2008年07月20日

夏だから涼しいお話を一席うかがいましょう「水の話」

「ぼくのチンポコ人気者」でおなじみの「ロバ製菓」の残党である、あるいは単なる「馬鹿」の集まりに過ぎないと言われている「アスの会」との密接な関係を保ち、「あのステキなテイストにあふれた英文記事の提供元は『アスの会』だったのではないのか?」との風評もまんざら本当のこととは思えない「毎日新聞」も大したものですが、一方、世界一の発行部数を誇る「読売新聞」もやっちゃってます。

水素水に記憶力低下抑制効果、日医大教授がマウスで確認

 水素水を飲むことで、記憶力(認知機能)の低下を抑えられることを日本医大の太田成男教授らが動物実験で確認した。

 認知症の予防や治療にも道を開く成果で、科学誌ニューロサイコファーマコロジー電子版に発表した。

 ストレスによって記憶力が低下することは知られている。研究チームは、マウスを狭い空間に閉じ込め、餌を与えないなどのストレスを加えたうえで、記憶力が、水素が大量に溶け込んだ水と通常の水を飲ませた場合でどのくらい違うか、10匹ずつ、三つの方法で6週間かけて比較した。

 その結果、いずれの場合も水素水を飲ませた方が記憶力が顕著に高く、ストレスのないマウスとほぼ同等だった。記憶をつかさどる脳の領域(海馬)における神経幹細胞の増殖能力も同様の傾向だった。

 研究チームは昨年、水素が活性酸素を取り除き、脳梗塞(こうそく)による脳障害を半減させることを確認。認知症は活性酸素などによって神経細胞が変性する病気とされるが、太田教授は「水素水を飲まないマウスの海馬には活性酸素によって作られた物質が蓄積していた。水素水が活性酸素によって低下した神経細胞の増殖能力を回復させ、記憶力低下も抑制したと考えられる」と話している。

2007年7月18日 読売新聞


「水素水」ってのは水素の入った水、ではなくて「活性水素」なるものが溶け込んだ水だとされています。「活性水素」というのは水素イオンとはちょっと違うんだそうですが、これがいわゆる「活性酸素」を還元するという話しになっています。

世の中の一部では「活性酸素」こそが「癌」や「老化」の原因であるという説が称えられております。「活性酸素」がミトコンドリアのDNAを傷つけて「老化」をもたらす、というのが元来ミトコンドリアの専門家である太田成男教授の説なんですが、これには異論もあって、東京大学・ウィスコンシン大学・フロリダ大学の共同研究チームが2005年にこの仮説を否定する研究を行っていることはよく知られていると思います。

ところがこれはご婦人間ではあまり知られていないようで、美容商品としての「抗酸化物質」は結構人気があります。すなわちポリフェノールとかリコピンとかβカロチンとか小圓遊とか歌丸とかいうのがそれですが、食品各社とも「抗酸化作用」をうたった商品を発売しており、それなりに売れ行きも好調であるようです。もっともその効果のほどは街頭で見かける多くの年配女性において証明される通りでありますから、安易に赤ワインを飲み過ぎるのは尚一考の余地があるようです。

「老化」や「癌」などの疾病と「活性酸素」の関係ならびに「活性水素水」の存在は、残念ながら現在では甚だ分の悪い仮説でしかありませんが、「活性水素水」については実に多くの業者が存在します。仮説によれば「活性酸素」は万病のもとであることから「活性水素」は万病に効く「奇跡の水」というわけですが、業者が自分でそんなことを言うと薬事法に引っかかるので、各社ともアメリカ辺りの誰も知らないアヤシイ「大学」で博士号を買って来た「医学博士」なんかの著書に宣伝の方は任せてあるのが実態です。しかし中にはこのように日本医科大学のレッキとした教授を顧問に迎えている業者さんもあるわけです。

「おいしい水素水」という商品で親しまれている(?)株式会社ブルー・マーキュリーというのがその会社ですが、同社は日本医科大学に「水素分子医学研究開発拠点」なるものを寄付しています。こういうのを「産学協同」とかいうんでしょう。

そこで同社のHP
http://www.bluemercury.co.jp/
を見ると、この会社と読売新聞グループの密接な関係が伺えます。今年に入ってから1月17日には太田教授を日本テレビ系「おもいッきりイイ!!テレビ」で取り上げている他、6月17日には教授の講演会を読売・日本テレビ文化センター横浜で開いているとのことです。今回の記事も、どうやら読売新聞だけの扱いのようですから、太田教授はもう読売新聞グループの専属のようなものです。

もっとも「水素水」自体は読売新聞だけの専売特許というわけでもないようです。「活性酸素」仮説についていえば、赤ワインのポリフェノール効果についてはWHOもかなり後押しをしたようですから、未だに金儲けのネタとしてはある程度の有効性を持っていると言えるでしょう。

というわけで朝日新聞も負けてはいられません。近頃TVでコマーシャルをやっている「バナH」も「活性水素水」のひとつであります。あのコマーシャルソングは「バナ株式会社」の社長のお嬢さんだそうで、家内工業的なところがなんともアットホームですが、話しはデカイです。水源をスイス銀行が買い取りに来たとか、なんでも近く上場する予定だそうで、未公開株を130万円くらいで売ってくれるらしいです。というウワサです。ウワサを信じちゃイケナイよ、あたしのところはウソなのさ。

この「バナ株式会社」は、今年から九州朝日放送主催の「オーガスタゴルフトーナメント」の冠スポンサーになりました。したがって大会タイトルは「バナH杯KBCオーガスタ」となるというわけです。ちょっと遠回りのようですが、「バナ株式会社」も同様にマスゴミへの浸透に取りかかろうとしているものと考えられます。

こういう業界が単に高額な「ヘンな水」を売っているだけなら、それはそれで確かに問題であって、そんな「水」に溺れた新聞やTVは土左衛門みたいなもんで膨れあがった生ゴミ同然ですが、ああいう「水商売」はそれだけにとどまらないことが多いようです。あの手の業界の人脈をたどるといとも簡単にマジヤバい「宗教団体」や「政治結社ヤクザ」などに繋がっているのがわかるので呆れてしまいます。そういえば「バナH」のイメージ・キャラクターは日本のオバサンの恋敵、チェ・ジウです。彼女は「オンヌリ教会」とかいうキリスト教会の信者であって、日本でも熱心に布教活動をしているようですが、これも「摂理」みたいに統一教会の分派あるいは隠れ蓑みたいなもんでしょうか?よくわかりませんが、みなさんただの「お水屋さん」にしてはマスゴミ工作が過熱気味です。水素水ぶっかけてやったほうがいいかもしれません。


posted by 珍風 at 20:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど 水かけ論
Posted by at 2008年10月05日 21:25
この商品の「効能」については、事実はどうあれ「自分には効果があった」と言い張ってしまえばどうしようもなくなってしまう点、例えば「セクハラ」のようなものと似ていますね。その限りではたしかに「水かけ論」なんですが、ただここの場合は近い将来に上場して130万円の投資が何億だかになるというようなことを言っちゃってるわけで、そこんところが単なる「水商売」とは違うようです。
Posted by 珍風 at 2008年10月06日 04:21
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