器の「ひな」ちゃんに
「あなたの食べたお肉は1等級のクズねw」
と指摘されてしまう、というような話しは聞いたこともありませんし、聞きたくもありません。

「ひな」ちゃんって誰だよ。なんといっても牛は生きてるもんですから、その「品質」の優劣は連続しているわけで、そこを階級に分けるというのはトロンボーンにピアノみたいなグリッサンドをやってみせろというに等しいのですから、隣接する等級間の境界は極めて曖昧であるのは当然でしょう。にも関わらず等級の差によってブランド価値の有無が決定され、大きな価格差を生じているという現状は、たしかにあまり納得のいく話しではありません。

とか言っていますけど、僕なんか1等級だろうが2等級だろうが飛騨でも松坂でも仙台でもとにかく「国産牛肉」というものにあまり馴染みがないわけでして、実のところ等級がどうだろうと全然そんなの関係ねえ(You、おぼえていますか)ですよ。最近はオージービーフばっかりです。てゆうか牛肉そのものを喰う機会が減ったようです。最近はもっぱら鶏肉とかです。

江戸川の会社 給食鶏肉 国産と偽装 ブラジル産680キロ納入

 ブラジル産の鶏肉を国産と偽り、学校給食センターに納入したとして、千葉県警浦安署は九日、不正競争防止法違反の疑いで、東京都江戸川区の食肉販売会社「山形屋」と同社社長(65)を千葉地検に書類送検した。
 社長は容疑を認め「見た目は業者でも見分けにくいので、ばれないと思った」と供述しているという。
 調べでは、同社は二年前、ブラジル産の鶏肉計約六百八十キロを岩手県産と偽り、千葉県浦安市の学校給食センターなど計三カ所に納入した疑い。
 浦安市は給食用の肉を国産に限定していたため、同社は別の取引で扱った岩手県産と表示された証明書をコピーして偽造。同市に提出していた。
 問題の鶏肉は浦安市の二十五の小中学校(計約一万五千人)で食材に使われたという。当時のブラジル産鶏肉の仕入れ値は一キロ約三百円で、国産のほぼ半額だった。浦安市への匿名通報で発覚した。

2008年7月9日 東京新聞


僕はやっぱりビキニもチキンもブラジルですね。実際のところ半額ですから仕方ありません。牛肉も、国産は輸入ものの倍くらいの価格になりますからとても手が出ません。僕の脚が早ければ手を出せるかも知れませんが、そんな悪いことはしないようにしています。第一どうせやっぱり「見た目は業者でも見分けにくい」ようなシロモノのためにオマワリさんに面倒はかけられませんや。

ちなみに普段買い物をしない人や菜食主義者の皆さんの参考までに、食肉類の小売価格を比較してみます。農林水産省の調査によれば、概ね、国産牛肉を基準とするとその2分の1が輸入牛肉、3分の1が豚肉、6分の1が鶏肉の値段ということになっております。ちなみにウナギも国産は中国産の倍の値段ですね。

まるで「ウナギ・ロンダリング」…魚秀が15トン買い戻す

 中国産ウナギの偽装問題で、ウナギ販売業「魚秀(うおひで)」(大阪市)が「愛知県三河一色産」と偽装して水産物卸売業「神港魚類」(神戸市)に販売した中国産のかば焼きのうち、15トンを買い戻す「循環取引」を行っていたことが分かった。
 農林水産省は、魚秀が中国産ウナギの出荷元ではなく、購入した業者の1社にすぎないことを装った隠蔽(いんぺい)行為とみて調べている。
 農水省によると、魚秀は「マルハニチロホールディングス」の子会社の神港魚類に、商社2社を経由して販売した中国産かば焼き256トン(約204万匹)のうち、15トン(約12万匹)を目立たないように小口に分けて買い戻し、西日本の卸売業者などに直接売却していた。そして、「一色産と称する不審なかば焼きが出回っている」との通報を受けた農水省から6月初旬に、商品を取り扱った業者の1社として事情を聞かれると、仕入れ先として神港魚類の名を挙げ、自社が出荷元であることを気づかれないようにしていたという。
 一方、魚秀が神港魚類にかば焼きを販売する際に介在した商社の関係者によると、魚秀側は架空会社の「一色フード」名の領収書を発行していた。この商社は神港魚類側から振り込まれたかば焼き256トン分の代金を4回に分けて、現金で魚秀の非常勤役員らに手渡した際、いずれも一色フードの領収書を受け取った。この関係者は「当時は架空の会社とは気づかなかった」と話している。
 一連の魚秀による隠蔽行為について、農水省表示・規格課は「これだけ取引を複雑化させれば、仮に調査されても自社の存在は明るみに出ないと思ったのだろう。まるでマネーロンダリング(資金洗浄)ならぬ『ウナギロンダリング』だ」と話している。

2008年6月27日 読売新聞


たしか「ウナギロンダリング」の出典はここだと思いましたが、ウナギだって黄金バットのようにどこから来るのかよくわからない、アヤシイ生物です。海と川を回遊し、ときに陸上を這うといいます。空も飛べばいいのに。最近の研究によるとその産卵場所は「スルガ海山」だといいます。「スルガ海山」ってどこでしょう。駿河湾の近くでしょうか。「Google Earth」で検索してみましょう。すると札幌の「うな明」が表示されます(本当)。頭の良い奴がいたものです。

