2008年07月12日

亜富汗斯坦死神連合

臨時国会までに新たな貢献策 アフガン巡り官房長官

 町村信孝官房長官は11日午前の閣議後の記者会見で、アフガニスタンの復興支援について「日本は給油支援だけでいいのか。いずれ来る国会を念頭に置きながら作業を進めている」と述べ、8月後半に召集予定の臨時国会までに新たな貢献策を取りまとめる意向を明らかにした。自衛隊のさらなる活用にも前向きな姿勢を示した。

2008年7月12日 NIKKEI NET


これがまあ、「サミット」とかいう一連の騒動のひとつの成果というか「成れの果て」というか、一定の結果というものであります。日本は議長国としてISAFの活動を「評価」し、共同歩調を取る意志を表示しました。これは小沢さんの提案に応えたのではありません。その時には柄にもなく「憲法違反の疑い」があるとかなんとか、エラソーなことを宣っていたものですが、今回米国は大統領の陰毛による命令があったもんですから、相手によって考えがコロコロ変わる大人の対応。それに元々自民党は「憲法は違反するためにある」という犯罪的な無法者集団なんですから。

アフガニスタンといえば危険なところだそうで、それも日増しに危なくなってきているという状況のようです。5月末の時点でISAF兵士の戦死は100人を突破したと思ったら6月は月間死者数の最高記録を更新、7月に入って落ち着いたかと思ったら昨日2人死んだようです。自衛隊もあんなところに行ったら本当に逝っちゃいます。

タリバンは力を増しており、その背景には民衆のある程度の支持があるわけですが、しかしその「支持」もある面では「テロ対策」のために市民の犠牲もやむなしとするISAFに対する反感に由来するものと考えられます。したがってISAFの増員は状況を悪化させる可能性があり、そんなところに出掛けて行く自衛隊は誰のためだか知りませんが死ににいくことになりそうです。

この点について、政府は自衛隊に戦死者が出る可能性を当然考慮に入れていると思われます。そのようなことが起こった場合の「世論」対策には目処が立っているようです。

三面記事の方では5月までは光市の事件を中心に「被害者」に偏った報道が展開されましたが、6月からは秋葉原の事件によって今度は「加害者」が呼び物になりました。これは180度の転換、もしくはお口直しにも見えますが、両者には共通したものがあります。それは「報復」ということです。

「報復」には2種類ありまして、ひとつには「復讐」ということがあります。これは主として心理的な釣り合いの回復を目指すものですが、最終的にはどこまでいっても不可能な「回復」を求める点で終着点のないもの、従って制度に収まり切らないものです。もうひとつがおそらく「裁定」ということで、何らかの「正義」の回復を図ることです。これだと何が「正義」か知りませんが、とりあえず終着点というものが見えて来ます。

加藤さんのは純然たる「復讐」ですが、本村さんは「裁定」を通して「復讐」を実現しようという、それ自体矛盾する主張をしているのですが、それは結局は司法的正義を否定することにしかなりませんから、これもやはり「復讐」の方です。

「報復的司法」という言葉があるのかどうか知りませんが、本村さんが「復讐する社会」の立役者なら、加藤さんは「社会への復讐」としての犯罪というものを見直させてくれたわけです。どちらの「復讐」についても、「復讐」したいことを山ほど抱えている一般の人々から一定の「共感」を得ているわけですが、もちろん政府としては前者に対しては裁判員制度によって「復讐する社会」をなんとかして制度的な枠にはめようとする無駄な試みを行なう一方で、後者に対しては労働者派遣法の見直しによって「社会への復讐」への共感が危険水位に達しないように対策(しかしまあ何とセコい「対策」なんだ)を取る、ということになっているようです。

しかしながら現状では原油高、食料品の高騰によってビンボー人の生活は直接圧迫されている一方で景気の悪化により先行きが不安であるにもかかわらず増税が予定されているという状況ですから、ともすると僕なんかは「社会に復讐」したくなるわけです。こういう人が沢山いると政府としては困ったことなんですが、ここで「復讐」を向ける矛先を変えてもらうことが出来れば大助かりです。

そこで2、3人の戦死などは逆に大いに望ましい、ということになります。もしかするともっとたくさん死んじゃうかも知れませんが、まあそれでも構いません。どんどん死んじゃってください。日本国民はタリバンに「復讐」を誓うでしょう。マスゴミがうまく煽れば、かつての「拉致」と同じくらい盛り上がるんじゃないですか。しかし盛り上がるのは良いのですが、戦争というのは別にそんな「復讐」というような気持ちでやるもんじゃありませんから、最後には「世論」はバイアグラを切らした奥さんのように欲求不満に悶えることになりそうなんですが、その時はまた誰かを吊るせばいいんでしょ。


posted by 珍風 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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