「うな明」、「丸明」の親戚でしょうか。札幌にお越しの際は「ぐーぐるあーすを見て来ました」と言ってあげてください。なんかくれるかも知れませんし、くれないかも知れません。多分何もくれないでしょう。しかし全然何も一切決して参考になりません。「スルガ海山」は北緯14度付近、東経143度付近にあります。かなり南の方です。とにかく札幌の近辺にはありません。サイパンの方です。SAIPANとSAPPOROは少しだけ似ていますが、ほんの少しだけです。より正確には北マリアナ諸島のロタ島の近くということです。

ウナギはそこで産まれてこっちの方まで泳いでくるのです。この稚魚を捕まえて養殖するんですが、問題はどこで養殖するかということで、それによって「産地」が違うというわけです。日本で養殖したのが国産、中国なら中国産です。国産は色が白いとか中国産は色は黒いが南洋じゃ美人だとかいわれていますが、要するに全部北マリアナ産です。元は一緒ですから、これを切って開いて蒲焼きにしてタレを付けて山椒をかけたら、もう見分けはつきません。

見分けのつかない2つのものがあって一方は倍の値段がする、ということなのですから、安く仕入れて高く売ればそれだけ儲かるのですが、それは確かに「不当に」高く売ったことになるわけですが、しかし安い方の輸入物は何故安いのか、それはたとえばどのような労働によって生産されたものなのかと考えると、安い方が「不当に」安いのかも知れません。他の業種の企業を経営している皆さんにとっても、食品が安くなれば人件費が安くなるわけです。

例えば「徴農」なんて言っている連中は、奴隷労働によって日本の農産物を「不当に」安くすることによって「国際競争力を強化」しようとしているのかも知れません。しかしその一方でマスゴミが盛んに「安い方と高い方と見分けがつかない、同じ様なもんだ」と言っている状態もなんだかキモすいものです。これが日本の業界は信用出来ない(確かに)、食品に関する国際規格の導入を歓迎しようとする世論を醸成するものである可能性もあります。

国際規格である「コーデックス」は、しかし国際規格であるために低い基準に引っ張られがちです。しかしこれを導入してしまうと、日本独自でこの規格よりも高い基準を決めた場合、それが貿易の障害になればWTOに提訴されて負けてしまい、報復関税をかけられます。しかもコーデックスの会議には食糧、製薬関係の多国籍企業がアメリカ政府代表のオブザーバーとして多数参加している一方、消費者団体等は必ずしも参加していないことも多いようですから、規格はそのような企業の都合の良いように決定される傾向にあります。

最終的には日本の生産者が多国籍企業の奴隷と化す、これで日本も安心だ、ということも考えられないわけではありませんが、よく考えてみましょう。牛肉でも鶏肉でもウナギでも、騙されてる消費者は国産とかブランド品などの「高い方」を買う人たちなのです。高く買ったものが実は安く仕入れたもんだった、ということであって、輸入物は輸入物としてそれなりの価格で堂々と販売されています。ビンボー人はどうせそっちの方しか買えないんですから、何の被害も受けていません。

なんなら1000円賭けても良いですが、牛肉やウナギを食べなくても死にやしません。てゆうかオジサンの小さい頃(電気洗濯機にローラーがついていた頃)は牛肉やウナギは庶民の気高いお口には入らないもんでしたよ。確かに輸入物は安全性とかに疑問があるでしょう。だったら食べなければ良いだけのことです。どうせうちではけさはコッペで今夜はサンマだ。コッペパンも高くなったな。
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んなもん喰ったって偉くはなれない。

大阪でサンマ初競り 豊漁でもサミット影響で入荷少なめ

 サンマの初競りが10日朝、大阪市福島区の市中央卸売市場であった。9日に北海道東部で水揚げされた初物で、豊漁のため昨年と比べて3〜4割安。ただ、洞爺湖サミットの厳戒態勢の影響で、入荷は昨年より少なかった。
 業者によると、水揚げは昨年のほぼ倍の約100トンあったが、入荷は2.1トンで昨年の1割減。飛行場での検問や荷物チェックなどに時間をとられ、空輸の量が減った。
 型は大ぶりで1匹あたりの最高値は800円。この時期にしては脂がのっている。業者からは「この日程でサミットをやらんでも」と恨み節が聞かれた。サンマは大阪市内の小売店などに並ぶ。

2008年7月10日 asahi.com


サミットめ、どこまでビンボー人をいじめるんだ。しかし800円のサンマってどんなんだろ。見るだけでも見たいものです。ブラジルビキニと一緒で見るだけですけど。って、何か見えてません?ありゃ陰謀ですか?いや、あれはあなた、陰毛ですよ。


posted by 珍風 at 19:53| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 洞爺湖サミットも成果はあったかどうかは別として、何事無く無事に終わり、平穏な日々...
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Tracked: 2008-07-10 21:17

【山形屋】についてサーチエンジンで検索してみると
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Tracked: 2008-07-11 03:45
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